JP3670520B2 - ターボ復号器およびターボ復号装置 - Google Patents

ターボ復号器およびターボ復号装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ターボ符号化方式に基づいて生成された系列を復号化するターボ復号器およびターボ復号装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
ターボ復号化方式が適用された伝送系では、送信端で行われた誤り訂正符号化方式に適応する復号化が受信端で反復して行われために、所望の伝送速度(SN比)に対してシャノンの「通信路符号化定理」で与えられる最大のSN比(伝送速度)(一般に、「シャノン限界」と称される。)に極めて近いSN比(伝送速度)が得られる。
【0003】
したがって、ターボ符号器およびターボ復号器は、深宇宙通信だけではなく、移動体通信、放送および磁気記録装置の再生系にも適用可能な符号化方式として有望であり、これらの分野に対する応用について、積極的に研究、開発および実用化が進められつつある。
【0004】
図9は、ターボ復号化方式が適用された伝送系の構成例を示す図(1) である。図において、送信端90と受信端91とは、伝送路92を介して接続される。送信端90では、伝送情報Uは、ターボ符号器93に与えられ、そのターボ符号器93の出力は伝送路92の一端にされる。
ターボ符号器93では、上述した伝送情報Uは要素符号器94-1とインタリーバ(π)95との入力に与えられ、そのインタリーバ95の出力は要素符号器94-2の入力に接続される。ターボ符号器93の出力には、
・ 伝送情報Uに何ら符号化処理が施されることなく生成された符号語(非復号化語)Xaと、
・ この伝送情報Uに要素符号器94-1が所定の誤り訂正符号化処理を施すことによって生成された符号語Xbと、
・ 同様に伝送情報Uに要素符号器94-2が所定の誤り訂正符号化処理を施すことによって生成された符号語Xcと
からなる送信系列が得られる。
【0005】
また、受信端91では、伝送路92を介して与えられ、かつ上述した符号語Xa、Xb、Xcにそれぞれ対応すると共に、軟判定の結果として得られた語ya、yb、ycからなる受信系列が受信バッファ96の対応する入力に与えられる。
なお、この受信系列には、一般に、伝送路92の伝送特性の変動やその伝送路92で重畳された雑音に起因するSN比の劣化を伴う。
【0006】
受信バッファ96の出力の内、上述した語yaに対応する出力は要素復号器97-1の第一の入力とインタリーバ(π)98-1との入力に接続され、そのインタリーバ98-1の出力は要素復号器97-2の第一の入力に接続される。受信バッファ96の出力の内、上述した語yb、ycに対応した出力はそれぞれ要素復号器97-1、97-2の第二の入力に接続され、その要素復号器97-1の出力はインタリーバ98-2を介して要素復号器97-2の第三の入力に接続される。要素復号器97-2の一方の出力は、デインタリーバ(π-1)99-1を介して要素復号器97-1の第三の入力に接続される。要素復号器97-2の他方の出力はデインタリーバ(π-1)99-2の入力に接続され、そのデインタリーバ99-2の出力には復号結果が得られる。
【0007】
なお、要素符号器94-1、94-2によって行われる符号化については、簡単のため、共に共通の拘束長および符号化率が適用されてなる畳み込み符号化であると仮定する。
このような構成の受信端91では、伝送路92を介して与えられた受信系列は、規定の符号ブロックの単位に上述した語ya、yb、ycに分離され、かつこれらの語に個別に対応した受信バッファ96の記憶領域に格納される。
【0008】
さらに、要素復号器97-1、97-2、インタリーバ98-1、98-2およびデインタリーバ99-1、99-2は、この符号ブロックに対して施されるべき復号化処理の開始に先行して初期化される。
この初期化が完了すると、要素復号器97-1は、要素復号器97-2からデインタリーバ99-1を介して与えられる尤度と、受信バッファ96からビット単位に与えられる語ya、ybとに、送信端90で要素符号器94-1によって行われた符号化処理に適応する復号化処理を施すことによって、尤度L1を出力する。
【0009】
インタリーバ98-1、98-2は、それぞれ受信バッファ96によって並行して与えられた語yaとこの尤度L1とに、送信端90でインタリーバ95によって行われたインターリーブ処理と同じインタリーブ処理を施す。
要素復号器97-2は、これらのインタリーブ処理の結果と、受信バッファ96からビット単位に与えられる語ycとに、受信端90で要素符号器94-2によって行われた符号化処理に適応する復号化処理を施すことによって、尤度L2に併せて、復調結果(ここでは、簡単のため、硬判定の結果として与えられると仮定する。)を出力する。
【0010】
デインタリーバ99-2は、デインタリーバ99-1と同様に、この復調結果にデインタリーブ処理を施すことによって、上述した伝送情報Uに最も確からしい復号結果を出力する。
また、受信端91では、要素復号器97-1、97-2、インタリーバ98-1、98-2およびデインタリーバ99-1、99-2は、受信バッファ96と共に上述したビット単位に所定の回数に亘って連係しつつ既述の処理を反復する。
【0011】
すなわち、デインタリーバ99-2の出力には、このようにして反復される復号化の仮定で上述した尤度が順次高められるために、連接符号が適用された伝送系に比べて確度高く復元された伝送情報が得られる。
図10は、ターボ復号化方式が適用された伝送系の構成例を示す図(2) である。
【0012】
図において、図9に示すものと機能および構成が同じものについては、同じ符号を付与して示し、ここでは、その説明を省略する。
図10と図9とにそれぞれ示される伝送系の構成の相違点は、受信端91に代えて備えられた受信端91Aの構成にある。
受信端91Aでは、図9および図10に二点鎖線の枠で示されるように、送信端90において要素符号器94-1によって行われる符号化処理と、インタリーバ95と要素符号器94-2との連係の下で行われる符号化処理とにそれぞれ対応した復号化処理が図9に示す受信端91と反対の順序で行われる。
【0013】
したがって、要素復号器97-1の出力には、デインタリーバ99-2を介することなく、伝送情報Uに最も確からしい復号結果が得られる。
図11は、ターボ復号化方式が適用された伝送系の構成例を示す図(3) である。
図において、図9に示すものと機能および構成が同じものについては、同じ符号を付与して示し、ここでは、その説明を省略する。
【0014】
図11と図9とにそれぞれ示される伝送系の構成の相違点は、受信端91に代えて備えられた受信端91Bの構成にある。
受信端91Bと受信端91との構成の相違点は、要素復号器97-1、97-2に代えてこれらの要素復号器97-1、97-2を兼ねる要素復号器100が備えられ、インタリーバ98-1に代えてインタリーバ101が備えられ、デインタリーバ99-2に代えてデインタリーバ102が備えられ、インタリーバ98-2とデインタリーバ99-1とに代えてこれらのインタリーバ98-2とデインタリーバ99-1とを兼ねる帰還処理部103が備えられ、受信バッファ96の出力の内、語yb、ycにそれぞれ対応した出力と要素復号器100の他方の入力との間にセレクタ104が配置されると共に、これらの要素復号器100、インタリーバ101、デインタリーバ102、帰還処理部103、セレクタ104および受信バッファ96の制御端子に対応する出力ポートが接続された制御部105が備えられた点にある。
【0015】
このような構成の受信端91Bでは、制御部105は、受信バッファ96からビット単位に読み出される語ya、yb、ycとの同期をとり、そのビット毎に、
(a) 要素復号器100が行うべき復号化処理の形態、
(b) インタリーバ101がインタリーブ処理を行うべきか否かを示す情報I、
(c) デインタリーバ102がデインタリーブ処理を行うべき否かを示す情報D、
(d) インタリーブ処理とデインタリーブ処理との内、帰還処理部103が行うべ
き一方を示す情報F、
(e) 語yb、ycの内、セレクタが選択すべき一方を示す情報S
を交互に切り替える。
【0016】
すなわち、要素復号器100は、制御部105の主導の下でインタリーバ101、デインタリーバ102、帰還処理部103、セレクタ104および受信バッファ96と連係することによって、図9あるいは図10に示す要素復号器97-1、97-2によって行われる復号化処理に等価な復号化処理を行う。
【0017】
したがって、受信端91Bでは、上述した連係およびその連係の下で行われる復号化処理が所望の速度で達成される限り、性能が低下することなく、図9および図10に示す受信端91、91Aに比べてハードウエアの規模の削減がはかられる。
なお、図11では、上述したように交互に切り替えられる情報I、情報D、情報Fは、セパレータ「/」によって分離され、かつ時系列の順にリサイクリックに対応すると共に、
・ インタリーブ処理が行われるべき状態を示す「π」、
・ デインタリーブ処理が行われるべき状態を示す「π-1」、
・ インタリーブ処理とデインタリーブ処理との双方が不要であり、入力された
情報はこれらの処理が何ら施されることなく出力されるべき状態を示す「1」の内、何れか2つからなる語の順列として与えられる。
【0018】
また、図11では、上述した情報Sは、同様にセパレータ「/」によって分離され、かつ時系列の順にリサイクリックに対応すると共に、セレクタ104によって選択されるべき語yb、ycを個別に示す文字列「yb」、「yc」の順列として示される。
さらに、図11では、これらの情報I、情報D、情報Fおよび情報Sについては、何れも括弧<>と括弧()とで括られた2通りが示され、これらの2通りの内、前者は図9に示す受信端91によって行われる復号化処理と等価な処理が実現されるために適用されるべき組み合わせを示し、後者は図10に示す受信端91Aによって行われる復号化処理と等価な処理が実現されるために適用されるべき組み合わせを示す。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上述した従来例では、要素復号器97-1、97-2、100によって算出される尤度L1、L2の値は、図12に示すように、これらの要素復号器97-1、97-21、100によって既述の復号化処理が反復された回数Nが大きいほど大きな値となる。
【0020】
すなわち、例えば、伝送路92の伝送特性が頻繁にかつ大幅に変化し、あるいはその伝送路92で送信系列に付加される雑音のレベルが大きいために上述した回数Nが大きな値に達する状態であっても、伝送品質が高く維持されるためには、要素復号器97-1、97-2、100は受信系列として得られた語ya、yb、ycの語長に比べて大幅に大きな語長による演算を行わなければならなかった。
【0021】
さらに、インタリーバ98-1、98-2およびデインタリーバ99-1、99-2によってインタリーブ処理やデインタリーブ処理に供されるメモリの単位記憶領域当たりの語長は、同様に大きな値となる。
したがって、従来例では、伝送路92で生じ得る伝送品質の劣化の程度が著しいほど、受信端を構成するハードウエアの規模が増大する。
【0022】
また、このようなハードウエアの規模の増大が緩和されるためには、
・ 回路の方式
・ 適用されるべき素子の選定、
・ 消費電力
・ 熱設計を含む実装技術
・ 要素復号器97-1、97-2、100によって行われるべき復号化処理のアルゴリズム
にかかわる制約とが生じ易いために、ターボ符号化方式の適用が妨げられ、あるいは所望の伝送品質が達成されない可能性があった。
【0023】
本発明は、ハードウエアの規模および構成が大幅に変更されることなく、伝送路の多様な伝送特性に柔軟に適応し、かつ高い伝送品質を確保できるターボ復号器およびターボ復号装置を提供することを目的とする。
【0024】
【課題を解決するための手段】
図1は、請求項1〜4、6〜8に記載の発明の原理ブロック図である。
【0025】
請求項1に記載の発明は、符号ブロック毎に受信系列を取り込み、その受信系列のターボ復号化を行うことによって、この受信系列で示される伝送情報を復元する復号化手段11と、復号化手段11によって行われるターボ復号化の過程で得られた尤度の値の分布を得る値域監視手段12と、値域監視手段12によって得られた分布の下で、復号化手段11が共通の符号ブロックについてターボ復号化を完結するために行われるべき後続する演算の演算対象について、演算結果として得られる尤度の値の分布の変化が抑制される位取りを決定する位取り決定手段13とを備え、復号化手段11は、共通の符号ブロックについてターボ復号化を完結するために後続して行う演算の演算対象に、位取り決定手段13によって決定された位取りを適用することを特徴とする。
【0026】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のターボ復号器において、復号化手段11は、共通の符号ブロックについて、ターボ復号化を完結するために行われるべき後続する演算の演算対象の内、送信端において何ら符号化が施されることなくその符号ブロックに付加された伝送情報を示す非符号化語に、その後続する演算に先行して行われた演算とこの後続する演算とに先行して施されるべきインタリーブ処理を一括して施し、かつ位取り決定手段13によって決定された位取りを適用することを特徴とする。
【0027】
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載のターボ復号器において、復号化手段11は、共通の符号ブロックについて、ターボ復号化を完結するために行われるべき後続する演算の演算対象の内、送信端で何ら符号化が施されることなくその符号ブロックに付加された伝送情報を示し、その後続する演算に先行して行われた先行演算に適用された非符号化語に、この先行演算に際して施された全てのインタリーブ処理に対して可逆的なデインタリーブ処理と、これらの先行演算と後続する演算とに先行して施されるべき全てのインタリーブ処理とを一括して施し、かつ位取り決定手段13によって決定された位取りを適用することを特徴とする。
【0028】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のターボ復号器において、復号化手段11は、受信系列に対応する送信系列を生成するために送信端でターボ符号化の過程で行われた符号化の回数N未満である数nの要素復号器21-1〜21-nを有し、これらの要素復号器21-1〜21-nと連係することによってパイプライン方式によりこの受信系列のターボ復号化を行うことを特徴とする。
【0029】
図2は、請求項5〜8に記載の発明の原理ブロック図である。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のターボ復号器において、復号化手段11は、受信系列に対応する送信系列を生成するために送信端でターボ符号化の過程で行われた複数の復号化の方式の全てに適応可能であり、これらの復号化方式の内、指定された単一の復号化方式に基づく復号化を行う単一の要素復号器31を有し、その要素復号器31を介してこれらの複数の復号化方式に基づく復号を直列に行うことによってこの受信系列のターボ復号化を行うことを特徴とする。
【0030】
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載のターボ復号器において、復号化手段11は、後続する演算の演算対象に先行して施されるインタリーブ処理とデインタリーブ処理とに供されるメモリ11Mを有し、そのメモリ11Mの読み出しに際して位取り決定手段13によって決定された位取りを行うことを特徴とする。
【0031】
請求項7に記載の発明は、請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載のターボ復号器において、位取り決定手段13は、位取りが更新されるべきときに、先行して決定された位取りとの対比において変化した尤度の値域を求め、その値域の幅が所定の閾値を上回ったときに、この値域の幅がその閾値未満となる位取りを新たな位取りとして決定することを特徴とする。
【0032】
請求項8に記載の発明は、請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載のターボ復号器において、値域監視手段12は、先行して得られた尤度の最大値あるいは平均値としてこれらの尤度の分布を得ることを特徴とする。
請求項1に記載の発明にかかわるターボ復号器では、復号化手段11は、符号ブロック毎に受信系列のターボ復号化を行うことによって、この受信系列で示される伝送情報を復元する。値域監視手段12は、このようなターボ復号化の過程で得られた尤度の値の分布を得る。位取り決定手段13は、その分布の下で、復号化手段11が共通の符号ブロックについて上述したターボ復号化を完結するために行われるべき後続する演算の演算対象について、演算結果として得られる尤度の値の分布の変化が抑制される位取りを決定する。
【0033】
また、復号化手段11は、上述した共通の符号ブロックについてターボ復号化を完結するために後続して行う演算の演算対象に、位取り決定手段13によって決定された位取りを適用する。
すなわち、ターボ復号化の過程で上述した尤度が反復して求められる回数が大きく、あるいは大幅に変化し得る場合であっても、その尤度の精度が大幅に低下することなく、この尤度の値の値域はほぼ一定に保たれる。
【0034】
請求項2に記載の発明にかかわるターボ復号器では、請求項1に記載のターボ復号器において、復号化手段11は、共通の符号ブロックについて、ターボ復号化を完結するために行われるべき後続する演算の演算対象の内、送信端において何ら符号化が施されることなくその符号ブロックに付加された伝送情報を示す非符号化語に、その後続する演算に先行して行われた演算とこの後続する演算とに先行して施されるべきインタリーブ処理を一括して施し、かつ位取り決定手段13によって決定された位取りを適用する。
【0035】
すなわち、後続する演算に適用されるべき非符号化語には、位取り決定手段13によって決定された位取りに適合する語長および精度による規定のインタリーブ処理が適宜施される。
したがって、位取り決定手段13によって決定された位取りの如何にかかわらずこのようなインタリーブ処理が一定の語長や精度で行われる場合に比べて、ターボ復号化の利得が高められる。
【0036】
請求項3に記載の発明にかかわるターボ復号器では、請求項1または請求項2に記載のターボ復号器において、復号化手段11は、共通の符号ブロックについて、ターボ復号化を完結するために行われるべき後続する演算の演算対象の内、送信端で何ら符号化が施されることなくその符号ブロックに付加された伝送情報を示し、かつその後続する演算に先行して行われた先行演算に適用された非符号化語に、この先行演算に際して施された全てのインタリーブ処理に対して可逆的なデインタリーブ処理と、これらの先行演算と後続する演算とに先行して施されるべき全てのインタリーブ処理とを一括して施し、かつ位取り決定手段13によって決定された位取りを適用する。
【0037】
すなわち、後続する演算に適用されるべき非符号化語には、位取り決定手段13によって決定された位取りに適合する語長および精度による規定のインタリーブ処理に先行して、先行する演算に際して施された全てのインタリーブ処理を無効化するデインタリーブ処理が施される。
したがって、このデインタリーブ処理が行われるために要する応答性の低下が許容され、あるいはこれらのデインタリーブ処理とインタリーブ処理とが一括して行われる限り、請求項2に記載のターボ復号器と同様に、そのインタリーブ処理が位取り決定手段13によって決定された位取りの如何にかかわらず一定の語長や精度で行われる場合に比べて、ターボ復号化の利得が高められる。
【0038】
請求項4に記載の発明にかかわるターボ復号器では、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のターボ復号器において、復号化手段11は、受信系列に対応する送信系列を生成するために送信端でターボ符号化の過程で行われた符号化の回数N未満である数nの要素復号器21-1〜21-nを有し、これらの要素復号器21-1〜21-nと連係することによってパイプライン方式によりこの受信系列のターボ復号化を行う。
【0039】
すなわち、ターボ符号化の過程で反復され得る符号化の回数Nが大きく、あるいは変化し得る場合であっても、ハードウエアの規模が小さく抑えられ、かつ効率的なターボ復号化が可能となる。
請求項5に記載の発明にかかわるターボ復号器では、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のターボ復号器において、復号化手段11に備えられた要素復号器31は、受信系列に対応する送信系列を生成するために送信端でターボ符号化の過程で行われた複数の復号化の方式の全てに適応可能であり、これらの復号化方式の内、指定された単一の復号化方式に基づく復号化を行う。復号化手段11は、要素復号器31を介してこれらの複数の復号化方式に基づく復号を直列に行うことによって上述した受信系列のターボ復号化を行う。
【0040】
すなわち、ターボ符号化の過程で反復され得る符号化の回数が大きく、あるいは変化し得る場合だけではなく、これらの符号化の方式が一定ではなく、あるいは変化し得る場合であっても、ハードウエアの規模が小さく抑えられ、かつ効率的なターボ復号化が可能となる。
請求項6に記載の発明にかかわるターボ復号器では、請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載のターボ復号器において、復号化手段11は、後続する演算の演算対象に先行して施されるインタリーブ処理とデインタリーブ処理とに供されるメモリ11Mを有し、そのメモリ11Mの読み出しに際して位取り決定手段13によって決定された位取りを行う。
【0041】
すなわち、位取り決定手段13によって決定された位取りは、インタリーブ処理とデインタリーブ処理との過程で一括して行われるので、復号化手段11によって求められ、かつメモリ11Mに蓄積され得る尤度の語長が許容される値である限り、ハードウエアの構成の簡略化がはかられる。
【0042】
請求項7に記載の発明にかかわるターボ復号器では、請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載のターボ復号器において、位取り決定手段13は、位取りが更新されるべきときに、先行して決定された位取りとの対比において変化した尤度の値域を求める。さらに、位取り決定手段13は、その値域の幅が所定の閾値を上回ったときには、この値域の幅がその閾値未満となる位取りを新たな位取りとして決定する。
【0043】
すなわち、先行する演算の結果として得られた尤度の値が急激に増加した場合には、その尤度は、下位オーダの値が丸められると共に、後続する演算に演算対象として適用される。
請求項8に記載の発明にかかわるターボ復号器では、請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載のターボ復号器において、値域監視手段12は、先行して得られた尤度の最大値あるいは平均値としてこれらの尤度の分布を得る。
【0044】
このような最大値あるいは平均値は、上述した尤度が反復して求められる回数に対してその尤度の値が多く分布する値域が単峰であり、その回数に応じて変化する方向が既知である限り、その値域の概略を精度よく示す。
したがって、請求項1ないし請求項6に記載のターボ復号器に比べて、単純な算術演算に基づいて効率的に、かつ確度高く位取りが行われる。
請求項9に記載の発明では、「ターボ復号の対象である受信信号ya、yb及び第1尤度値に基づいて第1の復号を行い、該第1復号結果に含まれる第2尤度値及びターボ復号の対象である受信信号ya、ycに基づいて第2復号を行い、該第2復号結果に含まれる尤度値を次の第1の復号における第1尤度値として用いる、ターボ復号装置において、前記第1尤度値と前記受信信号ya、ybの双方について、又は、前記第2尤度値と前記受信信号ya、ycの双方について、スケーリングを行うスケーリング手段を備えたことを特徴とするターボ復号装置」を用いる。
請求項10に記載の発明では、「請求項9に記載のターボ復号装置において、前記スケーリング手段は、前記第1尤度値と前記受信信号ya、ybの双方、又は、前記第2尤度値と前記受信信号ya、ycの双方、について同じスケーリング処理を行うことを特徴とするターボ復号装置」を用いる。
請求項11に記載の発明では、「請求項9に記載のターボ復号装置において、前記スケーリングは、下位ビットを切り捨てて、ビット数を少なくすることにより行うことを特徴とするターボ復号装置」を用いる。
請求項12に記載の発明では、「請求項11に記載のターボ復号装置において、前記第1尤度値又は前記第2尤度値の最大値又は最小値を検出し、所定の閾値と検出した値との大小関係に応じて、前記スケーリング手段において前記切り捨てるビット位置を変更するように制御する検出手段を備えたことを特徴とするターボ復号装置」を用いる。
【0045】
【発明の実施の形態】
以下、図面に基づいて本発明の実施形態について詳細に説明する。
図3は、本発明の第一の実施形態を示す図である。
図において、図9に示すものと機能および構成が同じものについては、同じ符号を付与して示し、ここでは、その説明を省略する。
【0046】
本実施形態と図9に示す従来例との構成の相違点は、受信バッファ96と、要素復号器97-1、97-2およびインターリーバ98-1との段間に正規化部51が配置され、要素復号器97-1の出力とインターリーバ98-2の入力との間と、要素復号器97-2の出力とデインタリーバ99-1の入力との間とに個別に接続されたポートを有する正規化部52が備えられ、これらの要素復号器97-1、97-2の出力に直結されたビット数検出部53が備えられ、入力がそのビット数検出部53の出力に直結され、かつ正規化部51、52の制御入力に個別に接続された出力を有する正規化制御部54が備えられた点にある。
【0047】
なお、送信端の構成については、図9に示す従来例と同じであるので、ここでは、図示および説明を省略する。
また、本実施形態と図1および図2に記載のブロック図との対応関係については、受信バッファ96、要素復号器97-1、97-2、インタリーバ98-1、98-2、デインタリーバ99-1、99-2および正規化部51、52は復号化手段11に対応し、ビット数検出部53は値域監視手段12に対応し、正規化制御部54は位取り決定手段13に対応し、要素復号器97-1、97-2は要素符号器21-1〜21-nに対応する。
【0048】
図4は、本発明の第一の実施形態と動作を説明する図である。
以下、図3および図4を参照して本実施形態の動作を説明する。
ビット数検出部53は、始動時には、要素復号器97-1、97-2によって算出される尤度について、これらの要素復号器97-1、97-2がオーバフローや打ち切り誤差を生じることなくインタリーバ98-1、98-2およびデインタリーバ99-1、99-2と連係できる標準的な値域と、その値域に適応するビット数とを示すオーダ識別情報の初期値を出力する。
【0049】
また、ビット数検出部53は、各部が定常的に連係して作動する状態では、要素復号器97-1、97-2が従来例と同様にして算出した尤度を示すビットの内、その尤度を有効に示すビット(例えば、上位のビットの内、値が「0」である無用なビットと、下位のビットの内、値が「0」である無用なビットとの双方あるいは何れか一方を含まないビット)の数と、これらのビットの重み(オーダ)を示すオーダ識別情報を求める。
【0050】
正規化制御部54は、このようなオーダ識別情報が更新される度に、
・ 新たなオーダ識別情報で示されるビット数と、
・ 要素復号器97-1、97-2、インタリーバ98-1、98-2およびデインタリーバ99-1、99-2に入力されるべき語ya、yb、ycおよび尤度の規定の
語長と
の大小関係を判別する。
【0051】
さらに、正規化制御部54は、その判別の結果に応じてこれらの新たなビット数およびオーダ識別情報を補正することによって、上述した連係の継続が保証されるビット単位の位取りを示す第一の選択信号および第二の選択信号を生成する。
正規化部51は、従来例と同様にして受信バッファ96からリサイクリックに適宜読み出された語ya、yb、ycをそれぞれ示すビット列の内、上述した第一の選択信号で示されるオーダおよびビット数のビットを抽出することによって上述した位取りを行い(図4(1))、その位取りの結果として得られた語ya、yb、ycを要素復号器97-1、97-2およびインタリーバ98-1に与える。
【0052】
また、正規化部52は、要素復号器97-1、97-2によって個別に算出された尤度を示すビット列の内、上述した第二の選択信号で示されるオーダおよびビット数のビットを抽出することによって同様に位取りを行い(図4(2))、その位取りの結果として得られた尤度をインタリーバ98-2およびデインタリーバ99-1にそれぞれ与える。
【0053】
すなわち、上述したya、yb、ycについて従来例と同様にして反復して行われる復号化処理の過程で得られた尤度の値域が変化しても、さらに、反復して行われる復号化処理の演算対象となる語ya、yb、ycおよび尤度は、オーバフローの回避と、丸め誤差の最小化とを実現する位取りがはかられつつ、要素復号器97-1、97-2、インタリーバ98-1、98-2およびデインタリーバ99-1、99-2に与えられる。
【0054】
また、正規化部51、52、ビット数検出部53および正規化制御部54を構成するハードウエアの規模は、一般に、復号化処理が反復され得る回数が大きいほど大きな値となる演算器やメモリのハードウエアの規模に比べて大幅に小さい。
したがって、本実施形態によれば、反復して行われ得る復号化処理の回数が大きく、あるいは大幅に変化し得る場合であっても、要素復号器97-1、97-2に備えられるべき演算器の語長と、インタリーバ98-1、98-2およびデインタリーバ99-1、99-2に個別に備えられるべきメモリの語長とが小さな値であっても、信頼性の低下と、ランニングコストの増加とが軽微に抑えられ、かつ精度よくターボ復号化が行われる。
【0055】
図5は、本発明の第二の実施形態を示す図である。
図において、図11に示すものと機能および構成が同じものについては、同じ符号を付与して示し、ここでは、その説明を省略する。
本実施形態と図11に示す従来例との構成の相違点は、インタリーバ101、デインタリーバ102、帰還処理部103、制御部105およびセレクタ104に代えて、それぞれインタリーバ61、デインタリーバ62、帰還処理部63、制御部64およびセレクタ65が備えられ、かつ入力が帰還処理部63の入力と共に要素復号器100の対応する出力に直結されると共に、出力が制御部64の対応する入力ポートに接続されたビット数検出部66が備えられた点にある。
【0056】
なお、本実施形態と図2に示すブロック図との対応関係については、受信バッファ96、インタリーバ61、要素復号器100、デインタリーバ62、帰還処理部63、制御部64およびセレクタ104は復号化手段11に対応し、ビット数検出部66は値域監視手段12に対応し、制御部64は位取り決定手段13に対応し、要素復号器100は要素復号器31に対応する。
【0057】
以下、本実施形態の動作を説明する。
ビット数検出部66は、図3に示すビット数検出部53と同様に、要素復号器100によって算出された尤度に応じて、ビット数およびオーダ識別情報を求める。
さらに、制御部64は、これらのビット数およびオーダ識別情報が新たに求められる度に、図3に示す正規化制御部54と同様にして、新たなビット数と、要素復号器100、インタリーバ101およびデインタリーバ102に入力されるべき語ya、yb、ycおよび尤度の規定の語長との大小関係を判別し、その結果に応じてこれらの新たなビット数およびオーダ識別情報を補正することによって、上述した連係の継続が保証されるビット単位の位取りを決定する。
【0058】
また、制御部64は、図11に示す従来例と同様に、受信バッファ96からビット単位に読み出された語ya、yb、ycとの同期を確保し、そのビット毎に、既述の情報I、情報D、情報Fおよび情報Sを生成する。
さらに、制御部64は、これらの情報I、情報D、情報Fおよび情報Sに個別に上述した位取りを示す位取り情報を付加することによって、情報i、情報d、情報fおよび情報sを生成し、かつインタリーバ61、デインタリーバ62、帰還処理部63およびセレクタ65に、これらの情報i、情報d、情報fおよび情報sをそれぞれ与える。
【0059】
セレクタ65は、図11に示すセレクタ104と図3に示す正規化部51との双方の機能を有し、上述した情報sに含まれる位取り情報に応じてその正規化部51と同様に、受信バッファ96からリサイクリックに適宜読み出された語yb、ycをそれぞれ示すビット列の内、この位取り情報で示されるオーダおよびビット数のビットを抽出することによって位取りを行う。さらに、セレクタ65は、その位取りの結果として得られた語ybあるいは語ycを要素復号器100に与える。
【0060】
インタリーバ61は、図3に示す正規化部51と図11に示すインタリーバ101の機能を併有し、上述した情報iに含まれる位取り情報に応じてその正規化部51と同様に、受信バッファ96からリサイクリックに適宜読み出された語yaを示すビット列の内、この位取り情報で示されるオーダおよびビット数のビットを抽出することによって位取りを行う。さらに、インタリーバ61は、その位取りの結果として得られた語yaを要素復号器100に与える。
【0061】
また、帰還処理部63は、図3に示す正規化部52の機能と図11に示す期間処理部103の機能とを併有し、上述した情報fに含まれる位取り情報で示される位取りをその正規化部52と同様にして行う。
すなわち、要素復号器100は、図11に示す従来例と同様に図9および図10に示す要素復号器97-1、97-2によって行われる復号化処理に等価な復号化処理を行う。
【0062】
したがって、本実施形態によれば、図3に示す実施形態に比べてハードウエアの規模の縮小化がはかられ、その実施形態と同様にオーバフローの回避と丸め誤差の最小化とがはかられる。
図6は、本発明の第三の実施形態を示す図である。
図において、図3に示すものと機能および構成が同じものについては、同じ符号を付与して示し、ここでは、その説明を省略する。
【0063】
本実施形態と図3に示す実施形態との構成の相違点は、インタリーバ98-2に代えてインタリーバ71が備えられ、デインタリーバ99-1に代えてデインタリーバ72が備えられ、正規化部52が備えられず、正規化制御部54の出力の内、その正規化部52に接続された出力がこれらのインタリーバ71およびデインタリーバ72の対応する入力に接続された点にある。
【0064】
インタリーバ71は、インタリーブ処理に供されるメモリ71Mと、そのメモリ71Mの読み出しに供されるバスと正規化制御部54の対応する出力とに接続された制御端子を有し、このメモリ71Mの読み出しにかかわるアドレッシングを行う読み出し回路71Rとから構成される。
デインタリーバ72は、デインタリーブ処理に供されるメモリ72Mと、そのメモリ72Mの読み出しに供されるバスと正規化制御部54の対応する出力とに接続された制御端子を有し、このメモリ72Mの読み出しにかかわるアドレッシングを行う読み出し回路72Rとから構成される。
【0065】
なお、本実施形態と図1および図2に示すブロック図との対応関係については、メモリ71M、72Mがメモリ11Mに対応する点を除いて、図3に示す実施形態における対応関係と同じである。
以下、本実施形態の動作を説明する。
インタリーバ71に備えられたメモリ71Mとデインタリーバ72に備えられたメモリ72Mの記憶領域の語長は、それぞれ要素復号器97-1、97-2が図3に示す実施形態と同様に算出し得る尤度を示す有効なビット列が確実に格納される値に予め設定される。
【0066】
さらに、これらのメモリ71M、72Mの記憶領域には、要素復号器97-1、97-2によって求められた尤度が所定のアドレッシング(以下、「書き込みアドレッシング」という。)に基づいてリサイクリックに書き込まれる。
読み出し回路71R、72Rは、このようにしてメモリ71M、72Mの記憶領域に書き込まれた尤度を上述した書き込みアドレッシングとは異なる読み出しアドレッシングの下で読み出し、その読み出された尤度を示すビット列の内、正規化部54によって与えられた第二の信号で示されるオーダおよびビット数のビットを抽出することによって、図3に示す正規化部52に代わって位取りを行うと共に、その位取りの結果として得られた尤度を要素復号器97-2、97-1にそれぞれ与える。
【0067】
このように本実施形態によれば、図3に示すインタリーバ98-2とデインタリーバ99-1とに代えて、同図に示す正規化部52を兼ねるインタリーバ71とデインタリーバ72とが備えられるので、上述したように要素復号器97-1、97-2によって算出され得る尤度を示す有効なビットの数が許容可能な値である限り、復号化の精度が低下することなくハードウエアの構成の簡略化がはかられる。
【0068】
図7は、本発明の第四の実施形態を示す図である。
図において、図3に示すものと機能および構成が同じものについては、同じ符号を付与して示し、ここでは、その説明を省略する。
本実施形態と図3に示す実施形態との構成の相違点は、ビット数検出部53に代えて最大最小値検出部81が備えられた点にある。
【0069】
なお、本実施形態と図1および図2に示すブロック図との対応関係については、最大最小値検出部81が値域監視手段12に対応する点を除いて、図3に示す実施形態における対応関係と同じである。
図8は、本発明の第四の実施形態の動作を説明する図である。
【0070】
以下、図7および図8を参照して本実施形態の動作を説明する。
最大最小値検出部81は、要素復号器97-1、97-2によって算出された尤度(以下、「更新尤度」という。)を取り込み、先行して適用されている位取り(以下、「先行位取り」という。)の下で与えられる更新尤度の値について、この位取りの下で有効に表され得る尤度の最大値以下に予め設定された上限値と、同様にして表され得る尤度の最小値以上に予め設定された下限値との大小関係を判別する。
【0071】
さらに、最大最小値検出部81は、このような判別を行うことによって、
・ 更新尤度が上述した下限値未満であることを識別した場合には、予め決められた一定のビット数を保ちつつ先行位取りより1ビット下位に位取りを変更すべき(図8(1))旨を示すオーダ識別情報、
・ 更新尤度が上述した下限値以上であり、かつ上限値以下であることを識別した場合には、先行位取りが継続して適用されるべき旨を示すオーダ識別情報、・ 更新尤度が上述した上限値を超えることを識別した場合には、既述の一定のビット数を保ちつつ先行位取りより1ビット上位に位取りを変更すべき(図8
(2))旨を示すオーダ識別情報
をそれぞれ生成する。
【0072】
正規化制御部54および正規化部51、52は、このようなオーダ識別情報に適応して連係することによって、そのオーダ識別情報で示される位取りを行う。すなわち、正規化部51、52は、上述した最大値と上限値との差と、下限値と最小値との差とが予め適正な値に設定される限り、要素復号器97-1、97-2が反復する復号化の結果として得られた尤度の値や分布が急激に変化した場合であっても、過度の丸め誤差が発生することなく、段階的に位取りを変更することができる。
【0073】
なお、本実施形態では、上述した最大値と上限値との差と、下限値と最小値との差が適正な値に設定されることによって、後続する復号化演算の結果として得られる尤度のオーダが2ビット以上に亘って急激に増加することが回避されている。
しかし、先行する復号化演算の結果として得られた尤度の最下位のビットの丸められることが許容される場合には、
・ 上述した2ビット以上に亘る急激なオーダの増加の識別と、
・ その尤度が後続する復号化演算に先行して丸められるべき旨を示す付帯情報
をオーダ識別情報に付加する処理と
が最大最小値検出部81によって行われ、かつ正規化制御部54および正規化部51、52によってこれらのオーダ識別情報(付帯情報を含む。)に適応した位取りが行われてもよい。
【0074】
さらに、このような構成によれば、要素復号器97-1、97-2によって行われるべき復号化演算の方式に併せて、インタリーバ98-1、98-2によって行われるべきインタリーブ処理とデインタリーバ99-1、99-2によって行われるデインタリーブ処理との形態に対して、柔軟な適応性が確保され、かつ既述の上限値および下限値の誤差や偏差に対する安定性が高められる。
【0075】
また、本実施形態では、復号化処理の結果として得られた尤度のオーダが先行して同様に得られた尤度のオーダに比べて2ビット以上に亘って大きくなった場合に、その尤度を得る復号化処理の再試行と、その再試行に先行する演算対象の位取りとが行われていない。
しかし、復号化処理の速度の低下が許容される限り、このような再試行が行われることによって、既述の丸め誤差の発生が回避されてもよい。
【0076】
さらに、上述した各実施形態では、ビット数検出部53、66および最大最小検出部81によって行われる処理の詳細な手順が示されていない。
このような処理手順については、既述の尤度の値の分布に適応し、かつ後続して行われるべき演算の過程でオーバフローと、無用な丸め誤差の発生とが回避されるならば、如何なるものであってもよい。
【0077】
また、上述した各実施形態では、要素復号器97-1、97-2、100によって求められる尤度を示すビット列の形式が何ら開示されていない。
しかし、このような形式については、既述の後続する演算の演算対象として所望の精度でインタリーブ処理やデインタリーブ処理が施され、かつ位取りがはかられるならば、如何なるものであってもよい。
【0078】
さらに、上述した各実施形態では、要素復号器97-1、97-2、100によって行われるべき復号化演算の手順と、インタリーバ98-1、98-2、61、71および帰還処理部63によって行われるべきインタリーブ処理の形態と、デインタリーバ99-1、99-2、62および帰還処理部63によって行われるべきデインタリーブ処理の形態とが一定である。
【0079】
しかし、これらの符号化演算の手順、符号化方式、インタリーブ処理の形態およびデインタリーブ処理の形態については、受信された受信系列に同期して既知の情報として与えられるならば、適宜切り替えられてもよい。
また、上述した各実施形態では、要素復号器97-1、97-2、100によって行われる復号化処理のアルゴリズムが具体的に示されていない。
【0080】
しかし、このような復号化処理については、送信端90に備えられた要素符号器94-1、94-2によって行われる符号化処理に適応し、かつ所望の精度および応答性の実現が可能である限り、ビタビ復号だけではなく、
・ 正しく復号される確率を最大とする演算として達成されるMAP(Maximum Aposteriori Probability)復号(log-MAP復号、sub-log-MAP復号であってもよい。)、
・ 軟出力ビタビ復号法(SOVA:Soft-output Viterbi Algorithm)
その他の復号化方式に基づいて実現が可能であるが、本発明の特徴ではない。
【0081】
したがって、以下では、要素符号器97-1、97-2によって行われる復号化処理の詳細については、説明を省略することとする。
さらに、上述した各実施形態では、復号化処理の完了の識別に供される基準が具体的に示されていない。
しかし、これらの基準については、例えば、
・ 先行して求められた尤度と新たに求められた尤度との差が所望の値未満となった時点、
・ このような差の如何にかかわらず、予め決められた回数に亘って尤度が反復して求められた時点、
その他の如何なる基準であってもよく、かつ多様な公知のアルゴリズムの適用が可能であると共に、本発明の特徴ではないので、ここでは、その説明を省略する。
【0082】
また、上述した各実施形態では、後続する演算の演算対象となるべき尤度と既述の語yaとの位取りがその演算の開始と共にビット単位に行われている。
しかし、このような位取りについては、所望の速度および精度によるターボ復号化が実現されるならば、伝送路92を介して与えられる受信系列に適用された変調方式の下で信号点配置に適応する限り、個々の信号点で示されるシンボルの語長に対して予め決められた語長(ビット数)毎に行われてもよい。
【0083】
さらに、これらの尤度および語yaの位取りについては、語ya、yb、ycで示される符号ブロック単位にターボ復号化を完結するために行われる後続する演算の過程であるならば、その演算の如何なる時点で行われてもよく、かつ複数回に亘って行われてもよい。
また、図3、図6および図7に示す各実施形態では、送信端でターボ符号化に適用された要素符号器の数N(=2)に等しい数の要素復号器97-1、97-2が受信端に配置されている。
【0084】
しかし、このように受信端に備えられるべき要素復号器の数nは上述した要素符号器の数N未満であってもよく、かつこれらのn個の要素復号器が連係することによってパイプライン方式に基づいて効率的にターボ復号化を行うことによって、伝送遅延時間の圧縮がはかられ、あるいは伝送品質の向上がはかられてもよい。
【0085】
【発明の効果】
上述したように請求項1、9、10に記載の発明では、ターボ復号化の過程で尤度が反復して求められる回数が大きく、あるいは大幅に変化し得る場合であっても、その尤度の精度が大幅に低下することなく、この尤度の値の値域はほぼ一定に保たれる。
【0086】
また、請求項2、3に記載の発明では、位取り決定手段によって決定された位取りの如何にかかわらずインタリーブ処理が一定の語長や精度で行われる場合に比べて、ターボ復号化の利得が高められる。
【0087】
さらに、請求項4に記載の発明では、ターボ符号化の過程で反復され得る符号化の回数Nが大きく、あるいは変化し得る場合であっても、ハードウエアの規模が小さく抑えられ、かつ効率的なターボ復号化が可能となる。
また、請求項5に記載の発明では、ターボ符号化の過程で反復され得る符号化の回数が大きく、あるいは変化し得る場合だけではなく、これらの符号化の方式が一定ではなく、あるいは変化し得る場合であっても、ハードウエアの規模が小さく抑えられ、かつ効率的なターボ復号化が可能となる。
【0088】
さらに、請求項6に記載の発明では、復号化手段によって求められ得る尤度の語長が許容される値である限り、ハードウエアの構成の簡略化がはかられる。
また、請求項7、11、12に記載の発明では、ターボ復号化の過程において、尤度は、オーダの急激な増加が抑制されつつ精度よく求められる。
さらに、請求項8に記載の発明では、請求項1ないし請求項6に記載の発明に比べて、単純な算術演算に基づいて効率的に、かつ確度高く位取りが行われる。
【0089】
すなわち、これらの発明が適用された伝送系や機器では、復号化部の構成が簡略化されるので、低廉化、小型化、消費電力の節減および信頼性の向上がはかられ、かつ高い精度および効率による復号化が実現されるので、伝送品質や性能の向上がはかられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1〜4、6〜8に記載の発明の原理ブロック図である。
【図2】請求項5〜8に記載の発明の原理ブロック図である。
【図3】 本発明の第一の実施形態を示す図である。
【図4】 本発明の第一の実施形態の動作を示す図である。
【図5】 本発明の第二の実施形態を示す図である。
【図6】 本発明の第三の実施形態を示す図である。
【図7】 本発明の第四の実施形態を示す図である。
【図8】 本発明の第四の実施形態の動作を示す図である。
【図9】ターボ復号化方式が適用された伝送系の構成例を示す図(1) である。
【図10】ターボ復号化方式が適用された伝送系の構成例を示す図(2) である。
【図11】ターボ復号化方式が適用された伝送系の構成例を示す図(3) である。
【図12】復号演算の反復に応じて変化する尤度の値の分布を示す図である。
【符号の説明】
11 復号化手段
11M,71M,72M メモリ
12 値域監視手段
13 位取り決定手段
21,31,97,100 要素復号器
51,52 正規化部
53,66 ビット数検出部
54 正規化制御部
61,71,95,98,101 インタリーバ(π)
62,72,99,102 デインタリーバ(π-1
63,103 帰還処理部
64,105 制御部
65,104 セレクタ
71R,72R 読み出し回路
81 最大最小値検出部
90 送信端
91,91A,91B 受信端
92 伝送路
93 ターボ符号器
94 要素符号器
96 受信バッファ

Claims (12)

  1. 符号ブロック毎に受信系列を取り込み、その受信系列のターボ復号化を行うことによって、この受信系列で示される伝送情報を復元する復号化手段と、
    前記復号化手段によって行われるターボ復号化の過程で得られた尤度の値の分布を得る値域監視手段と、
    前記値域監視手段によって得られた分布の下で、前記復号化手段が共通の符号ブロックについて前記ターボ復号化を完結するために行われるべき後続する演算の演算対象について、演算結果として得られる尤度の値の分布の変化が抑制される位取りを決定する位取り決定手段とを備え、
    前記復号化手段は、
    前記共通の符号ブロックについて前記ターボ復号化を完結するために後続して行う演算の演算対象に、前記位取り決定手段によって決定された位取りを適用する
    ことを特徴とするターボ復号器。
  2. 請求項1に記載のターボ復号器において、
    復号化手段は、
    共通の符号ブロックについて、ターボ復号化を完結するために行われるべき後続する演算の演算対象の内、送信端において何ら符号化が施されることなくその符号ブロックに付加された伝送情報を示す非符号化語に、その後続する演算に先行して行われた演算とこの後続する演算とに先行して施されるべきインタリーブ処理を一括して施し、かつ位取り決定手段によって決定された位取りを適用する
    ことを特徴とするターボ復号器。
  3. 請求項1に記載のターボ復号器において、
    復号化手段は、
    共通の符号ブロックについて、ターボ復号化を完結するために行われるべき後続する演算の演算対象の内、送信端で何ら符号化が施されることなくその符号ブロックに付加された伝送情報を示し、その後続する演算に先行して行われた先行演算に適用された非符号化語に、この先行演算に際して施された全てのインタリーブ処理に対して可逆的なデインタリーブ処理と、これらの先行演算と後続する演算とに先行して施されるべき全てのインタリーブ処理とを一括して施し、かつ位取り決定手段によって決定された位取りを適用する
    ことを特徴とするターボ復号器。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のターボ復号器において、
    復号化手段は、
    受信系列に対応する送信系列を生成するために送信端でターボ符号化の過程で行われた符号化の回数N未満である数nの要素復号器を有し、これらの要素復号器と連係することによってパイプライン方式によりこの受信系列のターボ復号化を行う
    ことを特徴とするターボ復号器。
  5. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のターボ復号器において、
    復号化手段は、
    受信系列に対応する送信系列を生成するために送信端でターボ符号化の過程で行われた複数の復号化の方式の全てに適応可能であり、これらの復号化方式の内、指定された単一の復号化方式に基づく復号化を行う単一の要素復号器を有し、その要素復号器を介してこれらの複数の復号化方式に基づく復号を直列に行うことによってこの受信系列のターボ復号化を行う
    ことを特徴とするターボ復号器。
  6. 請求項1ないし請求項5の何れか1項に記載のターボ復号器において、
    復号化手段は、
    後続する演算の演算対象に先行して施されるインタリーブ処理とデインタリーブ処理とに供されるメモリを有し、そのメモリの読み出しに際して位取り決定手段によって決定された位取りを行う
    ことを特徴とするターボ復号器
  7. 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載のターボ復号器において、
    位取り決定手段は、
    位取りが更新されるべきときに、先行して決定された位取りとの対比において変化した尤度の値域を求め、その値域の幅が所定の閾値を上回ったときに、この値域の幅がその閾値未満となる位取りを新たな位取りとして決定する
    ことを特徴とするターボ復号器。
  8. 請求項1ないし請求項6の何れか1項に記載のターボ復号器において、
    値域監視手段は、
    先行して得られた尤度の最大値あるいは平均値としてこれらの尤度の分布を得る
    ことを特徴とするターボ復号器。
  9. ターボ復号の対象である受信信号ya、yb及び第1尤度値に基づいて第1の復号を行い、該第1復号結果に含まれる第2尤度値及びターボ復号の対象である受信信号ya、ycに基づいて第2復号を行い、該第2復号結果に含まれる尤度値を次の第1の復号における第1尤度値として用いる、ターボ復号装置において、
    前記第1尤度値と前記受信信号ya、ybの双方について、又は、前記第2尤度値と前記受信信号ya、ycの双方について、スケーリングを行うスケーリング手段を備えた
    ことを特徴とするターボ復号装置。
  10. 請求項9に記載のターボ復号装置において、
    前記スケーリング手段は、
    前記第1尤度値と前記受信信号ya、ybの双方、又は、前記第2尤度値と前記受信信号ya、ycの双方、について同じスケーリング処理を行う
    ことを特徴とするターボ復号装置。
  11. 請求項9に記載のターボ復号装置において、
    前記スケーリングは、下位ビットを切り捨てて、ビット数を少なくすることにより行う
    ことを特徴とするターボ復号装置。
  12. 請求項11に記載のターボ復号装置において、前記第1尤度値又は前記第2尤度値の最大値又は最小値を検出し、所定の閾値と検出した値との大小関係に応じて、前記スケーリング手段において前記切り捨てるビット位置を変更するように制御する検出手段を備えた
    ことを特徴とするターボ復号装置。
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