JP3672098B2 - ディスク再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、DVD等のディスクから映像情報を読み出してTV等のモニタ画面に表示させるディスク再生装置に係り、特に、子供に好ましくない映像が表示される際に警告を与え得るディスク再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
子供の教育や健康上好ましくない再生情報の聴視を制限する各種の提案がなされており、その一例として、画像表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このものは、送信側の第1規制データとTV側で親または保護者が設定する第2規制データとを比較し、その結果に基づいて規制動作を実行するか否かを制御するようになっている。
これにより、受信側の意志に沿った規制動作が実行されるので、子供の成長および教育に対して不適切と考えられる映像シーンを視聴不可能にできるものである。
【0003】
また、ゲームのプレイヤーが疲れるのを予防することを目的とした画像表示機能付きゲーム装置及びテレビジョン装置が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
この装置は、ディスプレイに表示された画像に応じて入力手段を操作しゲームを行う画像表示機能付きゲーム装置であり、ゲームの進行に応じてゲーム休憩処理を行う制御手段を備えている。
この制御手段は、ゲーム休憩処理において、表示画像を一時停止させて静止画像をしばらく表示することにより、長時間にわたってゲームを続けていることをプレイヤーに気付かせるようになっている。
よって、プレイヤーが疲労し過ぎないように注意を与えることができ、テレビゲームの途中で休憩を取るように指示することができるものである。
【0004】
また、表示画面に警告文字を表示させる認識機能付表示装置も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
このものは、規制判断装置が表示画面を規制画面と判断すると、視聴者情報記憶部に記憶された視聴者情報から視聴規制が必要と認めた場合に、警告装置を駆動して表示画面に警告文字を表示した後、チャンネルを変更する構成になっている。
よって、教育上悪影響を与える規制画面を識別して幼児や未成年者に見せないようにすることができるというものである。
【0005】
【特許文献1】
特開平10−108149号公報
【特許文献2】
特開2000−5448号公報
【特許文献3】
特開2001−16514号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記特許文献1の画像表示装置は、子供の成長および教育に対して不適切と考えられる映像シーンを視聴不可能とし、また、特許文献2の画像表示機能付きゲーム装置は、表示画像を一時停止させて静止画像をしばらく表示させ、さらに特許文献3の認識機能付表示装置は、教育上悪影響を与える規制画面を識別して幼児や未成年者に見せないようにするものである。
このように、何れの装置も聴視者を保護することを主目的としているが、映像シーンや画像を大きく変化させるので、リアルタイムで映像を見続けられない構成になっている。このため、聴視していた内容が途中で遮断されてしまい、著しく興趣を損なうという欠点があった。
【0007】
本発明は、上記課題に鑑みて創案されたもので、再生中の映像を変化させることなく子供に好ましくないシーンで真似を禁じる警告を表示することのできるディスク再生装置を提供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明のうち請求項1に記載の発明は、TOC領域にディスク固有の識別情報が記録され、且つ情報記録領域に映像・音声情報が記録されているとともに、前記情報記録領域における細分化された多数のポイントにそれぞれ最初の記録位置からの再生経過時間に対応するアドレスが予め記録されたディスクと、各種の指令キーに加えて、警告時間設定用の時間設定キーと、一般的なメニュー項目の他に警告時間設定のメニュー項目を表示して選択できるメニューキーとを備えたキー入力部と、前記メニューキーの操作によって読み出される情報再生に関したメニュー項目および映像表示シーンの真似を禁止させる警告文字や記号を含む警告サインのキャラクタデータが予め記憶されたメモリと、前記メモリから読み出した前記キャラクタデータを前記ディスクから読み取られてモニタの画面に表示中の映像に重畳表示するオン・スクリーン・ディスプレイ回路と、装置各部を制御する制御部とを備え、前記制御部は、前記メニューキーの操作により表示された警告時間設定のメニュー項目が選択されたときに警告時間設定モードを設定して、つぎに前記ディスクの再生動作の開始に伴い前記TOC領域から読み取られた前記識別情報を前記メモリに記憶し、前記映像・音声情報の再生動作中に前記時間設定キーが操作されたときに、その時点で読み取られた前記アドレスに対応する時間を警告表示開始時間データとして前記メモリに記憶するとともに、次に前記時間設定キーが再度操作されたときに、その時点で読み取られた前記アドレスに対応する時間を警告表示終了時間データとして前記メモリに記憶し、以後、再生動作が終了するまでの間、前記時間設定キーが2回ずつ操作される毎に、前記警告表示開始時間データと前記警告表示終了時間データを前記メモリに順次記憶する処理を繰り返して警告表示に関する複数の時間データを登録させ、以後、その時間データが登録済みの前記ディスクが再生されるとき毎に、そのディスクから読み取られた前記識別情報と前記メモリに記憶の前記識別情報とが一致すると判別したときに、前記ディスクから順次読み取られるアドレスが前記メモリに記憶の前記警告表示開始時間データに一致した時点から前記警告表示終了時間データに一致した時点までの各間のみにおいて、前記メモリから前記キャラクタデータを読み出して前記モニタの画面に表示中の映像に重畳表示するよう前記オン・スクリーン・ディスプレイ回路を制御する機能を有していることを特徴としている。
【0009】
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に係る発明における前記制御部が、前記警告時間設定モードを設定することなく前記ディスクの再生動作が開始されたのちに前記時間設定キーが操作されたときに、前記オン・スクリーン・ディスプレイ回路に対し警告表示を指令して、前記メモリのキャラクタデータを読み出して前記モニタの画面に表示中の映像に重畳表示させ、次に前記時間設定キーが再び操作されたときに、前記オン・スクリーン・ディスプレイ回路に対し表示消去を指令して、前記メモリのキャラクタデータの表示を停止させ、以後、再生動作が終了するまでの間に前記時間設定キーが操作されたときに、その操作を2回一組として、1回目の操作で前記キャラクタデータを前記モニタに表示させ、且つ2回目の操作で前記キャラクタデータの表示を停止させる処理を繰り返す制御機能を有している。また、請求項3に記載の発明は、請求項1または2に係る発明において、前記ディスクのTOC領域に、各タイトルおよび各チャプターの記録位置が記録開始位置からの再生経過時間に対応するアドレスデータで記録され、前記メニューキーが、警告タイトル設定のメニュー項目を有しており、前記制御部は、前記メニューキーの操作により表示された前記警告タイトル設定の項目が選択されたのちに、タイトルおよびチャプターの番号入力のメニュー項目の表示中に前記キー入力部のテンキーの操作によりタイトルおよびチャプターの各番号データが入力されたときに、その入力された各チャプターの番号データに対応した前記アドレスデータに基づき各チャプター毎の警告表示開始時間データと警告表示終了時間データとを判別して前記メモリに記憶し、以後、その時間データが記憶済みの前記ディスクが再生されるとき毎に、そのディスクから順次読み取られるアドレスが前記メモリに記憶の前記警告表示開始時間データに一致した時点から前記警告表示終了時間データに一致した時点までの各間において、前記メモリから前記キャラクタデータを読み出して前記モニタの画面に表示中の映像に重畳表示するよう前記オン・スクリーン・ディスプレイ回路を制御する機能を有している。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について、図示例を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の電気的構成を示すブロック線図である。
このディスク再生装置は、普及型のDVDプレイヤーに適用されたものである。このDVDプレイヤーは、リモコン(リモートコントローラ)13の押キー操作によりDVD1の記録情報を再生し、モニタ11(テレビジョン受信機)の画面11a(図2参照)に表示させる構成になっている。
このDVD1は、記録トラックの情報記録領域に、本例では、暴力シーンが含まれた映画の映像・音声情報が記録されている。
【0011】
また、このDVD1は、情報記録領域に映像・音声情報を書き込むとき、スパイラル状の記録トラックにおける細分化されたポイント(位置)を示すためのアドレスが予めふられている。このアドレスは、映像・音声情報の最初の記録位置から最後の記録位置までの経過時間に対応している。
そして、リードインエリヤのTOC領域には、各タイトルおよび各チャプターの記録位置が、記録開始位置(タイトル番号1のチャプター1番目)からの経過時間情報に対応させたアドレスデータで記録されている。
よって、このTOC領域のデータが読み出されると、記録トラックに記録された映画のタイトル(TT)、チャプター(CHP)、記録時間(Time)、残時間(Remain)および記録層(Layer)等がモニタ11の画面11aに表示される。
【0012】
図1において、2は駆動系のモータであり、前記DVD1を回転駆動させる。また、3は光ピックアップであって、DVD1のトラックから光学的に読み取った情報を信号処理部4に送出する。この信号処理部4は、読出部6および制御部15に接続されており、前記読取情報を信号処理してそれぞれに伝送する。
なお、モータ2や光ピックアップ3は、サーボ制御部5により動作速度が制御されるようになっている。
前記読出部6は、DVD1から読み出された圧縮映像音声データ(データストリーム)を分離化部7に送出する。また、この分離化部7は、圧縮映像音声データを圧縮映像データバケットと圧縮音声データバケットとに分離し、伸長部8へ伝送する。
【0013】
この伸長部8は、分離化部7にて分離された圧縮映像データバケットおよび圧縮音声データバケットをそれぞれ復号して元の映像音声情報に伸長する。
なお、これら読出部6、分離化部7および伸長部8は、一般のデコーダICによって構成されている。
また、9は映像情報出力部(映像出力部)であって、前記伸長部8により伸長された映像データを、モニタ11の画面11aに表示されるべくNTSCあるいはPAL方式のカラーテレビジョン信号に変換して出力する。
10は音声情報出力部(音声出力部)であり、伸長部8にて伸長された音声データをスピーカ12に送出して放音させる。
【0014】
13はリモコンであり、リモコン本体にDVDプレイヤーをコントロールするための各種入力キーが配設されている。
この入力キーとしては、一般のリモコンと同様、電源オン・オフ用のパワーキー、トレイ開閉用の開閉キー、メニュー選択用のメニューキー、再生用のプレイキー、ストップキー、クリヤーキー、警告時間入力用の時間設定キーおよびテンキー等を備えている。
なお、時間設定キーは、専用キーを設けるようにしているが、他のキーを兼用し、使用に際して適宜切り換えるようにしてもよい。
この時間設定キーは、情報再生中に1回押圧されると、その時点で警告表示の開始指令を発し、2回押圧されると警告表示の終了指令を出力するようになっている。
【0015】
また、メニューキーは、SELRCT(カーソル:画面11a上に三角形のサインで表示)、SET(ENTER)、EXIT(SETUP)、CANCEL(RETURN)等のキーを含んでいる。
このメニューキーは、押圧操作されると画面11a上にメインメニューや複数のメニュー項目を表示させる指令を出力する。
なお、メニュー項目の中には、通常の設定項目の他に「警告時間設定」や「「警告タイトル設定」等が予め備えられている。
これらのメニュー項目が表示されたとき、カーソルを移動させて、例えば、「警告時間設定」を選択すると、時間設定キーの操作により警告表示の開始時間と終了時間とを入力設定できる。
また、「警告タイトル設定」を選択すると、テンキーの操作によりタイトルおよびチャプターを入力して、警告表示の開始時間と終了時間との入力設定が可能となっている。
このように構成されたリモコン13は、何れかのキーが操作されると、その操作内容に応じた指令が赤外線信号で送信される。
14は受信部であり、リモコン13から送信されてくる赤外線信号を受信して、その伝送信号を制御部15側に送出する。
【0016】
この制御部15は、マイクロコンピュータであり、各種データを記憶するメモリ15aやOSD回路15b等を備えている。
メモリ15aには、OSD表示用のデータを記憶しており、DVD1の情報再生に関したメニュー項目や映像表示シーンの中で真似を禁止させる警告文字、記号等を含む警告サインのキャラクタデータを記憶している。
本例では、モニタ11の画面11aに『まねするな!』の文字を大きく表示し、子供に警告を与えるようにしているが、この他に注意を引くような各種サインを表示してもよい。
また、リモコン13から送出されてくる時間データ、DVD1のタイトル(TT)を示すデータ等も所定のエリヤ記憶されるようになっている。
OSD回路15bは、画面11aの表示内容をコントロールするもので、出力がモニタ11側の映像出力部9に接続されており、制御部15からの出力信号が導かれている。
このOSD回路15bは、リモコン13の操作に基づく制御部15の表示制御により、再生映像およびOSD表示の機能やその詳細表示に関する指令信号を出力する。
【0017】
次に、上記DVDプレイヤーの動作について、図を参照しつつ説明する。
親が子供に映画を記録したDVD1を再生して聴視させるとき、暴力シーンの多いことが予想されて真似すると良くないことが分かっていると、予め警告表示の設定を行っておく。
まず、DVD1をトレイにセットした後、リモコン13のメニューキーを操作し、モニタ11の画面11aにメニューを表示させる。
そして、メニュー項目の中から「警告時間設定」を選択すると、これに応じて制御部15は警告時間設定モードに移行する。
続いて、親がプレイキーを操作すると、制御部15はDVD1の情報再生を開始させる。これに伴い、TOC領域のデータが読み出されると、制御部15はこのDVD1に固有の識別情報を付与してメモリに15aに記憶しておく。
【0018】
再生開始により画面11aに映画が映し出された後、暴力シーンが始まると、親は時間設定キーを1回操作する。操作部15は、上記時間設定キーの操作による時間設定指令が入力すると、その時点で記録トラックから読み取られたアドレスに対応する時間データを警告表示開始時間データとしてDVD1の識別情報に対応させてメモリ15aに記憶させる。そして、暴力シーンが終わったとき、親が時間設定キーを再度操作すると、その時点で記録トラックから読み取られたアドレスに対応する時間データを警告表示終了時間データとしてメモリ15aに記憶させる。この後も、親が暴力シーンが始まるのに応じて時間設定キーを操作し続けると、その時間設定キーが2回ずつ操作される毎に、上述と同様に警告表示開始時間データと警告開始終了開始時間データをメモリ15aに順次記憶させ、記憶情報の全ての再生が終了すると、当該DVD1において警告表示が必要となる暴力シーンの開始時間と終了時間とに対応する時間データが複数記憶されることになる。
【0019】
つぎに、子供がDVD1の映画を見たい場合、このDVD1をトレイにセットした後、リモコン13のプレイキーを操作すると、制御部15はDVD1の情報再生を開始させる。これに伴い、DVD1の記録情報が読み出され制御部15に送出されてくると、制御部15は、回路各部を動作させてモニタ画面に映画を映し出させるとともに、メモリ15aの記憶データを検索し、このDVD1のTOC領域から読み取られた識別情報がメモリ15aに予め記録されている識別情報と一致するか否かを判別する。これが一致すれば、さらにこのDVD1に関連する時間データがメモリ15aに記録されているか否かを判別し、時間データの記録があると、再生動作に伴い読み取られるアドレスに対応した時間データをメモリ15aの時間データと照合する。そして、両者が一致した時点でOSD回路15bの表示動作を開始させ、メモリ15aに記憶された警告サインのキャラクタデータを送出する。
【0020】
OSD回路15bは、メモリ15bからのキャラクタデータを受けると、そのキャラクタデータによる図2に示すような『まねするな』の文字をモニタ11の画面に表示中の映像に重畳して大きく表示させる。この文字は、暴力シーンが映し出され始めたときに表示されるので、子供に対し真似してはいけない、という警告を与えることができる。また、警告の文字は表示中の映像に重畳表示されることから、そのときに表示中の暴力シーンは、そのまま映し続けるため、具体的に何を真似してはいけないかの判断力も身につけさせることができる。このとき、再生中の映像そのものは何ら変化しないので、聴視していた内容が途中で遮断されないことから、著しく興趣を損なうことがない。この後、制御部15は、再生動作の進行に伴い順次読み取られるアドレスに対応した時間データをメモリ15aの時間データと照合して、両者が一致した時点でOSD回路15bの表示動作を停止させる。これにより、画面11aから警告文字が消えて再び映画の映像のみが映し出させる。DVD1の全ての映像・音声情報の再生が終了するまでの間において、DVD1から順次読み取られるアドレスに対応した時間データがメモリ15aの警告表示開始時間データと一致したと判別した時点毎に、再び画面11aに『まねするな』の文字を表示させ、且つアドレスに対応した時間データがメモリ15aの警告表示終了時間データと一致した時点毎に、時OSD回路15bの表示動作を停止させ画面11aから警告文字を消す。このような警告文字の表示および表示消去が繰り返され、再生が終了すると一連の動作を停止させる。
【0021】
なお、上記実施の形態においては、親が再生映像を見ながら時間設定キーを操作して警告を表示すべき時間帯を予め設定していたが、親子が一緒に見ているときに警告を表示してもよい。
このときは、再生させたいDVD1をトレイにセットした後、リモコン13のプレイキーを操作する。これに伴い、情報が再生されてモニタ11の画面11aに映像が表示されたとき、暴力シーンが始まると時間設定キーを操作する。
すると、警告表示の開始指令が出力されるため、制御部15がOSD回路15bの表示動作を開始させ、メモリ15aに記憶された警告サインのキャラクタデータを送出する。
よって、モニタ11の画面11aに、図2に示した『まねするな!』の文字が大きく表示される。
この後、暴力シーンが終わるに応じて時間設定キーを操作すると、制御部15がOSD回路15bの動作を停止させるので、画面11aの警告文字が消える。このような動作と表示が繰り返されることにより、一緒に映画を見ながら子供が真似してはいけないシーンを知らせることができる。
【0022】
ところで、上記のような時間設定キーを用いることなく、予め映画のタイトルを入力するのみで、警告表示の設定を行うこともできる。
すなわち、このDVD1のTOC領域には、タイトル番号1のチャプター1番目からの経過時間情報に対応させたアドレスデータが記録されている。
よって、暴力シーンが含まれているタイトル番号が判っていると、これを入力すれば良い。
この際は、DVD1をセットした後、リモコン操作によりモニタ11の画面11aにメニュー項目を表示させ、その中から「警告タイトル設定」を選択する。
そして、タイトルおよびチャプターの番号を入力する画面になると、所定位置にカーソルを移動させ、テンキーの操作によりタイトル番号に続きチャプター番号を入力する。
この番号データが送出されてくると、制御部15は、各タイトル番号およびチャプター番号に対応する時間情報を読み取らせ、あるタイトルのチャプターの始まりを示す時間データと終わりを示す時間データとをメモリ15aに記憶させる。
【0023】
この後の再生動作は、上述の通りであり、再生開始時に当該DVD1に関連する時間データがメモリ15aに記録されていることが判別されると、制御部15は再生動作に伴い読み出されるアドレスに対応した時間データとメモリ15aに記憶のチャプターの開始時間データとが一致した時点でOSD回路15Bの表示動作を開始させる。このため、暴力シーンを示すタイトルの映像が画面11aに映し出されたとき、図2に示す『まねするな』の文字が表示中の映像に重畳して大きく表示される。その後、制御部15は、順次読み出されるアドレスに対応した時間データとメモリ15aに記憶のチャプターの終了時間データとが一致した時点で警告文字の表示停止させる。よって、前述のように子供に対し真似してはいけない、という警告を与えることができる。なお、予め暴力シーンが含まれているタイトルが判っていないときは、早送り再生して暴力シーンのあるタイトルおよびチャプターを確認しておき、それを後で前述のように入力設定すればよい。これにより、上記と同様、必要なときに警告表示をさせることができる。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明のうち請求項1に記載の発明は、例えば、親がディスクを予め再生しながら子供に真似して欲しくないシーンが存在するか否かを判別して、そのようなシーンの存在を発見したときに、その各シーンのそれぞれの開始と終了との時間データを時間設定キーの操作により当該ディスクに固有の識別情報に関連付けてメモリに記憶しておくことができ、その後、当該ディスクが再生されるときには、再生中の映像を変化させることなく子供に好ましくないシーン毎に真似を禁じる警告を表示することができ、聴視していた内容が途中で遮断されることなどにより興趣を著しく損なうといったことが生じない効果がある。
また、請求項2に記載の発明は、例えば、警告表示に関連する時間データが予め設定していないディスクを親子が一緒に聴視するような場合、親は表示中の映像によるシーンが子供に真似て欲しくないものであったときに、その時点で時間設定キーを操作するだけで、真似を禁じる警告文字を表示することができ、そのシーンが終了した時点で時間設定キーを再び操作すれば、警告表示を消去することができるので、再生中の映像を変化させることなく子供に好ましくないシーン毎に真似を禁じる警告を表示することができ、聴視していた内容が途中で遮断されることなどにより興趣を著しく損なうといったことが生じない効果がある。
また、請求項3に記載の発明は、例えば、親がディスクを予め再生しながら子供に真似して欲しくないシーンの時間データを当該ディスクに固有の識別情報に関連付けてメモリに記憶設定するに際して、予め映画のタイトルなどを設定入力するのみの簡単な操作で警告表示に関する時間データを記憶設定することができ、子供に真似して欲しくないシーンを発見する毎に時間設定キーを2回ずつ操作する煩雑さを解消することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るディスク再生装置の電気的構成を示すブロック線図である。
【図2】警告文字が表示されたモニタの画面を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ディスク
13 キー入力部
15 制御手段
15a メモリ
15b OSD回路

Claims (3)

  1. TOC領域にディスク固有の識別情報が記録され、且つ情報記録領域に映像・音声情報が記録されているとともに、前記情報記録領域における細分化された多数のポイントにそれぞれ最初の記録位置からの再生経過時間に対応するアドレスが予め記録されたディスクと、
    各種の指令キーに加えて、警告時間設定用の時間設定キーと、一般的なメニュー項目の他に警告時間設定のメニュー項目を表示して選択できるメニューキーとを備えたキー入力部と、
    前記メニューキーの操作によって読み出される情報再生に関したメニュー項目および映像表示シーンの真似を禁止させる警告文字や記号を含む警告サインのキャラクタデータが予め記憶されたメモリと、
    前記メモリから読み出した前記キャラクタデータを前記ディスクから読み取られてモニタの画面に表示中の映像に重畳表示するオン・スクリーン・ディスプレイ回路と、
    装置各部を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記メニューキーの操作により表示された警告時間設定のメニュー項目が選択されたときに警告時間設定モードを設定して、つぎに前記ディスクの再生動作の開始に伴い前記TOC領域から読み取られた前記識別情報を前記メモリに記憶し、前記映像・音声情報の再生動作中に前記時間設定キーが操作されたときに、その時点で読み取られた前記アドレスに対応する時間を警告表示開始時間データとして前記メモリに記憶するとともに、次に前記時間設定キーが再度操作されたときに、その時点で読み取られた前記アドレスに対応する時間を警告表示終了時間データとして前記メモリに記憶し、以後、再生動作が終了するまでの間、前記時間設定キーが2回ずつ操作される毎に、前記警告表示開始時間データと前記警告表示終了時間データを前記メモリに順次記憶する処理を繰り返して警告表示に関する複数の時間データを登録させ、以後、その時間データが登録済みの前記ディスクが再生されるとき毎に、そのディスクから読み取られた前記識別情報と前記メモリに記憶の前記識別情報とが一致すると判別したときに、前記ディスクから順次読み取られるアドレスが前記メモリに記憶の前記警告表示開始時間データに一致した時点から前記警告表示終了時間データに一致した時点までの各間のみにおいて、前記メモリから前記キャラクタデータを読み出して前記モニタの画面に表示中の映像に重畳表示するよう前記オン・スクリーン・ディスプレイ回路を制御する機能を有していることを特徴とするディスク再生装置。
  2. 前記制御部は、前記警告時間設定モードを設定することなく前記ディスクの再生動作が開始されたのちに前記時間設定キーが操作されたときに、前記オン・スクリーン・ディスプレイ回路に対し警告表示を指令して、前記メモリのキャラクタデータを読み出して前記モニタの画面に表示中の映像に重畳表示させ、次に前記時間設定キーが再び操作されたときに、前記オン・スクリーン・ディスプレイ回路に対し表示消去を指令して、前記メモリのキャラクタデータの表示を停止させ、以後、再生動作が終了するまでの間に前記時間設定キーが操作されたときに、その操作を2回一組として、1回目の操作で前記キャラクタデータを前記モニタに表示させ、且つ2回目の操作で前記キャラクタデータの表示を停止させる処理を繰り返す制御機能を有している請求項1に記載のディスク再生装置。
  3. 前記ディスクのTOC領域に、各タイトルおよび各チャプターの記録位置が記録開始位置からの再生経過時間に対応するアドレスデータで記録され、
    前記メニューキーが、警告タイトル設定のメニュー項目を有しており、
    前記制御部は、前記メニューキーの操作により表示された前記警告タイトル設定の項目が選択されたのちに、タイトルおよびチャプターの番号入力のメニュー項目の表示中に前記キー入力部のテンキーの操作によりタイトルおよびチャプターの各番号データが入力されたときに、その入力された各チャプターの番号データに対応した前記アドレスデータに 基づき各チャプター毎の警告表示開始時間データと警告表示終了時間データとを判別して前記メモリに記憶し、以後、その時間データが記憶済みの前記ディスクが再生されるとき毎に、そのディスクから順次読み取られるアドレスが前記メモリに記憶の前記警告表示開始時間データに一致した時点から前記警告表示終了時間データに一致した時点までの各間において、前記メモリから前記キャラクタデータを読み出して前記モニタの画面に表示中の映像に重畳表示するよう前記オン・スクリーン・ディスプレイ回路を制御する機能を有している請求項1または2に記載のディスク再生装置。
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