JP3669730B2 - Nc工作機械の工具交換装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、工具を収納する工具ポットを複数個設けた工具マガジンとNC工作機械の主軸との間で、X,Y,Z軸の送り軸を相対移動させて直接的に工具交換を行うアームレス方式のNC工作機械の工具交換装置、および工具を一旦工具ホルダに固定し工具ホルダごと工具交換を行うのではなく、工具ホルダを介在させずに工具を工具マガジンとNC工作機械の主軸との間で直接的に交換するホルダレス方式のNC工作機械の工具交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
工具マガジンにあらかじめ複数の工具を収納し、工具マガジンとNC工作機械の主軸との間に工具転送アームを介在させず、工具マガジンとNC工作機械の主軸との間の送り軸の相対移動により、主軸に装着された使用済みの工具を主軸から工具マガジンへ直接的に転送、収納して、その後、所望の工具を工具マガジンから主軸へ直接的に転送、装着するように工具交換を行う、いわゆるアームレス方式の工具交換装置がある。さらに、工具を工具ホルダに装着し、その工具ホルダごと工具交換するのではなく、工具マガジンに複数個設けられた工具ポットにあらかじめ工具を単体で収納しておき、工具マガジンとNC工作機械の主軸との間で工具単体のまま直接的に工具交換を行う、いわゆるホルダレス方式の工具交換装置がある。特に、後者の方式の工具交換装置は、成形金型のリブ溝等の複雑な形状のワークの加工を比較的細身の工具を用いて行うNC工作機械に適用されることが多い。
アームレス方式およびホルダレス方式を適用した工具交換装置の一例として、本出願人による特開平5−277867号公報に示すような工具交換装置がある。この装置は、工具の切削用刃部と主軸装着部との間の中間軸部の所定位置に刻設された位置決め溝に工具マガジンに設けられた位置決め板が弾性係合して、工具を軸線方向の所定位置に位置決めをするとともに、工具マガジンに複数個並設した工具ポットに複数の工具を把持、収納するようにして、工具マガジンとNC工作機械の主軸との間の相対移動により、工具マガジンの全ての工具ポットとNC工作機械の主軸との間で直接的に工具の授受、交換が行えるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、工具ホルダを介在させずに工具をNC工作機械の主軸に直接的に装着する場合、工具交換の度に工具長にばらつきが生じるので、上記の特開平5−277867号公報の装置では、工具を工具マガジンに収納するとき、工具の中間軸部に刻設された位置決め溝により軸線方向の位置決めを行うようにしてこのばらつきをなくすようにしている。これは、工具長の管理の点では都合が良い反面、ワークの形状によっては、同一形状、同一寸法の同種工具でも、主軸からの突き出し寸法、すなわち工具長を種々変えなければならないことがある。例えば、ワークの深い部分を削る場合は主軸とワークとが干渉するので工具長を長くし、ワークの浅い部分を削る場合は工具長を短くして剛性の高い加工が行えるようにし、その中間の深さを削る場合は、主軸とワークとが干渉しない範囲で、かつできるだけ工具長を短くし剛性の高い加工を行ったほうがよい。つまり、同種工具でも任意の工具長で使用しなければならないときには、上記の装置のように位置決め溝を工具の中間軸部に刻設する方法では、中間軸部のいろいろな場所に位置決め溝を刻設した同種工具を準備しておかなければならないという不都合がある。また、工具の中間軸部に位置決め溝を刻設すると、工具の強度が落ちる問題点がある。さらに、工具の中間軸部に位置決め溝を追加工するため、既製品の工具がそのまま使用できないのでコストアップになるという問題点もある。
そこで本発明は、工具マガジンとNC工作機械の主軸との間のホルダレス方式の自動工具交換において、工具長の設定を任意に、容易に行えるようにし、かつ既製品の工具をそのまま使用できるようにして工具のコストダウンも可能としたNC工作機械の工具交換装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この目的に鑑み、本発明は以下に述べるとおりの各構成要件を具備してなる。
少なくとも、NC工作機械に設けられた主軸と、工具マガジンと、前記主軸に装着されるシャンク部と切削用刃部とを備え且つ前記工具マガジンに収容された複数の工具とを具備し、前記工具を前記主軸と前記工具マガジンとの間で直接的に授受交換するNC工作機械の工具交換装置において、前記工具が、前記工具のシャンク部の軸線方向の任意位置に移動可能に嵌着された弾性リング部材を有し、形状及び寸法が同一の複数の同種工具に対して、それぞれの工具の用途に応じた所望の工具長になるように前記弾性リング部材が前記工具に嵌着されており、また、前記工具マガジンに複数の工具ポットが設けられ、該工具ポットが、厚みの中間部を上下2層に形成する溝部と、工具のシャンク部径より小径の工具収容穴と、工具の受け渡しの通過部となる工具授受口と、前記主軸のX軸方向への移動により前記主軸に装着された工具が前記工具収容穴に収容されるときに弾性力により開閉動作する一対の把持爪とを有していて、前記工具に嵌着した前記弾性リング部材を前記工具ポットの溝部に嵌め込むことによって前記弾性リングを工具の軸線方向の基準として前記一対の把持爪によって工具を把持しており、前記工具マガジンの前記工具ポットに把持された前記工具を前記主軸と前記工具マガジンとの間の相対移動により工具交換を行うようにしたことを特徴とするNC工作機械の工具交換装置。
【0005】
【作用】
上述の構成により、主軸に装着したときの工具長に見合った各工具のシャンク部にリング部材を嵌着、固定し、そのリング部材を基準にして各工具を工具マガジンの各工具ポットに収納する。なお、リング部材は各工具のシャンク部の軸線方向の任意位置に移動可能になっているので、既製品の同種工具をいろいろな工具長に設定できる。
また、ホルダレス方式のため、工具交換の度に主軸への工具装着精度が変わる恐れがあるので、工具交換指令があった場合、工具交換の度に工具長測定手段で工具長を測定し、その測定した工具長で工具オフセットを行ってから、当該工具による加工を開始するようにしたので、高精度のNC加工を行うことができる。
【0006】
【実施例】
以下に、本発明の実施例について図面に沿って説明する。
図1は、本発明実施例の工具交換装置を備えたNC工作機械の工具交換時の要部正面図および構成ブロック図、図2は、図1の断面A−Aによる要部側面図、図3は、図2の矢視Bによる工具マガジンの平面図、図4は、本発明実施例の工具交換装置を備えたNC工作機械の工具装着時の主軸の要部断面図である。
【0007】
まず、図1、図2、図3を参照して、本発明実施例の工具交換装置を備えたNC工作機械の要部を説明する。
本発明実施例の工具交換装置が適用されるNC工作機械の本体(図示せず)は、工具1をコレット3を介して装着する主軸5が主軸頭7に回転自在に支持され、主軸頭7とワークを載置するテーブル9とが、NC装置11により制御されるX軸送りモータ13、Y軸送りモータ15、Z軸送りモータ17を駆動することにより、X,Y,Z軸の直交3軸方向に相対移動するようになっている。
【0008】
テーブル9側面部に取り付けられたブラケット19上部にリニアガイド21が設けられ、リニアガイド21によりX軸方向に往復移動可能に案内されるキャリア23上部にマガジンベース25が立設され、工具1を収納する工具マガジン27がマガジンベース25上部に4本のボルト29で固定されている。キャリア23左側面部に取り付けられたプレート31にはブラケット19に設けられたシリンダ33により進退するロッド35がナット37で固定されており、よって、シリンダ33に空気圧供給装置39からエアを供給してロッド35を進退させることにより、キャリア23上部に立設したマガジンベース25上部に固定された工具マガジン27を、工具交換可能位置である前進位置(図1に図示の位置)とワークの加工領域外の退避位置との間でX軸方向に往復移動させることができる。
【0009】
プレート31右側面部にはプーリ41を回転自在に支持するプーリブラケット43が取り付けられ、プーリ41に同軸状に固着されたピニオン45がリニアガイド21に取り付けられたラック47と噛み合っている。さらに、プレート31には切屑や加工液が加工中に工具マガジン27周辺部に飛散しないようにするカバー49が取り付けられ、カバー49上部にはマガジンカバー51がプーリ53とともに同軸状に枢着され、ベルト55がプーリ41とプーリ53との間に張設されている。通常、工具マガジン27はワークの加工領域外である退避位置にあり、プレート31に固定されたロッド35が左行してマガジンカバー51は閉じている。しかし、工具交換時、機械制御装置57から工具マガジン移動指令が発せられると、空気圧供給装置39によりシリンダ33にエアが供給されてプレート31に固定されたロッド35が右行し工具マガジン27が前進するとともに、リニアガイド21に取り付けられたラック47と噛み合っているピニオン45に固定されたプーリ41が反時計回りして、ベルト55を介しプーリ53を反時計回りに回転させ、マガジンカバー51が開く(図1参照)。この状態で工具マガジン27とNC工作機械の主軸5との間のX,Y,Z軸の相対移動による自動工具交換および工具マガジン27に収納されている工具1と外部工具との手動による差替えが可能となる。
【0010】
また、テーブル9上部の加工の妨げとならない所定位置に工具長測定用のタッチセンサ59が設けられ、工具1を装着した主軸5を下降させタッチセンサ59に接近させていき、工具1の刃部1b先端がタッチセンサ59に接触したことを接触信号として機械制御装置57に送るようになっている。機械制御装置57は、X,Y,Z軸の位置座標を刻々把握しており、接触信号を受信したときの現在位置座標から工具長を測定することができる。また、機械制御装置57は、NC装置11から工具交換指令を受けると、工具交換後、引き続いて工具長測定を行うようにNC装置11に信号を発して、上記工具長測定を行うのである。
【0011】
図3に示すように、工具マガジン27は樹脂等の弾性材料からなる板材であり、左右方向に設けられた7つのスリット27aにより、工具1を収納する8個の工具ポット61を形成しており、厚みの中間部に溝部27bが形成されて上下2層となっている。各工具ポット61には、工具1のシャンク部1a径より小径の工具収納穴27c、工具1の受け渡しの通過部となる工具授受口27d、主軸5のX軸方向への移動により主軸5に装着された工具1が工具収納穴27cに収納されるとき、弾性力が作用して開閉動作する一対の把持爪27e,27e、一対の把持爪27e,27eに弾性力を付与させる抜き穴27fおよび切欠き27gがそれぞれ設けられている。また、各工具1のシャンク部1aには、主軸5への装着時の工具長を調節する弾性リング63が嵌着され、工具マガジン27の工具ポット61への工具1の収納時には、工具マガジン27に形成された溝部27bに工具1に嵌着した弾性リング63が嵌まって軸線方向のおおよその基準となり、弾性リング63の上下を挟むようにして工具1のシャンク部1aが工具ポット61の一対の把持爪27e,27eの弾性力により把持されている。
また、工具ポット61の一対の把持爪27e,27eの弾性力で工具1を把持せず、工具ポット61の工具収納穴27cを工具1のシャンク部1a径より若干大きくして、弾性リング63を工具マガジン27の上面部に引っ掛けて収納する形式にしてもよい。さらに、弾性リング63の代わりに、工具1の外周方向から止めねじで固定する形式のリング部材を用いてもよい。
【0012】
次に、図4を参照して、本発明実施例の工具交換装置を備えたNC工作機械の工具装着時の主軸の要部を説明する。なお、(a)は、ある工具を最大工具長にした工具装着時、(b)は、その工具を最小工具長にした工具装着時を示している。
主軸頭7に回転自在に支持された主軸5内部にはドローバー65が設けられ、ドローバー65下部のねじ部65aにコレット3が螺着され、主軸5内部をドローバー65がコレット3とともに上下方向に移動可能となっている。工具1はシャンク部1aと刃部1bとからなり、シャンク部1aに弾性リング63を嵌着して主軸5への装着時の工具長を調節するとともに、シャンク部1aがコレット3のチャック部3aに把持される。工具1のシャンク部1aへの弾性リング63の嵌着位置により、コレット3のチャック部3aに把持される工具1のシャンク部1aの把持長さが変わるので、コレット3内部に工具1のシャンク部1aの逃げのための空間部3bを設けてあり、空間部3bの上下方向の長さが工具長調節可能長さとなっている。また、工具交換の際、主軸5に装着された工具1をアンクランプ状態にして工具マガジン27の工具ポット61に収納するときには、ドローバー65をドローバー65上部に設けられた複数枚の皿ばね(図示せず)の弾性力に抗して下方に押し込むことにより、ドローバー65下部に螺着されたコレット3を主軸5先端部から突出させてコレット3のチャック部3aを開放させる。これに対し、工具マガジン27の工具ポット61に収納されている工具1を主軸5に装着するときには、皿ばねの弾性力でドローバー65を引き上げ、コレット3のチャック部3a外形のテーパ部と主軸1先端部に設けたテーパ穴とが嵌合してコレット3のチャック部3aに把持力が与えられ工具1をクランプする。
【0013】
本発明の工具交換装置を備えたNC工作機械において、工具交換の度に工具マガジン27から主軸5に装着される工具1の工具長を測定する動作制御の過程を説明する。
まず、ワークの加工に用いる刃部1b形状の異なった複数種類の工具1のシャンク部1aの適宜位置に弾性リング63を嵌着し、工具マガジン27の工具ポット61に収納する。このとき、主軸5に工具1が装着されている場合には、その工具1を収納するための空の工具ポット61を工具マガジン27に設けておく(図2参照)。図2において、工具マガジン27の工具ポット61に収納されている工具1の内、左から1,2,7,8番目の工具はシャンク部1aおよび刃部1b形状および寸法が全く同じ同種工具であり、その工具のシャンク部1aへの弾性リング63の嵌着位置を変えて工具マガジン27の工具ポット61に収納することで、1種類の工具でそれぞれの工具長を得たものである。同様に、左から3,4番目の工具1も工具のシャンク部1aへの弾性リング63の嵌着位置をそれぞれ変えただけの同種工具である。
【0014】
NC装置11に与えられたNCプログラムにより、ワークの加工が開始され、その過程で工具交換指令が発せられると、NC装置11から機械制御装置57に工具マガジン移動指令が送られ、空気圧供給装置39によりエアが供給されてシリンダ33が作動し、工具マガジン27が工具交換可能位置へ前進する。その後、工具マガジン27とNC工作機械の主軸5との間のX,Y,Z軸の相対移動により、まず、主軸5に装着されている使用済みの工具1を空の工具ポット61に収納し、これから使用する工具1を主軸5に装着し、再び工具マガジン27とNC工作機械の主軸5との間のX,Y,Z軸の相対移動により、主軸5に装着した工具1を工具マガジン27の工具ポット61から取り外すとともに、テーブル9上に取り付けたタッチセンサ59上に移動し工具長測定を行う。
【0015】
一方、NC装置11には、ある工具長でプログラムされたNC加工データがあらかじめ入力されているので、現在主軸に装着されている状態の当該工具の工具長の測定結果と、あらかじめプログラムされているNC加工データ中の工具長との差だけZ軸方向の移動量を補正する工具長オフセットをNC装置11で行う。その後、ワークの加工を行うので、高精度のNC加工が実現できる。
また、弾性リング63は弾性による摩擦力だけで工具1のシャンク部1aに嵌着しており、工具長調節可能長さを越えるような位置へ弾性リング63を嵌着した場合には、主軸5が工具1を押し下げて弾性リング63のみが工具1の軸線方向にずれて誤りを吸収するので、工具マガジン27を破損することがなく、また、この状態でも工具長を必ず測定してから加工を行うので加工間違いも発生しない。さらに、弾性リング63の弾性力は、加工中にその位置がずれない程度の大きさのものを選定するのである。出願人は、実加工を行って実用上問題のないことを把握している。
【0016】
工程設計の段階で最適な工具長を見積り、それに適合するようにあらかじめ工具に弾性リング63を嵌着しておくので、作業者は、あらかじめ用意された工具の弾性リング63を工具マガジン27の溝部27bに合わせるようにして、工具ポット61に工具を機械的に収納すればよいので、工具の工具長設定から工具ポット61への収納までの一連の作業が簡単に行えるという効果もある。
【0017】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、シャンク部の任意位置にリング部材を嵌着した工具を、そのリング部材を軸線方向のおおよその基準として工具マガジンの工具ポットに収納するようにしたので、工具の主軸への装着時の工具長を任意に調節ができるようになった。これにより、同種工具の工具長を加工深さに応じて簡単に変えることができる。従来のように工具の中間軸部に位置決め溝を刻設する必要がないので、工具の強度が落ちることがなくなったことと相まって、できる限り工具長を短くして剛性の高い切削加工が行える。また、工具長測定手段を設けて工具交換の度に工具長を測定し、その測定結果により工具長オフセットを行うようにしたので、ホルダレス方式の工具交換装置でありながら、高精度のNC加工が実現できる。さらに、工具への追加工の必要がなく、既製品の工具をそのまま使用できるので工具のコストダウンも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の工具交換装置を備えたNC工作機械の工具交換時の要部正面図および構成ブロック図である。
【図2】図1の断面A−Aによる要部側面図である。
【図3】図2の矢視Bによる工具マガジンの平面図である。
【図4】本発明実施例の工具交換装置を備えたNC工作機械の工具装着時の主軸の要部断面図である。
【符号の説明】
1 工具
1a シャンク部
1b 刃部
3 コレット
5 主軸
9 テーブル
11 NC装置
25 マガジンベース
27 工具マガジン
33 シリンダ
39 空気圧供給装置
57 機械制御装置
59 タッチセンサ
61 工具ポット
63 弾性リング
65 ドローバー
Claims (1)
- 少なくとも、NC工作機械に設けられた主軸と、工具マガジンと、前記主軸に装着されるシャンク部と切削用刃部とを備え且つ前記工具マガジンに収容された複数の工具とを具備し、前記工具を前記主軸と前記工具マガジンとの間で直接的に授受交換するNC工作機械の工具交換装置において、
前記工具が、前記工具のシャンク部の軸線方向の任意位置に移動可能に嵌着された弾性リング部材を有し、形状及び寸法が同一の複数の同種工具に対して、それぞれの工具の用途に応じた所望の工具長になるように前記弾性リング部材が前記工具に嵌着されており、また、前記工具マガジンに複数の工具ポットが設けられ、該工具ポットが、厚みの中間部を上下2層に形成する溝部と、工具のシャンク部径より小径の工具収容穴と、工具の受け渡しの通過部となる工具授受口と、前記主軸のX軸方向への移動により前記主軸に装着された工具が前記工具収容穴に収容されるときに弾性力により開閉動作する一対の把持爪とを有していて、前記工具に嵌着した前記弾性リング部材を前記工具ポットの溝部に嵌め込むことによって前記弾性リングを工具の軸線方向の基準として前記一対の把持爪によって工具を把持しており、前記工具マガジンの前記工具ポットに把持された前記工具を前記主軸と前記工具マガジンとの間の相対移動により工具交換を行うようにしたことを特徴とするNC工作機械の工具交換装置。
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JP33869294A JP3669730B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | Nc工作機械の工具交換装置 |
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JP33869294A JP3669730B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | Nc工作機械の工具交換装置 |
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JPH08174364A JPH08174364A (ja) | 1996-07-09 |
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JP33869294A Expired - Lifetime JP3669730B2 (ja) | 1994-12-27 | 1994-12-27 | Nc工作機械の工具交換装置 |
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