JP3672353B2 - 筆記具又はペン型容器のキャップ、及びそのキャップの嵌合力調整方法 - Google Patents

筆記具又はペン型容器のキャップ、及びそのキャップの嵌合力調整方法 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、サインペン、ボールペン等の筆記具、または、ペンタイプの化粧料容器等の密閉性を要求される筆記具又はペン型容器のキャップ、及びそのキャップの嵌合力を適正に調整するキャップの嵌合力調整方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、筆記具又はペンタイプの化粧料容器等を始めとしてキャップによる密閉性を要求される筆記具又はペン型容器のキャップにおいては、その密閉性を確実にするためにキャップと筆記具軸筒又はペン型容器軸筒の間の嵌合力を強く設計する傾向があった。
キャップと軸筒間の嵌合力が強くなりすぎると、その筆記具又はペン型容器のキャップを外すことが困難となり、特に幼子女では全くキャップを外すことができなくなる等の問題が多々あった。
【0003】
このような問題を解決するために、本出願人は強い嵌合力の場合、キャップ内面部に液状のオイルからなる潤滑剤を塗布した筆記具を提案している(実公平5−45512号公報)。
【0004】
しかしながら、この潤滑剤を塗布したものでは、嵌合部に目視で確認できるくらいの油を塗布しないと充分な嵌合調整効果を得られないばかりでなく、塗布した油が筆記具の先軸部等を汚し、それにより使用者の手指、衣服などを汚す等の若干の課題がある。
また、液状油を使用しての嵌合調整では、キャップ嵌合後、1カ月程度経過すると徐々に嵌合力が高くなり、再びキャップを外すのが困難となる現象が観察されている。
【0005】
【発明が解決しようとする問題点】
本発明は、上記従来の課題等に鑑み、これを解消しようとするものであり、確実な密閉性を維持したまま老若男女いずれの人でも容易に着脱できる筆記具又はペン型容器のキャップ、及びそのキャップの嵌合力を適正に調整するキャップの嵌合力調整方法を提供することを目的とする。
【0006】
【問題を解決するための手段】
本発明者は、確実な密閉性を維持したまま老若男女いずれの人でも容易に着脱できるキャップについて鋭意検討した結果、キャップ内面部に特定の化合物を塗布等することにより、目的の筆記具又はペン型容器のキャップ、及びそのキャップの嵌合力を適正に調整するキャップの嵌合力調整方法が得られることを見い出し、本発明を完成するに至ったのである。
【0007】
すなわち、本発明は、次の(1)〜(6)からなるものである。
(1) 筆記具の軸筒又はペン型容器の軸筒に着脱自在な筆記具又はペン型容器のキャップにおいて、キャップ内面部に20℃での動粘度が30万〜1000万cSt(センチストークス)の高重合ジメチルポリシロキサンを塗布してなるキャップの嵌合力調整用被膜を備えたことを特徴とする筆記具又はペン型容器のキャップ。
(2) 前記高重合ジメチルポリシロキサンは、揮発性溶剤に溶解された上記(1)記載の筆記具又はペン型容器のキャップ。
(3) 前記揮発性溶剤は、揮発性シリコーン油、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、脂肪族アルコール、エステル系溶剤、ケトン系溶剤及びフルオロアルキル系化合物よりなる群から選ばれる上記(2)記載の筆記具又はペン型容器のキャップ。
(4) 筆記具の軸筒又はペン型容器の軸筒に押し込み嵌合方式で着脱されるキャップの嵌合力を調整するために、20℃での動粘度が30万〜1000万cSt(センチストークス)の高重合ジメチルポリシロキサンをキャップの内面部に塗布したことを特徴とするキャップの嵌合力調整方法。
(5) 前記高重合ジメチルポリシロキサンを揮発性溶剤に溶解してキャップの内面部に塗布した後、該揮発性溶剤を揮散せしめてキャップの内面部に高重合ジメチルポリシロキサンの薄膜を形成せしめた上記(4)のキャップの嵌合力調整方法。
(6) 前記揮発性溶剤が揮発性シリコーン油、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、脂肪族アルコール、エステル系溶剤、ケトン系溶剤及びフルオロアルキル系化合物よりなる群から選ばれる上記(5)記載のキャップの嵌合力調整方法。
【0008】
【作用】
本発明では、20℃での動粘度が30万〜1000万cSt(センチストークス)csの高重合ジメチルポリシロキサンをキャップの内面部に少量塗布し乾燥することで、キャップの内面部に耐摩耗性等に優れたゴム状のフレキシビリティーに富んだ薄膜が形成されることとなるので、適正な嵌合力と密閉性を維持しながら嵌合部を汚すことがなく、従って、手指、衣服等を汚す危険もなく、しかも、経時での嵌合力の上昇も殆どみられない筆記具又はペン型容器のキャップ、及びそのキャップの嵌合力を適正に調整するキャップの嵌合力調整方法が得られることとなる。
【0009】
以下、本発明の内容を詳しく説明する。
本発明の筆記具又はペン型容器のキャップは、筆記具の軸筒又はペン型容器の軸筒に着脱自在なキャップにおいて、キャップ内面部に20℃での動粘度が30万〜1000万cSt(センチストークス、以下、単に「cSt」という)の高重合ジメチルポリシロキサンを塗布してなるキャップの嵌合力調整用被膜を備えたことを特徴とする。
また、本発明のキャップの嵌合力調整方法は、筆記具の軸筒又はペン型容器の軸筒に押し込み嵌合方式で着脱されるキャップの嵌合力を調整するために、20℃での動粘度が30万〜1000万cStの高重合ジメチルポリシロキサンをキャップの内面部に塗布したことを特徴とする。
【0010】
本発明で用いる高重合ジメチルポリシロキサンは、下記式(I)で示され、かつ、20℃での動粘度が30万〜1000万cStの範囲に入るものであり、塗布乾燥後はゴム状のフレキシビリティーに富んだ被膜を形成し、この被膜は長期間にわたって、優れた耐水性、耐油性、耐熱性、耐寒性、耐摩耗性及び潤滑性等を発揮し、しかも、該被膜は被接触物へ付着することが少ないものである。
【化1】
Figure 0003672353
【0011】
前記20℃での動粘度が30万〜1000万cStの高重合ジメチルポリシロキサンは、揮発性溶剤で溶解されることが好ましい。
この揮発性溶剤としては、揮発性シリコーン油、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、脂肪族アルコール、エステル系溶剤、ケトン系溶剤及びフルオロアルキル系化合物よりなる群から選ばれるものが好ましい。
揮発性シリコーン油としては、例えば、下記式(II)で示される環状ジメチルポリシロキサン、又は下記式(III)で示される2cSt以下の低粘度ジメチルポリシロキサンが挙げられ、これらは単独で、又は併用することができる。
【0012】
【化2】
Figure 0003672353
上記式(II)で示される環状ジメチルポリシロキサンの具体例としては、オクタメチルシクロテトラシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン等が挙げられる。
【0013】
【化3】
Figure 0003672353
【0014】
脂肪族炭化水素としては、例えば、ガソリン、ケロシン等が挙げられ、芳香族炭化水素としては、例えば、トルエン、キシレン等が挙げられ、脂肪族アルコールとしては、例えば、n−ブタノール、ペンチルアルコール等が挙げられ、エステル系揮発性溶剤としては、例えば、沸点が200℃以下である酢酸ブチル、酢酸エチル等が挙げられ、また、ケトン系揮発性溶剤としては、例えば、アセトン、メチルエチルケトン等が挙げられ、これらの脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、脂肪族アルコール、エステル系及びケトン系揮発性溶剤は単独で、又は併用することができる。
更に、フルオロアルキル系化合物としては、例えば、常温で液体のフロンF−113、F−11又はF−113と常温で気体のF−114の混合溶剤等のフルオロカーボン等が挙げられ、これらは単独で、又は併用することができる。
なお、上記揮発性溶剤と相溶するが、当該高重合ジメチルポリシロキサンに対して貧な溶剤、例えば、エタノールと良溶媒であるオクタメチルシクロテトラシロキサン等を適当にブレンドし、当該高重合ジメチルポリシロキサンの溶解度を調整して使用することもできる。この貧溶剤のブレンドにより、キャップに付着する高重合ジメチルポリシロキサンが付着過ぎないように調整することができる。
【0015】
これらの揮発性溶剤は、揮発性であるために塗布後は乾きが早く、また、粘度が低いので、非常に伸展性がよいものである。従って、前記特性を有する高重合ジメチルポリシロキサンに該揮発性溶剤を溶解したものを使用すれば、塗布後は揮発性溶剤は揮散・除去されるために、塗布面上に残存した高重合ジメチルポリシロキサンがゴム状のフレキシビリティーに富んだ被膜を形成することとなる。該揮発性溶剤の使用により、高重合ジメチルポリシロキサン単独塗布の場合に較べ、使用者には認識できない程度の極めて薄い均一な被膜を形成できる利点を有する。
【0016】
本発明では、20℃での動粘度が30万〜1000万cStの高重合ジメチルポリシロキサンを、または、該高重合ジメチルポリシロキサンを上記各種の揮発性溶剤に溶解したものを刷毛、エアロゾル、インクジェットなどの方法で筆記具又はペン型容器のキャップ内面部の嵌合部に塗布し、それを乾燥させることにより、または、揮発性溶剤を揮散させることによりキャップ内面部の嵌合部に高重合ジメチルポリシロキサンの嵌合力調整用被膜を形成させた筆記具又はペン型容器のキャップが得られ、また、そのキャップの嵌合力を適正に調整するキャップの嵌合力調整方法が得られる。
なお、筆記具又はペン型容器を組立後、筆記具又はペン型容器の軸筒の先軸部に塗布し、その後キャップをすることでキャップ内面部に転写させ、結果としてキャップ内面部に塗布するという手段を用いることも可能である。
【0017】
筆記具又はペン型容器のキャップ内面部に塗布する部位としては、筆記具の軸筒又はペン型容器の軸筒に嵌合される部分に塗布することが好ましく、キャップ内面部の全面であっても構わない。
図1及び図2は、本発明をペン型口紅容器の塗布具に適用した場合である。
図1はキャップ10の縦断面図であり、図中Xが望ましい塗布部位、すなわち、圧入嵌合部11、内周部に所定間隔ごとに配設された凸状嵌合部12、12…を含む周辺部に塗布する場合であり、図中Yが更に望ましい塗布部位、すなわち、圧入嵌合部11を含む周辺部に塗布する場合である。
図2は、ペン型容器20の軸筒21の先軸部22に装着した状態を示すものであり、キャップ10の内面部のX部分に薄く高重合ジメチルポリシロキサンの薄膜(図示せず)が形成されている。なお、23は平筆からなる塗布体である。
このように構成されるキャップ10を、図2に示すように、ペン型容器20の先軸部22に装着した場合には、キャップ10内面部と先軸部22の嵌合面とは高重合ジメチルポリシロキサン薄膜を介して接触する構造となるので、両者の摩擦は極めて小さく、また、該薄膜は耐摩耗性に優れるので、経時での嵌合力の上昇も殆どみられないこととなる。
【0018】
なお、本発明の対象となる筆記具は、特に限定されるものではなく、例えば、サインペン、ボールペン、マーキングペン等が挙げられる。
また、本発明の対象となるペン型容器も、特に限定されるものではなく、例えば、ペン型口紅容器塗布具、ペン型マニキュア容器塗布具等のペン型容器の塗布具が挙げられる。
【0019】
本発明では、20℃での動粘度が30万〜1000万cStの高重合ジメチルポリシロキサンをキャップの内面部に少量塗布することで、従来の液状オイルからなる潤滑剤と違い、塗布後はゴム状のフレキシビリティーに富んだ被膜となるので、筆記具の先軸部等を汚したり、また、手指、衣服などを汚すことがなく、しかも、この高重合ジメチルポリシロキサンの被膜は、特に、耐摩耗性等に優れるので経時での嵌合力の上昇も殆どみられない筆記具又はペン型容器のキャップ、及びそのキャップの嵌合力を適正に調整するキャップの嵌合力調整方法が達成されることとなる。
【0020】
【実施例】
以下に、実施例、比較例をあげて本発明を説明するが、本発明は、これらの実施例に限定されるものではない。なお、キャップ等の形状は、図1及び図2に示されるキャップ、ペン型口紅容器の塗布具を使用した。
【0021】
(実施例1)
20℃で動粘度が100万cStの高重合ジメチルポリシロキサンをオクタメチルシクロテトラポリシロキサンに50W/W%になるように溶解した。これを刷毛を用いて内径10mmのポリプロピレン製キャップ(以下、「PPキャップ」という)の内側に約0.8μリットル塗布した。これを55℃のオーブンで12時間乾燥してキャップの嵌合部位に薄膜を形成した。
【0022】
(実施例2)
20℃で動粘度が30万cStの高重合ジメチルポリシロキサンを酢酸エチルに80W/W%になるように溶解した。これを加圧インクジェットノズルにより内径10mmのPPキャップの内側嵌合部に向かって1周約20ドット計約1.5μリットル塗布した。これを40℃の防爆オーブンで3時間乾燥してキャップの嵌合部位に薄膜を形成した。
【0023】
(実施例3)
20℃で動粘度が1000万cStの高重合ジメチルポリシロキサンをフロンF−113に50W/W%になるように溶解した。これを武蔵エンジニアリング製システムディスペンサーで内径10mmのPPキャップの内側嵌合部に約0.5μリットル塗布した。これを25℃で1日乾燥し、キャップの嵌合部位に薄膜を形成した。揮発したフロンは回収して再利用した。
【0024】
(比較例1)
20℃で動粘度が500cStのメチルポリシロキサンを刷毛で内径10mmのPPキャップの内側嵌合部に約2.0μリットル塗布した。
【0025】
(比較例2)
20℃で動粘度が5000万cStの高重合ジメチルポリシロキサンをフロンF−113に30W/W%になるように溶解した。これを武蔵エンジニアリング製システムディスペンサーで内径10mmのPPキャップの内側嵌合部に約0.8μリットル塗布した。これを25℃で2日乾燥し、キャップの嵌合部位に薄膜を形成した。揮発したフロンは回収して再利用した。
【0026】
上記実施例1〜3及び比較例1〜2で作製したキャップを用いて初期嵌合力及び1カ月経過後の嵌合力を測定した。嵌合力の測定は、イマダ社製プッシュプルゲージ5kgfでスタンド上昇10cm/minで測定した。
また、先軸部外観については、該キャップをペン型口紅容器の塗布具の先軸に嵌合させた後10回着脱し、その後キャップを外して先軸部側に付着した油などの汚れを目視で評価した。
これらの結果を下記表1に示す。
【0027】
【表1】
Figure 0003672353
【0028】
〔表1の考察〕
総論的にみると、本発明範囲となる実施例1〜3では、本発明範囲外となる比較例1〜2に較べて嵌合力も低く、経時での嵌合力の上昇も殆どみられず、また、先軸部外観も油などの汚れのないキャップであることが判った。なお、未処理(コントロール)はキャップ内面部に何等の処理を施していない場合である。
個別的にみると、本発明範囲となる実施例1は動粘度が100万cStで、揮発性溶剤として揮発性シリコーン油を使用した場合、実施例2は動粘度が30万cStで、揮発性溶剤としてエステル系溶剤を使用した場合、実施例3は動粘度が1000万cStで、揮発性溶剤としてフルオロアルキル系化合物を使用した場合であり、これらは、嵌合力も低く、経時での嵌合力の上昇も殆どみられず、しかも、先軸部外観も油などの汚れのない良好となるキャップであることが判った。
【0029】
これに対して比較例1は、動粘度が500cStであるため、先軸部外観には油が大量に認められ、経時での嵌合力の上昇が認められ好ましくなかった。
比較例2は、動粘度が5000万cStであるため、先軸部外観は良好であるが、嵌合力が高く好ましくなかった。
【0030】
【発明の効果】
本発明によれば、20℃での動粘度が30万〜1000万cStの高重合ジメチルポリシロキサンをキャップの内面部に塗布することで薄膜状のフレキシビリティーに富んだ被膜を形成でき、該被膜は適正な嵌合力と密閉性を維持することができ、しかも、従来の液状オイルからなる潤滑剤と較べ嵌合部を汚すことがないので、手指、衣服等を汚す危険もなく、更に、経時での嵌合力の上昇も殆どみられない筆記具又はペン型容器のキャップ、及びそのキャップの嵌合力を適正に調整するキャップの嵌合力調整方法が提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のキャップの一例を示す部分断面図である。
【図2】 本発明の実施の一例を示す要部の部分断面図である。
【符号の説明】
10 キャップ
20 ペン型容器
21 軸筒
22 先軸部

Claims (6)

  1. 筆記具の軸筒又はペン型容器の軸筒に着脱自在な筆記具又はペン型容器のキャップにおいて、キャップ内面部に20℃での動粘度が30万〜1000万cSt(センチストークス)の高重合ジメチルポリシロキサンを塗布してなるキャップの嵌合力調整用被膜を備えたことを特徴とする筆記具又はペン型容器のキャップ。
  2. 前記高重合ジメチルポリシロキサンは、揮発性溶剤に溶解された請求項1記載の筆記具又はペン型容器のキャップ。
  3. 前記揮発性溶剤が揮発性シリコーン油、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、脂肪族アルコール、エステル系溶剤、ケトン系溶剤及びフルオロアルキル系化合物よりなる群から選ばれる請求項2記載の筆記具又はペン型容器のキャップ。
  4. 筆記具の軸筒又はペン型容器のキャップの軸筒に押し込み嵌合方式で着脱されるキャップの嵌合力を調整するために、20℃での動粘度が30万〜1000万cSt(センチストークス)の高重合ジメチルポリシロキサンをキャップの内面部に塗布したことを特徴とするキャップの嵌合力調整方法。
  5. 前記高重合ジメチルポリシロキサンを揮発性溶剤に溶解してキャップの内面部に塗布した後、該揮発性溶剤を揮散せしめてキャップの内面部に高重合ジメチルポリシロキサンの薄膜を形成せしめた請求項4記載のキャップの嵌合力調整方法。
  6. 前記揮発性溶剤が揮発性シリコーン油、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、脂肪族アルコール、エステル系溶剤、ケトン系溶剤及びフルオロアルキル系化合物よりなる群から選ばれる請求項5記載のキャップの嵌合力調整方法。
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