JP3679085B2 - レベルシフト回路 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、電位シフト回路に関し、特にゲート酸化層のブレークダウンと、ドレイン接合面のブレークダウンの発生を防ぐことのできる電位シフト回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
金属酸化膜半導体トランジスタ(MOS)において、ゲート酸化層の品質は、トランジスタ全体の操作特性に直接影響する。例えば、酸化層の電荷の分布は、トランジスタの閾電圧に影響を与え、さらに電荷の存在によって該酸化層のブレークダウン電圧が降下する。
【0003】
図1に従来の金属酸化膜半導体トランジスタ10の酸化層における電荷の分布を開示する。金属酸化膜半導体トランジスタ10は、ゲートとなる金属層11と、酸化層12と、基板13とを含んでなる。一般に、酸化層における電荷の種類は、インタフェーストラップ電荷14と、酸化層固定電荷16と、酸化層トラップ電荷18と、可動電荷20とに分けられる。
【0004】
図1に開示するインタフェーストラップ電荷14は、主に酸化層12と、基板13との接合個所において形成される。即ち、酸化層12と基板13の接合個所における結晶格子が連接しないために欠陥を有することから、基板13内のケイ素の原子と、酸化層11の二酸化ケイ素の分子において、ケイ素とケイ素との連鎖と、ケイ素と酸素との連鎖が分断されてインタフェースとラップ電荷14が発生する。
【0005】
図1に開示する酸化層固定電荷16は、主に酸化層11と基板13の接合個所に近接した位置に分布する。酸化層固定電荷15はプラス電荷であって、かつ充放電によって消失することがない。その発生は、酸化の過程において酸化が突然中止すると、酸化層12と基板13との接合個所に存在する大量のケイ素イオンが酸素分子と酸化反応を起こすことができなくなり酸化層12内に残留することによる。
【0006】
図1に開示する酸化層トラップ電荷18は、酸化層12内に分布し、主に酸化層12自身の構造上の欠陥によって発生し、電子、もしくは正孔を該欠陥に取り込むことによって通電状態となる。
【0007】
可動電荷20は、主に製造工程において、例えばナトリウムイオン、カリウムイオンなどの金属イオンをはじめとする不純物が酸化層12内を自由に移動するものである。
【0008】
図2に、図1の金属酸化膜半導体トランジスタ10の構造を開示する。図示によれば、金属酸化膜半導体トランジスタ10はn型金属酸化膜半導体(NMOS)トランジスタ22と、p型金属酸化膜半導体(PMOS)トランジスタ24とを含む。n型金属酸化膜半導体トランジスタ22は金属によってなるゲート26と、n型ドーピング領域であるソース28と、n型ドーピング領域であるドレイン30と、及び酸化層31とを含む。また、p型金属酸化膜半導体トランジスタ24は、金属によってなるゲート32と、p型ドーピング領域であるソース34と、p型ドーピング領域であるドーピング領域であるドレイン36と、及び酸化層37とを含む。
【0009】
さらに、n型金属酸化膜トランジスタ22及びp型金属酸化膜トランジスタ24はp型基板38上に形成され、かつp型金属酸化膜半導体24は該p型基板38に隣接するn型ウェル40を別途形成し、ソース34とドレイン36はn型ウェル40によってp型基板38と隔離され、p型金属酸化膜半導体トランジスタ24に電流が導通した場合にn型ウェル40を介してチャネルが形成される。
【0010】
n型金属酸化膜半導体トランジスタ22は、ゲート26とドレイン30との間の電圧差が所定値より大きい場合、半導体材料内の共有結合が外部の電界によって破壊される。また酸化層31自体も複数の電荷を含むため、かかる外部の電界の影響を受けると酸化層31内に電子の乱れが発生し、酸化層31に含まれる電子の数が急増することによって、酸化層31のブレークダウンが発生してn型金属酸化膜半導体22の特性が破壊され、効力を失う。
【0011】
同様に、p型金属酸化膜半導体トランジスタ24は、ゲート32とドレイン36との間の電圧差が所定値を越えると、半導体材料内の共有結合が外部の電界によって破壊される。また、酸化層37自体も複数の電荷を含むため、かかる外部の電界の影響を受けると、酸化層37内に電子の乱れが発生し、酸化層37に含まれる電子の数が急増することによって、酸化層31のブレークダウンが発生し、p型金属酸化膜半導体24の特性が破壊されて効力を失う。
【0012】
図3に、従来のレベルシフト回路50を開示する。図示によれば、レベルシフト回路50は複数の金属酸化膜半導体トランジスタ52、54、56、58を含み、金属酸化膜半導体トランジスタ52、56はp型金属酸化膜半導体トランジスタであって、金属酸化膜半導体トランジスタ54、58はn型金属酸化膜半導体トランジスタである。また金属酸化膜半導体トランジスタ54はゲートに電圧Vddが接続し、金属酸化膜半導体トランジスタ52、56はソースに電圧Vnが接続する、また、入力電圧Vinの高レベル電圧値がVddであって、低レベル電圧値が接地電圧(0V)である。例えば、仮にVn及びVddがそれぞれ10Vと3.3Vであり、金属酸化膜半導体トランジスタ52、54、56、58のブレークダウン電圧が10Vであれば、入力電圧Vinを高レベル電圧(3.3V)とすると、金属酸化膜半導体トランジスタ58は導通し、トランジスタ54は非導通となる。よって、エンドポイントBの電圧は接地電圧に近づき、金属酸化膜半導体トランジスタ52が導通する。同時にエンドポイントAの電圧が10Vに近づき、この場合金属酸化膜半導体トランジスタ56は非導通となる。よって、出力電圧Voutが接地電圧に近づく。金属酸化膜半導体トランジスタ52、58については、導通状態にあるが、但しドレインとゲートとの間の逆バイアスが10Vに近づく。
【0013】
上述のように、逆バイアスが金属酸化膜半導体トランジスタ52、58のブレークダウン電圧を超えると、ゲート酸化層のブレークダウンが発生し、レベルシフト回路50の特性が破壊される。同様に、入力電圧Vinが低レベル(0V)の場合、金属酸化膜半導体トランジスタ58は非導通となり、金属酸化膜半導体トランジスタ54が導通してエンドポイントAの電圧が0Vに近くなり、同時に金属酸化膜半導体トランジスタ56が導通してエンドポイントBの電圧が10Vに近づく。この場合金属酸化膜半導体トランジスタ52は非導通となる。よって、出力電圧Voutは10Vに近づく。金属酸化膜半導体トランジスタ54、56については、導通状態となるが、但しドレインとゲートの間のバイアスが10Vに近づく。
【0014】
上述のとおり、バイアスが金属酸化膜半導体トランジスタ54、56のブレークダウン電圧を超えると、対応する酸化層がブレークダウンして大量のブレークダウン電流が発生し、レベルシフト回路50の特性を破壊する。
【0015】
レベルシフト回路50は、金属酸化膜半導体トランジスタ52、54、56、58の酸化層が高電圧差の状況下にあってブレークダウンの発生を防ぐためには、レベルシフト回路50は電圧Vnのレベル(例えば5V)を制御して金属酸化膜半導体トランジスタ52、54、56、58を正常に作動さえなければならない。仮に金属酸化膜半導体トランジスタ52、54、56、58の製造に一般の金属酸化膜半導体トランジスタの製造工程を応用するのであれば、ゲート酸化層自体は電荷のドーピングによって比較的低いブレーク電圧を具えることになり、さらにレベルシフト回路50を高電圧(Vn)で操作すると、金属酸化膜半導体トランジスタ52、54、56、58の低ブレーク電圧の影響を受けて不安定になる。よって、レベルシフト回路50は低レベルの入力信号を電圧差が過大な高レベル出力信号に転換することができない。
【0016】
【本発明が解決しようとする課題】
本発明は、ブレークダウンの発生を効果的に防ぐことができるとともに、一般の金属酸化膜半導体トランジスタの製造工程を応用して金属酸化膜半導体トランジスタのブレークダウン電圧を改善し、かつ製造コストの低減を達することのできるレベルシフト回路を提供することを課題とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1に記載のレベルシフト回路は、p型基板上に形成され、入力電圧を出力電圧に転換するレベルシフト回路において、ソースが第1の電源電圧を供給する第1の電源供給手段に接続された第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタと、ソースが前記第1の電源供給手段に接続され、ドレインが前記第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタのゲートに接続され、ゲートが前記第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインに接続された第2のp型金属酸化膜半導体トランジスタと、ソースが前記第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレイン及び前記第2のp型金属酸化膜半導体トランジスタのゲートに接続され、ゲートに参考電圧が印加された第3のp型金属酸化膜半導体トランジスタと、ソースが前記第2のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレイン及び前記第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタのゲートに接続され、ゲートに前記参考電圧が印加された第4のp型金属酸化膜半導体トランジスタと、前記第3のp型金属酸化膜半導体トランジスタと相補型金属酸化膜トランジスタを構成しており、ドレインが前記第3のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインに接続され、ソースに前記入力電圧が印加され、ゲートが第2の電源電圧を供給する第2の電源供給手段に接続された第5のn型金属酸化膜半導体トランジスタと、前記第4のp型金属酸化膜半導体トランジスタと相補型金属酸化膜トランジスタを構成しており、ドレインが前記第4のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインに接続され、ゲートが前記第2の電源供給手段に接続された第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタと、ドレインが前記第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタのソースに接続され、ソースが接地に接続され、ゲートに前記入力電圧が印加される第7のn型金属酸化膜半導体トランジスタとを有し、前記第4のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインと前記第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインとの接続点から前記出力電圧を出力する構成とされており、前記参考電圧は、前記第5のn型金属酸化膜半導体トランジスタが導通したときに、前記第3のp型金属酸化膜半導体トランジスタが非導通し、前記第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタ及び前記第7のn型金属酸化膜トランジスタが導通したときに、前記第4のp型金属酸化膜トランジスタが非導通する電圧に設定されており、少なくとも前記第5のn型金属酸化膜半導体トランジスタ及び前記第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタは、ドレインが前記p型基板上に形成されたn型ウェル及び前記n型ウェル内に形成された第1N+ドーピング領域とから構成され、ソースが前記p型基板上に形成された第2N+ドーピング領域から構成され、ゲートが、前記p型基板上の、第1N+ドーピング領域と前記第2N+ドーピング領域との間に酸化膜を介して形成された構成とされたことを特徴とする。
【0021】
請求項2のレベルシフト回路は、p型基板上に形成され、入力電圧を出力電圧に転換するレベルシフト回路において、ソースが第1の電源電圧を供給する第1の電源供給手段に接続された第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタと、ソースが前記第1の電源供給手段に接続され、ドレインが前記第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタのゲートに接続され、ゲートが前記第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインに接続された第2のp型金属酸化膜半導体トランジスタと、ソースが前記第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレイン及び前記第2のp型金属酸化膜半導体トランジスタのゲートに接続され、ゲートに参考電圧が印加された第3のp型金属酸化膜半導体トランジスタと、ソースが前記第2のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレイン及び前記第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタのゲートに接続され、ゲートに前記参考電圧が印加された第4のp型金属酸化膜半導体トランジスタと、前記第3のp型金属酸化膜半導体トランジスタと相補型金属酸化膜トランジスタを構成しており、ドレインが前記第3のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインに接続され、ゲートが第2の電源電圧を供給する第2の電源供給手段に接続された第5のn型金属酸化膜半導体トランジスタと、前記第4のp型金属酸化膜半導体トランジスタと相補型金属酸化膜トランジスタを構成しており、ドレインが前記第4のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインに接続され、ゲートが前記第2の電源供給手段に接続された第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタと、ドレインが前記第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタのソースに接続され、ソースが接地に接続され、ゲートに前記入力電圧を反転した電圧が印加される第7のn型金属酸化膜半導体トランジスタと、ドレインが前記第5のn型金属酸化膜半導体トランジスタのソースに接続され、ソースが接地に接続され、ゲートに前記入力電圧が印加される第8のn型金属酸化膜半導体トランジスタとを有し、前記第4のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインと前記第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインとの接続点から前記出力電圧を出力する構成とされ、前記参考電圧は、前記第5のn型金属酸化膜半導体トランジスタ及び前記第8のn型金属酸化膜半導体トランジスタが導通したときに、前記第3のp型金属酸化膜半導体トランジスタが非導通し、前記第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタ及び前記第7のn型金属酸化膜トランジスタが導通したときに、前記第4のp型金属酸化膜トランジスタが非導通する電圧に設定されており、少なくとも前記第5のn型金属酸化膜半導体トランジスタ及び前記第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタは、ドレインが前記p型基板上に形成されたn型ウェル及び前記n型ウェル内に形成された第1N+ドーピング領域とから構成され、ソースが前記p型基板上に形成された第2N+ドーピング領域から構成され、ゲートが、前記p型基板上の、第1N+ドーピング領域と前記第2N+ドーピング領域との間に酸化膜を介して形成された構成とされたことを特徴とする。
【0031】
【発明の実施の形態】
この発明は、ゲート酸化層、ドレイン接合面に発生するブレークダウンを抑制することのできるレベルシフト回路を提供するものであって、少なくとも一以上の相補型金属酸化膜半導体トランジスタを具えてなり、該相補型金属酸化膜半導体トランジスタは、p型金属酸化膜半導体トランジスタと、n型金属酸化膜半導体トランジスタとを含んでなる。
【0032】
かかるレベルシフト回路の構造と特徴を詳述するために、具体的な実施例を挙げ、図示を参照にして以下に説明する。
【0033】
【第1の実施例】
図4に、この発明におけるn型金属酸化膜半導体トランジスタ60の構造を開示する。図示によれば、n型金属酸化膜半導体60は、金属、もしくは複合結晶ケイ素によってなるゲート62と、n型ドーピング領域であるソース64と、n型ドーピング領域であるドレイン66と、p型基板68と、酸化層67と、n型ウェル70とを含んでなり、該n型ウェルはドレイン66とp型基板68との間に形成されてドレイン66とp型基板68とが直接接触してPN接合面を形成しないように隔離し、さらにn型ウェル70によってp型基板68とドレイン66との間のブレークダウン電圧を高めて、ドレイン66とp型基板68の接合面にブレークダウン現象の発生を防ぐ。
【0034】
図5に、本発明によるレベルシフト回路80を開示する。図示によれば、レベルシフト回路80は複数の金属酸化膜半導体トランジスタ82、84、86、88、90、92、94を含んでなる。金属酸化膜半導体トランジスタ86、88、90、92はp型金属酸化膜半導体トランジスタであって、金属酸化膜半導体トランジスタ82、84、94はn型金属酸化膜半導体トランジスタである。ここで注意すべき点は、金属酸化膜半導体トランジスタ84、94は図4に開示するn型金属酸化膜半導体トランジスタ60を使用し、金属酸化膜半導体トランジスタ82は従来のn型金属酸化膜半導体トランジスタを使用する点である。
【0035】
金属酸化膜半導体トランジスタ88、90のソースは電圧供給元Vnに接続し、金属酸化膜半導体トランジスタ88、90はクロスカップリング方式で接続する。金属酸化膜半導体トランジスタ86、92のゲートは参考電圧Vkに接続し、金属酸化膜半導体トランジスタ84、94のゲートは電圧供給元Vddに接続する。入力電圧Vinの高レベル電圧値はVddであって、低レベル電圧値は接地電圧(0V)である。
【0036】
以下、レベルシフト回路80の操作について詳述する。仮に入力電圧Vinの高レベル電圧値Vddが3.3Vであり、参考電圧Vkは3.3Vであり、電源供給元Vnは10Vであり、かつブレークダウン電圧は10Vである。入力電圧Vinが高レベル(3.3V)の場合、金属酸化膜半導体トランジスタ94は非導通となり、金属酸化膜半導体トランジスタ82、84は導通してエンドポイントBの電圧が接地電圧(0V)に近づく。金属酸化膜半導体トランジスタ86、92のゲートが参考電圧Vk(3.3V)に接続することによって、金属酸化膜半導体トランジスタ86は非導通となり、エンドポイントBの電圧(0V)はエンドポイントCに伝送されなくなる。また、金属酸化膜半導体トランジスタ86のソース(エンドポイントC)電圧が上昇し、ゲート電圧(3.3V)と、その閾電圧Vtの和を超えると、金属酸化膜半導体トランジスタ86が通電し、金属酸化膜半導体トランジスタ86のソース電圧がゲート電極と、その閾電圧の和に比して低くなるまで徐々に調整される。よって、金属酸化膜半導体トランジスタ90が導通してエンドポイントDの電圧が10Vに近づく。
【0037】
金属酸化膜半導体トランジスタ90については、ゲートとドレインとの間の電圧差が6.6Vに近づき、このためブレークダウンが発生しなくなる。同様に、金属酸化膜半導体トランジスタ88のゲートとドレインとの電圧差が6.6Vに近づくため、同じくブレークダウンが発生しない。
【0038】
最後に、エンドポイントDの電圧が10Vに近づき、金属酸化膜半導体トランジスタ92の導通によってエンドポイントAの電圧が10Vに近づく。
【0039】
上述のとおり、実施例においてはエンドポイントBからエンドポイントCに電圧0Vが伝送されることによって発生する金属酸化膜半導体トランジスタ88、90のブレークダウンを防ぐことができる。
【0040】
入力電圧Vinが低レベル(0V)の場合、金属酸化膜半導体トランジスタ82は非導通となり、金属酸化膜半導体トランジスタ94が導通してエンドポイントAの電圧が接地電圧(0V)に近づく。金属酸化膜半導体トランジスタ86、92のゲートが参考電圧Vk(3.3V)に接続することによって、エンドポイントAの電圧(0V)はエンドポイントCに伝送されなくなる。また、金属酸化膜半導体トランジスタ92のソース(エンドポイントD)電圧が上昇し、ゲート電圧(3.3V)と、その閾電圧Vtの和を超えると、金属酸化膜半導体トランジスタ92が通電し、金属酸化膜半導体トランジスタ92のソース電圧がゲート電極と、その閾電圧の和に比して低くなるまで徐々に調整される。よって、金属酸化膜半導体トランジスタ88が導通してエンドポイントCの電圧が10Vに近づく。
【0041】
金属酸化膜半導体トランジスタ88については、ゲートとドレインとの間の電圧差が6.6Vに近づき、このためブレークダウンが発生しなくなる。同様に、金属酸化膜半導体トランジスタ90のゲートとドレインとの電圧差が6.6Vに近づくため、同じくブレークダウンが発生しない。
【0042】
最後に、エンドポイントCの電圧が10Vに近づき、金属酸化膜半導体トランジスタ86の導通によってエンドポイントBの電圧が10Vに近づく。
【0043】
上述のとおり、実施例においてはエンドポイントAからエンドポイントDに電圧0Vが伝送されることによって発生する金属酸化膜半導体トランジスタ88、90のブレークダウンを防ぐことができる。また、金属酸化膜半導体トランジスタ84、94を作動させる過程において受けなければならないドレインエンドポイントの電圧(10V)は、その接合面のブレークダウン電圧より高い。よって、実施例において金属酸化膜半導体トランジスタ84、94は、図4に開示するn型金属酸化膜半導体トランジスタ60の構造を用いることによって、高いブレークダウン電圧特性を具えるようにする。
【0044】
【第2の実施例】
図6に、第2の実施例によるレベルシフト回路100を開示する。図示によれば、レベルシフト回路100は複数の金属酸化膜半導体トランジスタ82、84、86、88、90、92、94、102及びインバータ104を含んでなる。金属酸化膜半導体トランジスタ86、88、90、92はp型金属酸化膜半導体トランジスタであって、金属酸化膜半導体トランジスタ86、84、94、102はn型金属酸化膜半導体トランジスタである。ここで注意すべき点は、金属酸化膜半導体トランジスタ84、94は図4に開示するn型金属酸化膜半導体トランジスタ60を使用し、金属酸化膜半導体トランジスタ82、102は従来のn型金属酸化膜半導体トランジスタを使用する点である。
【0045】
金属酸化膜半導体トランジスタ88、90のソースは電圧供給元Vnに接続し、金属酸化膜半導体トランジスタ88、90はクロスカップリング方式で接続する。金属酸化膜半導体トランジスタ86、92のゲートは参考電圧Vkに接続し、金属酸化膜半導体トランジスタ84、94のゲートは電圧供給元Vddに接続する。入力電圧Vinの高レベル電圧値はVddであって、低レベル電圧値は接地電圧(0V)である。また、インバータ104は金属酸化膜半導体トランジスタ82、102のゲートに接続する。
【0046】
以下、レベルシフト回路100の操作について詳述する。仮に入力電圧Vinの高レベル電圧値Vddが3.3Vであり、参考電圧Vkは3.3Vであり、電源供給元Vnは10Vであり、かつ酸化層ブレークダウン電圧、及び接合面ブレークダウン電圧は、いずれも10Vである。入力電圧Vinが低レベル(0V)の場合、金属酸化膜半導体トラジスタ94、102は非導通となり、金属酸化膜半導体トランジスタ82、84は導通してエンドポイントBの電圧が接地電圧(0V)に近づく。金属酸化膜半導体トランジスタ86、92のゲートが参考電圧Vk(3.3V)に接続することによって、エンドポイントBの電圧(0V)はエンドポイントCに伝送されなくなる。また、金属酸化膜半導体トランジスタ86のソースエンドポイントC電圧が上昇し、ゲート電圧(3.3V)と、その閾電圧Vtとの和を超えると、金属酸化膜半導体トランジスタ86が通電し、金属酸化膜半導体トランジスタ86のソース電圧がゲート電極と、その閾電圧との和に比して低くなるまで徐々に調整される。よって、金属酸化膜半導体トランジスタ90が導通してエンドポイントDの電圧が10Vに近づく。
【0047】
金属酸化膜半導体トランジスタ90については、ゲートとドレインとの間の電圧差が6.6Vに近づき、このためブレークダウンが発生しなくなる。同様に、金属酸化膜半導体トランジスタ88のゲートとドレインとの電圧差が6.6Vに近づくため、同じくブレークダウンが発生しない。
【0048】
最後に、エンドポイントDの電圧が10Vに近づき、金属酸化膜半導体トランジスタ92の導通によってエンドポイントAの電圧が10Vに近づく。
【0049】
上述のとおり、第2の実施例においてはエンドポイントBからエンドポイントCに電圧0Vが伝送されることによって発生する金属酸化膜半導体トランジスタ88、90のブレークダウンを防ぐことができる。
【0050】
入力電圧Vinが高レベル(3.3V)の場合、金属酸化膜半導体トランジスタ82は非導通となり、金属酸化膜半導体トランジスタ94、102が導通してエンドポイントAの電圧が接地電圧0Vに近づく。金属酸化膜半導体トランジスタ86、92のゲートが参考電圧Vk(3.3V)に接続することによって、エンドポイントAの電圧(0V)はエンドポイントCに伝送されなくなる。また、金属酸化膜半導体トランジスタ92のソース(エンドポイントD)電圧が上昇し、ゲート電圧(3.3V)と、その閾電圧Vtとの和を超えると、金属酸化膜半導体トランジスタ92が通電し、金属酸化膜半導体トランジスタ92のソース電圧がゲート電極と、その閾電圧との和に比して低くなるまで徐々に調整される。よって、金属酸化膜半導体トランジスタ88が導通してエンドポイントCの電圧が10Vに近づく。
【0051】
金属酸化膜半導体トランジスタ88については、ゲートとドレインとの間の電圧差が6.6Vに近づき、このためブレークダウンが発生しなくなる。同様に、金属酸化膜半導体トランジスタ90のゲートとドレインとの電圧差が6.6Vに近づくため、同じくブレークダウンが発生しない。
【0052】
最後に、エンドポイントCの電圧が10Vに近づき、金属酸化膜半導体トランジスタ86の導通によってエンドポイントBの電圧が10Vに近づく。
【0053】
上述のとおり、第2の実施例においてはエンドポイントAからエンドポイントDに電圧0Vが伝送されることによって発生する金属酸化膜半導体トランジスタ88、90のブレークダウンを防ぐことができる。また、金属酸化膜半導体トランジスタ84、94を作動させる過程において受けなければならないドレインエンドポイントの電圧(10V)は、その接合面のブレークダウン電圧より高い。よって、第2の実施例において金属酸化膜半導体トランジスタ84、94は、図4に開示するn型金属酸化膜半導体トランジスタ60の構造を用いることによって、高いブレークダウン電圧特性を具えるようにする。
【0054】
図3、図5、図6に開示するように、従来のレベルシフト回路50は、ブレークダウンによって低レベル電圧(Vdd)から高レベル(Vn)への転換を順調に行うことができない。但し、レベルシフト回路50を一次回路とし、レベルシフト回路80、もしくはレベルシフト回路100を二次回路とした場合、レベルシフト回路50の出力電圧をレベルシフト回路80、もしくはレベルシフト回路100の入力電圧として、さらに転換を行うことができる。例えば、レベルシフト回路50の入力電圧Vinの高レベルを3.3Vとし、低レベルを接地電圧とし、かつ電源供給元Vnを5Vとした場合、出力電圧Voutは5Vか、もしくは0Vとなり、かつゲートとドレインとの間の電圧差はブレークダウン電圧より低くなる。次いで、レベルシフト回路50の出力電圧Voutを次のレベルシフト回路80、もしくはレベルシフト回路100の入力電圧Vinとしてレベル転換の動作を実行する。
【0055】
ここで注意すべき点は、二次回路の低レベルVddは5vであって、レベルシフト回路80、もしくはレベルシフト回路100の出力電圧Voutの高レベルを10Vとし、低レベルを接地電圧(0V)としても、必要とするレベル転換の目的を達成することができ、トランジスタのゲートとドレインを跨ぐ電圧を減少させることができる点であって、かかる設定も同様にこの発明の範囲に属するものとする。
【0056】
この発明によるレベルシフト回路80、100は、参考電圧Vkによって金属酸化膜半導体トランジスタ86、92の導通、非導通を制御して、接地電圧が金属酸化膜半導体トランジスタ86、92を介して金属酸化膜半導体トランジスタ88、90のゲートに伝送されて酸化層のブレークダウンが発生する現象を防ぐことができる。また、一般の金属酸化膜半導体トランジスタの製造工程において、ドレインと基板との間にn型ウェル構造を打ち込むことによってレベルシフト回路80、100内の金属酸化膜半導体トランジスタ84、94のフレークダウン電圧を高め、レベルシフト回路80、100がドレインの基板に対する高い電圧差を受けてブレークダウンが発生することを防ぐことができる。さらに、該n型ウェル構造を打ち込む工程は、余剰の特殊な製造工程を必要としないため、一般の金属酸化膜半導体トランジスタの製造工程を応用して完成させることができ、金属酸化膜半導体トランジスタのブレークダウン電圧を改善するのみならず、製造工程における低コストを達成することができる。
【0057】
以上は、この発明の好ましい実施例であって、この発明の実施の範囲を限定するものではない。よって、当業者のなし得る修正、もしくは変更であって、この発明の精神の下においてなされ、この発明に対して均等の効果を有するものは、いずれもこの発明の特許請求の範囲の範囲に属する。
【0058】
【発明の効果】
本発明によるレベルシフト回路は、トランジスタのゲート酸化層と、ドレイン接合面におけるブレークダウンの発生を効果的に防ぐことができるとともに、その製造工程において一般の金属酸化膜半導体トランジスタの製造工程を応用して金属酸化膜半導体トランジスタのブレークダウン電圧を改善するため、製造コストを低減させる効果を具える。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来の金属酸化膜半導体トランジスタの酸化層に分布する電荷にかかる説明図である。
【図2】図1に開示する金属酸化膜半導体トランジスタの構造を表わす説明図である。
【図3】従来のレベルシフト回路を表わす説明図である。
【図4】この発明によるn型金属酸化膜半導体トランジスタの構造を表わす説明図である。
【図5】第1の実施例によるレベルシフト回路を表わす説明図である。
【図6】第2の実施例によるレベルシフト回路を表わす説明図である。
【符号の説明】
10、52、54、56、58、82、84、86、88、90、92、94、102 金属酸化膜半導体トランジスタ
11 金属層
12、31、37、67 酸化層
13、38、68 基板
14 インタフェーストラップ電荷
16 酸化層固定電荷
18 酸化層トラップ電荷
20 可動電荷
22、60 n型金属酸化膜半導体トランジスタ
24 p型金属酸化膜半導体トランジスタ
26、32、62 ゲート
28、34、64 ソース
30、36、66 ドレイン
40、70 n型ウェル
50、80、100 レベルシフト回路
104 インバータ
Claims (2)
- p型基板上に形成され、入力電圧を出力電圧に転換するレベルシフト回路において、
ソースが第1の電源電圧を供給する第1の電源供給手段に接続された第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタと、
ソースが前記第1の電源供給手段に接続され、ドレインが前記第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタのゲートに接続され、ゲートが前記第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインに接続された第2のp型金属酸化膜半導体トランジスタと、
ソースが前記第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレイン及び前記第2のp型金属酸化膜半導体トランジスタのゲートに接続され、ゲートに参考電圧が印加された第3のp型金属酸化膜半導体トランジスタと、
ソースが前記第2のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレイン及び前記第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタのゲートに接続され、ゲートに前記参考電圧が印加された第4のp型金属酸化膜半導体トランジスタと、
前記第3のp型金属酸化膜半導体トランジスタと相補型金属酸化膜トランジスタを構成しており、ドレインが前記第3のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインに接続され、ソースに前記入力電圧が印加され、ゲートが第2の電源電圧を供給する第2の電源供給手段に接続された第5のn型金属酸化膜半導体トランジスタと、
前記第4のp型金属酸化膜半導体トランジスタと相補型金属酸化膜トランジスタを構成しており、ドレインが前記第4のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインに接続され、ゲートが前記第2の電源供給手段に接続された第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタと、
ドレインが前記第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタのソースに接続され、ソースが接地に接続され、ゲートに前記入力電圧が印加される第7のn型金属酸化膜半導体トランジスタとを有し、
前記第4のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインと前記第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインとの接続点から前記出力電圧を出力する構成とされており、
前記参考電圧は、前記第5のn型金属酸化膜半導体トランジスタが導通したときに、前記第3のp型金属酸化膜半導体トランジスタが非導通し、前記第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタ及び前記第7のn型金属酸化膜トランジスタが導通したときに、前記第4のp型金属酸化膜トランジスタが非導通する電圧に設定されており、
少なくとも前記第5のn型金属酸化膜半導体トランジスタ及び前記第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタは、ドレインが前記p型基板上に形成されたn型ウェル及び前記n型ウェル内に形成された第1N+ドーピング領域とから構成され、
ソースが前記p型基板上に形成された第2N+ドーピング領域から構成され、
ゲートが、前記p型基板上の、第1N+ドーピング領域と前記第2N+ドーピング領域との間に酸化膜を介して形成された構成とされたことを特徴とするレベルシフト回路。 - p型基板上に形成され、入力電圧を出力電圧に転換するレベルシフト回路において、
ソースが第1の電源電圧を供給する第1の電源供給手段に接続された第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタと、
ソースが前記第1の電源供給手段に接続され、ドレインが前記第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタのゲートに接続され、ゲートが前記第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインに接続された第2のp型金属酸化膜半導体トランジスタと、
ソースが前記第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレイン及び前記第2のp型金属酸化膜半導体トランジスタのゲートに接続され、ゲートに参考電圧が印加された第3のp型金属酸化膜半導体トランジスタと、
ソースが前記第2のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレイン及び前記第1のp型金属酸化膜半導体トランジスタのゲートに接続され、ゲートに前記参考電圧が印加された第4のp型金属酸化膜半導体トランジスタと、
前記第3のp型金属酸化膜半導体トランジスタと相補型金属酸化膜トランジスタを構成しており、ドレインが前記第3のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインに接続され、ゲートが第2の電源電圧を供給する第2の電源供給手段に接続された第5のn型金属酸化膜半導体トランジスタと、
前記第4のp型金属酸化膜半導体トランジスタと相補型金属酸化膜トランジスタを構成しており、ドレインが前記第4のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインに接続され、ゲートが前記第2の電源供給手段に接続された第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタと、
ドレインが前記第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタのソースに接続され、ソースが接地に接続され、ゲートに前記入力電圧を反転した電圧が印加される第7のn型金属酸化膜半導体トランジスタと、
ドレインが前記第5のn型金属酸化膜半導体トランジスタのソースに接続され、ソースが接地に接続され、ゲートに前記入力電圧が印加される第8のn型金属酸化膜半導体トランジスタとを有し、
前記第4のp型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインと前記第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタのドレインとの接続点から前記出力電圧を出力する構成とされ、
前記参考電圧は、前記第5のn型金属酸化膜半導体トランジスタ及び前記第8のn型金属酸化膜半導体トランジスタが導通したときに、前記第3のp型金属酸化膜半導体トランジスタが非導通し、前記第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタ及び前記第7のn型金属酸化膜トランジスタが導通したときに、前記第4のp型金属酸化膜トランジスタが非導通する電圧に設定されており、
少なくとも前記第5のn型金属酸化膜半導体トランジスタ及び前記第6のn型金属酸化膜半導体トランジスタは、ドレインが前記p型基板上に形成されたn型ウェル及び前記n型ウェル内に形成された第1N+ドーピング領域とから構成され、
ソースが前記p型基板上に形成された第2N+ドーピング領域から構成され、
ゲートが、前記p型基板上の、第1N+ドーピング領域と前記第2N+ドーピング領域との間に酸化膜を介して形成された構成とされたことを特徴とするレベルシフト回路。
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