JP3675098B2 - 作業機器の連結装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、トラクタその他の走行車体に苗植装置などの作業機器を連結する連結装置に用いるものである。
【0002】
【従来の技術】
車体側ヒッチが走行車体に平行なリンクで取付けられ、駆動装置(油圧シリンダ)により、同じような姿勢を保って上下に移動するように設けられている。この車体側ヒッチには、上端にV字形の受部が設けられ、作業機が取付けられている作業機側ヒッチの側で上昇させると、その受部が作業機側ヒッチのピンを受けて作業機側ヒッチが車体側ヒッチに接合するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
上記のように、従来の連結装置は、独立したピンと受部を必要とし、構造が複雑でコスト高となるおそれがあった。また、作業機側ヒッチを車体側ヒッチに接合するとき、両者の平行度が一致せず円滑に接合しないおそれがある。この発明は、このヒッチを簡単な構造で軽量・コンパクトに構成し且つ作業機側ヒッチと車体側ヒッチとの接合が円滑に行えるようにしようとするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するため、この発明は、走行車体1に車体側ヒッチ14が駆動装置15で上下に移動するように設けられ、作業機器2が取付けられている作業機側ヒッチ29に下向の受部31が設けられ、受部31の下から車体側ヒッチ14が上昇するとその上部25が受部31に係合して作業機側ヒッチ29が車体側ヒッチ14に接合するように設けられている作業機器の連結装置において、作業機器2を揺動自在に支持するためのロ−リング軸35と規制具37とが作業機側ヒッチ29に設けられ、前記規制具37に設けた押具37bがばね38で引かれて作業機器2に設けた規制板39に当たることにより作業機側ヒッチ29が作業機器2に対して前記ロ−リング軸35回りに揺動するのを阻止する構成とし、作業機側ヒッチ29が車体側ヒッチ14に接合したとき、押具37bが規制板39から離れて作業機器2が自由に揺動し得る状態となるように規制具37を押し回す押棒28が車体側ヒッチ14に設けられている作業機器の連結装置とした。
【0005】
【実施例】
つぎに、この発明の実施例を説明する。
走行車体1の後部に苗植装置(作業機器)2が装着されて苗植機となっている(図1,図2)。
走行車体1がつぎのように構成されている。フレーム3の前後に主歯車箱4と後輪歯車箱5が設けられ、それぞれの両横に前輪6と後輪7が取付けられている。エンジン8がフレーム3の上に設けられ、その動力が主歯車箱4内の変速機を経由して前輪6と後輪7に伝わり、これらが水田の耕盤上で回転して走行車体1が前進するようになっている。座席9がエンジン8の上に設けられ、オペレータがその前のステアリングハンドル10を操作すると、前輪6が操縦されて走行車体1の進路が変わるように出来ている。
【0006】
支柱11がフレーム3の後部から上に伸び、横から見て上下で平行な上部リンク12と下部リンク13の前端がこれに回動自在に取付けられ、それぞれのリンク12,13の後端に車体側ヒッチ14が取付けられている。油圧シリンダ(駆動装置)15の前端がフレーム3に取付けられ、これから後上に伸びたピストンロッド16の突端が上部リンク12と一体のアーム17の下端に接続し、油圧シリンダ15に油を送り込むと、ピストンロッド16が突出して車体側ヒッチ14が縦向の姿勢を保って上昇し、その油をタンクに戻すと、車体側ヒッチ14が下降するように出来ている。
【0007】
車体側ヒッチ14がつぎのように構成されている。図3,図4のように、一対のメタル18が左右に配置され、棒19で連結されている。ボルト20がそれぞれのメタル18に上向に固定されている。軸21の両端を支持した支持パイプ22から長ナット23が下向に突出し、それぞれにボルト20がねじ込まれ、ロックナット24で固定されている。一対の支持パイプ22の間で軸21にパイプ(上部)25が回動自在に取付けられている。上部リンク12が左右一対で構成され、それぞれの後端部が上記のパイプ25に固定されている。軸26の両端がそれぞれのメタル18の下部から左右に突出し、左右一対で構成された下部リンク13の後部のボス13aがそれぞれの突端26aに回動自在に取付けられている。ピン27がメタル18に抜き差し自在に取付けられ、L字形の押棒28が左のメタル18の後部に固定されている。
【0008】
作業機側ヒッチ29がつぎのように構成されている。図3,図5のように、上下方向に配置された鉄板が上から見て前開きのコ字形に折り曲がってベース30となり、上部にバランススプリングを掛け孔30aが設けられている。その前面が下向の鈎形に欠がれ、これに半円の板が固定されて受部31となっている。その下で前開きのV字形に欠がれた部分にV字形に曲げた板が固定されて下受部32となり、パイプ25に受部31を掛けてベース30を時計方向に回すと、この下受部32に軸26の中央部が嵌入するようになっている。孔33がベース30に設けられ、メタル18に差したピン27が通るように出来ている。パイプ34がベース30の下部に横向に固定され、ローリング軸35がこのパイプ34から斜後下に突出し、苗植装置2のパイプフレーム40(図2)の中央部がこれに揺動自在に取付けられている。
【0009】
回動軸36がベース30から左右に突出し、両端に規正具37が固定されている。それぞれの規正具37は、斜前下に伸びたアーム37aの先に押具37bを備え、左の規正具37からレバー37cが上に伸び、右の規正具37から後に伸びたアーム37dがばね38で引き上げられ、それぞれの押具37bが反時計方向に引き回されている。パイプフレーム40から前方に突出した一対の規正板39がそれぞれの押具37bの下に配置されている。
【0010】
走行車体1から取外した苗植装置2は、作業機側ヒッチ29を若干前に傾斜(図3)させるようにして、専用のスタンド又は地面で支持されている。このとき、一対の押具37bがばね38で引かれて左右の規正板39の上縁に当り、作業機側のヒッチ29のローリング軸35回りの揺動(苗植装置2に対する揺動)を阻止している。
【0011】
ピン27をメタル18から抜き取り、車体側ヒッチ14を図3の高さに下げ、走行車体1を後進させてパイプ25を受部31の下に位置させる。そののち、油圧シリンダ15に油を供給して車体側ヒッチ14を徐々に上昇させる。すると、パイプ25が受部31に当ってベース30を引き上げる。ベース30は、上昇しながらパイプ25の回りに時計方向に回り、下受部32に軸26が嵌入した所でその回動が止まる。この位置でピン27をメタル18に差すと、孔33を通り、車体側ヒッチ14と作業機側ヒッチ29が結合され、走行車体1に苗植装置2が装着される。このとき、押棒28がレバー37cを時計方向に押し回し、押具37bが同方向に回って規正板39から離れ、パイプフレーム40がローリング軸35の回りに自由に揺動し得る状態となる。苗植装置2を走行車体1から取り外すときは、ピン27を抜き取り、油圧シリンダ15内の油をタンクに戻して車体側ヒッチ14を下降させる。すると、下降中の苗植装置2がスタンド又は地面に当り、若干前に回って止まる。そののち、車体側ヒッチ14が下降をつづけて作業機側ヒッチ29から離れ、両者が外れる。
【0012】
車体側ヒッチ14を備えた走行車体1と、作業機側ヒッチ29を備えた苗植装置2を個別に出荷し、需要者その他で両者を装着することがある。このとき、車体側ヒッチ14と作業機側ヒッチ29の平行度や各部の間隔が一致せず、両者が円滑に結合しないおそれがある。図の構成によると、そのおそれが解消される。
すなわち、軸21を抜いてパイプ25を外し、ロックナット24を緩め、支持パイプ22を回すと、長ナット23がボルト20の回りに回ってこの支持パイプ22がメタル18に対して上下に調整される。この操作で、左右の支持パイプ22の高さや傾斜を調節したのち、ロックナット24を締め、それぞれの支持パイプ22とパイプ25に軸21を通して止め、これらを組み上げる。すると、パイプ25の高さや傾斜が自由に調整できる。なお、これらのねじをターンバックル式に構成すると、パイプ25を取り外さないで上記の調整ができる。
【0013】
なお、苗植装置2がつぎのように構成されている。4個の苗植ユニット41がパイプフレーム40に横並びに取付けられている。それぞれの苗植ユニット41がつぎのように出来ている。
苗植歯車箱42がパイプフレーム40から斜前に突出している。上下2段の苗載台43が前上りの斜に配置され、ポット式の苗箱が載っている。その苗箱の左右を支持するレール44が苗載台43の後端から下に伸びたのち、U字形に曲がって受箱45に到達している。苗植歯車箱42から左に突出している軸の揺動で送爪46が上下すると、苗載台43から送り出された苗箱がレール44に沿って間欠的に送られるようになっている。押出ピン47が前後に往復するように設けられ、停止中の苗箱から苗を根鉢とともにつぎのキャリヤ48に押し出すようになっている。キャリヤ48は、左右がそれぞれ平行なリンクで支持されていて、受け取った苗を保持して下降し、その苗は、下端でベルトコンベア49上に掻き出されるようになっている。ベルトコンベア49は、乗った苗を外に送り、ベルトコンベア49の外端で旋回している植込杆50がその苗を押し下げて泥土に移植する。苗箱には14個のポットが横に並べて設けられ、これらから苗が押出ピン47で同時に押し出される。ベルトコンベア49は、一対が左右に並べて設けられ、それぞれが7個の苗を外に送って移植し、一つの苗植ユニット41で苗を2条に移植する。複数のフロート51が泥面を滑走するように設けられ、それぞれの前部の張出部が、苗が移植される泥面を予め整地する。
【0014】
図1,図2に示すものは、パイプフレーム40にローリング軸35を設けているが、図6のように構成することができる。パイプ52の端に固定した一対の支持板53,54が外から2番目と1番目の苗植歯車箱42の内側の面にボルトで着脱自在に固定されている。パイプ55の両側に一対の支持板56が固定され、それぞれの支持板56が支持板53にボルトで着脱自在に固定されている。ローリングボックス57がパイプ55の中央に固定され、これにローリング軸35が回動自在に取付けられている。この構成によると、パイプ52,55が3分割されるので、着脱が容易で、それぞれの苗植ユニット41における部品がたやすく交換できる。
【0015】
【効果】
以上のように、この発明によると、車体側ヒッチ14の上部(パイプ25)を作業機側ヒッチ29の下向の受部31に直接係合させるので、特に、車体側ヒッチ14軽量でコンパクトに構成できる特徴がある。また、規制具37により作業機側ヒッチ29が作業機器2に対して前記ロ−リング軸35回りに揺動するのを阻止する構成としたので、作業機側ヒッチ29を車体側ヒッチ14に円滑に接合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を施した苗植機の側面図
【図2】その平面図
【図3】その走行車体と苗植装置の接続部の分離した側面図
【図4】その走行車体側の背面図
【図5】その苗植装置側の背面図
【図6】他の苗植装置の一部の平面図
【符号の説明】
1 走行車体
2 作業機器(苗植装置)
14 車体側ヒッチ
15 駆動装置(油圧シリンダ)
25 上部(パイプ)
28 押棒
29 作業機側ヒッチ
31 受部
35 ロ−リング軸
37 規制具
37b 押具
38 ばね
39 規制板

Claims (1)

  1. 走行車体(1)に車体側ヒッチ(14)が駆動装置(15)で上下に移動するように設けられ、作業機器(2)が取付けられている作業機側ヒッチ(29)に下向の受部(31)が設けられ、受部(31)の下から車体側ヒッチ(14)が上昇するとその上部(25)が受部(31)に係合して作業機側ヒッチ(29)が車体側ヒッチ(14)に接合するように設けられている作業機器の連結装置において、作業機器(2)を揺動自在に支持するためのロ−リング軸(35)と規制具(37)とが作業機側ヒッチ(29)に設けられ、前記規制具(37)に設けた押具(37b)がばね(38)で引かれて作業機器(2)に設けた規制板(39)に当たることにより作業機側ヒッチ(29)が作業機器(2)に対して前記ロ−リング軸(35)回りに揺動するのを阻止する構成とし、作業機側ヒッチ(29)が車体側ヒッチ(14)に接合したとき、押具(37b)が規制板(39)から離れて作業機器(2)が自由に揺動し得る状態となるように規制具(37)を押し回す押棒(28)が車体側ヒッチ(14)に設けられている作業機器の連結装置
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