JP3679776B2 - 駆動装置、露光装置及びデバイス製造方法 - Google Patents

駆動装置、露光装置及びデバイス製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、駆動装置、露光装置及びデバイス製造方法に係り、例えば、物体をガイド面に沿ってX方向及びY方向に移動させる駆動装置、該駆動装置を組み込んだ露光装置、並びに、該露光装置を利用してデバイス製造方法に関する。
【0002】
【発明の背景】
半導体デバイス等のデバイスの製造に用いられる露光装置としては、基板(例えば、ウエハやガラス基板)をステップ移動させながら基板上の複数の露光領域に原版(レチクルやマスク)のパターンを投影光学系を介して投影し順次露光するステップ・アンド・リピート型の露光装置(ステッパと称することもある)や、ステップ移動と走査露光とを繰り返すことにより、基板上の複数の露光領域に露光転写を繰り返すステップ・アンド・スキャン型の露光装置(スキャナと称することもある)が代表的である。特にステップ・アンド・スキャン型は、スリットにより露光光を投影光学系の比較的光軸に近い部分に制限して使用するため、より高精度且つ広画角な微細パターンの露光が可能となっている。
【0003】
これらの露光装置は、ウエハやレチクルを高速で移動させて位置決めするステージ装置或いは駆動装置(ウエハステージ、レチクルステージ)を有している。このような露光装置において、ステージを駆動すると、ステージの加減速に伴う慣性力の反力が生じ、これが定盤に伝わると定盤の振動を引き起こす原因となる。このような振動により露光装置の機構系の固有振動が励起されて高周波振動が発生し、高速、高精度な位置決めを妨げる可能性がある。
【0004】
このような反力に関する問題を解決するために、いくつかの提案がなされている。例えば、特開平5−77126号公報に記載された装置では、ステージを駆動するためのリニアモータの固定子をステージ定盤とは独立して床で支持することで、反力によるステージ定盤の振動を防止するシステムとなっている。また、特開平5−121294号公報に記載された装置では、ウエハステージ及び投影レンズを支持するマシンフレームに対して、水平方向に発生する力アクチュエータによって、ステージの駆動に伴う反力と同等の補償力を付与することによって、反力による装置の振動を軽減するシステムとなっている。
【0005】
しかしながら、上記のいずれの従来例においても、ステージ装置自体の揺れは軽減できるものの、ステージの駆動に伴う反力は、直接床に対して伝達されるか、もしくは実質的に床と一体とみなせる部材を介して床に対して伝達される。これにより床が加振され、露光装置の周辺に設置される装置に対して振動を与えて悪影響を及ぼす可能性がある。通常、露光装置を設置する床は20〜40Hz程度の固有振動数を持っており、露光装置の動作に伴って床が有する固有振動数の振動が励起されると、周辺の装置への悪影響は大きなものになる。
【0006】
昨今、処理速度(スループット)の向上に伴うステージ加速度は増加の一途であり、例えばステップ・アンド・スキャン型の露光装置では、いまやステージの最大加速度は、レチクルステージでは4G、ウエハステージでは1Gにも達する。さらに、レチクルや基板の大型化に伴ってステージ質量も増大している。このため、<移動体の質量>×<加速度>で定義される駆動力は非常に大きなものとなり、その反力は膨大なものである。このような反力の増大に伴い、反力による設置床の加振は無視できない問題となってきた。
【0007】
また、装置の大型化も著しくなり、数多くの製造装置が設置される製造工場内での占有設置面積の増大が問題として顕在化しつつある。すなわち、装置から床に伝わる振動が大きいと、その振動の影響を他の装置が受けないようにするためには、装置間の距離を大きくする必要があり、結局、各装置が事実上占有する面積が増大する。
【0008】
このような背景に鑑み、本出願人は、可動子と固定子からなる電磁アクチュエータにより可動部を駆動する駆動装置においては、前記固定子を前記可動部の駆動反力を受ける反力カウンタとする方法が有効であると考えている。
【0009】
本発明は、上記の考察を契機としてなされたものであり、例えば、物体の駆動に伴う駆動反力を相殺し又はその影響を低減することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の側面は、物体をガイド面に沿ってX方向及びY方向に移動させる駆動装置に係る。この駆動装置は、前記物体をX方向に駆動する第1アクチュエータと、前記物体をY方向に駆動する第2アクチュエータと、前記第1及び第2アクチュエータを制御する制御部とを備える。前記第1及び第2アクチュエータは、前記物体を駆動する際の反力を受けて移動する反力カウンタを有する。前記制御部は、第1位置に静止している前記物体を第2位置に移動させて静止させる際に、前記第1位置と前記第2位置とを結ぶ直線上を前記物体が移動するように前記第1及び第2アクチュエータを制御すると、より好ましい。
【0011】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記反力カウンタは、前記第1アクチュエータの固定子としての第1反力カウンタと、前記第2アクチュエータの固定子としての第2反力カウンタを備えることが好ましい。
【0012】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記制御部は、例えば、前記第1アクチュエータが前記物体を加速させる加速期間と前記第2アクチュエータが前記物体を加速させる加速期間とが一致し、かつ、前記第1アクチュエータが前記物体を減速させる減速期間と前記第2アクチュエータが前記物体を減速させる減速期間とが一致するように、前記第1及び第2アクチュエータを制御することが好ましい。
【0013】
本発明の好適な実施の形態によれば、前記駆動装置は、例えば、前記第1反力カウンタを駆動する第3アクチュエータと、前記第2反力カウンタを駆動する第4アクチュエータとを更に備えることが好ましい。ここで、前記制御部は、前記物体の駆動に伴う反力を相殺し又はその影響を軽減するように前記第3及び前記第4アクチュエータを制御することが好ましい。或いは、前記制御部は、前記物体の駆動に伴うモーメント反力を相殺し又はその影響を軽減するように前記第3及び前記第4アクチュエータを制御することが好ましい。例えば、前記制御部は、前記第1及び第2アクチュエータが前記物体を加速させる加速期間並びに前記第3及び第4アクチュエータが前記第1及び第2反力カウンタを加速させる加速期間が一致し、かつ、前記第1及び第2アクチュエータが前記物体を減速させる減速期間並びに前記第3及び第4アクチュエータが前記第1及び第2反力カウンタを減速させる減速期間が一致するように、前記第1、第2、第3及び第4アクチュエータを制御することが好ましい。
【0014】
本発明の好適な実施の形態によれば、例えば、前記第1アクチュエータが、前記物体の−Y方向側及び+Y方向側の各々に配置され、前記第2アクチュエータが、前記物体の−X方向側及び+X方向側の各々に配置されていることが好ましい。
【0015】
本発明の好適な実施の形態によれば、例えば、前記第1アクチュエータが、前記物体の−Y方向側及び+Y方向側の各々に配置され、前記第2アクチュエータが、前記物体の−X方向側及び+X方向側の各々に配置されていて、前記駆動装置が、一対の前記第1アクチュエータの第1反力カウンタをそれぞれ駆動する一対の第3アクチュエータと、一対の前記第1アクチュエータの第1反力カウンタをそれぞれ駆動する一対の第4アクチュエータとを更に備えることが好ましい。ここで、前記制御部は、前記物体の駆動に伴う反力を相殺し又はその影響を低減するように前記一対の第3アクチュエータ及び前記一対の第4アクチュエータを制御することが好ましい。或いは、前記制御部は、前記物体の駆動に伴うモーメント反力を相殺し又はその影響を低減するように前記一対の第3アクチュエータ及び前記一対の第4アクチュエータを制御することが好ましい。
【0016】
本発明の第2の側面は、物体をガイド面に沿ってX方向及びY方向に移動させる駆動装置に係り、前記物体をX方向に駆動する第1アクチュエータと、前記物体をY方向に駆動する第2アクチュエータと、前記第1及び第2アクチュエータを制御する制御部とを備える。前記第1アクチュエータは、前記物体を駆動する際の反力を受けて移動する第1反力カウンタを有し、前記第2アクチュエータは、前記物体を駆動する際の反力を受けて移動する第2反力カウンタを有する。前記制御部は、第1位置に静止している前記物体を第2位置に移動させて静止させる際に、前記第1及び第2アクチュエータが前記物体を駆動する駆動力、前記第1位置の座標及び前記第2位置の座標で一意に定まるモーメント反力が発生するように、前記第1及び前記第2アクチュエータを制御する。
【0017】
本発明の第3の側面は、露光装置に係り、基板ステージとして、基板を保持するチャックを含む構造体を駆動するように構成された上記の駆動装置を備え、投影光学系を介して基板にパターンを投影し該基板を露光する。
【0018】
本発明の第4の側面は、半導体デバイス等のデバイスのデバイス製造方法に係り、基板に感光剤を塗布する工程と、該基板を上記の露光装置によって露光する工程と、該基板を現像する工程とを含む。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面に基づいて本発明の好適な実施の形態を説明する。
【0020】
図4は、アクチュエータの固定子を可動子の駆動反力を受ける反力カウンタとした本発明の好適な実施の形態としての露光装置のウエハステージ装置を示す図であり、(a)は平面図、(b)は断面図である。
【0021】
図4(a)及び図4(b)において、天板30には、ウエハチャック31と位置計測用のバーミラー50、51が設けられている。ウエハチャック31は、位置決め対象物であるウエハを真空吸着して保持する。バーミラー50,51は、不図示のレーザ干渉計からの計測光を反射する。天板30は、XYスライダー38に対して、磁石を利用した自重補償部(不図示)によって非接触で浮上し、6軸方向に自由度をもっている。また、天板30は、天板30とXYスライダー38との間で駆動力を発生するアクチュエータによって、6軸方向(XYZ方向およびこの軸回り方向)に微小駆動される。6軸微動用のアクチュエータとしては、X方向に2個、Y方向に1個、Z方向に3個のリニアモータが設けられている。2つのX方向微動リニアモータを逆方向に駆動すれば、Z軸回り(θ方向)に天板30を駆動することができ、3つのZ方向微動リニアモータのそれぞれの駆動力を調整することで、X軸回り(ωX方向)及びY軸回り(ωY方向)に天板を駆動することができる。また、微動用リニアモータの固定子となるコイルはXYスライダー38側に設けられ、微動用リニアモータの可動子となる永久磁石は天板30側に設けられている。
【0022】
XYスライダー38は、XY方向に関しては、エアーベアリング(静圧軸受け)35aを介してXガイドバー28とYガイドバー29によりガイドされている。また、XYスライダー38は、Z方向に関しては、エアーベアリング(静圧軸受け)35bを介して基準構造体4上面にガイドされている。
【0023】
Xガイドバー28とYガイドバー29の両端部付近には、リニアモータの可動子(マグネット)26、126,27、127が取り付けられていて、コントローラ(制御部)100の制御の下でXY各2個のリニアモータ固定子(コイル)24,124、25、125に電流を流すことによりローレンツ力を発生させ、Xガイドバー28をY方向に、Yガイドバー29をX方向に駆動できる構成になっている。XY各2個のリニアモータ固定子(コイル)24,124、25、125は、Z方向に関してエアーベアリング(静圧軸受け)34を介して基準構造体4上面によってガイドされていて、XY方向(平面方向)に自由度を持っている。
【0024】
ここで、アクチュエータの他、反力カウンタとしても機能するリニアモータ固定子24,124,25,125をそれぞれYR,YL,XB,XFと呼ぶことにする。
【0025】
さらに、リニアモータ固定子24,124は、コントローラ100の制御の下でリニアモータ固定子制御用リニアモータ32、132によってY方向に駆動される。また、同様に、リニアモータ固定子25,125は、コントローラ100の制御の下でリニアモータ固定子制御用リニアモータ33、133によってY方向に駆動される。
【0026】
ここで、本発明の背景を図4を用いて説明する。まず、XYスライダー38をY座標が0の位置においてX方向のみに移動させる場合について説明する。ローレンツ力によりYガイドバー29をX方向に駆動すると、静圧軸受35aを介してXYスライダー38にX方向の力が加わる。ここで、XYスライダー38とYガイドバー29とを合わせてX可動部と呼ぶことにする。X可動部を加減速させると、Xリニアモータ固定子25、125にその反力が働く。
【0027】
Xリニアモータ固定子25、125は、静圧軸受34によってXY方向に移動可能に支持されているため、この反力によって、Xリニアモータ固定子25、125はX方向に移動する。その移動時の加速度と速度は、Xリニアモータ固定子25、125の質量とX可動部の質量との比により決まる。例えば、Xリニアモータ固定子25、125の各質量を200kg/個、X可動部の質量40kgとすると質量比は10:1になるので、Xリニアモータ固定子21の加速度、速度ともX可動部の1/10になる。このようにして、Xリニアモータ固定子25、125がX方向に移動することにより、基準構造体4にはXリニアモータ固定子25にかかるX方向の反力がかからない。XYスライダー38をX座標が0の位置においてY方向のみに移動させる場合も同様である。
【0028】
しかし、XYスライダー38をXY方向すなわち2次元に駆動する場合は、モーメント成分による駆動反力(以下モーメント反力と記載)が発生するため、上記のように単純に反力を吸収することはできない。一例として、XYスライダー38を2次元のXY方向に駆動する際、X方向の制御系とY方向の制御系とを独立として、スループットを優先するためにX方向の駆動プロファイルもY方向の駆動プロファイルも常に最高加速度、最高速度を発生させる制御方法を考える。
【0029】
この制御方法では、図5に示すXY平面におけるA点からB点へXYスライダー38を駆動する時に、図6(a)に示すようなX駆動プロファイルとY駆動プロファイルを用いてXYスライダー38を駆動することになる。例えば、ステージ装置或いは駆動装置の最高加速度が1G、最高速度が1m/sであるとき、図6(a)の駆動プロファイルは、X軸、Y軸ともに、それぞれ最高加速度の1G、最高加速度の1m/sを発生するように駆動される。
【0030】
図6(a)のような駆動プロファイルを用いてXYスライダー38を駆動した場合、XYスライダー38は図5に示すような軌跡を描いて移動することになり、このときの駆動反力は、XYスライダー38がA点付近、B点付近、さらにC点付近にあるときに発生する。
【0031】
このとき、反力カウンタとしてのリニアモータ固定子24(YR),25(XB)、124(YL),125(XF)がこの駆動反力をキャンセルするよう移動するのだが、XYスライダー38の位置に応じて反力カウンタの受ける反力が異なる。つまり、Y方向の駆動の反力を受けるXガイドバー28には、XYスライダー38のX座標に応じて異なるモーメント反力がかかるので、反力カウンタ(YL)124と反力カウンタ(YR)24が受ける反力に差が生じる。同様にX方向の駆動の反力を受けて伝達するYガイドバー29には、XYスライダー38のY座標に応じて異なるモーメント反力がかかるので、反力カウンタ(XF)125と反力カウンタ(XB)25が受ける反力に差が生じる。
【0032】
具体的には、図5において、XYスライダー38の駆動開始位置は原点の+X方向かつ+Y方向であるので、反力カウンタ(YL)124よりも反力カウンタ(YR)24、また、反力カウンタ(XF)125よりも反力カウンタ(XB)25の方が大きな反力を受ける。
【0033】
さらに、XYスライダー38が図5のような軌跡を描いて移動すると、Xガイドバー28とYガイドバー29が受けるモーメント反力は、XYスライダー38の位置によって変化していく。このため、図5に示すような軌跡を描いてXYスライダー38を駆動した時のモーメント反力は、X駆動とY駆動の加速時と減速時の位置が任意であるため、加速時のモーメント反力と減速時のモーメント反力の総和が0にならない。
【0034】
加速時のモーメント反力と減速時のモーメント反力の総和が0にならないということは、仮にモーメント成分を含む駆動反力を完全に相殺するように反力カウンタを移動させると、図6(b)に示すような反力カウンタの移動速度となり、反力カウンタが停止することができないことを意味する。言い換えると、反力カウンタには必然的に有効ストロークが存在するので、モーメント反力を完全にキャンセル(相殺)することは困難である。
【0035】
次に、本発明の好適な実施の形態を説明する。図4におけるXYスライダ38が図1に示すような座標系において、任意のA点(x1,x1)からB点(x2,y2)に移動する場合について考える。この座標系の原点(0,0)は、反力カウンタ(YR,YL,XB,XF)24,124,25,125に対してモーメント反力が発生しない点とし、図4に示す駆動装置ではXYスライダ38が停止している点が原点(0,0)である。
【0036】
本発明の好適な実施の形態によれば、X方向にXYスライダー38を駆動するためのリニアモータ(25,27,125,127)の駆動プロファイルにおける加速期間とY方向にXYスライダー38を駆動するためのリニアモータ(24,26,124,126)の駆動プロファイルにおける加速期間を等しくし(すなわち同期させ)、かつX方向の駆動用のリニアモータ(25,27,125,127)の駆動プロファイルにおける減速期間とY方向の駆動用のリニアモータ(24,26,124,126)の駆動プロファイルにおける減速期間を等しくする(すなわち同期させる)。ここで、コントローラ100は、X方向の駆動用のリニアモータ(25,27,125,127)及びY方向の駆動用のリニアモータ(24,26,124,126)のそれぞれの駆動を制御するための駆動プロファイルに基づいてそれらのリニアモータを制御する。
【0037】
上記の制御の一例を挙げると、コントローラ100は、図2に示すようなX方向,Y方向それぞれの駆動プロファイルに従ってX方向の駆動用のリニアモータ(25,27,125,127)とY方向の駆動用のリニアモータ(24,26,124,126)を制御することによりXYスライダ38を駆動する。図2においては、t0からt1までが加速期間であり、コントローラ100は、X方向の駆動用のリニアモータ(25,27,125,127)とY方向の駆動用のリニアモータ(24,26,124,126)とを同期させて、このt0からt1の期間内にXYスライダ38を加速させる。この時のX方向の駆動用のリニアモータによる加速の力とY方向の駆動用のリニアモータによる加速の力の合力のベクトルは、A点からB点に向かうベクトルABvecの方向に常に等しい。なお、この明細書では、ベクトルには、添字としてVECを付すこととする。
【0038】
図2におけるt1からt2までの期間は定速期間であり、コントローラ100は、XYスライダ38が定速でAB間を移動するように、X方向の駆動用のリニアモータとY方向の駆動用のリニアモータを共に定速で動作させる。
【0039】
そして、図2におけるt2からt3までの期間は減速期間であり、コントローラ100は、X方向の駆動用のリニアモータとY方向の駆動用のリニアモータの両方を同期させて、このt2からt3までの期間内にXYスライダ38を減速させ停止させる。この時のX方向の駆動用のリニアモータによる減速の力とY方向の駆動用のリニアモータによる減速の力のベクトルは、加速時のベクトルABVECの反対、つまりベクトルBAvecの方向に常に等しい。
【0040】
以上のように、本発明の好適な実施の形態では、X方向の駆動用のリニアモータの駆動プロファイルにおける加速期間とY方向の駆動用のリニアモータの駆動プロファイルにおける加速期間とを等しくし(すなわち同期させ)、かつX方向の駆動用のリニアモータの駆動プロファイルにおける減速期間とY方向の駆動用のリニアモータの駆動プロファイルにおける減速期間とを等しくする(すなわち同期させる)ことにより、図1に示すようにA点からB点へ直線的な軌道でXYスライダ38を駆動する。
【0041】
この駆動条件において、A点からB点へXYスライダ38を図2の駆動プロファイルに従って移動させるときの駆動力Fvec(t)をベクトルの時間関数であらわすと(1)式のようになる。
【0042】
【数2】
Figure 0003679776
【0043】
・・・(1)
となる。つまり、XYスライダー38に与える駆動力Fvec(t)は、A点からB点へ向かう方向を有する単位ベクトルに図3(a)に示すようなスカラ関数F(t)を掛けたものになる。
【0044】
このときのモーメント反力について考える。Yガイドバー29にかかるモーメント反力γy(t)は(2)式のようになる。
【0045】
【数3】
Figure 0003679776
【0046】
・・・(2)
Xガイドバー28にかかるモーメント反力γx(t)は(3)式のようになる。
【0047】
【数4】
Figure 0003679776
【0048】
・・・(3)
そして、これらの合力はγ(t)は(4)式のようになる。
【0049】
【数5】
Figure 0003679776
【0050】
・・・(4)
ここで、
【0051】
【数6】
Figure 0003679776
・・・(5)
である。(5)式を(4)式に代入すると(6)式のようになる。
【0052】
【数7】
Figure 0003679776
【0053】
・・・(6)
ところで、y(t)は(x1,y1)を通るので、bを求めると(7)式のようになる。
【0054】
【数8】
Figure 0003679776
【0055】
・・・(7)
(7)式を(6)式に代入すると、(8)式のようになる。
【0056】
【数9】
Figure 0003679776
【0057】
・・・(8)
ここで、sinθ、cosθを(x1,y1)、(x2,y2)を使って表すと、(9)式のようになる。
【0058】
【数10】
Figure 0003679776
【0059】
・・・(9)
したがって、モーメント反力は(10)式のようになる。
【0060】
【数11】
Figure 0003679776
【0061】
・・・(10)
となる。つまり、本発明の好適な実施の形態の駆動方法によれば、モーメント反力γ(t)は駆動力F(t)の定数倍となり、その定数は駆動開始位置Aと停止位置Bの座標から一意に決まるものである。
【0062】
ここで、F(t)は、A点においてXYスライダ38の移動を開始しB点で移動を停止させるための駆動力であり、このときのXYスライダ38のベクトルABvec上でのスカラ速度は図3(b)のようになる。
【0063】
したがって、F(t)の定数倍であるモーメント反力γ(t)も図3(c)に示すような時間関数で表され、さらにモーメント反力を受けて移動する反力カウンタの移動速度は図3(d)のようになるはずである。図3(d)で示すように、本発明の好適な実施の形態の駆動方法によれば、反力カウンタの速度は最終的に必ず0となり、反力カウンタを必ず停止させることができる。
【0064】
さらに、モーメント反力γ(t)を反力カウンタに振り分けて、XYスライダ38の駆動反力を完全に相殺する方法について以下に説明する。
【0065】
図4の駆動装置において、リニアモータの固定子からなる反力カウンタは、XB(25),XF(125),YR(24),YL(124)の4つに分離されている。
【0066】
まず、X方向の駆動反力については、反力カウンタ(XB)25、(XF)125によってキャンセルすることができる。つまり、XYスライダ38の駆動力Fvec(t)のX方向成分をFx(t)とすると、Fx(t)は2つのXリニアモータ(固定子25及び可動子27の対,固定子125及び可動子127の対)の駆動力であり、その反力は−Fx(t)である。X方向の反力−Fx(t)は、Xリニアモータの固定子からなる反力カウンタ(XB)25、(XF)125が受けることになる。反力カウンタ(XF)125にかかる力をFXF(t)、反力カウンタ(XB)25にかかる力をFXB(t)とすると、(11)式が成り立てば、X方向についての反力をキャンセルすることができる。
【0067】
【数12】
Figure 0003679776
【0068】
・・・(11)
同様に、Y方向の駆動反力については、反力カウンタ(YL)124、(YR)24によってキャンセルすることができる。つまり、XYスライダ38の駆動力Fvec(t)のY方向成分をFy(t)とすると、Fy(t)はYリニアモータ(26,126)の駆動力であり、その反力は−Fy(t)である。Y方向の反力−Fy(t)はYリニアモータの固定子からなる反力カウンタ(YL)126、(YR)26が受けることになる。反力カウンタ(YL)126にかかる力をFYL(t)、反力カウンタ(YR)26にかかる力をFYR(t)とすると、(12)式が成り立てばY方向について反力をキャンセルすることができる。
【0069】
【数13】
Figure 0003679776
【0070】
・・・(12)
さらに、モーメント方向の反力について考える。図7にモーメント方向の反力について示す。図7に示すように、Xガイドバー28にかかるモーメント反力をγx(t)、Xガイドバー28の長さを2Lx、Yガイドバー29にかかるモーメント反力をγy(t)、Yガイドバー29の長さを2Ly、とすると、γx(t)、γy(t)は(13)式で表される。
【0071】
【数14】
Figure 0003679776
【0072】
・・・(13)
また、モーメントの反力γ(t)は、Xガイドバー28にかかるモーメントγx(t)とYガイドバー29にかかるモーメントγy(t)の和なので、(14)式が成り立てばモーメントの反力をキャンセルすることができる。
【0073】
【数15】
Figure 0003679776
【0074】
・・・(14)
ここで、本発明の好適な実施の形態では、XYスライダ38を駆動すると同時に、コントローラ100は、リニアモータ固定子からなる反力カウンタXF(125)、XB(25)、YL(124)、YR(24)を、図4に示すリニアモータ固定子制御用リニアモータ133、33、132、32を制御することによって、(15)式に示す力で駆動する。ここで、(15)式に従えば、X方向の駆動用のリニアモータ(25,27,125,127)の駆動プロファイルにおける加速期間、Y方向の駆動用のリニアモータ(24,26,124,126)の駆動プロファイルにおける加速期間、リニアモータ固定子制御用リニアモータ(133、33、132、32)の駆動プロファイルにおける加速期間とが一致し、かつ、X方向の駆動用のリニアモータ(25,27,125,127)の駆動プロファイルにおける減速期間、Y方向の駆動用のリニアモータ(24,26,124,126)の駆動プロファイルにおける減速期間、リニアモータ固定子制御用リニアモータ(133、33、132、32)の駆動プロファイルにおける減速期間とが一致する。
【0075】
【数16】
Figure 0003679776
【0076】
・・・(15)
リニアモータ133、33、132、32によって(15)式のように反力カウンタXF(125)、XB(25)、YL(124)、YR(24)を駆動することで、X方向にかかる力は(16)式に示すようになる。
【0077】
【数17】
Figure 0003679776
・・・(16)
すなわち、(11)式が成立するので、X方向の反力を完全にキャンセルすることができる。また、同様に、Y方向にかかる力は(17)式に示すようになる。
【0078】
【数18】
Figure 0003679776
【0079】
・・・(17)
すなわち、(12)式が成立するので、Y方向の反力を完全にキャンセルすることができる。さらに、モーメントの反力についても、(18)式のようになる。
【0080】
【数19】
Figure 0003679776
【0081】
・・・(18)
【0082】
【数20】
Figure 0003679776
・・・(19)
(19)式が成り立つα、βを選べば(14)式が成り立ち、モーメントの反力も完全にキャンセルすることができる。例えば、(20)式に示すようにα、βを選べば、モーメント反力を反力カウンタ(YL)124,(YR)24のみに振り分けることができる。
【0083】
【数21】
Figure 0003679776
【0084】
・・・(20)
また、(21)式に示すようにα、βを選べば、モーメント反力を反力カウンタ(XF)125,(XB)25のみに振り分けることができる。
【0085】
【数22】
Figure 0003679776
【0086】
・・・(21)
また、(22)式に示すようにα、βを選べば、モーメント反力を4つの反力カウンタ(XF)125,(XB)25,(YL)124,(YR)24に振り分けることができる。
【0087】
【数23】
Figure 0003679776
【0088】
・・・(22)
リニアモータ固定子からなる反力カウンタXF,XB,YL,YRの重量と、XY可動部であるXYスライダ38及びその上部にある天板30、ウエハチャック31、バーミラー50,51等並びにXガイドバー28、Yガイドバー29の重量との比で、反力カウンタXF,XB、YL,YRの駆動ストロークが決まるので、反力カウンタのストロークを短くするには反力カウンタの重量をなるべく重くすることが望ましい。
【0089】
以上説明したように、この実施の形態によれば、XYスライダ38を駆動するときの反力を、モーメント成分の反力を含めて完全に駆動装置内でキャンセルすることができる。
【0090】
すなわち、本発明の好適な実施の形態の駆動装置によれば、ガイド面に沿ってXY方向、すなわち2次元方向に移動可能な物体(例えば、XYスライダ、天板、ウエハーチャック等を含む構造体)を移動させるときに、該物体をX方向に駆動するX方向用アクチュエータの加速期間と該物体をY方向に駆動するY方向用アクチュエータの加速期間とを等しくし(すなわち同期させ)、かつX方向用アクチュエータの減速期間とY方向用アクチュエータの減速期間を等しくし(すなわち同期させ)、これにより両アクチュエータに同時に加減速の力を発生させることにより、駆動開始位置から停止位置まで該物体を直線的に移動させることができるので、加速時の駆動反力のモーメント成分と減速時の駆動反力のモーメント成分とが等しくなり、モーメント成分を含む駆動反力を完全に相殺するように反力カウンタを移動しても反力カウンタは有効ストローク内で停止することができる。
【0091】
また、本発明の好適な実施の形態によれば、上記駆動装置において座標(x1,y1)から座標(x2,y2)に物体を移動させるときの駆動力をFとしたときに、
【0092】
【数24】
Figure 0003679776
で示される回転方向のモーメント反力γをコントローラ100の制御の下で複数の反力カウンタのうちのいずれかに振り分けることによりモーメント反力を完全に相殺し又はその影響を軽減することができる。
【0093】
さらに、例えば、図4のような4つの反力カウンタ(XF)125,(XB)25,(YL)124、(YR)24を持つ駆動装置において、座標(x1,y1)から座標(x2,y2)に物体を移動するときに、
X方向用のアクチュエータの加速期間とY方向用のアクチュエータの加速期間を等しくし(すなわち同期させ)、かつX方向用のアクチュエータの減速期間とY方向用のアクチュエータの減速期間を等しくし(すなわち同期させて)、これにより両アクチュエータに物体を同時に加減速させる。この時の該物体の駆動力をFすると、回転方向のモーメント反力γは、
【0094】
【数25】
Figure 0003679776
で示される。ここで、反力カウンタXFの駆動力をFXF、反力カウンタXBの駆動力をFXB、反力カウンタYRの駆動力をFYR、反力カウンタYLの駆動力をFYL、ステージの駆動力FのX方向反力成分をFX、Y方向反力成分をFyとすると、
【0095】
【数26】
Figure 0003679776
(α、βは定数)
という力に相当する指令値に従ってリニアモータ固定子制御用リニアモータ133、33、132、32によって反力カウンタ(XF)125,(XB)25,(YL)124、(YR)24をそれぞれ駆動することで物体を移動させたときのXY方向の反力及びモーメント反力を外に漏らすことなく駆動装置内で完全に相殺することが可能になる。
【0096】
図8は、上記の駆動装置を基板ステージとして組み込んだ露光装置の概略構成を示す図である。この露光装置は、原版ステージ220に保持された原版(レチクル、マスク)221を照明光学系210により照明し、原版221のパターンを投影光学系230を介して基板ステージ(ウエハステージ)240上の基板(ウエハ)241に投影し基板241を露光する。ここで、基板ステージ240は、図4に示す駆動装置を適用して構成されている。
【0097】
このように本発明の駆動装置を組み込んだ露光装置によれば、第1に、原版ステージの移動に伴う振動を低減することで、オーバーレイ精度、線幅精度等の精度やスループット等を向上させることができる。更に、ステージの加減速に伴う反力が床に及ぼす影響を小さくすることで、同一床に設置されている他の装置に与える影響を小さくすることができるとともに、他の装置との間隔を小さくすることができるので、複数の装置を設置する場合において1つの装置当たりに必要な床面積を小さくすることができる。
【0098】
次に、上記の露光装置を利用した半導体デバイスの製造プロセスを説明する。図9は半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す図である。ステップ1(回路設計)では半導体デバイスの回路設計を行なう。ステップ2(マスク作製)では設計した回路パターンに基づいてマスクを作製する。一方、ステップ3(ウエハ製造)ではシリコン等の材料を用いてウエハを製造する。ステップ4(ウエハプロセス)は前工程と呼ばれ、上記のマスクとウエハを用いて、上記の露光装置によりリソグラフィ技術を利用してウエハ上に実際の回路を形成する。次のステップ5(組み立て)は後工程と呼ばれ、ステップ4によって作製されたウエハを用いて半導体チップ化する工程であり、アッセンブリ工程(ダイシング、ボンディング)、パッケージング工程(チップ封入)等の組立て工程を含む。ステップ6(検査)ではステップ5で作製された半導体デバイスの動作確認テスト、耐久性テスト等の検査を行なう。こうした工程を経て半導体デバイスが完成し、これを出荷(ステップ7)する。
【0099】
図10は、上記ウエハプロセスの詳細なフローを示す図である。ステップ11(酸化)ではウエハの表面を酸化させる。ステップ12(CVD)ではウエハ表面に絶縁膜を成膜する。ステップ13(電極形成)ではウエハ上に電極を蒸着によって形成する。ステップ14(イオン打込み)ではウエハにイオンを打ち込む。ステップ15(レジスト処理)ではウエハに感光剤を塗布する。ステップ16(露光)では上記の露光装置によって回路パターンをウエハに転写する。ステップ17(現像)では露光したウエハを現像する。ステップ18(エッチング)では現像したレジスト像以外の部分を削り取る。ステップ19(レジスト剥離)ではエッチングが済んで不要となったレジストを取り除く。これらのステップを繰り返し行なうことによって、ウエハ上に多重に回路パターンを形成する。
【0100】
なお、上述の本発明の好適な実施の形態では、それぞれ独立に移動可能な4つの反力カウンタ(XF)125,(XB)25,(YL)124,(YR)24を設けているが、これらの4つの反力カウンタの端部をそれぞれ連結して1つの反力カウンタとして構成しても良い。この場合には、モーメント成分の反力に対応する制御は多少困難になるが、反力カウンタと可動部の質量比はより大きくなるので、物体の駆動に伴う反力を相殺し又はその影響を低減する際の反力カウンタの移動量をより小さくできる。
【0101】
【発明の効果】
本発明によれば、例えば、物体の駆動に伴う反力を相殺し又はその影響を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施の形態の駆動装置(ステージ装置)における可動部の駆動方法を表すXY平面座標図である。
【図2】本発明の好適な実施の形態の駆動装置におけるXアクチュエータとYアクチュエータの駆動プロファイルを表す図である。
【図3】本発明の好適な実施の形態の駆動装置における可動部の駆動力、駆動速度、モーメント反力、及びモーメント反力を受けて移動する反力カウンタの移動速度を示す図である。
【図4】本発明の好適な実施の形態の駆動装置(ステージ装置)を表す図である。
【図5】一般的な可動部の移動方法における問題点を説明するためのXY平面座標図である。
【図6】駆動装置におけるXアクチュエータとYアクチュエータの一般的な駆動プロファイルを表す図である。
【図7】駆動装置のモーメント反力についての説明図である。
【図8】本発明の好適な実施の形態の駆動装置を基板ステージとして組み込んだ露光装置の概略構成を示す図である。
【図9】半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す図である。
【図10】半導体デバイスの全体的な製造プロセスのフローを示す図である。
【符号の説明】
4:基準構造体、5:θ,Z軸チルトステージ、24:リニアモータ固定子(反力カウンタ)YR、124:リニアモータ固定子(反力カウンタ)YL、25:リニアモータ固定子(反力カウンタ)XB、125:リニアモータ固定子(反力カウンタ)XF、26:リニアモータ可動子YR、126:リニアモータ可動子YL、27:リニアモータ可動子XB、127:リニアモータ可動子XF、28:Xガイドバー、29:Yガイドバー、30:天板、31:ウエハチャック、32:リニアモータ固定子位置制御用リニアモータYR、132:リニアモータ固定子位置制御用リニアモータYL、33:リニアモータ固定子位置制御用リニアモータXB、133:リニアモータ固定子位置制御用リニアモータXF、34:エアベアリング(静圧軸受け)、35:エアベアリング、38:XYスライダー、100:コントローラ

Claims (16)

  1. 物体をガイド面に沿ってX方向及びY方向に移動させる駆動装置であって、
    前記物体をX方向に駆動する第1アクチュエータと、
    前記物体をY方向に駆動する第2アクチュエータと、
    前記第1及び第2アクチュエータを制御する制御部と、
    を備え、
    前記第1及び第2アクチュエータは前記体を駆動する際の反力を受けて移動する反力カウンタを有し、
    前記制御部は、第1位置に静止している前記物体を第2位置に移動させて静止させる際に、前記第1アクチュエータが前記物体を加速させる加速期間と前記第2アクチュエータが前記物体を加速させる加速期間とが一致し、かつ、前記第1アクチュエータが前記物体を減速させる減速期間と前記第2アクチュエータが前記物体を減速させる減速期間とが一致するように、前記第1及び第2アクチュエータを制御し、前記第1位置と前記第2位置とを結ぶ直線上前記物体移動させることを特徴とする駆動装置。
  2. 前記反力カウンタは、前記第1アクチュエータの固定子としての第1反力カウンタと、前記第2アクチュエータの固定子としての第2反力カウンタを備えることを特徴とする請求項に記載の駆動装置。
  3. 前記第1反力カウンタを駆動する第3アクチュエータと、
    前記第2反力カウンタを駆動する第4アクチュエータと、
    を更に備えることを特徴とする請求項に記載の駆動装置。
  4. 座標(x1,y1)から(x2,y2)に前記ステージを移動するときの駆動力をFとし、回転方向のモーメント反力γを
    Figure 0003679776
    と計算し、
    モーメント反力γを前記反力カウンタのうちのいずれかに振り分けて相殺または軽減することを特徴とする請求項に記載の駆動装置。
  5. 物体をガイド面に沿ってX方向及びY方向に移動させる駆動装置であって、
    前記物体を駆動する際の反力を受けて移動する第1反力カウンタとして機能する第1固定子を含んで構成され、前記物体をX方向に駆動する第1アクチュエータと、
    前記物体を駆動する際の反力を受けて移動する第2反力カウンタとして機能する第2固定子を含んで構成され、前記物体をY方向に駆動する第2アクチュエータと、
    前記第1反力カウンタを駆動する第3アクチュエータと、
    前記第2反力カウンタを駆動する第4アクチュエータと、
    前記第1、第2、第3及び第4アクチュエータを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、第1位置に静止している前記物体を第2位置に移動させて静止させる際に、前記第1位置と前記第2位置とを結ぶ直線上を前記物体が移動するように前記第1及び第2アクチュエータを制御するとともに、前記物体の駆動に伴う反力を相殺し又はその影響を軽減するように前記第3及び前記第4アクチュエータを制御することを特徴とする駆動装置。
  6. 前記制御部は、前記物体の駆動に伴うモーメント反力を相殺し又はその影響を軽減するように前記第3及び前記第4アクチュエータを制御することを特徴とする請求項に記載の駆動装置。
  7. 前記制御部は、前記第1及び第2アクチュエータが前記物体を加速させる加速期間並びに前記第3及び第4アクチュエータが前記第1及び第2反力カウンタを加速させる加速期間が一致し、かつ、前記第1及び第2アクチュエータが前記物体を減速させる減速期間並びに前記第3及び第4アクチュエータが前記第1及び第2反力カウンタを減速させる減速期間が一致するように、前記第1、第2、第3及び第4アクチュエータを制御することを特徴とする請求項に記載の駆動装置。
  8. 前記第1アクチュエータが、前記物体の−Y方向側及び+Y方向側の各々に配置され、
    前記第2アクチュエータが、前記物体の−X方向側及び+X方向側の各々に配置されている、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の駆動装置。
  9. 前記第1アクチュエータが、前記物体の−Y方向側及び+Y方向側の各々に配置され、
    前記第2アクチュエータが、前記物体の−X方向側及び+X方向側の各々に配置されていて、
    前記駆動装置は、
    一対の前記第1アクチュエータの第1反力カウンタをそれぞれ駆動する一対の第3アクチュエータと、
    一対の前記第1アクチュエータの第1反力カウンタをそれぞれ駆動する一対の第4アクチュエータと、
    を更に備えることを特徴とする請求項に記載の駆動装置。
  10. 物体をガイド面に沿ってX方向及びY方向に移動させる駆動装置であって、
    前記物体の−Y方向側及び+Y方向側の各々に配置され、前記物体を駆動する際の反力を受けて移動する第1反力カウンタとして機能する第1固定子を各々含で構成され、前記物体をX方向に駆動する一対の第1アクチュエータと、
    前記物体の−X方向側及び+X方向側の各々に配置され、前記物体を駆動する際の反力を受けて移動する第2反力カウンタとして機能する第2固定子を各々含で構成され、前記物体をY方向に駆動する第2アクチュエータと、
    一対の前記第1アクチュエータの第1反力カウンタをそれぞれ駆動する一対の第3アクチュエータと、
    一対の前記第1アクチュエータの第1反力カウンタをそれぞれ駆動する一対の第4アクチュエータと、
    前記一対の第1、第2、第3及び第4アクチュエータを制御する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、第1位置に静止している前記物体を第2位置に移動させて静止させる際に、前記第1位置と前記第2位置とを結ぶ直線上を前記物体が移動するように前記一対の前記第1及び第2アクチュエータを制御するとともに、前記物体の駆動に伴う反力を相殺し又はその影響を低減するように前記一対の第3アクチュエータ及び前記一対の第4アクチュエータを制御することを特徴とする駆動装置。
  11. 前記制御部は、前記物体の駆動に伴うモーメント反力を相殺し又はその影響を低減するように前記一対の第3アクチュエータ及び前記一対の第4アクチュエータを制御することを特徴とする請求項に記載の駆動装置。
  12. 物体をガイド面に沿ってX方向及びY方向に移動させる駆動装置であって、前記駆動装置は、
    前記物体をX方向に駆動する第1アクチュエータと、
    前記物体をY方向に駆動する第2アクチュエータとを備え、
    前記第1及び第2アクチュエータは、前記物体を駆動する際の反力を受けて移動する第1及び第2反力カウンタを有し、
    前記駆動装置は、更に、
    前記第1及び第2反力カウンタを駆動する第3及び第4アクチュエータと、
    前記第1、第2、第3、第4アクチュエータを制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、第1位置に静止している前記物体を第2位置に移動させて静止させる際に、前記第1位置と前記第2位置とを結ぶ直線上を前記物体が移動するように前記第1及び第2アクチュエータを制御し、前記第1及び第2アクチュエータが前記物体を駆動する駆動力と前記第1位置及び第2位置の座標から前記物体の駆動に伴うモーメント反力を演算し、該モーメント反力の影響を前記第1及び第2反力カウンタによって低減するように前記第3及び第4アクチュエータを制御することを特徴とする駆動装置。
  13. 前記制御部は、前記第1アクチュエータが前記物体を加速させる加速期間と前記第2アクチュエータが前記物体を加速させる加速期間とが一致し、かつ、前記第1アクチュエータが前記物体を減速させる減速期間と前記第2アクチュエータが前記物体を減速させる減速期間とが一致するように、前記第1及び第2アクチュエータを制御することを特徴とする請求項12に記載の駆動装置。
  14. 露光装置であって、
    基板を保持するチャックを含む構造体を駆動する基板ステージとして構成された請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の駆動装置と、
    基板にパターンを投影する投影光学系と、
    を含むことを特徴とする露光装置。
  15. 請求項1乃至請求項13のいずれか1項に記載の駆動装置を有することを特徴とする露光装置。
  16. デバイス製造方法であって、
    基板に感光剤を塗布する工程と、
    前記基板を請求項14又は請求項15に記載の露光装置によって露光する工程と、
    前記基板を現像する工程と、
    を含むことを特徴とするデバイス製造方法。
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