JP3090934U

JP3090934U - Ｄｖｄプレイヤー

Info

Publication number: JP3090934U
Application number: JP2002003814U
Authority: JP
Inventors: 茂田路
Original assignee: Funai Electric Co Ltd
Current assignee: Funai Electric Co Ltd
Priority date: 2002-06-24
Filing date: 2002-06-24
Publication date: 2003-01-10
Anticipated expiration: 2008-06-24

Abstract

(57)【要約】【課題】ＤＶＤ等のディスクから読み出される再生情
報の関連情報を複数にジャンル分けし、ユーザーの選択
操作により任意の関連情報をＯＳＤ表示させて、映画等
を内容豊かに聴視させることができるＤＶＤプレイヤー
を提供する。【解決手段】ディスク１に記録された映像情報を再生
してディスプレイ１１の画面１１ａに表示させるととも
に、セットアップ時の設定内容に応じて前記映像情報に
関する管理情報を前記画面１１ａにＯＳＤで表示させる
ＤＶＤプレイヤーであって、前記ＯＳＤを現在再生中の
記録情報の読み取り位置情報を前記画面１１ａに表示さ
せる第１ＯＳＤと、現在選択されている映像ストリーム
の詳細情報を前記画面１１ａに表示させる第２ＯＳＤと
に分類し、前記第１および／または第２ＯＳＤを選択す
る選択手段１３と、この選択手段１３からの選択指令に
応じて前記画面１１ａに前記ＯＳＤを表示させる制御手
段１５と、を設けた。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【考案の属する技術分野】

本考案は、ＤＶＤ等のディスクから読み出された再生情報の関連情報をディスプレイにＯＳＤ表示するＤＶＤプレイヤーに係り、特に、関連情報を複数にジャンル分けして詳細にＯＳＤ表示させ得るＤＶＤプレイヤーに関する。

【０００２】

【従来の技術】

ディスクから映像情報を読み出してテレビ画面上に映像を表示させる際、より多様な楽しみ方を実現させることを目的とした再生装置が提案されている（特開平８−７０４３４号公報参照）。この再生装置は、ディスクから映像データを読み出し、この読み出された映像データを画面表示サイズに対して縮小画面により表示出力できるとともに、縮小画面表示部分が表示画面上で移動可能なように表示出力制限を行う映像出力制御手段を備えている。これにより、縮小画面の表示位置を変更してゆくと、表示画面上に縮小された画像が移動する状態に表示できるというものである。

【０００３】また、複数のメニューを同時に表示し、ユーザーが任意にメニュー内の項目を選択可能とするメニュー選択方法が知られている（特開平６−３４２３５９号公報参照）。このものは、表示画面に表示させる複数メニューの内の第１メニューに含まれる複数の選択項目を選択可能状態とし、指示操作に基づいて第１メニューとは異なる第２メニューに含まれる複数の選択項目を第１メニューに代わって選択可能とするようになっている。これにより、メニュー制御装置が駆動されると、外部記憶装置に記憶されていたメニューが読み出された後、メニューグラフィックメモリに格納され、その内容が表示部に表示される。このメニューの中で項目が指定されると、目的のメニューが外部記憶装置から読み出されて、表示部に表示されるというものである。

【０００４】

【考案が解決しようとする課題】

ところで、上記従来例のうち前者は、画像を移動状態に表示できるが、その再生画像に関する詳細情報を表示する構成とはなっていないため、ストーリー等の再生中にユーザーが経過時間や残容量（残り時間）を知ることができず、利用上で不便を感じることがあった。また、後者は、画面に次々と複数のメニュー項目を表示させ得るが、やはり再生中にストーリー等のタイトル、チャプターその他音声の種別や言語の種類といった詳細は表示されないので、映画等を興味深く聴視できなかった。

【０００５】本考案は、上記課題に鑑みて創案されたもので、ＤＶＤ等のディスクから読み出される再生情報の関連情報を複数にジャンル分けし、ユーザーの選択操作により任意の関連情報をＯＳＤ表示させて、映画等を内容豊かに聴視させることができるＤＶＤプレイヤーを提供することを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するため、本考案のうち請求項１に記載の考案は、ディスクに記録された映像情報を再生してディスプレイの画面に表示させるとともに、セットアップ時の設定内容に応じて前記映像情報に関する管理情報を前記画面にＯＳＤ表示させるＤＶＤプレイヤーにおいて、前記ＯＳＤを現在再生中の記録情報の読み取り位置情報を前記画面に表示させる第１ＯＳＤと、現在選択されている映像ストリームの詳細情報を前記画面に表示させる第２ＯＳＤとに分類し、前記第１および／または第２ＯＳＤを選択する選択手段と、この選択手段からの選択指令に応じて前記画面に前記ＯＳＤを表示させる制御手段と、を設けたことを特徴としている。

【０００７】また、請求項２に記載の考案は、ディスクに記録された映像情報を再生してディスプレイの画面に表示させるとともに、セットアップ時の設定内容に応じて前記映像情報に関する管理情報を前記画面にＯＳＤで表示させるＤＶＤプレイヤーにおいて、前記ＯＳＤ表示を管理情報の内容に応じて複数に分類し、選択指令に応じて前記画面に何れかのＯＳＤを表示させる制御手段を設けたことを特徴としている。また、請求項３に記載の考案は、前記ＯＳＤ表示が、現在再生中の記録情報の読み取り位置情報を前記画面に表示させる第１ＯＳＤと、現在選択されている映像ストリームの詳細情報を前記画面に表示させる第２ＯＳＤとに分類されていることを特徴としている。また、請求項４に記載の考案は、前記第１ＯＳＤが、ストーリー等のタイトル、チャプター、時間および残容量であり、前記第２ＯＳＤが、音声の種別や言語の種類等を含むものであることを特徴としている。

【０００８】

【考案の実施の形態】

以下、本考案の実施の形態について、図示例を参照しながら説明する。図１は、本考案に係るＤＶＤプレイヤーの電気的構成を示すブロック線図である。このＤＶＤプレイヤーは、リモコン (リモートコントローラ) １３の押キー操作によりＤＶＤ１の記録情報を再生し、モニタ１１（テレビ）の画面１１ａに映像とともに所望のＯＳＤ（オンスクリーンディスプレイ）を表示させる構成になっている。このＤＶＤ１は、記録トラックの情報記録領域に、本例では、「映画」の映像・音声情報が記録されている。また、このＤＶＤ１は、情報記録領域に映像・音声情報をディジタルデータで書き込むとき、スパイラル状の記録トラックにおける細かなポイント(位置)を示すためのアドレスが予めふられている。このアドレスは、映像・音声情報の最初の記録位置から最後の記録位置までの経過時間に対応している。

【０００９】そして、リードインエリヤのＴＯＣ領域には、各チャプターおよび各タイトルの記録位置が、記録開始位置(タイトル番号１のチャブター１番目)からの経過時間情報に対応させたアドレスデータで記録されている。よって、このＴＯＣ領域のデータが読み出されると、記録トラックに記録された映画のタイトル（ＴＴ）、チャプター（ＣＨＰ）、記録時間（Ｔｉｍｅ）、残時間（Ｒｅｍａｉｎ）および記録層（Ｌａｙｅｒ：２層記録方式の１層目か２層目かの別）等をモニタ１１の画面１１ａに表示可能である。また、このＤＶＤ１は、言語の種別、音声種別（ドルビー、チャンネル）、サブタイトル（例えば英語、フランス語、スペイン語）といった各種表示情報も記録されている。

【００１０】図１において、２は駆動系のモータであり、前記ＤＶＤ１を回転駆動させる。また、３は光ピックアップであって、ＤＶＤ１のトラックから光学的に読み取った情報を信号処理部４に送出する。この信号処理部４は、読出部６および制御部１５に接続されており、前記読取情報を信号処理してそれぞれに伝送する。なお、モータ２や光ピックアップ３は、サーボ制御部５により動作速度が制御されるようになっている。前記読出部６は、ＤＶＤ１から読み出された圧縮映像音声データ（データストリーム）を分離化部７に送出する。また、この分離化部７は、圧縮映像音声データを圧縮映像データバケットと圧縮音声データバケットとに分離し、伸長部８へ伝送する。この伸長部８は、前記分離化部７にて分離された圧縮映像データバケットおよび圧縮音声データバケットをそれぞれ復号して元の映像音声情報に伸長する。なお、これら読出部６、分離化部７および伸長部８は、一般のデコーダＩＣによって構成されている。

【００１１】また、９は映像情報出力部であって、前記伸長部８により伸長された映像データを、モニタ１１の画面１１ａに表示させるべくＮＴＳＣあるいはＰＡＬ方式のカラーテレビジョン信号に変換して出力する。１０は音声情報出カ部であり、前記伸長部８によって伸長された音声データをスピーカ１２に送出して放音させる。１３はリモコンであり、リモコン本体にＤＶＤプレイヤーを操作するための各種操作キーが配設されている。この操作キーとしては、一般のリモコンと同様、電源オン・オフ用のパワーキー、トレイ開閉用の開閉キー、再生用のプレイキー、ストップキー、クリヤーキー等の他にＯＳＤ表示用の各種キーを備えている。このキーとしては、ＭＥＮＵキーを含み、図２に示すようなＳＥＬＥＣＴ（カーソル：三角形のサインで表示）、ＳＥＴ（ＥＮＴＥＲ）、ＥＸＩＴ（ＳＥＴＵＰ）、ＣＡＮＣＥＬ（ＲＥＴＵＲＮ）等を含んでいる。このように構成されたリモコン１３は、何れかのキーが押圧操作されると、その操作内容に応じた指令が赤外線信号で送信される。１４は受信部であり、リモコン１３から送信されてくる赤外線信号を受信して、その伝送信号を制御部１５側に送出する。

【００１２】この制御部１５は、マイクロコンピュータからなり、各種データを記憶するワークメモリ１５ａやＯＳＤ回路１５ｂ等を備えている。ワークメモリ１５ａには、前記ＯＳＤ表示用のデータを記憶しているが、本例では、管理情報の内容に応じてＯＳＤ１〜ＯＳＤ３の３種に予め分類してある。すなわち、ＯＳＤ１は、画面１１ａに再生映像が表示されている状態で、図３に例示の如く上部側表示エリヤにタイトル、チャプター、時間の何れかを重ね表示する（図３は、タイトルＴＴが１／２におけるある場面を示している）。ＯＳＤ２は、図４に示す画面１１ａに再生映像が表示されている状態で、上下方向にタイトル、チャプター、タイム、残時間、記録層の順で重ね表示する。

【００１３】ＯＳＤ３は、図５に示す画面１１ａの右寄りに再生映像が表示されている状態で、左側表示エリヤ内における上下方向にタイトル、チャプター、タイム、残時間、記録層の順で重ね表示する。また、下部側表示エリヤ内にＡｕｄｉｏとして、例えば、言語の種別（Ｅｎｇ）や音声種別のＤＤ（ドルビー・ディジタル）、再生音のチャンネル（１Ｃｈ／２）を表示し、かつＳｕｂｔｉｔｌｅとして、例えば、英語、フランス語、スペイン語のうちの１つ（Ｅｎｇ／３）等を表示するものである。なお、このワークメモリ１５ａは、各ＯＳＤ１〜ＯＳＤ３の表示文字の種別や大きさを任意に選択可能とするキャラクタデータや、その文字および背景色を好みに応じて選択可能とする色パレットのデータ等も保持している。

【００１４】前記ＯＳＤ回路１５ｂは、モニタ１１の画面１１ａの表示内容をコントロールするもので、出力がモニタ１１側の映像出力部９に接続されており、制御部１５からの出力信号が導かれている。このＯＳＤ回路１５ｂは、リモコン１３の操作に基づく制御部１５の表示制御により、再生映像およびＯＳＤ表示の態様やその詳細表示に関する指令信号を出力する。また、スクリーンセーバーといった画面１１ａの保護に関する指令も出力する。再生映像については、リモコン１３のカーソルキーのうち、右側キーが操作されると映像を縮小させ、左側キーが操作されると映像を拡大させるといった表示指令を出力するようになっている。また、ＯＳＤ表示については、リモコン１３のメニューキーが操作されるに応じて、表示中のＯＳＤ１〜ＯＳＤ３のうち何れかを消去、また再表示させたり、タイトル（ＴＴ）、チャプター（ＣＨＰ）、記録時間（Ｔｉｍｅ）等を１つのみ表示させたり、任意に何れかと組み合わせて表示させるといった表示指令をも出力する。

【００１５】制御部１５は、リモコン１３からの指令に対応したモードに移行し、サーボ制御部５に制御信号を送出して駆動機構を制御することにより、通常の再生、スロー再生、早送り、早戻しおよび停止といった各種動作を実行させる。また、前記読出部６、分離化部７および伸長部８等の動作制御を行い、ＤＶＤ１の記録情報を読み出してモニタ１１の画面１１ａに映像を表示させ、かつスピーカ１２から音声を放音させたり、リモコン１３の操作によるセットアップ時の設定内容に応じて、映像情報に関する管理情報を画面１１ａに複数種のＯＳＤで表示させるといった表示制御も行う構成となっている。

【００１６】次に、上記ＤＶＤプレイヤーの動作について、図２〜図５を参照しつつ説明する。まず、ユーザーがＤＶＤ１の映画情報を再生して聴視したい場合、予めセットアップでＯＳＤ表示の種別を設定しておく。この設定においては、ユーザーがリモコン１３のメニューキーを操作すると、制御部１２がＯＳＤ回路１５ｂを制御しモニタ１１の画面１１ａにメニューを表示させる。このメニュー項目のうち、ユーザーがセットアップを選択すると、モニタ１１の画面１１ａには、図２に示す如く「セットアップ」の文字とともに「ＯＳＤ選択」の内容が表示される。

【００１７】このセットアップ画面では、右側が再生画の表示エリヤ１１ｂとされ、左側の表示エリヤ１１ｃにＯＳＤ表示の種別を示すＯＳＤ１、ＯＳＤ２、ＯＳＤ３が表示される。また、右側表示エリヤ１１ｂにタイトル番号を示す“ＴＴ１／２”が表示され、下部側の表示エリヤ１１ｄには、指示内容を示す“ＳＥＲＥＣＴ”，“ＳＥＴ” ，“ＥＸＩＴ”，“ＣＡＮＣＥＬ”がそれぞれ表示される。この表示画面を見て、ユーザーがリモコン１３のＳＥＲＥＣＴキーにより、例えばＯＳＤ１を選択し、ＳＥＴキーを操作すると、制御部１２はこれを受けてＯＳＤ選択の種別をＯＳＤ１に設定する。これに伴い、制御部１２は画面１１ａの“ＯＳＤ１”を太文字に変更させて、これが選択設定されたことを表示する。

【００１８】次いで、ユーザーがリモコン１３のプレイキーを操作すると、ＤＶＤ１のトラックから記録情報が読み取られ、そのデータストリームがデコーダＩＣに送出される。これにより、モニタ１１の画面１１ａに映画の再生画１１ｂが表示され（図３〜図５では具体的な映像の例示を省略）、これに同期してスピーカ１２から音声が放音される。この映画の再生中は、上部側表示エリヤ１１ｅにタイトルを示すＴＴ１／２を重ね表示する。ここで、ユーザーが他の項目を見たい場合、上下方向のカーソルキーを操作すると、チャプター、時間、残容量が順次表示される。よって、ユーザーは映画のストーリーのタイトル番号、チャプターの番号、残り時間といった記録内容を知ることができる。

【００１９】なお、ユーザーがＯＳＤ１の表示を消去したい場合は、リモコン１３でＣＡＮＣＥＬの操作をすればよい。すると、制御部１５は、上部側の表示エリヤ１１ｅを消去させて、画面１１ａに映画の再生画１１ｂのみを表示させる。また、ユーザーがＯＳＤ１でなくＯＳＤ２またはＯＳＤ３を表示させたいときは、前述の如くセットアップで所定の設定を行っておく。例えば、ユーザーがＯＳＤ２を選択したときは、図４に示すように、制御部１２が画面１１ａ全体に再生画１１ｂを表示させた状態で、上下方向にタイトル番号、チャプター番号、経過時間、残り時間および記録層を重ね表示する。さらに、ユーザーがＯＳＤ３を選択したときは、図５に示すように、制御部１２が画面１１ａの右側に再生画１１ｂを表示させた状態で、左側の表示エリヤ１１ｇにイトル番号やチャプター番号等を表示する。また、下部側の表示エリヤ１１ｈに音声種別やサブタイトル等を表示する。これにより、ユーザーは映画に関する多くの情報を得ることができ、映画を楽しみながら聴視することができる。

【００２０】

【考案の効果】

以上説明したように、本考案のうち請求項１に記載の考案は、選択手段からの選択指令により第１および／または第２ＯＳＤを画面に表示させるので、ユーザーは現在再生中の記録情報の読み取り位置情報や、現在選択されている映像ストリームの詳細情報を画面で見ることにより、再生映像の内容をよく知ることができて、楽しみが増す効果がある。また、請求項２に記載の考案は、選択指令に応じて画面に第１または第２ＯＳＤの何れかを表示させるので、ユーザーは現在再生中の記録情報の読み取り位置情報や、現在選択されている映像ストリームの詳細情報を画面で見ることにより、再生映像の内容をよく知ることができて、楽しみが増す効果がある。また、請求項３に記載の考案は、ＯＳＤ表示が第１ＯＳＤと第２ＯＳＤとに分類されており、ユーザーが再生中に何れかを選択すると、現在再生中の記録情報の読み取り位置情報または現在選択されている映像ストリームの詳細情報が画面に表示されるので、ユーザーは再生中に必要と感じた情報を直ぐに得ることができる利点がある。また、請求項４に記載の考案は、第１ＯＳＤがストーリー等のタイトル、チャプター、時間および残容量であり、第２ＯＳＤが、音声の種別や言語の種類等を含むものであることから、ユーザーはより詳細な情報を知ることができる利点がある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案の実施の形態に係るＤＶＤプレイヤーの
電気的構成を示すブロック線図である。

【図２】ＯＳＤ表示のセットアップ時における設定内容
が表示されたディスプレイの画面図である。

【図３】ＯＳＤ１の表示内容を示すディスプレイの画面
図である。

【図４】ＯＳＤ２の表示内容を示すディスプレイの画面
図である。

【図５】ＯＳＤ３の表示内容を示すディスプレイの画面
図である。

【符号の説明】

１ディスク１１ディスプレイ１３選択手段１５制御手段

Claims

【実用新案登録請求の範囲】

【請求項１】ディスクに記録された映像情報を再生し
てディスプレイの画面に表示させるとともに、セットア
ップ時の設定内容に応じて前記映像情報に関する管理情
報を前記画面にオンスクリーンディスプレイ（以下ＯＳ
Ｄと称す）で表示させるＤＶＤプレイヤーにおいて、前
記ＯＳＤを現在再生中の記録情報の読み取り位置情報を
前記画面に表示させる第１ＯＳＤと、現在選択されてい
る映像ストリームの詳細情報を前記画面に表示させる第
２ＯＳＤとに分類し、前記第１および／または第２ＯＳ
Ｄを選択する選択手段と、この選択手段からの選択指令
に応じて前記画面に前記ＯＳＤを表示させる制御手段
と、を設けたことを特徴とするＤＶＤプレイヤー。
【請求項２】ディスクに記録された映像情報を再生し
てディスプレイの画面に表示させるとともに、セットア
ップ時の設定内容に応じて前記映像情報に関する管理情
報を前記画面にＯＳＤで表示させるＤＶＤプレイヤーに
おいて、前記ＯＳＤ表示を管理情報の内容に応じて複数
に分類し、選択指令に応じて前記画面に何れかのＯＳＤ
を表示させる制御手段を設けたことを特徴とするＤＶＤ
プレイヤー。
【請求項３】前記ＯＳＤ表示が、現在再生中の記録情
報の読み取り位置情報を前記画面に表示させる第１ＯＳ
Ｄと、現在選択されている映像ストリームの詳細情報を
前記画面に表示させる第２ＯＳＤとに分類されているこ
とを特徴とする請求項２に記載のＤＶＤプレイヤー。
【請求項４】前記第１ＯＳＤが、ストーリー等のタイ
トル、チャプター、時間および残容量であり、前記第２
ＯＳＤが、音声の種別や言語の種類等を含むものである
ことを特徴とする請求項３に記載のＤＶＤプレイヤー。