JPH11211271A - 高温再生器 - Google Patents

高温再生器

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JPH11211271A
JPH11211271A JP957298A JP957298A JPH11211271A JP H11211271 A JPH11211271 A JP H11211271A JP 957298 A JP957298 A JP 957298A JP 957298 A JP957298 A JP 957298A JP H11211271 A JPH11211271 A JP H11211271A
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liquid
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burner
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Norikazu Kubota
伯一 久保田
Hitoshi Shikanuma
仁志 鹿沼
Masaya Izu
正弥 伊豆
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Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
Tokyo Gas Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液管の過熱を防止して液管の腐食防止を図
る。 【解決手段】 加熱室1の上下に配置した蒸気発生部2
と下部液体循環部3と、加熱室1に立設して蒸気発生部
2と下部液体循環部3とを連通する複数の液管4と、加
熱室1の前方に液管4に臨んで横向きに設置したバーナ
9とを有し、液管4の上端を越える高さにまで注入した
吸収液11をバーナ9が生成する火炎と、この火炎から
生成されて加熱室1を流れる燃焼ガスとで加熱し、吸収
液11に含まれる冷媒を蒸発分離する吸収冷凍機の高温
再生器100において、下部液体循環部3の容積を全液
管4の内容積の30%以上とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は吸収冷凍機の高温
再生器の構成に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の高温再生器として、加熱室に多
数の液管を立設し、この内部に通す吸収液を面状火炎バ
ーナなどが生成する高温の火炎と燃焼ガスとで160℃
程度に加熱して、冷媒を蒸発分離して凝縮器などに供給
すると共に、吸収液の濃度を高めて低温再生器などに供
給する構造のものが周知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】バーナ側に位置する液
管の内部では吸収液が激しく沸騰し、気泡(水蒸気)の
発生量が多くなる。そして、気泡が介在することよって
管壁から吸収液への熱伝導が著しく低下した場合には、
その部分の温度が200℃を越えることがあり、吸収液
を電解質とし、温度の高い部分がアノード、温度の低い
部分がカソードとなる一次電池が形成され、アノードの
部分、すなわち温度の高い部分が激しく腐食される。
【0004】特に、吸収液が液管の下部から流入し難い
ときには、液管内で吸収液から蒸発分離された気泡が吸
収液から浮力を受けて上昇ようとしても、液管内への新
たな吸収液の補給が間に合わないため、液管内の圧力が
低下し、気泡には液管内に引き戻す力が作用する。この
ため、気泡は液管内で上下動を繰り返し、液管からなか
なか排出されないので、液管が過熱されて液管の腐食が
進み易いと云った問題点があり、吸収液が液管の下部か
ら流入し易くする必要があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明は、加熱室の上方に配置された蒸気発生部と、加
熱室の下方に配置された下部液体循環部と、加熱室に立
設されて蒸気発生部と下部液体循環部とを連通する金属
製の複数の液管と、加熱室の前方に液管に臨んで横向き
に設置されたバーナとを有して構成され、液管の上端を
越える高さにまで注入した吸収液をバーナが生成する火
炎と、この火炎から生成されて加熱室を流れる燃焼ガス
とで加熱し、吸収液に含まれる冷媒を蒸発分離する吸収
冷凍機の高温再生器において、下部液体循環部の容積を
全液管の内容積の30%以上としたするようにした第1
の構成の高温再生器と、
【0006】前記第1の構成の高温再生器において、下
部液体循環部のバーナ側を深く形成するようにした第2
の構成の高温再生器と、
【0007】前記第1または第2の構成の高温再生器に
おいて、吸収液注入口を下部液体循環部に設けるように
した第3の構成の高温再生器と、を提供するものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明になる高温再生器1
00の一実施形態を、図面に基づいて説明する。
【0009】1は加熱室であり、その上方には蒸気発生
部2が、下方には下部液体循環部3が鉄板などにより囲
われて設けられている。蒸気発生部2と下部液体循環部
3とは、加熱室1に立設した多数の液管4と、加熱室1
の側方に設けた二重壁の間の右側部液体循環部5と左側
部液体循環部6とを介して連通している。また、加熱室
1の前方にはバーナ設置口7が、後方には排気口8が開
口し、バーナ設置口7にはそれ自体は従来周知の面状火
炎型バーナ9が、燃焼面を液管4に向けて設置されてい
る。
【0010】液管4は、バーナ設置口7の側に千鳥状に
密に立設される本数の少ない第1の液管群4Xと、排気
口8の側に千鳥状に粗に立設される本数の多い第2の液
管群4Yとに分けて立設され、第1の液管群4Xと第2
の液管群4Yとの間には液管4が全く立設されない燃焼
促進空間10が設けられている。
【0011】液管4をこのように配設することによっ
て、面状火炎型バーナ9が生成する火炎と燃焼ガスは、
第1の液管群4Xにおいて液管内の吸収液11に速やか
に放熱して温度を下げるため、高温燃焼時に増加すると
云われるNOxの生成量が顕著に減少し、その後は燃焼
促進空間10においてさらなる温度低下を抑制して燃焼
を促進し、低温燃焼時に増加すると云われるCOの発生
を抑えたのち、第2の液管群4Yに放熱して排気するこ
とを可能にしている。
【0012】そして、下部液体循環部3の底は、バーナ
設置口7側から中央部分に掛けて配設された水平底板3
Aと、この水平底板3Aの後端3A2から後上がりに傾
斜して配設された傾斜底板3Bとからなり、水平底板3
Aの前端3A1と後端3A2との中間部分側方に吸収液
注入口12が設けられ、吸収冷凍機の図示しない吸収器
から、冷媒を吸収して吸収液濃度が低下した稀液がポン
プなどによって注入されるようになっている。
【0013】また、下部液体循環部3は、全容積が全液
管4の内容積の30%以上となるように形成されてい
る。
【0014】また、蒸気発生部2の排気口8側上方には
冷媒蒸気の流出口13が開設され、その下方の蒸気発生
部2側方には吸収液11の流出口14が開設されてい
る。
【0015】上記構成の高温再生器100においては、
吸収液注入口12を吸収冷凍機の吸収器に接続し、吸収
器で冷媒を吸収して吸収液濃度が低下した稀液をこの吸
収液注入口12から液管4の上端から溢れるまで注入し
て、器内で吸収液11が右側部液体循環部5・左側部液
体循環部6および多数の液管4を介して対流できる状態
にし、この状態で面状火炎型バーナ9に点火して器内の
吸収液11を火炎と燃焼ガスとで加熱すると、面状火炎
型バーナ9に近い液管4の内部では吸収液11が激しく
沸騰し、冷媒の気泡15が盛んに生成されるが、この気
泡15が盛んに生成される面状火炎型バーナ9側の液管
4の下方には下部液体循環部3の底が深く形成された部
分があり、ここに貯溜されている吸収液11がその上方
の液管4には抵抗なく補給されるので、気泡15のポン
プ作用によって、吸収液11の沸騰で生成された液管4
内の気泡15は、管壁を介して加熱され冷媒を蒸発分離
した高温の吸収液11と共に速やかに上方の蒸気発生部
2に排出される。
【0016】すなわち、気泡15が液管4内に滞留して
管壁から吸収液11への熱伝導を阻害することもない
し、温度の低い吸収液11が下部液体循環部3から次々
と補給されるので、液管4の一部分が200℃以上に過
熱されると云ったことはなく、したがって液管4の腐食
が防止される。
【0017】なお、気泡15と吸収液11とが気泡のポ
ンプ作用によって勢い良く上昇する面状火炎型バーナ9
側の液管4に吸収液11を補給している下部液体循環部
3には、破線矢印で示したように、右側部液体循環部5
・左側部液体循環部6の主に排気口8側を降下する吸収
液11が面状火炎型バーナ9側に引き込まれる対流によ
って補充される。
【0018】この吸収液11の上から下、排気口8側か
らバーナ設置口7側への大きな対流の強さは、例えば右
側部液体循環部5または左側部液体循環部6の排気口8
寄りの上部に設けた図示しない監視窓から気泡15の移
動速度を計測することで、評価できる。
【0019】例えば、面状火炎型バーナ9を定格燃焼さ
せたときの気泡15の移動速度は、図4に示したように
全液管4の内容積に対する下部液体循環部3の容積の比
率Kが0.25前後から急激に速くなるが、0.3以上
では比率Kを幾ら大きくしても気泡15の移動速度は殆
ど増加しない。
【0020】したがって、本発明の高温再生器100に
おいては、下部液体循環部3の容積を全液管4の内容積
の30%以上にして、下部液体循環部3への吸収液11
の速やかな補給を図り、これにより液管4の過熱を防止
し、その腐食を阻止する。
【0021】なお、液管4の管壁などを介して加熱さ
れ、吸収液11から蒸発分離して蒸気発生部2に溜った
冷媒の蒸気は、蒸気流出口13から吐出し、図示しない
吸収冷凍機の例えば低温再生器を経由して凝縮器に供給
される。また、冷媒を蒸発分離して吸収液濃度が濃くな
った吸収液11は、吸収液流出口14から吐出し、図示
しない高温熱交換器を経由して低温再生器に供給され
る。
【0022】ところで、本発明は上記実施形態に限定さ
れるものではないので、特許請求の範囲に記載の趣旨か
ら逸脱しない範囲で各種の変形実施が可能である。
【0023】例えば、下部液体循環部3の底は一様な深
さに形成しても良い。また、吸収液注入口12は排気口
8側の下部液体循環部3に設けるようにすることなども
可能である。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明の高温再生器
においては、下部液体循環部に溜っている吸収液が液管
の下部から容易に補給される構成となっているので、液
管内で生成される気泡は加熱されて気泡を蒸発分離した
吸収液と共に気泡のポンプ作用によって速やかに上方の
蒸気発生部に排出される。したがって、液管の一部分が
200℃以上に過熱されることはなく、これにより液管
の腐食が防止される。
【0025】特に、吸収液注入口を下部液体循環部に設
けるようにした高温再生器においては、吸収液が沸騰し
ている液管の下部から温度の低い吸収液が直接補給され
るため液管の過熱を防止して腐食を防ぐ効果が高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】 側方から見た高温再生器の説明図である。
【図2】 上方から見た高温再生器の説明図である。
【図3】 図2におけるA−A断面の説明図である。
【図4】 気泡の移動速度を示す説明図である。
【符号の説明】
1 加熱室 2 蒸気発生部 3 下部液体循環部 3A 水平底板 3A1 前端 3A2 後端 3B 傾斜底板 4 液管 4X 第1の液管群 4Y 第2の液管群 5 右側部液体循環部 6 左側部液体循環部 7 バーナ設置口 8 排気口 9 面状火炎型バーナ 10 燃焼促進空間 11 吸収液 12 吸収液注入口 13 蒸気流出口 14 吸収液流出口 15 気泡 100 高温再生器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鹿沼 仁志 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内 (72)発明者 伊豆 正弥 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加熱室の上方に配置された蒸気発生部
    と、加熱室の下方に配置された下部液体循環部と、加熱
    室に立設されて蒸気発生部と下部液体循環部とを連通す
    る金属製の複数の液管と、加熱室の前方に液管に臨んで
    横向きに設置されたバーナとを有して構成され、液管の
    上端を越える高さにまで注入した吸収液をバーナが生成
    する火炎と、この火炎から生成されて加熱室を流れる燃
    焼ガスとで加熱し、吸収液に含まれる冷媒を蒸発分離す
    る吸収冷凍機の高温再生器において、 下部液体循環部の容積を全液管の内容積の30%以上と
    したことを特徴とする高温再生器。
  2. 【請求項2】 下部液体循環部はバーナ側が深く形成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載の高温再生器。
  3. 【請求項3】 吸収液注入口が下部液体循環部に設けら
    れたことを特徴とする請求項1または2記載の高温再生
    器。
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