JP3671197B2 - 画面入力装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は表示画面に所定の表示を行う表示器と、その表示画面に対する入力操作位置を検出する入力位置検出手段とを具備し、表示画面に対して指で入力操作を行う画面入力装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は先に特願2001−342174号にて入力操作面を押圧操作する位置によらず、均一な操作荷重及びクリック感が得られるようにした画面入力装置を提案した。
図4及び5はその画面入力装置の要部外観構造をそれぞれ斜め上及び斜め下から見て示したものであり、図6及び7はそれを各部に分解し、それぞれ斜め上及び斜め下から見た状態を示したものである。また、図8は図4及び5に示した構成の断面構造概略を入力位置検出手段と共に示したものである。まず、図6及び7を参照して各部の構造について説明する。
【0003】
ベゼル31は入力操作面を構成する透明板15の周縁を保持する枠部32と、その枠部32の互いに対向する位置から枠部32の枠のなす面(入力操作面)と垂直方向に突出形成された一対の幅広脚部33とを有しており、枠部32は矩形枠状とされ、その互いに対向する長辺に幅広脚部33が設けられている。
幅広脚部33の幅は、その位置する枠部32の辺の長さに対して例えば1/2以上占めるような幅(長さ)とされ、これら幅広脚部33の先端における幅方向両端面にはそれぞれ軸34が互いに外向きに突出形成されている。
なお、これら幅広脚部33の互いに対向する内面の幅方向中央部には幅広脚部33の突出方向に伸長する凹部35(図7参照)がそれぞれ形成されている。また、枠部32の幅広脚部33が位置しない他の対向2辺の互いの外側面にはそれぞれ一対のフック36が突設されている。
【0004】
ベース41は4本の支柱42を具備し、これら支柱42によって4隅が支えられ、かつこれら支柱42によって下面側に所要の空間が構成されている。
ベース41の下面中央には台状をなす凸部43が図7に示したように設けられ、この凸部43を挟む両側に一対の支持部44と一対の支持部45とがそれぞれ突設されている。一対の支持部44の先端の互いの外側面には軸46が互いに外向きに突設されており、同様に一対の支持部45の先端にも軸46が突設されている。
一方、略矩形状をなすベース41の、ベゼル31の一対の幅広脚部33と対応する両側面には、幅広脚部33に設けられている凹部35と係合するガイド部47がそれぞれ突設され、他方ベセル31の枠部32の両側面に設けられている計4つのフック36と対応する位置にはそれぞれ係止部48が突設されて、その先端に係止窓49が形成されている。
【0005】
幅広リンク51は箱状をなし、その互いに対向する側板部52の間隔はベセル31の幅広脚部33の幅よりわずかに大とされて、この側板部52の一端側(外端側)に幅広脚部33の先端に設けられている一対の軸34と係合する長円穴53がそれぞれ形成されている。
一方、これら側板部52の各中央にはベース41の一対の支持部44の軸46と係合する支持穴54がそれぞれ形成され、さらにこれら側板部52の他端側(内端側)の外側面には長円状をなす凹部55がそれぞれ形成されている。なお、この凹部55が位置する部分の両側板部52のなす幅はわずかに狭められ、また、この幅狭とされた部分にはスイッチ押し板部56が形成されている。
【0006】
この幅広リンク51と対をなす幅広リンク61は幅広リンク51とほぼ同様の構造を有し、その互いに対向する側板部62の間隔はベゼル31の幅広脚部33の幅よりわずかに大とされて、この側板部62の一端側(外端側)に幅広脚部33の軸34と係合する長円穴63がそれぞれ形成され、各中央にベース41の支持部45の軸46と係合する支持穴64がそれぞれ形成されている。なお、これら側板部62の他端側(内端側)には互いに対向する内面に軸65がそれぞれ内向きに突設されている。
液晶表示装置等によって構成される表示器11はその上面に矩形状をなす表示画面11aを有し、また下面側にはベース41への取り付け固定用の4つの固定部11bを具備している。
【0007】
入力検出スイッチ21には押圧操作されることよりドーム状ラバーが座屈する構造のラバースイッチ等が用いられている。
次に、これら各部の組み立てについて説明する。
ベース41の下面側の凸部43上に入力検出スイッチ21を配置し、ベース41上に表示器11を搭載する。表示器11の固定はその4つの固定部11bをそれぞれネジでベース41に固定することによって行われる。
幅広リンク51の幅狭とされた内端側を幅広リンク61の内端両側板部62内に挿入し、一対の軸65と一対の凹部55とを係合させる。これにより、幅広リンク51と61とは互いの内端が互いに回動自在に係合される。
【0008】
これら幅広リンク51及び61の各一対の支持穴54及び64に、ベース41の下面の各一対の支持部44及び45の軸46をそれぞれ係合させる。これにより、幅広リンク51及び61はそれぞれ一対の支持部44及び45に回動自在に支持される。
ベゼル31の枠部32に透明板15を取り付け、両幅広脚部33の凹部35をベース41のガイド部47にそれぞれ一致させてベゼル31を表示器11側から取り付ける。両幅広脚部33の先端はベース41の下面側に至り、これら幅広脚部33の先端にそれぞれ設けられている一対の軸34を幅広リンク51及び61の外側の各長円穴53,63にそれぞれ係合させる。
【0009】
両幅広脚部33と幅広リンク51及び61とはそれぞれ回動自在に係合され、ベゼル31は幅広リンク51及び61を介してベース41の支持部44,45に支持される。また、透明板15は表示器11の表示画面11aと所定の間隙を介して対向配置され、幅広リンク51のスイッチ押し板部56は入力検出スイッチ21と当接した状態となる。なお、ベゼル31の4つのフック36はそれぞれベース41の係止窓49に嵌め込まれて係止され、これにより図4及び5に示した構造が完成する。
表示器11の表示画面11aに対する入力操作位置を検出する入力位置検出手段は図8に示したように、フロントケース22内に収容配置された発光素子12と受光素子13とによって構成される。
【0010】
これら発光素子12及び受光素子13はそれぞれ基板23上に所定のピッチで所要数配列されて実装されており、入力操作面を構成する方形の透明板15の隣接2辺に沿って発光素子12がそれぞれ配列され、他の2辺に沿って受光素子13がそれぞれ配列され、これら発光素子12と受光素子13とによって透明板15上に位置検出用の光路が縦横に構成されている。
次に、上記のような構成を有する画面入力装置において、透明板15を押圧して入力操作した時の各部の動きについて説明する。
図4に示したように透明板15の4隅をa部、b部、c部及びd部とし、今、a部が押圧操作されたとする。
【0011】
a部が押圧されたことにより、透明板15には偏った力が作用する。この力はa部に近いベゼル31の一方の幅広脚部33の側縁部33aにまず作用し、この側縁部33aが押し下げられ、これにより幅広脚部33と係合されている幅広リンク51の対応する外端が押し下げられる。
幅広リンク51はベース41の支持部44の軸46に回動自在に支持されているため、この押し下げにより軸46回りに回動し、この回動によって幅広脚部33の反対側の側縁部33bが幅広リンク51によって引っ張られて下がる。つまり、幅広リンク51が回動することで透明板15のb部もa部と同一量下がる(変位する)。
【0012】
また、図9に示したように、幅広リンク51が初期の状態から時計回りに回動することで、幅広リンク51のスイッチ押し板部56が入力検出スイッチ21を押圧操作して作動させる。
一方、幅広リンク51と内端が係合されている幅広リンク61は幅広リンク51の時計回りの回動と連動して反時計回りに回動し、幅広リンク61の外端と係合されている他方の幅広脚部33は幅広リンク61によって引っ張られて下がる。これにより、透明板15のc部及びd部もa部及びb部と同一量下がる。
これら、一連の動作は瞬時に起きるものであり、a部が押圧されて押し下げられると、b〜d部も同時に同一量下がり、従ってこの画面入力装置によれば、透明板15のどこを押圧操作しても、透明板15は表示器11の表示画面11aと平行状態を保って移動するものとなっている。
【0013】
このことを言い換えると、透明板15のどこを押圧操作しても幅広リンク51と61は一定の回動運動をするということになり、従って入力検出スイッチ21を操作することによる入力検出スイッチ21からの反力は、透明板15のどこを押圧操作しても一定であり、つまり透明板15の押圧操作位置によらず、均一な操作荷重及びクリック感が得られるものとなっている。
透明板15への押圧を解除すると、入力検出スイッチ21の反力により、幅広リンク51及び61はそれぞれ反時計回り及び時計回りに回動復帰し、これによりベゼル31が押し上げられて透明板15が図8に示した初期の位置に復帰する。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、本出願人が先に提案した画面入力装置は透明板15に押下操作力を印加すると、透明板15に付加されているベゼル31が2つの幅広リンク51,61をそれぞれ回動させ、回動する幅広リンク51により入力検出スイッチ21のみが操作されることで、入力検出スイッチ21から透明板15に操作感及びクリック感が伝わり、透明板15への押下操作力を解除すると、入力検出スイッチ21からの反力のみにより2つの幅広リンク51,61が回動し、透明板15及びベゼル31が初期位置に復帰するものとなっていた。
しかるに、この画面入力装置では、例えば表示器11のサイズが大きくなり、それに伴い透明板15及びベゼル31のサイズが大きくなって、それらの重量が増大すると、以下のような問題が発生する。なお、以下の説明では幅広リンク51及び61は軸46(回動中心)に対して重量が左右均等であるとする。
【0015】
(問題点1)
この画面入力装置では、透明板15に押下操作力を印加する際、入力検出スイッチ21に加わる力は透明板15及びベゼル31の重量(=F1)と押下操作力(=F2)となる。
透明板15をゆっくりと等速度で押下操作する場合、F1とF2の合力は入力検出スイッチ21の反力(=F3)と釣り合いを保ち、この状態で透明板15は押し下がるので、
F1+F2=F3
となり、式変形により、
F2=F3−F1・・・・・・・・▲1▼
となる。
これより、透明板15の押下操作力は入力検出スイッチ21からの反力と同一ではなく、透明板15及びベゼル31の重量の影響を受けることになる。
【0016】
表示器11のサイズが小さく、透明板15及びベゼル31の重量が入力検出スイッチ21の反力に比べて十分小さければ、透明板15の押下操作力は入力検出スイッチ21からの反力と同一とみなせるが、例えば表示器11のサイズが大きくなり、透明板15及びベゼル31の重量が増大すれば、入力検出スイッチ21の反力に比べて透明板15の押下操作力が小さくなる。
一般的には透明板15の押下操作力は入力検出スイッチ21の反力に一致させることが要請されるが、この要請を満たすためには透明板15及びベゼル31の重量分だけ、反力の大きい入力検出スイッチ21を使用する必要がある。
しかしながら、一般的に反力を大きくすれば、入力検出スイッチ21の寿命が著しく低下するため、品質上、問題となる。
【0017】
(問題点2)
上記画面入力装置では、透明板15及びベゼル31の初期位置への復帰を入力検出スイッチ21の反力のみで達成しようとしている。
このため、入力検出スイッチ21の極小反力(一般的に復帰力という)が透明板15及びベゼル31の重量以下になると、透明板15及びベゼル31が初期位置に復帰しなくなるという問題が生じる。
一方、図10は上述した画面入力装置にばね71を組み合わせた構造を示したものであり、幅広リンク51,61にそれぞればね71を取り付けることで押下操作力の減少及び復帰不能といった上記問題点1,2を解決しようとするものである。しかしながら、この場合には以下の問題が生ずる。
【0018】
(問題点3)
ばね71を組み合わせることで、透明板15及びベゼル31が受ける反力は、ばね71の反力と入力検出スイッチ21の反力の合力となるが、ばね71は反力と変位とが比例するため、図11に示したように、入力検出スイッチ21のみの場合のラバー反力曲線より得られるクリック量C1に対し、ラバー+ばね反力曲線のクリック量C2は小さくなる。
つまり、入力検出スイッチ21のもつクリック量が減少し、これにより透明板15の押下操作時に感じるクリック感が減少して品位が低下するといった問題が生じる。
【0019】
この発明の目的はこれら問題に鑑み、透明板及びベゼルの重量の影響により、入力検出スイッチの反力に対して透明板の押下操作力が減少するといった現象が発生せず、また透明板及びベゼルが初期位置に復帰しなくなるといった現象も発生せず、よってこれらの点で良好な操作感及びクリック感が得られ、品質及び品位に優れた画面入力装置を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明によれば、表示画面を有する表示器と、その表示画面に対する入力操作位置を検出する入力位置検出手段とを備えた画面入力装置は、ベースと、そのベース上に搭載された表示器の、その上面に位置する表示画面と所定の間隙を介して対向配置されて入力操作面を構成する透明板と、その透明板の周縁を保持する枠部と、その枠部の互いに対向する位置から入力操作面と垂直方向に突出形成されて先端がベース側に向かって伸びる一対の幅広脚部とを備えたベゼルと、ベースに設けられた支持部にそれぞれ中間部が回動自在に支持され、互いの内端が互いに回動自在に係合され、かつ互いの外端がそれぞれ一対の幅広脚部の先端における幅方向両端に回動自在に係合されてなる一対の幅広リンクと、それら幅広リンクのいずれか一方の内端と当接された入力検出スイッチと、一対の幅広リンクの互いの内端側の一方もしくは双方に取り付けられたバラストとを具備し、バラストは透明板を保持したベゼルとほぼ等しい重量とされており、透明板を押圧して入力操作することにより、一対の幅広リンクが連動して回動して入力検出スイッチが押圧操作され、上記押圧を解除することにより、入力検出スイッチの反力により一対の幅広リンクが回動して透明板が元の位置に復帰される構造とされる。
【0021】
請求項2の発明によれば、表示画面を有する表示器と、その表示画面に対する入力操作位置を検出する入力位置検出手段とを備えた画面入力装置は、ベースと、そのベース上に搭載された表示器の、その上面に位置する表示画面と所定の間隙を介して対向配置されて入力操作面を構成する透明板と、その透明板の周縁を保持する枠部と、その枠部の互いに対向する位置から入力操作面と垂直方向に突出形成されて先端がベース側に向かって伸びる一対の幅広脚部とを備えたベゼルと、ベースに設けられた支持部にそれぞれ中間部が回動自在に支持され、互いの内端が互いに回動自在に係合され、かつ互いの外端がそれぞれ一対の幅広脚部の先端における幅方向両端に回動自在に係合されてなる一対の幅広リンクと、それら幅広リンクのいずれか一方の内端と当接された入力検出スイッチとを具備し、一対の幅広リンクは、それらの回動中心に対する内端側の重量和が外端側の重量和に対して透明板を保持したベゼルの重量とほぼ等しい分、大とされており、透明板を押圧して入力操作することにより、一対の幅広リンクが連動して回動して入力検出スイッチが押圧操作され、上記押圧を解除することにより、入力検出スイッチの反力により一対の幅広リンクが回動して透明板が元の位置に復帰される構造とされる。
【0022】
【発明の実施の形態】
この発明の実施の形態を図面を参照して実施例により説明する。
図1はこの発明による画面入力装置の一実施例の要部外観構造を示したものであり、図2はこの図1に示した構成の断面構造概略を入力位置検出手段と共に示したものである。また、図3は図2において、入力操作された状態を示したものである。なお、図4乃至9と対応する部分には同一符号を付し、その詳細な説明を省略する。
この例では図4乃至9に示した従来の画面入力装置に対し、図1乃至3に示したように幅広リンク61にバラスト81が取り付けられる。バラスト81は幅広リンク61の内端側に取り付けられ、つまりベゼル31と幅広リンク61との係合位置に対し、軸46を挟んで反対側に取り付けられる。
【0023】
バラスト81の重量はこの例では透明板15とベゼル31の重量(透明板15を保持したベゼル31の重量)と同等とされ、これにより前述した問題点1乃至3が解決されるものとなっている。以下、これを説明する。なお、この例では幅広リンク51,61は軸46(回動中心)に対して重量が左右均等とする。
(問題点1に対して)
バラスト81を幅広リンク61に取り付けることで、透明板15とベゼル31の重量が相殺され、それらの重量が実質0となる。前記▲1▼式より、
F2=F3
となり、透明板15の押下操作力は入力検出スイッチ21の反力と同一となる。
【0024】
これにより、例えば表示器11のサイズが大きくなり、透明板15及びベゼル31の重量が増大しても、透明板15の押下操作力が減少するといった問題は発生せず、またその減少を補うために反力の大きな入力検出スイッチ21を使用するといったことも必要がなくなる。
(問題点2,3に対して)
バラスト81を取り付けることで、透明板15とベゼル31の重量が相殺され、実質0となるため、入力検出スイッチ21の反力のみで、透明板15とベゼル31を初期位置へ復帰させることができる。
【0025】
また、これにより、ばね71を使用することが不要となるため、入力検出スイッチ21がもつクリック量が減少することがなく、透明板15に伝わる。
以上より、この例によれば、たとえ透明板15及びベゼル31の重量が増大しても良好な操作感及びクリック感が得られ、品質及び品位に優れた画面入力装置が得られるものとなる。
上述した例ではバラスト81を幅広リンク61に取り付けているが、バラスト81の取り付けはこれに限らず、例えば幅広リンク51に取り付けてもよいし、幅広リンク51,61双方に配分して取り付けてもよい。また、バラスト81の取り付け位置はベゼル31と幅広リンク61(51)との係合位置に対して軸46を挟んで反対側の一部であればよい。さらに、バラスト81の取り付け位置は幅広リンク61(51)の上面でも下面でもよい。
【0026】
なお、上述した例では入力位置検出手段として発光素子と受光素子とを用いた、いわゆる赤外線方式を採用しているが、入力位置検出手段はこれに限らず、抵抗膜方式のもの、あるいはメンブレンスイッチ等を用いる構成としてもよい。
上述した例では幅広リンク51,61は軸46に対して重量が左右均等としているが、例えば左右均等ではなく、ある程度の差がある場合にはその左右の重量差も考慮してバラスト81の重量を決定するのが好ましい。
また、逆に言えば、幅広リンク51,61において、軸46に対する左右の重量差を積極的に設けることにより、バラスト81を用いることなく、上記した例と同様、透明板15とベゼル31の重量を実質0とすることができる。
【0027】
即ち、幅広リンク51,61の軸46(回動中心)に対する互いの内端側の重量の和を、外端側の重量の和に対して、透明板15を保持したベゼル31の重量分、大とするようにすればよい。
この場合、幅広リンク51または61のどちらか一方のみで重量差を設けてもよく、あるいは双方で重量差を設けるようにしてもよい。このようにすれば、別部品としてのバラスト81を不要とすることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば透明板及びベゼルの重量の影響を受けないものとなり、よって入力検出スイッチの反力に対して透明板の押下操作力が減少せず、また透明板が初期位置に復帰しないといった現象も発生しないものとなり、これらの点でたとえ表示器のサイズが大きくなり、それに伴い透明板及びベゼルの重量が増大したとしても操作感及びクリック感が損なわれることなく、良好な品質及び品位を有する画面入力装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例の要部構造を示す斜視図。
【図2】この発明の一実施例を示す概略断面図。
【図3】図2において、入力操作された状態を示す図。
【図4】従来提案されている画面入力装置の要部構造を示す斜視図(斜め上から見た図)。
【図5】従来提案されている画面入力装置の要部構造を示す斜視図(斜め下から見た図)。
【図6】図4の分解斜視図(斜め上から見た図)。
【図7】図4の分解斜視図(斜め下から見た図)。
【図8】従来提案されている画面入力装置の概略断面図。
【図9】図8において、入力操作された状態を示す図。
【図10】図8の画面入力装置にばねを付加した時の力の作用を説明するための図。
【図11】ラバー(入力検出スイッチ)、ばね及びラバー+ばねのストロークに対する反力の変化を示すグラフ。

Claims (2)

  1. 表示画面を有する表示器と、その表示画面に対する入力操作位置を検出する入力位置検出手段とを備えた画面入力装置であって、
    ベースと、
    そのベース上に搭載された上記表示器の、その上面に位置する上記表示画面と所定の間隙を介して対向配置されて入力操作面を構成する透明板と、
    その透明板の周縁を保持する枠部と、その枠部の互いに対向する位置から上記入力操作面と垂直方向に突出形成されて先端が上記ベース側に向かって伸びる一対の幅広脚部とを備えたベゼルと、
    上記ベースに設けられた支持部に、それぞれ中間部が回動自在に支持され、互いの内端が互いに回動自在に係合され、かつ互いの外端がそれぞれ上記一対の幅広脚部の先端における幅方向両端に回動自在に係合されてなる一対の幅広リンクと、
    それら幅広リンクのいずれか一方の内端と当接された入力検出スイッチと、
    上記一対の幅広リンクの互いの内端側の一方もしくは双方に取り付けられたバラストとを具備し、
    上記バラストは上記透明板を保持したベゼルと等しい重量とされており、
    上記透明板を押圧して入力操作することにより、上記一対の幅広リンクが連動して回動して上記入力検出スイッチが押圧操作され、
    上記押圧を解除することにより、上記入力検出スイッチの反力により上記一対の幅広リンクが回動して上記透明板が元の位置に復帰される構造とされていることを特徴とする画面入力装置。
  2. 表示画面を有する表示器と、その表示画面に対する入力操作位置を検出する入力位置検出手段とを備えた画面入力装置であって、
    ベースと、
    そのベース上に搭載された上記表示器の、その上面に位置する上記表示画面と所定の間隙を介して対向配置されて入力操作面を構成する透明板と、
    その透明板の周縁を保持する枠部と、その枠部の互いに対向する位置から上記入力操作面と垂直方向に突出形成されて先端が上記ベース側に向かって伸びる一対の幅広脚部とを備えたベゼルと、
    上記ベースに設けられた支持部に、それぞれ中間部が回動自在に支持され、互いの内端が互いに回動自在に係合され、かつ互いの外端がそれぞれ上記一対の幅広脚部の先端における幅方向両端に回動自在に係合されてなる一対の幅広リンクと、
    それら幅広リンクのいずれか一方の内端と当接された入力検出スイッチとを具備し、
    上記一対の幅広リンクは、それらの回動中心に対する内端側の重量和が外端側の重量和に対して上記透明板を保持したベゼルの重量と等しい分、大とされており、
    上記透明板を押圧して入力操作することにより、上記一対の幅広リンクが連動して回動して上記入力検出スイッチが押圧操作され、
    上記押圧を解除することにより、上記入力検出スイッチの反力により上記一対の幅広リンクが回動して上記透明板が元の位置に復帰される構造とされていることを特徴とする画面入力装置。
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