JP3674390B2 - クィックコネクターカップリング及び雌ハウジング - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車等の、ガソリン、オイル、水、エア等の流体を移送するために用いられるクィックコネクターカップリングに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のクィックコネクターカップリングとしては、特公平6−31168号公報中に記載の第15図ないし第16図、特開6−221486号公報、1、特開平7−293771号公報、特開平8−233181号公報、FR2705430−A等に記載されたコネクタにおいて、いずれも、図7に示すように、雄部材1が一端に一定長さの挿入先端部11aの後部にリング状突部10を備えた挿入端部11を具備し、かかる雄部材1の挿入端部11を挿入せしめて、流体密に接続するための雌ハウジング2が知られている。
図7はこの種のコネクタカップリングの代表的な特許特公平6−31168号公報中に記載の第15図ないし第16図に記載された従来のコネクタについて、雄部材と雌ハウジングとの接続操作を説明するための正面断面図であって、これら周知の雌ハウジング2はいずれも、図7に示すように、雄部材1の挿入端部11を収容し得るようになした軸穴21を備え、軸穴21は入り口21dから内方に延び、入り口21dから順次、段階的に小径となる第3の環状部分21c、第2の環状部分21b、第1の環状部分21aを備え、第3の環状部分21cは、放射状に延びる表面25を有し、この表面25に係止することより第3の環状部分21cに保持要素5を着脱可能に保持でき、少なくとも保持要素5を予め第1の環状部分内23aに保持させた状態で、入り口21dから雄部材1の挿入端部11を挿入した際に、リング状突部10が保持要素5の弾性変形可能部分を備えたストッパー部51を通過してスナップ入りし、雄部材1が外れるのを阻止するようになされてあり、第2の環状部分21bは、その軸穴に環状のシール部6、8の外周が係合して挿嵌し得るようになされてあり、第1の環状部分21aは、第2の環状部分21bと第1の環状部分21a間に半径方向に延びる環状の表面Aを備えるためにその軸穴の内径が第2の環状部分21bの径より小径で、雄部材1の挿入先端部分11aを収納し得るようになされてあり、第2の環状部分21bに挿着された環状のシール部材6、8の内周に雄部材1の挿入先端部11aの外周が係合するようになされてあり、環状のシール部材6、8の内周に雄部材1の挿入先端部11aの外周が係合するように構成されている。
【0003】
しかしながら、これら雌ハウジングは、いずれも第2の環状部分21bと第1の環状部分21a間に形成された半径方向に延びる環状の表面Aが軸直角に形成されているため、雌ハウジング2の入り口21dから雄部材1の挿入端部11を相対的に挿入する際、保持要素5の変形可能に形成された求心方向に傾斜した爪部51aが雄部材1のルーズな挿入移動に伴って比較的自在に変形するのと、雄部材1をスムーズな挿入移動操作で接続できるように実質的に雌部材2と雄部材1間に形成されたガタにより、図7に示すように、雌ハウジング2の軸芯C1と雄部材の軸芯C2がズレたりこれら軸芯C1,C2同志が相対的に傾いて挿入される虞があり、このように、雌ハウジング2の軸芯C1と雄部材2の軸芯C2がズレたりこれら軸芯C1,C2同志が相対的に傾いて挿入されると、環状のシール部材6が雄部材1の先端で局部的に押されて、第2の環状部分21bに挿着された環状のシール部材6が点線で示すように、第1の環状部分21aの軸穴に逃げ出すことになり、雄部材1と雌ハウジング2間を流体密に接続することができなくなるという致命的な問題がある。
【0004】
【発明の概要】
本発明は、配管装置における接続を形成するためのクィックコネクターカップリングであって、雄部材と、雌ハウジングと、保持要素と、リング状のシール部材と、を具備し、
雄部材は、一般にチューブ形状で、前記雌ハウジングに挿入可能且つ分離可能うな挿入端部を備え、該挿入端部は、比較的スムーズな外表面をもち、且つ該挿入端部の先端に隣接して配置されている第1の軸方向に延びる部分と、該第1の軸方向に延びる部分の外径よりも大きい外径をもち、該第1の軸方向に延びる部分から軸方向外方に配置され、前記保持要素と係合するのに適合している第2の軸方向に延びる部分と、該第2の軸方向に延びる部分から軸方向外方に配置され、そして第2の軸方向に延びる部分の外径よりも小さい外径をもっている第3の軸方向に延びる部分とからなり、
前記雌ハウジングは、筒壁を有する筒状の中空体の軸方向一端に該雄部材の該挿入端部を受け入れるのに適合した、該筒壁と一緒に延びる軸穴をもち、該軸穴は、流体の通路と接続し、且つ該雄部材の該挿入端部の先端部を受け入れるのに適合した第1の環状部分と、該第1の環状部分から軸方向外方に配置され、該第1の環状部分よりも大きい径を有し、そして前記リング状のシール部材の外径と係合してシールするのに適した筒壁を備えた第2の環状部分と、該第2の環状部分から軸方向外方に配置され、該第2の環状部分よりも大きい径を有し、前記保持要素の少なくとも一部を受止めるのに適し、前記カップリングの接続状態に確実にするための該保持要素と協働して、該雌ハウジングから該雄部材が外れるのを妨げている、少なくとも一つの半径方向に延びる第1の係合面を形成する手段をもっている第3の環状部分とを具備し、
前記保持要素は、中央空間を有し、前記雄部材の前記挿入端部を該中央空間に挿通した時に該雄部材の第2の部分がスナップ入りするために少なくとも一つの変形可能部分と、前記半径方向に延びる第1の係合面と係合する第2の係合部とを具備し、
前記リング状のシール部材は、前記雄部材の該挿入端部と前記雌ハウジング間をシールするために前記雄部材の第1の部分の外径と係合する内径を有し、前記第2の環状部分に装着され、
特に、前記第1の環状部分と前記第2の環状部分間に半径方向に延びる環状の表面とを備え、且つ該環状の表面と該第2の環状部分との交わり部で定義される(形成される)環状の内コーナ部分を備え、該半径方向に延びる環状の表面が該環状の内コーナ部分から軸方向外方に向かって漸次小径となる半径方向内方に延びるテーパ面に形成されていることを特徴とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段及び作用】
本発明は前述した問題を解決するために、雄部材と、雌ハウジングと、保持要素と、リング状のシール部材とを備えた配管装置における接続を形成するためのクィックコネクターカップリングに関するものであって、
先端から順次第1の軸方向に延びる部分と、保持要素と係合するのに適合している第1の軸方向に延びる部分の外径よりも大きい外径をもつ第2の軸方向に延びる部分と、第2の軸方向に延びる部分の外径よりも小さい外径をもっている第3の軸方向に延びる部分とをもつ挿入端部を備えた雄部材を、筒壁を有する筒状の中空体の軸方向一端に雄部材の挿入端部を受け入れるのに適合した軸穴を備えた筒状の雌ハウジングの入り口から挿入させことにより、雄部材を流体密に接続ことができ、
軸穴が、雄部材の挿入端部の先端部を受け入れるのに適合した第1の環状部分と、リング状のシール部材の外径と係合してシールするのに適した、第1の環状部分から軸方向外方に配置された、第1の環状部分よりも大きい径を有し、そして前記筒壁を備えた第2の環状部分と、第2の環状部分から軸方向外方に配置され、第2の環状部分よりも大きい径を有し、第2の環状部分がスナップ入りするための変形可能部分を備えた保持要素の少なくとも一部を受止めるのに適し、カップリングの接続状態に確実にするための保持要素と協働して、雌ハウジングから雄部材が外れるのを妨げている、少なくとも一つの半径方向に延びる第1の係合面を形成するための手段をもっている第3の環状部分と、を備えており、雄部材を雌ハウジングの入り口から挿入せしめてと雄部材と雌ハウジングを流体密に接続することができる。
第1の環状部分と第2の環状部分間に形成された半径方向に延びる環状の表面が、環状の表面と該第2の環状部分との交わり部で定義される(形成される)環状の内コーナ部分から軸方向外方に向かって漸次小径となる半径方向内方に延びるテーパ面に形成されている。
そして、第1の環状部分と第2の環状部分間に形成された半径方向に延びる環状の表面が、環状の表面と該第2の環状部分との交わり部で定義される(形成される)環状の内コーナ部分から軸方向外方に向かって漸次小径となる半径方向内方に延びるテーパ面に形成されていることを特徴とするものである。
【0006】
上述の如く、第1の環状部分と前記第2の環状部分間に半径方向に延びる環状の表面を備え、且つ該環状の表面と該第2の環状部分との交わり部で形成された環状の内コーナ部分を備え、半径方向に延びる環状の表面が環状の内コーナ部分から軸方向外方に向かって漸次小径となる半径方向内方に延びるテーパ面に形成されているので、相対的に内コーナ部分部が軸直角に対して軸方向内方に凹んだ環状凹所に形成されている。従って、雄部材を雌ハウジングに挿入する際に雄部材の挿入端部の先端で環状のシール部材が局部的に押されることがあるが、この押された部分がこの凹所に逃げ込むことができ、環状のシール部材が第1の環状部分に逃げ出すのを防止することができる。
に、保持要素と協働して、雌ハウジングから雄部材が外れるのを妨げている、半径方向に延びる第1の係合面は、保持要素の形態の相違によりその形態が異なり、例えば図1あるいは図2に示すような保持要素では、第3の環状部分の筒壁部に開口部を設けて半径方向に延びる第1の係合面を構成する一方、図5に示すような保持要素では、半径方向内方に突出した環状のフランジを設けて半径方向に延びる第1の係合面を構成することになる。
なお、第1の環状部分、第2の環状部分及び第3の環状部分の横断面形状は一般的には円形である。しかし、特に第3の環状部分の横断面形状は必ずしも円形に限定されるものではない。保持要素の形状の相違により、例えば、四角形等の多角形であっても差し支えない。この場合、第3の環状部分の径は多角形に内接する円の径で定義することができ、要するに、第2の環状部分と第3の環状部分間の筒壁の内側に段差が形成できれば足りる。
【0007】
第2の環状部分に挿入されたリング状のシール部材は保持要素の一部を利用して、直接リング状のシール部材を押してリング状のシール部材を第2の環状部内に保持することもできるが、図1、図6に示すように、第2の環状部分に挿入されたリング状のシール部材の外方にさらに環状ブッシュが挿着され、リング状のシール部材を第2の環状部内に保持するのがのぞましい。
【0008】
また、望ましくは、図1、図6に示すように、第2の環状部分に、環状のシール部材を2個並置されている。
また、望ましくは、保持要素の規制部には、それぞれ雄部材の軸方向の移動を規制する規制係止部が形成され、この規制係止部は、雄部材のリング状突部の周方向の一部が嵌まるように、延出部35に施された係止溝や係止穴36等の係止凹部を備えている。かかる係止凹部を備えることにより、係止凹部に、雄部材1のリング状突部10の周方向の一部がそれぞれ嵌まり込むと、雄部材1は保持要素3に軸方向に移動不能に保持でき、この保持要素を保持した雄部材を雌ハウジングの入り口から第3の環状部分内に押し込み挿入して、保持要素を第3の環状部分内に保持することもでき、同時に保持要素と協働して雌ハウジングと雄部材を容易に接続さできると共に保持要素を操作して雄部材をテーナエレメントと一緒に取り外すこともできる。
【0009】
【発明の実施例】
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、従来の技術(図7)と実質的に同一箇所は同一の符号及び名称を付して説明する。
(実施形態1)
図1〜図4に示す本実施形態の配管装置における接続を形成するためのクイックコネクタカップリングは、チューブ状の雄部材1と、筒状の雌ハウジング2と、この雌ハウジング2内に保持され、雌ハウジング2内に挿入された雄部材1を雌ハウジング2に接続させるための保持要素3と、雌ハウジング2内に装着されて雄部材1と雌ハウジング2間をシールするリング状のシール部材6、8とから構成されている。
【0010】
雄部材1は、一般に金属製又は樹脂製のチューブ状の導管で構成され、図1に示すように、導管1は雌ハウジング2の軸方向一端に挿入可能且つ雌ハウジング2に接続できる挿入端部11を備えている。
以下、具体的に説明すると、導管1は先端から所定の距離隔てた位置に、その比較的スムーズな外周面に半径方向外方に突出したリング状突部10が施された挿入端部11が形成されている。即ち、導管1の挿入端部11は、先端から軸方向外方に延びる第1の軸方向に延びる部分11aと、第1の軸方向に延びる部分11aの外方に隣接して遠心方向に突出して設けられたリング状突部10に形成された第2の軸方向に延びる部分と、リング状突部10から軸方向外方に延びる第3の軸方向に延びる部分11cとで構成されている。
【0011】
雌ハウジング2は、ナイロン等の樹脂からなり、型成形により一体に形成され、筒壁20を有する筒状の中空体21であって、図1及び図2に示すように、このボディー2の一端に、雄部材1の挿入端部11を受け入れるのに適合した軸穴23を備え、他端に流体の通路をもつホース接続端部22とを備えている。
この軸穴23は筒壁と同心的に一緒に延びており、他端の流体の通路と接続できると共に雄部材1の挿入端部11の先端部を受け入れるのに適合した第1の環状部分23aと、第1の環状部分23aから軸方向外方に配置され、第1の環状部分23aの径よりも大きい径を有し、そしてリング状のシール部材6,8の外径と係合してシールするのに適した筒壁を備えた第2の環状部分23bと、第2の環状部分23bから軸方向外方に配置され、第2の環状部分23bよりも大きい径を有する第3の環状部分23cとを備えている。
第3の環状部分23cは挿入された雄部材1とのカップリングの接続状態に確実にするために、保持要素3と協働して、雌ハウジング2から雄部材1が外れるのを妨げるための一対の第1の係合面25を備えている。
【0012】
この一対の第1の係合面25は、第3の環状部分23cの筒壁部に、径に対して対象位置に軸直角方向に貫通した一対の長方形状の開口部24、24をが設けて形成されている。即ち、この開口部24の軸方向に対面する対向面のうち、雌ハウジング2の入り口21dに近接する対向面が、挿入された雄部材1とこの雌ハウジング2との接続状態を確実にするための保持要素3の少なくとも一部を受止めるのに適した半径方向に延びる第1の係合面25として形成されている。
【0013】
第2の環状部分23bの内周面には、望ましくは内方から、リング状のシール部材6、短円筒状のカラー部材7、同じくOリング等のシール部材8、そしてこれらを保持する環状のブッシュ9が順次挿入されている。
なお、この環状のブッシュ9は一端に鍔部を備え、他端部が第2の環状部分23bに圧入され、定められた位置にしっかり固定され、リング状のシール部材6、8が第2の環状部分23b内に保持されている。
他の形態として、図示されていないが、保持要素3の一部で直接リング状のシール部材8を押すことにより、リング状のシール部材6、8を第2の環状部分23b内に保持することもできる。
【0014】
軸穴23の第2の環状部分23bの径が第1の環状部分23aの径よりも大きい径を有しているので、第2の環状部分23bと第1の環状部分23a間に半径方向に延びる環状の表面26が形成されると共に、環状の表面26と第2の環状部分23bとの交わり部として環状の内コーナ部分27が形成されている。
そして、この半径方向に延びる環状の表面26が、雄部材1を雌ハウジング2に相対的に挿入接続する際に、雌ハウジング2の軸芯C1と雄部材の軸芯C2がズレたりこれら軸芯C1,C2同志が相対的に傾いて挿入されても、所定の環状部分の軸穴に挿着された環状のシール部材がこの軸穴に隣接した内方の軸穴に逃げ出すのを防止するために、環状のコーナ部分27から軸方向外方に向かって半径方向内方に漸次小径となるテーパ面に形成されている。
【0015】
上述した保持要素3は、樹脂材料で、概ね断面C字形状に一体的に薄肉壁で形成されており、図3〜図4に示すように、軸中央部に雄部材1が挿通される中央空間を有し、軸方向の中央部に形成されたストッパ部31と、ストッパ部31の一端から軸方向外方に延設された一対のアーム部33、33と、ストッパ部31の他端から軸方向他端側に突出して形成された一対の延出部35、35を設けて形成された規制係止部36と、ストッパ部31の一端の外周面から半径方向外方に突出して設けられた一対の第2係止突部32、32と、を備えている。
そして、ストッパ部31は、径に対して対称的に間隔を隔てて配設されいる、軸方向一端から他端に向けて互いに徐々に径が小さくなる対向する一対の弧状テーパ壁部31b、31bと、断面概ねC字形状になるように各弧状テーパ壁部31b、31bの接続端間をクロス接続する接続部31cと、概ね断面C字形状に接続された各弧状テーパ壁部31b、31bの周方向端部からそれぞれ延出して設けられた間隔を隔てて対向する一対の先端側壁部31d、31dとを備えている。
そして、接続部31cは軸と平行に延びる円弧壁部31fを有し、ストッパ部31の一端はこの円弧壁部31fの端面31aと各弧状テーパ壁部31b、31を介してこれに繋がる三角形状の先端側壁部31d、31dの端面31h、31hとでCリング状の大径端31a、31eが形成されている一方、他端に各弧状テーパ壁部31b、31bにより、大径端部31aよりも径の小さい小径端31e、31eが形成されている。この小径端31e、31eは、接続部31cの円弧壁部31fの周方向両端と各弧状テーパ壁部31b、31b間を接続する一対の三角形状の平行側壁部31g、31gにより接続されている。
【0016】
そして、対向する先端側壁部31d、31dを三角形状にすることにより、間隔を隔てて対向する先端側壁部31d、31dの端がそれぞれ軸と平行に延びる平行端31i、31iに形成されている。
この平行端31i、31iは接続部31cの軸と平行に延びる円弧壁部31と同円上に接するように平行にのびている一方、雌ハウジング2の第3の環状部分11cの径がこの円弧壁部31の外形よりもやや大きく設定されている。
従って、ストッパ部31は第3の環状部分11c内に拡径可能且つ傾かないように、第3の環状部分11cと同心的に倒れないように保持される。
【0017】
ストッパ部31の一端から軸方向外方に延設された一対のアーム部33、33は、ストッパ部31の各弧状テーパ壁部31b、31bをそのままさらに外方に延長し、ストッパ部31の大径端31aを越えて軸方向に延びる延長部33a、33aと、延長部33aの端に半径方向外方に突出した突端部33bとを備えている。
そして、各アーム部33は、保持要素3が雌ハウジング2の第3の環状部分23c内に保持された状態で、その突端部33bが雌ハウジング2の入り口21dを少し越えて外側に延び出している。
【0018】
ストッパ部31の他端から軸方向他端側に突出して形成された対向する一対の軸方向に延びる円弧状の延延出部35、35には、それぞれ雄部材1の軸方向の移動を規制する規制係止部36、36が形成されている。この規制係止部36は、雄部材1のリング状突部10の周方向の一部が嵌まるように、延出部35に施された係止溝や係止穴36等の係止凹部で構成することができる。
この係止穴36は弧状テーパ壁部31b、31bの小径端31eと間隔を隔てて対向する係止面36aを備えている。この対向係止面36aは規制係止部36の係止縁部34を残して形成され、小径端31eと間隔を隔てて対向する周方向に延びる内面で形成されている。
従って、係止穴36、36に、雄部材1のリング状突部10の周方向の一部がそれぞれ嵌まり込むと、雄部材1は保持要素3に軸方向に移動不能に保持される。
【0019】
ストッパ部31の一端の外周面から半径方向外方に突出して設けられた一対の第2係止突部32、32は、ストッパ部31を圧縮することにより、保持要素3を雌ハウジング2の入り口21dから第3の環状部分23c内に挿入することができ、この時一対の第2係止突部32、32を第3の環状部分23cの筒壁に形成された各開口部24、24内にそれぞれスナップ入りするこてがてき、開口部24により形成された第1係止部25、25にスナップ係止して、保持要素3を第3の環状部分23c内に外れないように保持することができる。
【0020】
従って、一対のアーム部33に設けられた突端部33bを摘んでストッパ部31を圧縮することにより、保持要素32の係止突部32、32を第3の環状部分23cの筒壁に形成された各開口部24、24内にそれぞれスナップ入りすることができ、保持要素32を予め雌ハウジング2に保持することができることは勿論、予め雄部材1のリング状突部10の周方向の一部を保持要素3の係止穴36、36に嵌め込むことにより、雄部材1に保持要素3に軸方向に移動不能に保持でき、この保持要素3を保持した雄部材1を雌ハウジング2の入り口21dから第3の環状部分23c内に押し込み挿入して、保持要素3を第3の環状部分23c内に保持することもでき、同時に保持要素3と協働して雌ハウジング2と雄部材1が接続される。
【0021】
なお、相互に周方向に対面する延出部35、35間の間隔は、保持要素3のストッパ部31の周方向端部間の、雄部材1の挿入端部11の外径よりも若干小さくされている。従って雄部材1に保持された保持要素3が雄部材1に対して傾くの抑制している。
【0022】
保持要素32を予め雌ハウジング2に保持した場合は、小径端31e、31eの径が雄部材1の第3の軸方向に延びる部分11cの外径と略同一の径に設定されているので、雄部材1の挿入端部11を雌ハウジング2の入り口21dから軸穴23内に押し込み挿入すると、、雄部材1のリング状突部10を保持要素3のストッパ部31の各弧状テーパ壁部31b内面に押し当て、各弧状テーパ壁部31bの径小側を弾性変形により押し広げてストッパ部31を弾性的に拡径変形でき、リング状突部10がストッパ部31を通過すると同時に雄部材1のリング状突部10の外方側端面10aをストッパ部31の各弧状テーパ壁部31b、31bの小径端31e、31eにスナップ係合でき、保持要素3と協働して雌ハウジング2と雄部材1が接続される。
【0023】
望ましくは、規制係止部を延出部35に施された係止穴36で構成することにより、雄部材1と雌ハウジング2とが接続された状態において、雌ハウジング2の各開口部24、24と周方向に対応する位置で雄部材1のリング状突部10の外周面10cをそれぞれ露出させ、雄部材1のリング状突部10が係止穴36、36に嵌まり込んだかどうかを見ることができる。
【0024】
なお、保持要素3は、そのストッパ部31の各先端側壁部31d、31dが互いに近づく方向に弾性的に圧縮変形させることにより、ストッパ部31が縮径して雌ハウジング2の入り口21dから軸穴23の第3の環状部分23c内に挿入され、ストッパ部31自身の弾性力で元の径に復元し、雌ハウジング2の第1係止部25、25に保持要素3の第2係止部32、32が係止して、ストッパ部31の大径端31a、円弧壁31fの頂面及び各平行端面31i、31iを第3の環状部分23cの内周面に近接状態に保持されている。
【0025】
以下、本実施形態のクイックコネクタの作用をその接続方法とともに説明する。
先ず、上述の如くリ第3の環状部分23cに保持要素3を保持した雌ハウジング2に対して、雄部材1の挿入端部11を雌ハウジング2の入り口21dから雌ハウジング2の軸穴23の内に挿入し、ストッパ部31を第3の環状部分23c内で弾性的に拡径変形できるので、雄部材1のリング状突部10を保持要素3のストッパ部31の各弧状テーパ壁部31b内面に押し当て、各弧状テーパ壁部31bの径小側を弾性変形により押し広げてストッパ部31を拡径させる。このとき、ストッパ部31の大径端部31a、接続部31cの弧状頂面壁部31f及び各先端側壁部3 1dの各平行端面31iが、雌ハウジング2の第3の環状部分23cの内周面に当接しており、保持要素3は雌ハウジング2の収納室内に同心状に確実に保持され、雄部材1の挿入端部11の第1の軸方向に延びる部分の先端部を第1の環状部分23aに挿入係合できると共に第1の軸方向に延びる部分の外周面を第2の環状部分23b内に保持されているリング状のシール部材6、8の内周に密に係合することができる。
また、保持要素3は、各アーム部33の突端部33bが雌ハウジング2の挿入入り口25dに当接することにより、雌ハウジング2の内方への動きが規制されている。このため、保持要素3の各弧状テーパ壁部31bが雄部材1のリング状突部10により弾性変形される際、保持要素3が傾いたり軸方向にずれることがないので、雌ハウジング2に対する雄部材1の挿入作業性は極めて良好なものとなる。
【0026】
そして、雄部材1をさらに挿入すれば、雄部材1のリング状突部10はストッパ部31を通過し、拡径したストッパ部31は自身の弾性力で復元して雄部材1のリング状突部10が規制係止部36、36にスナップ係合する。
従って、雄部材1のリング状突部10の外方端面10aと保持要素3のストッパ部31の各小径端31eとのスナップ係合するにより、雄部材1と雌ハウジング2とが離脱操作するまでは、外れないように接続される。
他の接続方法として、前述したように、予め保持要素3を保持した雄部材1を雌ハウジング2の入り口21dから第3の環状部分23c内に押し込み挿入して、保持要素3を第3の環状部分23c内に保持することもでき、同時に保持要素3と協働して雌ハウジング2と雄部材1接続することができる。
【0027】
このように、雄部材1と雌ハウジング2とを接続するために、雌ハウジング2の入り口21dから雄部材1の挿入端部11を相対的に挿入する際、保持要素3の弾性的に変形可能に形成されたストッパ部31が雄部材1のルーズな挿入移動に伴って比較的自在に変形するのと、実質的に雌ハウジング2と雄部材1間に形成されたガタにより、雌ハウジング2の軸芯と雄部材1の軸芯がズレたりこれら軸芯同志が相対的に傾いて挿入されても、第2の環状部分23bと第1の環状部分23a間に形成された半径方向に延びる環状の表面26が第2の環状部分21の内周隅27から開口部21d側に向かって求心方向に漸次小径となる実質的に環状の凸テーパ表面26に形成されているので、内コーナ部分部27が軸直角に対して軸方向に入り込んだ環状凹所に形成され、従って、雄部材1の挿入端部11の先端で環状のシール部材9が局部的に押されるが、この押された部分がこの凹所に逃げ込むことができ、環状のシール部材9が第1の環状部分23aの軸穴に逃げ出すのを防止することができる。
【0028】
図5〜図6に示す本発明の他の実施形態のクイックコネクターカップリングは、前述した実施例と比べて、実質的に第1の係合面25及び保持要素4とが異なる以外は同一であって、前述した実施例と実質的に同一箇所は同一符号を付して説明する。
このクイックコネクターカップリングは筒状の雌ハウジング2と、この雌ハウジング2内に保持され、雌ハウジング2内に挿入された雄部材1を雌ハウジング2に接続させるための保持要素4とから構成されている。
【0029】
この実施例では、保持要素4は一端に雄部材1の挿入端部11の外径よりもやや大きい内径の孔41aをもつカラー部41を有し、カラー部41の外周部から軸方向に延びる複数の弾性変形可能なアーム部42を備えた係合爪43(ストッパー部)を備えている。
【0030】
雌ハウジング2は、中空体21の一端に、前述した実施例と同様な、雄部材1の挿入端部11を受け入れるのに適合した軸穴23を備え、他端に流体の通路22aをもつホース接続端部22とを備え、リング状突部10備えた挿入端部11を入り口21dから挿入させ、雄部材2を流体密に接続することができるように構成されている。
即ち、軸穴23は筒壁20と同心的に一緒に延びており、他端の流体の通路22aと接続できると共に雄部材1の挿入端部11の先端部を受け入れるのに適合した第1の環状部分23aと、第1の環状部分23aの径よりも大きい径を有し、リング状のシール部材6,8の外径と係合してシールするのに適した筒壁部を備えた2の環状部分23bと、第2の環状部分23bよりも大きい径を有する第3の環状部分23cとを備えている。
第3の環状部分23cは挿入された雄部材1とのカップリングの接続状態に確実にするために、保持要素3と協働して、雌ハウジング2から雄部材1が外れるのを妨げるために、入り口21dに半径方向内方に延びる環状のフランジ部21fをもつ第3の環状部分23c内に、保持要素4を保持できるように構成されている。
詳しくは、係合爪43を半径方向内方に縮径させて第3の環状部分23c内に挿入された保持要素4の係合爪43の基部端43bをこのフランジ部21fの内面として形成された放射状に延びる環状の表面21eに係止させ、保持要素4が保持されている。
【0031】
このように、保持要素4を予め第3の環状部分23c内に保持させた状態で、入り口21dから前記雄部材1の挿入端部11を挿入した際に、雄部材1の挿入端部11のリング状突部10が保持要素4係止爪43を通過してスナップ入りし、係止爪43の爪壁43aが雄部材1がリング状突部10の外方側のブロック面とスナップ係合し、雄部材1が雌ハウジングから外れるのを阻止するように構成されている。
【0032】
なお、この実施例でも、前述の実施例と同様に、第2の環状部分23bと第1の環状部分23a間に形成された半径方向に延びる環状の表面26は環状の内コーナ部分27から軸方向外方に向かって漸次小径となる半径方向内方に延びるテーパ面に形成されている。
【0033】
上述したように、保持要素の形態を違えても本発明は本発明の主旨を逸脱しない範囲において、他の多くの形態で実施することができる。従って、例えば前述した公知の、特開6−221486号公報、特開平7−293771号公報、特開平8−233181号公報、FR2705430−A等にに記載されたコネクターカップリングにおいて、雌ハウジングの第2の環状部分と第3の環状部分間に形成された半径方向に延びる環状の表面を環状の内コーナ部分27から軸方向外方に向かって漸次小径となる半径方向内方に延びるテーパ面に形成することにより、実質的に本発明を容易に実施することができる。
このように、本発明は本発明の主旨を逸脱しない範囲において、他の多くの形態で実施することができる。
【0034】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明によれば、雄部材1と雌ハウジング2を接続する際に雌部材2の軸芯に対して相対的に雄部材1の軸芯がズレたりこれら軸芯同志が相対的に傾いて挿入されても、第2の環状部分23bと第1の環状部分23a間に形成された半径方向に延びる環状の表面26が環状の内コーナ部分27から軸方向外方に向かって漸次小径となる半径方向内方に延びるテーパ面に形成されているので、相対的に第2の環状部分23bの内周隅27が軸直角に対して軸方向に入り込んだ環状凹所となり、雄部材1の挿入端部11の先端で環状のシール部材9が局部的に押されるが、局部的に押された部分がこの凹所に逃げ込むことができ、環状のシール部材9が第1の環状部分23aの軸穴に逃げ出すのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態1に係るコネクタの全体構成を示す一部断面正面図である。
【図2】本実施形態1の雌ハウジングを示す一部断面正面図である。
【図3】本実施形態1に係る保持要素の斜視図である。
【図4】本実施形態1に係る保持要素の正面図である。
【図5】本実施形態2に係るコネクタの全体構成を示す一部断面正面図である。
【図6】本実施形態2に係る保持要素の正面図である。
【図7】従来の雌ハウジングの不具合を説明する断面図。
【符号の説明】
1:雄部材 10:リング状突部(第2の軸方向に延びる部分)
11:挿入端部
2:雌ハウジング 21:中空体
23軸穴 23a:第1の環状部分 23b:第2の環状部分
23c:第3の環状部分 24:窓 25:第1の係合面
26:半径方向に延びる環状の表面 27:内コーナ部分
3,4:保持要素 31,43:ストッパ部
4,8:環状のシール部材 9:環状のブッシュ

Claims (9)

  1. クィックコネクターカップリングのための雌ハウジングであって:
    一体に形成されている筒壁を有する筒状の中空体と;
    該ボディーの一端に、雄部材の挿入端部を受け入れるのに適した、該筒壁と同芯的に一緒に延びる軸穴と;を備え
    該軸穴は、流体の通路と接続し、且つ雄部材の挿入端部の先端部を受け入れるのに適合した第1の環状部分と、該第1の環状部分から軸方向外方に配置され、該第1の環状部分よりも大きい径を有し、そして前記リング状のシール部材の外径と係合してシールするのに適した筒壁部を備えた第2の環状部分と、該第2の環状部分から軸方向外方に配置され、該第2の環状部分よりも大きい径を有し、保持要素を受止めるのに適し、該保持要素と協働して該保持要素を前記カップリングの接続状態に確実にして、該中空体から該雄部材が外れるのを妨げている、少なくとも一つの半径方向に延びる第1の係合面を形成する手段をもっている第3の環状部分と、を具備し、
    前記第1の環状部分と前記第2の環状部分間に半径方向に延びる環状の表面を備え、且つ該環状の表面と該第2の環状部分との交わり部で形成された環状の内コーナ部分を備え、該半径方向に延びる環状の表面が該環状の内コーナ部分から軸方向外方に向かって漸次小径となる半径方向内方に延びるテーパ面に形成されていることを特徴とするクィックコネクターカップリング。
  2. 請求項1に記載のクィックコネクターカップリングにおいて、前記半径方向に延びる第1の係合面を形成する手段が前記第3の環状部分の筒壁部に径に対して対象位置に軸直角方向に貫通した一対の開口部を設けて形成されていることを特徴とする。
  3. 請求項1に記載のクィックコネクターカップリングにおいて、前記半径方向に延びる第1の係合面を形成する手段が、前記第3の環状部分の筒壁部の前記入り口部に半径方向内方に延びる環状のフランジ部を設けて形成されていることを特徴とする。
  4. 前記第2の環状部分の軸穴が、該軸穴に挿嵌された前記環状のシール部材を保持すると共に前記挿入される前記雄部材のさらなる軸方向の挿入移動を規制するための環状ブッシュが挿着可能になされていることを特徴とする請求項1に記載の雌ハウジング。
  5. 前記請求項1あるいは請求項2あるいは請求項3のいずれかのコネクタ用雌ハウジングにおいて、前記第2の環状部分が、前記環状のシール部材を2個並置可能に形成されていることを特徴とする。
  6. 配管装置における接続を形成するためのクィックコネクターカップリングであって、
    雄部材と、
    雌ハウジングと、
    保持要素と、
    リング状のシール部材と、を具備し、
    前記雄部材は、一般にチューブ形状で、前記雌ハウジングに挿入可能且つ分離可能うな挿入端部を備え、
    該挿入端部は、比較的スムーズな外表面をもち、且つ該挿入端部の先端に隣接して配置されている第1の軸方向に延びる部分と、
    該第1の軸方向に延びる部分の外径よりも大きい外径をもち、該第1の軸方向に延びる部分から軸方向外方に配置され、前記保持要素と係合するのに適合している第2の軸方向に延びる部分と、
    該第2の軸方向に延びる部分から軸方向外方に配置され、そして第2の軸方向に延びる部分の外径よりも小さい外径をもっている第3の軸方向に延びる部分とからなり、
    前記雌ハウジングは、筒壁を有する筒状の中空体の軸方向一端に該雄部材の該挿入端部を受け入れるのに適合した、該筒壁と一緒に延びる軸穴をもち、該軸穴は、流体の通路と接続し、且つ該雄部材の該挿入端部の先端部を受け入れるのに適合した第1の環状部分と、該第1の環状部分から軸方向外方に配置され、該第1の環状部分よりも大きい径を有し、そして前記リング状のシール部材の外径と係合してシールするのに適した筒壁部を備えた第2の環状部分と、該第2の環状部分から軸方向外方に配置され、該第2の環状部分よりも大きい径を有し、前記保持要素の少なくとも一部を受止めるのに適し、前記カップリングの接続状態に確実にするための該保持要素と協働して、該雌ハウジングから該雄部材が外れるのを妨げている、少なくとも一つの半径方向に延びる第1の係合面をもっている第3の環状部分とを具備し、
    前記保持要素は、中央空間を有し、前記雄部材の前記挿入端部を該中央空間に挿通した時に該雄部材の第2の部分がスナップ入りするために少なくとも一つの変形可能部分と、前記半径方向に延びる第1の係合面と係合する第2の係合部とを具備し、
    前記リング状のシール部材は、前記雄部材の該挿入端部と前記雌ハウジング間をシールするために前記雄部材の第1の部分の外径と係合する内径を有し、前記第2の環状部分に装着され、
    前記第1の環状部分と前記第2の環状部分間に半径方向に延びる環状の表面とを備え、且つ該環状の表面と該第2の環状部分との交わり部で形成された環状の内コーナ部分を備え、該半径方向に延びる環状の表面が該環状の内コーナ部分から軸方向外方に向かって漸次小径となる半径方向内方に延びるテーパ面に形成されていることを特徴とする。
  7. 請求項6に記載のクィックコネクターカップリングにおいて、前記第2の環状部分に挿入された前記リング状のシール部材の外方にさらに環状ブッシュが挿着され、リング状のシール部材を第2の環状部内に保持していることを特徴とする。
  8. 請求項6に記載のクィックコネクターカップリングにおいて、前記半径方向に延びる第1の係合面が前記第3の環状部分の筒壁部に径に対して対象位置に軸直角方向に貫通した一対の開口部を設けて形成されていることを特徴とする。
  9. 請求項6に記載のクィックコネクターカップリングにおいて、前記保持要素の規制部には、それぞれ雄部材の軸方向の移動を規制する規制係止部が形成され、この規制係止部は、雄部材のリング状突部の周方向の一部が嵌まるように、延出部35に施された係止溝や係止穴36等の係止凹部を備えている。
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