JP3671332B2 - 地中連続壁とガイドウオールの結合構造および結合方法 - Google Patents

地中連続壁とガイドウオールの結合構造および結合方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、液化ガス貯蔵用地下タンク等の地下構造物を構築するための地中連続壁に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の液化ガス貯蔵用地下タンクの施工方法を図3により説明する。先ず、図(A)に示すように、地盤1の連続壁2を形成すべき部分の幅方向両端部2a、2bに、鉄筋コンクリートからなるガイドウオール3a、3bを円環状に形成する。次に、ガイドウオール3上に掘削機(図示せず)を吊り下げた揚重機を設置し、掘削機により両端部2a、2b間を掘削し、土砂を排除した空間に鉄筋篭4を挿入、設置し、ガイドウオール3a、3bの下端付近までコンクリート5を打設して筒状の連続壁2を形成する。なお、外側のガイドウオール3a内部には、曲げ引張り主鉄筋6aとずれ止め筋6bが設けられている。
【0003】
次に、図(B)に示すように、内側のガイドウオール3bを撤去し筒状の連続壁2内部を掘削していく。また、鉄筋篭4の上部に結合筋7a、7bを配筋し、結合筋7a、7bをガイドウオール3a内の主鉄筋6aとずれ止め筋6bと結合した後、図(C)に示すように、コンクリート9を打設し、これにより連続壁2とガイドウオール3aを一体化する。
【0004】
次に、図(D)に示すように、連続壁2内部に地下タンク10を構築し、連続壁2とガイドウオール3a上部に盛土1bを施工する。この種の地下構造物においては、地下水によって地下タンク10に図示矢印に示す浮力が作用するため、地下タンク10の浮き上がり抵抗重量を確保するために、連続壁2とガイドウオール3aを一体化し、ガイドウオール3aとその上部の盛土1cの重量を抵抗力として考慮している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の施工においては、連続壁2とガイドウオール3aの結合部の構築が、その下部の連続壁2の施工後に別工程で行われるため、工期および工費が増大するという問題を有している。
【0006】
本発明は、上記従来の問題を解決するものであって、工期および工費を低減させることができる地中連続壁とガイドウオールの結合構造および結合方法ことができるを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、請求項1記載の地中連続壁とガイドウオールの結合構造は、地盤1の連続壁2を形成すべき部分の幅方向両端部2a、2bに形成されたガイドウオール3a、3bと、前記ガイドウオールの一方3aに設けられた主鉄筋6aおよび結合用凹部12と、前記連続壁を形成する空間2cに配設された鉄筋篭4と、該鉄筋篭の上部と前記主鉄筋を連結する結合筋7aと、前記空間内に打設されたコンクリート16、17からなることを特徴とし、
請求項2記載の発明は、請求項1において、前記ガイドウオール内にずれ止め筋6bを配設し、該ずれ止め筋の端部をガイドウオール3aの内壁面から突出しない範囲で前記結合用凹部12内に配置させたことを特徴とし、
請求項3記載の地中連続壁とガイドウオールの結合方法は、一方のガイドウオール3a側に主鉄筋6aおよび結合用凹部12を有するように、地盤1の連続壁2を形成すべき部分の幅方向両端部2a、2bにガイドウオール3a、3bを形成する工程と、前記ガイドウオール3a、3bの間の地盤を掘削する工程と、掘削された空間2c内に鉄筋篭4を配設する工程と、前記鉄筋篭の上部と前記主鉄筋を結合筋7aにより連結する工程と、前記空間2c内に泥水中コンクリート16を設計泥水中コンクリート天端レベルWLに加えて余盛り分Hだけ打設し、その後、余盛り分だけ吸い上げ設計泥水中コンクリート天端レベルとする工程と、泥水中コンクリートの養生後、気中コンクリート17を地上レベルGLまで打設する工程とを備えたことを特徴とする。なお、上記構成に付加した番号は、本発明の理解を容易にするために図面と対比させるもので、これにより本発明が何ら限定されるものではない。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の1実施形態を示し、図(A)は、地中連続壁とガイドウオールとの鉄筋の結合構造を示す断面図、図(B)および図(C)はコンクリートによる結合方法を示す断面図である。
【0009】
図(A)において、地盤1の連続壁を形成すべき部分の幅方向両端部2a、2bに、鉄筋コンクリートからなるガイドウオール3a、3bを円環状に形成する。次に、ガイドウオール3上に掘削機(図示せず)を吊り下げた揚重機を設置し、掘削機により両端部2a、2b間を筒状に掘削し、土砂を排除した空間2cに鉄筋篭4を挿入、設置する。
【0010】
外側のガイドウオール3aの内周には、上部に連結用凹部11が形成され、連結用凹部11の下方に結合用凹部12が形成されている。また、外側のガイドウオール3aの内部上方には、曲げ引張り主鉄筋6aが設けられ、主鉄筋6aの端部は前記連結用凹部11内に突出している。そして、上記鉄筋篭4を建て込んだ後、鉄筋篭4の最上部にL字状の結合筋7aを固定し、結合筋7aをガイドウオール3a内の主鉄筋6aとナット13により結合する。なお、15は泥水位であり、本発明においては、泥水位15以下での従来のずれ止め筋(図2の6b)による結合を無くし、その代わりに結合用凹部12を設けている。
【0011】
次に、図(B)に示すように、空間2c内に泥水中コンクリート16を設計泥水中コンクリート天端レベルWL+余盛りH(一般には50cm)分だけ打設し、その後、余盛り分だけスライム、生コンをバキュームで吸い上げ設計泥水中コンクリート天端レベルとする。なお、泥水中コンクリート16を地上レベルGLまで打設しても良い。
【0012】
その後すみやかに、図(C)に示すように、気中コンクリート17を地上レベルGLまで打設する。その結果、気中コンクリート17とガイドウオール3aは、主鉄筋6aと結合筋7aの連結および連結用凹部11、結合用凹部12によるせん断キーの作用により強固に一体化される。
【0013】
このように気中コンクリート17を施工する理由として、泥水中コンクリートに比べて気中コンクリートの配合はセメント量が少なく安価であること、一般に連続壁のコンクリート強度はガイドウオールに比べて大きいが、気中コンクリートはガイドウオールの強度と同等にすることができること、スライムがないためガイドウオール3aの結合用凹部12への充填、付着性能が高いこと、バイブレータをかけやすいこと等が挙げられる。
【0014】
図2は、本発明の地中連続壁とガイドウオールの結合構造の他の実施形態を示す断面図である。なお、上記実施形態と同一の構成については同一番号を付して説明を省略する。本実施形態においては、ガイドウオール3a内に、ずれ止め筋6bを配設し、ずれ止め筋6bの端部をガイドウオール3aの内壁面から突出しない範囲で結合用凹部12内に配置させるようにしている。
【0015】
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態においては結合用凹部12の形状を断面台形状としているが、これに限定されるものではなく、また、凹凸が複数あるようにしても良い。
【0016】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、連続壁と結合部を構築する配筋工程およびコンクリート打設工程を一体化することができるため、工期および工費を低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施形態を示し、図(A)は、地中連続壁とガイドウオールとの鉄筋の結合構造を示す断面図、図(B)および図(C)はコンクリートによる結合方法を示す断面図である。
【図2】本発明の地中連続壁とガイドウオールの結合構造の他の実施形態を示す断面図である。
【図3】従来の液化ガス貯蔵用地下タンクの施工方法を説明するための断面図である。
【符号の説明】
1…地盤
2…連続壁
2a、2b…幅方向両端部
2c…空間
3a、3b…ガイドウオール
4…鉄筋篭
6a…主鉄筋
6b…ずれ止め筋
7a…結合筋
12…結合用凹部
16…泥水中コンクリート
17…気中コンクリート

Claims (3)

  1. 地盤の連続壁を形成すべき部分の幅方向両端部に形成されたガイドウオールと、前記ガイドウオールの一方に設けられた主鉄筋および結合用凹部と、前記連続壁を形成する空間に配設された鉄筋篭と、該鉄筋篭の上部と前記主鉄筋を連結する結合筋と、前記空間内に打設されたコンクリートからなることを特徴とする地中連続壁とガイドウオールの結合構造。
  2. 前記ガイドウオール内にずれ止め筋を配設し、該ずれ止め筋の端部をガイドウオールの内壁面から突出しない範囲で前記結合用凹部内に配置させたことを特徴とする請求項1記載の地中連続壁とガイドウオールの結合構造。
  3. 一方のガイドウオール側に主鉄筋および結合用凹部を有するように、地盤の連続壁を形成すべき部分の幅方向両端部にガイドウオールを形成する工程と、前記ガイドウオールの間の地盤を掘削する工程と、掘削された空間内に鉄筋篭を配設する工程と、前記鉄筋篭の上部と前記主鉄筋を結合筋により連結する工程と、前記空間内に泥水中コンクリートを設計泥水中コンクリート天端レベルに加えて余盛り分だけ打設し、その後、余盛り分だけ吸い上げ設計泥水中コンクリート天端レベルとする工程と、泥水中コンクリートの養生後、気中コンクリートを地上レベルまで打設する工程とを備えたことを特徴とする地中連続壁とガイドウオールの結合方法。
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