JP3670810B2 - 高温再生器 - Google Patents

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2500/00Problems to be solved
    • F25B2500/17Size reduction

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  • Sorption Type Refrigeration Machines (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は吸収冷凍機の高温再生器の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
吸収冷凍機(吸収冷温水機などと呼ばれるものを含む)に設けられる従来の高温再生器においては、
▲1▼燃焼・加熱室に立設する液管の本数を減らして製造コストを削減する。
【0003】
▲2▼吸収液の流動制御を容易にする。
【0004】
などの観点から、長い液管を使用していたため、左右方向の寸法より上下方向の寸法の方が大きくなっている。
【0005】
このため、図5に示したように、高温再生器100と共に吸収冷凍機を構成する低温再生器200と凝縮器300を収納した上胴400と、蒸発器500と吸収器600を収納した下胴700の下方に潜り込ませることが困難で、止むなくその側方に配設していたため、設置のための広い床面積が必要であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、吸収冷凍機の設置床面積を削減するために、吸収液の流動を損ねることなく、高温再生器の高さを低く抑えて上胴と下胴の下方に潜り込ませることができるようにする必要があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため本発明は、少なくとも上下および左右両側方が二重壁構造の炉壁によって囲繞形成された燃焼・加熱室と、この燃焼・加熱室に立設されて二重壁の上部空隙部と下部空隙部とを連通する複数の液管と、燃焼・加熱室の前方に液管に臨んで横向きに設置された面状火炎型バーナと、燃焼・加熱室の後方に開設された排気口とを有して構成され、この面状火炎型バーナが生成する火炎と、排気口に向かって流れる燃焼ガスとで、器内に注入した吸収液を加熱濃縮する吸収冷凍機の高温再生器において、燃焼・加熱室は上下方向より左右方向の寸法を大きく形成し、その左右何れかに片寄せて面状火炎型バーナを設置し、且つ、二重壁を構成している外壁の上部を面状火炎型バーナ設置部と対向する左右方向の端部に片寄せて立ち上げて液ヘッダーを形成し、この液ヘッダーの上部に冷媒蒸気の流出口を開設し、この冷媒蒸気流出口の下方で排気口側に吸収液の流出口を開設するようにした第1の構成の高温再生器と、
【0008】
前記第1の構成の高温再生器において、液ヘッダーの下部で排気口側を除く部位に液管設置側と区画する隔壁が設けるようにした第2の構成の高温再生器と、
を提供するものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、本発明になる一実施形態を、図1および図2に基づいて説明する。
【0010】
1は、上下方向より左右方向の寸法の方が大きく形成された加熱・燃焼室であり、その上下と左右の両側方は二重壁によって囲繞されている。
【0011】
加熱・燃焼室1の前方にはバーナ設置口2が開口し、後方には排気口3が開口している。なお、バーナ設置口2は、加熱・燃焼室1の左右何れか、この場合は左側に片寄せて開口し、バーナ設置口2にそれ自体は従来周知の面状火炎型バーナ4が、燃焼面が横向きになるように設置されている。
【0012】
また、加熱・燃焼室1には多数の液管5が立設されて、二重壁の上部空隙6と下部空隙7とを連通し、二重壁の上部空隙6・下部空隙7・右側部空隙8・左側部空隙9などに注入した吸収液が加熱時に対流できるようになっている。
【0013】
そして、上部空隙6は、右側、すなわちバーナ設置口2と対向する端部に片寄せて上方に拡大形成されて、液ヘッダー10を形成し、この液ヘッダー10の上部の排気口3側に蒸気流出口11が開口し、その下方で中央より多少バーナ設置口2に片寄せて吸収液流出口12が開口し、右側部空隙8の下端部分に吸収液流入口13が開口している。
【0014】
また、液ヘッダー10の下部で排気口3側を除く部分には、液管5設置部と区画する隔壁14が設けられて、加熱液入口15が排気口3側に開口している。
【0015】
したがって、吸収液流入口13から吸収液をポンプ圧を利用して注入し、面状火炎型バーナ4に点火すると、面状火炎型バーナ4の表面に面状の火炎が形成され、生成した高温の燃焼ガスは加熱・燃焼室1を通って排気口3から排出される際に、液管5の管壁と、上部空隙6・下部空隙7・右側部空隙8・左側部空隙9それぞれにおいても内壁を介して加熱されるが、火炎および燃焼ガスによる加熱作用は、バーナ設置口2の側と排気口3側、また、バーナ設置口2のある左側と、バーナ設置口2がない右側の何れにおいても、火炎を形成して燃焼するバーナ設置口2側が強くてその反対側が弱い。
【0016】
特に、火炎が直接当たったり、火炎の輻射熱を受けることになる面状火炎型バーナ4の前方に位置する液管5では最大の加熱作用が生じ、この部分の液管5の内部では吸収液が沸騰し、生成する気泡のポンプ作用も加わって強い上昇流が発生し、これに伴って右側前方下部に開口した吸収液流入口13から注入された温度の低い吸収液は、下部空隙7を通ってバーナ設置口2側、すなわち左側の液管5に強く引き込まれながら、その途中にある液管5にも流入して加熱され、上昇して排気口3側に流れて加熱液入口15を通って液ヘッダー10に流入すると云った、吸収液の矢印で示す強い流れが起こるので、腐食性の吸収液が部分的に滞留したり、偏流することがなくなり、壁面の腐食が抑制される。
【0017】
また、液ヘッダー10においては、液管5の内部で沸騰する吸収液から蒸発分離されて吸収液と共に流入してきた冷媒の気泡により、冷媒を蒸発分離し吸収剤濃度が濃くなった吸収液が押し上げられて吸収液流出口12から排出される。そして、ポンプ作用を行った冷媒蒸気は、蒸気流出口11から排出される。なお、液ヘッダー10は幅広く形成されているので、液面を安定させる効果がある。
【0018】
ところで、液管5は、バーナ設置口2の側に密に立設される第1の液管群5Aと、排気口3の側に粗に立設される第2の液管群5Bとに分けて立設され、第1の液管群5Aと第2の液管群5Bとの間には液管5が立設されないて燃焼促進空間16が設けられている。
【0019】
このため、面状火炎型バーナ4が生成する火炎と燃焼ガスは、第1の液管群5Aにおいて吸収液に速やかに放熱して温度が下がるため、高温燃焼時に増加すると云われるNOxの生成量が顕著に減少し、その後は燃焼促進空間16においてさらなる温度低下を抑制して燃焼を促進し、低温燃焼時に増加すると云われるCOの発生を抑えたのち、第2の液管群5Bに放熱して排気される。
【0020】
上記構成の高温再生器100は、液ヘッダー10の部分を除いて高さが低いため、例えば図3に示したように低温再生器200と凝縮器300を収納した上胴400と、蒸発器500と吸収器600を収納した下胴700の下方に、液ヘッダー10を除く部分を潜り込ませることが可能であり、所要床面積が小さくなるので、設置場所を選定する際の自由度が増える。
【0021】
しかも、液ヘッダー10を高く形成し、その上部側に吸収液流出口12を開設してあるので、低温再生器200とのヘッド差(高低差)が小さくなり、これにより高温再生器100から低温再生器200への吸収液の流れが促進される。
【0022】
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨から逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0023】
例えば、液管5同士の間に仕切板(邪魔板)を配設して、燃焼ガスが数(2〜3)パスで流れる構造とすることなども可能である。
【0024】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の高温再生器によれば、液ヘッダー以外の高さを抑えても吸収液の強い対流が起こって局部的に滞留すると云ったことがない。したがって、低温再生器と凝縮器を収納した上胴と、蒸発器と吸収器を収納した下胴の下方に大部分を潜り込ませることが可能であり、吸収冷凍機の所要床面積が小さくなるので、設置場所を選定する際の自由度が増えると云った特長がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 正面から見た一実施形態の説明図である。
【図2】 側方から見た一実施形態の説明図である。
【図3】 一実施形態の高温再生器を用いて構成した吸収冷凍機の説明図で、(A)は正面から見た図、(B)は上方から見た図、(C)は側方から見た図である。
【図4】 従来技術の高温再生器を用いて構成した吸収冷凍機の説明図で、(A)は正面から見た図、(B)は上方から見た図、(C)は側方から見た図である。
【符号の説明】
1 加熱・燃焼室
2 バーナ設置口
3 排気口
4 面状火炎型バーナ
5 液管
5A 第1の液管群
5B 第2の液管群
6 上部空隙
7 下部空隙
8 右側部空隙
9 左側部空隙
10 液ヘッダー
11 蒸気流出口
12 吸収液流出口
13 吸収液流入口
14 隔壁
15 加熱液入口
16 燃焼促進空間
100 高温再生器
200 低温再生器
300 凝縮器
400 上胴
500 蒸発器
600 吸収器
700 下胴

Claims (2)

  1. 少なくとも上下および左右両側方が二重壁構造の炉壁によって囲繞形成された燃焼・加熱室と、この燃焼・加熱室に立設されて二重壁の上部空隙部と下部空隙部とを連通する複数の液管と、燃焼・加熱室の前方に液管に臨んで横向きに設置された面状火炎型バーナと、燃焼・加熱室の後方に開設された排気口とを有して構成され、この面状火炎型バーナが生成する火炎と、排気口に向かって流れる燃焼ガスとで、器内に注入した吸収液を加熱濃縮する吸収冷凍機の高温再生器において、
    燃焼・加熱室は上下方向より左右方向の寸法を大きく形成し、その左右何れかに片寄せて面状火炎型バーナを設置し、且つ、二重壁を構成している外壁の上部を面状火炎型バーナ設置部と対向する左右方向の端部に片寄せて立ち上げて液ヘッダーを形成し、この液ヘッダーの上部に冷媒蒸気の流出口を開設し、この冷媒蒸気流出口の下方で排気口側に吸収液の流出口を開設したことを特徴とする高温再生器。
  2. 液ヘッダーの下部で排気口側を除く部位に液管設置側と区画する隔壁が設けられたことを特徴とする請求項1記載の高温再生器。
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