JP3668262B2 - 有機ゲルマニウム化合物の分離回収方法 - Google Patents

有機ゲルマニウム化合物の分離回収方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3668262B2
JP3668262B2 JP17013694A JP17013694A JP3668262B2 JP 3668262 B2 JP3668262 B2 JP 3668262B2 JP 17013694 A JP17013694 A JP 17013694A JP 17013694 A JP17013694 A JP 17013694A JP 3668262 B2 JP3668262 B2 JP 3668262B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
organic germanium
compound
germanium compound
mixed solution
saccharide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP17013694A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0812684A (ja
Inventor
紀博 柿本
圭司 梅田
敬司 市村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asai Germanium Research Institute Co Ltd
Original Assignee
Asai Germanium Research Institute Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP17013694A priority Critical patent/JP3668262B2/ja
Application filed by Asai Germanium Research Institute Co Ltd filed Critical Asai Germanium Research Institute Co Ltd
Priority to CN95190706A priority patent/CN1048016C/zh
Priority to DE69528031T priority patent/DE69528031T2/de
Priority to US08/602,842 priority patent/US5744023A/en
Priority to EP95923534A priority patent/EP0716090B1/en
Priority to PCT/JP1995/001286 priority patent/WO1996000731A1/ja
Priority to RU96107774A priority patent/RU2136689C1/ru
Publication of JPH0812684A publication Critical patent/JPH0812684A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3668262B2 publication Critical patent/JP3668262B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07FACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
    • C07F7/00Compounds containing elements of Groups 4 or 14 of the Periodic Table
    • C07F7/30Germanium compounds
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D61/00Processes of separation using semi-permeable membranes, e.g. dialysis, osmosis or ultrafiltration; Apparatus, accessories or auxiliary operations specially adapted therefor
    • B01D61/42Electrodialysis; Electro-osmosis ; Electro-ultrafiltration; Membrane capacitive deionization
    • B01D61/44Ion-selective electrodialysis

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Urology & Nephrology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)
  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)
  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、糖類及び有機ゲルマニウム化合物を含有する混液から有機ゲルマニウム化合物を分離回収する方法に関し、特に有機ゲルマニウム化合物の存在下、グルコ−ス(ブドウ糖)等のアルド−ス構造を有する化合物をフルクト−ス(果糖)等のケト−ス構造を有する化合物へ異性化反応をして得られた糖類及び有機ゲルマニウム化合物を含有する混液から有機ゲルマニウム化合物を分離回収する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
生物にとってエネルギ−源等として非常に重要であり且つ地球上に最も多く存在する有機化合物である炭水化物は、基本的には単糖類を主な構成要素とするものであり、この単糖類は、代表的には炭素数3〜8の炭素原子が環状に連なった構造を有しているが、構造的にはアルデヒドの糖類であるアルド−スとケトンの糖類であるケト−スとの2種類に大別され、アルド−ス及びケト−スのそれぞれは、炭素原子の数如何により、トリオ−ス、テトロ−ス、ペント−ス及びヘキソ−スのように分類される。
【0003】
これら糖類は、これまで各種反応により異性化され、その構造、性質を改善する方法が知られているが、その反応を利用するものとしては、例えば甘味の少ないアルドヘキソ−スであるグルコ−ス(ブドウ糖)を対応する甘味の強いケトヘキソ−スであるフルクト−ス(果糖)へ異性化し、異性化糖を製造する反応を挙げることができる。
【0004】
上記異性化糖は、グルコ−ス(ブドウ糖)の一部を異性化して得られるフルクト−ス(果糖)と未反応グルコ−スとの混合物であり、甘味の少ないグルコ−スを甘味の強いフルクト−スへ一部変換して砂糖(ショ糖)に近い甘味を持たせたものであるが、その成分であるフルクト−スが低温であるほど甘味が強いため、その消費量全体の約70%が清涼飲料に添加され、それ等は食品全般に利用されている。
【0005】
グルコ−スとフルクト−スは、ともに化学構造が類似した六炭糖であり、古くから各種異性化法が提案されてきているが、現在工業的には、トウモロコシデンプン等のデンプンを液化した後、グルコアミラ−ゼで糖化した糖液を、例えばストレプトマイセス属等の菌種に属する菌が生産する異性化酵素を各種方法で固定化した固定化酵素中に連続的に通過させることにより、グルコ−スをフルクト−スに異性化している。
【0006】
この方法での異性化反応は、平衡点が1付近に存在する平衡反応であり(反応は温度が高いほど速くなるが、平衡点はあまり変わらない)、その平衡点への到達時において約60℃の反応温度でグルコ−スの約50%をフルクト−スへ転化させ、異性化することができるが、この程度まで異性化するには相当の長時間を要するばかりでなく、この長時間の加熱により反応液が着色してしまい、また市販する上で必要な精製、濃縮工程でのコスト上昇のため、フルクト−ス含量が約42%程度まで進行した段階で反応を終了させている。
【0007】
しかしフルクト−スをそのように約42%程度含有する異性化糖の甘味は、砂糖の甘味を100とした場合、95〜100程度であって若干不足しているため別途濃縮化をする必要があり、この濃縮には大掛りな設備を必要とするだけでなく、この設備によってまずフルクト−ス含量約95%のフルクト−ス液を得、次いでこのフルクト−ス液と42%異性化糖を混合して甘味100〜110の異性化糖(異性化率50%)を得ているが、このような濃縮法ではそのように大掛かりな設備規模を要するだけでなく操作も煩雑であるという難点を有している。
【0008】
また、アルド−ス構造を有する他の化合物をケト−ス構造を有する化合物へ異性化する方法としては、例えば二糖類に属するラクト−スをラクツロ−スへ異性化する方法を挙げることができる。この場合には上記グルコ−スの場合とは異なり、ラクト−スをラクツロ−スへ異性化する酵素が未だ発見されていないため、例えばラクト−スに対して所定濃度以下となるように水酸化ナトリウムを加え、この混合液を70℃以上の温度に加熱することによりラクツロ−スへの異性化が行われている(特公昭52−2984号公報)。
【0009】
しかしこの方法では、ラクト−スの異性化率すなわちラクツロ−スの生成率が低く、20%以下であり、このためラクツロ−スを高濃度で含有する溶液ないしはシロップとするためには、そこで得られたラクツロ−ス液をやはり濃縮しなければならないという難点がある。
【0010】
本発明者等は、従来技術における以上のような諸問題点をも前提に、各種多方面から鋭意検討を進め、有機酸又はアミノ酸を基本骨格とする有機ゲルマニウム化合物と糖質(糖類)との相互作用を明らかにし、有機ゲルマニウム化合物の存在下、異性化酵素によりグルコ−スを高い異性化率でフルクト−スに異性化することにより、砂糖の甘味と同等或いはそれ以上の甘味を有する異性化糖を直接に製造することができる方法を開発するとともに、これをさらに進めて、有機ゲルマニウム化合物により、異性化酵素の存在又は存在なしに(すなわちその有無に拘わらず)、アルド−ス構造を有する化合物をケト−ス構造を有する化合物へ異性化する方法を開発し、先に提案している(特願平4−360343号、特願平5−188877号)。
【0011】
これら方法は、下記式(1)で表される部分構造を有し、これに鎖式又は環式炭化水素、それらの置換体又は誘導体、その他の有機基を有する有機ゲルマニウム化合物の存在下、異性化酵素を使用し又は使用することなく、アルド−ス構造を有する化合物をケト−ス構造を有する化合物へ異性化することを特徴とするものであり、この有機ゲルマニウム化合物は、具体的には下記式(2)で表される有機ゲルマニウム化合物である。
【0012】
【化 2】
Figure 0003668262
【0013】
【化 3】
Figure 0003668262
〔式中、R1乃至R3は水素原子又は同一或いは異なる低級アルキル基、カルボキシアルキル、置換若しくは無置換のフェニル基又は適宣の保護基により保護された若しくは保護されないアミノ基を、Xは水酸基、O−低級アルキル基、アミノ基又はOYで表される塩(Yは金属又は塩基性を有する化合物を示す)を、nは1又は2以上の整数を示す〕
【0014】
すなわち、この化合物としては、3つの置換基R1乃至R3と酸素官能基OXとを有するプロピオン酸誘導体とゲルマニウム原子とが結合したゲルミルプロピオン酸を基本骨格とし、この基本骨格中ゲルマニウム原子と酸素原子とが2:3の割合で結合したものを例示することができる。また、置換基R1及びR2は、同一又は異なってもよく、ゲルマニウム原子のα位以降に位置し、「−(C)n−」(nは1又は2以上の整数)で表される炭素鎖のそれぞれに対して、n=1、2・・・nと増加するに従いR11、R12・・・Rn及びR21、R22・・・Rnと結合し、また置換基R3 は前記炭素鎖「−(C)n−」と酸素官能基の間のメチレン基に結合している。
【0015】
置換基R1乃至R3としては、水素原子、メチル基、エチル基、プロピル基、ブチル基等の低級アルキル基、カルボキシアルキル、置換され若しくは置換されていないフェニル基又はアミノ基を、置換基Xとしては、水酸基、O−低級アルキル基、アミノ基又はOYで表されるカルボンの塩を示し、またYはナトリウム、カリウム等の金属(ただし、一価のものに限られない)又はリゾチウム或いはリジン等の塩基性アミノ酸に代表される塩基性化合物を示すものである。
【0016】
また、この有機ゲルマニウム化合物を表す前記式(2)で示される構造は、この化合物を結晶として単離した状態に相当しているが、水溶液中では次式(3)で示すことができる。これに含まれる化合物は、何れも(3)式のとおり、水系では「(HO)3 Ge−」の構造をとるものであるが、これら化合物は、さらに下記式(4)として記載することもできる。
【0017】
【化 4】
Figure 0003668262
【0018】
【化 5】
Figure 0003668262
【0019】
尚、本発明においては、例えば特開昭59−18399号公報に開示され、下記の式(5)又は式(6)で示されるような有機ゲルマニウム化合物を使用することもできる。
ここで両式(5)及び(6)とも、式中、R4及びR5は、水素原子又は同一或いは異なる低級アルキル基を、Xは水酸基、低級アルキル基又はO−低級アルキル基を、nは1又はそれ以上の整数をそれぞれ示す。
【0020】
【化 6】
Figure 0003668262
【0021】
【化 7】
Figure 0003668262
【0022】
前述提案に係る異性化法では、概略以上のとおりの有機ゲルマニウム化合物を使用し、その存在下に、アルド−ス構造を有する化合物をケト−ス構造を有する化合物へ異性化するものであるが、この異性化法で対象とするアルド−ス構造を有する化合物(被異性化化合物)としては、例えば下掲「表1」に「被異性化化合物(A)」として示す単糖類及び二糖類を挙げることができ、対応するケト−ス構造を有する「異性化生成化合物(B)」を得ることができるが、ここに例示したものとは限らず、この異性化法では、さらにアルド−ス構造を有する三糖類以上のオリゴ糖を異性化することもできる。
【0023】
【表 1】
Figure 0003668262
【0024】
ところで、前述有機ゲルマニウム化合物は、何れも毒性がきわめて低く〔例えば、前記式(2)中、n=1、R1 =R2 =R3 =H、X=OHの化合物(後述「表2」中、化合物番号=1)は、経口投与によるマウスのLD50で6g/kg以上、ラットでは10g/kg以上である〕、きわめて安全且つ安定性に優れたものであるが、これら有機ゲルマニウム化合物自体、高価で貴重な有効資源であり、このため、でき得れば反応混合物から分離、回収し、再利用し得るようにするのが望ましい。しかしながら、上記糖類と有機ゲルマニウム化合物とは、いずれもかなりの分子量を有する有機化合物であり、従来両者を効果的に分離する方法は知られていない。
【0025】
本発明者は、このような観点から、有機ゲルマニウム化合物を異性化剤乃至は異性化促進剤として使用することにより、アルド−ス構造を有する化合物をケト−ス構造を有する化合物へ異性化した反応混合物から、有機ゲルマニウム化合物を有効に分離し、回収する手法につき、各種多方面から鋭意研究、検討を重ねているうち、この手法としてイオン交換膜を用いる分離法を適用することにより、その有機ゲルマニウム化合物をきわめて有効に分離し、回収し得ることを見い出し、本発明に到達するに至ったものである。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】
すなわち、本発明は、有機ゲルマニウム化合物をアルド−ス構造を有する各種化合物の異性化剤ないしは異性化促進剤として使用することにより、アルド−ス構造を有する化合物をケト−ス構造を有する化合物へ異性化した反応混合物にイオン交換膜を用いる分離法を適用することにより、その中の有機ゲルマニウム化合物をきわめて有効に分離し、回収し得る方法を提供することを目的とするものである。
【0027】
【課題を解決するための手段】
本発明は、糖類及び有機ゲルマニウム化合物を含有する混液を、一対又はそれ以上の陰陽両イオン交換膜を相対して備え、陽極側が陰イオン交換膜で陰極側が陽イオン交換膜で区画された画室中にて通電処理し、上記混液中の有機ゲルマニウム化合物を分離回収することを特徴とする糖類及び有機ゲルマニウム化合物を含有する混液から有機ゲルマニウム化合物を分離回収する方法を提供するものである。
【0028】
この場合、混液中に含有される糖類としては、好ましくは、例えば前記表1中に示す被異性化化合物(A)及び異性化生成化合物(B)に示す化合物を挙げることができる。これらは1種とは限らず、2種以上が含まれていても差し支えはなく、また前述異性化反応により得られた反応生成物には、異性化生成化合物(B)と異性化剤或いは異性化促進剤として使用した有機ゲルマニウム化合物及び異性化未反応の化合物(A)とが混在しているが、本発明はこれらが混在している水溶液から有機ゲルマニウム化合物を分離、回収する場合に特に有効に適用することができる。
【0029】
また、本発明において、その分離、回収の対象とする有機ゲルマニウム化合物は、前記式(2)で表される化合物であるが、これを例示すると、(2)式で示す構造中の「R1−(C)n−R2」、「R3 」及び「X」の部分が下掲の「表2〜表4」に示す基ないしはグル−プで示される化合物を挙げることができる。なお、これら表中、各基ないしグル−プが備える結合手の記載は省略している。
【0030】
【表 2】
Figure 0003668262
【0031】
【表 3】
Figure 0003668262
【0032】
【表 4】
Figure 0003668262
【0033】
次に、本発明において適用し得る有機ゲルマニウム化合物を分離、回収する方法すなわち電気透析について説明する。図1、図2は本発明を実施する装置の原理を示す概略図である。
図1中、Aは陰イオン交換膜、Kは陽イオン交換膜であり、これら両イオン交換膜A及びKは、容器1中に相対して所定間隔を置いて配置され、これにより容器1の内壁と相まち画室2、画室3及び画室4を構成している。このうち画室3は被処理液供給室であり、また画室2及び画室4は、それぞれ、電解液供給室(電極室)2及び4を構成する部分である。
【0034】
また、5は陽極、6は陰極であり、図示のとおり、陽極5は陰イオン交換膜A側の電解液供給室(画室)2中に、また陰極6は陽イオン交換膜K側の電解液供給室(画室)4中に配置されており、両電極5及び6間には、操作中所定の電圧がかけられる。これにより、被処理液中の陰イオン成分は、陰イオン交換膜Aを通してより有効に画室2へ透過移行する一方、被処理液中の陽イオン成分は、陽イオン交換膜Kを通して画室4へ透過移行し、それぞれ分離回収される。
【0035】
また、7は被処理液貯槽、8は電極液貯槽であり、被処理液貯槽7からの被処理液は、ポンプPにより導管9を通して被処理液供給室3へ導入され、ここで所定の透析処理を受けた後、導管10により貯槽7へ戻り、さらに循環される。一方、電極液貯槽8からは、例えば硝酸ナトリウム水溶液等の電解液がポンプPにより導管11を介して電解液供給室(画室)2へ供給され、ここで陰イオン交換膜Aを通った透過成分を授受した後、導管12を通して電解液供給室(画室)4へ供給され、さらに導管13を介して貯槽13へ戻った後、再循環される。
【0036】
図2は、本発明で適用する電気透析装置の別の態様を原理的に記載した概略図であり、図1の各部分装置に相当する部分は同じ符号を使用している。
この態様では、陽極5及び陰極6の間に複数個の陽イオン交換膜K及び陰イオン交換膜Aを相対して交互に配列され、これによって透析装置内には陽極5側が陰イオン交換膜Aで、また陰極6側が陽イオン交換膜Kで区画され、また図示のとおり、陽極5側が陰イオン交換膜Aで陰極6側が陽イオン交換膜Kで区画された複数個の区画室31、32・・・3n(この各室に被処理液が供給される)と、陽極5側が陽イオン交換膜Kで陰極6側が陰イオン交換膜Aで区画された複数個の区画室31、32・・・3n とが交互に構成されている。また、図2中、14は被処理液供給用の導管であり、また15は電極液供給用の導管である。
【0037】
以上は、この態様における基本的構成であるが(なお、ここでその区画室が1個の場合には、全体として3室構造となり、これは図1に示す態様に相当している)、これらの構成を備えている限り、フィルタ−プレス型(圧濾器型)やユニットセル型(水槽型)の何れでも適用可能であり、また陰陽の各イオン交換膜としては、均一系や不均一系、また縮合系や重合系を問わず使用することができるものである(この点、図1に示す態様の場合についても同様である)。なお、図2中被処理液及び電極液の排出用の導管は図示していないが、これは図1の場合と同様であり、必要に応じて回分形式(バッチ式)、循環形式の何れも採用することができる。
【0038】
この装置の操作に際しては、上記区画室31、32・・・3nに対し、本発明による処理対象液である糖類及び有機ゲルマニウム化合物を含む混液が導管14を介して供給され、一方区画室31、32・・・3n に対しては水又は適宜の電解質を含む水溶液、例えば硝酸ナトリウム水溶液が供給される。また両電極室5及び6の電解質溶液としては適宜の溶液を使用するが、電流を通すものであれば差し支えはなく、区画室31、32・・・3n へ供給する水溶液と同じ溶液を使用することができる。
【0039】
また、この装置の操作中すなわち通電処理時に透析装置に印加する電圧は、好ましくは0.1〜1.0V(ボルト)/陰陽膜単位程度であり、また電流密度は好ましくは1〜20A/dm2 程度であるが、これら範囲とは限らず、被処理液中の糖類及び有機ゲルマニウム化合物の種類、濃度、使用する電気透析装置の規模等如何により適宜設定することができる。
【0040】
この操作により前記被処理液中の陽イオンが陽イオン交換膜Kを通過し、また被処理液中の陰イオンが陰イオン交換膜Aを通過するので、陰イオン交換膜Aと陽イオン交換膜Kとにより形成される複数の区画室31、32・・・3nから陽イオン及び陰イオンがそれぞれ反対の電荷を有する電極方向へ移動して区画室31、32 ・・・3n の電解液中へ移行し、分離されることになり、また前記区画室(被処理液供給室)31、32・・・3n側の被処理液には電荷を有しない物質が残り、分離されるものである。
【0041】
本発明において有機ゲルマニウム化合物が陽イオン交換膜及び陰イオン交換膜をそれぞれ通過しうる陽イオンと陰イオンからなる電解質からなるとの知見は、本発明によって初めて得られたものである。かくして被処理液供給室31、32・・・3n内に糖類及び有機ゲルマニウム化合物を含む混液を供給し、上記電気透析操作を連続的に行えば、複数の区画室(被処理液供給室)31、32・・・3n内の混液から有機ゲルマニウム化合物を構成する陽イオン及び陰イオンが、それぞれ陽イオン交換膜及び陰イオン交換膜を通じて移動し、複数の区画室(電解液室)31、32・・・3n 側に分離回収することができる。この場合前記式(2)で表される化合物の電荷状態の詳細は不明であるが、いずれにせよ、本発明により極めて有効に糖類から分離回収することができる。
【0042】
【実施例】
以下、本発明の実施例を説明するが、本発明がこの実施例に限定されないことは勿論である。
本実施例では異性化反応に用いられた糖類と有機ゲルマニウム化合物(その代表例として「2−カルボキシエチルゲルマニウムセスキオキシド」を使用した)との混液から、有機ゲルマニウム化合物を分離、回収する試験を以下のように実施した。また装置としては図1に示すような態様の電気透析装置を使用した。
【0043】
《実施例1》
まず、電気透析装置として3室型電気透析槽セレミオンDU−Ob型〔有効膜面積2.09dm2 /対、旭硝子(株)社製、商品名〕を用意し、貯槽、配管等を図1のように接続し、この場合、ポンプPとしては、被処理液循環用と電極液循環用とを別個に設置した。陽イオン交換膜KとしてセレミオンCMV〔強酸性陽イオン交換膜、旭硝子(株)社製、商品名〕を使用し、また陰イオン交換膜Aとしては、セレミオンAMV〔強塩基性陰イオン交換膜、旭硝子(株)社製、商品名〕を使用した。
【0044】
次に、操作に際しては、図1に示すように、被処理液容器7内の被処理液をポンプPにより陰イオン交換膜Aと陽イオン交換膜Kとが配置されている被処理液供給室3へ導入、循環させる一方、電極室2及び4へは電極液(0.5N硝酸ナトリウム水溶液)を導入、循環させ、この状態で陰極及び陽極に通電した。通電条件としては電圧0.2V/陰陽の膜単位、電流密度8A/dm2 とし、被処理液及び電極液の導入、循環速度は、ともに膜面線速度2cm/secとした。
【0045】
本実施例1では、グルコ−ス(糖)の濃度を10.1mM(ミリモル)/lとし、有機ゲルマニウム化合物としての2−カルボキシエチルゲルマニウムセスキオキシド(以下、Ge−132と略記する)の濃度を4.15mM/lに調整して試料溶液とし、この試料溶液約10mlを収容した被処理液貯槽7からポンプPにより被処理液供給室3へ導入、循環させ、また電極溶液には0.5N硝酸ナトリウム50mlを用い、これを図1のように導入、循環させ、15分間及び30分間操作し、脱塩処理をした。
【0046】
その後、回収された被処理液貯槽7中の試料溶液及び回収された電極液貯槽8中の電極溶液のそれぞれの溶液中のグルコ−スとGe−132の濃度を測定し、15分経過後と30分経過後における減少率を求めた。なお、グルコ−スの濃度測定は高速液体クロマトグラフィ−の検量線法を用い、またGe−132の濃度測定は、フレ−ム式原子吸光光度法の標準添加法を用いた。この結果を以下の表5に示す。
【0047】
《実施例2〜6》
混液中の糖成分として、それぞれ、フルクト−ス(実施例2)、グルコ−スとフルクト−スの混合液(実施例3)、ラクト−ス(実施例4)、ラクツロ−ス(実施例5)及びラクト−スとラクツロ−スとの混合液(実施例6)を用いた以外は実施例1の場合と同様にして、15分経過後と30分経過後との脱塩による減少率を求めた。結果を同じく表5に示す。
【0048】
【表 5】
Figure 0003668262
【0049】
実施例1〜実施例6の結果から明らかなとおり、本発明によれば、有機ゲルマニウム化合物をきわめて有効に分離し、回収できることが分かる。例えば実施例1の場合、15min後の減少率は76.80%を示し(化合物は、その分電極液中に移行し、回収されている)、また30分経過時には96.11%もの減少率を示している。この点、同じく実施例2〜6でもほぼ同様の傾向を示し、優れた分離、回収効果が得られることが明らかである。
【0050】
《実施例7》グルコ−ス → フルクト−スの異性化の実施例
グルコ−ス溶液150mM/lに「Ge−132」75mM/l溶液を加え、水酸化ナトリウムを用いてpH9.03に調整した後、混合溶液を80℃、振盪下でフルクト−スへ異性化を行った。3時間後、生成フルクト−ス量及び残存グルコ−ス量を高速液体マロマトグラフィ−(島津7A)で定量した。その結果、フルクト−スへの異性化率は98.9%という高収率であった。この異性化混液におけるグルコ−ス、フルクト−ス及びGe−132の濃度は、それぞれ1.65mM/l、148mM/l、75mM/lであった。この溶液を10倍に希釈し、実施例1と同様にして、15分経過後と30分経過後の脱塩による減少率を求めた結果を表6に記す。
【0051】
【表 6】
Figure 0003668262
【0052】
【発明の効果】
以上のとおり、本発明によれば、糖類及び有機ゲルマニウム化合物を含有する混液にイオン交換膜を用いる分離法を適用することにより、その中の有機ゲルマニウム化合物をきわめて有効に分離し、回収することができる。また、本発明の方法は、有機ゲルマニウム化合物を異性化剤乃至は異性化促進剤として使用することにより、アルド−ス構造を有する化合物をケト−ス構造を有する化合物へ異性化した反応混合物から、有機ゲルマニウム化合物を分離し、回収する手法として特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施する電気透析装置の原理を示す概略図。
【図2】本発明を実施する他の電気透析装置の原理を示す概略図。
【符号の説明】
A 陰イオン交換膜
K 陽イオン交換膜
1 容器
2、4 区画室
3 被処理液供給室
5、6 電極
7 被処理液貯槽
8 電解液貯槽
1、32・・・3n 区画室
1、32・・・3n 区画室
14 被処理液用導管
15 電解液供給用の導管

Claims (4)

  1. 糖類及び有機ゲルマニウム化合物を含有する混液を、相対して設けられた一対又は二対以上の陰イオン交換膜と陽イオン交換膜により区画された一つ又は二つ以上の画室及び陽極側が陰イオン交換膜で陰極側が陽イオン交換膜で区画された画室中にて通電処理し、該混液中の有機ゲルマニウム化合物を分離回収することを特徴とする糖類及び有機ゲルマニウム化合物を含有する混液から有機ゲルマニウム化合物を分離回収する方法。
  2. 有機ゲルマニウム化合物が下記式(2)で表される有機ゲルマニウム化合物である請求項1記載の糖類及び有機ゲルマニウム化合物を含有する混液から有機ゲルマニウム化合物を分離回収する方法。
    【化 1】
    Figure 0003668262
    〔式中、R1乃至R3は水素原子又は同一或いは異なる低級アルキル基、カルボキシアルキル、置換若しくは無置換のフェニル基又は適宣の保護基により保護された若しくは保護されないアミノ基を、Xは水酸基、O−低級アルキル基、アミノ基又はOYで表される塩(Yは金属又は塩基性を有する化合物を示す)を、nは1又は2以上の整数を示す〕
  3. 上記混液が、有機ゲルマニウム化合物の存在下、アルド−ス構造を有する化合物をケト−ス構造を有する化合物へ異性化反応をして得られた糖混合物及び有機ゲルマニウム化合物を含有する混液である請求項1又は請求項2記載の糖類及び有機ゲルマニウム化合物を含有する混液から有機ゲルマニウム化合物を分離回収する方法。
  4. 上記混液が、有機ゲルマニウム化合物及び異性化酵素の存在下、アルド−ス構造を有する化合物をケト−ス構造を有する化合物へ異性化反応をして得られた糖混合物及び有機ゲルマニウム化合物を含有する混液である請求項1又は請求項2又は請求項3記載の糖類及び有機ゲルマニウム化合物を含有する混液から有機ゲルマニウム化合物を分離回収する方法。
JP17013694A 1994-06-28 1994-06-28 有機ゲルマニウム化合物の分離回収方法 Expired - Fee Related JP3668262B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17013694A JP3668262B2 (ja) 1994-06-28 1994-06-28 有機ゲルマニウム化合物の分離回収方法
DE69528031T DE69528031T2 (de) 1994-06-28 1995-06-28 Verfahren zur abtrennung und rückgewinnung einer organischen germaniumverbindung
US08/602,842 US5744023A (en) 1994-06-28 1995-06-28 Method for separation and recovery of organogermanium compound
EP95923534A EP0716090B1 (en) 1994-06-28 1995-06-28 Method of separating and recovering organogermanium compound
CN95190706A CN1048016C (zh) 1994-06-28 1995-06-28 有机锗化合物的分离回收方法
PCT/JP1995/001286 WO1996000731A1 (fr) 1994-06-28 1995-06-28 Procede de separation et de recuperation d'un compose organogermanium
RU96107774A RU2136689C1 (ru) 1994-06-28 1995-06-28 Способ выделения и регенерации германийорганического соединения

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17013694A JP3668262B2 (ja) 1994-06-28 1994-06-28 有機ゲルマニウム化合物の分離回収方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0812684A JPH0812684A (ja) 1996-01-16
JP3668262B2 true JP3668262B2 (ja) 2005-07-06

Family

ID=15899334

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17013694A Expired - Fee Related JP3668262B2 (ja) 1994-06-28 1994-06-28 有機ゲルマニウム化合物の分離回収方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US5744023A (ja)
EP (1) EP0716090B1 (ja)
JP (1) JP3668262B2 (ja)
CN (1) CN1048016C (ja)
DE (1) DE69528031T2 (ja)
RU (1) RU2136689C1 (ja)
WO (1) WO1996000731A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2311999B (en) * 1996-04-12 1999-09-08 Elga Group Services Ltd Apparatus and method of electrodiaysis
US7444305B2 (en) * 2001-02-15 2008-10-28 Mass Connections, Inc. Methods of coordinating products and service demonstrations
CN103719872B (zh) * 2014-01-17 2016-06-22 余牧临 一种浓缩型矿物质微量元素食用碱添加剂
US10517594B2 (en) 2014-10-29 2019-12-31 Ethicon Llc Cartridge assemblies for surgical staplers
US10478188B2 (en) 2015-09-30 2019-11-19 Ethicon Llc Implantable layer comprising a constricted configuration
JP6887195B1 (ja) 2019-10-24 2021-06-16 株式会社浅井ゲルマニウム研究所 新規有機ゲルマニウム化合物

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3440159A (en) * 1965-08-26 1969-04-22 Ionics Separation of un-ionized substances by electro-osmosis
GB1497888A (en) * 1975-06-17 1978-01-12 Ici Ltd Aldose to ketose conversion
GB1585174A (en) * 1976-06-16 1981-02-25 Ici Ltd Separation of sugars from mixtures
US4299677A (en) * 1980-11-03 1981-11-10 The Hubinger Co. Process for the preferential separation of fructose from glucose
US4885247A (en) * 1988-04-19 1989-12-05 Michigan Biotechnology Institute Recovery and purification of lactate salts from whole fermentation broth by electrodialysis
JPH04227822A (ja) * 1990-05-25 1992-08-17 Duphar Internatl Res Bv 有機物質の分離方法
EP0458389B1 (en) * 1990-05-25 1996-09-25 Duphar International Research B.V Method for separating organic substances
NZ250367A (en) * 1992-12-28 1995-10-26 Nat Food Res Use of an organogermanium compound for isomerising aldose structures
JP3805801B2 (ja) * 1993-08-06 2006-08-09 独立行政法人食品総合研究所 固定化された有機ゲルマニウム化合物

Also Published As

Publication number Publication date
DE69528031D1 (de) 2002-10-10
WO1996000731A1 (fr) 1996-01-11
DE69528031T2 (de) 2003-01-02
CN1131422A (zh) 1996-09-18
EP0716090A4 (en) 1998-07-29
EP0716090A1 (en) 1996-06-12
US5744023A (en) 1998-04-28
EP0716090B1 (en) 2002-09-04
CN1048016C (zh) 2000-01-05
RU2136689C1 (ru) 1999-09-10
JPH0812684A (ja) 1996-01-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0554090B1 (en) Process for preparing high alpha-glycosyl-L-ascorbic acid
Ichikawa et al. Efficient chemical synthesis of GDP-fucose
JP3668262B2 (ja) 有機ゲルマニウム化合物の分離回収方法
CN101906126B (zh) 一种疏水层析分离纯化胞二磷胆碱的方法
US4767870A (en) Method of purifying L-ascorbic acid
Shingu et al. An easy access to halide ion-catalytic α-glycosylation using carbon tetrabromide and triphenylphosphine as multifunctional reagents
Smith et al. Facilitated transport of carbohydrates, catecholamines, and amino acids through liquid and plasticized organic membranes
Bilik Reactions of Saccharides Catalyzed by Molybdate Ions. IV.* Epimerization of Aldopentoses
Prather et al. Molecular and kinetic parameters of sugar transport across the frog choroid plexus
CA1242710A (en) Crystalline maltopentaose and process for producing the same
JP3194160B2 (ja) L−タガトースの製造方法
JP4703950B2 (ja) 糖リン酸エステルの精製法
Vera-Ayoso et al. Towards cyclic, conformationally constrained, fluorine-containing β-amino acid derivatives from d-glucose
US4209589A (en) Enzymatic process for preparing [γ-32 P]-labeled nucleotides
JP2850421B2 (ja) 有機酸の分離回収方法
CN113880892B (zh) 一种小分子去垢剂
JPS63129990A (ja) 糖液の分離法
JP3542041B2 (ja) アルドース構造を有する化合物をケトース構造を有する化合物へ異性化する方法及び異性化或いはその促進剤
JPS6337635B2 (ja)
Shigemasa et al. Uphill Transport of Saccharides across an Anion-Exchange Membrane.
JP2002051800A (ja) 単糖の分離取得方法
Shigemasa et al. Transportation of monosaccharides by electrodialysis with ion-exchange membranes. I
JPH06113875A (ja) L−ガラクトースの製造方法
Paugam Transport of saccharides and catecholamines mediated by boronic acid carriers
Pravdić et al. The Rearrangement Reaction of Some Acetylated Unsaturated 2-Acetamidoaldose Derivatives. Selective Removal of one N-Acetyl Group from 2-(N-acetylacetamido) Compounds

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050408

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090415

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100415

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110415

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120415

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130415

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130415

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140415

Year of fee payment: 9

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees