JP3669367B2 - 二層採光板支持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、大型屋根の一部に二層のガラス板等による採光部を形成するための二層採光板支持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、工場や倉庫等の大型屋根の一部に設けた採光用天窓に透明または半透明のガラス板等を取り付けるための採光板支持装置としては、例えば、特許文献1に記載された装置が周知である。
【0003】
この装置は、図7または図8に示すように、大型屋根に一定間隔をおいて平行に架設した横材52上の左右に所定間隔をあけて台形の受台53(図7は右側の受台)が設けられ、受台53の外側に沿う屋根板55の上端に折曲された接合縁56と受台53の内側に沿う水切板57の上端に折曲された水平部58とが受台53の上面で近接するように形成されている。そして、夫々の接合縁56と水平部58とをコ字型の下向きをなす第1枠押え金64で押え、受台53の上面中央に下端を固定したボルト54aを第1枠押え金64の中央に設けられた孔に挿通してナット54bで締結することにより、支持枠61を固定するようにしている。
【0004】
また、この採光部50に設けられたガラス板等の採光板59の片側をガスケット63を介して長尺の支持枠61で支持するようにしている。ガスケット63は左右夫々に横溝63a、63bを形成してなり、採光部50側の横溝63aに採光板59を挿着し、外側の横溝63bに支持枠61の支持部62を挿着する一方、支持枠61の両脚61a、61bを夫々内側に折り曲げて上記の水切板57の水平部58と屋根板55の接合縁56とを接合することで固定している。
【0005】
さらに、図8に示すように、コ字型を成す第2枠押え金66を下方に伏せた状態でその内側上端の中央にボルト67aの上端を固定した場合、採光部50側において水切板57の水平部58と支持枠61の内側脚部61aの折曲部61cとを合わせ、外側において屋根板55の接合縁56と支持枠61の外側脚部61bの折曲部61dとを合わせて当接板68の孔に第2枠押え金66のボルト67aを挿通してナット67bで締結するようにしている。
【0006】
【特許文献1】
特公昭57−17139号公報(第1頁、第2図、第3図)
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記の図7の構造においては、一定間隔をおいて架設された横材52ごとに受台53が設けられ、複数の受台53、53…の上部又は両側部に長尺の支持枠61と長尺の屋根板55と長尺の水切板57とが設けられているため、第1枠押え金64を固定するには、その上方にあるボルト54aにナット54bを締結するためのスパナを入れて回動する空間が十分になく、しかも作業者が高い足場に上がった危険な状態で常に上方を向いた姿勢で締結作業を行うという非常に危険で労力の要求される作業となっていた。
【0008】
また、図8の構造においては、ボルト67aを締結するナット67bが支持枠61の下方に設けられているが、支持枠61と接合縁56と水平部58とが長尺のため、第2枠押え金66の取付け位置の確定が困難である上、屋根板55が長尺であり、水切板57が垂直方向に長いため、やはり作業者が高い足場に上がった危険な状態で常に上方を向いた姿勢で締結作業を行う必要があり、非常に危険で労力の要求される作業となっていた。
【0009】
また、上記の特許文献1の採光板支持装置においては、ガスケット63は採光部側に一条の横溝63aだけが形成された構造とされているため、二層ガラスをガスケット63の横溝63aに嵌合することによって結露を防止する構造とすることも可能である。ところが、一般に市販されている二層ガラスは、非常に高価であり、全体重量が大であるため、高所での作業に労力と危険を要するという問題があった。
【0010】
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたもので、大型屋根の採光部に簡単な施工によって結露防止のための二層を成すガラス板を構成することが可能であり、しかも危険な高所での作業となる足場を必要とせずに採光部の施工がすべて屋根の上方から行えるようにした二層採光板支持装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
以上の目的を達成するために、本発明の二層採光板支持装置は、長尺の棒状ゴム部材の外側長手方向に沿って一条の横溝が形成されると共に、採光部側長手方向に沿って中間片を介する上下二条の横溝が形成されて成る周縁用ガスケットの前記上下二条の横溝の夫々にガラス板等の採光板を挿着することにより空気層を介する二層の採光板を構成して、該周縁用ガスケットの上面中央の長手方向に沿って形成された楔形溝に楔状ジッパーを嵌合する一方、該周縁用ガスケットの前記外側長手方向の横溝に支持枠の上縁に形成された支持縁を挿着し、該支持枠の両脚の内側方向への折曲部をコ字型座金の両脚で押え、該コ字型座金の天部中央から下方へ向けて固着されたボルトが採光部の周囲を支持する支持部材の上側フランジに設けられた穿孔部に挿通されて該上側フランジの下方からナットで固定された二層採光板支持装置において、前記楔形溝の下方に長手方向に沿って内溝が形成され、ガラス目地受材に固設された支持板の端部に形成された長溝を前記コ字型座金のボルトに挿通してナットで固定する構成とし、さらに前記二層の採光板を採光部の途中で支持するために設けられた連結用ガスケットの下部が支持部材で支持され、該連結用ガスケットの両側の長手方向に沿って中間片を介して形成された上下二条の各横溝に採光板を挿着するようにし、該連結用ガスケットの上面中央の長手方向に沿って形成された嵌合溝に楔状ジッパーを嵌合することによって、前記中間片による隙間を空気層とする二層の採光板を構成するようにしたことを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。
【0015】
この実施例の周縁用ガスケット1は、図1に示すように、採光部2の周縁にて支持枠3とガラス板4等の採光板とを連結するようにしたものである。この採光板としては、透明又は半透明のガラス板4の他に合成樹脂による透明板又は半透明板が適用可能である。
【0016】
周縁用ガスケット1は、図2に示すように、長尺の棒状ゴム部材から成り、このゴム部材の外側長手方向に沿って横溝5が形成され、この横溝5に支持枠3の上縁に形成された支持縁3aを挿着している。なお、この横溝5の上下側に形成された上方押え片6aと下方押え片6bの先端縁には長手方向に沿って内側を向く突起7、7・・・が形成され、この横溝5に挿着した支持枠3の支持縁3aとの密着性を確保するようにしてある。
【0017】
また、図1および図2に示すように周縁用ガスケット1の採光部2側には、長手方向に沿って中間片8を介する上下二条の横溝9a、9bが形成され、夫々の横溝9a、9bにはガラス板4、4が挿着されている。なお、図2に示すように、これらの上下二条の横溝9a、9bの上下側には上方押え片10aと下方押え片10bが形成され、これらの上方押え片10aと下方押え片10bとには、夫々の横溝9a、9b側に湾曲する突起11が形成され、上下二条の横溝9a、9bの夫々にガラス板4、4を密着状に挿着することによって中間片8の幅を空気層Cとして有する二層のガラス板4、4を構成するようにしている。
【0018】
さらに、周縁用ガスケット1の上部の中央に楔状ジッパー12を挿着する楔形溝13が形成され、この楔形溝13の下方に長手方向に沿う内溝13aが形成されている。この楔状ジッパー12は、楔形溝13の径よりもやや大きく形成され、楔形溝13に楔状ジッパー12を挿着することにより、両側の上方押え片6a、10aに対して下方への押圧力を作用させ、採光部2側のガラス板4の密着力或いは外側の支持枠3の支持縁3aの保持力を強化するようにしている。
【0019】
一方、上記の支持枠3は両側に脚部3b、3cを有し、その片側上端に採光部2側に突出した支持縁3aが形成され、両側脚部3b、3cの下端は夫々内側方向へ向く折曲部3d、3eが形成されている。この支持枠3の両脚3b、3cの両側折曲部3d、3eがコ字型座金15の両脚15a、15bで押圧されている。
【0020】
コ字型座金15は、図3に示すように、天部15cの両端をコ字形に折曲して両脚15a、15bを形成してあり、その天部15cの中央から下方へ向けて固着されたボルト16がナット17で締結される構成とされている。
【0021】
このコ字型座金15を用いて、図2に示すように、支持枠3の両脚3b、3cの両側折曲部3d、3eをコ字型座金15の両脚15a、15bで押え、採光部2の周囲を支持する溝型鋼19の上側フランジ19aに設けられた穿孔部14にコ字型座金15のボルト16を挿通して上側フランジ19aの下方からナット17で締結するようにしている。
【0022】
このようなナット17の締結作業においては、支持部材である溝型鋼19の上側フランジ19aの下側にはスパナを挿入する余地が十分にあり、採光部2にガラス板4を設けていない状態で、作業者は屋根の上からスパナ等を差し入れてナット17の締結作業を容易に行うことができる。
【0023】
なお、図1において、上記のように採光部2の周囲を支持する支持部材18は溝型鋼19によって構成され、該溝型鋼19をL型鋼材21にボルト20aとナット20bで固定すると共に、該溝型鋼19の溝側を採光部2側に向けた状態で該採光部2の周囲に設けるようにしている。
【0024】
また、図2に示すように、溝型鋼19の上側フランジ19aの上面において、採光部2側には結露受板23が固定されている。この結露受板23は長尺の金板の両側に立上げ片23a、23bを形成してなり、外側立上げ片23bがコ字型座金15の片側脚部15aによって押圧されることにより固定している。
【0025】
このような構成によって、結露受板23の内側立上げ片23aと支持枠3の脚部3bの側面との間で結露受けのための水通路24が形成されることとなる。上記のように、支持枠3の支持縁3aは周縁用ガスケット1の外側の横溝5に密着状態で挿着されているが、水分が毛細管現象によって横溝5の周部を巡って流下することがあっても、この水分を結露受板23で受けて排出することができる。
【0026】
また、図2に示すように、溝型鋼19の上側フランジ19aの上面において、外側には折半屋根25が固定されている。この折半屋根25は長手方向に沿って形成された傾斜部25aの上端に沿って折曲部25bが形成され、該折曲部25bを上記のコ字型座金15の片側脚部15bで押圧することによって固定している。
【0027】
さらに、図2に示すように、周縁用ガスケット1の横溝9a、9bに挿着されるガラス板4は、所定寸法の一層のガラス板4を連結するようにし、ガラス板4、4の平面方向の隙間にはシール材27を充填し、その連結部26を目地受材28で支持するようにしている。
【0028】
この目地受材28は、図4に示すように、幅広の支持片28aとその両側の支持片28b、28bを有し、両端に長尺の支持板29、29が片持ち式に固定され、夫々の支持板29の自由端側に切欠長孔29aが形成されている。そこで、図2に示すように、この目地受材28を上記の結露受板23の立上げ片23aに載置して周縁用ガスケット1の下側横溝9bに挿着したガラス板4の連結部26を目地受材28の幅広の支持片28aで支持すると共に、両側の支持片28b、28bでガラス板4、4の連結部26近傍の端縁を支持する(図6参照)。
【0029】
また、上下二条の横溝9a、9bのうち、上側横溝9aの奥部下方に長手方向に沿う内溝9cが形成されている。このような構成において、下側横溝9bにガラス板4を挿着するには、上側横溝9aの内奥部に内溝9cが形成されているため、中間片8を上方へ容易に屈曲して下側の横溝9b内にガラス板4を容易に嵌着することができる。
【0030】
そして、上側横溝9aにガラス板4を挿着するには、楔形溝13が形成されているため、上方押え片10aを上方へ容易に屈曲して上側横溝9a内にガラス板4を容易に挿着することができ、このような挿着が終了した後、上記のように楔形溝13に楔状ジッパー12を挿着する。
【0031】
上記の実施例のように、周縁用ガスケット1の横溝9a、9bにガラス板4、4を挿着する場合、上方押え片9aとガラス板4とが密着状態にあっても、毛細管現象によってその嵌合隙間から雨水等が侵入することがある。この場合、その水分は、まず上側横溝9a内のガラス板4の端部を巡って下方の内溝9cに到り、この内溝9c内を下流方向へ排出することとなる。従って、水分は中間片8の上面とガラス板4の接触面を介して空気層C内や下側横溝9b内に侵入することがない。
【0032】
また、楔形溝13とジッパー12との隙間から侵入した水分は、楔形溝13内の内溝13aを下流へ通過して排出することができる。さらに、ガラス板4に生じた結露は、結露受板23の水通路24で受けて下流へ排出することができる。
【0033】
ここで、採光部2の幅が広く、強度上の問題でガラス板4等を途中で支持する必要がある場合に、連結用ガスケット31を用いることについて説明する。図5に示すように、採光部2の途中において二層のガラス板4、4を連結用ガスケット31の両側で連結すると共に、屋根勾配に沿う支持部材としてH型鋼32をガスケット31の下部で支持するようにしている。なお、図1においては、H型鋼32を他の鋼材30で支持して所要高さを確保するようにしてある。
【0034】
この連結用ガスケット31は上記と同様に長尺の棒状ゴム部材から成り、ゴム部材の下部にH型鋼32のフランジ32aを挿嵌するようにした挟持片34、34が形成されている。そして、図5に示すように、挟持片34、34間のT字形の隙間にH型鋼32のフランジ32aを挿着することにより、H型鋼32のウェブ32bを両側の挟持片34、34で挟持するようにしてある。
【0035】
また、挟持片34、34の上方において、連結用ガスケット31の長手方向に沿って両側には中間片35、35を介して上下二条の横溝36a、36bが形成されている。図5に示すように、これらの横溝36a、36bの夫々にガラス板4、4を嵌合することによって、両側の中間片35、35による隙間を空気層Cとする二層のガラス板4、4を構成するようにしてある。また、両側の上側横溝36a、36aの内奥部下方には、長手方向に沿って内溝36c、36cを溝状に形成してある。
【0036】
さらに、両側の上側横溝36a、36aの中央上面には楔状ジッパー37を嵌合する楔形溝38を形成してある。なお、この楔状ジッパー37は楔形溝38の径よりもやや大きく形成され、楔形溝38に楔状ジッパー37を嵌合することによって、上方押え片39、39を下方に向けて押圧力を作用させる。
【0037】
このような構成においては、下側の横溝36bにガラス板4を挿着するには、上側横溝36aの内奥部に内溝36cが形成されているため、中間片35を上方へ屈曲して下側の横溝36b内にガラス板4を容易に嵌着することができる。そして、上側横溝36aにガラス板4を挿着するには、上方押え片39の内部に楔形溝38が形成されているため、上方押え片8を上方へ容易に屈曲して上側横溝36a内にガラス板4を容易に挿着することができる。さらに、楔形溝38にジッパー37を嵌合し、上方押え片39を下方のガラス板4側に押圧すると共に、中間片35を介して下側の横溝36bに嵌合されたガラス板4を押圧して密着させる。
【0038】
この実施例のように、連結用ガスケット31の両側の横溝36a、36bにガラス板4、4を嵌合する場合、各上方押え片39とガラス板4とが密着状態にあっても、毛細管現象によってその嵌合隙間から雨水等が侵入することがある。この場合、その水分は、まず上側横溝36a内のガラス板4の端部を巡って下方の内溝36cに到り、この内溝36c内を下流方向へ排出される。従って、水分は中間片35の上面とガラス板4の嵌合隙間を介して空気層C内や下側の横溝36b内に侵入することがない。
【0039】
さらに、本実施例においては、連結用ガスケット31の両側の下側横溝36b、36bの夫々の下り側面の下方に、下り勾配を成す覆面41、41を剥脱自在に形成した中空通路43を設けてある。この覆面41を剥脱自在とするには、覆面41の両側の連結部41a、41aを薄厚に形成すればよい。そして、両側の覆面41、41の側部に立上縁42、42を残して、各立上縁42の内側の覆面41の上面を水分が流れる通路とする。
【0040】
ただし、覆面41の長手方向の途中には中空通路43に連通した開口部44を形成してある。このような中空通路43においては、連結用ガスケット31の下側横溝36bのガラス板4に生じた結露水を覆面41で受け、該覆面41の勾配に沿って立上縁42の内側を流下させると共に、この水分を途中の開口部44で中空通路43に落下させ、それ以降はこの中空通路43内を屋根勾配に沿って排出させる。
【0041】
この中空通路43は覆面41で覆われているため、室内に圧力変化が生じた場合でも、中空通路43内の水分に乱気流の影響が及ぶことなく、円滑に下流まで流通することが可能となる。
【0042】
上記の周縁用ガスケット1において説明した目地受材28は、連結用ガスケット31においても使用される。即ち、目地受材28は上記の立上縁42に載置して連結用ガスケット31の下側横溝36bに嵌合したガラス板4を支持すると共に、中間片35を介して上側横溝36aに嵌合したガラス板4を支持することができる。
【0043】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の二層採光板支持装置によれば、採光部の周縁においては周縁用ガスケットを用いる場合でも、幅広の採光部の途中に連結用ガスケットを用いる場合でも、夫々のガスケットの採光部側に設けた上下の横溝の夫々に個別的に1枚のガラス板を挿着することによって、上下の横溝間の中間片によって形成された空気層を有する二層のガラス板を構成することができる。従って、この二層のガラス板に使用するガラスは、市販の一層ガラスを使用することができるため、安価であって、簡単に施工することが可能となる。
【0044】
また、本発明の二層採光板支持装置によれば、支持部材の上側フランジの下側にはスパナを挿入する余地が十分にあり、作業者は屋根の上からスパナ等を差し入れることによって、支持枠や折半屋根等を支持部材に固定するためのコ字型座金のボルトにナットを容易に締結することができる。
【0045】
また、本発明においては、夫々のガラスを挿着するにあたり、周縁側ガスケット及び連結用ガスケットのいずれにおいても上側横溝の内溝によって該中間片を上方へ容易に屈曲して下側横溝にガラス板を挿着するのが容易であり、さらに楔形溝によって上方押え片を上方へ容易に屈曲して上側横溝にガラス板を挿着するのが容易であり、ガラス板の挿着においても簡単な作業となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による二層採光板支持装置の周縁部ガスケットおよび連結用ガスケットの周辺を示す部分断面図である。
【図2】本発明による二層採光板支持装置の周縁部ガスケットの周辺を示す部分斜視図である。
【図3】本発明による二層採光板支持装置に使用するコ字型座金の斜視図である。
【図4】本発明による二層採光板支持装置に使用するガラス目地受材の斜視図である。
【図5】本発明による二層採光板支持装置の連結用ガスケットの周辺を示す部分斜視図である。
【図6】本発明による二層採光板支持装置の連結用ガスケットにおいてガラス板の連結部周辺を示す側面図である。
【図7】従来の採光板支持装置の部分断面図である。
【図8】従来の他の採光板支持装置の部分断面図である。
【符号の説明】
1…周縁用ガスケット
2…採光部
3…支持枠
3a…支持縁
3b、3c…脚部
4…ガラス板
5…横溝
6a…上方押え片
6b…下方押え片
7…突起
8…中間片
9a、9b…上下二条の横溝
10a…上方押え片
10b…下方押え片
11…突起
12…楔状ジッパー
13…楔形溝
14…穿孔部
15…コ字型座金
15a、15b…両脚
15c…天部
16…ボルト
17…ナット
18…支持部材
19…溝型鋼
19a…上側フランジ
19b…穿孔部
20a…ボルト
20b…ナット
21…L型鋼材
23…結露受板
23a、23b…立上げ片
23b…外側立上げ片
24…水通路
25…折半屋根
25a…傾斜部
25b…折曲部
26…連結部
27…シール材
28…目地受材
28a…幅広の支持片
28b…両側の支持片
29…支持板
29a…切欠長孔
31…連結用ガスケット
32…H型鋼
32a…フランジ
32b…ウェブ
34…挟持片
35…中間片
36a…上側横溝
36b…下側横溝
36c…内溝
37…楔状ジッパー
38…楔形溝
39…上方押え片
41…覆面
41a…連結部
42…立上縁
43…中空通路
44…開口部
C…空気層

Claims (1)

  1. 長尺の棒状ゴム部材の外側長手方向に沿って一条の横溝が形成されると共に、採光部側長手方向に沿って中間片を介する上下二条の横溝が形成されて成る周縁用ガスケットの前記上下二条の横溝の夫々にガラス板等の採光板を挿着することにより空気層を介する二層の採光板を構成して、該周縁用ガスケットの上面中央の長手方向に沿って形成された楔形溝に楔状ジッパーを嵌合する一方、該周縁用ガスケットの前記外側長手方向の横溝に支持枠の上縁に形成された支持縁を挿着し、該支持枠の両脚の内側方向への折曲部をコ字型座金の両脚で押え、該コ字型座金の天部中央から下方へ向けて固着されたボルトが採光部の周囲を支持する支持部材の上側フランジに設けられた穿孔部に挿通されて該上側フランジの下方からナットで固定された二層採光板支持装置において、前記楔形溝の下方に長手方向に沿って内溝が形成され、ガラス目地受材に固設された支持板の端部に形成された長溝を前記コ字型座金のボルトに挿通してナットで固定する構成とし、さらに前記二層の採光板を採光部の途中で支持するために設けられた連結用ガスケットの下部が支持部材で支持され、該連結用ガスケットの両側の長手方向に沿って中間片を介して形成された上下二条の各横溝に採光板を挿着するようにし、該連結用ガスケットの上面中央の長手方向に沿って形成された嵌合溝に楔状ジッパーを嵌合することによって、前記中間片による隙間を空気層とする二層の採光板を構成するようにしたことを特徴とする二層採光板支持装置。
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