JP3677038B2 - 液体の濾過のためのフィルタ装置 - Google Patents
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Description
本発明は、お互いに接続された二つの材料構造体によって形成された少なくとも一つのフィルタユニットを含む、流体の濾過のためのフィルタ装置に向けられる。
発明の背景
流体の濾過のためのフィルタ装置は広い多様な態様で知られている。濾過されるべき流れにさらされるフィルタ要素の濾過面積を増加させるために、既知のフィルタ要素はひだを付けられた又はジグザグ若しくは蛇状ラインに置かれた複数のフィルタ材料層から成る。フィルタ材料層のこの形状を安定化させるために、既知フィルタ要素には支持構造体が備えられている。このタイプのフィルタ要素の例は、EP 0 256 772 A1、DE 15 07 757 A1、DE 29 06 123 A1及びDE 35 26 572 A1中に開示されている。更に、並んで配置された複数のポケットの形のフィルタユニットから成るバッグフィルタのためのフィルタ要素も知られているが、これらのフィルタポケットの各々は二つの相互接続された材料構造体から成る。このようなフィルタ要素は、DE 16 07 665 A1及びDE 31 32 998 C2中に開示されている。これらの既知のフィルタ要素のフィルタユニットは、堅い自己支持フィルタ材料若しくは濾布、フェルト材料又は不織布のいずれかから成る。後者の場合には、フィルタユニットを作り出すために、フィルタユニットを開いて保つ支持構造体を供給しなければならない。DE 21 28 309 A1から、その材料構造体の間に配置されたフィルタ材料を有する気体フィルタのためのフィルタユニットが知られている。清浄にされるべき気体は、挿入されたフィルタ材料によって清浄にされながらフィルタユニットの材料構造体を通って流れる。
最後に、DE 23 45 820 A1は、材料構造体が空気の濾過のために適切な材料から成るフィルタユニットを有する別のフィルタ要素を開示している。フィルタユニットから成る上のフィルタ要素においてそうであったように、このフィルタ要素のフィルタユニットの形は、特別な支持構造体によって又は濾過されるべき流れそれ自体によって又はフレーム構造物によって確立されそして維持される。
上で述べたフィルタ要素のすべてにおける問題は、フィルタユニットに機械的安定性を与えて、フィルタ要素がそれらを通る流体流れを有する間、フィルタユニットの崩壊を防止する要件によって持ち出される。
本発明の目的は、増加した濾過面積を提供しながら、別の支持構造体を必要とすることなく十分な機械的安定性を有するフィルタ要素を提供することである。
発明の要約
本発明によれば、上の目的を解決するために、二つの相互接続された材料構造体(それらの少なくとも一つはフィルタ材料を含むか又はフィルタ材料から成る)から形成された少なくとも一つのフィルタユニットから成る、流体の濾過のための少なくとも一つのフィルタ要素のフィルタ装置が提案されるが、これらの材料構造体は、各々、機械的に安定であり、そして一つの材料構造体(以後は第一材料構造体と呼ばれる)は実質的に平らな形状に延び、一方他の材料構造体(以後は第二材料構造体と呼ばれる)は弾性的に変形されながらアーチの形の様式で曲げられるようなやり方でお互いに接続されている。好ましくは、これらの材料構造体は、一層又は多層で良い比較的薄い面の材料層である。
上で既に説明したように、本発明のフィルタ要素は、少なくとも一つのフィルタユニットから成る。フィルタユニットを形成する二つの材料構造体の中で、少なくとも一つは流体に対して透過性であり、そしてフィルタ材料を備えている。フィルタユニットは、好ましくは濾過材料によって満たされていない。濾過効果は、二つの材料構造体の少なくとも一つがフィルタ材料から成ることだけで生み出される。材料構造体は、それぞれ、機械的に安定な材料から成るか又はそのような材料を含み、そして二つの材料構造体の少なくとも一つは弾性的に変形可能である。二つの材料構造体は、相互に反対の場所又は領域でお互いに接続されている。この配列においては、第一材料構造体は実質的に平らな方向に延び、一方第二材料構造体はとりわけ弾性的変形の下で実質的にアーチの形を有する。もっと一般的に言えば、第二材料構造体は、第一材料構造体(実質的に平らな方向に延びるとして上で特徴付けられた)よりもかなり強い曲率を有して延びる。フィルタ要素の製造は、二つの平らな材料構造体の供給から始まる。これらの二つの材料構造体を、生成されるべきフィルタユニットの第一限定縁でお互いに接続する、第二材料構造体を、曲げ復原力の同時の生成によって行う、アーチのようなやり方に変形した後で、二つの材料構造体をフィルタユニットの限界を定める他の縁でお互いに接続する。その曲げ弾性特性のために、第二材料構造体は、全体として平らな形状に戻る傾向があるであろう。実質的に平らな第一材料構造体は、アーチ状の第二材料構造体から生じる曲げ力を受け、そしてかくして引張応力にさらされる。
本発明のフィルタ要素は、バッグフィルタ又は丸フィルタのやり方でそして横方向にそれを通って流れる流れを有する慣用的なひだ付きフィルタ要素のやり方での両方で使用することができる。本発明の説明を通じて使用される時の“フィルタユニット”という術語は、フィルタユニットを形成する材料構造体の両方がフィルタ材料から成る又はフィルタ材料を含むことを必ずしも意味しない。更に、“材料構造体”は、これらの構造体が連続的な構造体であることを表すことを意味しない。これは、第二材料構造体の曲がった構造を維持する、実質的に平坦な第一材料構造体に関しては殊に当てはまる。二つの材料構造体の一つが連続的なフィルタ材料から成るか又は連続的なフィルタ材料を含む場合には、それで十分であろう。
所望の場合には、第二材料構造体を、その弾性的変形に先立って局部的に弱体化し、それによってこの材料構造体のために使用される材料の曲げ抵抗(及び安定性)を局部的に減らすことができる。この弱体化は、例えば機械的に(くぼみの付与若しくは、例えば刻み目若しくはくぼみによる厚さの減少)、又は熱可塑性材料の場合には殊に可能である熱処理によって実施する。機械的に弱体化された領域においては、曲率は、第一の変形された材料構造体へのその接続部の間の材料構造体の残りの領域におけるよりも大きい傾向がある可能性がある。しかしながら、弱体化は、変形が第二材料構造体のよじれを引き起こすほど強くてはならない。
本発明の好ましい態様においては、二つの材料構造体が、二つの対向する側を形成し、そして接続領域を形成しかつフィルタユニットの範囲を定める二つの平行な縁に沿ってお互いに接続されていることが規定される。フィルタ要素をバッグフィルタのやり方[そこでは、濾過されるべき流体流れは、フィルタユニットの一以上の開いた端を経由して入りそして材料構造体の一つ若しくは両方を経由して出るか又は、それぞれ、材料構造体の一つ若しくは両方を経由して入りそして一つの開いた端を経由して出る]で用いる場合には、フィルタユニットは、少なくとも二つの側そして好ましくは少なくとも一つの端で閉じられるが一方第二の端では開いている。好ましくは、二つの材料構造体は、お互い及びそれらの接続領域に平行に延びる。材料構造体を接続する二つの線状のそして平行な接続領域が与えられるので、曲がった第二材料構造体は、交差方向にベルの形の形状に変形される。好ましくは、各々のフィルタユニットには二つのサイドフランジが備えられ、それらの領域においては、材料構造体がお互いに隣接しそしてお互いに接続されている。
本発明の好ましい態様においては、第二の曲がった材料構造体が、不織フィルタ材料の少なくとも一つの層を保持する、プラスチック材料、好ましくは熱可塑性プラスチック例えばポリプロピレンの弾性的に変形可能な網状支持構造体から成ることが更に規定される。この弾性的に変形可能な材料は、第二の曲がった壁を形成する変形の角度で曲げられる時にそれがその元の平坦な形に弾性的に戻る傾向があるであろうような曲げ又は屈曲抵抗又は弾性率を有する材料である。好ましくは、この不織フィルタ材料の繊維もまた、曲げに対する抵抗を殆ど又は全く持たない、プラスチックからそして特にポリプロピレンから成る。不織フィルタ層は網状支持構造体に接続されていて、そしてこれは例えば接着によって接続することができる。網状支持構造体と不織フィルタ層の間の固定された接続は、コーティング表面の全部又は一部にわたって広がることができる。
二つの材料構造体のために上で述べた材料を使用する時には、実質的に平らな第一材料構造体は、その初期歪抵抗が第一の変形された網状支持体によってそれに課される曲げ応力に少なくとも耐えるのに十分であるところの網状支持構造体だけを適切に含んで成る。代わりのものとして、第一材料構造体はまた、網状支持構造体と不織フィルタ材料の組み合わせから成ることもできる。この場合には、ポケットの二つのプラスチック壁の接続は、好ましくは、超音波溶接によって行う。
適切には、実質的に平らな第一材料構造体は、機械的に安定である、プラスチックで好ましくは作られた、複数の細い又は薄い材料ストリップ又は糸を含んで成る。隣接し合う材料ストリップ又は糸は、−好ましくは極めて大きい−相互距離で配置されそして好ましくはお互いに平行に延びる。ストリップ/バンド材料としては、包装産業から知られたバンド材料が適切に使用される。ストリップ/バンド材料及び/又は糸材料は、好ましくはポリプロピレンから成る。もっと一般的な言葉で言うと、第一材料構造体のために使用される材料は、フィルタユニット全体ができる限り少ない異なる材料を含むようなタイプのものでなければならない。
個々のスペースを開けたストリップ、バンド又は糸の形で第一材料構造体を供給することによって得られる利点は、必要とされる材料の量の減少にそして、更に、上のストリップ、バンド又は糸から成るフィルタ要素がそれらを通って流れる横の流れを有する時に完全なフィルタユニットのかなり減少した圧力降下にある。これは、上の場合には、第一材料構造体は、それが個々の相互にスペースを開けた狭いストリップ又は糸から単に成るので、流れに対する顕著な抵抗を何ら提供しないからである。
好ましくは、網状支持構造体及び第一材料構造体の不織フィルタ層もまた、二つの材料構造体がお互いに接続されている場所でだけお互いに接続する。二つの材料構造体の接続のために超音波溶接技術を使用する場合には、網状支持構造体及び不織フィルタ層も超音波溶接によって相互接続する。曲がった材料構造体を局部的に弱体化する予定である場合には、これは、機械的な(くぼみ若しくは厚みの局部的減少を生成させること)又は熱的な処理のどちらかによって網状支持構造体を局部的に弱体化させることによって行う。網状支持構造体のこのようにして処理された領域は、材料構造体接続部に対して平行に延びて良い。
不織フィルタ材料層のそれぞれの機械的強度に依存して、網状支持構造体とは反対を向く不織フィルタ材料の側部には、耐引裂性でかつ安定な不織材料から成って良い流体透過性カバー層が好ましくは備えられる。このカバー層は、流体をフィルタ要素フィルタユニットを通して流し続けながら不織フィルタ材料層の繊維の脱離を防止するために備えられる。
フィルタ要素が吸着性材料から成る時には、特別な利点が得られる。この場合には、例えば、二つの材料構造体の一つ、特に実質的に平らな第一材料構造体が吸着性材料を備えているか又は吸着性材料から作られていることが適切である。好ましくは、この場合には、吸着性材料として活性炭を使用する。このように装備されたフィルタ要素は、粒子フィルタ及び吸着フィルタの両方として機能することができる。この後者の場合には、吸着性材料を、好ましくは、第一材料構造体として使用される不織フィルタ層の繊維の上に付与するか又はそれらの中に組み入れる。この場合に、活性炭を吸着性材料として使用する場合には、二つの材料構造体の接続は、活性炭の特性に起因して問題を提起する可能性がある。これに関しては、第二材料構造体は、有利には、熱可塑性材料、例えばプラスチックそして特にポリプロピレンから成るか、又は第一材料構造体の活性炭及び不織フィルタ層に局部加熱及び加圧によって機械的に若しくは接着的に接続することができる材料を含む。機械的接続は活性炭と第二材料構造体の熱可塑性材料とを留めることによって得られるが、この際には、熱可塑性材料は、加熱されることによって流体状態になり、それによって熱可塑性プラスチックは活性炭及び不織フィルタ層の中に浸透しそして、硬化の後で、個々の繊維及び粒子の間に留められ、一方これらはお互いに接続される。
上で述べたフィルタ要素は、フィルタセルの形で良い少なくとも一つのフィルタユニットから成る。複数のこのようなフィルタユニット又はフィルタセルがお互いに次に配置され、そしてフィルタユニットの材料構造体が連続的であることが特に好ましい。この様式においては、並んで配置された複数のフィルタユニットから成るフィルタ要素が得られる。その曲がった部分のために、このフィルタ要素は高い機械的安定性を有する。何故ならば、各々の曲率は弾性的変形の下で発生し、そしてフィルタユニット又は各々のフィルタユニットの曲がった材料構造体は、近づいて来る流体の流れ圧力に対して十分な抵抗を提供するからである。
二つの上で述べたフィルタ要素を、お互いに対して、好ましくは約90°で回転させ、それらの各々が平らな形状のものである二つのフィルタ要素のフィルタユニットの第一材料構造体をお互いに反対に配置して相互接続する時には、なおもっと大きな安定性が得られる。フィルタ要素は、二つの第一材料構造体によって相互接続する。かくして、このフィルタ装置の二つのフィルタ要素のフィルタユニットは、お互いに対して転置される。
しかしながら、原則として、連続的な壁を有しそして並んで置かれるフィルタユニットから各々が成る二つの上で述べた相互接続されるフィルタ要素を、お互いに対して回転することなくそれらの第一材料構造体によってお互いに接続することもまた可能である。このようなフィルタ装置形状は、横方向及びフィルタユニットの方向の両方にそれを通って流れる流れを有することができる。上の二つの場合には、二つの隣の第一材料構造体は、吸着性材料の層、特に活性炭の層、又はこのような材料を備えた層をそれらの間に支持する又は保持することができる。
更に、上の第二の曲がった材料構造体の反対に別の曲がった材料構造体を配置することが有利であるが、これらの二つの曲がった第二の材料構造体は一つの第一材料構造体の両側に配置されそしてそれに接続される。これは、一つの実質的に平らな第一材料構造体によって範囲を定められた二つのフィルタユニットから成る、“二重ポケット”を有するフィルタ要素を与える。このフィルタ要素のポケットの分離壁、即ち実質的に平らでかつ張力をかけられた第一材料構造体は、有利には、吸着性材料を備えることができ、そしてこの目的のためには、活性炭が好ましくは使用される。
フィルタユニットのそれぞれの曲がった第二の材料構造体が弾性的変形の下で形成されたこと、そしてそれ故前記の曲がった第二の材料構造体が、変形される時に、流体流れに関して高い機械的安定性を有することは、本発明のフィルタ要素の上で述べた変形例及び変更例のすべてに共通な特徴である。
本発明の特定の態様を、図面を参照して本明細書中で以下で一層詳細に説明する。
【図面の簡単な説明】
図1は、一つの(単独の)フィルタポケットから成るフィルタ要素の斜視図である。
図2は、図1の矢印IIによって示されるような、その解放端の方向における図1によるフィルタ要素の図である。
図3は、フィルタ要素収容ハウジングと一緒に示された、並んで配置されたフィルタポケットを有するフィルタ層から成るフィルタ要素の図である。
図4は、矢印IVの方向における図3によるフィルタ要素の図である。
図5は、フィルタ要素がフィルタ要素収容ハウジング中に挿入された、図3の線V−Vに沿った断面図である。
図6は、活性炭層を有するフィルタ要素のフィルタ層のフィルタポケットの開放端の平面図である。
図7は、図6中の!IIにおいて円で囲んだ領域の拡大部分図である。
図8は、流体流れの方向を図示するための、図6によるフィルタ要素の斜視図である。
図9は、並んで配置されそして連続的な活性炭フィルタ層によってお互いから分離されている二重フィルタポケットを有する別の態様のフィルタ装置の斜視図である。
図10は、並んで配置されそしてお互いに対して90°の回転角度でお互いに接続されているフィルタポケットを有する二つのフィルタ要素から成るフィルタ装置の斜視図である。
図11は、ポケット分離壁が網状材料から成る、図9のものと類似のフィルタ装置の斜視図である。
図12は、フィルタポケットが、濾過媒体から成る曲がった壁によってそしてこの曲がった構造体に接続された個々のプラスチックストリップによって形成される、フィルタ要素の最後の態様を示す。
発明の詳細な説明
以下の詳細な説明においては、フィルタユニットがポケットのように形成される態様を説明する(図1〜11参照)。これらの態様においては、フィルタユニットは、それらの少なくとも一つが、粒子濾過のために必要とされる限りにおいて、流体に対して透過性である連続的な材料構造体から成る。加えて、最後の図12は、濾過を与えない第一材料構造体が不連続的であり、そして第一材料構造体の面においては好ましくは曲げ抵抗を有するストリップ、バンド又は堅い糸から単に成るフィルタ要素を示す。
図1は、本発明の第一の態様に従ったフィルタ要素10の斜視図である。フィルタ要素10は、本明細書中では以下でフィルタポケットと呼ばれる、ポケットとして形成されたフィルタユニット12から成る。フィルタポケット12は、第一の実質的に平らな材料構造体14(ポケット壁とも呼ばれる)及びベルの様式で実質的に曲がった第二材料構造体16(同様にポケット壁と呼ばれる)から成る。両方のポケット壁は、機械的に安定な材料から作られる。フィルタポケット12は、フランジ18、20を備えたその二つの縦のサイドの各々を有し、そしてこれらのフランジの領域においては、二つのポケット壁14、16はお互いにしっかりと接続されている。図2中に見ることができるように、二つのポケット壁14、16は、それらの縁22、24、26、28で相互隣接してフランジ18、20を形成し、そして第一ポケット壁14の縁22、24は各々、第二ポケット壁16の縁26、28に対して平行に延びている。図1によるフィルタ要素においては、本当の粒子フィルタは、図2中に見ることができるように、多層である曲がった第二ポケット壁16によって形成される。第二ポケット壁16は、不織フィルタ層32を保持する可塑性の弾性的に変形された網状支持構造体30、好ましくは弾性的に変形された支持体を形成するのに十分なヤング又は曲げ弾性率を有する熱可塑性プラスチック、例えばアイソタクチックポリプロプレンを含み、そして層32の繊維もまたポリプロピレンから成る。網状支持構造体30とは反対に向く不織フィルタ層32の外側には、不織フィルタ層32のものよりも数倍大きい引裂抵抗を有する不織布であるカバー層34が付与されている。図2中に示すように、網状支持構造体30は、第二ポケット壁16の内側を形成して第一ポケット壁14と対面し、一方カバー層34は第二ポケット壁16の外側を形成する。不織フィルタ層32は、網状支持構造体30とカバー層34の間に配置されている。図1中の第一ポケット壁14は粒子濾過のためには役立たないが、第二ポケット壁16がそのアーチの形を維持するのを確かに助けている。第一ポケット壁14は、網状支持構造体30の材料から成る。
網状支持構造体30は第二材料構造体又はポケット壁16にある程度の曲げ抵抗を提供し、そして第二ポケット壁16は網状支持構造体30のために弾性的に変形される。この曲げ抵抗は、第二ポケット壁が弾性的に変形される方向に対して垂直な方向において特に高い。第二ポケット壁16は、製造方法に起因してその形を得る。弾性的に変形されるけれども、第二ポケット壁16は、両方のポケット壁がお互いに接続される前にその曲がったベルの形を得る。弾性的に変形された第二ポケット壁16は平らな形状を帯びる傾向があるが、第二ポケット壁16よりもかなり小さな幅寸法を有する第一ポケット壁14へのその堅い接続に起因して、平らな形状を帯びることを妨げられる。両方のポケット壁のお互いへの接続は、例えば、両方の壁が一つの成分としてポリプロピレンを含む場合には適切に見える超音波溶接によって実施される。弾性的に変形されたポケット壁16からの機械的バイアスに起因して、フィルタポケット12はかなりの安定性を有し、その結果それは、気体又は液体(流体)がフィルタ要素10を通って流れる時でさえその開かれた構造を維持するであろう。特に、このバイアスは外側から第二ポケット壁16に作用する力に反作用し、そしてかくして二つのポケット壁の相互隣接を阻止するであろう。
図3は、並んで配置された複数のフィルタポケット42から成る別の態様のフィルタ要素40を示す。これらのフィルタポケット42は、お互いに平行に延びそしてお互いにすぐ隣に位置付けられている。フィルタ要素40は、長方形でかつ実質的に平らである連続的な第一ポケット壁44を含む。この第一ポケット壁44は、フィルタ材料から成ることもできるし、又は流体に対して透過性でありそして濾過を与えない別の材料から、若しくは流体に対して不透過性の材料から成ることもできる。ポケット壁44は、弾性的に変形されていて、アーチ状の部分を構成し、そして平行な接続ライン48に沿って第一ポケット壁44に接続されている、それに接続された第二ポケット壁46を有する。第二ポケット壁46の形状は、図1及び2による態様のポケット壁16に対応する。かくして、ポケット壁46は粒子フィルタを形成する。下端において、フィルタポケット42は、ポケット壁44、46がフィルタ要素40の下端50においてお互いに堅く接続されることで閉じられている。また、フィルタポケット42の縁での並びにフィルタ要素40の下端50での接続ライン48に沿ったポケット壁44、46の接続は、フィルタ要素40全体がプラスチックで作られている場合には、好ましくは超音波溶接によって達成される。ポケット壁44、46の間にこのようにして形成されたフィルタポケット42は極めて安定であり、その結果フィルタ要素40は容易に取り扱える。
図5に関連してそして図3のフィルタ要素40を参照して、固有に張力をかけられた一つのポケット壁46の別の特徴を本明細書中で以下に説明する。図3中に示すように、フィルタ要素40は、フィルタ要素収容ハウジング51の挿入開口52中に挿入される。この場合の挿入開口52の幅53は、曲がった部分を有するポケット壁46のそれぞれの頂点と平らなポケット壁44との間の距離43よりも小さい。従って、フィルタ要素40が挿入開口52中に挿入される時には、ポケット壁46は縮んで、ポケット壁44に対して平行に配置された平らな部分を形成する。ポケット壁46の外向きに突出する構造のために、フィルタ要素は、個々のフィルタポケット42が押し潰されることなく“平坦化”され得る。適切に小さな寸法の挿入開口52の幅53の場合には(一般に、幅53は、幅43の0.5〜0.65倍であろう)、ポケット壁46の側部45は、フィルタポケット42の間のスペースをシールするポケット壁46の平坦化された平らな部分47の間でお互いに対抗して横たわる。かくして、フィルタ要素40は挿入開口52中にしっかりと据えられ、その結果挿入開口52中に流れ込む流体は、フィルタ要素40と収容ハウジング51の間のスペース中にも、またフィルタポケット42の間にも侵入することができず、フィルタポケット42の開放端中に常に流れ込み、その開放端からそれはポケット壁46を経由して外に出るであろう。この目的のために、開口54は、ポケット壁46と反対の収容ハウジング51の側壁中に形成される。
図6〜8は、別の態様のフィルタ要素60を示す。このフィルタ要素60においては、第一の平らなポケット壁62は、活性炭でコートされている、又はそれを取り込んだ熱可塑性繊維(例えばポリプロピレン)で作られた比較的厚い不織布から成る。弾性的に変形された部分を有するポケット壁64のための材料としては、ポリプロピレンの弾性的に変形可能な網状支持構造体65、ポリプロピレン繊維の不織フィルタ層66、及び上で述べた態様においてそうであるようなポリプロピレン繊維からまた成る耐引裂性不織布であるカバー層67から成る、熱可塑性材料から作られた複合体が使用される。ポケット壁62中の活性炭のために、超音波溶接によって二つのポケット壁62及び64を接続することは、網状支持構造体65の材料の融点(並びに不織層66及び67の融点)が活性炭の融点よりも低いので問題を引き起こす。溶接に際しては、一般に網状支持構造体65の材料だけが(平らなポケット壁62の可塑性繊維は炭素粒子によって保護される)軟化されるであろう。しかしながら、超音波溶接の間に溶接継ぎ目に沿って及ぼされる押し付け力のために、少なくとも粘性状態に入ったこの材料は、ポケット壁62の不織繊維の間で押し付けられ、ポケット壁62の個々の繊維の間のスペースに入り、部分的には繊維及び炭素粒子の回りを流れ、そしてかくしてそれらを取り囲む。それ故、硬化の後では、二つのポケット壁は機械的に留められそして“溶接継ぎ目”に沿ってお互いの中に接着的に接合され、その結果二つのポケット壁の間の接続は、弾性的変形に起因してポケット壁64に加えられる機械応力に抵抗するために十分に安定である。活性炭含有ポケット壁62中へのその曲がった部分を有するポケット壁64の固定は、図7中に示されている。
図9は、中央の実質的に平らなポケット又は間仕切り壁72、及びその両側に配置されそして間仕切り壁72に接続されたポケット壁74、76から成るフィルタ装置70を示すが、前記ポケット壁74、76は弾性的変形によって得られた曲がった部分を含む。ポケット壁74、76の曲がった部分は、お互いに反対に配置されそして、接続ラインに沿って、超音波溶接によって中央ポケット壁72に接続されている。ポケット壁74、76は、各々、支持構造体77によって保持された不織フィルタ層78を有するポリプロピレンの網状支持構造体77から成り、一方、中央ポケット壁72は、接合された活性炭小粒から作られた濾過要素から成る。活性炭小粒は、活性炭小粒のサイズよりも小さいサイズの適切な熱可塑性バインダ粒子によって接合されている。横の流れが図9中の矢印によって示された方向にフィルタ装置70を通って流れている時には、曲がったポケット壁74、76は粒子フィルタの機能を引き受け、一方中央間仕切り壁72の活性炭の上記濾過要素は吸着フィルタとして作用する。濾過要素から引き離されるようになりつつある炭素粒子は、下流に位置する曲がったポケット壁74によって停止させられそして保留される。
図11は、図9のフィルタ要素70に関してそうであったように、曲がった部分を有する二つの対抗するポケット壁を含むが、図9のフィルタ装置70とは対照的に、濾過目的のために使用されない中央ポケット壁を有するフィルタ装置の態様を示す。図11によるフィルタ装置80の実質的に平らなそして応力をかけられた中央ポケット壁82は、ポリプロピレンの網状支持構造体から形成されている。この網状支持構造体は、曲がった部分を有するポケット壁84、86の成分87でもある同じ網状支持構造体である。これらの二つの曲がったポケット壁84、86の網状支持構造体87は、それぞれ、粒子の濾過のための不織フィルタ層88を保持する。残りの図中に示したフィルタ要素においてそうであるように、図11のフィルタ装置80はバッグフィルタとして使用することができ、又は粒子濾過のために横方向にそれを通って流れる流れを持つことができる。
フィルタ装置のなおもう一つの態様を図10中に示す。このフィルタ装置90は二つのフィルタ要素92、94を有し、そしてこれらの各々は、実質的に平らなポケット壁96及び、曲がった部分を有しそして平らなポケット壁96に接続されている弾性的に変形されたポケット壁98から成る。かくして、フィルタ要素92、94の各々は、並んで配置されそして平らなポケット壁96の部分及びポケット壁98の曲がった部分によって形成されている複数のフィルタポケット99から成る。二つのフィルタ要素92、94は、それらの平らなポケット壁96が相互隣接していて、そしてフィルタ要素92、94が90°の回転角度でお互いにに対して転置されているようなやり方でお互いに接続されている。かくして、より、捩り及び類似のことに対してかなりの抵抗を提供するフィルタ装置90が供給される。図10によるフィルタ装置90は、可能な流れ方向を指す二重矢印によって示される横フィルタとして主に使用される。
図12は、曲がった第二材料構造体102を備えている最後の態様のフィルタ要素100を示す。この曲がった第二の材料構造体102は、上で述べた態様におけるように、ポリプロピレンから作られた支持構造体104を含む。網状支持構造体104は、ポリプロピレン繊維から作られた不織フィルタ材料の層106を保持する。網状支持構造体104及び不織フィルタ層106は部分的に曲がっていて、その結果個々のフィルタユニット108はお互いに隣にある。フィルタ要素100のこのアーチ状構造は、ポリプロピレンの個々の材料バンド又はストリップ110の第一材料構造体によって維持される。これらのストリップ110は、平行にかつ周期的距離で延び、そして個々のフィルタユニット108の軸方向に横に配置されている。材料ストリップ110は、上で述べた態様においては、流体透過性又は流体不透過性の連続的な層として供給される実質的に平らな第一材料構造体を形成しする。上の連続的な第一材料構造体と比較して、個々のバンド110から成る材料構造体のために使用される材料は、90%までだけ減らされる。これは、90%までの材料コストの対応する削減を提供する。フィルタ要素100を横フィルタとして使用し、横の流体流れが矢印112によって示される時には、フィルタ要素100の流動抵抗は、第一材料構造体が連続的である時よりもかなり低い。バンド又はストリップ104の材料は、通常は、包装の回りに巻き付けるために使用されるひも材料である。
上のタイプのひも材料は、約5mmの幅及び約0.46mmの厚さを有し、そして配向されたポリプロピレンから作られる。バンド110は、超音波溶接によって容易にポリプロピレン支持構造体104に接続することができる。
最後に、上のすべてのフィルタ装置又は要素に共通している基本構造、即ち平らなポケット壁の一以上の弾性的に変形された曲がった部分を有する第二ポケット壁への接続を製造するための可能な製造方法について短い説明を与える。お互いのトップの上にエンドレスシートとして配置されている、接続されるべき二つのポケット壁又は材料構造体(即ち、図1〜11による態様におけるポケット壁と、図12による態様における網状支持構造体及びバンドを有する濾過不織布)を、処理ステーションに供給し、そこでそれらをお互いに接続する。後で平らなポケット壁を形成するであろうシートの輸送を一時的に停止し、一方、後で曲がった部分を有する弾性的に変形されたポケット壁を形成するであろう他のシートの供給を継続する。製造される予定のフィルタポケットがその方法における第一のものである場合には、両方のシートを、接続ステーションの後ろに配置された固定の保持又はつかみ手段によって一緒に保持する。一枚のシートが停止していて一方他のシートが輸送方向に前進させられるので、この他のシートはアーチを形成しながら弾性的に変形される。このアーチは、保持又はつかみステーションと接続ステーションの間で発生する。前者のシートが停止している間に後者のシートが前進させられる。(後者のシートが過剰供給される)距離の適切な選択によって、現在発生されるアーチのサイズ(及び形状)が決定される。曲がった部分を有する弾性的に変形されたポケット壁を生成させるために供給されるシートが所定の距離だけ前進させられた後で、このシートの前進動作もまた停止される。二枚のシートが接続ステーションにおいてなお相互隣接しているので、弾性的に変形されたアーチの形の部分が、保持又はつかみステーションと接続ステーションとの間に形成された。この段階において、二枚のフィルタシートの接続を、接続ステーションにおいて行う。これは、多くの異なるやり方で、例えば超音波溶接、接着、又は付加的な機械手段、例えば縫製、クランプ止め及び類似のやり方による接続によって行うことができる。二枚のシートがお互いに接続されてしまった時に、それらは、再び一緒に輸送方向に前進させられ、そして前進距離は、輸送方向に形成されたフィルタポケットの寸法に等しい。接続場所が保持又はつかみステーションの位置に位置付けられると直ぐに、平らなポケット壁を形成するために供給されるシートの前進動作が再び停止され、一方他のシートは更に前進させられ、その結果次のフィルタポケットを形成するための上で述べた作業プロセスが再び開始される。この状況においては、二枚のシートが保持又はつかみステーションによって一緒に保持されることは必要ではない。何故ならば、これらの二枚のシートは接続ステーションにおいてお互いに既に接続されているからである。一枚のシートの前進動作を抑制し一方他のシートを輸送し続けるためには、一枚のシートの一層の輸送を、接続ステーションの前に配置された保持手段によってブロックすることができる。その代わりに、このシートのための前進駆動力のスイッチを切ることができる。
図9及び10に従う形状を有するフィルタ要素の製造のためには、二枚のシートの代わりに三枚のシートを、お互いの上にそして隣接して配置して供給する。この場合には、中間のシートを一時的に停止し、一方中間のシートの上にそして下にそれぞれのアーチを形成するための他の二枚のシートを特定の距離だけ前進させ、そして引き続いてすべての三枚のシートをお互いに接続させる。
熱可塑性網状支持構造体のための材料としてはポリプロピレンのネットを使用したが、このポリプロピレンはHoechst社によって分配されている(コード名 PPH 1050)。このネットの開口はほぼ長方形であった。ネットは約160g/m2の重量を有していた。ネットの厚さは約0.64mmであり、そして開口の間のネット棒の幅は約0.84mmであった。開口は約4.11mm2のサイズを有し、これは9cm2のネット表面における102の数のネット開口をもたらした。ネットの全体の面積に対する開口面積のパーセントは約46.5パーセントであった。フィルタ材料の不織層のための材料は、約40〜50μmの平均繊維厚さを有する針でパンチされたポリプロピレン繊維の不織材料として供給されたエレクトレット材料であった。カバー層のためには、お互いに熱的に接合されたポリプロピレン繊維の不織繊維材料を使用したが、それらの平均繊維厚さは約40〜50μmであった。
Claims (13)
- 平坦な形状で延びる第一材料構造体及び実質的にアーチ形状に曲げられている第二材料構造体から形成され、第一及び第二材料構造体が機械的に安定であり、且つ互いに接続されており、そして少なくとも第二材料構造体がフィルタ材料を含み、少なくとも一つのフィルタユニットを備えた少なくとも一つのフィルタ要素を含んで成る流体の濾過のためのフィルタ装置であって、
前記第二材料構造体は弾性的変形されながら少なくとも一つの実質的にアーチ形状に曲げられている可塑性の弾性的変形された支持構造体から形成され、この支持構造体に装着されているのは曲げに対する抵抗をほとんど又は全くもたない繊維フィルタ材料であり、当該第二材料構造体は前記第一材料構造体に対し、各アーチ形状の隣接し合う二つの側縁部において接続されており、当該フィルタユニットの側部フランジを形成する当該側縁部が各アーチ形状を規定し、ここで前記支持構造体は弾性的変形されることで曲げ復元力を発生させ、かくして当該第一及び第二材料構造体が接続されているとき、当該実質的に平坦な第一材料構造体は実質的にアーチ形状の第二材料構造体からの曲げ及び復元力を受け、その結果当該第一材料構造体は引張応力にさらされながらも、当該第二材料構造体のアーチ形状が濾過の際の流体流れによる当該第二材料構造体の変形を阻止する機械的安定性を供する、フィルタ装置。 - 第一材料構造体がフィルタ材料から成り又はフィルタ材料を含むことを特徴とする、請求の範囲第1項に記載のフィルタ装置。
- 材料構造体がそれらの接続の領域においてお互いに平行に延びること、そして第二の曲がった材料構造体が第一材料構造体とのその接続部の間で、断面寸法においてベルの形に弾性的に変形されていることを特徴とする、請求の範囲第1〜2項のいずれか一項に記載のフィルタ装置。
- 第二の曲がった材料構造体が、フィルタ材料として少なくとも一つの層の濾過不織布を保持する、プラスチック材料の弾性的に変形可能な網状支持構造体を含んで成ることを特徴とする、請求の範囲第1〜3項のいずれか一項に記載のフィルタ装置。
- フィルタユニットが開いた端及び閉じた端を有し、そして二つの材料構造体がフィルタユニットの前記二つの端の間の領域で連続的にお互いに接続されていることを特徴とする、請求の範囲第1〜4項のいずれか一項に記載のフィルタ装置。
- 第一材料構造体が吸着性材料を含んで成ることを特徴とする、請求の範囲第1〜5項のいずれか一項に記載のフィルタ装置。
- 第一材料構造体が不織フィルタ層を含んで成り、そして前記不織フィルタ層の繊維が吸着性材料でコートされていることを特徴とする、請求の範囲第6項に記載のフィルタ装置。
- 複数のフィルタユニットが並んで配置されていて、そして個々のフィルタユニットを形成する材料構造体が連続的であることを特徴とする、請求の範囲第1〜7項のいずれか一項に記載のフィルタ装置。
- 二つのフィルタ要素が備えられていて、それらの各々が並んで配置された複数のフィルタユニットを含んで成ることを特徴とする、請求の範囲第8項に記載のフィルタ装置。
- 二つのフィルタ要素がお互いに相対的に90°の回転角度でお互いに接続されていることを特徴とする、請求の範囲第9項に記載のフィルタ装置。
- 少なくとも一つの別のフィルタユニットが備えられていて、そしてそれぞれの実質的に平らな材料構造体がお互いに隣接していることを特徴とする、請求の範囲第1〜7項のいずれか一項に記載のフィルタ装置。
- 第一材料構造体が弾性的変形の下で曲げられた別の第二材料構造体に接続されていて、そして二つの第二材料構造体が第一材料構造体の両側に配置されていることを特徴とする、請求の範囲第1〜7項のいずれか一項に記載のフィルタ装置。
- 第一材料構造体が複数の個々のバンド又はストリップを含んで成ることを特徴とする、請求の範囲第1〜11項のいずれか一項に記載のフィルタ装置。
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