JPH08174364A - Nc工作機械の工具交換装置 - Google Patents

Nc工作機械の工具交換装置

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JPH08174364A
JPH08174364A JP33869294A JP33869294A JPH08174364A JP H08174364 A JPH08174364 A JP H08174364A JP 33869294 A JP33869294 A JP 33869294A JP 33869294 A JP33869294 A JP 33869294A JP H08174364 A JPH08174364 A JP H08174364A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 既製品の工具を用い、主軸への装着時の工具
長を容易に任意に設定可能なNC工作機械の工具交換装
置を提供する。 【構成】 工具1のシャンク部1aの任意位置に弾性リ
ング63を嵌着し、その弾性リング63が丁度工具マガ
ジン27の溝部27bに嵌まるように工具ポット61に
収納する。工具マガジン27とNC工作機械の主軸5と
の間のX,Y,Z軸の相対移動により工具交換を行う
際、工具交換の度に主軸5に装着された工具1の工具長
を測定して工具長オフセットを行うように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、工具を収納する工具ポ
ットを複数個設けた工具マガジンとNC工作機械の主軸
との間で、X,Y,Z軸の送り軸を相対移動させて直接
的に工具交換を行うアームレス方式のNC工作機械の工
具交換装置、および工具を一旦工具ホルダに固定し工具
ホルダごと工具交換を行うのではなく、工具ホルダを介
在させずに工具を工具マガジンとNC工作機械の主軸と
の間で直接的に交換するホルダレス方式のNC工作機械
の工具交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工具マガジンにあらかじめ複数の工具を
収納し、工具マガジンとNC工作機械の主軸との間に工
具転送アームを介在させず、工具マガジンとNC工作機
械の主軸との間の送り軸の相対移動により、主軸に装着
された使用済みの工具を主軸から工具マガジンへ直接的
に転送、収納して、その後、所望の工具を工具マガジン
から主軸へ直接的に転送、装着するように工具交換を行
う、いわゆるアームレス方式の工具交換装置がある。さ
らに、工具を工具ホルダに装着し、その工具ホルダごと
工具交換するのではなく、工具マガジンに複数個設けら
れた工具ポットにあらかじめ工具を単体で収納してお
き、工具マガジンとNC工作機械の主軸との間で工具単
体のまま直接的に工具交換を行う、いわゆるホルダレス
方式の工具交換装置がある。特に、後者の方式の工具交
換装置は、成形金型のリブ溝等の複雑な形状のワークの
加工を比較的細身の工具を用いて行うNC工作機械に適
用されることが多い。アームレス方式およびホルダレス
方式を適用した工具交換装置の一例として、本出願人に
よる特開平5−277867号公報に示すような工具交
換装置がある。この装置は、工具の切削用刃部と主軸装
着部との間の中間軸部の所定位置に刻設された位置決め
溝に工具マガジンに設けられた位置決め板が弾性係合し
て、工具を軸線方向の所定位置に位置決めをするととも
に、工具マガジンに複数個並設した工具ポットに複数の
工具を把持、収納するようにして、工具マガジンとNC
工作機械の主軸との間の相対移動により、工具マガジン
の全ての工具ポットとNC工作機械の主軸との間で直接
的に工具の授受、交換が行えるようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、工具ホ
ルダを介在させずに工具をNC工作機械の主軸に直接的
に装着する場合、工具交換の度に工具長にばらつきが生
じるので、上記の特開平5−277867号公報の装置
では、工具を工具マガジンに収納するとき、工具の中間
軸部に刻設された位置決め溝により軸線方向の位置決め
を行うようにしてこのばらつきをなくすようにしてい
る。これは、工具長の管理の点では都合が良い反面、ワ
ークの形状によっては、同一形状、同一寸法の同種工具
でも、主軸からの突き出し寸法、すなわち工具長を種々
変えなければならないことがある。例えば、ワークの深
い部分を削る場合は主軸とワークとが干渉するので工具
長を長くし、ワークの浅い部分を削る場合は工具長を短
くして剛性の高い加工が行えるようにし、その中間の深
さを削る場合は、主軸とワークとが干渉しない範囲で、
かつできるだけ工具長を短くし剛性の高い加工を行った
ほうがよい。つまり、同種工具でも任意の工具長で使用
しなければならないときには、上記の装置のように位置
決め溝を工具の中間軸部に刻設する方法では、中間軸部
のいろいろな場所に位置決め溝を刻設した同種工具を準
備しておかなければならないという不都合がある。ま
た、工具の中間軸部に位置決め溝を刻設すると、工具の
強度が落ちる問題点がある。さらに、工具の中間軸部に
位置決め溝を追加工するため、既製品の工具がそのまま
使用できないのでコストアップになるという問題点もあ
る。そこで本発明は、工具マガジンとNC工作機械の主
軸との間のホルダレス方式の自動工具交換において、工
具長の設定を任意に、容易に行えるようにし、かつ既製
品の工具をそのまま使用できるようにして工具のコスト
ダウンも可能としたNC工作機械の工具交換装置を提供
することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的に鑑み、本発明
は以下に述べるとおりの各構成要件を具備してなる。 (1) NC工作機械の主軸に装着されるシャンク部と
切削用刃部とを備えた工具を前記主軸と工具マガジンと
の間で直接的に授受交換するNC工作機械の工具交換装
置において、前記工具の前記主軸への装着時の工具長を
調節し、前記工具のシャンク部の軸線方向の任意位置に
移動可能に嵌着、固定したリング部材と、前記工具マガ
ジンに複数個設けられ、前記リング部材を前記工具の軸
線方向の基準として前記工具マガジンに前記工具を収納
する工具ポットと、を具備してなり、前記主軸と前記工
具マガジンとの間の相対移動により工具交換を行うよう
にしたNC工作機械の工具交換装置。 (2) 前記工具交換の度に前記主軸に装着された前記
工具の工具長を測定する工具長測定手段と、前記工具長
測定手段で測定した工具長データに基づいて、工具長オ
フセットを行う工具長オフセット手段と、をさらに具備
した上記第(1)項に記載のNC工作機械の工具交換装
置。
【0005】
【作用】上述の構成により、主軸に装着したときの工具
長に見合った各工具のシャンク部にリング部材を嵌着、
固定し、そのリング部材を基準にして各工具を工具マガ
ジンの各工具ポットに収納する。なお、リング部材は各
工具のシャンク部の軸線方向の任意位置に移動可能にな
っているので、既製品の同種工具をいろいろな工具長に
設定できる。また、ホルダレス方式のため、工具交換の
度に主軸への工具装着精度が変わる恐れがあるので、工
具交換指令があった場合、工具交換の度に工具長測定手
段で工具長を測定し、その測定した工具長で工具オフセ
ットを行ってから、当該工具による加工を開始するよう
にしたので、高精度のNC加工を行うことができる。
【0006】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面に沿っ
て説明する。図1は、本発明実施例の工具交換装置を備
えたNC工作機械の工具交換時の要部正面図および構成
ブロック図、図2は、図1の断面A−Aによる要部側面
図、図3は、図2の矢視Bによる工具マガジンの平面
図、図4は、本発明実施例の工具交換装置を備えたNC
工作機械の工具装着時の主軸の要部断面図である。
【0007】まず、図1、図2、図3を参照して、本発
明実施例の工具交換装置を備えたNC工作機械の要部を
説明する。本発明実施例の工具交換装置が適用されるN
C工作機械の本体(図示せず)は、工具1をコレット3
を介して装着する主軸5が主軸頭7に回転自在に支持さ
れ、主軸頭7とワークを載置するテーブル9とが、NC
装置11により制御されるX軸送りモータ13、Y軸送
りモータ15、Z軸送りモータ17を駆動することによ
り、X,Y,Z軸の直交3軸方向に相対移動するように
なっている。
【0008】テーブル9側面部に取り付けられたブラケ
ット19上部にリニアガイド21が設けられ、リニアガ
イド21によりX軸方向に往復移動可能に案内されるキ
ャリア23上部にマガジンベース25が立設され、工具
1を収納する工具マガジン27がマガジンベース25上
部に4本のボルト29で固定されている。キャリア23
左側面部に取り付けられたプレート31にはブラケット
19に設けられたシリンダ33により進退するロッド3
5がナット37で固定されており、よって、シリンダ3
3に空気圧供給装置39からエアを供給してロッド35
を進退させることにより、キャリア23上部に立設した
マガジンベース25上部に固定された工具マガジン27
を、工具交換可能位置である前進位置(図1に図示の位
置)とワークの加工領域外の退避位置との間でX軸方向
に往復移動させることができる。
【0009】プレート31右側面部にはプーリ41を回
転自在に支持するプーリブラケット43が取り付けら
れ、プーリ41に同軸状に固着されたピニオン45がリ
ニアガイド21に取り付けられたラック47と噛み合っ
ている。さらに、プレート31には切屑や加工液が加工
中に工具マガジン27周辺部に飛散しないようにするカ
バー49が取り付けられ、カバー49上部にはマガジン
カバー51がプーリ53とともに同軸状に枢着され、ベ
ルト55がプーリ41とプーリ53との間に張設されて
いる。通常、工具マガジン27はワークの加工領域外で
ある退避位置にあり、プレート31に固定されたロッド
35が左行してマガジンカバー51は閉じている。しか
し、工具交換時、機械制御装置57から工具マガジン移
動指令が発せられると、空気圧供給装置39によりシリ
ンダ33にエアが供給されてプレート31に固定された
ロッド35が右行し工具マガジン27が前進するととも
に、リニアガイド21に取り付けられたラック47と噛
み合っているピニオン45に固定されたプーリ41が反
時計回りして、ベルト55を介しプーリ53を反時計回
りに回転させ、マガジンカバー51が開く(図1参
照)。この状態で工具マガジン27とNC工作機械の主
軸5との間のX,Y,Z軸の相対移動による自動工具交
換および工具マガジン27に収納されている工具1と外
部工具との手動による差替えが可能となる。
【0010】また、テーブル9上部の加工の妨げとなら
ない所定位置に工具長測定用のタッチセンサ59が設け
られ、工具1を装着した主軸5を下降させタッチセンサ
59に接近させていき、工具1の刃部1b先端がタッチ
センサ59に接触したことを接触信号として機械制御装
置57に送るようになっている。機械制御装置57は、
X,Y,Z軸の位置座標を刻々把握しており、接触信号
を受信したときの現在位置座標から工具長を測定するこ
とができる。また、機械制御装置57は、NC装置11
から工具交換指令を受けると、工具交換後、引き続いて
工具長測定を行うようにNC装置11に信号を発して、
上記工具長測定を行うのである。
【0011】図3に示すように、工具マガジン27は樹
脂等の弾性材料からなる板材であり、左右方向に設けら
れた7つのスリット27aにより、工具1を収納する8
個の工具ポット61を形成しており、厚みの中間部に溝
部27bが形成されて上下2層となっている。各工具ポ
ット61には、工具1のシャンク部1a径より小径の工
具収納穴27c、工具1の受け渡しの通過部となる工具
授受口27d、主軸5のX軸方向への移動により主軸5
に装着された工具1が工具収納穴27cに収納されると
き、弾性力が作用して開閉動作する一対の把持爪27
e,27e、一対の把持爪27e,27eに弾性力を付
与させる抜き穴27fおよび切欠き27gがそれぞれ設
けられている。また、各工具1のシャンク部1aには、
主軸5への装着時の工具長を調節する弾性リング63が
嵌着され、工具マガジン27の工具ポット63への工具
1の収納時には、工具マガジン27に形成された溝部2
7bにと工具1に嵌着した弾性リング63とが嵌まって
軸線方向のおおよその基準となり、弾性リング63の上
下を挟むようにして工具1のシャンク部1aが工具ポッ
ト61の一対の把持爪27e,27eの弾性力により把
持されている。また、工具ポット61の一対の把持爪2
7e,27eの弾性力で工具1を把持せず、工具ポット
61の工具収納穴27cを工具1のシャンク部1a径よ
り若干大きくして、弾性リング63を工具マガジン27
の上面部に引っ掛けて収納する形式にしてもよい。さら
に、弾性リング63の代わりに、工具1の外周方向から
止めねじで固定する形式のリング部材を用いてもよい。
【0012】次に、図4を参照して、本発明実施例の工
具交換装置を備えたNC工作機械の工具装着時の主軸の
要部を説明する。なお、(a)は、ある工具を最大工具
長にした工具装着時、(b)は、その工具を最小工具長
にした工具装着時を示している。主軸頭7に回転自在に
支持された主軸5内部にはドローバー65が設けられ、
ドローバー65下部のねじ部65aにコレット3が螺着
され、主軸5内部をドローバー65がコレット3ととも
に上下方向に移動可能となっている。工具1はシャンク
部1aと刃部1bとからなり、シャンク部1aに弾性リ
ング63を嵌着して主軸5への装着時の工具長を調節す
るとともに、シャンク部1aがコレット3のチャック部
3aに把持される。工具1のシャンク部1aへの弾性リ
ング63の嵌着位置により、コレット3のチャック部3
aに把持される工具1のシャンク部1aの把持長さが変
わるので、コレット3内部に工具1のシャンク部1aの
逃げのための空間部3bを設けてあり、空間部3bの上
下方向の長さが工具長調節可能長さとなっている。ま
た、工具交換の際、主軸5に装着された工具1をアンク
ランプ状態にして工具マガジン27の工具ポット61に
収納するときには、ドローバー65をドローバー65上
部に設けられた複数枚の皿ばね(図示せず)の弾性力に
抗して下方に押し込むことにより、ドローバー65下部
に螺着されたコレット3を主軸5先端部から突出させて
コレット3のチャック部3aを開放させる。これに対
し、工具マガジン27の工具ポット61に収納されてい
る工具1を主軸5に装着するときには、皿ばねの弾性力
でドローバー65を引き上げ、コレット3のチャック部
3a外形のテーパ部と主軸1先端部に設けたテーパ穴と
が嵌合してコレット3のチャック部3aに把持力が与え
られ工具1をクランプする。
【0013】本発明の工具交換装置を備えたNC工作機
械において、工具交換の度に工具マガジン27から主軸
5に装着される工具1の工具長を測定する動作制御の過
程を説明する。まず、ワークの加工に用いる刃部1b形
状の異なった複数種類の工具1のシャンク部1aの適宜
位置に弾性リング63を嵌着し、工具マガジン27の工
具ポット61に収納する。このとき、主軸5に工具1が
装着されている場合には、その工具1を収納するための
空の工具ポット61を工具マガジン27に設けておく
(図2参照)。図2において、工具マガジン27の工具
ポット63に収納されている工具1の内、左から1,
2,7,8番目の工具はシャンク部1aおよび刃部1b
形状および寸法が全く同じ同種工具であり、その工具の
シャンク部1aへの弾性リング63の嵌着位置を変えて
工具マガジン27の工具ポット61に収納することで、
1種類の工具でそれぞれの工具長を得たものである。同
様に、左から3,4番目の工具1も工具のシャンク部1
aへの弾性リング63の嵌着位置をそれぞれ変えただけ
の同種工具である。
【0014】NC装置11に与えられたNCプログラム
により、ワークの加工が開始され、その過程で工具交換
指令が発せられると、NC装置11から機械制御装置5
7に工具マガジン移動指令が送られ、空気圧供給装置3
9によりエアが供給されてシリンダ33が作動し、工具
マガジン27が工具交換可能位置へ前進する。その後、
工具マガジン27とNC工作機械の主軸5との間のX,
Y,Z軸の相対移動により、まず、主軸5に装着されて
いる使用済みの工具1を空の工具ポット61に収納し、
これから使用する工具1を主軸5に装着し、再び工具マ
ガジン27とNC工作機械の主軸5との間のX,Y,Z
軸の相対移動により、主軸5に装着した工具1を工具マ
ガジン27の工具ポット61から取り外すとともに、テ
ーブル9上に取り付けたタッチセンサ59上に移動し工
具長測定を行う。
【0015】一方、NC装置11には、ある工具長でプ
ログラムされたNC加工データがあらかじめ入力されて
いるので、現在主軸に装着されている状態の当該工具の
工具長の測定結果と、あらかじめプログラムされている
NC加工データ中の工具長との差だけZ軸方向の移動量
を補正する工具長オフセットをNC装置11で行う。そ
の後、ワークの加工を行うので、高精度のNC加工が実
現できる。また、弾性リング63は弾性による摩擦力だ
けで工具1のシャンク部1aに嵌着しており、工具長調
節可能長さを越えるような位置へ弾性リング63を嵌着
した場合には、主軸5が工具1を押し下げて弾性リング
63のみが工具1の軸線方向にずれて誤りを吸収するの
で、工具マガジン27を破損することがなく、また、こ
の状態でも工具長を必ず測定してから加工を行うので加
工間違いも発生しない。さらに、弾性リング63の弾性
力は、加工中にその位置がずれない程度の大きさのもの
を選定するのである。出願人は、実加工を行って実用上
問題のないことを把握している。
【0016】工程設計の段階で最適な工具長を見積り、
それに適合するようにあらかじめ工具に弾性リング63
を嵌着しておくので、作業者は、あらかじめ用意された
工具の弾性リング63を工具マガジン27の溝部27b
に合わせるようにして、工具ポット61に工具を機械的
に収納すればよいので、工具の工具長設定から工具ポッ
ト61への収納までの一連の作業が簡単に行えるという
効果もある。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、シャンク部の任意位置にリング部材を嵌着し
た工具を、そのリング部材を軸線方向のおおよその基準
として工具マガジンの工具ポットに収納するようにした
ので、工具の主軸への装着時の工具長を任意に調節がで
きるようになった。これにより、同種工具の工具長を加
工深さに応じて簡単に変えることができる。従来のよう
に工具の中間軸部に位置決め溝を刻設する必要がないの
で、工具の強度が落ちることがなくなったことと相まっ
て、できる限り工具長を短くして剛性の高い切削加工が
行える。また、工具長測定手段を設けて工具交換の度に
工具長を測定し、その測定結果により工具長オフセット
を行うようにしたので、ホルダレス方式の工具交換装置
でありながら、高精度のNC加工が実現できる。さら
に、工具への追加工の必要がなく、既製品の工具をその
まま使用できるので工具のコストダウンも可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例の工具交換装置を備えたNC工作
機械の工具交換時の要部正面図および構成ブロック図で
ある。
【図2】図1の断面A−Aによる要部側面図である。
【図3】図2の矢視Bによる工具マガジンの平面図であ
る。
【図4】本発明実施例の工具交換装置を備えたNC工作
機械の工具装着時の主軸の要部断面図である。
【符号の説明】
1 工具 1a シャンク部 1b 刃部 3 コレット 5 主軸 9 テーブル 11 NC装置 25 マガジンベース 27 工具マガジン 33 シリンダ 39 空気圧供給装置 57 機械制御装置 59 タッチセンサ 61 工具ポット 63 弾性リング 65 ドローバー

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 NC工作機械の主軸に装着されるシャン
    ク部と切削用刃部とを備えた工具を前記主軸と工具マガ
    ジンとの間で直接的に授受交換するNC工作機械の工具
    交換装置において、 前記工具の前記主軸への装着時の工具長を調節し、前記
    工具のシャンク部の軸線方向の任意位置に移動可能に嵌
    着、固定したリング部材と、 前記工具マガジンに複数個設けられ、前記リング部材を
    前記工具の軸線方向の基準として前記工具マガジンに前
    記工具を収納する工具ポットと、を具備してなり、前記
    主軸と前記工具マガジンとの間の相対移動により工具交
    換を行うようにしたことを特徴とするNC工作機械の工
    具交換装置。
  2. 【請求項2】 前記工具交換の度に前記主軸に装着され
    た前記工具の工具長を測定する工具長測定手段と、 前記工具長測定手段で測定した工具長データに基づい
    て、工具長オフセットを行う工具長オフセット手段と、
    をさらに具備した請求項1に記載のNC工作機械の工具
    交換装置。
JP33869294A 1994-12-27 1994-12-27 Nc工作機械の工具交換装置 Expired - Lifetime JP3669730B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6663548B2 (en) 2000-10-16 2003-12-16 Makino Milling Machine Co., Ltd. Spindle unit for a machine tool
JP2008145433A (ja) * 2006-12-05 2008-06-26 Hexagon Metrology Ab 工具懸架台
JP2021070067A (ja) * 2019-10-29 2021-05-06 Dgshape株式会社 加工装置及び加工装置の駆動方法

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