JP3671678B2 - 部分カバーの取り付け構造 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、警報監視盤などの電気機器類について、普段は外部から非接触として操作入力不可能にしておきたい操作入力用スイッチ類を、部分カバーで塞いで外部から非接触としておき、設定時等には部分カバーを開けて内部の操作入力用スイッチ類を操作可能にすることが望まれる部分カバーの取り付け構造に関するものであり、特に、筐体からの部分カバーの脱落防止を主たる狙いとした部分カバーの取り付け構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
図7を用いて従来の部分カバーの取り付け構造を説明する。図7は電気機器の一例として例示するマンション等集合住宅用の警報監視盤に使われる部分カバーの取り付け構造を説明する図で、(a) は警報監視盤の正面図、(b) は部分カバーの開状態を示す斜視図である。
【0003】
図7に示す警報監視盤1は、壁に取り付けられており、前面側に、インターホンの受話器2や、操作用の各種ボタン等の入力スイッチキー3等を備えている。警報監視盤1は、筐体4の前面側の表面に設けられた凹部5に、各種動作モード等を設定するための操作入力用スイッチ類6を、備えている。操作入力用スイッチ類6は、警報監視盤1の各種動作モード等に代表されるような、外部から誤って設定変更がなされないようにしておきたい設定項目を設定するためのスイッチである。つまり、操作入力用スイッチ類6は、一旦設定したら普段は外部から非接触として操作入力不可能にしておきたいスイッチ類なのである。従って、凹部5の前面側には、部分カバー7が開閉可能に取り付けられている。すなわち、操作者は、通常時には、凹部5を部分カバー7で塞ぐことによって操作入力用スイッチ類6を外部から非接触にしておき、設定変更時には、部分カバー7を開けて操作入力用スイッチ類6を操作するのである。
【0004】
部分カバー7は、一辺の両端から一対の軸状突起8、8が突出して形成されている。部分カバー7は、一対の軸状突起8、8で筐体4に取り付けられ、一対の軸状突起8、8を回転軸にして凹部5を塞ぐ。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような従来の部分カバーの取り付け構造においては、部分カバー7は一対の軸状突起8、8によって筐体4に取り付いており筐体4から脱落しないものの、部分カバー7は筐体4に引っ込まないので、操作入力用スイッチ類6を扱う際に、部分カバー7が邪魔になる場合があるという問題点があった。
【0006】
本発明は上記の問題点を解決するためになされたもので、その目的とするところは、部分カバーがカバー筐体から不用意に脱落することがなく、しかも部分カバーが筐体内側に押し込めて邪魔にならない部分カバーの取り付け構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は上記の問題点を解決するため、請求項1記載の発明にあっては、造営材に固定されるベース筐体と、外面に凹部を有し前記ベース筐体のカバーとなるカバー筐体と、前記凹部を塞ぐようにして前記カバー筐体に取り付けられる部分カバーとを有する電気機器に関して、前記部分カバーには一方の端部に軸状突起が形成され、前記軸状突起が前記カバー筐体に係止することによって前記部分カバーを前記カバー筐体に取り付ける部分カバーの取り付け構造において、前記凹部に、前記カバー筐体の表面から裏面に至るまで連通する開口を設け、前記開口の周縁に、バネ部材を設け、前記部分カバーの一方の端部に対して反対側の端部である他方の端部に、前記部分カバーから延出する爪部を設け、前記部分カバーを前記カバー筐体に取り付ける場合には、前記部分カバーを、他方の端部側から、前記開口へ、前記カバー筐体の裏面から表面の向きで、前記爪部が前記バネ部材を乗り越えるまで挿通させ、前記軸状突起を回転軸として前記部分カバーを回転させて前記凹部を前記部分カバーで塞ぐようにし、前記部分カバーを開けて前記カバー筐体の表面から裏面に至る向きに前記部分カバーを押し込んでも、前記爪部が前記バネ部材に引っ掛かって前記部分カバーが前記カバー筐体から脱落することを防止したものであり、前記部分カバーをカバー筐体に取り付ける場合には、カバー筐体をベース筐から取り外した状態で、部分カバーをカバー筐体の開口に裏面から表面の向きで爪部がバネ部材を乗り越えるまで挿通させて、部分カバーがカバー筐体の表面から裏面に至る向きに押し込まれても、前記バネ部材を乗り越えた爪部が同バネ部材に引っ掛かって、部分カバーがカバー筐体から脱落しないようになしたことを特徴とする。
【0008】
請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の部分カバーの取り付け構造において、前記バネ部材は、前記カバー筐体の裏面側から表面側にかけて幅広となる断面略U字形状に形成され、前記カバー筐体の前記開口の周縁に一体に形成されるものであることを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る部分カバーの取り付け構造の一実施の形態を図1乃至図6に基づいて詳細に説明する。
【0010】
図1は部分カバーとカバー筐体との説明図で、(a) は爪部がバネ部材の弾性力にうちかつまで部分カバーを開口に挿通させている段階を説明する一部断面図、(b) は(a) に続いて爪部がバネ部材を通過した段階を説明する一部断面図である。図2は電気機器の一例として警報監視盤を示す図で、(a) は正面図、(b) は側面図、(c) は操作入力用スイッチ類を覆う部分カバーの破断図をあらわす。図3は部分カバーを示す図で、(a) は正面図、(b) は側面図、(c) は下面図をあらわす。図4は部分カバーとカバー筐体との説明図で、(a) は凹部内のバネ部材を説明するためのカバー筐体の正面図、(b) は(a) のカバー筐体をA−A‘で切った一部断面側面図、(c) は図3(c) と同様に部分カバーの下面図をあらわす。図5は部分カバーとカバー筐体との説明図で、(a) は部分カバーを斜め下方からみた斜視図、(b) はカバー筐体の開口の周縁に設けた非連通溝を説明するためにカバー筐体を裏面側からみた部分拡大図である。図6は部分カバーを電気機器の筐体の内側に押し込む作業を説明する側面図である。
【0011】
図2に示すように、電気機器の一例として、マンション等集合住宅用の警報監視盤1を例示する。警報監視盤1は、施工現場で内部結線の作業が施されるため、筐体4が、造営材に固定するベース筐体4aと、ベース筐体4aのカバーであるカバー筐体4bとに分割されている。
【0012】
ベース筐体4aは、内部に回路基板や端子台(不図示)を備えて、壁など造営材に固定されている。ベース筐体4aの内部では、造営材から引き込まれる電線や信号線などが端子台に接続され、回路基板への電源の供給および各種信号の授受が行われている。
【0013】
カバー筐体4bは、前面側に、インターホンの受話器2や、操作用の各種ボタン等の入力スイッチキー3等を備えている。警報監視盤1は、筐体4の前面側の表面に設けられた凹部5に、各種動作モード等を設定するための操作入力用スイッチ類6を、備えている。
【0014】
操作入力用スイッチ類6は、例えば、交流電源の入切スイッチ6aや、警報監視盤1の暗証番号を設定するためのディップスイッチ6bなどであり、外部から誤って設定変更がなされないようにしておきたい設定項目を設定するためのスイッチである。つまり、操作入力用スイッチ類6は、一旦設定したら普段は外部から非接触として操作入力不可能にしておきたいスイッチ類なのである。従って、凹部5の前面側には、部分カバー7が、後述するように開閉可能に取り付けられている。すなわち、操作者は、通常時には、凹部5を部分カバー7で塞ぐことによって操作入力用スイッチ類6を外部から非接触としておき、設定変更時には、部分カバー7を開けて操作入力用スイッチ類6を操作するのである。
【0015】
部分カバー7は、図3に示すように、前面である一面7aが略平面であるような概略長方形板状に形成されており、概略長方形板状の一方の端部7bの両端から、一対の軸状突起8、8が一軸C方向に突出して形成されている。また、図3(a) に示すように、部分カバー7は、概略長方形板状の一方の端部7bに対して反対側の端部である他方の端部7cに、両端から、一対の小突起9、9が突出して形成されている。さらに、他方の端部7cには、一面7aとは逆の背面側に延出する一対の爪部10、10が設けられている。
【0016】
図4(a) と図4(b) とに示すように、カバー筐体4bの凹部5には、カバー筐体4bの表面4b1 から裏面4b2 に至るまで連通する開口5aが設けられている。開口5aは、図4(a) および図4(c) に示すように、部分カバー7が他方の端部7cから挿通できる大きさに形成されている。
【0017】
また、図5(b) に示すように、開口5aの周縁に、カバー筐体4bの裏面4b2 から表面4b1 に至る途中までの長さを有して、軸状突起8に係合する一対の非連通溝11、11を設けてある。この一対の非連通溝11、11は、後述するように、部分カバー7が他方の端部7c側から開口5aに挿通される場合に、一対の軸状突起8、8に係合することによって、部分カバー7が開口5aを通過してしまわないように止める目的で設けられたものであり、一対の軸状突起8、8を非連通溝11の表面4b1 側の端部で引掛けることにより、部分カバー7の行き過ぎ防止の役目を果たす。
【0018】
さらに、図4(a) と図4(b) と図5(b) とに示すように、開口5aの周縁に、開口5aを塞ぐ方向Bに弾性伸縮する断面略U字形状の一対のバネ部材12、12が設けられている。バネ部材12の設けられる位置は、図4(a) と図4(b) とを見てわかるように、部分カバー7が他方の端部7c側から開口5aに挿通される場合に、一対の爪部10、10に略対向する位置である。一対のバネ部材12、12は、例えばカバー筐体4bとともにABS樹脂製であって、外力がかかっていない場合にカバー筐体4bの裏面4b2 側から表面4b1 側にかけて幅広となるように形成されている。
【0019】
このような部分カバー7をカバー筐体4bに取り付ける動作を、図1を参照して、以下に説明する。
【0020】
まず、取付施工を行う工事担当者は、ベース筐体4aからカバー筐体4bを一旦取り外し、ベース筐体4a側で必要な内部結線を施す。
【0021】
次に、部分カバ−7をカバー筐体4bに取り付ける。すなわち、図1(a) に示すように、部分カバ−7を、他方の端部7c側から、カバー筐体4bの裏面4b2 から表面4b1 の向きで、開口5aへ挿入し、一対の爪部10、10が一対のバネ部材12、12の弾性力にうちかつまで挿通させる。さらに、部分カバ−7を押し込むと、図4と図5とを用いて上述したように、一対の軸状突起8、8が一対の非連通溝11、11に係合し、部分カバー7がそれ以上行き過ぎないようになって止められる。なお、一対のバネ部材12、12は、自己の付勢力によって、外力がかかっていない状態の形状に戻る。すなわち、一対のバネ部材12、12は、カバー筐体4bの裏面4b2 側から表面4b1 側にかけて幅広となる状態の形状に戻る。
【0022】
部分カバ−7は、図1(b) に示すように、カバー筐体4bの表面4b1 から裏面4b2 の向きに引っ張っても、一対の爪部10、10が一対のバネ部材12、12の表面4b1 側に引っ掛かるので、もはやカバー筐体4bから不用意に脱落することはない。すなわち、部分カバ−7は、カバー筐体4bの表面4b1 から裏面4b2 の向きに引っ張れば、一対の爪部10、10が一対のバネ部材12、12の表面4b1 側に引っ掛かることによって脱落防止され、カバー筐体4bの裏面4b2 から表面4b1 の向きに引っ張れば、一対の軸状突起8、8が一対の非連通溝11、11の表面4b1 側の端部に引っ掛かって、部分カバー7がそれ以上行き過ぎないようになって脱落防止される。換言すれば、施工者がベース筐体4aの内部に必要な内部結線を施す際に、カバー筐体4bがベース筐体4aから取り外されるのであるが、この際に、カバー筐体4bが床に置かれたりひっくり返されたりされるが、部分カバ−7は、一対の爪部10、10が一対のバネ部材12、12の表面4b1 側に引っ掛かり、また、一対の軸状突起8、8が一対の非連通溝11、11の表面4b1 側の端部に引っ掛かり、カバー筐体4bから脱落しないのである。
【0023】
なお、部分カバ−7をカバー筐体4bから取り外したい場合には、ドライバー工具の先端などで、一対のバネ部材12、12の表面4b1 側を押し付けたまま、部分カバ−7を裏面4b2 側に引き抜けばよい。
【0024】
このように部分カバ−7をカバー筐体4bに、裏面4b2 から表面4b1 の向きにスライド装着した後、取付施工を行う工事担当者は、カバー筐体4bをベース筐体4aに取り付ければよい。
【0025】
取付施工を行う工事担当者は、部分カバ−7を、裏面4b2 から表面4b1 の向きに、一対の軸状突起8、8が一対の非連通溝11、11の表面4b1 側の端部に引っ掛かるまで引き出し、一対の軸状突起8、8を結ぶ一軸Cを回転軸にして、部分カバ−7を回転させる。最後に、取付施工を行う工事担当者は、一対の小突起9、9が凹部5の開口5aと反対側の端部に引っ掛かるまで、部分カバ−7の他方の端部7cをカバー筐体4bに押し込めば、凹部5を部分カバ−7で塞ぐことができる。
【0026】
このように開口5aの周縁に部分カバー7を取り付けた後、図6に示すように、凹部5がみえるように部分カバ−7を開ける場合には、一対の小突起9、9をカバー筐体4bから取り外すことによって、部分カバ−7の他方の端部7cを自由にし、部分カバ−7が開口5aに押し込めるまで、一軸Cを回転軸にして他方の端部7cを回転して持ち上げ、そのまま部分カバ−7を筐体4の内部に押し込めばよい。
【0027】
なお、部分カバ−7をスライド収納する際に部分カバ−7がベース筐体4aの内部の部品を押圧しないよう、部分カバ−7をスライド収納するためのスペースSが、ベース筐体4a側に予め確保されている。
【0028】
このようにして、凹部5がみえるように部分カバ−7を開ける際には、部分カバ−7をスライド収納することによって筐体4の内部に引っ込めることができ、操作入力用スイッチ類6を扱う際に、部分カバ−7が邪魔にならないのである。
【0029】
従って、部分カバー7の取り付け構造は、警報監視盤1の筐体4がベース筐体4aとカバー筐体4bとに分割されるものであり、開口5aを塞ぐ方向に弾性伸縮し外力がかかっていない場合にカバー筐体4bの裏面4b2 側から表面4b1 側にかけて幅広となる一対のバネ部材12、12を開口5aの周縁に設け、部分カバー7の他方の端部7cから延出する一対の爪部10、10を設け、凹部5がみえるように部分カバー7を開けて筐体4内に押し込む場合には、カバー筐体4bの表面4b1 から裏面4b2 に至る向きに部分カバー7を押し込んでも一対の爪部10、10が一対のバネ部材12、12の表面4b1 側に引っ掛かって部分カバー7がカバー筐体4bから脱落することを防止するようにしたため、部分カバー7が筐体4から不用意に脱落しなくなるので施工の手間を抑えることができ、一方で、部分カバー7が筐体4に引っ込むので操作入力用スイッチ類6を扱う際に邪魔にならない。
【0030】
また、部分カバー7をカバー筐体4bに取り付ける際には、一対の爪部10、10が一対のバネ部材12、12の弾性力にうちかつまで、部分カバー7を開口5aに挿通させるだけでよいので、取付が実に容易である。
【0031】
さらに、一対のバネ部材12、12は、カバー筐体4bの裏面4b2 側から表面4b1 側にかけて幅広となる略U字形状または略V字形状に形成され、カバー筐体4bの開口5aの周縁に一体に形成されるものであるため、一対のバネ部材12、12を略U字形状または略V字形状等、簡単な形状に形成でき、このため、一対のバネ部材12、12を、カバー筐体4bの開口5aの周縁に、容易に一体形成できる。
【0032】
なお、上記実施の形態においては、電気機器の一例として、マンション等集合住宅用の警報監視盤1を例示したが、本発明の電気機器は警報監視盤に限らず、普段は部分カバ−で塞いで外部から非接触としておきたい操作入力用スイッチ類等を有する電気機器ならば、どのようなものであってもよい。
【0033】
また、上記実施の形態においては、軸状突起8、小突起9、爪部10、非連通溝11、バネ部材12をいずれも一対設ける例を示したが、本発明はこれに限らず、軸状突起、小突起、爪部、非連通溝、バネ部材は、一対に限らず1つでもよいし、3つ以上設けられてもよい。
【0034】
また、上記実施の形態においては、部分カバーの取り付け構造は、部分カバー7が上開きになる構造を例示したが、本発明はこれに限らず、部分カバーの取り付け構造は、従来例のように部分カバーが下開きになる構造であってもよく、または左開きや右開きなどであってもよく、要するに部分カバーの回転開閉する方向は任意の方向でよい。
【0035】
【発明の効果】
請求項1記載の発明にあっては、凹部に、カバー筐体の表面から裏面に至るまで連通する開口を設け、開口の周縁に、バネ部材を設け、部分カバーの一方の端部に対して反対側の端部である他方の端部に、部分カバーから延出する爪部を設け、部分カバーをカバー筐体に取り付ける場合には、部分カバーを、他方の端部側から、開口へ、カバー筐体の裏面から表面の向きで、爪部がバネ部材を乗り越えるまで挿通させ、軸状突起を回転軸として部分カバーを回転させて凹部を部分カバーで塞ぐようにし、部分カバーを開けてカバー筐体の表面から裏面に至る向きに部分カバーを押し込んでも、爪部がバネ部材に引っ掛かって部分カバーがカバー筐体から脱落することを防止するようにしたため、部分カバーが筐体から不用意に脱落しなくなるので施工の手間を抑えることができ、一方で、部分カバーが筐体に引っ込むので凹部を扱う際に邪魔にならない。
【0036】
すなわち、部分カバーをカバー筐体に取り付ける場合には、カバー筐体をベース筐から取り外した状態で、部分カバーをカバー筐体の開口に裏面から表面の向きで爪部がバネ部材を乗り越えるまで挿通させて、部分カバーがカバー筐体の表面から裏面に至る向きに押し込まれても、前記バネ部材を乗り越えた爪部が同バネ部材に引っ掛かって、部分カバーがカバー筐体から脱落しないようになしたため、施工者がベース筐体の内部に必要な内部結線を施す際に、カバー筐体がベース筐体から取り外されるのであるが、この際に、カバー筐体が床に置かれたりひっくり返されたりされるが、部分カバ−は、爪部がバネ部材に引っ掛かり、カバー筐体から脱落しないのである。さらに、部分カバーをカバー筐体に取り付ける際には、爪部がバネ部材の弾性力にうちかつまで、部分カバーを開口に挿通させるだけでよいので、取付が実に容易である。
【0037】
請求項2記載の発明にあっては、請求項1記載の発明の効果に加えて、バネ部材は、カバー筐体の裏面側から表面側にかけて幅広となる断面略U字形状に形成され、カバー筐体の開口の周縁に一体に形成されるものであるため、バネ部材を簡単な形状に形成でき、このため、バネ部材を、カバー筐体の周縁に、容易に一体形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1の実施の形態のカバーの取り付け構造の説明図である。
【図2】同上の電気機器の一例として警報監視盤を示す図である。
【図3】同上の部分カバーを示す三面図である。
【図4】同上の部分カバーとカバー筐体との説明図である。
【図5】同上の部分カバーとカバー筐体との説明図である。
【図6】同上の部分カバーを警報監視盤の筐体の内側に押し込む作業を説明する側面図である。
【図7】従来のカバーの取り付け構造の説明図である。
【符号の説明】
1 電気機器(警報監視盤)
4 筐体
4a ベース筐体
4b カバー筐体
4b1 表面
4b2 裏面
5 凹部
5a 開口
7 部分カバー
7b 一方の端部
7c 他方の端部
8 軸状突起
10 爪部
12 バネ部材

Claims (2)

  1. 造営材に固定されるベース筐体と、外面に凹部を有し前記ベース筐体のカバーとなるカバー筐体と、前記凹部を塞ぐようにして前記カバー筐体に取り付けられる部分カバーとを有する電気機器に関して、前記部分カバーには一方の端部に軸状突起が形成され、前記軸状突起が前記カバー筐体に係止することによって前記部分カバーを前記カバー筐体に取り付ける部分カバーの取り付け構造において、前記凹部に、前記カバー筐体の表面から裏面に至るまで連通する開口を設け、前記開口の周縁に、バネ部材を設け、前記部分カバーの一方の端部に対して反対側の端部である他方の端部に、前記部分カバーから延出する爪部を設け、前記部分カバーを前記カバー筐体に取り付ける場合には、前記部分カバーを、他方の端部側から、前記開口へ、前記カバー筐体の裏面から表面の向きで、前記爪部が前記バネ部材を乗り越えるまで挿通させ、前記軸状突起を回転軸として前記部分カバーを回転させて前記凹部を前記部分カバーで塞ぐようにし、前記部分カバーを開けて前記カバー筐体の表面から裏面に至る向きに前記部分カバーを押し込んでも、前記爪部が前記バネ部材に引っ掛かって前記部分カバーが前記カバー筐体から脱落することを防止したものであり、前記部分カバーをカバー筐体に取り付ける場合には、カバー筐体をベース筐から取り外した状態で、部分カバーをカバー筐体の開口に裏面から表面の向きで爪部がバネ部材を乗り越えるまで挿通させて、部分カバーがカバー筐体の表面から裏面に至る向きに押し込まれても、前記バネ部材を乗り越えた爪部が同バネ部材に引っ掛かって、部分カバーがカバー筐体から脱落しないようになしたことを特徴とする部分カバーの取り付け構造。
  2. 前記バネ部材は、前記カバー筐体の裏面側から表面側にかけて幅広となる断面略U字形状に形成され、前記カバー筐体の前記開口の周縁に一体に形成されるものであることを特徴とする請求項1記載の部分カバーの取り付け構造。
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