JP3677666B2 - 光学的文字認識装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、外部から視覚的に読取り可能な状態で計器に記録された文字等を読み取る光学的文字認識装置に係り、特に、電力量計の銘板および検定有効期間の満了年月を表示するシール(以下、検満シールと表現する)上に記録された文字や数字を光学的に読み取り、予定のデータ処理を実行する光学的文字認識装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、電力使用量の確認すなわち電力量計の検針は、検針員が各顧客ごとに設置された電力量計の指針値を目視により読取り、その値を所定の用紙上に記帳することによって行われていた。しかしながら、このような目視による確認および手書きによる記帳では、指針値の読み間違いや用紙上への記帳間違い等をおかす可能性があった。
【0003】
このような問題点を解決するために、例えば特開平6−150069号公報では、OCR方式で電力量計の指針値を光学的に読み取り、先に読み取られて記憶された先月分の指針値と比較することにより、当月分の電力使用量を自動的に算出できるようにした光学的文字認識装置が提案されている。
【0004】
ところで、電力量計に関しては計量法によって有効期限(検定有効期間満了年月:機種によって7年または10年)が規定されており、電力量計は良不良にかかわらず検定有効期間内に検定済みの電力量計と交換することが義務付けられている。これに関連して、電力量計には検定有効期間の満了日を表示することが義務付けられており、通常、検定有効期間満了年月が表示された検満シールが電力量計の透明カバーに貼付されている。
【0005】
また、電力量計は電気的な仕様に応じて複数の種類に分類されるのみならず、電気的な仕様が同一であっても製造メーカによって形状等が微妙に異なり、上記した検定有効期間の満了に伴う交換時には同種の電力量計に交換する必要がある。各電力量計の種類(電気的な仕様や製造メーカ名等)は銘板に記録されている。なお、電力量計の指針値を確認するための指針値確認窓も、通常は銘板に設けられている。
【0006】
そして、従来は各顧客ごとの検定有効期間満了年月と電力量計の種類とをホストコンピュータ等に記録しておき、満了日が近付く(例えば、1年以内)と作業員が工事票を持って各戸を訪問し、初めにその電力量計が取外計器すなわち検定有効期間が満了に近付いている計器であることを確認する。この確認作業は、取り外そうとしている電力量計の銘板に記録されている属性データ(型式、定格、計器No.、製造メーカ名等)と工事票に記録されている属性データとを比較することにより行われる。
【0007】
取外計器であることが確認されると、今度は交換用に用意した電力量計が取外計器と同種の計器であるか否かを両者の銘板を参照して確認し、同種であることが確認されると、取外計器を取り外して交換用の電力量計を取り付けると共に、新たに取り付けた電力量計の指針値および各属性データを読み取って工事票へ手作業で書き込む。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
上記したように、従来技術では電力量計の検定有効期間の満了に伴う電力量計の交換工事(低圧計器検満工事)に際して、新旧2台の電力量計の指針値や属性データを作業員が読み取って工事票へ書き写したり、さらにはこの工事票を営業所まで持ち帰ってコンピュータへ入力するなどの作業を行わなければならないので、作業が繁雑であるのみならず、読み間違えや入力ミスといった人為的なミスが発生し易いという問題があった。
【0009】
一方、前記したように電力量計の検針用として光学的文字認識装置が提案されていることから、これを上記した低圧計器検満工事に適用して検満シールや銘板を読み取ることも考えられるが、上記した光学的文字認識装置を低圧計器検満工事に適用しようとすると以下のような問題点があった。
【0010】
すなわち、上記した従来の光学的文字認識装置は、読取り部がハンディカメラの構造であり、検針員は電力量計を離れた位置から撮影していた。したがって、カメラ部にズーム機構や焦点合わせ機構が必要となってしまい、小型化や軽量化が難しいという問題があった。また、銘板は透明カバー内に収容されているために、ハンディカメラによる撮影では、光源の位置によっては透明カバーの表面からの反射光によって撮影に支障が生ずるという問題もあった。
【0011】
さらに、検満シールは電力量計の製造後に手作業によって透明カバー表面に貼り付けられるために傾斜状態で貼り付けられる場合があり、従来の光学的文字認識装置では読み取ることが難しかった。さらに、検満シールは電力量計の正面から見て銘板と重ならないように貼り付けられ、また銘板のサイズは電力量計の種類に応じて大きく異なることから、銘板と検満シールとを同一視野内に収めようとすると視野(撮影)範囲を広く設定しなければならず、これによって認識視野内での数字が小さくなって認識精度が低下してしまうという問題もあった。
【0012】
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を全て解決し、検定有効期間の満了に伴って電力量計を交換する低圧計器検満工事に際して、銘板および検満シール上に記録された文字や数字を簡単な構成で正確かつ確実に認識できるようにした光学的文字認識装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本発明は、計器の正面に記録された文字等を光学的に読み取って画像信号に変換するカメラ部と、画像信号に基づいて文字認識処理を実行する文字認識等実行手段とを具備した光学的文字認識装置において、以下のような手段を講じた点に特徴がある。
(1) 前記カメラ部は、遮光フードと、一端が前記遮光フードの形状に合わせて開口し、他端に向かって収束する錐形状の散乱反射板と、散乱反射板の他端から開口部を見込むように設けられた光電変換部と、照射光が散乱反射板で反射された後に計器へ向けて照射されるように前記開口部近傍に設置された発光体とを具備した。
(2) 前記光電変換部は、視野内に少なくとも銘板が収まるように位置決めされた第1のカメラと、視野内に少なくとも検満シールが収まるように位置決めされた第2のカメラとによって構成した。
(3) 前記文字認識等実行手段は、読取文字の傾斜角を検出する傾斜角検出手段と、傾斜文字のパターンが傾斜角ごとに記憶された傾斜文字辞書と、検出された傾斜角に基づいて、読取文字を前記傾斜文字辞書に記憶された傾斜文字パターンと比較照合して文字認識する傾斜文字認識手段とを具備した。
(4) 前記文字認識等実行手段は、認識されるべき文字等の候補が記憶された文字候補記憶手段と、認識できなかった不読文字の文字候補を前記文字候補記憶手段から読み出して一覧表示する不読文字候補表示手段と、一覧表示された文字候補の中で指定された文字候補を不読文字に代えて登録する不読文字登録手段とを具備した。
(5) 前記文字認識等実行手段は、取外対象の計器を識別するために予め登録された識別符号を、取外対象の計器から読み取った識別符号と比較する比較手段と、識別符号の一致判定がなされると、前記取外対象の計器に関して読み取られたデータを記憶する取外計器データ記憶手段と、取付対象の計器に関するデータを記憶する取付計器データ記憶手段と、前記各計器データ記憶手段の記憶内容を外部装置へ転送するインターフェース手段とを具備した。
【0014】
そして、上記した各構成を備えたことにより、本発明によれば以下のような作用効果が得られる。
【0015】
上記した構成(1) によれば、発光体から照射された光は散乱反射板で反射し、散乱光として計器の正面へ照射されるので、計器の正面がムラなく均一な明るさになる。上記した構成(2) によれば、銘板および検満シールが別々のカメラで読み取られるようになるので、各カメラの認識視野を比較的狭くすることができ、認識視野内での文字サイズが大きくなって認識率が向上する。上記した構成(3) によれば、傾斜した文字の認識も正確かつ確実に行えるようになる。
【0016】
さらに、上記した構成(4) によれば、認識できなかった不読文字の候補が一覧表示され、現場の作業員は文字候補の中から正規の文字を選択するだけで不読文字に代えて正規の文字を登録できるようになるので、不読文字が発生した場合の対処が極めて容易になる。上記した構成(5) によれば、現場で取り外そうとする計器が正規の計器であるか否かが確認できるので作業ミスが防止されると共に、取り外そうとする計器および取り付けようとする計器に関するデータが自動的に読み取られて記憶され、さらにホストコンピュータ等へ転送することもできるので、データの読み取りミスや記入ミス、さらにはホストコンピュータ等への入力ミス等が防止されて信頼性が向上する。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明を詳細に説明する。ここでは、本発明を電力量計の文字認識装置に適用した場合を例にして説明するが、本発明はこれのみに限定されるものではなく、ガスメータや水道メータ等のあらゆる計器の文字認識用に適用することができる。
【0018】
図1は、本発明の一実施形態である光学的文字認識システムのブロック図であり、図2は、その使用方法を示した図である。本発明の光学的文字認識システムは、電力量計10の透明カバーに貼付された検満シール4および内部に設置された銘板5上の文字や数字のパターンを電気信号に変換するカメラ部1と、カメラ部1から出力される画像信号に基づいて文字認識処理等の各種データ処理を行う認識装置2と、この認識装置2とデータ通信を行って認識結果の表示等を行うデータ端末装置3によって構成されている。データ端末装置3は、ペン入力用のスタイラスペン31、LCD表示パネル32、およびプリンタ(図示せず)等を備え、印字出力装置として機能する一方で、スタイラスペン31で表示パネル32上の表示をピックすることで入力装置としても機能することができる。
【0019】
図3は、前記カメラ部1の構成を示した部分破断図であり、同図(a) は上面図、同図(b) は側面図、同図(c) は正面図である。本実施形態のカメラ部1には、電力量計10の正面形状に合わせて開口部が規定された遮光フード105、および一端が遮光フード105の形状に合わせて開口し、他端に向かって収束する角錐形状の反射板104が設けられている。遮光フード105の内側の対向する2辺には、多数の赤色LED素子をマトリックス状に配置して構成された縦長のLED発光体102a,102bが、その発光部を内側に向けて取り付けられている。また、遮光フード105の上側端面には、当該カメラ部1を電力量計10の透明カバーに対して正確に位置決めできるようにするための滑止め防止パッド106が取り付けられている。
【0020】
このような構成において、図1に示したようにカメラ部1の正面を電力量計10の透明カバー6に押し当てれば、パッド106によって遮光フード105と透明カバーとのズレが防止されてカメラ部1が電力量計10に対して正確に位置決めされると共に、外光が遮光フード105によって遮光される。各LED発光体102a,102bの照射光は、図3(a) に示したように、反射板104の反射面で反射されて開口部から電力量計へ向けて照射される。
【0021】
このとき反射板104として、例えば白色のアクリル反射板を用いれば、各LED発光体102a,102bの照射光は反射面で散乱反射され、散乱光として開口部から電力量計へ向けて照射されるので、電力量計の正面がムラなく均一に照射されて認識精度が向上する。
【0022】
一方、反射板104の他端側には、前記開口部を見込むように、銘板読取り用のカメラ103aと、検満シール読取り用のカメラ103bとが設置されている。各カメラ103a、103bは、視野範囲の誤差を見込んでもそれぞれ銘板および検満シールが認識視野内に必ず収まるように、同図(b) に示したように、その光軸を予定の角度(本実施形態では14°)だけずらして位置決めされる。
【0023】
図4(a) は、各カメラ103a,103bの認識視野A,Bと検満シール4および銘板5との位置関係を示した図であり、同図(b) は、各カメラ103a,103bと検満シール4および銘板5との位置関係を示した図である。通常、検満シール4は電力量計10の透明カバー6の正面から見て銘板5とオーバーラップしないように銘板5の下方に貼り付けられる。このため、1台のカメラで銘板および検満シールの双方を撮影しようとすると認識視野を大きくしなければならないので、認識対象の文字や数字が小さくなって認識率の低下を招いてしまう。
【0024】
そこで本実施形態では、銘板読取り用のカメラ103aと、検満シール読取り用のカメラ103bとを別々に設けて認識率の向上を図っている。また、本実施形態では、各カメラの光軸をずらすことで認識視野をずらすようにしたので、図3(b) に示したように、カメラ部1の後部形状を絞ることが可能になって小型化が達成される。なお、このような用途では、カメラ103a,103bとしてCCDカメラを利用することが望ましい。
【0025】
次いで、本発明の認識装置2の構成および動作について説明する。図1において、認識装置2は主制御部20、RAM21、ROM22、文字認識部23、不読文字処理部24、および通信用インターフェース(I/F)25によって構成され、それぞれバス26を介して相互にデータ伝送を行う。
【0026】
RAM21には、取外計器の属性データや検満年月等を記憶する取外計器データ記憶部211と、取付計器の属性データや検満年月等を記憶する取付計器データ記憶部212とが確保されている。ROM22には、認識できなかった文字(以下、不読文字と表現する場合もある)があった場合に、その候補を一覧表示して作業員に選択させるための文字候補が記憶される文字候補記憶領域221と、後に図5に関して詳述するように、各文字や数字のパターンを傾斜角ごとに記憶する傾斜文字辞書の記憶領域222とが設けられている。インターフェース(I/F)25は、当該認識装置2とカメラ部1あるいはデータ端末装置3との間、および認識装置2とホストコンピュータ(図示せず)との間でのデータ転送を制御する。
【0027】
文字認識部23は、文字認識に必要な前処理を行う前処理部231と、銘板や検満シールが傾斜状態で取り付けられている場合に、その傾斜角を検出する傾斜角検出部232と、検出された傾斜角に基づいて前記傾斜文字辞書222を参照し、文字認識を行うパターンマッチング部233とによって構成されている。不読文字処理部24は、認識できなかった不読文字がどの項目(製造No.、検満年月、型式等)内の文字であるかを認識する項目識別部241と、不読文字の候補を前記文字候補記憶領域221から読み出して一覧表示する不読文字候補表示部242と、作業員によって選択された不読文字候補を不読文字の代わりに登録する不読文字候補登録部243とによって構成されている。
【0028】
以下、本実施形態の動作を図6のフローチャートを参照して説明する。電源スイッチをオンにして処理が開始されると、ステップS1では、図8に示したように業務内容を選択するためのメニュー画面がデータ端末装置3の表示部32に表示される。このうち“工事票データ受信”は、低圧計器検満工事に先立ってホストコンピュータから各取外計器に関する情報、たとえば属性データ、顧客名、および検定有効期間満了年月等を、予め認識装置2の前記取外計器データ記憶領域211に記憶させる場合に選択される処理である。“工事施工”は、後に詳述するように、現場で作業員が低圧計器検満工事を実際に行う際に選択される処理である。“工事票データ送信”は、低圧計器検満工事後に、前記取外計器データ記憶部211および取付計器データ記憶部212にそれぞれ記憶されている各属性データ等をホストコンピュータへ転送する場合に選択される処理である。
【0029】
ここで、作業員がステップS2において“工事施工”の表示をスタイラスペン31でピックすると、ステップS3では、低圧計器検満工事の対象となっている顧客の氏名が取外計器データ記憶部211から読み出され、図9に示したように、データ端末装置3の表示パネル32上に一覧表示される。ステップS4において、作業員が工事を行う顧客名をスタイラスペン31でピックすると、ステップS5では、この顧客名に基づいて取外計器データ記憶部211が検索され、図10に示したように、その取外計器の属性データおよび検満年月が「ホスト情報」として表示パネル32に表示されると共に、メッセージ画面33には、取外計器のデータ収集を促すメッセージが表示される。
【0030】
ステップS6において、オペレータがカメラ部1を電力量計の透明カバーの正面に押し当てて撮影を行うと、検満シール4上に記録されている“検満年月”ならびに銘板5上に記録されている項目“製造No.”および“指針数”に関する文字認識が文字認識部23によって実行される。この間、表示パネル32のメッセージ画面33には、図11に示したように取外計器のデータ収集中である旨のメッセージが表示される。
【0031】
ここで、文字認識部23による文字認識方法、特に認識文字が傾斜している場合の認識方法を、検満シール4上の検満年月を認識する場合を例にして説明する。検満シール4は、図7(a) に示したように直径約2センチの円形状で、その中心部に検満年月が記録されている。満了年および満了月は共に1または2桁の数字であるが、ここでは、満了年が2桁、満了月が1桁であって、検満シール4が、同図(b) に示したように時計方向に角度αだけ僅かに傾いている場合を例にして説明する。
【0032】
本実施形態では、カメラ部1で読み取られた画像データに対して、初めに文字認識部23の前処理部231が既知の最大値フィルタ処理、最小値フィルタ処理、画像減算処理および二値化処理等の画像処理を施すことにより、同図(c) に示したように“検満年月”を表す数字のみを抽出する。なお、このような画像処理に関しては、例えば『画像理解のためのディジタル画像処理〔I〕』の第99〜109頁,『同〔II〕』の第108〜109頁(共に、鳥脇純一朗著、昭晃堂発行)において詳細に説明されている。
【0033】
次いで、傾斜角検出部232が、各文字のXY座標系での最大値および最小値に基づいて文字枠a,b,cを作成し、さらに同図(d) に拡大して示したように、満了年に相当する2つの文字枠a,bの中心座標P1 、P2 の中点PC と満了月に相当する文字枠cの中心座標P3 とを結ぶ直線Lの傾斜(DY /DX )を求め、これで検満シール4の傾斜角αを代表させる。
【0034】
以上のようにして検満シール4の傾斜角αが求まると、各文字枠内の文字パターンが前記傾斜文字辞書222に当該傾斜角αの文字として記憶されている文字パターンとパターンマッチング部233によって比較されて文字認識が行われる。すなわち、傾斜文字辞書222には、図5に示したように各文字のパターンが各角度ごとに予め登録されているので、例えば検満シール4の傾斜角αが4°であることが判明すると、各文字枠内の文字パターンが傾斜角4°の文字パターンと比較され、一致した文字パターンが認識文字として扱われる。なお、傾斜角αと等しい傾斜角の文字パターンが登録されていない場合には、一番近い傾斜角の文字パターン(例えば、傾斜角αが7°であれば8°傾斜の文字パターン)と比較される。
【0035】
なお、銘板5上の文字や指針値を認識する場合も初めに銘板5の傾斜角が認識され、この傾斜角に基づいて傾斜文字辞書222が参照されるが、傾斜角が銘板の指針値確認窓の傾きに基づいて検出される点を除けば、その他の認識方法は検満シールの場合と同様なので、その説明は省略する。
【0036】
以上のようにして、各文字パターンの読取りおよび文字認識が終了すると、図12に示したように、読み取られた各データがI/F25を介してデータ端末装置3へ転送され、「取外計器情報」として表示される。ステップS7では、「ホスト情報」としての“製造No.”と、「取外計器情報」としての“製造No.”とが比較され、図12に示したように、両者が一致していればステップS8へ進み、図13に示したように不一致であると、不一致である旨のメッセージが表示され、当該顧客に関する低圧計器検満工事を中断して当該処理を終了する。
【0037】
“製造No.”の一致が確認されると、ステップS8では、表示された「取外計器情報」に関して作業員が変更の有無を判断し、例えば検満年月を修正したい場合には、その表示欄をスタイラスペンでピックすることによってメッセージ画面33にテンキーを表示させ、ステップS18において所望のキーを更にピックして変更する。ステップS9では、当該「取外計器情報」が取外計器に関する正規のデータとしてRAM21の取外計器データ記憶部211に登録される。
【0038】
以上のようにして取外計器に関する処理が終了すると、ステップS10では、図14に示したような“取付計器情報画面”が表示されると共に、メッセージ画面34には、取付計器のデータ収集を促すメッセージが表示される。ステップS11においてオペレータがカメラ部1を電力量計10の透明カバー6の正面に押し当てて撮影を行うと、前記と同様にして検満シール4上の“検満年月”および銘板5上に記録されている各項目の属性データの読み取りが実行される。検満年月および各属性データの読取りおよび文字認識が終了すると、図15に示したように、読み取られた各データが「取付計器情報」として表示される。
【0039】
ステップS12では、認識できなかった不読文字の有無を作業員が判断する。例えば図16に示したように、項目“製造No.”の上位2桁目に認識できなかった不読文字があると、文字認識部23のパターン・マッチング部233によって当該不読文字の部分に“*”が表示されるので、作業員は不読文字の有無を認識することができる。不読文字が有った場合、作業員がスタイラスペン31で当該マーク“*”をピックすると、ステップS13では、ピック位置がどの項目に属するか、すなわち不読文字が製造No.なのか、あるいは検満年月なのかが項目識別部241によって識別される。不読文字候補表示部242は、認識された項目名に基づいてROM22の文字候補記憶領域221を検索し、図17に示したように、当該部分に当てはまる文字候補としてテンキーを読み出してメッセージ画面34に表示する。作業員は取付計器の製造No.を目視により確認し、該当する数字キー(本実施形態では“5”)をスタイラスペン31でピックすると、不読文字候補登録部243が当該数字を前記“*”に代えて項目“製造No.”の上位2桁目に登録する。
【0040】
同様に、認識できなかった文字の項目が、数字と文字を含む項目“型式”に関する文字であると、図18に示したように、メッセージ画面には英字キーおよび数字キーが文字候補記憶領域221から読み出されて表示される。また、認識できなかった文字の項目が、特定の数字列しか表示し得ない項目“電圧”に関する文字であると、図19に示したように、メッセージ画面には選択し得る数字列として、“100V”、“110V”、“200V”の3つの候補のみが文字候補記憶領域221から読み出されて表示される。
【0041】
ステップS14では、“使用場所”、“Tr(トランス)柱No.”、“引込柱No.”といった手入力項目に関して作業員が変更の有無を判断し、表示内容に変更がなければステップS16へ進む。変更があれば、その項目をピックすると当該処理はステップS15へ進み、ピックした項目に関する候補がメッセージ画面に表示される。図20(a) は、項目“使用場所”を変更項目としてピックした際にメッセージ画面34に表示される選択肢の一例を示した図であり、同図(b) は、項目“Tr柱No.”または項目“引込柱No.”を変更項目としてピックした際にメッセージ画面34に表示される選択肢の一例を示した図である。このような選択肢が表示されると、作業員は前記と同様に画面をピックすることによって必要なデータを簡単に入力できるようになる。
【0042】
ステップS16では、当該「取付計器情報」が取付計器に関する正規のデータとしてRAM21の取付計器データ記憶部212に登録される。ステップS17では、計量法にしたがって前記各計器に関するデータが2枚印字出力され、その内の1枚を顧客へ渡して処理を終了する。
【0043】
【発明の効果】
上記したように、本発明によれば以下のような効果が達成される。
(1) LED発光体から照射された光は散乱反射板で反射し、散乱光として電力量計の正面へ照射されるので、電力量計の正面がムラなく均一な明るさになる。
(2) 銘板および検満シールが別々のカメラで読み取られるようになるので、各カメラの認識視野を比較的狭くすることができ、認識視野内での文字サイズが大きくなって認識率が向上する。
(3) 傾斜文字のパターンを辞書として記憶し、検出された傾斜角度に基づいて当該辞書を参照するようにしたので、傾斜した文字の認識も正確かつ確実に行えるようになる。
(4) 認識できなかった不読文字の候補が一覧表示され、現場の作業員は文字候補の中から正規の文字を選択するだけで不読文字に代えて正規の文字を登録できるようになるので、不読文字が発生した場合の対処が極めて容易になる。
(5) 現場で取り外そうとする電力量計が正規の電力量計であるか否かが確認できるので作業ミスが防止されると共に、取り外そうとする電力量計および取り付けようとする電力量計に関するデータが自動的に読み取られて記憶され、さらにホストコンピュータ等へ転送することもできるので、データの読み取りミスや記入ミス、更にはホストコンピュータ等への入力ミス等が防止されて信頼性が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の光学的文字認識システムのブロック図である。
【図2】 図1の光学的文字認識システムの使用方法を示した図である。
【図3】 カメラ部1の構成を示した部分破断図である。
【図4】 カメラの認識視野の位置関係を示した図である。
【図5】 傾斜文字辞書の内容を模式的に示した図である。
【図6】 本実施形態の動作を示したフローチャートである。
【図7】 検満シールの認識方法を説明するための図である。
【図8】 メニュー画面の一例を示した図である。
【図9】 顧客リスト画面の一例を示した図である。
【図10】 取外計器情報画面の表示例を示した図である。
【図11】 取外計器情報画面の表示例を示した図である。
【図12】 取外計器情報画面の表示例を示した図である。
【図13】 取外計器情報画面の表示例を示した図である。
【図14】 取付計器情報画面の表示例を示した図である。
【図15】 取付計器情報画面の表示例を示した図である。
【図16】 取付計器情報画面の表示例を示した図である。
【図17】 取付計器情報画面の表示例を示した図である。
【図18】 取付計器情報画面の表示例を示した図である。
【図19】 取付計器情報画面の表示例を示した図である。
【図20】 メッセージ画面の表示例を示した図である。
【符号の説明】
1…カメラ部、2…認識装置、3…データ端末装置、4…検満シール、5…銘板、6…透明カバー、10…電力量計、31…スタイラスペン、32…LCD表示パネル、102a,102b…LED発光体、103a,103b…カメラ、104…反射板、105…遮光フード、106…滑止め防止パッド

Claims (10)

  1. 外部から視覚的に読取り可能な状態で計器に記録された文字等を画像信号に変換するカメラ部と、前記画像信号に基づいて少なくとも文字認識処理を含む予定のデータ処理を実行する文字認識等実行手段とを具備した光学的文字認識装置において、
    前記カメラ部は、
    遮光フードと、
    一端が前記遮光フードの形状に合わせて開口し、他端に向かって収束する錐形状の散乱反射板と、
    前記散乱反射板の他端から開口部を見込むように設けられた光電変換部と、
    照射光が散乱反射板で反射された後に前記開口部から計器へ向けて照射されるように前記開口部近傍に設置された発光体とを具備し
    前記散乱反射板は白色のアクリル反射板であることを特徴とする光学的文字認識装置。
  2. 前記発光体はLEDであることを特徴とする請求項1に記載の光学的文字認識装置。
  3. 前記遮光フードの端面の少なくとも一部には滑止め防止パッドが取り付けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の光学的文字認識装置。
  4. 前記計器の正面には銘板および検満シールが視覚的に露出し、前記光電変換部は、視野内銘板が収まるように位置決めされた第1のカメラと、視野内検満シールが収まるように位置決めされた第2のカメラとによって構成され
    前記第1および第2のカメラの光軸の指向方向が相互に異なることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の光学的文字認識装置。
  5. 外部から視覚的に読取り可能な状態で計器の正面に露出した銘板および検満シールに記録された文字等を画像信号に変換するカメラ部と、前記画像信号に基づいて少なくとも文字認識処理を含む予定のデータ処理を実行する文字認識等実行手段とを具備した光学的文字認識装置において、
    前記カメラ部は、
    視野内銘板が収まるように位置決めされた第1のカメラと、視野内検満シールが収まるように位置決めされた第2のカメラとによって構成され
    前記第1および第2のカメラの光軸の指向方向が相互に異なることを特徴とする光学的文字認識装置。
  6. 前記文字認識等実行手段は、読取文字の傾斜角を検出する傾斜角検出手段と、
    傾斜文字のパターンが傾斜角ごとに記憶された傾斜文字辞書と、
    検出された傾斜角に基づいて、読取文字を前記傾斜文字辞書に記憶された傾斜文字パターンと比較照合して文字認識する傾斜文字認識手段とを具備したことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の光学的文字認識装置。
  7. 前記傾斜角検出手段は、第1のカメラで読み取られた文字等に対する傾斜補正を、銘板に開口された指針値確認窓の傾きに基づいて行うことを特徴とする請求項に記載の光学的文字認識装置。
  8. 前記傾斜角検出手段は、第2のカメラで読み取られた文字等に対する傾斜補正を、検満シール上の複数の文字等の相対的な位置関係に基づいて行うことを特徴とする請求項またはに記載の光学的文字認識装置。
  9. 前記文字認識等実行手段は、認識されるべき文字等の候補が記憶された文字候補記憶手段と、
    認識できなかった不読文字の文字候補を前記文字候補記憶手段から読み出して一覧表示する不読文字候補表示手段と、
    一覧表示された文字候補の中で指定された文字候補を、前記不読文字に代えて登録する不読文字登録手段とを具備したことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の光学的文字認識装置。
  10. 前記文字認識等実行手段は、取外対象の計器を識別するために予め登録された識別符号を、取外対象の計器から読み取った識別符号と比較する比較手段と、
    前記比較手段によって識別符号の一致判定がなされると、前記取外対象の計器に関して読み取られたデータを記憶する取外計器データ記憶手段と、
    取付対象の計器に関するデータを記憶する取付計器データ記憶手段と、
    前記各計器データ記憶手段の記憶内容を外部装置へ転送するインターフェース手段とを具備したことを特徴とする請求項1ないしのいずれかに記載の光学的文字認識装置。
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