JP3666426B2 - 電気湯沸かし器 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、容器内に収容した液体を加熱保温し、器体外へ導出する電気湯沸かし器に関する。
【0002】
【従来の技術】
以下、従来の電気湯沸かし器について図面を参照しながら説明する。従来、この種の電気湯沸かし器において、容器内の液体を器体外へ導出する電動ポンプへの出力電圧は、図9に示したように、一定とし、出湯経路を通して一定の吐出量を得ようとするものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来の構成では、電動ポンプに一定の印加電圧を与えるものであるため、保温中に気泡が発生しポンプ内で泡をかみ、出湯開始時の吐出量が通常時の吐出量よりも減少するという問題があった。
【0004】
本発明は上記課題を解決するもので、長時間保温されていても通常時の吐出量を確保でき、安定した出湯性能を備えた電気湯沸かし器を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1に係わる本発明は、液体を収容する容器と、前記容器内の液体を容器外へ吐出させる電動ポンプと、前記電動ポンプに印加電圧を供給して駆動する電源と、使用者が出湯を指示操作する出湯スイッチと、前記印加電圧を制御する制御手段と、出湯経路とを備え、前記制御手段は、保温が所定時間以上経過後の出湯時には、通常出湯電圧以上の印加電圧を前記電動ポンプに供給するように前記電源を制御する電気湯沸かし器である。
【0006】
本発明において、制御手段は、保温が所定時間以上経過後の出湯時には、通常出湯電圧以上の印加電圧を電動ポンプに供給するように電源を制御する。したがって、保温中に溜った気泡をかき出すことができ、長時間保温されていても、通常の吐出量より減少することなく、安定した出湯性能が得られる。
【0007】
以下、本発明の実施例について説明する。
【0008】
【実施例】
(参考例1)
以下、本発明の電気湯沸かし器の参考例1について図面を参照しながら説明する。図1は本参考例の構成を示す縦断面図、図2はその構成を示すブロック図である。図1および図2において、容器1に収容されている液体2は、電動ポンプ3により出湯経路4を通過して容器1外へ吐出される。電動ポンプ3は、出湯スイッチ5により制御手段6で制御された電源7により駆動する。このとき、電源7の電圧により、吐出量が決定される。
【0009】
図3は、本参考例の動作を示す特性図であり、(a)は液体2の温度を、また(b)は電源7から電動ポンプ3に印加される電圧を、それぞれ時間に対応して示す。湯沸かし沸騰直後から所定時間h1(本参考例では1.5時間)の間に出湯スイッチ5を操作すると、制御手段6により電源7を制御し、通常出湯電圧V1(本参考例では6.8V)以上の電圧V2(本参考例では7.6V)を印加して電動ポンプ3を駆動し、出湯させる。
【0010】
これにより、湯沸かし沸騰直後に起こる電動ポンプ3の泡がみによる吐出量の低下を抑制し、出湯性能を向上させることができる。
【0011】
なお、上記電圧値は一例であり、これらの値に限定されるものではない。
【0012】
(参考例2)
以下、本発明の電気湯沸かし器の参考例2について図面を参照しながら説明する。
【0013】
図4は本参考例の動作を示す特性図である。なお、本参考例の主要構成については図1および図2に示した構成と同じであるため説明を省略する。
【0014】
図4に示したように、湯沸かし開始からの所定時間(H3−H2)(本参考例では湯沸かし開始後、15分から1時間30分)の間に出湯スイッチ5を操作すると、制御手段6により電源7を制御し、通常出湯電圧V1(本参考例では6.8V)以上の電圧V2(本参考例では7.6V)を印加して電動ポンプ3を駆動し、出湯させる。
【0015】
これにより、湯沸かし中における高温時の気泡が発生し易い時間帯でも、吐出量の低下を抑制し、出湯性能を向上させることができる。
【0016】
(参考例3)
以下、本発明の電気湯沸かし器の参考例3について図面を参照しながら説明する。図5は本参考例の動作を示す特性図である。なお、本参考例の主要構成については図1および図2に示した構成と同じであるため説明を省略する。
【0017】
図5に示したように、湯沸かし開始後、湯温が所定温度T1(本参考例では98℃)から所定時間h4(本参考例では1.5時間)の間に出湯スイッチ5を操作すると、制御手段6により電源7を制御し、通常出湯電圧V1(本参考例では6.8V)以上の電圧V2(本参考例では7.6V)を印加して電動ポンプ3を駆動し、出湯させる。
【0018】
これにより、湯沸かし中における高温時の気泡が発生し易い時間帯でも、泡がみによる吐出量の低下を抑制し、出湯性能を向上させることができる。
【0019】
(参考例4)
以下、本発明の電気湯沸かし器の参考例4について図面を参照しながら説明する。図6は本参考例の動作を示す特性図である。なお、本参考例の主要構成については図1および図2に示した構成と同じであるため説明を省略する。
【0020】
図6に示したように、湯温が所定温度T2(本参考例では98℃)以上の出湯時に出湯スイッチ5を操作すると、制御手段6により電源7を制御し、通常出湯電圧V1(本参考例では6.8V)以上の電圧V2(本参考例では7.6V)を印加して電動ポンプ3を駆動し、出湯させる。
【0021】
これにより、湯沸かし中における高温時の気泡が発生しやすい時間帯でも、泡がみによる吐出量の低下を抑制し、出湯性能を向上させることができる。
【0022】
(実施例1)
以下、本発明の電気湯沸かし器の実施例1について図面を参照しながら説明する。図7は本実施例の動作を示す特性図である。なお、本実施例の主要構成については図1および図2に示した構成と同じであるため説明を省略する。
【0023】
図7に示したように、保温が所定時間h5以上(本実施例では3時間)経過後の出湯時に出湯スイッチ5を操作すると、制御手段6により電源7を制御し、通常出湯電圧V1(本実施例では6.8V)以上の電圧V2(本実施例では7.6V)を印加して電動ポンプ3を駆動し、出湯させる。
【0024】
これにより、保温中に気泡が発生しても、泡がみによる吐出量の低下を抑制し、出湯性能を向上させることができる。
【0025】
(参考例5)
以下、本発明の電気湯沸かし器の参考例5について図面を参照しながら説明する。図8は本参考例の動作を示す特性図である。なお、本参考例の主要構成については図1および図2に示した構成と同じであるため説明を省略する。
【0026】
図8に示したように、液体2が容器1外へ吐出する前に、通常出湯電圧V1(本参考例では6.8V)以上の電圧V2(本参考例では7.6V)を印加して電動ポンプ3を駆動し、出湯させる。
【0027】
これにより、湯沸かし・沸騰・保温中のいずれの場合でも、吐出量の低下を抑制し、出湯性能を向上させることができる。
【0028】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、保温中に溜まった気泡をかき出すことができ、長時間保温されていても泡がみによる吐出量の低下を抑制し、出湯性能を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の電気湯沸かし器の実施例1及び参考例1ないし参考例5の構成を示す縦断面図
【図2】 同実施例及び参考例の構成を示すブロック図
【図3】 本発明の電気湯沸かし器の参考例1の動作を示す特性図
【図4】 本発明の電気湯沸かし器の参考例2の動作を示す特性図
【図5】 本発明の電気湯沸かし器の参考例3の動作を示す特性図
【図6】 本発明の電気湯沸かし器の参考例4の動作を示す特性図
【図7】 本発明の電気湯沸かし器の実施例1の動作を示す特性図
【図8】 本発明の電気湯沸かし器の参考例5の動作を示す特性図
【図9】 従来例の電気湯沸かし器における電動ポンプへの印加電圧を示す特性図
【符号の説明】
1 容器
2 液体
3 電動ポンプ
4 出湯経路
5 出湯スイッチ
6 制御手段
7 電源
Claims (1)
- 液体を収容する容器と、前記容器内の液体を容器外へ吐出させる電動ポンプと、前記電動ポンプに印加電圧を供給して駆動する電源と、使用者が出湯を指示操作する出湯スイッチと、前記印加電圧を制御する制御手段と、出湯経路とを備え、前記制御手段は、保温が所定時間以上経過後の出湯時には、通常出湯電圧以上の印加電圧を前記電動ポンプに供給するように前記電源を制御する電気湯沸かし器。
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2001
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