JP3674917B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の製造方法に関し、特に、IC内蔵ホールセンサチップのGaAs電界効果トランジスタを形成するための半導体装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
GaAs半導体プロセスにおいて、GaAsウエハ上にレジストパターンを形成しアライメントマーク形成、イオン注入工程を経てアニール工程によりチャネル層は完成する。次にチャネル層上にオーミック接合により接合するソース電極とドレイン電極、ショットキー接合により接合するゲート電極を形成する。
【0003】
従来電極の形成において、ゲート電極はチタンタングステン(Ti/W)をスパッタリング装置により成膜する。レジストパターニング後、反応性イオンエッチング(RIE)工程で電極を形成し、レジスト剥離を行い、ゲート電極は完成する。オーミック電極はイメージリバースパターニング後、オーミック電極を構成する金属を蒸着により成膜し、リフトオフにより余分な金属を除去することにより、オーミック電極は完成する。
【0004】
図7と図8は、従来のGaAs電界効果トランジスタ(GaAsMESFET)の製造工程を示すフローチャートである。GaAsMESFETの製造工程は、ドレイン領域、ソース領域およびチャネル層形成工程(ST100)とゲート電極形成工程(ST110)とドレイン電極およびソース電極形成工程(ST120)から成っている。
【0005】
ゲート電極形成工程(ST110)は、ゲート電極用メタル堆積工程(ST111)とレジストパターニング工程(ST112)と反応性イオンエッチング工程(ST113)とレジスト剥離工程(ST114)から成っている。
【0006】
ドレイン電極およびソース電極形成工程(ST120)は、無機系絶縁層堆積工程(ST121)とドレイン電極およびソース電極窓開け工程(ST122)とイメージリバースパターニングによるレジストパターニング工程(ST126)とドレインメタルおよびソースメタル堆積工程(ST127)とリフトオフ工程(ST128)から成っている。
【0007】
ドレイン電極およびソース電極窓開け工程(ST122)は、レジストパターニング工程(ST123)とドライエッチングによりゲート電極を形成する部分の無機系絶縁層をエッチングする工程(ST124)とレジスト剥離工程(ST125)から成っている。
【0008】
ドレイン領域、ソース領域およびチャネル層形成工程(ST100)は、まず、アライメントマークが形成されたGaAs半導体基板にドレイン領域とソース領域を構成する高不純物濃度活性層を形成するために、適当なマスクを通して、160keV,2.0×1013/cm2の高ドーズのSi+イオン注入を行う。次に、そのGaAs半導体基板にチャネル層を形成するために、適当なマスクを通して、Si+を120keV,2.0×1012/cm2でイオン注入する。その後、GaAs半導体基板をアニール炉の中に入れ、アルシン(AsH3)雰囲気中で、850℃で約15分間加熱する。それにより、Siイオンが活性化され、チャネル層、ドレイン領域、ソース領域が形成される。
【0009】
ゲート電極形成工程(ST110)は、次のように行われる。図9は、ゲート電極形成工程(ST110)の各工程でのGaAs半導体基板の断面図である。
【0010】
ゲート電極用メタル堆積工程(ST111)では、ゲートメタルは、図9(a)において、チャネル層100、ドレイン領域101、ソース領域102が形成されたGaAs半導体基板103に、例えば、チタンタングステン(Ti/W)104を3000オングストロームの膜厚でスパッタリングにより成膜する。その後、図9(b)において、レジスト105でレジストパターニングを行い(ST112)、図9(c)において、反応性イオンエッチング(RIE)によりチタンタングステン(Ti/W)104をエッチングする(ST113)。その後、レジストを除去することにより(ST114)、ゲート電極106を形成する。(図9(d))。
【0011】
ドレイン電極およびソース電極形成工程(ST120)は、次のように行われる。図10と図11は、ドレイン電極およびソース電極形成工程(ST120)の各工程でのGaAs半導体基板の断面図である。
【0012】
無機系絶縁層堆積工程(ST121)は、図10(a)において、図9(d)で示したチャネル層100、ドレイン領域101、ソース領域102が形成され、ゲート電極106が形成されたGaAs半導体基板103の上にプラズマCVDにより、3600オングストロームの膜厚のSiO2膜107を無機系絶縁層として成膜する。
【0013】
ドレイン電極およびソース電極窓開け工程(ST122)は、まず、図10(b)において、GaAs半導体基板103上に堆積した無機系絶縁層であるSiO2膜107の上にレジスト108をスピンコータなどにより、均一に塗布する。次に、ドレイン電極およびソース電極を形成する部分が光を通すようになっているマスクをGaAs半導体基板103上の無機系絶縁層であるSiO2膜107上のレジスト108に密着させ、レジスト108が反応する波長の光により露光し、その後、現像液に浸けることによりレジストの露光された部分が溶け、開口109,110を形成する(ST123)。そして、リンス液により現像液を洗浄する。
【0014】
その後、レジスト108中に存在する現像液あるいはリンス液を除き、レジスト108と無機系絶縁層であるSiO2膜107との接着性を増すため、ポストベークを行う。
【0015】
次に、図10(c)において、反応性イオンエッチング(RIE)により、レジスト108の開口部109,110のSiO2を除去する(ST124)。そして、図10(d)において、レジストを除去する(ST125)。
【0016】
その後、図11(a)において、レジスト111を塗布し、イメージリバースパターニングを行ってレジストパターンを形成する(ST126)。ドレインメタルおよびソースメタルは、図11(b)において、例えば、AuGe/Ni/Au膜112を3600オングストロームの膜厚に蒸着して成膜する(ST127)。その後、リフトオフすることにより(ST128)、ドレイン電極113およびソース電極114を形成する。(図11(c))。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の半導体装置の製造方法においては、各工程の最後に有機系溶剤によるレジスト剥離の工程を伴い、GaAsウエハ表面にダメージを与えていた。また、リフトオフを伴う場合、蒸着時のレジストへのダメージのためレジスト残査が生じる危険性を伴う。よって剥離条件を、GaAsウエハに対してダメージを促進する方向で行う必要が生じる。その条件はGaAs表面を数百オングストロームエッチングする程で、チャネル層自体を失う結果となる。また、剥離しきれないレジスト残査をドライエッチングにより除去する必要があるため、プラズマによるチャネル層へのダメージが生じる。当然反応性イオンエッチング(RIE)工程においても、GaAs表面にプラズマダメージが生じる。そのダメージにより、完成した半導体装置のトランジスタ特性が安定しない、すなわち、ウエハ上でばらつきを伴うという問題点が生じていた。
【0018】
上記問題点を解決する半導体装置の製造方法が、特開平5−175243号公報により開示されている。その方法によると、半絶縁性半導体基板の一主面にイオン注入法によって選択的に形成された能動層上にソース電極とドレイン電極を形成し、次にCVD法によって第1の絶縁膜例えばSiO2膜を堆積し、その上に第2の絶縁膜例えばSiNx膜をプラズマCVD法によって積層して形成する。次に、フォトレジスト層を被着し、ゲート電極形成予定域に開口を形成する。開口が形成されたフォトレジスト層をマスクとして反応性イオンエッチング(RIE)法により第2の絶縁膜をエッチングして開孔を形成する。次に、第2の絶縁膜をマスクとして開孔を通してふっ化アンモニウム液を用いて能動層の上にある第1の絶縁膜をエッチングする。このとき第2の絶縁膜はほとんどエッチングされない。これによると、反応性イオンエッチング(RIE)工程は第1の絶縁膜(SiO2)上の第2の絶縁膜(SiNx)に対してのみ行われるため、イオンによって直接能動層が叩かれることなく、従って能動層にダメージが生じない。
【0019】
しかしながら、上記製造方法においては、絶縁膜(無機系絶縁層)として、2種類の絶縁膜を積層する必要があり、すなわち、第1の絶縁膜としてのSiO2膜はCVD法によって堆積し、第2の絶縁膜としてのSiNx膜はプラズマCVD法により堆積する必要があり、絶縁膜を形成するための工程に2種類の装置が必要であり工程数が増えてしまうという問題点がある。
【0020】
本発明の目的は、上記問題を解決するため、GaAs半導体プロセスにおいて、GaAsウエハ表面を有機性薬品およびプラズマによるダメージから防ぐことができ、かつ工程が少ない半導体装置の製造方法を提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段および作用】
本発明に係る半導体装置の製造方法は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
【0022】
第1の半導体装置の製造方法(請求項1に対応)は、GaAs半導体基板に複数回のイオン注入工程と少なくとも1回のアニール工程によって形成された、ドレイン電極と接合するドレイン領域を構成する高不純物濃度活性層と、ソース電極と接合するソース領域を構成する高不純物濃度活性層と、ドレイン領域を構成する高不純物濃度活性層とソース領域を構成する高不純物濃度活性層に介在してゲート電極と接合するチャネル層を備えた半導体装置の製造方法において、ドレイン領域を構成する高不純物濃度活性層とソース領域を構成する高不純物濃度活性層およびチャネル層の上に無機系絶縁層を層間膜として備えた半導体装置のゲート電極を形成する工程と、ドレイン電極とソース電極を形成する工程を含んでおり、ゲート電極を形成する工程が、無機系絶縁層上にゲート電極を形成する箇所に第1の開口を有する第1のレジストパターンを形成する工程と、第1の開口により露出する無機系絶縁層を所定の膜厚になるまでドライエッチングによりエッチングする工程と、第1のレジストパターンを除去する工程と、イメージリバースパターニングで第1のレジストパターンの第1の開口の位置と同一の箇所に第1の開口より開口幅の広い第2の開口を有する第2のレジストパターンを形成する工程と、第1の開口により露出していた所定の膜厚の無機系絶縁層を取り除くまでウェットエッチングによりエッチングする工程と、ゲート電極を構成する金属を成膜する工程と、リフトオフでゲート電極を構成する金属以外の金属を除去する工程とを順に行い、ドレイン電極とソース電極を形成する工程が、無機系絶縁層上にドレイン電極とソース電極を形成する箇所に第3の開口を有する第3のレジストパターンを形成する工程と、第3の開口により露出する無機系絶縁層を所定の膜厚になるまでドライエッチングによりエッチングする工程と、第3のレジストパターンを除去する工程と、イメージリバースパターニングで第3のレジストパターンの第3の開口の位置と同一の箇所に第3の開口より開口幅の広い第4の開口を有する第4のレジストパターンを形成する工程と、第3の開口により露出していた所定の膜厚の無機系絶縁層を取り除くまでウェットエッチングによりエッチングする工程と、ドレイン電極とソース電極を構成する金属を成膜する工程と、リフトオフでドレイン電極とソース電極を構成する金属以外の金属を除去する工程とを順に行うことで特徴づけられる。
【0023】
第1の半導体装置の製造方法によれば、ドレイン領域を構成する高不純物濃度活性層とソース領域を構成する高不純物濃度活性層およびチャネル層の上に無機系絶縁層を層間膜として備えた半導体装置のゲート電極を形成する工程と、ドレイン電極とソース電極を形成する工程を含んでおり、ゲート電極を形成する工程が、無機系絶縁層上にゲート電極を形成する箇所に第1の開口を有する第1のレジストパターンを形成する工程と、第1の開口により露出する無機系絶縁層を所定の膜厚になるまでドライエッチングによりエッチングする工程と、第1のレジストパターンを除去する工程と、イメージリバースパターニングで第1のレジストパターンの第1の開口の位置と同一の箇所に第1の開口より開口幅の広い第2の開口を有する第2のレジストパターンを形成する工程と、第1の開口により露出していた所定の膜厚の無機系絶縁層を取り除くまでウェットエッチングによりエッチングする工程と、ゲート電極を構成する金属を成膜する工程と、リフトオフでゲート電極を構成する金属以外の金属を除去する工程とを順に行い、ドレイン電極とソース電極を形成する工程が、無機系絶縁層上にドレイン電極とソース電極を形成する箇所に第3の開口を有する第3のレジストパターンを形成する工程と、第3の開口により露出する無機系絶縁層を所定の膜厚になるまでドライエッチングによりエッチングする工程と、第3のレジストパターンを除去する工程と、イメージリバースパターニングで第3のレジストパターンの第3の開口の位置と同一の箇所に第3の開口より開口幅の広い第4の開口を有する第4のレジストパターンを形成する工程と、第3の開口により露出していた所定の膜厚の無機系絶縁層を取り除くまでウェットエッチングによりエッチングする工程と、ドレイン電極とソース電極を構成する金属を成膜する工程と、リフトオフでドレイン電極とソース電極を構成する金属以外の金属を除去する工程とを順に行うため、有機性薬品およびプラズマによるチャネル層、ドレイン領域およびソース領域へのダメージを生じない。また、電極がT型に形成されるため、電極からの薬液のしみ込みを防ぐことができる。それにより、ダメージによる半導体装置のトランジスタ特性にばらつきがなく安定である。また、無機系絶縁層が一種類であるため、無機系絶縁層堆積のための工程数を少なくすることができる。
【0024】
第2の半導体装置の製造方法(請求項2に対応)は、上記の方法において、好ましくは所定の膜厚が300オングストローム以上700オングストローム以下であることで特徴づけられる。
【0025】
第3の半導体装置の製造方法(請求項3に対応)は、上記の方法において、好ましくはドライエッチングが、反応性イオンエッチング(RIE)であることで特徴づけられる。
【0026】
第3の半導体装置の製造方法によれば、ドライエッチングが反応性イオンエッチング(RIE)であるため、異方性に優れた微細パターンの加工が可能である。
【0027】
第4の半導体装置の製造方法(請求項4に対応)は、上記の方法において、好ましくはウェットエッチングのエッチャントは、バッファードふっ酸(BHF)であることで特徴づけられる。
【0028】
第4の半導体装置の製造方法によれば、ウェットエッチングのエッチャントにバッファードふっ酸(BHF)を用いるため、レジストをマスクにする場合、レジストとSiO2界面へのしみ込みを押さえることができ良好なエッチングを行うことができる。
【0029】
第5の半導体装置の製造方法(請求項5に対応)は、上記の方法において、好ましくは無機系絶縁層は、シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜であることで特徴づけられる。
【0030】
第5の半導体装置の製造方法によれば、無機系絶縁層がシリコン酸化膜あるいはシリコン窒化膜であるため、熱CVD、プラズマCVD、スパッタ法により容易に形成することができる。また、基板との熱的安定性、緻密性、密着性、耐クラック性、基板構成物質の無機系絶縁層中への拡散がない。
【0031】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0032】
実施形態で説明される構成、形状、大きさおよび配置関係については本発明が理解・実施できる程度に概略的に示したものにすぎず、また数値および各構成の組成(材質)については例示にすぎない。従って本発明は、以下に説明される実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に示される技術的思想の範囲を逸脱しない限り様々な形態に変更することができる。
【0033】
図1と図2は、本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法によりGaAs電界効果トランジスタ(GaAsMESFET)を製造する工程を示すフローチャートである。GaAsMESFETの製造工程は、ドレイン領域、ソース領域およびチャネル層形成工程(ST10)とゲート電極形成工程(ST20)とドレイン電極およびソース電極形成工程(ST30)から成っている。
【0034】
ゲート電極形成工程(ST20)は、無機系絶縁層堆積工程(ST21)と第1のレジストパターニング工程(ST22)とドライエッチングによりゲート電極を形成する部分の第1の開口により露出する無機系絶縁層を所定の膜厚までエッチングする工程(ST23)と第1のレジスト剥離工程(ST24)とイメージリバースパターニングにより、第1のレジストパターンの第1の開口の位置と同一の箇所に第1の開口より開口幅の広い第2の開口を有する第2のレジストパターニング工程(ST25)とアッシング工程(ST26)とウェットエッチングにより第1の開口により露出していた所定の膜厚の無機系絶縁層を取り除くまでエッチングする工程(ST27)とゲート電極用メタル堆積工程(ST28)とリフトオフ工程(ST29)から成っている。
【0035】
ドレイン電極およびソース電極形成工程(ST30)は、第のレジストパターニング工程(ST31)とドライエッチングによりドレイン電極およびソース電極を形成する部分の第の開口により露出する無機系絶縁層を所定の膜厚までエッチングする工程(ST32)と第のレジスト剥離工程(ST33)とイメージリバースパターニングにより第のレジストパターンの第の開口の位置と同一の箇所に第の開口より開口幅の広い第の開口を有する第のレジストパターニング工程(ST34)とアッシング工程(ST35)とウェットエッチングにより第の開口により露出していた所定の膜厚の残りの無機系絶縁層をエッチングする工程(ST36)とドレインメタルおよびソースメタル堆積工程(ST37)とリフトオフ工程(ST38)から成っている。
【0036】
ドレイン領域、ソース領域およびチャネル層形成工程(ST10)は、従来の技術と同様に、まず、アライメントマークが形成されたGaAs半導体基板にドレイン領域とソース領域を構成する高不純物濃度活性層を形成するために、表面に数百オングストロームの酸化膜を形成し、適当なマスクを通して、160keV,2.0×1013/cm2の高ドーズのSi+イオン注入を行う。次に、そのGaAs半導体基板にチャネル層を形成するために、適当なマスクを通して、Si+を120keV,2.0×1012/cm2でイオン注入する。その後、SiO2膜をGaAs半導体基板上に堆積し、そのGaAs半導体基板をアニール炉の中に入れ、水素(H2)雰囲気中で、850℃で約15分間加熱し、キャップアニールを行う。それにより、Siイオンが活性化され、チャネル層、ドレイン領域、ソース領域が形成される。
【0037】
ゲート電極形成工程(ST20)は、次のように行われる。図3と図4は、ゲート電極形成工程(ST20)の各工程でのGaAs半導体基板の断面図である。
【0038】
無機系絶縁層堆積工程(ST21)は、図3(a)において、チャネル層10、ドレイン領域11、ソース領域12が形成されたGaAs半導体基板13にプラズマCVDにより、3000オングストロームの膜厚のSiO2膜14を無機系絶縁層として成膜する。
【0039】
第1のレジストパターニング工程(ST22)は、まず、図3(b)において、GaAs半導体基板13上に堆積した無機系絶縁層であるSiO2膜14の上に第1のレジスト15をスピンコータなどにより、均一に塗布する。次に、ゲート電極を形成する部分が光を通すようになっているマスクをGaAs半導体基板13上の無機系絶縁層であるSiO2膜14上のレジスト15に密着させ、レジスト15が反応する波長の光により露光し、その後、現像液に浸けることによりレジストの露光された部分が溶け、第1の開口16を形成する(ST22)。そして、リンス液により現像液を洗浄する。
【0040】
その後、第1のレジスト15中に存在する現像液あるいはリンス液を除き、第1のレジスト15と無機系絶縁層であるSiO2膜14との接着性を増すため、ポストベークを行う。
【0041】
次に、図3(c)において、反応性イオンエッチング(RIE)により、レジスト15の第1の開口部16のSiO2を所定の膜厚、例えば500オングストロームの膜厚のSiO2膜17を残すようにエッチングする(ST23)。
【0042】
その後、図3(d)において、第1のレジスト15を剥離し(ST24)、図4(a)においてイメージリバースパターニングにより、第1のレジストパターンの第1の開口16の位置と同一の箇所に第1の開口16より開口幅の広い第2の開口18を有する第2のレジストパターン19を形成する(ST25)。
【0043】
この第2のレジストパターン19を形成する工程では、まず、ポジ型レジストをウエハ全面に塗布する。次に、紫外線によりゲート電極を形成する第1の開口16上に第1の開口16より広い領域が遮光されたマスクを用いて第1の露光をする。次に、イメージリバース処理として、110℃のベークを行い、その後、ウエハ全面に紫外線により第2の露光を行い現像を行ってレジスト膜の第1の露光時の未感光部を除去する。これにより、第1の開口16上に開口幅が広くかつリフトオフが可能であるようにアンダーカット形状を有する第2の開口18が形成される。
【0044】
次に、現像残査を除去するために、プラズマアッシング装置により酸素(O2)プラズマを発生させて、アッシングを行う。その後、図4(b)において残りの500オングストロームの厚さのSiO2膜17をバッファードふっ酸(BHF)によるウェットエッチングによって除去する(ST27)。そのとき、第2の開口18により露出した部分のSiO2膜も上部がエッチングされる。
【0045】
このように、第1の開口16により露出する無機系絶縁層を所定の膜厚になるまでドライエッチングによりエッチングする工程(ST23)と、第1の開口16上に第1の開口幅よりも広い第2の開口18を形成した後に、第1の開口16により露出していた所定の膜厚の無機系絶縁層をすべて取り除くまでウェットエッチングによりエッチングする工程(ST27)によりエッチングするため、プラズマによるチャネル層10へのダメージを生じない。それにより、ダメージによる半導体装置のトランジスタ特性にばらつきがなくなり安定になる。また、無機系絶縁層がSiO2膜14の一種類であるため、無機系絶縁層堆積のための工程数を少なくすることができる。
【0046】
ゲート電極用メタル堆積工程(ST28)では、ゲートメタルは、図4(c)において、例えば、チタン金チタン(Ti/Au/Ti)20を3000オングストロームの膜厚で蒸着法により成膜する。その後、図4(d)においてリフトオフにより、ゲート電極21を形成する。これにより、ゲート電極21がT型となるため、電極の端からの薬液のしみ込みを防ぐことができる。また、平坦度も向上する。
【0047】
ドレイン電極およびソース電極形成工程(ST30)は、次のように行われる。図5と図6は、ドレイン電極およびソース電極形成工程(ST30)の各工程でのGaAs半導体基板の断面図である。
【0048】
まず、図5(a)において、GaAs半導体基板13上に堆積した無機系絶縁層であるSiO2膜14の上に第のレジスト22をスピンコータなどにより、均一に塗布する。次に、図5(b)において、ドレイン電極およびソース電極を形成する部分が光を通すようになっているマスクをGaAs半導体基板13上の無機系絶縁層であるSiO2膜14上のレジスト22に密着させ、レジスト22が反応する波長の光により露光し、その後、現像液に浸けることによりレジストの露光された部分が溶け、第の開口23,24を形成する(ST31)。そして、リンス液により現像液を洗浄する。
【0049】
その後、レジスト22中に存在する現像液あるいはリンス液を除き、レジスト22と無機系絶縁層であるSiO2膜14との接着性を増すため、ポストベークを行う。
【0050】
次に、図5(c)において、反応性イオンエッチング(RIE)により、レジスト22の第の開口部23,24のSiO2を所定の膜厚、例えば500オングストロームの膜厚のSiO2膜25,26を残すようにエッチングする(ST32)。
【0051】
その後、図5(d)において、第のレジストを剥離し(ST33)、6(a)においてイメージリバースパターニングにより、第のレジストパターンの第の開口23,24の位置と同一の箇所に第の開口より開口幅の広い第の開口27,28を有する第のレジストパターン29を形成する(ST34)。
【0052】
この第のレジストパターン29を形成する工程では、まず、ポジ型レジストをウエハ全面に塗布する。次に、紫外線によりオーミック電極を形成する第の開口23,24上に第の開口より広い領域が遮光されたマスクを用いて第の露光をする。次に、イメージリバース処理として、110℃のベークを行い、その後、ウエハ全面に紫外線による第2の露光を行い現像を行ってレジスト膜の第1の露光時の未感光部を除去する。これにより、第の開口上に開口幅が広くかつリフトオフが可能であるようにアンダーカット形状を有する第の開口27,28が形成される。
【0053】
次に、現像残査を除去するために、プラズマアッシング装置により酸素(O2)プラズマを発生させて、アッシングを行う。その後、図6(b)において、残りの500オングストロームの厚さのSiO2膜25,26をバッファードふっ酸(BHF)によるウェットエッチングによって除去する(ST36)。そのとき、第の開口27,28により露出した部分のSiO2膜も上部がエッチングされる。
【0054】
このように、第の開口23,24により露出する無機系絶縁層であるSiO2を所定の膜厚になるまでドライエッチングによりエッチングする工程(ST32)と、第の開口上に第の開口幅よりも広い第の開口27,28を形成した後に、第の開口により露出していた所定の膜厚の無機系絶縁層を取り除くまでウェットエッチングによりエッチングする工程(ST36)によりエッチングするため、プラズマによるドレイン領域およびソース領域へのダメージを生じない。それにより、ダメージによる半導体装置のトランジスタ特性にばらつきがなくなり安定となる。また、無機系絶縁層がSiO2膜の一種類であるため、無機系絶縁層堆積のための工程数を少なくすることができる。
【0055】
次に、図6(c)において、ドレインメタルおよびソースメタルとして、例えば、AuGe/Ni/Au膜30を3000オングストロームの膜厚で蒸着により成膜する(ST37)。その後、リフトオフ技術により(ST38)、ドレイン領域およびソース領域以外のメタルを剥離することにより、ドレインメタル電極31およびソースメタル電極32を形成する(図6(d))。これにより、ゲート電極がT型となるため、電極の端からの薬液のしみ込みを防ぐことができる。また、平坦度も向上する。
【0056】
なお、本実施形態においては、無機系絶縁層として、SiO2膜を用いて説明したが、無機系絶縁層としてSiNxを用いて行うこともできる。また、本実施形態においては、レジストの第1の開口部のSiO2の反応性イオンエッチング(RIE)によるエッチングを所定の膜厚として500オングストローム残すようにして行ったが、パターンが広がってしまうようなサイドエッチングの影響とドライエッチングの精度を考慮して、所定の膜厚として300オングストローム以上700オングストローム以下の範囲内であれば、500オングストローム以外の膜厚でも可能である。
【0057】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように本発明によれば、次の効果を奏する。
【0058】
GaAs半導体プロセスにおいて、チャネル層全体へのプラズマ、有機系薬品によるダメージを防ぐとともに、さらに電極をT型にすることにより、電極の端からの薬液のしみ込みを防ぐ効果がある。また、チャネル層へのダメージも少なく、電極との接合状態も良好であるため、完成した半導体装置のトランジスタ特性も安定させることができる。また、一種類の無機系絶縁層を用いるため、工程数を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法によりGaAs電界効果トランジスタ(GaAsMESFET)を製造する工程を示すフローチャートである。
【図2】本発明の実施形態に係る半導体装置の製造方法によりGaAs電界効果トランジスタ(GaAsMESFET)を製造する工程を示すフローチャートである。
【図3】ゲート電極形成工程の各工程でのGaAs半導体基板の断面図である。
【図4】ゲート電極形成工程の各工程でのGaAs半導体基板の断面図である。
【図5】ドレイン電極およびソース電極形成工程の各工程でのGaAs半導体基板の断面図である。
【図6】ドレイン電極およびソース電極形成工程の各工程でのGaAs半導体基板の断面図である。
【図7】従来のGaAs電界効果トランジスタ(GaAsMESFET)の製造工程を示すフローチャートである。
【図8】従来のGaAs電界効果トランジスタ(GaAsMESFET)の製造工程を示すフローチャートである。
【図9】従来のゲート電極形成工程の各工程でのGaAs半導体基板の断面図である。
【図10】従来のドレイン電極およびソース電極形成工程の各工程でのGaAs半導体基板の断面図である。
【図11】従来のドレイン電極およびソース電極形成工程の各工程でのGaAs半導体基板の断面図である。
【符号の説明】
10 チャネル層
11 ドレイン領域
12 ソース領域
13 GaAs半導体基板
14 SiO2
15 レジスト
16 第1の開口
17 SiO2
18 第2の開口
ST10 ドレイン領域、ソース領域およびチャネル層形成工程
ST20 ゲート電極形成工程
ST21 無機系絶縁層堆積工程
ST22 第1のレジストパターニング工程
ST23 ドライエッチングにより第1の開口で露出した部分の無機系絶縁層を所定の膜厚までエッチングする工程
ST24 第1のレジスト剥離工程
ST25 イメージリバースパターニングによる第2のレジストパターニング工程
ST26 アッシング
ST27 ウェットエッチングにより第1の開口で露出していた部分の所定の膜厚の残りの絶縁層をエッチングする工程
ST28 ゲート電極用メタル堆積工程
ST29 リフトオフ
ST30 ドレイン電極およびソース電極形成工程

Claims (5)

  1. GaAs半導体基板に複数回のイオン注入工程と少なくとも1回のアニール工程によって形成された、ドレイン電極と接合するドレイン領域を構成する高不純物濃度活性層と、ソース電極と接合するソース領域を構成する高不純物濃度活性層と、前記ドレイン領域を構成する前記高不純物濃度活性層と前記ソース領域を構成する前記高不純物濃度活性層に介在してゲート電極と接合するチャネル層を備えた半導体装置の製造方法において、
    前記ドレイン領域を構成する前記高不純物濃度活性層と前記ソース領域を構成する前記高不純物濃度活性層および前記チャネル層の上に無機系絶縁層を層間膜として備えた半導体装置の前記ゲート電極を形成する工程と、
    前記ドレイン電極と前記ソース電極を形成する工程を含んでおり、
    前記ゲート電極を形成する工程が、前記無機系絶縁層上に前記ゲート電極を形成する箇所に第1の開口を有する第1のレジストパターンを形成する工程と、
    前記第1の開口により露出する前記無機系絶縁層を所定の膜厚になるまでドライエッチングによりエッチングする工程と、
    前記第1のレジストパターンを除去する工程と、
    イメージリバースパターニングで第1のレジストパターンの第1の開口の位置と同一の箇所に前記第1の開口より開口幅の広い第2の開口を有する第2のレジストパターンを形成する工程と、
    前記第1の開口により露出していた前記所定の膜厚の前記無機系絶縁層を取り除くまでウェットエッチングによりエッチングする工程と、
    前記ゲート電極を構成する金属を成膜する工程と、
    リフトオフで前記ゲート電極を構成する金属以外の金属を除去する工程と
    順に行い、
    前記ドレイン電極と前記ソース電極を形成する工程が、前記無機系絶縁層上に前記ドレイン電極と前記ソース電極を形成する箇所に第3の開口を有する第3のレジストパターンを形成する工程と、
    前記第3の開口により露出する前記無機系絶縁層を所定の膜厚になるまでドライエッチングによりエッチングする工程と、
    前記第3のレジストパターンを除去する工程と、
    イメージリバースパターニングで第3のレジストパターンの第3の開口の位置と同一の箇所に前記第3の開口より開口幅の広い第4の開口を有する第4のレジストパターンを形成する工程と、
    前記第3の開口により露出していた前記所定の膜厚の前記無機系絶縁層を取り除くまでウェットエッチングによりエッチングする工程と、
    前記ドレイン電極と前記ソース電極を構成する金属を成膜する工程と、
    リフトオフで前記ドレイン電極と前記ソース電極を構成する金属以外の金属を除去する工程とを順に行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記所定の膜厚は、300オングストローム以上700オングストローム以下であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記ドライエッチングは、反応性イオンエッチング(RIE)であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記ウェットエッチングのエッチャントは、バッファードふっ酸(BHF)であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記無機系絶縁層は、シリコン酸化膜またはシリコン窒化膜であることを特徴とする請求項1記載の半導体装置の製造方法。
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