JP3667450B2 - 走行式芋蔓処理機の芋蔓切断装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、高畝栽培や平畝栽培された甘薯の芋蔓を根元から引きちぎって、搬送装置により掻上げ、該畝から離れた畝の側に集めることの出来る走行式芋蔓処理機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来から、走行式芋蔓処理機に関する技術は、同一出願人より先願が成されている。
しかし、従来の走行式芋蔓処理機においては、芋蔓切断装置の駆動は左右同時に行う構成であり、また、該芋蔓切断装置を使用しない場合に保護する芋蔓切断装置カバーが設けられていたが、カバー単独での移動しかできなかった。
例えば、実開昭63−68717号公報に記載の技術の如くである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は従来の走行式芋蔓処理機の芋蔓切断装置の不具合を解消するものである。即ち、芋蔓切断装置Cを左右に別々に設けて、片方のみの停止・駆動を可能とし、また芋蔓切断クラッチレバー81を操作することにより、同時に芋蔓切断装置カバー80の開閉も行えるように構成したものである。
【0004】
また、走行式芋蔓処理機を、芋蔓処理機構Aと走行機構Bに分けて、走行機構Bに設けた枢支点Oを中心に、芋蔓処理機構Aの部分を上下に回動可能とした構成において、芋蔓切断装置Cの駆動軸を、該枢支点Oの部分に設けたクランク軸25により構成し、芋蔓処理機構Aが上下回動しても、クランク連動リンク12の長さが変化しないように構成したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明が解決しようとする課題は以上の如くであり、次に該課題を解決するための手段を説明する。
請求項1においては、走行式芋蔓処理機において、芋畝の芋蔓を切断すべく、機体前端の左右に、往復動刃により構成した芋蔓切断装置C・Cを配置し、該芋蔓切断装置C・Cの動力の断接を、左右別々又は左右同時に可能とすると共に、前記芋蔓切断装置Cの動力の断接に連動して、芋蔓切断装置カバー80の開閉を行うものである。
【0006】
請求項2においては、請求項1記載の走行式芋蔓処理機の芋蔓切断装置において、左右の芋蔓切断装置C・Cの動力の断接を行う左右の芋蔓切断クラッチレバー81・81を設け、該芋蔓切断クラッチレバー81・81の前後へのON−OFF回動に連動して、該左右の芋蔓切断装置カバー80・80の開閉を行ったものである。
【0007】
請求項3においては、請求項1又は2記載の走行式芋蔓処理機の芋蔓切断装置において、走行式芋蔓処理機を、芋蔓処理機構Aと走行機構Bとにより構成し、該走行機構Bに設けた枢支点Oを中心に、芋蔓処理機構Aの部分を上下に回動可能とし、該枢支点Oに回動中心ギヤケースKを配置し、該回動中心ギヤケースKにクランクアーム6を設け、該クランクアーム6よりクランク連動リンク12を介して、該左右の芋蔓切断装置Cの駆動をすべく構成したものである。
【0008】
請求項4においては、請求項3記載の走行式芋蔓処理機の芋蔓切断装置において、該左右の芋蔓切断装置C・Cのクラッチ機構を、前記回動中心ギヤケースKの部分に設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
次に本発明の実施の形態を説明する。
図1は走行式芋蔓処理機の全体側面図、図2は同じく全体平面図、図3は芋蔓処理機構Aを走行機構Bに対して枢支する枢支点Oの部分の断面図、図4はエンジンEの側面に配置したミッションケースMの部分の側面図、図5は回動中心ギヤケースKの部分の後面断面図、図6は芋蔓切断装置Cを駆動するクランク機構を示す部分の断面図、図7は芋蔓切断装置Cの部分の拡大側面図、図8は同じく芋蔓切断装置Cの部分の拡大平面図である。
【0010】
図1において説明する。
走行式芋蔓処理機の走行機構Bは左右の走行車輪11・11とエンジンEと操向ハンドルHを主体として構成されている。該エンジンEの進行方向の左側面にミッションケースMが固設されており、エンジンEのクランクシャフトが該ミッションケースMの内部に動力を伝達する。該ミッションケースMの内部で変速の後に、走行駆動ケース13を介して走行車輪11に動力が伝達されている。
【0011】
該走行車輪11の上方で、ミッションケースMの前部の位置に、本発明の要部である芋蔓切断クラッチレバー81が配置されている。該芋蔓切断クラッチレバー81は、左右に配置した芋蔓切断装置Cを別々に、断接可能とすべく、左右1対の芋蔓切断クラッチレバー81・81としている。
そして、該芋蔓切断クラッチレバー81を操作することにより、クランク軸ケース70の内部の芋蔓切断装置Cのクラッチ機構を操作すると共に、芋蔓切断装置カバー開閉ワイヤー84を介して、芋蔓切断装置カバー80が同時に開閉されるように構成している。
【0012】
走行駆動ケース13の前端は、走行フレーム19から下方に突出した車輪高さ調整フレーム17に対して、ボルトにより上下取付位置を調整可能としており、走行駆動ケース13の後端は、ミッションケースMに対して上下回動可能に枢支部18で枢支されている。故に、該走行駆動ケース13と車輪高さ調整フレーム17の取付位置を上下に調整することにより、走行機構Bの地面に対する高さを調整可能としている。これにより、芋畝の高さに対して、芋蔓処理機構Aと走行機構Bの高さを調整することが可能となっている。
【0013】
また、エンジンE及びミッションケースMは一体的に固定されており、該エンジンEとミッションケースMの部分から前方に、前記走行フレーム19が突出されている。該走行フレーム19の先端に分草板16・16と芋蔓切断装置Cが支持されている。また芋蔓搬送フレーム1・1に回動中心ギヤケースKが配設されており、該回動中心ギヤケースKの部分に枢支点Oが構成されている。
【0014】
また、前記走行フレーム19より後上方に向かって、操向ハンドルHが突出されている。該操向ハンドルHはエンジンEの上方まで延出されている。ミッションケースMの前部からPTO軸が突出されており、該PTO軸にPTOジョイント軸15が連結されている。該PTOジョイント軸15の前端は、走行フレーム19に配置された回動中心ギヤケースKの部分に動力伝達している。前記PTOジョイント軸15はPTOクラッチ操作ワイヤー71を介して、動力が断接され、PTOクラッチ操作レバーが、操向ハンドルHの右側の部分に配置されている。
【0015】
次に、図1と図2において、芋蔓処理機構Aの構成を説明する。
該芋蔓処理機構Aの主たる部分は掻込装置14・14と芋畝押えローラー機構Tと芋蔓挟持搬送ベルトFの部分である。分草板16・16と芋蔓切断装置Cの部分は、前述の如く走行フレーム19の側に支持されているので、走行機構Bを構成することになる。芋蔓処理機構Aの先端に、縦方向のタインにより構成された掻込装置14・14が配置されている。該走行機構Bを構成する走行フレーム19の先端に配置された分草板16・16は、芋畝と芋畝の間の溝の部分に位置し、該溝内で土中に埋まったような状態の芋蔓を掘り起こして、芋蔓処理機構Aの側を構成する芋蔓搬送フレーム1・1の先端に支持された掻込装置14・14に搬送する構成とされている。また、前記操向ハンドルHの後端位置には、前後進変速レバー8とクラッチが配置されている。
【0016】
前記走行機構Bの側の分草板16・16により埋設状態から引上げ、芋蔓処理機構Aの側の掻込装置14・14により掻き込んで、芋蔓処理機構Aの側の芋蔓挟持搬送ベルトFにより後方へ挟持しながら搬送し、芋畝押えローラー機構Tにより、芋畝の芋を押し付けることにより、芋蔓の元の部分引きちぎるのである。該芋蔓の元の部分をカッターで切断することも出来るが、芋を傷める可能性があるので、芋畝押えローラー機構Tで押さえて芋蔓挟持搬送ベルトFが引っ張るという作用で引きちぎるべく構成したものである。
【0017】
前記分草板16・16で分草し、掻込装置14・14で掻き込む場合において、隣の芋畝にまで繁茂したり、隣の芋畝から芋蔓が出てきて、もつれている場合があり、これをそのまま引っ張ると、隣の芋畝の芋を掘りあげる可能性があるので、これを阻止すべく、走行フレーム19の側に芋蔓切断装置Cが配置されている。該芋蔓切断装置Cは、上下に配置された往復動刃により構成されており、芋蔓処理機構Aの駆動クラッチレバーのON操作と連動して、または別に芋蔓切断装置クラッチ機構を設けて、駆動を開始すべく構成している。前記芋蔓切断装置Cを駆動するクランク部が回動中心ギヤケースKの部分の側方に構成されており、クランク連動リンク12を介して、芋蔓切断装置Cを駆動する構成とし、前記回動中心ギヤケースKの部分に、芋蔓切断装置Cの駆動クラッチ機構が配置されている。
【0018】
掻込装置14・14と芋畝押えローラー機構Tと芋蔓挟持搬送ベルトFにより芋蔓処理機構Aを構成しており、これらを回動中心ギヤケースKの中心のクランク軸25の部分を枢支点Oとして枢支している。故に、芋畝押えローラー機構Tにより、芋畝の高さを検出して、芋蔓処理機構Aの先端が上下すると、芋蔓処理機構Aの全体が枢支点Oを中心に上下に回動する。
そして、前記芋蔓処理機構Aと走行機構Bとの間にガススプリング機構Sが介装されている。該ガススプリング機構Sにより、芋蔓処理機構Aと走行機構Bが構成する通常の高さ位置に戻るように構成している。
【0019】
図2に示す如く、芋蔓挟持搬送ベルトFは、左右にその排出方向を切換可能としており、当該芋蔓切りをしている芋畝の後方に落下させることも出来るし、次の条の溝の中に排出することも出来るし、更に2条隣の条の溝に排出すべく、大きく芋蔓挟持搬送ベルトFの後端を回動させることも出来るのである。
図2においては、進行方向の右側にのみ、2段階に回動した状態が図示されているが、これを左右対称とした左側の位置にも2段に回動可能である、中央の位置と入れると、5段の位置に排出切換調整が可能としている。
【0020】
図3においては、回動中心ギヤケースKの部分の動力伝達構成と、芋蔓処理機構Aと走行機構Bの間に介装されたガススプリング機構Sの前端部分が開示されている。該回動中心ギヤケースKの内部の駆動軸の部分にラックギヤ20が配置されており、該ラックギヤ20と、PTOジョイント軸15の先端に固定されたピニオンギヤ7が噛合しており、該ラックギヤ20が回転する。該ラックギヤ20の回転を、ベベルギア22と21により、水平方向のクランク軸25に伝達し、該クランク軸25によりクランク連動リンク12を駆動するクランクケース23内のクランクアーム6を駆動している。軸24は芋蔓挟持搬送ベルトFを駆動する為の軸である。
【0021】
図4はエンジンEとミッションケースMと走行駆動ケース13とPTOジョイント軸15の部分を拡大図示した図面である。該ミッションケースMの側面には、前後進変速レバー8の操作により回動される前後進切換アーム5が設けられており、変速レバーLにより複数段に変速した回転数を、前後進切換アーム5により前後進に切り換えるのである。また、前記ミッションケースMの上部には、PTOクラッチ操作ワイヤー71と、走行クラッチ操作ワイヤー47が連動されている。
【0022】
次に図5と図6において、回動中心ギヤケースKの部分の構成を説明する。
前記回動中心ギヤケースKの部分はクランク軸25を配置したクランク軸ケース70と、芋蔓挟持搬送ベルトFの駆動軸24・29を配置したベルト駆動ケース72により構成されている。クランク軸ケース70とベルト駆動ケース72は一体的に構成されて、芋蔓搬送フレーム1・1に設けられているギヤケース固定ブラケットに固定されている。
そして、クランク軸ケース70の両端の軸受メタル73の部分で、走行フレーム19に設けられた軸受部に枢支されている。該軸受メタル73の部分が芋蔓処理機構Aの部分を枢支する軸受部分を構成しており、該クランク軸25の中心が、芋蔓処理機構Aの回転中心の枢支点Oである。
【0023】
ベルト駆動ケース72の内部のピニオンギヤ7の部分に、ミッションケースMから出たPTOジョイント軸15の先端が連結されており、ミッションケースMのPTOクラッチ操作ワイヤー71により断接された回転が、ピニオンギヤ7に入力される。そして、該ピニオンギヤ7とラックギヤ20が噛合しており、芋蔓挟持搬送ベルトFを駆動する駆動軸24の縦方向の回転に変換されている。
【0024】
該駆動軸24は芋蔓挟持搬送ベルトFの、左側のベルトの駆動用であり、右側のベルトの駆動を行う駆動軸29へは、回動中心ギヤケースK内の、駆動軸24上のスプロケット33から、チェーンを介してベベルギア軸35のスプロケット36を駆動し、該ベベルギア軸35の上のギヤ34が駆動軸29の上にギヤ37と噛合していることによって、動力を伝達している。このように駆動軸24とベベルギア軸35の間をチェーンを介して駆動していることにより、駆動軸24と駆動軸29は逆転回転することとなる。
【0025】
ベルト駆動ケース72の内部のベベルギア軸35が、クランク軸ケース70の内部に嵌入しており、ベベルギア軸35がクランク軸ケース70の内部に突出した部分に、ベベルギア22が固設されている。該ベベルギア22は、左右のクラッチ軸65・65の上のベベルギア21・21と噛合している。該クラッチ軸65・65の内部に、クラッチ操作摺動軸66・66が摺動可能に嵌入されている。該クラッチ操作摺動軸66・66を、クラッチ操作レバー39・39と、クラッチ摺動シフター67・67により左右摺動操作することにより、クラッチ操作摺動軸66・66の先端のカム部分がクラッチカムボール64・64を押し出し操作して、クラッチ操作摺動軸66・66と、クランク軸25・25との回転伝達を断接すべく構成している。
【0026】
該クラッチ操作レバー39・39を操作する芋蔓切断クラッチワイヤー38・38のアウター受け部がクランク軸ケース70の下部に配置されている。また、クランク軸25の左右の両側の端部に芋蔓切断装置Cを駆動する為のクランクアーム6が固定されており、クランク軸25の回転と共にクランクアーム6が前後動に変換し、クランク連動リンク12を介して芋蔓切断装置Cに往復動を伝える。
【0027】
次に図7と図8において、芋蔓切断装置カバー80の開閉機構を説明する。
芋蔓切断装置カバー80は、開閉平行リンク82・83により前後に回動自在に支持されている。該開閉平行リンク82・83を回動するのが、芋蔓切断クラッチレバー81の回動により押し引きされる芋蔓切断装置カバー開閉ワイヤー84である。該芋蔓切断装置カバー開閉ワイヤー84は、芋蔓切断クラッチレバー81をクラッチOFFにすると、芋蔓切断装置カバー80を付勢バネ85に抗して、前方に押し出し、芋蔓切断クラッチレバー81をON側に操作すると、付勢バネ85の力により、芋蔓切断装置カバー80を後方へ引き戻すべく構成している。
【0028】
前記芋蔓切断装置カバー80は、内部に往復動刃86と固定刃87を配置しているので、そのまま後方へ直線的に移動する場合には、刃の部分と芋蔓切断装置カバー80が干渉する。この刃と芋蔓切断装置カバー80の干渉を阻止する為に、アーク状カム溝89が構成されており、この中に、芋蔓切断装置カバー80から突出したカム従動ピン88が嵌入しており、該芋蔓切断装置カバー80の前後動により、カム従動ピン88がアーク状カム溝89に従動して、芋蔓切断装置カバー80を、閉鎖状態では、往復動刃86と固定刃87を被覆すべく、また開放時には、刃の部分と芋蔓切断装置カバー80とが干渉しないように構成している。該往復動刃86は、クランク連動リンク12の前後動により、切断の為に上下に往復動すべく構成されている。
【0029】
【発明の効果】
本発明は以上の如く構成したので、次のような効果を奏するのである。
請求項1または請求項2の如く構成したので、走行式芋蔓処理機において、芋畝の芋蔓を切断すべく、機体前端の左右に芋蔓切断装置Cを配置し、該芋蔓切断装置Cの動力の断接を、左右別々又は左右同時に可能としたので、芋植生圃場の中央の芋畝から、作業を始める場合には、条開けが必要であり、左右の芋蔓切断装置Cを同時に駆動して、芋畝の左右の溝内の芋蔓を、切断することができるのである。従来の如く、片方のみに芋蔓切断装置Cを配置した場合には、このような、芋植生圃場の中央の芋畝からの条開けが不可能だったのである。
そして、それ以降の回り作業や、往復作業においては、必要の無い方の芋蔓切断装置Cを停止することが出来るのである。これによりエンジンEの所要動力を少なくすることができ、燃料消費量を少なくすることが出来るのである。
【0030】
また、走行式芋蔓処理機において、芋畝の芋蔓を切断すべく、機体前端の左右に芋蔓切断装置Cを配置し、該芋蔓切断装置Cの動力の断接に連動して、芋蔓切断装置カバー80の開閉を行ったので、該芋蔓切断装置Cを使用して芋蔓を切断する場合には、該往復動刃86と固定刃87の部分を露出するが、芋蔓切断装置Cを使用しない側は、芋蔓切断クラッチレバー81のOFFと共に、刃の部分を被覆して保護し、安全性を向上することが出来るのである。
【0031】
請求項3の如く、走行式芋蔓処理機の芋蔓切断装置において、芋蔓処理機構Aの回動中心である枢支点Oに配置した回動中心ギヤケースKの部分にクランクアーム6を設け、該クランクアーム6よりクランク連動リンク12を介して、該左右の芋蔓切断装置Cの駆動をすべく構成したので、芋蔓処理機構Aの部分は、芋畝に沿ってフリーに上下回動させることができ、このように、芋蔓処理機構Aを上下にフリーとした場合でも、走行フレーム19の側に支持した芋蔓切断装置Cは、クランク連動リンク12により、簡単な構造で駆動させることが可能となったものである。
【0032】
請求項4の如く、走行式芋蔓処理機の芋蔓切断装置において、該左右の芋蔓切断装置Cのクラッチ機構を、回動中心ギヤケースKの部分に設けたので、芋蔓切断クラッチレバー81の操作により、押し引き操作する芋蔓切断装置カバー開閉ワイヤー84の長さを短く構成することができ、また、芋蔓切断装置Cの動力断接を行う芋蔓切断クラッチ機構を、左右に1対設ける場合にも、クランクアーム6の軸の上に簡単に構成することが出来たのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 走行式芋蔓処理機の全体側面図。
【図2】 同じくの全体平面図。
【図3】 芋蔓処理機構Aを走行機構Bに対して枢支する枢支点Oの部分の断面図。
【図4】 エンジンEの側面に配置したミッションケースMの部分の側面図。
【図5】 回動中心ギヤケースKの部分の後面断面図。
【図6】 芋蔓切断装置Cを駆動するクランク機構を示す部分の断面図。
【図7】 芋蔓切断装置Cの部分の拡大側面図。
【図8】 同じく芋蔓切断装置Cの部分の拡大平面図。
【符号の説明】
A 芋蔓処理機構
B 走行機構
C 芋蔓切断装置
E エンジン
F 芋蔓挟持搬送ベルト
G ガイド輪
H 操向ハンドル
K 回動中心ギヤケース
M ミッションケース
O 枢支点
T 芋畝押えローラー機構
6 クランクアーム
12 クランク連動リンク
80 芋蔓切断装置カバー
81 芋蔓切断クラッチレバー
86 往復動刃
87 固定刃
Claims (4)
- 走行式芋蔓処理機において、芋畝の芋蔓を切断すべく、機体前端の左右に、往復動刃により構成した芋蔓切断装置C・Cを配置し、該芋蔓切断装置C・Cの動力の断接を、左右別々又は左右同時に可能とすると共に、前記芋蔓切断装置Cの動力の断接に連動して、芋蔓切断装置カバー80の開閉を行うことを特徴とする走行式芋蔓処理機の芋蔓切断装置。
- 請求項1記載の走行式芋蔓処理機の芋蔓切断装置において、左右の芋蔓切断装置C・Cの動力の断接を行う左右の芋蔓切断クラッチレバー81・81を設け、該芋蔓切断クラッチレバー81・81の前後へのON−OFF回動に連動して、該左右の芋蔓切断装置カバー80・80の開閉を行ったことを特徴とする走行式芋蔓処理機の芋蔓切断装置。
- 請求項1又は2記載の走行式芋蔓処理機の芋蔓切断装置において、走行式芋蔓処理機を、芋蔓処理機構Aと走行機構Bとにより構成し、該走行機構Bに設けた枢支点Oを中心に、芋蔓処理機構Aの部分を上下に回動可能とし、該枢支点Oに回動中心ギヤケースKを配置し、該回動中心ギヤケースKにクランクアーム6を設け、該クランクアーム6よりクランク連動リンク12を介して、該左右の芋蔓切断装置Cの駆動をすべく構成したことを特徴とする走行式芋蔓処理機の芋蔓切断装置。
- 請求項3記載の走行式芋蔓処理機の芋蔓切断装置において、該左右の芋蔓切断装置C・Cのクラッチ機構を、前記回動中心ギヤケースKの部分に設けたことを特徴とする走行式芋蔓処理機の芋蔓切断装置。
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