JPH04227822A - 有機物質の分離方法 - Google Patents

有機物質の分離方法

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JPH04227822A
JPH04227822A JP11749891A JP11749891A JPH04227822A JP H04227822 A JPH04227822 A JP H04227822A JP 11749891 A JP11749891 A JP 11749891A JP 11749891 A JP11749891 A JP 11749891A JP H04227822 A JPH04227822 A JP H04227822A
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JP
Japan
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electrodialysis
acid
substance
organic substance
organic
Prior art date
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Pending
Application number
JP11749891A
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English (en)
Inventor
Henk Pluim
ヘンク プライム
G Kuraaienburinku Jan
ヤン ヘー. クラーイエンブリンク
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Duphar International Research BV
Original Assignee
Duphar International Research BV
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、混合物から少なくとも
1種の有機物質を分離するための新規方法に関する。
【0002】
【発明の構成、作用および効果】混合物から少なくとも
1種の有機物質を分離することが、弱酸との(好ましく
は可逆的)錯体を形成するようなこのような物質の性質
を利用することにより確立される。従って、これらの錯
体は、特徴的な静電気および/又は電気力学特性を有す
るであろう。有機物質の分離方法は、米国特許 2,8
18,851に記載されるように、イオン交換クロマト
グラフィーの分離法を用いて混合物からこれらの錯体を
分離することに基づいている。ここにおいては、ボレー
トイオンと錯体を形成するポリヒドロキシ物質を含有す
る混合物の溶液が、塩基性イオン交換剤を含有するカラ
ムに適用される。引き続き、有機物質の錯体は、適当な
溶離剤を用いてカラムから溶出される。本発明によれば
、有機物質は電気透析と呼ばれる、完全に異なる方法を
用いて分離することができる。
【0003】電気透析による混合物の分離は、直流の影
響の下、1種もしくはそれ以上イオン選択性膜を通過す
るイオンの動きに基礎をおく。この目的のために使用さ
れる膜は、カチオン選択性膜であるか又はアニオン選択
性膜のいずれかであってよく、一方所望により双極性の
膜(この膜を通して基本的に蛋白質とヒドロキシイオン
は移動できる)を用いることも可能である。特異的な応
用に応じて、電気透析セルはカソード区画室とアノード
区画室および該イオン選択性膜によって分離された所望
の数の断続的区画室から構成される。ここにおいて、所
望により強化イオン選択性膜は、液体の区画室を形成す
るガスケットにより一般的に一定間隔おいて離れている
【0004】多くのこれらのセルは連結されアレー、い
わゆる電気透析スタックを形成できる。本発明に係る分
離に対し有用な典型的電気透析セルにおいて、2個の電
極区画室は、それぞれ分離されるべき混合物(希釈液)
および溶出溶液(コンセントレート)を含有する区画室
によって分離されている。これらの区画室は互いに分離
されかつ該イオン選択性膜によって電極区画室によって
分離されている。
【0005】セル区画室内で流れない層の発生を防止す
るため、各々の溶液は外部溜めを介して循環せしめるこ
とができる。電気透析スタックにおいて、例えば数百の
希釈およびコンセントレート区画室は択一的に電極区画
室間に設けることができ、更に溶質は多数の希釈区画室
を通って流れ更にコンセントレート区画室は、それぞれ
連結できる。
【0006】本発明の好ましい態様において、分離が電
気透析セルもしくはスタック内において行われ、ここに
おいて電極区画室間の複数区画室の少なくとも1つは、
巨大分子荷電物質、例えばポリ−電解質又はイオン交換
樹脂(アニオン交換樹脂もしくはカチオン交換樹脂のい
ずれか、又は混合床樹脂)を有する。本発明は又、上述
の如きイオン交換樹脂を含有する電気透析装置を提供す
る。本発明によれば、使用されるべき弱酸は分離される
べき1種の有機物質又は複数の有機物質と錯体を可逆的
に形成し得る弱酸であるべきである。
【0007】本発明において使用に適した適当な弱酸は
、例えば無機弱酸、例えばホウ酸、ゲルマニウム酸、ケ
イ酸、アルミン酸塩、および鉛酸塩である。本発明に係
る有機物質の分離は、弱酸との荷電錯体の形成における
種々の物質間の相異が存在する条件下、最も有効に行わ
れるであろう。
【0008】セル区画室内における溶液の組成は、種々
の有機物質の分離を高めるために変化し得る。例えば、
pHは有機物質に対する弱酸の結合を微細調整するため
に変化し得る。本発明は、極性有機物質を分離するため
に特に適している。更に、詳しくはこの方法はポリオー
ル類、例えば糖の分離に適用できる。分離できる糖の例
は、1,2−ジオール(例えばアンニット、グルコース
、フルクトース、マルツロース)、および1,3−ジオ
ール(例えば2,2−ジメチル−1,3−ヘキサンジオ
ール)である。また、この分離は例えばラクトースから
ラクツロースの製造又はグルコースからフルクトースへ
の変換の過程において得られた糖分画又は糖混合物に適
用できる。本発明の分離方法は、幾つかの目的を達成で
きる。
【0009】本発明の一つの適用は、有機物質の混合物
、例えば糖混合物の分離に於である。特に、この方法は
次の化学的プロセスに適用可能であり、このプロセスに
おいて、反応物質は出発物質並びに特徴的に弱酸に結合
している変換生成物の双方を含有する。本法は又、反応
混合物が弱酸に対し特徴的結合強度を有する混合生成物
を含有する場合にも適用可能である。別の態様において
、本発明は有機物質の一部が弱酸と錯体を形成するよう
なそのような有機物質との混合物中の汚染弱酸の除去に
適用される。この除去は、錯体を形成していない有機物
質から酸と錯形成した有機物質の除去により確立される
。本発明を次の実施例により説明する。
【0010】
【実施例】例1 電気透析を用いたラクツロースとラクトースの分離ラク
ツロースとラクトースを、3つの区画系(BEL−2,
Berghof より入手)から成る電気透析装置を用
いて分離する。中央の区画室に、バイエル社市販の弱塩
基性イオン変換物質を充てんした。カソード区画室に、
0.1モル/lのNaOHを充てんし、アノード区画室
に0.1モル/lのNa2SO4を充てんした。カソー
ド区画室はカチオン膜によって内側区画室から分離され
、一方アノード区画室は、アニオン膜によって内側区画
室から分離された。ラクトース、ラクツロースおよびホ
ウ酸の混合物を内側区画室内に導く。時間の関数として
の電圧−電流の関係を監視して次の表1に示す。
【0011】
【表1】 実験の出発時においては、中央の区画室内でのラクツロ
ースに対するラクトースの割合は1対1であった。4.
5時間の電気透析後、ラクツロースに対するラクトース
の割合は、希釈液中は3対1であり、コンセントレート
中は1対1.5であった。生成溶液をくりかえし電気透
析することにより更に分離を改善できる。
【0012】例2 電気透析を用いるホウ酸の除去有機物質との錯体として
ホウ酸を分離するため、例1で述べた電気透析装置を利
用することができる。この方法の可能性を示すための実
験において、内側区画室内の出発溶液は、1ml当たり
0.59gのホウ酸と 100ml当たり4.26gの
ジサッカリドを含有していた。15時間電気透析後、溶
液中のホウ酸の量は100ppm未満であった(HPL
Cにより検出できず)。
【0013】例3 種々のpH値でのラクツロースとラクトースの分離ラク
トースとラクツロースの混合物を、第1図に基本的に示
した電気透析装置内に通過した。流合物の流速は1.4
〜1.8l/分であった。区画室AおよびCは、それぞ
れアノードおよびカソード区画室(電極区画室)である
。区画室IおよびIIをアニオン交換膜(タイプフィプ
トン、Serva)により分離した;区画室CとI間並
びに区画室AとII間の膜は、カチオン交換タイプ(タ
イプナイオン、Berghof)であった。これらの実
験において、塩基性イオン交換樹脂(MP62)を区画
室I内のみ、あるいは又区画室IとIIの両方のいずれ
かに充てんした。種々の実験における出発条件を表2に
示す。区画室I内の濃度はg/100ml で示される
【表2】 可変電圧をアノード区画室とカソード区画室間に印加し
た。電流を1.11Aで一定に保持した。4回の実験に
おける分離結果を表3に示す。
【0014】
【表3】 例4グルコースとフルクトースの分離グルクトースとフ
ルクトースの混合物を例3で記載したように電気透析に
委ねた。出発条件を表4に示す。区画室Iの濃度単位は
g/100ml である。
【表4】 2回の分離実験結果を表5に示す。
【表5】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気透析装置の模式図である。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  少なくとも1種の有機物質と錯体を可
    逆的に形成可能な弱酸をも含有する混合物から少なくと
    も1種の有機物質を分離する方法であって、該混合物を
    電気透析に委ねることを含んでなる前記方法。
  2. 【請求項2】  電気透析を高分子荷電物質の存在下で
    行う、請求の範囲第1項記載の方法。
  3. 【請求項3】  電気透析を、塩基性、酸性もしくは混
    合床イオン交換剤の存在下で行う、請求の範囲第2項記
    載の方法。
  4. 【請求項4】  有機物質が糖である、請求の範囲第1
    項から第3項までのいずれか1項に記載の方法。
  5. 【請求項5】  弱酸が、ホウ酸、ゲルマニウム酸、ケ
    イ酸、鉛酸塩、錫酸塩およびアルミン酸塩から選ばれる
    、請求の範囲第1項から第4項までのいずれか1項に記
    載の方法。
  6. 【請求項6】  弱酸との異なる錯体形成能力を有する
    2種又はそれ以上の有機物質を互いに分離する、請求の
    範囲第1から第5項までのいずれか1項に記載の方法。
  7. 【請求項7】  弱酸と錯体を形成する有機物質を未錯
    化有機物質から分離する、請求の範囲第1項から第5項
    までのいずれか1項に記載の方法。
  8. 【請求項8】  有機物質の一部が弱酸と錯体を形成し
    ている溶液から弱酸を除去する方法であって、請求の範
    囲第7項記載の方法を用いることを特徴とする、前記方
    法。
  9. 【請求項9】  請求の範囲第1から第8項までのいず
    れか1項に記載の方法を用いて使用に適した電気透析装
    置であって、区画室が高分子荷電物質を含有するもので
    ある、前記電気透析装置。
  10. 【請求項10】  高分子荷電物質が、塩基性、酸性も
    しくは混合床イオン交換剤である、請求の範囲第9項記
    載の電気透析装置。
JP11749891A 1990-05-25 1991-05-22 有機物質の分離方法 Pending JPH04227822A (ja)

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NL902013374 1990-05-25
NL9020133 1990-05-25

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996000731A1 (fr) * 1994-06-28 1996-01-11 Asai Germanium Research Institute Co., Ltd. Procede de separation et de recuperation d'un compose organogermanium
JP4721296B2 (ja) * 2008-09-30 2011-07-13 サミー株式会社 遊技機の電源装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1996000731A1 (fr) * 1994-06-28 1996-01-11 Asai Germanium Research Institute Co., Ltd. Procede de separation et de recuperation d'un compose organogermanium
US5744023A (en) * 1994-06-28 1998-04-28 Asai Germanium Research Institute Co., Ltd. Method for separation and recovery of organogermanium compound
JP4721296B2 (ja) * 2008-09-30 2011-07-13 サミー株式会社 遊技機の電源装置

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