JP4646615B2 - 半導体装置 - Google Patents

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本発明は、半導体装置に関し、特に電源と負荷の間に直列に接続されるスイッチ素子用PチャネルMOS(metal oxide semiconductor)トランジスタをもつスイッチ回路を備えた半導体装置に関するものである。
このような半導体装置は例えばアナログIC(集積回路)に適用される。
MOSトランジスタのゲート酸化膜とシリコン基板との界面には、シリコン単結晶からシリコン酸化物への遷移層が存在する。この遷移層にはSi−Si結合の歪みが多く存在している。また、水蒸気中で酸化するウエット酸化によってゲート酸化膜が形成された場合にはゲート酸化膜とシリコン基板の界面にSi−H結合やSi−OH結合が多く形成される。
これらの結合の結合力は弱いため、MOSトランジスタに例えば100〜300℃の温度条件で3MV/cm程度の電界ストレスがかかることで簡単に結合が破壊され、固定電荷や界面準位を形成する。この固定電荷や界面準位は、MOSトランジスタのしきい値を変動させたり駆動能力を劣化させたりするので、半導体集積回路の信頼性上の課題となっている。
このような現象は特にPチャネルMOSトランジスタ(以下PMOSトランジスタという)に顕著であり、高温雰囲気下でゲート電極に負バイアスを印加した時のトランジスタ特性劣化は、NBTI(Negative Bias Temperature Instability)と呼ばれて注目されている(例えば非特許文献1を参照。)。
また、ゲート絶縁膜としてシリコン窒化膜を用いた場合には、ゲート絶縁膜とシリコン基板の界面に存在する窒素に起因してNBTI現象が起こることが知られている(例えば特許文献1を参照。)。NBTI現象を低減させる方法として、トランジスタ全体をシリコン窒化膜で覆う方法がある。その方法は、上層の配線層間膜としてのプラズマ層間膜からH+やH2OがMOSトランジスタへ拡散するのを防止するためのものであり、ゲート絶縁膜形成時にゲート絶縁膜とシリコン基板との界面にSi−H結合やSi−OH結合が形成されるのを防止するものではない。
NBTI現象は、例えばCMOSプロセスなど、MOSトランジスタ形成プロセスの本質的な問題である。
ところで半導体集積回路において、例えば、CE(Chip enable)端子をもち、CE端子を介して回路全体に電源供給を行なうか否かを選択できる機能を備えている場合、その機能を実現するもっとも簡単な手段は、図7に示すように、電源2と内部回路4の間にスイッチ回路S3としてPMOSトランジスタP1を設けることである。PMOSトランジスタP1のゲート電位が接地電位でPMOSトランジスタP1がオンしているときは内部回路4に電源が供給され、ゲート電位が電源電位VddでPMOSトランジスタP1がオフしているときは内部回路4には電源が供給されない。
内部回路4に電源が供給される状態(すなわちPMOSトランジスタP1がオンしている状態)においては、PMOSトランジスタP1のゲートとシリコン基板の間に−Vddの負バイアスが印加され続ける。高温動作環境、例えば125℃程度での動作環境では、NBTI現象によりPMOSトランジスタP1のしきい値が上昇し、電子の移動度が低下する。
PMOSトランジスタP1の特性劣化が生じた場合、例えば内部回路4の最低動作電圧が経時的に変化して高くなっていくなど、半導体集積回路の信頼性不良につながるという問題があった。
特開2002−222941号公報 Digest of Technical Paper"2000 Symposium on VLSI Technology", p92
本発明は、スイッチ素子用PMOSトランジスタをもつスイッチ回路を備えた半導体装置において、NBTI現象によるスイッチ素子用PMOSトランジスタの特性劣化を回復させることができる半導体装置を提供することを目的とするものである。
本発明は、電源と負荷の間に直列に接続されるスイッチ素子用PMOSトランジスタをもつスイッチ回路を備えた半導体装置であって、上記スイッチ回路は、上記スイッチ素子用PMOSトランジスタがオフしているときに上記スイッチ素子用PMOSトランジスタと前記負荷の間の端子をGNDに接地するための接地用MOSトランジスタを備えているものである。
上記接地用MOSトランジスタの例としてNチャネルMOSトランジスタ(以下NMOSトランジスタという)を挙げることができる。ただし、本発明において、接地用トランジスタはNMOSトランジスタに限定されるものではなくPMOSトランジスタであってもよい。
その場合、上記スイッチ素子用PMOSトランジスタのゲートと上記GND接地用MOSトランジスタのゲートは互いに接続されていることが好ましい。
また、本発明の半導体装置は上記端子と上記負荷の間に接続されている切換え用MOSトランジスタをさらに備えている上記スイッチ回路を複数備えている。上記スイッチ素子用PMOSトランジスタ及び上記切換え用MOSトランジスタがオンのときは上記接地用MOSトランジスタはオフし、上記スイッチ素子用トランジスタ及び上記切換え用MOSトランジスタがオフのときは上記接地用MOSトランジスタがオンするように制御される。
ただし、例えばスイッチ素子用PMOSトランジスタがオンし接地用MOSトランジスタがオフした状態からスイッチ素子用PMOSトランジスタをオフし、所定時間経過後、接地用MOSトランジスタをオンしたり、スイッチ素子用PMOSトランジスタがオフし接地用MOSトランジスタがオンした状態から接地用MOSトランジスタをオフし、所定時間経過後、スイッチ素子用PMOSトランジスタをオンしたりするなど、各MOSトランジスタのオンオフのタイミングは一致していなくてもよい。
上記切換え用MOSトランジスタの例としてNMOSトランジスタを挙げることができる。
さらに、上記スイッチ切換え用MOSトランジスタのゲートはインバータを介して上記スイッチ素子用PMOSトランジスタのゲートと接続されていることが好ましい。
さらに、上記負荷に電源を供給するときには複数の上記スイッチ回路のうち少なくとも1つをオンさせて、残りの上記スイッチ回路をオフさせるための制御部を備えているようにしてもよい。
さらに、上記制御部は複数の上記スイッチ回路のうちオンさせるスイッチ回路を周期的に切り換える機能を備えているようにしてもよい。
本発明の半導体装置では、スイッチ回路は、スイッチ素子用PMOSトランジスタがオフしているときにスイッチ素子用PMOSトランジスタと負荷の間の端子を接地するための接地用MOSトランジスタを備えているようにしたので、スイッチ素子用PMOSトランジスタがオフのとき、スイッチ素子用PMOSトランジスタのドレインは接地用MOSトランジスタを介して接地電位に接続され、ゲート、ソース及び基板に対してドレインに負バイアスが印加される。これにより、スイッチ素子用PMOSトランジスタのNBTI現象によるトランジスタ特性の劣化を回復させることができる。
本発明の半導体装置において、接地用MOSトランジスタとしてNMOSトランジスタを用いるようにすれば、インバータを介すことなく両トランジスタを制御することができる。
さらに、上記スイッチ素子用PMOSトランジスタのゲートと上記接地用MOSトランジスタのゲートが互いに接続されるようにすれば、1つの制御信号で両トランジスタのオン及びオフを制御することができる。
また、本発明の半導体装置でスイッチ回路は上記端子と上記負荷の間に接続されている切換え用MOSトランジスタをさらに備えており、本発明の半導体装置はそのようなスイッチ回路を複数備えているので、負荷に電源を供給するときにスイッチ回路を選択することができる。
さらに、切換え用MOSトランジスタとしてNMOSトランジスタを用いるようにすれば、NBTI現象による特性劣化が小さいので、NMOSトランジスタはPMOSトランジスタに比べて切換え用MOSトランジスタについてNBTI現象による特性劣化による不具合を防止することができる。
さらに、上記スイッチ切換え用MOSトランジスタのゲートはインバータを介してスイッチ素子用PMOSトランジスタのゲートと接続されているようにすれば、1つの制御信号で両トランジスタのオン及びオフを制御することができる。
さらに、負荷に電源を供給するときには複数のスイッチ回路のうち少なくとも1つをオンさせて、残りのスイッチ回路をオフさせるための制御部を備えているようにすれば、オンしているスイッチ回路により負荷に電源を供給しつつ、オフしているスイッチ回路についてNBTI現象によるスイッチ素子用PMOSトランジスタの特性劣化を回復させることができる。これにより、スイッチ回路全体としての寿命を延ばすことができる。
さらに、制御部は複数のスイッチ回路のうちオンさせるスイッチ回路を周期的に切り換える機能を備えているようにすれば、自動で各スイッチ回路のスイッチ素子用PMOSトランジスタのNBTI現象による特性劣化を回復させることができる。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明のスイッチ回路の一実施例を表す回路図である。
電源2と内部回路4の間に2つのスイッチ回路S1−1,S1−2が並列に接続されている。スイッチ回路S1−1はスイッチ素子用トランジスタP1−1、GND接地用トランジスタN1−1、切換え用トランジスタN2−1及びインバータ10を備えている。
トランジスタP1−1について、ソースは電源2に接続され、ドレインは端子6を介して切換え用トランジスタN2−1のドレインに接続され、ゲートは制御信号Aが入力される入力端子7に接続されている。また、トランジスタN1−1について、ソースは端子6に接続され、ドレインは接地電位GNDに接続され、ゲートは入力端子7に接続されている。また、トランジスタN2−1について、ソースは内部回路(負荷)4に接続され、ドレインは端子6に接続され、ゲートはインバータ10を介して入力端子7に接続されている。
スイッチ回路S1−2は、スイッチ素子用トランジスタP1−2、GND接地用トランジスタN1−2、スイッチ切換え用トランジスタN2−2及びインバータ12を備えており、スイッチ回路S1−1と同じ構成をもつ。すなわち、トランジスタP1−1について、ソースは電源2に接続され、ドレインは端子8を介して切換え用トランジスタN2−1のドレインに接続され、ゲートは制御信号Aが入力される入力端子9に接続されている。また、トランジスタN1−1について、ソースは端子8に接続され、ドレインは接地電位GNDに接続され、ゲートは入力端子9に接続されている。また、トランジスタN2−1について、ソースは内部回路4に接続され、ドレインは端子8に接続され、ゲートはインバータ12を介して入力端子9に接続されている。
次に同実施例の動作について説明する。
内部回路4に電源2を供給する場合、以下に述べる2つのモード1,2を周期的に繰り返すことで内部回路4に電源2を供給する。モード1とは制御信号Aが「L」で、制御信号Bが「H」の場合であり、モード2はモード1と逆で、制御信号Aが「H」で、制御信号Bが「L」の場合である。
例えば、「H」の制御信号は電源電圧であり、「L」の制御信号は接地電池である。
まず、制御信号Aと制御信号Bがともに「H」の場合、トランジスタP1−1,P1−2はともにオフ状態となり、内部回路4に電源2が供給されることはない。また、制御信号Aと制御信号Bがともに「L」の場合、トランジスタP1−1,P1−2はともにオン状態となり、内部回路4に電源2が供給される。
モード1の場合、スイッチ回路S1−1では、制御信号Aが「L」であるのでトランジスタP1−1がオンし、トランジスタN1−1がオフする。また、トランジスタN2−1のゲートにはインバータ10により反転された信号「H」が入力されるのでトランジスタN2−1はオンする。
一方、スイッチ回路S1−2では、制御信号Bが「H」であるのでトランジスタP1−2がオフし、トランジスタN1−2がオンする。また、トランジスタN2−2のゲートにはインバータ12により反転された信号「L」が伝達されるのでトランジスタN2−2はオフする。
このように、モード1ではスイッチ回路S1−1がオン状態となり、スイッチ回路S1−2がオフ状態となるので、電源2はスイッチ回路S1−1を経て内部回路4に供給される。
このとき、トランジスタP1−1のゲート電位は「L」、ソース電位、ドレイン電位及び基板電位は「H」なので、ゲート、基板間に−Vddの負バイアスがかかる。一方、トランジスタP1−2のゲート電位、ソース電位及び基板電位は「H」、ドレイン電位は「L」なのでゲート、ソース及び基板に対してドレインに−Vddの負バイアスがかかっている。
モード2の場合、スイッチ回路S1−1では、制御信号Aが「H」であるのでトランジスタP1−1がオフし、トランジスタN1−1がオンする。また、トランジスタN2−1のゲートにはインバータ12により反転された信号「L」が入力されるのでトランジスタN2−1はオフする。
一方、スイッチ回路S1−2では、制御信号Bが「L」であるのでトランジスタP1−2がオンし、トランジスタN1−2がオフする。また、トランジスタN2−2のゲートにはインバータ12により反転された信号「H」が伝達されるのでトランジスタN2−2はオンする。
このように、モード2ではスイッチ回路S1−1がオフ状態となり、スイッチ回路S1−2がオン状態となるので、電源2はスイッチ回路S1−2を経て内部回路4に供給される。
このとき、トランジスタP1−2のゲート電位は「L」、ソース電位、ドレイン電位及び基板電位は「H」なので、ゲート、基板間に−Vddの負バイアスがかかる。一方、トランジスタP1−1のゲート電位、ソース電位及び基板電位は「H」、ドレイン電位は「L」なのでゲート、ソース及び基板に対してドレインに−Vddの負バイアスがかかっている。
モード1の状態では、スイッチ回路S1−1のトランジスタP1−1はソース、ドレイン及び基板に対してゲートに負バイアスが印加される状態になるので、前述したNBTI現象によりしきい値の上昇や移動度の劣化が生じる。
しかしモード2に切り換えると、今度はゲート、ソース及び基板に対してドレインに負バイアスが印加される状態になる。すなわち、トランジスタP1−1についてはモード1とは逆方向の電界が印加されることになり、NBTI現象で発生した固定電荷や界面準位を修復し、電荷移動に必要なしきい値を下げ、電荷の移動度を回復させることができる。
例えば、ゲート酸化膜厚が1.3nm(ナノメートル)、ゲート幅Wが100μm(マイクロメートル)、ゲート長Lが1.0μmのPMOSトランジスタに、100℃、ゲート電位Vg=−2.7V(ボルト)、ドレイン電位Vd=ソース電位Vs=基板電位Vsub=GNDの条件でストレスを1000秒印加することで、しきい値電圧の上昇量ΔVthは約30mVになるが、その後に100℃、Vd=−2.7V、Vs=Vg=Vsub=GNDの条件でストレスを印加することによって、ΔVthは約15mVに回復する。
同様に、モード2の状態において、スイッチ回路S1−2のトランジスタP1−2はNBTI現象によってトランジスタの特性は劣化するが、モード1に切り換わることでその特性は回復する。
例えば、モード1とモード2を周期的に(例えば1〜1000秒周期、Duty比=50%)切り換えることで、一旦NBTI現象によって特性が劣化したトランジスタP1−1,P1−2の特性を回復させることができる。これによって、トランジスタP1−1,P1−2の特性が動作時間に比例して劣化していくことを防ぐことができ、内部回路4には安定した電源を供給することができる。
また、モード1とモード2の切換えは、Duty比=50%でなくてもよい。例えば図2に示すように、モード1とモード2が切換え時に一部重複するように、すなわち信号「L」が重複するように、制御信号A及びBにおいて信号「L」の方が信号「H」より長時間になるように設定してもよい。
ここではスイッチ回路が2つの場合の実施例を示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、スイッチ回路が1つの場合や、3つ以上のスイッチ回路を有する場合も同様の原理で動作する。
図3は他の実施例を示すブロック図である。
CE端子20に入力された制御信号は、発振回路14、2ビットカウンター回路16及びデコーダー回路18にそれぞれ入力される。
発振回路14からの信号は2ビットカウンター回路16によって数値化され、数値化された信号はデコーダー回路18に伝達される。その信号に基づき、デコーダー回路18はスイッチ回路S1−1〜S1−4のオン及びオフを制御する。スイッチ回路S1−1〜S1−4は図1に示したスイッチ回路S1−1、S1−2と同じ構成をもつ。すなわち、スイッチ回路S1−1〜S1−4はデコーダー回路18からの制御信号が「L」のときにオンして内部回路4に電源を供給し、制御信号が「H」のときにオフする。
スイッチ回路S1−1〜S1−4のタイミングチャートを図4に示す。デコーダー回路18から各スイッチ回路S1−1〜S1−4に入力される制御信号は周期的に切り換わるが、内部回路4に連続的に電源を供給するためにはいずれかのスイッチ回路がオンしている必要がある。
デコーダー回路18の制御により、スイッチ回路S1−1への制御信号が「L」で、スイッチ回路S1−2,S1−3,S1−4への制御信号が「H」のとき、すなわち、スイッチ回路S1−1がオンし、スイッチ回路S1−2,S1−3,S1−4がオフしている状態から、スイッチ回路S1−2への制御信号を「L」に切り換えてスイッチ回路S1−2がオンする。所定時間経過後、スイッチ回路S1−1への制御信号を「H」に切り換えてスイッチ回路S1−1をオフする。さらに所定時間経過後、スイッチ回路S1−3への制御信号を「L」に切り換えてスイッチ回路S1−3をオンし、次にスイッチ回路S1−2への制御信号を「H」に切り換えてオフにする。
このように、オンしているスイッチ回路をS1−1→S1−1及びS1−2→S1−2→S1−2及びS1−3→S1−3→S1−3及びS1−4→S1−4→S1−4及びS1−1→S1−1と切り換えることにより、内部回路4に連続して電源を供給することができる。
図5は他の実施例を示す回路図である。スイッチ回路S2はトランジスタP1及びN1を供えている。
スイッチ素子用トランジスタP1は電源2と内部回路4の間に直列に接続されている。トランジスタP1のドレイン、内部回路4間の端子6はGND接地用トランジスタN1を介して接地電位に接続されている。両トランジスタP1,N1のゲートは制御信号Cが入力される信号端子7に接続されている。
次に同実施例の動作について説明する。制御信号Cが「H」の場合、トランジスタP1はオフし、トランジスタN1がオンして、内部回路4への電源供給は停止されている。制御信号Cが「L」の場合、トランジスタがオンし、トランジスタN1がオフして、内部回路4に電源2を供給する。
制御信号Cが「L」の場合、スイッチ回路S2のトランジスタP1において、ゲート電位は「L」、ソース電位、ドレイン電位及び基板電位は「H」なので基板に対してゲートに負バイアスが印加された状態になり、前述したNBTI現象によって、しきい値の上昇や電荷の移動度の劣化が生じる。
しかし制御信号Cを「H」に切り換えると、今度はトランジスタN1がオンしてトランジスタP1のドレインがトランジスタN1を介して接地電位に接続され、トランジスタP1においてドレイン電位が「L」、ゲート電位、ソース電位及び基板電位が「H」になるので、制御信号が「H」のときとはゲート、ドレイン間に逆方向の電界が印加される状態になり、NBTI現象で発生した固定電荷や界面準位を修復し、しきい値を下げ、移動度を回復させる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明はこれらに限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の範囲内で種々の変更が可能である。
例えば、上記の実施例では接地用MOSトランジスタとしてNMOSトランジスタを用いているが、PMOSトランジスタを用いることもできる。
また、スイッチ切換え用MOSトランジスタとしてNMOSトランジスタを用いているが、PMOSトランジスタを用いてもよい。
一実施例を示す回路図である。 同実施例のタイミングチャートの一例である。 他の実施例のブロック図である。 同実施例のタイミングチャートの一例である。 さらに他の実施例を示す回路図である。 従来のスイッチ回路を示す回路図である。
符号の説明
S1−1,S1−2,S1−3,S1−4,S2 スイッチ回路
P1,P1−1,P1−2 スイッチ素子用PMOSトランジスタ
N1,N1−1,N1−2 接地用NMOSトランジスタ
N2−1,N2−2 切換え用NMOSトランジスタ
2 電源
4 内部回路(負荷)
6,8 ドレイン端子
7,9 入力端子
10,12 インバータ
14 発振回路
16 2ビットカウンター回路
18 デコーダー回路
20 CE端子

Claims (7)

  1. 電源と負荷の間に直列に接続されるスイッチ素子用PMOSトランジスタをもつスイッチ回路を備えた半導体装置において、
    前記スイッチ回路は、前記スイッチ素子用PMOSトランジスタがオフのときに前記スイッチ素子用PMOSトランジスタと前記負荷の間の端子を接地するための接地用MOSトランジスタを備え
    前記端子と前記負荷の間に接続されている切換え用MOSトランジスタをさらに備えている前記スイッチ回路を複数備えていることを特徴とする半導体装置。
  2. 前記接地用MOSトランジスタはNMOSトランジスタである請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記スイッチ素子用PMOSトランジスタのゲートと前記接地用MOSトランジスタのゲートは互いに接続されている請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記切換え用MOSトランジスタはNMOSトランジスタである請求項1から3のいずれか一項に記載の半導体装置。
  5. 前記スイッチ切換え用MOSトランジスタのゲートはインバータを介して前記スイッチ素子用PMOSトランジスタのゲートと接続されている請求項1から4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記負荷に電源を供給するときには複数の前記スイッチ回路のうち少なくとも1つをオンさせて、残りの前記スイッチ回路をオフさせるための制御部を備えている請求項1から5のいずれか一項に記載の半導体装置。
  7. 前記制御部は複数の前記スイッチ回路のうちオンさせるスイッチ回路を周期的に切り換える機能を備えている請求項に記載の半導体装置。
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