JP3667079B2 - 薄膜の形成方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、SOI基板あるいは、太陽電池やエリアセンサーなどの光電変換装置に用いる薄膜の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
SOI(セミコンダクター・オン・インシュレータ)構造の基板に作製した集積回路は、通常のSiウェハに作製した集積回路に比べて、さまざまな優位点がある。例えば、▲1▼誘電体分離が容易で高集積化が可能、▲2▼対放射線耐性に優れている、▲3▼浮遊容量が低減し高速化が可能、▲4▼ウェル工程が省略できる、▲5▼ラッチアップを防止できる、▲6▼薄膜化による完全空乏型電界効果トランジスタが形成できるので高速化、低消費電力化できることである。
【0003】
このSOI構造の基板を提供する製造方法として、米国特許第5,371,037号明細書やアプライドフィジックスレターズ第64巻2108頁(T.Yonehara et.al.,Appl.Phys.Lett.vol.64,2108(1994)に開示されているような方法がある。図16の(a)〜(e)と図17の(a)〜(d)は、この製造工程を表す。図中、1と5はSiウェハ、2は非多孔質Si層、3は多孔質Si層、4はエピタキシャルSi層、6は単結晶Si層、7は酸化Si層である。まず、図16(a)のようにデバイス基板となるSiウェハ1を用意し、Siウェハ1を陽極化成することによって、図16(b)のように非多孔質Si層2の表面に多孔質Si層3がある基板を作製する。そして、図16(c)のように多孔質Si層2の表面にエピタキシャルSi層4を形成する。
【0004】
一方で、図16(d)のように支持基板となるSiウェハ5を用意し、その表面を酸化して、図16(e)のように単結晶Si層6の表面に酸化Si層7がある基板を作製する。そして、図16(c)で作製した基板(2,3,4)を裏返し、図16(e)で作製した基板6,7の上に、図17(a)のようにエピタキシャルSi層4と酸化Si層7とを向かい合わせ、図17(b)のようにエピタキシャルSi層4と酸化Si層7を接合させて両基板を貼り合わせる。その後、図17(c)のように非多孔質Si層2を非接合面側からグライディングによって機械的に取り除き、多孔質Si層3を露出させる。その後、多孔質Si層3を選択的にエッチングするエッチング液で、ウェットエッチングをすることによって、図17(d)のように多孔質Si層3を取り除く。すると、SOI基板の半導体層となるエピタキシャルSi層4の膜厚がきわめて均一なSOI基板ができる。
【0005】
SOI構造の基板を作製するうえで、以上説明した製造方法は、図17(b)の基板から図17(c)の基板にする上で、非多孔質Si層2をグラインディングによって、除去してしまう為、非多孔質層2及び多孔質層3となる基板1は、一枚のSOI基板を作製する毎に一枚必要になる。このため、特開平7−302889号公報には、SOI基板の製造工程のなかで、非多孔質Si層2を何度も使用することが提案されている。つまり、図17(b)の基板から図17(c)の基板にする上で、図17(b)の基板に引っ張り力、押しつぶす力、せん断力などをかけたり、多孔質Si層3に治具を挿入するなどの方法を用い、多孔質Si層3でSOI基板となる4,7,6と2を分離する。そして、残った非多孔質Si層2を、図16(a)のSiウェハ1として何度も使用するのである。
【0006】
一方、太陽電池は、大面積に向く構造としてアモルファスSiを使ったものが現在主流であるが、変換効率、寿命の点から、単結晶Siや多結晶Siの太陽電池も注目されている。特開平8−213645号公報は、低コストに薄膜太陽電池を提供する方法を開示している。この方法では、図18のように、Siウェハ1上に多孔質Si層3を形成し、その上に太陽電池層となるp+ 型Si層21、p型Si層22およびn+ 型Si層23をエピタキシャル成長させる。n+ 型Si層23上に保護膜30を形成した後、Siウェハ1の裏面に治具31を接着するとともに、保護膜30の表面にも治具32を接着剤34で接着する。次に、治具31,32を互いに反対方向に引っ張ることにより多孔質Si層3を機械的に破断し、太陽電池層21,22,23をSiウェハ1から分離する。そして、この太陽電池層21,22,23を2枚のプラスチック基板の間にはさんでフレシキシブルな薄膜太陽電池を製造することを開示している。このなかで、Siウェハ1を何度も使用できることを開示している。また、引っ張り力をかける前に、機械的な方法あるいはレーザビームの照射などで、多孔質Si層3の側壁に部分的な傷33をつけておくことを開示している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
SOI基板を製造するうえで、特開平7−302889号公報に開示されている方法は、Siウェハを何度も利用してコストを削減することができる。しかしながら、この方法も再現性の点で十分なものではない。
【0008】
一方、太陽電池において、特開平8−213645号公報のような製造方法では、多孔質Si層できれいに分離できるとは限らない。このため、エピタキシャル層に割れ目が生じることが多く、歩留まりが小さくなる。また、この方法は、多孔質Si層を引っ張って分離しているので、治具と単結晶Si層の間に強力な接着力が必要であり、大量生産に向いていない。
【0009】
本発明の目的は、太陽電池などの光電変換装置の製造方法においても、コスト的に有利で、分離能力に優れ、ウェハを無駄なく使うことで地球の資源の有効利用できる再現性の高い方法を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明者が以上の課題を解決するために鋭意努力した結果、以下の発明を得た。すなわち、本発明の薄膜の形成方法は、非多孔質層上に多孔質層があり、前記多孔質層上に前記多孔質層より多孔度の小さい層がある基板を用意し、レーザ光を前記基板の側面から前記多孔質層に沿って照射して前記多孔質層に前記レーザ光を吸収させることにより、前記多孔質層で前記基板を分離することを特徴とする。
【0011】
また、本発明の薄膜の形成方法は、イオン注入による欠陥層を内部に有する基板を用意し、レーザ光を前記基板の側面から前記欠陥層に沿って照射して前記欠陥層に前記レーザ光を吸収させることにより、該欠陥層で該基板を分離することを特徴とする。
【0015】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態1〜8によって説明する。実施形態1〜4は、SOI基板を製造する形態であり、実施形態5〜7は太陽電池やエリアセンサなどの光電変換装置を製造する形態である。実施形態8は分離箇所となる層の形成方法にイオン注入を用いる形態である。本発明は、それぞれの実施形態のみに限らず、それぞれの実施形態を組み合わせた形態も含む。
【0016】
実施形態1はSOI基板を製造する形態であり、再利用するウェハSOI基板を多孔質層で分離するのにレーザ光を使用する。
【0017】
レーザ光は板状の基板の側面(端面)に基板の表面及び裏面に水平に向けて照射し、基板の中心付近にもレーザ光が到達するようにレーザ光の強度を調整する。
【0018】
レーザ光は、基板内に形成されている多孔度の大きな層あるいはマイクロバブルによる欠陥層等の比較的脆い層に照射され、そこで吸収される。
【0019】
レーザ光を吸収した層は、更により一層脆くなり、基板はその層を境にして2枚に分離される。
【0020】
レーザ光の照射方法については以下の実施の形態で詳しく述べる。
【0021】
(実施形態1)
図1は、本形態の分離方法を表す図である。図中、図16,図17と同じ符号は同じものを表す。10はレンズ、11は光学顕微鏡、12は真空チャック、13はレーザ光を表す。LSはレーザ光源、ATLは分離前の物品であり、各層2、3、4、7、6からなる。多孔質層3の側壁にレーザ光を照射する。レーザ光源LSは、大出力の出せるXeCl,KrF,ArF等のエキシマレーザであり、その出力は、300mJ/cm2 〜1J/cm2 が望ましい。特に望ましくは、500mJ/cm2 程度である。エキシマレーザのレーザ光は、紫外光なので、レンズ10は紫外光を透過させる石英又は蛍石でできており、この光学系で、0.1μm幅まで、レーザ光13の照射面積を絞ることができる。光学顕微鏡11は、必要に応じて設けられるものでレーザ光13が0.1μm〜30μmの厚さの多孔質層3に正しく照射できているか確かめるために使用する。ここで、多孔質層3は、多孔質構造になっていない非多孔質層2や多孔度の小さい層であるエピタキシャル層4に比べて、脆く分離されやすい。このため、レーザ光13が厳密に多孔質層3のみに照射されなくてもいい。レーザ光13を発する光源LSとしては、大出力のエキシマレーザ装置を用いるのが望ましいが、別にArレーザ、YAGレーザなどでもいい。分離を助長するために、多孔質層3の孔の水、アルコール、IPA(イソプロピルアルコール)などの液体を注入乃至吸着させておいてもいい。これら液体はSiなどの固体に比べて熱膨張係数が大きいため、液体の膨張が分離を助長する。
【0022】
基板ホルダーとしての真空チャック12は、内部に気体の入る領域があって、非多孔質層2と単結晶層6の外側と接触させて、内部の気体を抜くことによって、分離する前の物品である基板ATLを固定することができる。本形態では、真空チャック12が基板の中心を軸として、回転できるようになっており、多孔質層3の側壁すべてにレーザ光13を照射することができる。真空チャック12は、基板を固定し、回転させるだけに用いてもいいが、分離を容易にするために、真空チャック12から基板に微小な引っ張り力をかけてやってもいい。レーザ光は、多孔質層3の側壁から基板ATLの中心付近まで到達する。光を吸収した多孔質層はより一層脆くなり、非多孔質の部分を破壊することなく、基板ATLが分離できる。
【0023】
以上の分離工程の結果、図2のように、多孔質層3で、SOI基板となる側の基板4,7,6と再利用する基板2を分離することができる。図2では、それぞれの基板の表面(分離面)に多孔質部分3’が残っているが、陽極化成の工程で、多孔質層3を膜厚を十分小さくしておけば、実質的に分離した後、多孔質部分3’が片方、あるいは両方の基板に残らないようにすることも可能である。
【0024】
図1に示したウェハの分離方法による薄膜形成法について述べる。
【0025】
まず貼り合わせ基板の準備を行う。図3は、Siウェハの陽極化成をする装置の断面図である。図中、1はSiウェハ、27は容器RV中に貯められたフッ酸系のエッチング液、28は正の金属電極、29は負の金属電極を表す。陽極化成するSiウェハ1はp型の方が望ましいが、低抵抗ならn型でもいい。また、n型のSiウェハでも光を照射し、ホールを生成した状態にすれば多孔質化することが容易にできる。図3のように正電極28を左に、負電極29を右にして両電極間に電圧をかけ、この電圧が引き起こすエッチング液中の電界がSiウェハ1の面に垂直な方向にかかるように両電極とウェハを平行にすると、Siウェハ1の負電極29側から多孔質化される。フッ酸系のエッチング液27としては、濃フッ酸(49%HF)を用いる。陽極化成中は、Siウェハ1から気泡が発生するので、この気泡を効率よく取り除く目的から、界面活性剤としてのアルコールを液27に加えるとよい。
【0026】
アルコールとしてはメタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールなどが望ましい。また、界面活性剤の添加の代わりに攪拌器をもちいて、攪拌しながら陽極化成をしてもいい。
【0027】
多孔質化される層の厚さは0.1μm〜30μmにするとよい。
【0028】
負電極29に、フッ酸溶液に対して浸食されないような材料、例えば金(Au)、白金(Pt)などを用いるのが望ましい。正電極28は、一般に用いる金属材料で構わないが、やはりフッ酸に対して浸食されないような材料の方が望ましい。陽極化成をおこなう電流密度は最大数100mA/cm2 であり、最小値は0でなければよい。電流密度は、形成される多孔質Si層上に良質のエピタキシャルSi層ができ、かつ、多孔質Si層で分離での分離が容易になるように設定する。具体的には、多孔質Siは、陽極化成時に電流密度が大きい場合、多孔質Si層内のSiの密度が小さくなる。このため、電流密度が大きいほど孔の体積が大きくなり、多孔度(porosity;多孔度は多孔質層の総体積に対する孔の体積の割合で定義する)が大きくなる。多孔質Si層はSi層の内部に多くの孔をもつものであるが、その単結晶性は維持されている。このため、多孔質Si層の上部に単結晶Si層をエピタキシャル成長させることが可能である。
【0029】
しかし、積層欠陥のないエピタキシャルSi層を形成するためには、エピタキシャルSi層に接する多孔質Si層の多孔度は小さい方がいい。一方、多孔質Si層を境界としてデバイス基板とSOI基板との分離を容易にするためには、多孔質Si層の多孔度が大きい方がいい。つまり、多孔質Si層の最表面側は多孔度が小さく、多孔質Si層の非多孔質Si層に近い側は多孔度が大きいのが理想的な形である。図4は、この多孔質Si層の理想的な形を表す断面図である。多孔質Si層3の表面側に多孔度の小さい多孔質Si層3aを形成し、多孔質Si層3の非多孔質Si層側に多孔度の大きい多孔質Si層3bを形成する。この構造を形成するためには、3aの部分を陽極化成する始めのうちは小さい電流密度で陽極化成をして、後の3bの部分の陽極化成をするときは大きい電流密度で陽極化成をおこなう。この構造で、基板の分離面を3bに特定することができ、さらに、この多孔質Si層3a上に積層欠陥のないエピタキシャルSi層を形成することができる。このエピタキシャルSi層は、分子線エピタキシャル成長、プラズマCVD、減圧CVD、光CVD、バイアス・スパッター法、液相成長法などの方法とりわけ低温成長が望ましい。
【0030】
以上説明した方法に従って、図5の(a)に示すようにSiウェハ1を用意し、図5の(b)に示すようにその表面を多孔質化する。こうして、Siウェハ1は非多孔質Si層2上に多孔質Si層3が積層された構造に変化する。
【0031】
次いで図5の(c)に示すように多孔質Si層3上に多孔度の小さい層としての非多孔質エピタキシャルSi層4を形成する。
【0032】
次に必要に応じて、図5の(d)に示すようにエピタキシャルSi層4の表面を熱酸化して、厚さ0.05μm〜2μmの酸化Si層8を形成する。
【0033】
以上が、プライムウェハ又はボンドウェハ或いはデバイス基板と呼ばれる基板PW側の貼り合わせ前の処理である。
【0034】
ハンドルウェハ又はベースウェハ或いは支持基板と呼ばれる基板HW側の処理は次のとおりである。
【0035】
Siウェハを用意して、必要に応じてその表面を熱酸化して、厚さ0.05μm〜3μmの酸化Si膜を表面に形成する。
【0036】
次に図6を参照して基板の貼り合わせ及び分離工程について説明する。
【0037】
図6の(a)に示すように、基板PWのエピタキシャルSi層4上の酸化Si層8の表面と、基板HWの酸化Si層7の表面とを対向させて、該表面同士を室温下で密着させる。
【0038】
その後、陽極接合、加圧、熱処理あるいはこれらを組み合わせた方法で、酸化Si層8と酸化Si層7とを強固に結合させ、図6の(b)に示すような貼り合わせ基板からなる物品ATLを形成する。
【0039】
次に、図1に示した装置の真空チャック12に図6(b)に示した構造の貼り合わせ物品ATLを搭載し、物品ATLを自転させながら、物品ATLの側面のうち、多孔質Si層3の部分に焦点をあてて、エキシマレーザー光を照射する。エキシマレーザー光は多孔質Si層全体に照射され吸収される。
【0040】
こうして図6の(c)に示すように基板PW側の非多孔質Si層2を、基板HWから分離する。この時基板HW表面にはエピタキシャルSi層4が転写されている。
【0041】
レーザ光の吸収により破壊された多孔質Si層3は、非多孔質Si層2側及びエピタキシャルSi層4側の少なくともいずれか一方に残留することがある。図6の(c)は、エピタキシャルSi層4側にのみ残留している様子を示している。
【0042】
多孔質Si層3が残っている場合、基板HW側に残った多孔質Si層3を選択エッチングによって除去する。選択エッチングのとき、エッチング液にフッ酸、フッ酸にアルコールを混ぜた混合液、フッ酸に過酸化水素水を混ぜた混合液などを使って、無電解湿式化学エッチングをおこなうと、多孔質Si層が非多孔質Si層に比べ多くエッチングされる。特に、フッ酸に過酸化水素水を混ぜた混合液を使ったときは、多孔質Si層の非多孔質Si層に対する選択エッチング比が、〜105 となる。こうして、図6の(d)のように基板HWの表面には均一な厚さのエピタキシャルSi層4が残る。こうして絶縁層上の半導体層4のきわめて均一なSOI基板が得られる。
【0043】
分解された非多孔質層2は、更にもう一枚のSOI基板を作製する為に、再びプライムウェハとして利用される。
【0044】
また、本形態のSOI基板を作る工程で、支持基板をガラスや石英基板などの完全な絶縁基板にすることもできる。図7は支持基板に石英基板を使ったときのSOI基板の製造工程を表す図である。図7の(a)の上部のデバイス基板PWは、図5を参照して説明した方法と同様にして作製する。そして、支持基盤HWとしての石英基板9と酸化Si層8を向かい合わせ、図7の(b)のように石英基板9と酸化Si層8を密着させ、陽極接合、加圧、熱処理あるいはこれらを組合わせた方法で、酸化Si層8と石英基板9とを強固に結合する。
【0045】
次に前述した方法と同様にしてレーザ光を用いて両基板を分離する。石英基板9上には転写されたエピタキシャルSi層4と多孔質Si層3とが残留している(図7の(c))。更に、前述した方法により、残留した多孔質Si層3を選択的に除去する。こうして石英基板9上に非多孔質の単結晶Si薄膜を有するSOI基板が得られる(図7の(d))。
【0046】
さらに、本形態のSOI基板を作る工程で、支持基板にSiウェハを使用し、Siウェハ側に酸化Si層を形成することなく、デバイス基板側のエピタキシャルSi層に酸化Si層を形成することでSOI構造の絶縁層を形成することもできる。図8はこの工程を表す。図8の(a)の上部のデバイス基板は、図5を参照して説明した方法と同様にして作製する。そして、Siウェハからなる単結晶Si層5の表面と酸化Si層8の表面を向かい合わせ、単結晶Si層の表面と酸化Si層8の表面を密着させ結合させる。この時陽極接合、加圧、熱処理あるいはこれらを組み合わせた方法で、酸化Si層8と単結晶Si層5を強固に結合させるとよい。こうして、図8の(b)に示すように物品ATLが得られる。
【0047】
そして、図1に示した装置を用いて、物品ATLを多孔質Si層3を境に分離し、支持基板HWである非多孔質のSi層5側に非多孔質の単結晶SiからなるエピタキシャルSi層4を転写する。この時、図8の(c)に示すように多孔質Si層3が支持基板HW上のエピタキシャルSi層4の上に残留している場合には、前述した方法により、多孔質Si層を選択的に除去すれば図8の(d)に示すようなSOI基板が得られる。
【0048】
(実施形態2)
実施形態2はSOI基板を製造する形態であり、再利用するSiウェハと最終的にSOI基板となる基板を多孔質Si層で分離するのにエキシマレーザを使用する。このとき、エキシマレーザの光を一点に絞り、基板を固定し、レーザ光をスキャンすることによって分離をおこなう。
【0049】
図9は、本形態の分離工程を表す図であり、14はレンズ10の位置を分離する物品ATL側面に焦点を絞りながら円周に沿ってスキャンできるようにすることができるガイドである。他の部品番号は図1で説明したものと同じものを表す。本形態では、チャック12によって、物品ATLを構成する単結晶Si層6と非多孔質Si層2の外側を固定しておく。そして、レンズ10によって、エキシマレーザ装置のレーザ光13を多孔質Si層3の側壁の一点に絞り、照射する。そして、ガイド14によってレンズ10をスキャンするのと同時に、レーザ光13もスキャンし、層4,7,6,からなるSOI基板と、製造工程に再利用する基板2を多孔質Si層3を境に分離する。他の工程や用いる材料等は、実施形態1と同じである。
【0050】
(実施形態3)
実施形態3はSOI基板を製造する形態であり、再利用するSiウェハとSOI基板を多孔質Si層で分離するのにエキシマレーザを使用する。このとき、エキシマレーザの光をシリンドリカルレンズによって、直線状に絞り、多孔質Si層に沿ってレーザ光を照射する。
【0051】
図10は、本形態の分離工程を表す図であり、15はシリンドリカルレンズである。他の部品番号は図1で説明したものと同じものを表す。シリンドリカルレンズ15は、縦に走る直線状にレーザ光13を絞ることができる。このため、0.1μm−30μmという薄い膜厚の多孔質Si層3の側壁に効率よくレーザ光を照射することができる。また、シリンドリカルレンズ15の代わりにトーイックレンズを使って、多孔質Si層3の側壁の曲面に合わせて、直線状の焦点でレーザ照射してもいい。他の工程は、実施形態1と同じである。
【0052】
(実施形態4)
実施形態4はSOI基板を製造する形態であり、再利用するSiウェハとSOI基板を多孔質Si層で分離するのにエキシマレーザを使用する。このとき、エキシマレーザの光をシリンドリカルレンズによって、直線状に絞り、多孔質Si層に沿ってレーザ光を照射する。このとき、図11のように、レーザ光13を4つに分離し、4つのシリンドリカルレンズ15を使って、レーザ光13を多孔質Si層3に沿って直線状に絞って4方向から多孔質Si層を照射する。本形態では、チャック12によって、単結晶Si層6と非多孔質Si層2の外側を固定しておく。他の工程は、実施形態1と同様である。
【0053】
(実施形態5)
実施形態5は太陽電池を製造する形態である。図12は、光を電気に変換する光電変換層を形成するまでの工程を表す図である。まず、図12の(a)のように、p型Siウェハ1を用意し、図3を用いて説明したのと同様の陽極化成の方法によって、Siウェハ1の表面を多孔質化する。すると、図12の(b)のように、ウェハ1の非多孔質Si層2上に多孔質Si層3がある基板ができる。そして、図12(c)のように、多孔質Si層3上に光電変換層18となるエピタキシャルSi層を、分子線エピタキシャル成長、プラズマCVD、減圧CVD、光CVD、バイアス・スパッター法、液相成長法などの方法で形成する。こうして一方の基板PWが得られる。
【0054】
エピタキシャルSi層は、光電変換層として用いる為、ドーパントを添加しながらエピタキシャル成長させる。この為、エピタキシャルSi層は、多孔質Si層3上にn+ 層、その上にp- 層、更にその上にp+ 層が積層されたPN接合を有する。
【0055】
そして、エピタキシャル成長させた光電変換層18のp+ 層の表面と、プラスチック基板17の表面に予じめ形成されている裏面金属電極16と、を貼り合わせて接合させる。
【0056】
その後、真空チャック12を非多孔質Si層2の外側に密着させ、エキシマレーザ装置からのレーザ光13をレンズ10を使って多孔質Si層3に絞り、照射する。図13はレンズでレーザ光を一点に絞る形態を図示しているが、レーザ光の照射の仕方は、実施形態1〜4で説明した何れの形態でもよい。すると、図14のような多孔質Si層において、最終的に太陽電池となる基板HWと、製造工程に再利用するSiウェハとなる基板PWの分離がおこなえる。
【0057】
その後、図15の(a)のように、光電変換層18の表面に網目上の表面金属電極19を形成する。つぎ、配線24を表面金属電極19と裏面金属電極16に接続し、表面金属電極19上に保護層20を形成する。図15の(b)は、図15の(a)のAA’での断面図である。光電変換層18は、上から表面金属電極19に接するn+ 層23、p層22、裏面金属電極16に接するp+ 層21で構成されている。図15で表面金属電極19は、光を透過するように網目上になっているように図示しているが、これはITOなどの透明電極に置き換えてもいい。また、裏面金属電極16は、光電変換層18で、吸収されずに透過してきた光を光電変換層18に戻すバックリフレクタとしての働きもあるので、反射率の大きい金属材料で形成することが望ましい。
【0058】
本形態は、一つのSiウェハからいくつもの単結晶薄膜の太陽電池を形成できるので、変換効率、寿命、製造コストなどの点で優れている。また、レーザ光を照射して多孔質Si層に吸収させ多孔質Si層の熱膨張を引き起こし、結晶に歪みを起こさせて基板の分離をおこなうので、強力な引っ張り力を必要としない。このため、基板と治具などとの間に強力な接着力を必要としないことからも、製造コストの点で優れている。
【0059】
(実施形態6)
実施形態6も実施形態5と同様に太陽電池を製造する形態である。実施形態5は光電変換層18を多孔質Si層3上に形成したエピタキシャルSi層で構成するものである。これに対して実施形態6は、多孔度の小さい多孔質Si層をそのまま光電変換層18として用いる。実施形態1で、陽極化成工程での電流密度を変化させれば、多孔質Si層の多孔度を変化させられることを説明している。つまり、図3を使って説明した陽極化成工程で、電極28から電極29へ流れる電流密度を大きくすれば、Siウェハ1に形成される多孔質Si層の多孔度が大きくなり、電流濃度を小さくすれば多孔度も小さくなることを説明している。この現象を使い、p+ 型Siウェハ1の表面を多孔質化するときは、電流密度を小さくして多孔度の小さい多孔質Si層を形成し、その下且つ非多孔質Si層2の上に多孔度の大きい多孔質Si層3bを形成する。そして、多孔度の小さい多孔質Si層3aの最表面にn型を作るP,Asなどのドナーとなるイオンをイオン注入して、小多孔度の多孔質Si層pn接合を有する光電変換層の一部に用いる。
【0060】
その後、図13に示したものと同じように、光電変換層となった多孔度の小さい多孔質Si層と裏面金属電極16とを貼り合わせる。その他の工程は実施形態5と同様である。本形態は、一つのSiウェハからいくつもの単結晶薄膜の太陽電地を形成できるので、変換効率、寿命、製造コストなどの点で優れている。また、エピタキシャル成長工程がないので、実施形態5より、さらに製造コストが小さい。また、光電変換層18は、多孔度の小さい多孔質Si層でできているので、単結晶性は保たれ、適当に孔で光散乱を起こすので変換効率も高い。
【0061】
(実施形態7)
実施形態7は、エリアセンサを製造する形態である。本形態は、実施形態5や6と同様にSiウェハから、単結晶薄膜の光電変換層を形成する。そして、この光電変換層に2次元的に光センサを配置して、マトリックス配線を設ける。マトリックス配線は、例えば、図15で表面金属電極19を配置する代わりに列配線を設け、裏面金属電極16を配置する代わりに行配線を設ける。本形態は、一つのSiウェハからいくつもの単結晶薄膜のエリアセンサを形成できるので、交換効率、寿命、製造コスト、大面積化などの点で優れている。
【0062】
(実施形態8)
まず、一方の基板としてSiウェハを用意する。
【0063】
次にSiウェハをイオン注入装置に設置してSiウェハ全面に水素イオン又は稀ガスイオンを一定の深さに到達するようイオン注入する。こうして、Siウェハ内部にマイクロバブルによる欠陥層を形成する。
【0064】
一方、支持基板として別のSiウェハを用意して表面を酸化させ、上記マイクロバブルによる欠陥層を有するSiウェハの表面と、貼り合わせ熱処理する。
【0065】
こうして形成された貼り合わせウェハからなる物品を図1,9,10,11,13のような方法で、エキシマレーザ光を物品側面のマイクロバブルによる欠陥層付近に照射して、エキシマレーザ光を欠陥層に吸収させて欠陥層をより一層脆くして両ウェハを分離する。
【0066】
こうして一方の基板であるSiウェハの欠陥層上にあった単結晶Si層は、他方の基板の酸化シリコン膜上に転写される。
【0067】
上述したイオン注入によるマイクロバブルの生成は、米国特許第5,374,564号明細書に詳しく記載されている。
【0068】
以上はSiウェハの場合は別に挙げて説明したが、本発明は、Si以外のSiGe,Ge,SiC,GaAs,InP等の他の半導体にも適用可能である。
【0069】
【発明の効果】
本発明によれば、レーザ光を基板の周囲だけでなく中心付近の多孔質層にまで基板の側面から照射し、多孔質層にレーザ光を吸収させることにより容易に、Si基板から多くの単結晶の薄膜Siを得ることができる。また、分離に不純物の混ざることのないレーザ光を使用しているので、得られるSi薄膜は良質なものになる。このため、SOI基板自体の品質も良質になる。また、SOI基板を製造するときは、材料を無駄なく使用できるので、低製造コストで省資源な製造方法を提供することができる。また、光電変換装置自体の品質も良質になる。さらに、光電変換装置を製造するときも、材料を無駄なく使用できるので、低製造コストで省資源な製造方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】レーザ光を多孔質Si層に照射する実施形態1の分離工程を表す図。
【図2】分離した後の基板を表す図。
【図3】実施形態1によって、下地にSiウェハを使ったSOI基板の製造工程を表す図。
【図4】実施形態1によって、下地にSiウェハを使ったSOI基板の製造工程を表す図。
【図5】実施形態1によって、下地に石英基板を使ったSOI基板の製造工程を表す図。
【図6】実施形態1によって、下地にSiウェハを使ったSOI基板の製造工程を表す図。
【図7】別のSOI基板の製造工程を表す図。
【図8】別のSOI基板の製造工程を表す図。
【図9】レーザ光を多孔質Si層に照射する実施形態2の分離工程を表す図。
【図10】レーザ光を多孔質Si層に照射する実施形態3の分離工程を表す図。
【図11】レーザ光を多孔質Si層に照射する実施形態4の分離工程を表す図。
【図12】単結晶Si太陽電池を製造する工程を表す図。
【図13】レーザ光を多孔質Si層に照射する実施形態5の分離工程を表す。
【図14】分離した後の基板を表す図。
【図15】単結晶Si太陽電池の斜視図(a)と断面図(b)。
【図16】SOI基板の製造工程を表す図。
【図17】SOI基板の製造工程を表す図。
【図18】従来の太陽電池の製造方法を表す図。
【符号の説明】
1,5 Siウェハ
2 非多孔質Si層
3 多孔質Si層
4 エピタキシャルSi層
6 単結晶Si層
7,8 酸化Si層
9 石英基板
10 レンズ
11 光学顕微鏡
12 真空チャック
13 レーザ光
14 ガイド
15 シリンドリカルレンズ
16 裏面金属電極
17 プラスティック基板
18 光電変換層
19 金属電極
20 保護膜
21 p+
22 p層
23 n+
24 配線
27 フッ酸系のエッチング液
28 正電極
29 負電極
30 保護膜
31,32 治具
33 傷

Claims (4)

  1. 非多孔質層上に多孔質層があり、前記多孔質層上に前記多孔質層より多孔度の小さい層がある基板を用意し、
    レーザ光を前記基板の側面から前記多孔質層に沿って照射して前記多孔質層に前記レーザ光を吸収させることにより、前記多孔質層で前記基板を分離することを特徴とする薄膜の形成方法。
  2. 前記非多孔質層上の多孔質層を、Siウェハの陽極化成によって形成する請求項1に記載の薄膜の形成方法。
  3. 前記多孔度の小さい層は、前記多孔質層上にエピタキシャル成長させて形成した非多孔質のエピタキシャル層である請求項2に記載の薄膜の形成方法。
  4. イオン注入による欠陥層を内部に有する基板を用意し、
    レーザ光を前記基板の側面から前記欠陥層に沿って照射して前記欠陥層に前記レーザ光を吸収させることにより、前記欠陥層で前記基板を分離することを特徴とする薄膜の形成方法。
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