JP3670634B2 - 半導体集積回路装置及びその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置及びその製造方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体集積回路装置及びその製造方法に関し、特に冗長救済回路や機能調整回路等に使用するヒューズ加工を行なう際のアライメント精度の向上対策に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、半導体プロセスにおける微細加工技術の進展により、半導体集積回路装置として、大容量ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリー(以下、DRAMと記す)や大容量スタティック・ランダム・アクセス・メモリー(以下、SRAMと記す)等の半導体記憶装置(以下、メモリ回路と記す)が内蔵されたシステムLSIが開発されている。また、半導体集積回路装置の高集積化を図るために、回路素子間を接続する配線には多層配線技術が使用されてきている。
【0003】
一方、微細加工技術の進展によってメモリ回路の記憶容量が大容量化されるに従い、製造工程中に発生する微細なダスト等によりメモリ回路の機能不良となる欠陥ビットが発生しやすくなっている。そして、この欠陥ビットが存在することによって半導体集積回路装置全体が不良になってしまい、製造歩留まりが低下するという問題がある。
【0004】
そこで、この欠陥ビットによる歩留まり低下を改善するための1つの解決方法として冗長救済技術がある。この冗長救済技術では、メモリ回路と同一チップ内に予備のメモリービットを同時に形成しておき、不良メモリービットが発生した場合、不良メモリビットと予備メモリービットとを切り換えてメモリ回路として必要なメモリー容量分を全て良品ビットにすると言う不良ビット救済技術である。このとき、不良メモリービットと予備メモリービットとへのアクセス信号の接続切り換えは、レーザー加工技術を用いて、チップ上の冗長救済切り換え回路のヒューズ部分にレーザービーム光を照射し熔断・切断をすることによって行なわれている。
【0005】
従来、多層配線構造を有する半導体集積回路装置では、ポリシリコンとタングステンシリサイドとが積層されたポリサイド膜からなるビット線と同時にヒューズ配線を形成し、また、3層以上の多層配線になるとアルミニウムを主成分とするAlCu膜(アルミニウム−銅の合金膜)からなるアルミニウム合金配線が用いられており、最上層に形成されるアルミニウム合金配線と同時にレーザ加工されるヒューズ配線を形成してきた。
【0006】
一方、配線の微細化に伴い、配線抵抗の上昇による回路動作の遅延や、電流による発熱の増大を抑制するために、配線材料としてアルミニウム合金膜に代えて微細化が可能で比抵抗の小さい銅膜を使用するようになってきた。ところが、製品組立時に、パッケージのリードと金属細線によって接続されるパッド部が銅膜である場合、銅膜の表面が酸化されやすい。そして、通常のワイヤボンディングでは銅表面に形成された酸化膜によって金属細線との接続が不可能なため、銅配線の引出電極部の上のみに外部接続用パッド電極となるアルミニウム合金パッド電極を形成している。
【0007】
このように、銅配線の引出電極上に形成されたアルミニウム合金パッド電極を備えている半導体集積回路装置では、従来のアルミニウム合金配線からなる多層配線構造を有する半導体集積回路装置と同様に、電気特性を評価するためのプローブ検査工程や、チップダイシング及びワイヤー接続などの組立工程におけるアライメントマークは、アルミニウム合金パッド電極と同じアルミニウム合金膜により、アルミニウム合金パッド電極の形成と同時に形成される。
【0008】
以下、従来の銅配線とアルミニウム合金パッド電極とを有する半導体集積回路装置において用いられるアライメント用マークについて説明する。
【0009】
図8は、従来の冗長救済機能を備えたDRAMやSRAM等が内蔵されたシステムLSI(半導体集積回路装置)の配線層の構成を示す断面図である。
【0010】
図8に示すように、従来の半導体集積回路装置は、Si基板101と、Si基板101の上に、デュアルダマシン法やシングルダマシン法などによって形成された多層配線層102と、多層配線層102の上に形成された絶縁膜(最上の層間絶縁膜)103とを備えている。多層配線層102のうち最上の配線層102aには、接続用配線111、通常配線112、ヒューズ配線113、ステッパ用アライメントマーク114などが含まれている。また、絶縁膜103のうち接続用配線111の上方に位置する部分は開口されていて、絶縁膜103の上から開口部の側壁を経て接続用配線111の上まで延びる外部接続用パッド電極121が設けられている。また、絶縁膜103の上には、シリコン窒化膜などからなる無機パッシベーション膜104と、有機バッファコート膜105とが順に積層されている。
【0011】
そして、絶縁膜103の上には、プローブ検査,ワイヤボンディング,ヒューズ配線の加工などを行なう際に位置合わせを行なうための検査・加工用アライメントマーク122と、無機パッシベーション膜104に開口を形成する際に位置合わせを行なうためのステッパ用アライメントマーク123とが設けられている。これらのアライメントマーク122,123は、外部接続パッド電極121と共に、アルミニウム合金膜から形成されている。そして、有機バッファコート膜105のうちヒューズ配線113の上方に位置する部分と、検査・加工用アライメントマーク122の上方に位置する部分と、外部接続パッド電極121の上方に位置する部分とは開口されている。
【0012】
また、絶縁膜103の下方に位置するステッパ用アライメントマーク114は、接続用配線111,通常配線112及びヒューズ配線113と共に、ダマシン法を用いて銅膜から形成されている。
【0013】
なお、検査・加工用アライメント用マーク122は、一般的には、チップのコーナー部付近に形成されている。また、シリコン窒化膜からなるパッシベーション膜104は、信頼性を保つことができれば必ずしも必要ではない。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、上記従来の半導体集積回路装置においては、検査・加工用アライメントマーク122は、ヒューズ配線113をレーザにより切断又は溶断する際の位置合わせを行なうための位置合わせと、外部接続パッド電極121にプローブを押し当てて検査を行なう際の位置合わせと、ワイヤボンディングを行なう際の位置合わせと、ダイシングを行なう際の位置合わせとを行なうためのアライメントマークとして兼用されている。
【0015】
ところが、冗長救済切り換え回路などのヒューズ配線のレーザー加工を行った場合、アライメントの誤差が生じて加工部などの位置ズレが発生するという不具合があった。その原因は、検査・加工用アライメントマーク122が外部接続パッド電極121と同じアルミニウム合金膜で形成されているのに対して、ヒューズ配線113は接続用配線111等と同じ銅膜で形成されているため、接続用配線111等に対する外部接続パッド電極121の位置合わせ誤差が、そのままレーザー加工時のアライメント誤差に反映され、レーザー加工装置のアライメント位置合わせ誤差に加算されてしまうことによると考えられる。
【0016】
本発明の目的は、銅配線の引出電極上にパッド電極を有する半導体集積回路装置において、ヒューズ配線のレーザー加工時のアライメント精度の向上が図れる半導体集積回路装置及びその製造方法を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明の半導体集積回路装置は、基板と、上記基板上に積層された複数の配線層と、上記複数の配線層のうち最上の配線層の上に形成された絶縁膜と、上記複数の配線層のうちいずれかの配線層に含まれ、第1の金属膜からなる接続用配線と、上記絶縁膜の上に形成され、上記接続用配線に接続される第2の金属膜からなる外部接続用パッド電極と、上記複数の配線層のうちいずれかの配線層に含まれ、上記第1の金属膜からなるヒューズ配線と、上記複数の配線層のうち上記ヒューズ配線と同じ配線層に含まれ、上記第1の金属膜からなるターゲットマークとを備え、上記ターゲットマークは、上記ヒューズ配線を切断するためのレーザー加工工程において、レーザー光を用いてアライメントする際のアライメントマークである。
【0018】
これにより、ヒューズ配線と同じ配線層に形成されたターゲットマークを用いてレーザー加工のアライメントをすることができるため、レーザー加工時におけるヒューズ配線とレーザ光の照射位置とのアライメント精度を向上することができる。
【0019】
上記絶縁膜の上に形成され、上記第2の金属膜からなる上記パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマークをさらに備えることにより、このアライメントマークを用いてプローブ検査工程あるいはダイシング工程のアライメントをすることができるため、外部接続用パッド電極あるいはスクライブラインに対する位置合わせ誤差を低減することができる。
【0020】
上記絶縁膜の上に形成され、上記第2の金属膜からなるステッパ用アライメントマークをさらに備えることができる。
【0021】
上記複数の配線層のうち上記ヒューズ配線と同じ配線層に含まれ、上記第1の金属膜からなるステッパ用アライメントマークをさらに備えることができる。
【0022】
上記ターゲットマーク及び上記パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマークは、それぞれ概略L字型の平面形状を有していることにより、アライメント用のマークを設けるための領域を小さくすることができる。
【0023】
上記ターゲットマークと上記パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマークの各概略L字型のコーナ部が平面的にみてオーバーラップし、かつ、上記ターゲットマークと上記パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマークとが各コーナ部を中心に点対称の位置に配置されていることにより、アライメント用のマークを設けるための領域をさらに小さくすることができる。
【0024】
上記ターゲットマークは、Y方向に延びる帯状体の第1Y方向マークとX方向に延びる帯状体の第1X方向マークとを有しており、上記パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマークは、Y方向に延びる帯状体の第2Y方向マークとX方向に延びる帯状体の第2X方向マークとを有しており、上記ターゲットマークと上記パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマークとの各概略L字型の各コーナ部は平面的にみて互いにオーバーラップし、かつ、上記各コーナー部において上記第1の金属膜及び第2の金属膜が形成されていないことにより、パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマークによるチップ認識の際に、より特徴のある画像認識が可能となり、さらにアライメントが容易になる。
【0025】
上記ターゲットマークと上記パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマークとは、平面的にみて互いにオーバーラップしないように配置されていることにより、アライメントの際のアライメントマークの誤認識を効果的に防止することができる。
【0026】
上記接続用配線は、上記最上の配線層に含まれていることが好ましい。
【0027】
上記絶縁膜の上方に形成され、上記ターゲットマーク,上記ヒューズ配線及び上記パッド電極の上に開口部を有するバッファーコート膜をさらに備えていることができる。
【0028】
上記絶縁膜及び上記外部接続パッド電極の一部を覆う無機パッシベーション膜をさらに備えていることにより、半導体集積回路装置への異物や水分の侵入を効果的に抑制しうる。
【0029】
上記第1の金属膜は、銅膜からなり、上記第2の金属膜は、アルミニウムを主成分とするアルミニウム合金膜からなることができる。
【0030】
本発明の半導体装置集積回路の製造方法は、基板上に、複数の配線層と、上記複数の配線層のうち最上の配線層に含まれ第1の金属膜からなる接続用配線と、上記最上の配線層の上に形成された絶縁膜と、上記絶縁膜の上に形成され上記接続用配線に接続される第2の金属膜からなる外部接続用パッド電極と、上記複数の配線層のうちいずれかの配線層に含まれ、第1の金属膜からなるヒューズ配線と、上記複数の配線層のうち上記ヒューズ配線と同じ配線層に含まれ、第1の金属膜からなるターゲットマークとを形成する工程(a)と、上記ヒューズ配線をレーザー加工によって切断する工程(b)とを備え、上記工程(b)では、上記ターゲットマークをアライメントマークとして、レーザー光を用いてアライメントを行なった後、上記レーザー加工を行なうことを特徴とする。
【0031】
これにより、レーザー加工を行なう際のレーザ光の照射位置とヒューズ配線との位置合わせを高精度で行なうことができるので、やり直しのできないヒューズ配線のレーザ加工のミスに起因する不良の発生を抑制することができる。
【0032】
上記絶縁膜の上に、上記接続用配線に接続される第2の金属膜からなる上記パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマークを形成する工程をさらに含み、上記パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマークを用いて、プローブ検査及び半導体集積回路チップ形成用ダイシングのうちの少なくとも一方のためのアライメントを行う工程(c)をさらに含むことが好ましい。
【0033】
上記工程(a)では、上記第1の金属膜として銅膜を用い、上記第2の金属膜としてアルミニウムを主成分とするアルミニウム合金膜を用いることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態の冗長救済機能を備えたDRAMやSRAM等が内蔵されたシステムLSI(半導体集積回路装置)の配線層の構成を示す断面図である。
【0035】
図1に示すように、第1の実施形態の半導体集積回路装置は、トランジスタ素子やメモリ素子及びこれらの素子を接続する銅配線(図示せず)が形成されているSi基板11と、Si基板11の上に、多層配線層12と、多層配線層12の上に形成された絶縁層(最上の層間絶縁膜)13とを備えている。多層配線層12は、デュアルダマシン法によって層間絶縁膜16a〜16nにそれぞれ埋め込まれたn個(例えば6層)の配線層12a〜12nからなり、多層配線層12のうち最上の配線層12aには、接続用配線21,通常配線22,ヒューズ配線23,ステッパ用アライメントマーク24及びターゲットマーク25などが含まれている。また、絶縁膜13のうち接続用配線21の上方に位置する部分は開口されていて、絶縁膜13の上から開口部の側壁を経て接続用配線21の上まで延びる外部接続用パッド電極31が設けられている。また、絶縁膜13の上には、シリコン窒化膜などからなる無機パッシベーション膜14と、有機バッファコート膜15とが順に積層されている。
【0036】
そして、絶縁膜13の上には、プローブ検査,ワイヤボンディング,ダイシングなどを行なう際に位置合わせを行なうための検査・加工用アライメントマーク32と、無機パッシベーション膜14に開口を形成する際に位置合わせを行なうためのステッパ用アライメントマーク33とが設けられている。これらのアライメントマーク32,33は、外部接続パッド電極31と共に、アルミニウム合金膜から形成されている。そして、有機バッファコート膜15のうちヒューズ配線23の上方に位置する部分(開口部15b)と、ターゲットマーク25及び検査・加工用アライメントマーク32の上方に位置する部分(開口部15a)と、外部接続パッド電極31の上方に位置する部分(開口部14a)とは開口されている。
【0037】
ここで、本実施形態においては、絶縁膜13の下方に位置するターゲットマーク25及びステッパ用アライメントマーク24は、デュアルダマシン法により、接続用配線21,通常配線22及びヒューズ配線23と共に、銅膜から形成されている。このターゲットマーク25及びアライメントマーク24は、必要がなければビア部分のないトレンチ配線のみでも構わない。
【0038】
なお、これらのアライメント用マークは、一般的には、チップのコーナー部付近に形成されている。また、シリコン窒化膜(プラズマ窒化膜)からなるパッシベーション膜14は、信頼性を保つことができれば必ずしも必要ではない。
【0039】
図2(a),(b)は、それぞれ順に、図1に示すアライメントマーク付近の構造を示す平面図,及びIIb−IIb線における断面図である。図2(a),(b)に示すように、ターゲットマーク25は、多層配線層中の最上層の通常配線22,不良メモリービットを救済するために使用する冗長救済切り換え回路のヒューズ配線23及びステッパ用アライメントマーク24(図1参照)と共に、層間絶縁膜16aに形成された溝内に銅膜を埋め込んで形成されており、概略L字型の平面形状を有している。また、検査・加工用アライメントマーク32は、外部接続パッド電極31及びステッパ用アライメントマーク33(図1参照)と共に、アルミニウムを主成分とするアルミニウム合金膜(例えば、銅を数%含むAlCu膜)をパターニングして形成されており、概略L字型の平面形状を有している。そして、有機バッファーコート膜15のうちターゲットマーク25及び検査・加工用アライメントマーク32の上方に位置する領域には開口15aが設けられている。
【0040】
ターゲットマーク25は、Y方向に延びる第1Y方向マーク25aとX方向に延びる第1X方向マーク25bとからなる概略L字型の平面形状を有している。そして、第1Y方向マーク25a,第1X方向マーク25b共に、幅W1は10μmで、長さL1は45μmである。なお、ターゲットマーク25の幅W1,長さL1は、必ずしもこの値である必要はない。
【0041】
また、検査・加工用アライメントマーク32は、Y方向に延びる第2Y方向マーク32aとX方向に延びる第2X方向マーク32bとからなる概略L字型の平面形状を有している。そして、第2Y方向マーク32a,第2X方向マーク32b共に、幅W2は10μmで、長さL2は45μmである。検査・加工用アライメントマーク32は、特徴のある形状でチップ認識のために基板とのコントラストが大きいことが望ましい。なお、検査・加工用アライメントマーク32の幅W2,長さL2は、必ずしもこの値である必要はなく、また、その幅W2,長さL2をターゲットマーク25の幅W1,長さL1とそれぞれ一致させなくてもよい。
【0042】
なお、ステッパ用アライメントマーク33は、検査・加工用アライメントマーク32とは異なり、各ステッパ装置メーカ特有の平面形状を有しているが、その詳細な寸法は、本発明の本質的な特徴ではないので、説明を省略する。
【0043】
そして、検査・加工用アライメントマーク32は、ターゲットマーク25に対して180度回転して配置されている。しかも、ターゲットマーク25及び検査・加工用アライメントマーク32は、各マーク25,32のL字パターンのコーナー部の中心座標0(X0,Y0)が一致するように、つまり、各コーナー部が重なるように形成されている(図2(a)参照)。なお、X座標とY座標の両方が必ずしも完全に一致する必要はなく、数十μm離れていてもよい。このとき、ターゲットマーク25と検査・加工用アライメントマーク32とが互いに同一開口内に形成されていれば、位置読みとり時のレーザースキャン領域を共用することができる。
【0044】
また、有機バッファーコート膜15は、半導体集積回路チップの表面を保護するために形成されており、通常ポリイミド膜やポリベンゾオキサゾール膜が用いられ、その仕上がり膜厚は、数μm程度となる。従って、ターゲットマーク25及び検査・加工用アライメントマーク32の上方に有機バッファーコート膜15がそのまま存在すると位置読みとりのためのレーザ光の各マーク25,32からの反射量が小さくなり、有機バッファーコート膜15の膜厚が厚くなるほどコントラストが小さくなるため、有機バッファーコート膜15に開口15aを形成することによって、ターゲットマーク25及び検査・加工用アライメントマーク32と下地とのコントラストを上げている。
【0045】
なお、図2(b)に示す構造においては、有機バッファーコート膜15の開口部15a内に無機パッシベーション膜14が残存しているが、無機パッシベーション膜14のうち有機バッファーコート膜15の開口部15a内に位置する部分を全体的に薄くしてもよいし、完全に除去してもよい。
【0046】
次に、第1の実施形態に係るアライメントマークを用いたアライメント方法について説明する。
【0047】
ターゲットマーク25は、冗長救済切り換え回路のヒューズ配線を切断するためのレーザー加工工程におけるアライメントマークとして用い、検査・加工用アライメントマーク32はプローブ検査工程,ワイヤボンディング工程や半導体集積回路チップのダイシング工程におけるアライメントマークとして用いる。
【0048】
レーザー加工工程では、ターゲットマーク25を用いて、まず、第1Y方向マーク25aを横断するように、ヒューズ加工用レーザー光をX方向に走査し(X−X’間)、その反射レーザー光をモニターして、ターゲットマーク25の第1Y方向マーク25aの中心のX座標を確定する。次に、第1X方向マーク25bを横断するように、ヒューズ加工用レーザー光をY方向に走査し(Y−Y’間)、その反射レーザー光をモニターしてターゲットマーク25の第1X方向マーク25bの中心のY座標を確定する。このとき、第1X方向マーク25bのY座標を先に確定してもよい。このアライメントを行なう際には、レーザ光の強度は、加工時の強度の1/10以下に弱め、ターゲットマークの損傷を避ける。その後、加工が必要なヒューズ配線23に通常は1パルスのレーザ光を照射してヒューズ配線23を切断する。あるいは、レーザ光を照射しながら、レーザ光をX方向及びY方向に必要に応じて走査することにより、ヒューズ配線23を切断する。このときの加工位置ずれに対しては、やり直しが不可能である。なお、ターゲットマーク25は、チップのコーナー部に配置され、少なくとも対角位置に2箇所に設けられていることが望ましい。これにより、チップローテーションや収縮の補正が可能になる。
【0049】
また、プローブ検査工程またはダイシング工程では、検査・加工用アライメントマーク32を用い、通常画像認識方法により、X座標及びY座標の両方を確定する。
【0050】
また、露光工程では、ステッパ用アライメントマーク24,33を用い、レジスト膜を露光する光源とは別のレーザ光源を照射して得られる反射回折光から位置の計測を行なう。ただし、いったんレチクルパターンを形成したレジスト膜と下地回路パターンとの重ね合わせ誤差を計測した結果を露光装置にフィードバックして重ね合わせ誤差をちいさくする手段を採っている。このときの重ね合わせずれに対しては、レジスト膜を再生することにより、再度パターン形成が可能なので、やり直しが可能である。
【0051】
本実施形態の半導体集積回路装置の構造上の特徴は、ターゲットマーク25が、不良メモリービットを救済するために使用する冗長救済切り換え回路の銅膜からなるヒューズ配線23と同じ配線層に含まれていることにある。つまり、ターゲットマーク25とヒューズ配線23とは、同じマスクを用いて形成された溝に埋め込まれていることから、ヒューズ配線23のレーザ加工の際に、ターゲットマーク25を用いて、ヒューズ配線23の切断のためのアライメントを行なうことにより、従来のようなヒューズ配線23の切断時の位置ずれを低減することができ、ヒューズ配線23のレーザ加工の際の不良の低減を図ることができる。つまり、従来のようにヒューズ配線とターゲットマークとで形成工程が互いに異なることに起因する位置合わせ誤差が生じない。
【0052】
しかも、レーザー光によるヒューズ配線23の加工工程では、銅膜からなる概略L字型のターゲットマーク25を加工レーザーで走査して反射レーザー光を計測しマーク位置の情報を求めることで高精度のチップのアライメントを行い、位置合わせ補正をすればヒューズ配線の切断のミスに起因する不良の発生を抑制することができる。
【0053】
さらに、プローブ検査工程,ワイヤボンディング工程あるいはダイシング工程では、外部接続パッド電極31と同じアルミニウム合金膜を用いて同層に形成した検査・加工用アライメントマーク32を用いるため、外部接続パッド電極31あるいはスクライブライン(図示せず)に対して、プローブ検査,ワイヤボンディングあるいはダイシングのための位置合わせを、周知の機構を用いて高精度に行なうことができる。
【0054】
ターゲットマーク25とヒューズ配線23とは、同じ配線層に含まれていることは必要であるが、両者が必ずしも最上の配線層12aに含まれている必要はなく、多層配線層12のいずれかの配線層に含まれていればよい。ただし、ヒューズ配線23が最上の配線層12aに含まれていることにより、レーザ加工時にレーザ光が通過する層間絶縁膜の膜厚を薄くすることできるので、レーザ加工のミスをより低減することができる。
【0055】
なお、最上の配線層12aよりも1層下方にある配線層にヒューズ配線を配置する場合には、ヒューズ配線上の層間絶縁膜の厚さが厚くなるため、ヒューズ溶断時に大きなレーザエネルギーが必要で、しかも、ヒューズ下方の層間絶縁膜にダメージを与えてしまう。したがって、ヒューズ配線の上方の層間絶縁膜の厚さを薄くするためのエッチング工程を設けることが望ましい。
【0056】
また、ターゲットマーク25及び検査・加工用アライメントマーク32は、半導体集積回路チップのコーナー部の少なくとも1箇所に配置してあればよいが、さらに位置合わせ精度を向上するためには、半導体集積回路チップの全てのコーナー部に配置することが望ましい。
【0057】
また、ステッパ用アライメントマーク24,33は、レチクルに少なくとも一箇所以上配置することが必要である。
【0058】
なお、本実施形態においては、ターゲットマーク25の幅W1と検査・加工用アライメントマーク32の幅W2とが同一の場合を例示したが、ターゲットマーク25の幅W1に対して検査・加工用アライメントマーク32の幅W2を2倍以上に大きくして、プローブテスト時,ワイヤボンディング時やダイシング時に光学顕微鏡での確認を容易にしてもよいことはいうまでもない。
【0059】
また、ターゲットマーク25,ステッパ用アライメントマーク24,検査・加工用アライメントマーク32及びステッパ用アライメントマーク33との間の電気的な接続の有無は、アライメントの精度には影響がない。本実施形態では、4者の間に電気的接続が無い場合を示したが、電気的な接続が有ってもよい。
【0060】
図3は、冗長救済切り換え回路の一例を示す電気回路図である。このようなダイナミック・ランダム・アクセス・メモリでは、アドレスマルチプレクスにより、行アドレス、列アドレスを決めることにより内部のメモリが選択される。
【0061】
まず、行アドレス取込み信号/RASがLレベルになった後、列アドレス取込み信号/CASが取込まれ、アドレスバッファ回路によりアドレスに対応したA0〜Anおよび/A0〜/Anの出力信号が生成される。
【0062】
予備のメモリビットに切換える場合、出力信号A0〜Anおよび/A0〜/AnのうちHレベルとなる信号がゲートに加わったトランジスタのドレインに接続されたヒューズがレーザ光により切断されている。例えば、A0がHレベルの場合、ヒューズ41が切断され、ヒューズ42は切断されていない。逆に、A0がLレベルの場合はヒューズ41は切断されず/A0がHレベルとなるためヒューズ42は切断される。以下、同様にA1,AnがHレベルの場合、ヒューズ43,45が切断され、/A1,/AnがLレベルのためヒューズ44,46は切断されない。A1,AnがLレベルの場合、ヒューズ43,45が切断されないが、/A1,/AnがHレベルのため、ヒューズ44,46は切断される。
【0063】
そこで、列アドレス取込み信号/CASがHレベルの時、第2のトランジスタ53が導通状態になるので、ノードNはHレベルとなっており、不良メモリを予備のメモリビットに切換える場合、第1のトランジスタ47〜52がオン状態となってもヒューズ41〜46がアドレスに対応して切断されているため、ノードNの電位N(a)はHレベルのままである。
【0064】
また、予備のメモリビットに切換えないアドレスの場合、ヒューズ41〜46の中で切断されていないヒューズが接続された第1のトランジスタ47〜52の何れかがオン状態となるため、ノードNの電位N(a)はLレベルとなる。
【0065】
したがって、フリップフロップ回路57により、アドレスバッファ回路からの出力信号A0〜An,/A0〜/AnがHレベルとなった後に、セットクロック信号SCKによりノードNのレベルが取込まれて、安定に保持される。この後、行アドレス取込み信号/RASがLレベルになってからある時間が経過した後、第3,第4のトランジスタ54,55のクロック信号CK1がHレベルとなり、フリップフロップ回路57に保持されたノードNの電位状態により、トランジスタ54,55から切換え信号SCLまたはCLのいずれかがHレベルとなり出力される。
【0066】
すなわち、予備のメモリビットに切換える場合、ノードNの電位はHレベルであり、フリップフロップ回路57の出力端子QからもHレベルの信号が出力されており、第3のトランジスタ54はオン状態となり、切換え信号SCLはHレベルで出力され、予備のメモリビットが選択される。この場合、出力端子/QはLレベルが出力され、第4のトランジスタ55はオフ状態となり、切換え信号CLはLレベルのままで通常のメモリビットは選択されない。
【0067】
また、予備のメモリビットを選択しない場合は、ノードNがLレベルとなるため、切換え信号SCLはLレベルのままで選択されず、切換え信号CLはHレベルとなり、通常のメモリビットが選択される。
【0068】
なお、本発明が適用される冗長救済切り換え回路の構成は、図3に示す構成に限定されないことはいうまでもない。
【0069】
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態に係る銅配線とアルミニウム合金からなる外部接続パッド電極とを有する半導体集積回路装置で形成されるアライメントマークについて説明する。
【0070】
図4(a),(b)は、それぞれ順に、本実施形態の半導体集積回路装置のアライメントマーク付近の構造を示す平面図,及びIVb−IVb線における断面図である。本実施形態においても、ターゲットマーク28,検査加工用アライメントマーク35の構造を除く半導体集積回路装置全体の構造は、第1の実施形態と同じであり、図1に示す通りである。
【0071】
図4(a),(b)に示すように、ターゲットマーク28は、多層配線層中の最上層の通常配線22,不良メモリービットを救済するために使用する冗長救済切り換え回路のヒューズ配線23及びステッパ用アライメントマーク24(図1参照)と共に、層間絶縁膜16aに形成された溝内に銅膜を埋め込んで形成されており、コーナー部の欠けた概略L字型の平面形状を有している。また、検査・加工用アライメントマーク35は、外部接続パッド電極31及びステッパ用アライメントマーク33(図1参照)と共にアルミニウムを主成分とするアルミニウム合金膜(例えば、銅を数%含むAlCu膜)をパターニングして形成されており、コーナー部の欠けた概略型の平面形状を有している。そして、有機バッファーコート膜15のうちターゲットマーク28及び検査・加工用アライメントマーク35の上方に位置する領域には開口15aが設けられている。
【0072】
この第2の実施形態では、ターゲットマーク28と検査・加工用アライメントマーク35とが重なるL字型のコーナー部に、銅膜及びアルミニウム合金膜が形成されていない点で第1の実施形態とは異なる。
【0073】
ターゲットマーク28は、Y方向に延びる帯状体の第1Y方向マーク28aとX方向に延びる帯状体の第1X方向マーク28bとからなる概略L字型の平面形状を有している。概略L字型のコーナー部には銅膜が形成されていない。
【0074】
また、検査・加工用アライメントマーク35は、Y方向に延びる第2Y方向マーク35aとX方向に延びる第2X方向マーク35bとからなる概略L字型の平面形状を有している。
【0075】
この第2の実施形態の構成によれば、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。さらに、このような形状にすることによって、検査・加工用アライメントマーク35によるチップ認識の際に、より特徴のある画像認識が可能となり、さらにアライメントが容易になる。
【0076】
なお、図4(b)に示す構造においては、有機バッファーコート膜15の開口部15a内に無機パッシベーション膜14が残存しているが、無機パッシベーション膜14のうち有機バッファーコート膜15の開口部15a内に位置する部分を全体的に薄くしてもよいし、完全に除去してもよい。
【0077】
本実施形態においても、ターゲットマーク28とヒューズ配線23とは、同じ配線層に含まれていることは必要であるが、両者が必ずしも最上の配線層12aに含まれている必要はなく、多層配線層12のいずれかの配線層に含まれていればよい。ただし、ヒューズ配線23が最上の配線層12aに含まれていることにより、レーザ加工時にレーザ光が通過する層間絶縁膜の厚さを薄くすることができるので、加工の際のミスをより低減することができる。
【0078】
また、ターゲットマーク28,ステッパ用アライメントマーク24,検査・加工用アライメントマーク35及びステッパ用アライメントマーク33は、半導体集積回路チップのコーナー部の少なくとも1箇所に配置してあればよいが、さらに位置合わせ精度を向上するためには、半導体集積回路チップの全てのコーナー部に配置することが望ましい。
【0079】
また、第2の実施形態に係るアライメントマークを用いたアライメント方法は、第1の実施形態と同様である。
【0080】
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態に係る銅配線とアルミニウム合金からなる外部接続パッド電極とを有する半導体集積回路装置で形成されるアライメントマークについて説明する。
【0081】
図5は、本実施形態の半導体集積回路装置のアライメントマーク付近の構造を示す平面図である。本実施形態においても、ターゲットマーク29,検査加工用アライメントマーク36の構造を除く半導体集積回路装置全体の構造は、第1の実施形態と同じであり、図1に示す通りである。
【0082】
図5に示すように、ターゲットマーク29は、多層配線層中の最上層の通常配線22,不良メモリービットを救済するために使用する冗長救済切り換え回路のヒューズ配線23及びステッパ用アライメントマーク24(図1参照)と共に、層間絶縁膜16aに形成された溝内に銅膜を埋め込んで形成されている。また、検査・加工用アライメントマーク36は、外部接続パッド電極31及びステッパ用アライメントマーク33(図1参照)と共に、アルミニウムを主成分とするアルミニウム合金膜(例えば、銅を数%含むAlCu膜)をパターニングして形成されている。そして、有機バッファーコート膜15のうちターゲットマーク29及び検査・加工用アライメントマーク36の上方に位置する領域には開口15aが設けられている。
【0083】
この第3の実施形態では、ターゲットマーク29及び検査・加工用アライメントマーク36はそれぞれ概略T字型をしており、アライメントマークの形状が概略L字型の第2の実施形態とはこの点で異なる。アライメントマークの形状が異なっている点以外は、第2の実施形態と同様な構成を有している。
【0084】
ターゲットマーク29は、Y方向に延びる帯状体の第1Y方向マーク29aと、マーク29aとは間隙を隔ててX方向に延びる帯状体の第1X方向マーク29bとからなる概略T字型の平面形状を有している。
【0085】
また、検査・加工用アライメントマーク36は、Y方向に延びる第2Y方向マーク36aと、第2Y方向マーク36aとは間隙を隔ててX方向に延びる第2X方向マーク36bとからなる概略T字型の平面形状を有している。
【0086】
この第3の実施形態の構成によれば、第2の実施形態と同様な効果を得ることができる。さらに、このような概略T字型にすることによって、ターゲットマークと検査・加工用アライメントマークとを長手方向に並べて配置することにより、アライメント用のマークの配置領域の一方の幅を狭くすることができるので、チップコーナーのスクライブライン上に配置することができる。したがって、専用のアライメントマーク形成領域が不要となる。
【0087】
また、この第3の実施形態においては、ターゲットマークと検査・加工用アライメントマークとは、平面的にみて互いにオーバーラップしない位置に設けられているので、アライメントの際に、例えば検査・加工用アライメントマークからの反射光をターゲットマークからの反射光と間違うような誤認識を効果的に防止することができる。
【0088】
ただし、ターゲットマークと検査・加工用アライメントマークとが、平面的にみて全く重なっているような場合でも、例えば上方にある検査・加工用アライメントマークの幅をターゲットマークの幅の1/2である場合など、両者を識別して検知できる場合には、両者がオーバーラップしていてもよい。
【0089】
また、アライメントマーク36のみが、上述した概略L字型の平面形状を有しつつチップコーナー部に配置され、ターゲットマーク29が概略T字型の平面形状を有していてもよい。
【0090】
(その他の実施形態)
上記各実施形態においては、本発明をDRAMやSRAMが内蔵されたシステムLSIの冗長救済切り換え回路に配置されるヒューズ配線を加工するためのアライメントマークであるターゲットマークに適用した例について説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではない。本発明が適用されるアライメントマークは、レーザ加工装置を用いて加工(トリミング)される部材と、レーザ光の照射部位との位置合わせを行なうためのものであればよい。
【0091】
図6は、その他の実施形態に係る可変容量を備えた複合半導体回路の構成を概略的に示す回路図である。同図に示すように、この複合半導体回路は、サファイア基板(図示せず)上のシリコン薄膜61に形成された半導体素子62と、これと電気的に接続されるポリシリコンヒューズ付きコンデンサ63と、サファイア基板上のZnO薄膜に形成された弾性表面波型圧力振動素子66とを備えている。振動素子66は、それぞれアルミニウム1層配線の表面波励振用電極68及び反射器69により構成され、コンデンサ63は、ポリシリコンヒューズ64と2層ポリシリコン構造のコンデンサ65とにより構成されている。この複合半導体回路は、1チップ発振器として機能するものであり、振動素子66の共振周波数を変化させることによっては、±5ppm程度の発振周波数の調整が可能である。一方、直列に接続された各コンデンサ65の接続状態を、ポリシリコンヒューズ64のトリミングによって切り換えることにより、±1ppm程度の微細な周波数調整が可能となる。この例では、ポリシリコンヒューズ付きコンデンサ63は、単位容量の1倍から16倍までの値が設定されており、ポリシリコンヒューズのトリミングにより単位容量のステップで31倍の容量値まで可変である。
【0092】
このポリシリコンヒューズ64は、第1の実施形態で説明したヒューズ配線23(図1参照)のように、多層配線層中のいずれかの配線層中に配置することができ、また、ポリシリコンヒューズ64と同じポリシリコン膜からパターニングしたアライメントマーク(ターゲットマーク)を同じ配線層に形成することができる。これにより、ポリシリコンからなるターゲットマークを用いて、ポリシリコンヒューズと加工用のレーザ光の照射位置とのアライメントを高精度で行なうことができる。
【0093】
図7は、その他の実施形態に係る電圧生成回路の出力電圧の補正を行なう電圧補正回路の構成を示すブロック図である。同図に示すように、電圧補正回路は、入力電圧と基準電圧との比較を行なうためのレベル比較回路71と、補正された電圧を生成するための電圧調整回路72と、レベル比較回路71と電圧調整回路72との間に介在するヒューズ選択回路73とを備えている。レベル比較回路71は、入力電圧Vnと基準電圧との比較に基づいて、ヒューズ選択信号SLを出力する。レーザ加工装置は、ヒューズ選択信号SLに基づいて複数のヒューズのうちいずれかのヒューズを切断する。ヒューズ選択回路73は、一定電圧の信号Vcを受けて複数のヒューズのうちいずれが切断されたかを示す補正用信号Scを出力する。電圧調整回路72は、複数のヒューズFのうちいずれが切断されたかを示す補正用信号Scに基づいて、入力電圧Vnの補正値を選択し、その補正値に基づいて入力電圧Vnを補正した出力電圧Voを生成する。
【0094】
このヒューズFは、第1の実施形態で説明したヒューズ配線23(図1参照)のように、多層配線層中のいずれかの配線層中に配置することができ、また、ヒューズFと同じ導体膜(例えば銅膜,ポリシリコン膜,アルミニウム合金膜など)からパターニングしたアライメントマーク(ターゲットマーク)を同じ配線層に形成することができる。これにより、ターゲットマークを用いて、ヒューズと加工用のレーザ光の照射位置とのアライメントを高精度で行なうことができる。
【0095】
また、本発明の半導体集積回路装置は、ユーザがヒューズ加工によってゲートアレイをプログラムするように構成されたPLGA(プログラマブルゲートアレイ)にも適用することができる。
【0096】
【発明の効果】
本発明の半導体集積回路装置又はその製造方法によれば、ヒューズ配線と同じ配線層に形成されたターゲットマークを用いてアライメントすることができるため、レーザー加工装置でのヒューズ配線に対する位置合わせ精度を向上することができ、レーザ加工のミスに起因する不良の発生を抑制することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の冗長救済機能を備えたDRAM(半導体集積回路装置)やSRAMが内蔵されたシステムLSIの配線層の構成を示す断面図である。
【図2】(a),(b)は、それぞれ順に、図1に示すアライメントマーク付近の構造を示す平面図,及びIIb−IIb線における断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態における冗長救済切り換え回路の例を示す電気回路図である。
【図4】(a),(b)は、それぞれ順に、第2の実施形態の半導体集積回路装置のアライメントマーク付近の構造を示す平面図,及びIVb−IVb線における断面図である。
【図5】第3の実施形態の半導体集積回路装置のアライメントマーク付近の構造を示す平面図である。
【図6】その他の実施形態に係る可変容量を備えた複合半導体回路の構成を概略的に示す回路図である。
【図7】その他の実施形態に係る電圧生成回路の出力電圧の補正を行なう電圧補正回路の構成を示すブロック図である。
【図8】従来の冗長救済機能を備えたDRAMやSRAM等が内蔵されたシステムLSI(半導体集積回路装置)の配線層の構成を示す断面図である。
【符号の説明】
11 Si基板
12 多層配線層
12a〜12n 層間絶縁膜
13 絶縁膜
14 無機パッシベーション膜
15 有機バッファコート膜
21 接続用配線
22 通常配線
23 ヒューズ配線
24 ステッパ用アライメントマーク
25 ターゲットマーク
25a 第1Y方向マーク
25b 第1X方向マーク
31 外部接続パッド電極
32 検査・加工用アライメントマーク
32a 第2Y方向マーク
32b 第2X方向マーク
33 ステッパ用アライメントマーク

Claims (12)

  1. 基板と、
    上記基板上に積層された複数の配線層と、
    上記複数の配線層のうち最上の配線層の上に形成された絶縁膜と、
    上記複数の配線層のうちいずれかの配線層に含まれ、第1の金属膜からなる接続用配線と、
    上記絶縁膜の上に形成され、上記接続用配線に接続される第2の金属膜からなる外部接続用パッド電極と、
    上記複数の配線層のうちいずれかの配線層に含まれ、上記第1の金属膜からなるヒューズ配線と、
    上記複数の配線層のうち上記ヒューズ配線と同じ配線層に含まれ、上記第1の金属膜からなるターゲットマークと、
    上記絶縁膜の上に形成され、上記第2の金属膜からなる上記パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマークとを備え、
    上記ターゲットマーク及び上記パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマークは、それぞれ概略L字型の平面形状を有し、且つ、上記各概略L字型のコーナー部は平面的にみて互いにオーバーラップするように配置されており、
    上記ターゲットマークは、上記ヒューズ配線を切断するためのレーザー加工工程において、レーザー光を用いてアライメントする際のアライメントマークであることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 請求項記載の半導体集積回路装置において、
    上記絶縁膜の上に形成され、上記第2の金属膜からなるステッパ用アライメントマークをさらに備えていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  3. 請求項1又は2記載の半導体集積回路装置において、
    上記複数の配線層のうち上記ヒューズ配線と同じ配線層に含まれ、上記第1の金属膜からなるステッパ用アライメントマークをさらに備えていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  4. 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の半導体集積回路装置において、
    上記ターゲットマークと上記パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマークとが各コーナー部を中心に点対称の位置に配置されていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  5. 請求項1〜3のうちいずれか1つに記載の半導体集積回路装置において、
    上記ターゲットマークは、Y方向に延びる帯状体の第1Y方向マークとX方向に延びる帯状体の第1X方向マークとを有しており、
    上記パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマークは、Y方向に延びる帯状体の第2Y方向マークとX方向に延びる帯状体の第2X方向マークとを有しており、
    上記ターゲットマークと上記パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマーク上記各コーナー部において上記第1の金属膜及び第2の金属膜が形成されていないことを特徴とする半導体集積回路装置。
  6. 請求項1〜のうちいずれか1つに記載の半導体集積回路装置において、
    上記接続用配線は、上記最上の配線層に含まれていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  7. 請求項1〜のうちいずれか1つに記載の半導体集積回路装置において、
    上記絶縁膜の上方に形成され、上記ターゲットマーク,上記ヒューズ配線及び上記パッド電極の上に開口部を有するバッファーコート膜をさらに備えていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  8. 請求項1〜のうちいずれか1つに記載の半導体集積回路装置において、
    上記絶縁膜及び上記外部接続パッド電極の一部を覆う無機パッシベーション膜をさらに備えていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  9. 請求項1〜のうちいずれか1つに記載の半導体集積回路装置において、
    上記第1の金属膜は、銅膜からなり、
    上記第2の金属膜は、アルミニウムを主成分とするアルミニウム合金膜からなることを特徴とする半導体集積回路装置。
  10. 基板上に、複数の配線層と、上記複数の配線層のうち最上の配線層に含まれ第1の金属膜からなる接続用配線と、上記最上の配線層の上に形成された絶縁膜と、上記絶縁膜の上に形成され上記接続用配線に接続される第2の金属膜からなる外部接続用パッド電極と、
    上記複数の配線層のうちいずれかの配線層に含まれ、第1の金属膜からなるヒューズ配線と、上記複数の配線層のうち上記ヒューズ配線と同じ配線層に含まれ、第1の金属膜からなるターゲットマークとを形成する工程(a)と、
    上記ヒューズ配線をレーザー加工によって切断する工程(b)とを備え、
    上記工程(a)は、上記絶縁膜の上に、上記接続用配線に接続される第2の金属膜からなる上記パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマークを形成する工程をさらに含み、
    上記ターゲットマーク及び上記パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマークは、それぞれ概略L字型の平面形状を有し、且つ、上記各概略L字型のコーナー部は平面的にみて互いにオーバーラップするように配置されており、
    上記工程(b)では、上記ターゲットマークをアライメントマークとして、レーザー光を用いてアライメントを行なった後、上記レーザー加工を行なうことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  11. 請求項10記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    上記パッド電極に対する位置合わせ用アライメントマークを用いて、プローブ検査及び半導体集積回路チップ形成用ダイシングのうちの少なくとも一方のためのアライメントを行う工程(c)をさらに含むことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  12. 請求項10又は11記載の半導体集積回路装置の製造方法において、
    上記工程(a)では、上記第1の金属膜として銅膜を用い、上記第2の金属膜としてアルミニウムを主成分とするアルミニウム合金膜を用いることを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
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