JP3678675B2 - Isdnターミナルアダプタ、音声通信システムおよび音声通信方法 - Google Patents

Isdnターミナルアダプタ、音声通信システムおよび音声通信方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ISDN(integrated services digital network )のDチャンネルにおける呼制御メッセージ内のユーザユーザ情報要素を用いて任意のISDNターミナルアダプタとIP(internet protocol )アドレス情報を交換し、上記任意のISDNターミナルアダプタとの間でIPネットワークを介した音声通信を行うことができるISDNターミナルアダプタ、音声通信システムおよび音声通信方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、複数のISDNターミナルアダプタがISP(internet service provider )およびIPネットワークを介して接続し、各アダプタに接続する固定電話機やPHSなどの音声通話端末間で音声通信を行う、いわゆるVoIP(voice over IP )技術が知られている。この技術を用いた音声通話例を以下に説明する。
【0003】
ユーザは、IPネットワークを介して音声通信を行いたい場合、ISDNターミナルアダプタ(以下、発信側ISDNターミナルアダプタと表記する)に接続する音声通話端末を用いて音声データを入力する。
発信側ISDNターミナルアダプタは、図6に示すように、UDPパケットのデータ領域(ペイロード)に音声データまたはこのデータの圧縮データを入れ、UDPヘッダおよびIPヘッダを順次付加してIPフレームを作成する。図5に示すIPヘッダの送信元IPアドレス欄には、ISPから発信側ISDNターミナルアダプタに付与されているIPアドレス(発信側アドレス)を記載する。また、送信先IPアドレス欄には、上記ユーザが通信を希望する相手先のISDNターミナルアダプタ(以下、着信側ISDNターミナルアダプタと表記する。)に付与されているIPアドレス(着信側アドレス)を記載する。作成したIPフレームは、ISPを介して接続するIPネットワークに流す。
上記IPフレームは、IPネットワークにより、IPヘッダ内の送信先IPアドレスを有するネットワーク機器、つまり着信側ISDNターミナルアダプタに転送される。
着信側ISDNターミナルアダプタは、入力されたIPフレームからIPヘッダおよびUDPヘッダを除去し、音声データまたは圧縮データを得る。圧縮データを得た場合には、このデータを伸長して音声データを得る。そして、この音声データを再生する。
【0004】
着信側ISDNターミナルアダプタも、上記同様に、発信側ISDNターミナルアダプタへ音声データを送信する。つまり、IPヘッダの送信元IPアドレスに上記着信側IPアドレスを入力し、送信先IPアドレスに上記発信側アドレスを入力し、UDPペイロードに音声データ(または圧縮データ)を加えたIPフレームを作成し、これをISPを介してIPネットワークに流す。このIPフレームは、IPネットワークがIPヘッダの送信先IPアドレス欄に従い、発信側ISDNターミナルアダプタへ送信する。発信側ISDNターミナルアダプタは、入力されたIPフレームから音声データを取りだし、これを再生する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように、上記ISDNターミナルアダプタは、通信相手先(発信側であれば着信側、着信側であれば発信側)のIPアドレスを用いてIPネットワークを介して音声通信を行う。つまり、上記音声通信を行うISDNターミナルアダプタは、通信相手先とIPアドレス情報を交換する必要がある。
しかしながら、従来のIPアドレス情報の交換作業(手順)には、種々の問題点が指摘されている。
【0006】
例えば、各ISDNターミナルアダプタのユーザ同士が、音声通信や電子メールなどを用い、IPアドレス情報を互いに交換する方法では、各ユーザは、音声通話を行うために極めて多くの労力を費やさなければならない。
各ユーザは、ISDNターミナルアダプタに割り当てられているIPアドレスを調べ、これを記憶し、通信相手先に通知する必要がある。また、通信相手先のISDNターミナルアダプタのIPアドレスを、自ら使用するISDNターミナルアダプタに通信相手先のIPアドレスとして設定する必要がある。
一般に、ISDNターミナルアダプタに割り当てられているIPアドレスを調べる作業や通信相手先のIPアドレスを設定する作業などには専門的知識が要求されるため、このような交換方法を採用すると、事実上、IPネットワークを介した音声通信が可能なユーザは限られてしまう。
【0007】
また、通信相手先のISDNターミナルアダプタにIPアドレスを付与しているISPからこのIPアドレスを取得する方法では、ISPを改良する必要があり、またISPにセキュリティ上の問題が発生する。
発信側ISDNターミナルアダプタは、着信側ISDNターミナルアダプタにIPアドレスを付与しているISPにアクセスし、着信側IPアドレス情報を取得する。着信側ISDNターミナルアダプタは、発信側ISDNターミナルアダプタにIPアドレスを付与しているISPにアクセスし、発信側IPアドレス情報を取得する。各ISDNターミナルアダプタは、取得したIPアドレスを通信相手先のIPアドレスとして設定する。
しかし、この方法を採用すると、ISPは、IPアドレスを付与している者以外にもこのIPアドレスを教える手段を設けなければならない。また、この手段はIPアドレスを付与している者以外にもこのIPアドレスを教えるため、セキュリティ上の問題がある。例えば、ISPに割り当てられているIPアドレスの情報などの種々の情報が漏洩してしまったり改ざんされてしまう可能性が、上記手段を設けない場合に比べて高くなってしまう。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みなされたものであり、ISDNのユーザユーザ情報要素を用いて任意のISDNターミナルアダプタとIPアドレス情報を交換し、上記任意のISDNターミナルアダプタとの間でIPネットワークを介した音声通信を行うことができるISDNターミナルアダプタ、音声通信システムおよび音声通信方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために本発明は以下の特徴を有する。
本発明にかかるISDNターミナルアダプタは、ISP( internet service provider )から第1のIP( internet protocol )アドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得手段と、第1のIPアドレス情報と、ISDN( integrated services digital network )のユーザユーザ情報要素と、を用いて、任意のISDNターミナルアダプタから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得手段と、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報と、を基に、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信手段と、を有するISDNターミナルアダプタであって、第2のIPアドレス取得手段は、音声通信の開始指示が行われた際に、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報の提示要求と、をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信するSETUP送信手段と、任意のISDNターミナルアダプタから、第2のIPアドレス情報を含むユーザユーザ情報要素が含まれたRELCOMPメッセージを受信するRELCOMP受信手段と、を有し、受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中から第2のIPアドレス情報を取得し、通信手段は、RELCOMPメッセージを受信した際に、チャンネル回線を切断し、受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、第2のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、が含まれていると判断した場合に、IPネットワークを介した音声通信が可能な状態に遷移し、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行い、SETUP送信手段は、音声通信の開始指示が行われた際に、第1のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、第1のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、第1のIPアドレス取得手段により第1のIPアドレス情報を取得し、該取得した第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報の提示要求と、をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信し、第1のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、第1のIPアドレス取得手段により既に取得した第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報の提示要求と、をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信することを特徴とするものである。
【0010】
また、本発明にかかるISDNターミナルアダプタにおいて、通信手段は、受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、IPネットワークを介した音声通信が出来ない旨の情報が含まれていると判断した場合は、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行わず、処理を終了し、IPネットワークを介した音声通信が出来ない旨の情報を、音声通信の開始指示を行った端末に通知することを特徴とするものである。
【0011】
また、本発明にかかるISDNターミナルアダプタは、ISP( internet service provider )から第1のIP( internet protocol )アドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得手段と、任意のISDNターミナルアダプタから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得手段と、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報と、を基に、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信手段と、を有するISDNターミナルアダプタであって、第2のIPアドレス取得手段は、任意のISDNターミナルアダプタからISDN( integrated services digital network )のユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを受信した際に、ユーザユーザ情報要素を解析し、ユーザユーザ情報要素の中に含まれる第2のIPアドレス情報を取得し、通信手段は、ユーザユーザ情報要素を解析し、ユーザユーザ情報要素の中に、第2のIPアドレス情報と、第1のIPアドレス情報の提示要求と、が含まれていると判断し、尚且つ、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う場合は、第1のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、第1のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、第1のIPアドレス取得手段により第1のIPアドレス情報を取得し、該取得した第1のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信し、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報と、を基に、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行い、第1のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、第1のIPアドレス取得手段により既に取得した第1のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信し、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報と、を基に、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行うことを特徴とするものである。
【0012】
また、本発明にかかるISDNターミナルアダプタは、ISP( internet service provider )から第1のIP( internet protocol )アドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得手段と、第1のIPアドレス情報と、ISDN( integrated services digital network )のユーザユーザ情報要素と、を用いて、任意のISDNターミナルアダプタから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得手段と、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報と、を基に、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信手段と、を有するISDNターミナルアダプタであって、第2のIPアドレス取得手段は、発信側の無線端末装置から、着信側の無線端末装置の電話番号と、発信側の無線端末装置の電話番号と、を含むSETUPメッセージを受信し、音声通信の開始指示が行われた際に、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報の提示要求と、をユーザユーザ情報要素に含め、着信側の無線端末装置の電話番号を設定したSETUPメッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信するSETUP送信手段と、任意のISDNターミナルアダプタから、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報を含むユーザユーザ情報要素が含まれたRELCOMPメッセージを受信するRELCOMP受信手段と、任意のISDNターミナルアダプタから、第2のIPアドレス情報を含むユーザユーザ情報要素が含まれたSETUPメッセージを受信するSETUP受信手段と、を有し、受信したSETUPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中から第2のIPアドレス情報を取得し、通信手段は、RELCOMPメッセージを受信した際に、チャンネル回線を切断し、受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報が含まれていると判断した場合に、呼設定受付メッセージを、発信側の無線端末装置に送信し、SETUPメッセージを受信した際に、発信側の無線端末装置と接続し、IPネットワークを介した音声通信が可能な状態に遷移し、切断メッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信し、チャンネル回線を切断し、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行い、SETUP送信手段は、音声通信の開始指示が行われた際に、第1のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、第1のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、第1のIPアドレス取得手段により第1のIPアドレス情報を取得し、該取得した第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報の提示要求と、をユーザユーザ情報要素に含め、着信側の無線端末装置の電話番号を設定したSETUPメッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信し、第1のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、第1のIPアドレス取得手段により既に取得した第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報の提示要求と、をユーザユーザ情報要素に含め、着信側の無線端末装置の電話番号を設定したSETUPメッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信することを特徴とするものである。
【0013】
また、本発明にかかるISDNターミナルアダプタにおいて、通信手段は、受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、IPネットワークを介した音声通信が出来ない旨の情報が含まれていると判断した場合は、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行わず、処理を終了し、IPネットワークを介した音声通信が出来ない旨の情報を、発信側の無線端末装置に通知することを特徴とするものである。
【0014】
また、本発明にかかるISDNターミナルアダプタは、ISP( internet service provider )から第1のIP( internet protocol )アドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得手段と、任意のISDNターミナルアダプタから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得手段と、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報と、を基に、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信手段と、を有するISDNターミナルアダプタであって、第2のIPアドレス取得手段は、任意のISDNターミナルアダプタからISDN( integrated services digital network )のユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを受信した際に、ユーザユーザ情報要素を解析し、ユーザユーザ情報要素の中に含まれる第2のIPアドレス情報を取得し、通信手段は、ユーザユーザ情報要素を解析し、ユーザユーザ情報要素の中に、第2のIPアドレス情報と、第1のIPアドレス情報の提示要求と、が含まれていると判断し、尚且つ、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う場合は、第1のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、第1のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、第1のIPアドレス取得手段により第1のIPアドレス情報を取得し、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信し、第1のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信するRELCOMP送信手段と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報をユーザユーザ情報要素に含めたRELCOMPメッセージを送信した際に、IPネットワークを介した音声通信が可能な状態に遷移し、第1のIPアドレス取得手段により取得した第1のIPアドレス情報をユーザユーザ情報要素に含めたSETUPメッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信するSETUP送信手段と、SETUPメッセージを送信した後に、任意のISDNターミナルアダプタから切断メッセージを受信するRELCOMP受信手段と、を有し、切断メッセージを受信した際に、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行うことを特徴とするものである。
【0015】
また、本発明にかかるISDNターミナルアダプタは、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行うための所定の条件を設定する条件設定手段を有し、ユーザユーザ情報要素を解析し、該解析したユーザユーザ情報要素が所定の条件を満たす場合は、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を可能と判断することを特徴とするものである。
【0016】
また、本発明にかかる音声通信システムは、第1のISDN( integrated services digital network )ターミナルと、第2のISDNターミナルと、を有し、ISDNターミナル間でIP( internet protocol )ネットワークを介した音声通信を行う音声通信システムであって、第1のISDNターミナルは、ISP( internet service provider )から第1のIPアドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得手段と、第1のIPアドレス情報と、ISDNのユーザユーザ情報要素と、を用いて、第2のISDNターミナルアダプタから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得手段と、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報と、を基に、第2のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信手段と、を有し、第2のIPアドレス取得手段は、音声通信の開始指示が行われた際に、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報の提示要求と、をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを第2のISDNターミナルアダプタに送信するSETUP送信手段と、第2のISDNターミナルアダプタから、第2のIPアドレス情報を含むユーザユーザ情報要素が含まれたRELCOMPメッセージを受信するRELCOMP受信手段と、を有し、受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中から第2のIPアドレス情報を取得し、通信手段は、RELCOMPメッセージを受信した際に、チャンネル回線を切断し、受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、第2のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、が含まれていると判断した場合に、IPネットワークを介した音声通信が可能な状態に遷移し、第2のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行い、SETUP送信手段は、音声通信の開始指示が行われた際に、第1のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、第1のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、第1のIPアドレス取得手段により第1のIPアドレス情報を取得し、該取得した第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報の提示要求と、をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを第2のISDNターミナルアダプタに送信し、第1のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、第1のIPアドレス取得手段により既に取得した第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報の提示要求と、をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを第2のISDNターミナルアダプタに送信することを特徴とするものである。
【0017】
また、本発明にかかる音声通信システムにおいて、第1のISDNターミナルアダプタは、受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、IPネットワークを介した音声通信が出来ない旨の情報が含まれていると判断した場合は、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行わず、処理を終了し、IPネットワークを介した音声通信が出来ない旨の情報を、音声通信の開始指示を行った端末に通知することを特徴とするものである。
【0018】
また、本発明にかかる音声通信システムにおいて、第2のISDNターミナルアダプタは、第1のISDNターミナルアダプタから第1のIPアドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得手段と、ISPから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得手段と、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報と、を基に、第1のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信手段と、を有し、第1のIPアドレス取得手段は、第1のISDNターミナルアダプタからISDNのユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを受信した際に、ユーザユーザ情報要素を解析し、ユーザユーザ情報要素の中に含まれる第1のIPアドレス情報を取得し、通信手段は、ユーザユーザ情報要素を解析し、ユーザユーザ情報要素の中に、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報の提示要求と、が含まれていると判断し、尚且つ、第1のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う場合は、第2のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、第2のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、第2のIPアドレス取得手段により第2のIPアドレス情報を取得し、該取得した第2のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを第1のISDNターミナルアダプタに送信し、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報と、を基に、第1のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行い、第2のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、第2のIPアドレス取得手段により既に取得した第2のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを第1のISDNターミナルアダプタに送信し、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報と、を基に、第1のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行うことを特徴とするものである。
【0019】
また、本発明にかかる音声通信システムは、第1のISDN( integrated services digital network )ターミナルと、第2のISDNターミナルと、を有し、ISDNターミナル間でIP( internet protocol )ネットワークを介した音声通信を行う音声通信システムであって、第1のISDNターミナルアダプタは、ISP( internet service provider )から第1のIP( internet protocol )アドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得手段と、第1のIPアドレス情報と、ISDNのユーザユーザ情報要素と、を用いて、第2のISDNターミナルアダプタから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得手段と、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報と、を基に、第2のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信手段と、を有し、第2のIPアドレス取得手段は、発信側の無線端末装置から、着信側の無線端末装置の電話番号と、発信側の無線端末装置の電話番号と、を含むSETUPメッセージを受信し、音声通信の開始指示が行われた際に、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報の提示要求と、をユーザユーザ情報要素に含め、着信側の無線端末装置の電話番号を設定したSETUPメッセージを第2のISDNターミナルアダプタに送信するSETUP送信手段と、第2のISDNターミナルアダプタから、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報を含むユーザユーザ情報要素が含まれたRELCOMPメッセージを受信するRELCOMP受信手段と、第2のISDNターミナルアダプタから、第2のIPアドレス情報を含むユーザユーザ情報要素が含まれたSETUPメッセージを受信するSETUP受信手段と、を有し、受信したSETUPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中から第2のIPアドレス情報を取得し、通信手段は、RELCOMPメッセージを受信した際に、チャンネル回線を切断し、受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報が含まれていると判断した場合に、呼設定受付メッセージを、発信側の無線端末装置に送信し、SETUPメッセージを受信した際に、発信側の無線端末装置と接続し、IPネットワークを介した音声通信が可能な状態に遷移し、切断メッセージを第2のISDNターミナルアダプタに送信し、チャンネル回線を切断し、第2のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行い、SETUP送信手段は、音声通信の開始指示が行われた際に、第1のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、第1のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、第1のIPアドレス取得手段により第1のIPアドレス情報を取得し、該取得した第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報の提示要求と、をユーザユーザ情報要素に含め、着信側の無線端末装置の電話番号を設定したSETUPメッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信し、第1のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、第1のIPアドレス取得手段により既に取得した第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報の提示要求と、をユーザユーザ情報要素に含め、着信側の無線端末装置の電話番号を設定したSETUPメッセージを第2のISDNターミナルアダプタに送信することを特徴とするものである。
【0020】
また、本発明にかかる音声通信システムにおいて、第1のISDNターミナルアダプタは、受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、IPネットワークを介した音声通信が出来ない旨の情報が含まれていると判断した場合は、第2のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行わず、処理を終了し、IPネットワークを介した音声通信が出来ない旨の情報を、発信側の無線端末装置に通知することを特徴とするものである。
【0021】
また、本発明にかかる音声通信システムにおいて、第2のISDNターミナルアダプタは、第1のISDNターミナルアダプタから第1のIPアドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得手段と、ISPから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得手段と、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報と、を基に、第1のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信手段と、を有し、第1のIPアドレス取得手段は、第1のISDNターミナルアダプタからISDN( integrated services digital network )のユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを受信した際に、ユーザユーザ情報要素を解析し、ユーザユーザ情報要素の中に含まれる第1のIPアドレス情報を取得し、通信手段は、ユーザユーザ情報要素を解析し、ユーザユーザ情報要素の中に、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報の提示要求と、が含まれていると判断し、尚且つ、第1のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う場合は、第2のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、第2のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、第2のIPアドレス取得手段により第2のIPアドレス情報を取得し、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを第1のISDNターミナルアダプタに送信し、第2のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを第1のISDNターミナルアダプタに送信するRELCOMP送信手段と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報をユーザユーザ情報要素に含めたRELCOMPメッセージを送信した際に、IPネットワークを介した音声通信が可能な状態に遷移し、第2のIPアドレス取得手段により取得した第2のIPアドレス情報をユーザユーザ情報要素に含めたSETUPメッセージを第1のISDNターミナルアダプタに送信するSETUP送信手段と、SETUPメッセージを送信した後に、第1のISDNターミナルアダプタから切断メッセージを受信するRELCOMP受信手段と、を有し、切断メッセージを受信した際に、第1のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行うことを特徴とするものである。
【0022】
また、本発明にかかる音声通信システムにおいて、第2のISDNターミナルアダプタは、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行うための所定の条件を設定する条件設定手段を有し、ユーザユーザ情報要素を解析し、該解析したユーザユーザ情報要素が所定の条件を満たす場合は、第1のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を可能と判断することを特徴とするものである。
【0023】
また、本発明にかかる音声通信方法は、ISP( internet service provider )から第1のIP( internet protocol )アドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得工程と、第1のIPアドレス情報と、ISDN( integrated services digital network )のユーザユーザ情報要素と、を用いて、任意のISDNターミナルアダプタから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得工程と、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報と、を基に、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信工程と、を、ISDNターミナルアダプタにおいて行う音声通信方法であって、第2のIPアドレス取得工程は、音声通信の開始指示が行われた際に、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報の提示要求と、をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信するSETUP送信工程と、任意のISDNターミナルアダプタから、第2のIPアドレス情報を含むユーザユーザ情報要素が含まれたRELCOMPメッセージを受信するRELCOMP受信工程と、を有し、ISDNターミナルアダプタが、受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中から第2のIPアドレス情報を取得し、通信工程は、RELCOMPメッセージを受信した際に、チャンネル回線を切断し、受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、第2のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、が含まれていると判断した場合に、IPネットワークを介した音声通信が可能な状態に遷移し、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行い、SETUP送信工程は、音声通信の開始指示が行われた際に、第1のIPアドレス取得工程により、第1のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、第1のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、第1のIPアドレス情報を取得し、該取得した第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報の提示要求と、をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信し、第1のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、第1のIPアドレス取得工程により既に取得した第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報の提示要求と、をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信することを特徴とするものである。
【0024】
また、本発明にかかる音声通信方法は、ISP( internet service provider )から第1のIP( internet protocol )アドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得工程と、任意のISDNターミナルアダプタから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得工程と、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報と、を基に、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信工程と、を、ISDNターミナルアダプタが行う音声通信方法であって、第2のIPアドレス取得工程は、任意のISDNターミナルアダプタからISDN( integrated services digital network )のユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを受信した際に、ユーザユーザ情報要素を解析し、ユーザユーザ情報要素の中に含まれる第2のIPアドレス情報を取得し、通信工程は、ユーザユーザ情報要素を解析し、ユーザユーザ情報要素の中に、第2のIPアドレス情報と、第1のIPアドレス情報の提示要求と、が含まれていると判断し、尚且つ、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う場合は、第1のIPアドレス取得工程により、第1のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、第1のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、第1のIPアドレス情報を取得し、該取得した第1のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信し、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報と、を基に、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行い、第1のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、第1のIPアドレス取得工程により既に取得した第1のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、をユーザユーザ情報要素に含め、ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを任意のISDNターミナルアダプタに送信し、第1のIPアドレス情報と、第2のIPアドレス情報と、を基に、任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行うことを特徴とするものである。
【0025】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係るISDNターミナルアダプタ、IPネットワークを介した音声通信システムおよびIPネットワークを介した音声通信方法を、実施の形態によって詳細に説明する。まず、本発明に係るISDNターミナルアダプタおよびIPネットワークを介した音声通信システムについて説明する。
【0026】
<ISDNターミナルアダプタ、音声通信システム>
本発明に係るISDNターミナルアダプタは、ISDNのDチャンネルの呼制御メッセージのユーザユーザ情報要素を用い、任意の通信相手先のISDNターミナルアダプタと互いのIPアドレス情報を交換する。IPアドレス交換後、IPネットワークを介した音声通信(VoIP)を行う。
【0027】
別言すれば、発信側ISDNターミナルアダプタは、ISDNのDチャンネルにおけるユーザ同士のコミュニケーションを可能とするユーザユーザ情報要素を用いて、着信側(通信を希望する相手先の)ISDNターミナルアダプタと互いのIPアドレスを教えあう。着信側IPアドレス情報を取得すると、VoIP可能な状態へ遷移する。
着信側ISDNターミナルアダプタは、発信側IPアドレスを取得すると、VoIP可能な状態へ遷移する。
そして、両ISDNターミナルアダプタ間は、互いのIPアドレス情報を用いてVoIPを行う。
このISDNターミナルアダプタとしては、例えば、発信側のISDNターミナルアダプタとして第1のISDNターミナルアダプタ、着信側のISDNターミナルアダプタとして第2のISDNターミナルアダプタがあげられる。
【0028】
第1のISDNターミナルアダプタは、VoIP要求通知手段とVoIP手段とを有する。VoIP要求通知手段は、ユーザユーザ情報要素を用い、VoIPによる音声通話を任意のISDNターミナルアダプタに要求する手段である。VoIP手段は、IPネットワークを介した音声通信を行う手段である。
このISDNターミナルアダプタは、ユーザから任意の相手先とVoIPによる音声通話を行うよう指示されると(開始指示)、発信側IPアドレスと、受信側IPアドレスの提示要求とを記載したユーザユーザ情報を含む呼制御メッセージ(VoIP要求)をISDN網に流す(VoIP要求通知手段)。この呼制御メッセージは、着信側ISDNターミナルアダプタに到達する。
着信側ISDNターミナルアダプタから着信側IPアドレスを含む応答通知を受信すると、VoIP可能な状態へ遷移する。そして、着信側IPアドレスおよび発信側IPアドレスを用いてVoIPによる音声通話を行う(VoIP手段)。
なお、上記応答通知には、着信側IPアドレスの他に、着信側ISDNターミナルアダプタのユーザもIPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報を含めることが好ましい。
また、上記開始指示が入力された際にIPアドレスを有していなければ、ISPからIPアドレスを取得してもよい。上記VoIP要求通知手段は、ISPからIPアドレスが付与された後、着信側ISDNターミナルアダプタに上記呼制御メッセージを送信する。
【0029】
第2のISDNターミナルアダプタは、ユーザユーザ情報要素解析手段と応答手段とVoIP手段とを有する。VoIP手段としては、上記第1のISDNターミナルアダプタのVoIP手段または当該手段と同等の全ての手段を採用できる。
ユーザユーザ情報要素解析手段は、通信相手方のISDNターミナルアダプタから入力されたISDNのユーザユーザ情報要素を解析する。
応答手段は、VoIPによる音声通話を希望する旨の情報と発信側IPアドレスとを含む応答通知を、ユーザユーザ情報要素を用いて上記通信相手方のISDNターミナルアダプタへ送信する。
第2のISDNターミナルアダプタは、発信側ISDNターミナルアダプタから入力されたユーザユーザ情報要素に、着信側IPアドレスの提示要求と発信側IPアドレスとが含まれており、かつ、ユーザが発信側とVoIPによる音声通話を希望する場合に応答通知を送信する(ユーザユーザ情報要素解析手段、応答手段)。そして、VoIP可能な状態へ遷移し、発信側ISDNターミナルアダプタとの間でVoIPによる音声通話を行う(VoIP手段)。
なお、応答通知を送信する場合にIPアドレスを有していなければ、ISPからIPアドレスを取得できるようにしてもよい。
また、本発明に係るISDNターミナルアダプタは、上記第1および第2のISDNターミナルアダプタの機能を有していてもよい。
【0030】
本発明に係る音声通信システムは、複数のISDNターミナル間でIPネットワークを介した音声通信(VoIP)可能なシステムである。
この音声通信システムの音声通信を希望する側(発信側)ISDNターミナルアダプタは、ISDNのユーザユーザ情報要素を用い、任意の相手方(着信側)ISDNターミナルアダプタと互いのIPアドレス情報を交換する。そして、この着信側ISDNターミナルアダプタと、互いのIPアドレスを用いてVoIPによる音声通話を行う。
例えば、発信側ISDNターミナルアダプタとして上記第1のISDNターミナルアダプタ、着信側ISDNターミナルアダプタとして上記第2のISDNターミナルアダプタを採用すれば、上記システムを実現できる。
以下、本発明に係るIPネットワークを介した音声通信システムを好適に実施した形態を、図1を参照しながら詳述し、あわせて本発明に係るISDNターミナルアダプタについても詳述する。
【0031】
図1には、本実施の形態におけるISDNターミナルアダプタの構成例を示す。このISDNターミナルアダプタは、データ通信制御部1などの各種通信機器の制御部とデータ・音声切替部4とISDN網制御部5とを有する。本実施の形態では、図1に示すように、上記制御部として、データ通信制御部1、音声通信制御部2および無線通信制御部3を採用する。
このISDNターミナルアダプタは、少なくともISDNのDチャンネル通信を行うことができ、かつ、ISPからIPアドレスを取得できるものとする。Dチャンネル通信とは、ユーザユーザ情報要素を含む呼制御メッセージをISDNのDチャンネルにより通信相手方と送受信することをいう。
【0032】
データ通信制御部1は、PC(personal computer )などのデータ端末を、ISDN網制御部5を介してISDN網に接続し、データ端末によるデータ通信を実現する。例えば図1に示すように、データ端末は、ISDN網を介してISPと接続されれば、インターネット通信を行える。
音声通信制御部2は、固定電話機などの音声通信端末を、ISDN網制御部5を介してISDN網に接続する。音声通信端末は、ISDN網と接続し、所定の手順(プロトコル)を踏むことで、音声通信を行うことができる。
無線通信制御部3は、PHS(personal handy-phone system )などの無線端末と無線通信ができ、当該端末を、ISDN網制御部5を介してISDN網に接続する。無線端末は、ISDN網と接続し、所定の手順(プロトコル)を踏むことで、音声通信および/またはデータ通信を行うことができる。
データ・音声切替部4は、いずれの制御部(図1の場合は、データ通信制御部1、音声通信制御部2、無線通信制御部3)をISDN網制御部5に接続するか選択する。
ISDN網制御部5は、ISDN網への呼制御と通信を行う。本実施の形態に係るISDN網制御部5は、少なくともユーザユーザ情報要素を含む呼制御メッセージの送受信を行う。
【0033】
(第1の制御例)
第1の制御例では、着信側ISDNターミナルアダプタが、上記VoIP要求を受信すると、回線(Dチャンネル通信)を切断することなしに応答通知を返信する例を示す。また、発信側ISDNターミナルアダプタと接続する固定電話機と着信側ISDNターミナルアダプタと接続する固定電話機との間でVoIPによる音声通話を行うものとする。
【0034】
また、発信側ISDNターミナルアダプタは、以下の制御を開始する前に、ISPからIPアドレスを取得している(付与されている)ものとする。着信側ISDNターミナルアダプタは、少なくとも発信側ISDNターミナルアダプタから希望通知が入力されたときには、ISPからIPアドレスが付与されているものとする。
IPアドレスの取得方法としては、公知の全ての方法を採用できる。
例えば、データ通信制御部1や無線通信制御部3は、接続する端末がデータ通信を行う場合、ISDN網制御部5に、ISDN網を介して接続するISPへ呼接続要求を送出させる。ISPは、ユーザ認証等を行い、上記ISDNターミナルアダプタにIPアドレスを付与可能か判断する。付与可能であれば、IPアドレスを上記ISDNターミナルアダプタに割り当てる。これにより、ISDNターミナルアダプタは、IPアドレスを取得する。
なお、ISDN網制御部5は、データ通信を行わない場合であってもISPと接続し、IPアドレスを取得してよい。つまり、ユーザから直接または間接的に明示または黙示のIPアドレス取得指示が入力されると、ISPからIPアドレスを取得する。
【0035】
ISDN網制御部5は、ユーザからVoIPによる音声通話の開始指示が入力されたことをトリガにして以下の制御を開始する。開始指示の入力方法は、任意に設定できる。例えば、図3に示すように、固定電話機がオフフック状態となり通信を希望する相手先の電話番号とVoIPによる音声通話を希望することを示す所定の入力(「###」など)とがあった場合、ISDN網制御部5は、上記開始指示が入力されたものと判断するように設定してもよい(図3:オンフック(番号入力))。
また、ISDN網制御部5は、音声通信制御部2を介して固定電話機にリングバックトーンを送出する。リングバックトーンは、VoIP可能な状態に遷移するまで、あるいはVoIPによる通信が不能であることが判明するまで送出する。
【0036】
ISDN網制御部5は、図10に示すユーザユーザ情報要素のユーザ情報欄にVoIP要求(着信側IPアドレスの提示要求と発信側IPアドレス)を含む呼制御メッセージを、任意の相手方(着信側)のISDNターミナルアダプタに送信する(VoIP要求通知手段)。
このユーザユーザ情報要素は、ITU−T勧告Q−931のSETUP(呼設定)メッセージに含まれる。SETUPメッセージは、図7に示す構造を有し、呼番号領域にユーザがVoIPによる音声通話を希望する相手先(着信側)の電話番号など、発着アドレス、発着サブアドレスのいずれかまたは複数を記載し、ユーザユーザ情報要素に上記VoIP要求を記載する。このSETUPメッセージは、ISDN網に流されると、上記呼番号領域に記載された電話番号に従い、上記相手先(着信側)のISDNターミナルアダプタへ到達する(図3:SETUP(IP通知・IP要求))。
【0037】
着信側ISDNターミナルアダプタのISDN網制御部5は、ISDN網からSETUPメッセージ(図3:SETUP(IP通知・IP要求))を受信すると、このメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素を解析する(ユーザユーザ情報要素解析手段)。
ユーザユーザ情報要素に上記VoIP要求が含まれている場合、IPアドレスを取得済みであれば、発信側からVoIP要求が入力されたことをユーザ(着信側)に通知する。例えば、音声通信制御部2に、固定電話機のリンガーを鳴動させてもよい(図3:リンガー鳴動)。
【0038】
着信側ISDNターミナルアダプタのISDN網制御部5は、ユーザが発信側とのVoIPによる音声通話を希望することを確認すると、発信側ISDNターミナルアダプタへ応答通知を送信する(応答手段)。
応答通知は、ISDNのDチャンネルのSETUPメッセージに対する呼制御メッセージRELCOMP(解放完了)メッセージ内のユーザユーザ情報要素に含める。RELCOMPメッセージは、図8に示す構造を有し、呼番号領域に発信側の電話番号、ユーザユーザ情報要素内のユーザユーザ情報要素領域に着信側IPアドレスとVoIPによる音声通話を希望する旨の情報とを含める。このRELCOMPメッセージは、SETUPメッセージと同様に、ISDN網によって呼番号領域に記載された電話番号の相手、つまり発信側ISDNターミナルアダプタへ届けられる(図3:RELCOMP(IP通知))。
なお、ISDN網制御部5は、ユーザがVoIPによる音声通話を希望しているか否かを任意の方法で判断/知得すればよい。例えば、図3に示す例では、固定電話機のリンガーを鳴動させた後、所定の時間内にオフフック状態となれば、上記ユーザがVoIPによる音声通話を希望するものと設定する。
【0039】
また、着信側ISDNターミナルアダプタのISDN網制御部5は、VoIP可能な状態へ遷移する(VoIP手段)。つまり、データ・音声切替部4を用いて音声通信制御部2と接続する。
【0040】
着信側ISDNターミナルアダプタのISDN網制御部5は、VoIPによる音声通話ができない場合には、ユーザユーザ情報要素にその旨を記載したRELCOMPメッセージを発信側ISDNターミナルアダプタへ送信する。そして、処理を終了する。前記したようにリンガーを鳴動させている場合には、鳴動を停止する。
VoIPによる音声通話ができない場合とは、上記ユーザに発信側とのVoIPによる音声通話を行う意思がない場合や、IPアドレスが付与されていない場合などがある。
【0041】
発信側ISDNターミナルアダプタは、RELCOMPメッセージを受信すると、Dチャンネル通信を切断する。そして、このメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素を解析する。
ユーザユーザ情報要素に上記応答通知が含まれている場合、ISDN網制御部5は、データ・音声切替部4を用いて音声通信制御部2と接続する(VoIP手段)。これにより、発信側および着信側のISDNターミナルアダプタは、それぞれVoIP可能な状態へ遷移したこととなる。
【0042】
発信側/着信側ISDNターミナルアダプタは、同じ音声通信技術を採用して発信側/着信側IPアドレスを用いたIPネットワークを介した音声通信(VoIP)を行う。音声通信技術は、公知の全てのIPネットワークを介した音声通信技術を採用できる。どの技術を採用するかは、発信側および着信側のISDNターミナルアダプタに予め設定できるようにしてもよい。また、発信側と着信側のISDNターミナルアダプタは、VoIPによる音声通話を開始する前にネゴシエーションを行い、お互いが使用できる技術の内の1または複数の技術を用いて音声通信を行うように設定してもよい。
【0043】
例えば、図6に示すようなIPフレームに音声データをマッピングし、IPネットワークにおける音声通信を行う技術を採用することもできる。
IPフレームは、IPヘッダ、UDP(user datagram protocol)ヘッダ、音声データ(UDPペイロード)およびCRC(cyclic redundancy check )を有する。
UDPパケットは、図4に示すようにマッピングする。図4に示すデータ領域(UDPペイロード)に音声データを入れる。音声データは、例えば、ADPCM(adaptive differential pulse code modulation )などで圧縮したデータ(圧縮データ)を採用できる。
IPフレームは、図5に示すようにマッピングする。発信側ISDNターミナルアダプタは、IPヘッダ内の送信元IPアドレスにこのアダプタに付与されたIPアドレスを記載する。送信先IPアドレスには着信側ISDNターミナルアダプタに付与されたIPアドレスを記載する。データ領域には上記UDPパケットを入れる。
従って、IPフレームは、図6に示すようにマッピングされる。
【0044】
ISDNターミナルアダプタは、音声データを図6に示すようにマッピングしたIPフレームを、IPネットワークを介して通信相手方のISDNターミナルアダプタへ送信する。通信相手方のISDNターミナルアダプタは、IPパケットが入力されると、IPヘッダ、UDPヘッダおよびCRCを削除して圧縮データを取り出す。そして、この圧縮データを伸長して音声データを復元する。
【0045】
発信側ISDNターミナルアダプタは、上記RELCOMPメッセージに応答通知が含まれていなかった場合、処理を終了する。この際、VoIPによる音声通話が不能であることや理由などをユーザに通知してもよい。前記したようにリングバックトーンを送信している場合にはこれを停止する。
【0046】
なお、図11に示すように、発信側ISDNターミナルアダプタは、上記開始指示が入力された際、IPアドレスが割り当てられていなければ、ISPからIPアドレスを取得し、当該IPアドレスを用いて上記処理を行うようにしてもよい。
また、図12に示すように、着信側ISDNターミナルアダプタは、上記応答通知を送信する際、IPアドレスが割り当てられていなければ、ISPからIPアドレスを取得し、当該IPアドレスを用いて上記処理を行うようにしてもよい。
【0047】
(第2の制御例)
第2の制御例では、着信側のISDNターミナルアダプタが上記希望通知を受信した場合、一旦回線を切断してから再度接続して応答通知を送信する例を示す。また、発信側のISDNターミナルアダプタと接続するPHSと着信側のISDNターミナルアダプタと接続するPHSとの間でVoIPによる音声通話を行うものとする。
また、上記第1の制御例と同様に、以下の制御を開始する前に、発信側ISDNターミナルアダプタは、ISPからIPアドレスを取得している(付与されている)ものとする。着信側ISDNターミナルアダプタは、少なくとも発信側ISDNターミナルアダプタから希望通知が入力されたときには、ISPからIPアドレスが付与されているものとする。
【0048】
発信側ISDNターミナルアダプタのISDN制御部5は、ユーザからの開始指示に従い、ユーザユーザ情報要素を用いてVoIP要求を着信側ISDNターミナルアダプタへ送信する(VoIP要求通知手段)。VoIP要求は、上記第1の制御例におけるVoIP要求と同等の同様のものを採用すればよい。
なお、PHSはSETUPメッセージをISDNターミナルアダプタへ送信できるため、上記開始指示をSETUPメッセージ(図2:SETUP(相手番号電話+着番号))とすることもできる。ISDNターミナルアダプタは、このSETUPメッセージが入力されると、ユーザユーザ情報要素に着信側IPアドレスの提示要求と発信側IPアドレスとを含め、呼番号に相手先電話番号を設定したSETUPメッセージを作成する。そして、このメッセージを前記同様にISDN網に流す。ISDN網は、このメッセージを着信側ISDNターミナルアダプタへ送信する(図2:SETUP(IP通知・IP要求))。
【0049】
着信側ISDNターミナルアダプタのISDN網制御部5は、前記同様に、発信側ISDNターミナルアダプタから入力されたユーザユーザ情報要素を調べる(ユーザユーザ情報要素解析手段)。
上記ユーザユーザ情報要素にVoIP要求が含まれており、かつ、所定の条件を満たす場合、上記SETUPメッセージに対するRELCOMPメッセージのユーザユーザ情報要素にVoIPによる音声通話を行う旨の情報を加える。そして、このRELCOMPメッセージをDチャンネル通信により発信側ISDNターミナルアダプタへ送信する(図2:RELCOMP(VoIP OK)、応答手段)。
上記所定の条件を満たしていない場合、RELCOMPメッセージの情報要素にVoIPによる音声通話を行わない旨の情報を加え、このメッセージをDチャンネル通信により発信側ISDNターミナルアダプタへ送信する。
所定の条件は、任意に設定することができる。例えば、発信側ISDNターミナルアダプタにIPアドレスが付与されていること、所定の相手からのVoIP要求であることなどの条件を設定できる。
【0050】
発信側ISDNターミナルアダプタのISDN網制御部5は、上記RELCOMPメッセージを受信するとDチャンネル通信を切断する。
上記RELCOMPメッセージにVoIPによる音声通信を行う旨の情報が含まれている場合、無線通信制御部3を用いてCALL PROC(呼設定受付)メッセージをPHSに送信する。上記情報(音声通信を行う旨の情報)が含まれていなかった場合には、処理を終了する。
【0051】
着信側ISDNターミナルアダプタのISDN網制御部5は、上記RELCOMPメッセージを発信すると、VoIP可能な状態へ遷移する(VoIP手段)。
本制御例では、音声通信端末としてPHSを用いているため、ISDN網制御部5は、無線通信制御部3と接続し、PHSを用いたVoIPを可能な状態にする。
【0052】
より詳しくは、ISDN網制御部5は、まず、データ音声切替部4に、接続する制御部を無線通信制御部3とするよう指示する。無線通信制御部3は、無線通信制御部3とISDN網制御部5とを接続する。そして、PHSに呼設定メッセージ(図2:SETUP)を送信する。PHSは、無線通信制御部3と接続すると、呼設定受付メッセージ(図2:CALL PROC)、呼出メッセージ(図2:ALERT)、応答メッセージ(図2:CONN)をISDN網制御部5へ順次送出する。これにより、PHSおよび着信側ISDNターミナルアダプタはVoIPによる音声通話が可能な状態へ遷移する。ISDN網制御部5は、上記呼設定メッセージに対して所定のメッセージが返答されると、ユーザユーザ情報要素に着信側IPアドレスを記載したSETUPメッセージを、Dチャンネル通信により発信側ISDNターミナルアダプタへ送信する(図2:SETUP(IP通知))。つまり、着信側ISDNターミナルアダプタは、PHSと接続中となると、着信側IPアドレスを発信側ISDNターミナルアダプタに通知する。また、PHSに対してVoIP可能となったことを通知する(図2:CONN ACK(応答確認))。
【0053】
発信側ISDNターミナルアダプタのISDN網制御部5は、上記SETUPメッセージを受信すると、VoIP可能な状態へ遷移する。本例では、データ・音声切替部4を用いて無線通信制御部3と接続する(図2:CONN、CONN
ACK、VoIP手段)。
また、RELCOMPメッセージ(Q−931の切断メッセージ)を着信側ISDNターミナルアダプタへ送信し、Dチャンネル通信を切断する。
これにより、発信側および着信側のISDNターミナルアダプタは、それぞれVoIP可能な状態へ遷移したこととなる。
【0054】
発信側/着信側ISDNターミナルアダプタは、前記したようにIPネットワークを用いた音声通信を行えばよい。
【0055】
発信側ISDNターミナルアダプタは、上記RELCOMPメッセージに応答通知が含まれていなかった場合、処理を終了する。この際、VoIPによる音声通話が不能であることや理由などをユーザに通知してもよい。前記したようにリングバックトーンを送信している場合にはこれを停止する。
【0056】
なお、図13に示すように、発信側ISDNターミナルアダプタは、上記開始指示が入力された際、IPアドレスが割り当てられていなければ、ISPからIPアドレスを取得し、当該IPアドレスを用いて上記処理を行うようにしてもよい。
また、図14に示すように、着信側ISDNターミナルアダプタは、上記応答通知を送信する際、IPアドレスが割り当てられていなければ、ISPからIPアドレスを取得し、当該IPアドレスを用いて上記処理を行うようにしてもよい。
次に、本発明に係るIPネットワークを介した音声通信方法について詳述する。
【0057】
<IPネットワークを介した音声通信方法(方式)>
本発明に係るIPネットワークを介した音声通信方法(方式)は、次のステップを行い、任意のISDNターミナルアダプタ間でIPネットワークを介した音声通信(VoIP)を行う。
ステップ1:
IPネットワークを介した音声通信(VoIP)を希望するISDNターミナルアダプタ同士に、ISDNのDチャンネルの呼制御メッセージのユーザユーザ情報要素を用いてIPアドレス情報を交換させる。
ステップ2:
各ISDNターミナルアダプタに、VoIP可能な状態へ遷移させる。
なお、この音声通信方法は、次のようにも変形できる。
【0058】
ステップ1−1:
ユーザからこの処理の開始指示が入力された場合、音声通信を希望する側(発信側)ISDNターミナルアダプタに、発信側IPアドレスと、着信側IPアドレスの提示要求とをユーザユーザ情報要素に含めたISDNの呼制御メッセージ作成させる。
ステップ1−2:
発信側ISDNターミナルアダプタに、上記呼制御メッセージをISDN網を介して着信側ISDN(任意の相手方)ISDNターミナルアダプタに送信させる。
ステップ1−3:
着信側ISDNターミナルアダプタに、上記呼制御メッセージを受信し、かつ、着信側が発信側とVoIPによる音声通話を希望する場合に、その旨と着信側IPアドレスとをユーザユーザ情報要素に含めた呼制御メッセージ(応答通知)を作成させる。
ステップ1−4:
着信側ISDNターミナルアダプタに、上記応答通知をISDN網を介して発信側ISDNターミナルアダプタへ送信させる。
ステップ2−1:
着信側ISDNターミナルアダプタに、VoIP可能な状態へ遷移させる。
ステップ2−2:
発信側ISDNターミナルアダプタに、上記応答通知を受信したことをトリガにしてVoIP可能な状態へ遷移させる。
以上のステップが終了すると、発信側と着信側のISDNターミナルアダプタ間でVoIPによる音声通話を行うことが可能となる。
【0059】
なお、ステップ1−3に進む前に、着信側ISDNターミナルアダプタに、Dチャンネル通信を一旦終了させてもよい。この場合、ステップ1−4では、着信側ISDNターミナルアダプタが発信側ISDNターミナルアダプタと改めてDチャンネルにより接続し、上記応答通知を送信する。これにより、着信側ISDNターミナルアダプタが上記ユーザユーザ情報要素受信後すぐに応答通知を返信する必要がなくなる。
【0060】
また、ステップ1−1において、発信側ISDNターミナルアダプタに、まず、ISPからIPアドレスを取得させ、当該IPアドレスを含むユーザユーザ情報を作成させてもよい。
また、ステップ1−3において、着信側ターミナルアダプタに、ISPからIPアドレスを取得させ、当該IPアドレスを含むユーザユーザ情報要素(応答通知)を作成させてもよい。
本発明に係るIPネットワークを介した音声通信方法は、例えば、本発明に係るISDNターミナルアダプタに前記した動作(制御)を行わせることでも実現できる。
【0061】
以上、この発明の好適な実施の形態を説明したが、上述の実施の形態はこの発明の説明のための例示であって、この実施形態のみにこの発明の範囲を限定する趣旨ではない。当業者は、この発明の要旨を逸脱することなく、種々の変形、改良、修正、簡略化などを上記実施形態に加えた種々の他の形態でもこの発明を実施することができる。
【0062】
例えば、ISDNターミナルアダプタにルータ機能を付加し、いわゆるISDNルータとすることもできる。
また、着信側ISDNターミナルアダプタは1つである必要はなく、複数としてもよい。複数とする場合には、上記VoIP要求を各ISDNターミナルアダプタへ送信し、応答通知を返信したアダプタとVoIPによる音声通話を行えばよい。2を超えるISDNターミナルアダプタ間でIPネットワークを介した音声通信を行う技術は、公知の技術を採用できる。
また、上記説明では、固定電話機間、PHS間の通話を例に挙げたが、これに限定されるものではない。本発明は、音声通話端末間でVoIPによる音声通話が行えればよい。
なお、各ISDNターミナルアダプタがIPアドレスを取得するISPは、それぞれ同じでもよく異なっていてもよい。
【0063】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、ISDN網のDチャンネルを利用してIPアドレス情報をISDNターミナルアダプタ同士が交換するため、ユーザは、開始指示を与えるだけでIPネットワークを介した音声通信を行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるISDNターミナルアダプタの内部構成例を示す。
【図2】図1のISDNターミナルアダプタがPHSによりIPネットワークを介した音声通信を行う制御例を説明するための第1のシーケンス図である。
【図3】図1のISDNターミナルアダプタが固定電話機によりIPネットワークを介した音声通信を行う制御例を説明するための第1のシーケンス図である。
【図4】UDPヘッダの構造を示す。
【図5】IPヘッダの構造を示す。
【図6】UDP/IPヘッダの構造を示す。
【図7】SETUPメッセージのフレーム構成例を示す。
【図8】RELCOMPメッセージのフレーム構成例を示す。
【図9】CONNメッセージのフレーム構成例を示す。
【図10】ユーザユーザ情報要素のフレーム構成例を示す。
【図11】図1のISDNターミナルアダプタが固定電話機によりIPネットワークを介した音声通信を行う制御例を説明するための第2のシーケンス図である。
【図12】図1のISDNターミナルアダプタが固定電話機によりIPネットワークを介した音声通信を行う制御例を説明するための第3のシーケンス図である。
【図13】図1のISDNターミナルアダプタがPHSによりIPネットワークを介した音声通信を行う制御例を説明するための第2のシーケンス図である。
【図14】図1のISDNターミナルアダプタがPHSによりIPネットワークを介した音声通信を行う制御例を説明するための第3のシーケンス図である。
【符号の説明】
1 データ通信制御部
2 音声制御部
3 無線通信制御部
4 データ・音声切替部
5 ISDN網制御部

Claims (16)

  1. ISP( internet service provider )から第1のIP( internet protocol )アドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得手段と、
    前記第1のIPアドレス情報と、ISDN( integrated services digital network )のユーザユーザ情報要素と、を用いて、任意のISDNターミナルアダプタから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得手段と、
    前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報と、を基に、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信手段と、を有するISDNターミナルアダプタであって、
    前記第2のIPアドレス取得手段は、
    前記音声通信の開始指示が行われた際に、前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報の提示要求と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを前記任意のISDNターミナルアダプタに送信するSETUP送信手段と、
    前記任意のISDNターミナルアダプタから、前記第2のIPアドレス情報を含むユーザユーザ情報要素が含まれたRELCOMPメッセージを受信するRELCOMP受信手段と、を有し、前記受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中から前記第2のIPアドレス情報を取得し、
    前記通信手段は、
    前記RELCOMPメッセージを受信した際に、チャンネル回線を切断し、
    前記受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、第2のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、が含まれていると判断した場合に、IPネットワークを介した音声通信が可能な状態に遷移し、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行い、
    前記SETUP送信手段は、
    前記音声通信の開始指示が行われた際に、前記第1のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、前記第1のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、前記第1のIPアドレス取得手段により第1のIPアドレス情報を取得し、該取得した第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報の提示要求と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを前記任意のISDNターミナルアダプタに送信し、
    前記第1のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、前記第1のIPアドレス取得手段により既に取得した前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報の提示要求と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを前記任意のISDNターミナルアダプタに送信することを特徴とするISDNターミナルアダプタ。
  2. 前記通信手段は、
    前記受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、IPネットワークを介した音声通信が出来ない旨の情報が含まれていると判断した場合は、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行わず、処理を終了し、前記IPネットワークを介した音声通信が出来ない旨の情報を、前記音声通信の開始指示を行った端末に通知することを特徴とする請求項1記載のISDNターミナルアダプタ。
  3. ISP( internet service provider )から第1のIP( internet protocol )アドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得手段と、
    任意のISDNターミナルアダプタから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得手段と、
    前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報と、を基に、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信手段と、を有するISDNターミナルアダプタであって、
    前記第2のIPアドレス取得手段は、
    前記任意のISDNターミナルアダプタからISDN( integrated services digital network )のユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを受信した際に、前記ユーザユーザ情報要素を解析し、前記ユーザユーザ情報要素の中に含まれる第2のIPアドレス情報を取得し、
    前記通信手段は、
    前記ユーザユーザ情報要素を解析し、前記ユーザユーザ情報要素の中に、第2のIPアドレス情報と、前記第1のIPアドレス情報の提示要求と、が含まれていると判断し、尚且つ、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う場合は、前記第1のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、前記第1のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、前記第1のIPアドレス取得手段により第1のIPアドレス情報を取得し、該取得した第1のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを前記任意のISDNターミナルアダプタに送信し、前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報と、を基に、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行い、
    前記第1のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、前記第1のIPアドレス取得手段により既に取得した前記第1のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを前記任意のISDNターミナルアダプタに送信し、前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報と、を基に、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行うことを特徴とするISDNターミナルアダプタ。
  4. ISP( internet service provider )から第1のIP( internet protocol )アドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得手段と、
    前記第1のIPアドレス情報と、ISDN( integrated services digital network )のユーザユーザ情報要素と、を用いて、任意のISDNターミナルアダプタから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得手段と、
    前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報と、を基に、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信手段と、を有するISDNターミナルアダプタであって、
    前記第2のIPアドレス取得手段は、
    発信側の無線端末装置から、着信側の無線端末装置の電話番号と、発信側の無線端末装置の電話番号と、を含むSETUPメッセージを受信し、前記音声通信の開始指示が行われた際に、前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報の提示要求と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、着信側の無線端末装置の電話番号を設定したSETUPメッセージを前記任意のISDNターミナルアダプタに送信するSETUP送信手段と、
    前記任意のISDNターミナルアダプタから、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報を含むユーザユーザ情報要素が含まれたRELCOMPメッセージを受信するRELCOMP受信手段と、
    前記任意のISDNターミナルアダプタから、前記第2のIPアドレス情報を含むユーザユーザ情報要素が含まれたSETUPメッセージを受信するSETUP受信手段と、を有し、前記受信したSETUPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中から前記第2のIPアドレス情報を取得し、
    前記通信手段は、
    前記RELCOMPメッセージを受信した際に、チャンネル回線を切断し、
    前記受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報が含まれていると判断した場合に、呼 設定受付メッセージを、前記発信側の無線端末装置に送信し、
    前記SETUPメッセージを受信した際に、前記発信側の無線端末装置と接続し、IPネットワークを介した音声通信が可能な状態に遷移し、切断メッセージを前記任意のISDNターミナルアダプタに送信し、チャンネル回線を切断し、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行い、
    前記SETUP送信手段は、
    前記音声通信の開始指示が行われた際に、前記第1のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、前記第1のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、前記第1のIPアドレス取得手段により第1のIPアドレス情報を取得し、該取得した第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報の提示要求と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、着信側の無線端末装置の電話番号を設定したSETUPメッセージを前記任意のISDNターミナルアダプタに送信し、
    前記第1のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、前記第1のIPアドレス取得手段により既に取得した前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報の提示要求と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、着信側の無線端末装置の電話番号を設定したSETUPメッセージを前記任意のISDNターミナルアダプタに送信することを特徴とするISDNターミナルアダプタ。
  5. 前記通信手段は、
    前記受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、IPネットワークを介した音声通信が出来ない旨の情報が含まれていると判断した場合は、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行わず、処理を終了し、前記IPネットワークを介した音声通信が出来ない旨の情報を、前記発信側の無線端末装置に通知することを特徴とする請求項5記載のISDNターミナルアダプタ。
  6. ISP( internet service provider )から第1のIP( internet protocol )アドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得手段と、
    任意のISDNターミナルアダプタから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得手段と、
    前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報と、を基に、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信手段と、を有するISDNターミナルアダプタであって、
    前記第2のIPアドレス取得手段は、
    前記任意のISDNターミナルアダプタからISDN( integrated services digital network )のユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを受信した際に、前記ユーザユーザ情報要素を解析し、前記ユーザユーザ情報要素の中に含まれる第2のIPアドレス情報を取得し、
    前記通信手段は、
    前記ユーザユーザ情報要素を解析し、前記ユーザユーザ情報要素の中に、第2のIPアドレス情報と、前記第1のIPアドレス情報の提示要求と、が含まれていると判断し、尚且つ、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う場合は、前記第1のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、前記第1のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、前記第1のIPアドレス取得手段により第1のIPアドレス情報を取得し、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを前記任意のISDNターミナルアダプタに送信し、
    前記第1のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを前記任意のISDNターミナルアダプタに送信するRELCOMP送信手段と、
    IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報を前記ユーザユーザ情報要素に 含めた前記RELCOMPメッセージを送信した際に、IPネットワークを介した音声通信が可能な状態に遷移し、前記第1のIPアドレス取得手段により取得した第1のIPアドレス情報を前記ユーザユーザ情報要素に含めたSETUPメッセージを前記任意のISDNターミナルアダプタに送信するSETUP送信手段と、
    前記SETUPメッセージを送信した後に、前記任意のISDNターミナルアダプタから切断メッセージを受信するRELCOMP受信手段と、
    を有し、前記切断メッセージを受信した際に、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行うことを特徴とするISDNターミナルアダプタ。
  7. 前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行うための所定の条件を設定する条件設定手段を有し、
    前記ユーザユーザ情報要素を解析し、該解析したユーザユーザ情報要素が前記所定の条件を満たす場合は、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を可能と判断することを特徴とする請求項7または8記載のISDNターミナルアダプタ。
  8. 第1のISDN( integrated services digital network )ターミナルと、第2のISDNターミナルと、を有し、ISDNターミナル間でIP( internet protocol )ネットワークを介した音声通信を行う音声通信システムであって、
    前記第1のISDNターミナルは、
    ISP( internet service provider )から第1のIPアドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得手段と、
    前記第1のIPアドレス情報と、ISDNのユーザユーザ情報要素と、を用いて、前記第2のISDNターミナルアダプタから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得手段と、
    前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報と、を基に、前記第2のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信手段と、を有し、
    前記第2のIPアドレス取得手段は、
    前記音声通信の開始指示が行われた際に、前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報の提示要求と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを前記第2のISDNターミナルアダプタに送信するSETUP送信手段と、
    前記第2のISDNターミナルアダプタから、前記第2のIPアドレス情報を含むユーザユーザ情報要素が含まれたRELCOMPメッセージを受信するRELCOMP受信手段と、を有し、前記受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中から前記第2のIPアドレス情報を取得し、
    前記通信手段は、
    前記RELCOMPメッセージを受信した際に、チャンネル回線を切断し、
    前記受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、第2のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、が含まれていると判断した場合に、IPネットワークを介した音声通信が可能な状態に遷移し、前記第2のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行い、
    前記SETUP送信手段は、
    前記音声通信の開始指示が行われた際に、前記第1のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、前記第1のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、前記第1のIPアドレス取得手段により第1のIPアドレス情報を取得し、該取得した第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報の提示要求と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを前記第2のISDNターミナルアダプタに送信し、
    前記第1のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、前記第1のIPア ドレス取得手段により既に取得した前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報の提示要求と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを前記第2のISDNターミナルアダプタに送信することを特徴とする音声通信システム。
  9. 前記第1のISDNターミナルアダプタは、
    前記受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、IPネットワークを介した音声通信が出来ない旨の情報が含まれていると判断した場合は、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行わず、処理を終了し、前記IPネットワークを介した音声通信が出来ない旨の情報を、前記音声通信の開始指示を行った端末に通知することを特徴とする請求項8記載の音声通信システム。
  10. 前記第2のISDNターミナルアダプタは、
    前記第1のISDNターミナルアダプタから第1のIPアドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得手段と、
    ISPから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得手段と、
    前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報と、を基に、前記第1のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信手段と、を有し、
    前記第1のIPアドレス取得手段は、
    前記第1のISDNターミナルアダプタからISDNのユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを受信した際に、前記ユーザユーザ情報要素を解析し、前記ユーザユーザ情報要素の中に含まれる第1のIPアドレス情報を取得し、
    前記通信手段は、
    前記ユーザユーザ情報要素を解析し、前記ユーザユーザ情報要素の中に、第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報の提示要求と、が含まれていると判断し、尚且つ、前記第1のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う場合は、前記第2のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、前記第2のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、前記第2のIPアドレス取得手段により第2のIPアドレス情報を取得し、該取得した第2のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを前記第1のISDNターミナルアダプタに送信し、前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報と、を基に、前記第1のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行い、
    前記第2のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、前記第2のIPアドレス取得手段により既に取得した前記第2のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを前記第1のISDNターミナルアダプタに送信し、前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報と、を基に、前記第1のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行うことを特徴とする請求項8または9記載の音声通信システム。
  11. 第1のISDN( integrated services digital network )ターミナルと、第2のISDNターミナルと、を有し、ISDNターミナル間でIP( internet protocol )ネットワークを介した音声通信を行う音声通信システムであって、
    前記第1のISDNターミナルアダプタは、
    ISP( internet service provider )から第1のIP( internet protocol )アドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得手段と、
    前記第1のIPアドレス情報と、ISDNのユーザユーザ情報要素と、を用いて、前記第2のISDNターミナルアダプタから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得手段と、
    前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報と、を基に、前記第2のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信手段と、を有し、
    前記第2のIPアドレス取得手段は、
    発信側の無線端末装置から、着信側の無線端末装置の電話番号と、発信側の無線端末装置の電話番号と、を含むSETUPメッセージを受信し、前記音声通信の開始指示が行われた際に、前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報の提示要求と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、着信側の無線端末装置の電話番号を設定したSETUPメッセージを前記第2のISDNターミナルアダプタに送信するSETUP送信手段と、
    前記第2のISDNターミナルアダプタから、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報を含むユーザユーザ情報要素が含まれたRELCOMPメッセージを受信するRELCOMP受信手段と、
    前記第2のISDNターミナルアダプタから、前記第2のIPアドレス情報を含むユーザユーザ情報要素が含まれたSETUPメッセージを受信するSETUP受信手段と、を有し、前記受信したSETUPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中から前記第2のIPアドレス情報を取得し、
    前記通信手段は、
    前記RELCOMPメッセージを受信した際に、チャンネル回線を切断し、
    前記受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報が含まれていると判断した場合に、呼設定受付メッセージを、前記発信側の無線端末装置に送信し、
    前記SETUPメッセージを受信した際に、前記発信側の無線端末装置と接続し、IPネットワークを介した音声通信が可能な状態に遷移し、切断メッセージを前記第2のISDNターミナルアダプタに送信し、チャンネル回線を切断し、前記第2のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行い、
    前記SETUP送信手段は、
    前記音声通信の開始指示が行われた際に、前記第1のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、前記第1のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、前記第1のIPアドレス取得手段により第1のIPアドレス情報を取得し、該取得した第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報の提示要求と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、着信側の無線端末装置の電話番号を設定したSETUPメッセージを前記任意のISDNターミナルアダプタに送信し、
    前記第1のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、前記第1のIPアドレス取得手段により既に取得した前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報の提示要求と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、着信側の無線端末装置の電話番号を設定したSETUPメッセージを前記第2のISDNターミナルアダプタに送信することを特徴とする音声通信システム。
  12. 前記第1のISDNターミナルアダプタは、
    前記受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、IPネットワークを介した音声通信が出来ない旨の情報が含まれていると判断した場合は、前記第2のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行わず、処理を終了し、前記IPネットワークを介した音声通信が出来ない旨の情報を、前記発信側の無線端末装置に通知することを特徴とする請求項11記載の音声通信システム。
  13. 前記第2のISDNターミナルアダプタは、
    前記第1のISDNターミナルアダプタから第1のIPアドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得手段と、
    ISPから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得手段と、
    前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報と、を基に、前記第1の ISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信手段と、を有し、
    前記第1のIPアドレス取得手段は、
    前記第1のISDNターミナルアダプタからISDN( integrated services digital network )のユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを受信した際に、前記ユーザユーザ情報要素を解析し、前記ユーザユーザ情報要素の中に含まれる第1のIPアドレス情報を取得し、
    前記通信手段は、
    前記ユーザユーザ情報要素を解析し、前記ユーザユーザ情報要素の中に、第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報の提示要求と、が含まれていると判断し、尚且つ、前記第1のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う場合は、前記第2のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、前記第2のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、前記第2のIPアドレス取得手段により第2のIPアドレス情報を取得し、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを前記第1のISDNターミナルアダプタに送信し、
    前記第2のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを前記第1のISDNターミナルアダプタに送信するRELCOMP送信手段と、
    IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報を前記ユーザユーザ情報要素に含めた前記RELCOMPメッセージを送信した際に、IPネットワークを介した音声通信が可能な状態に遷移し、前記第2のIPアドレス取得手段により取得した第2のIPアドレス情報を前記ユーザユーザ情報要素に含めたSETUPメッセージを前記第1のISDNターミナルアダプタに送信するSETUP送信手段と、
    前記SETUPメッセージを送信した後に、前記第1のISDNターミナルアダプタから切断メッセージを受信するRELCOMP受信手段と、
    を有し、前記切断メッセージを受信した際に、前記第1のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行うことを特徴とする請求項11から12の何れか1項に記載の音声通信システム。
  14. 前記第2のISDNターミナルアダプタは、
    前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行うための所定の条件を設定する条件設定手段を有し、
    前記ユーザユーザ情報要素を解析し、該解析したユーザユーザ情報要素が前記所定の条件を満たす場合は、前記第1のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を可能と判断することを特徴とする請求項11から13の何れか1項の記載の音声通信システム。
  15. ISP( internet service provider )から第1のIP( internet protocol )アドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得工程と、
    前記第1のIPアドレス情報と、ISDN( integrated services digital network )のユーザユーザ情報要素と、を用いて、任意のISDNターミナルアダプタから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得工程と、
    前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報と、を基に、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信工程と、を、ISDNターミナルアダプタにおいて行う音声通信方法であって、
    前記第2のIPアドレス取得工程は、
    前記音声通信の開始指示が行われた際に、前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報の提示要求と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを前記任意のISDNターミナルアダプタに送信するSETUP送信工程と、
    前記任意のISDNターミナルアダプタから、前記第2のIPアドレス情報を含むユーザユーザ情報要素が含まれたRELCOMPメッセージを受信するRELCOMP受信工程と、を有し、前記ISDNターミナルアダプタが、前記受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中から前記第2のIPアドレス情報を取得し、
    前記通信工程は、
    前記RELCOMPメッセージを受信した際に、チャンネル回線を切断し、
    前記受信したRELCOMPメッセージに含まれるユーザユーザ情報要素の中に、第2のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、が含まれていると判断した場合に、IPネットワークを介した音声通信が可能な状態に遷移し、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行い、
    前記SETUP送信工程は、
    前記音声通信の開始指示が行われた際に、前記第1のIPアドレス取得工程により、前記第1のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、前記第1のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、前記第1のIPアドレス情報を取得し、該取得した第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報の提示要求と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを前記任意のISDNターミナルアダプタに送信し、
    前記第1のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、前記第1のIPアドレス取得工程により既に取得した前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報の提示要求と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを前記任意のISDNターミナルアダプタに送信することを特徴とする音声通信方法。
  16. ISP( internet service provider )から第1のIP( internet protocol )アドレス情報を取得する第1のIPアドレス取得工程と、
    任意のISDNターミナルアダプタから第2のIPアドレス情報を取得する第2のIPアドレス取得工程と、
    前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報と、を基に、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う通信工程と、を、ISDNターミナルアダプタが行う音声通信方法であって、
    前記第2のIPアドレス取得工程は、
    前記任意のISDNターミナルアダプタからISDN( integrated services digital network )のユーザユーザ情報要素を含むSETUPメッセージを受信した際に、前記ユーザユーザ情報要素を解析し、前記ユーザユーザ情報要素の中に含まれる第2のIPアドレス情報を取得し、
    前記通信工程は、
    前記ユーザユーザ情報要素を解析し、前記ユーザユーザ情報要素の中に、第2のIPアドレス情報と、前記第1のIPアドレス情報の提示要求と、が含まれていると判断し、尚且つ、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行う場合は、前記第1のIPアドレス取得工程により、前記第1のIPアドレス情報を既に取得しているか否かを判断し、前記第1のIPアドレス情報を取得していないと判断した場合は、前記第1のIPアドレス情報を取得し、該取得した第1のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを前記任意のISDNターミナルアダプタに送信し、前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報と、を基に、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行い、
    前記第1のIPアドレス情報を既に取得していると判断した場合は、前記第1のIPアドレス取得工程により既に取得した前記第1のIPアドレス情報と、IPネットワークを介した音声通信を希望する旨の情報と、を前記ユーザユーザ情報要素に含め、前記ユーザユーザ情報要素を含むRELCOMPメッセージを前記任意のISDNターミナルアダプ タに送信し、前記第1のIPアドレス情報と、前記第2のIPアドレス情報と、を基に、前記任意のISDNターミナルアダプタとIPネットワークを介した音声通信を行うことを特徴とする音声通信方法。
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