JP3665387B2 - 内視鏡用把持鉗子 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通されて体腔内の異物等を把持、回収するための内視鏡用把持鉗子に関する。
【0002】
【従来の技術】
内視鏡用把持鉗子は、一般に、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通されるシャフトの先端に開閉自在に設けられた把持部材を、シャフトの基端側に設けられた操作部からの遠隔操作により開閉操作して、体腔内の異物等を把持、回収するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、例えば図7に示されるように、体腔内の狭窄部100より先にある異物101を回収しようとすると、把持鉗子10の先端に把持された異物101が狭窄部100を通過する際に、落下したりちぎれてしまって、うまく回収することができない。図中、1は内視鏡である。
【0004】
そこで本発明は、狭窄部より先にあるような異物等でも破損せずに容易に回収することのできる内視鏡用把持鉗子を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡用把持鉗子は、内視鏡の鉗子チャンネルに挿通されるシャフトの先端に開閉自在に設けられた把持部材を上記シャフトの基端側に設けられた操作部からの遠隔操作によって開閉操作するようにした内視鏡用把持鉗子において、先側に開口する複数の切れ目を有する筒状体であって上記シャフトの先端部分を囲んで軸線方向に移動自在に配置された把持部カバーと、遠隔操作によって上記把持部カバーを上記把持部材の後方から前方へ移動させることができるように上記操作部に配置されたカバー操作手段とを設けたことを特徴とする。
【0006】
【実施例】
図面を参照して実施例を説明する。
図2は、本発明の第1の実施例の内視鏡用把持鉗子を示しており、例えば可撓性のある密着巻きのコイルパイプで形成されて内視鏡の鉗子チャンネル内に挿通可能なシャフト11内に、操作ワイヤ12が進退自在に挿通されていて、異物等を把持するための一対の把持部材13が、操作ワイヤ12の先端に連結されている。14は、シャフト11の先端に取り付けられた先端チップである。
【0007】
この実施例においては、把持部材13は板バネ材によって形成されていて、シャフト11の先端から突出された状態では、自己のバネ性によって図2に示されるように開き、操作ワイヤ12によって引っ張られると、シャフト11内に引き込まれて、シャフト11内ですぼまった形状に弾性変形する。
【0008】
シャフト11と操作ワイヤ12の基端側は、操作部20に連結されている。シャフト11の基端は操作部本体21に小ネジによって固定され、操作ワイヤ12の基端は、操作部本体21にスライド自在に取り付けられたスライダ22に固定されている。
【0009】
したがって、操作部本体21に対してスライダ22をスライド操作することによって、シャフト11内で操作ワイヤ12が軸線方向に進退し、把持部材13がシャフト11の先端から出入りして開閉される。このようにして、把持部材13の開閉を遠隔操作することができる。
【0010】
このように構成されたシャフト11を囲んで、弾発性のある可撓性チューブからなる把持部カバー30が軸線方向に進退自在に外装されている。把持部カバー30は、例えばフッ素樹脂チューブによって形成されるが、ポリエチレン、ポリウレタン又はポリイミド等からなるチューブを用いてもよい。
【0011】
把持部カバー30の先端部分は、通常の状態では、図2に示されるようにシャフト11の先端とほぼ一致する位置にある。そして、先側に開口する複数の切れ目31が軸線方向に真っ直ぐに、例えば90°間隔で4本形成されていて、把持部カバー30の先端部分が切れ目31によって4分割されている。切れ目31の長さは、把持部材13の長さの2倍程度に設定されている。
【0012】
把持部カバー30の基端は、操作部20に進退自在に係合する操作筒33に固着されている。その操作筒33は、操作部本体21に対して軸線方向に進退自在である。
【0013】
そして、操作筒33の開口端部の内周面に形成されたクリック突起34が、操作部本体21に間隔をあけて形成された第1と第2のクリック溝24,25に係合するようになっている。両クリック溝24,25間の間隔は、切れ目31の長さと同程度に設定されている。
【0014】
操作筒33はプラスチックによって注射筒状に形成されているが、開口端部側から複数のスリット34が軸線方向に形成されているので、クリック突起34の部分は径が広がる方向に弾性変形することができ、クリック溝24,25に対して係脱することができる。
【0015】
このような操作筒33に連結された把持部カバー30は、図3に示されるようにシャフト11に対して着脱自在であり、図2に示されるようにクリック突起34を第1のクリック溝24に係合させた状態のときに、把持部カバー30の先端がシャフト11の先端部分に位置するように設定されている。
【0016】
そして、操作部本体21に対して操作筒33を前方にスライドさせて、クリック突起34を第2のクリック溝25に係合させると、図1に示されるように、把持部カバー30が前方へ移動して、把持部カバー30の先端部分が把持部材13の先端よりさらに前方まで移動する。
【0017】
把持部カバー30の先端部分が前方に移動する際に把持部材13が開いていると、切れ目31で複数に分割されている筒状の把持部カバー30の先端部分が、内側の把持部材13によって押し開かれる。
【0018】
したがって、図1に示されるように、把持部材13に異物101が把持された状態では、前方に移動させられて花びら状に開いた把持部カバー30の先端部分内に、異物101が後方から囲まれる状態になる。
【0019】
このように構成された内視鏡用把持鉗子は、図4に示されるように、内視鏡1の鉗子チャンネル2に挿通して使用され、体腔内の狭窄部100より先にある異物101を把持部材13で把持した後、把持部材13と異物101を把持部カバー30で後方から囲むことにより、異物101が落下したり破損したりすることなく狭窄部100を通過させて回収することができる。
【0020】
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば切れ目31は、把持部カバー30の先端を4分割するものに限らず、複数に分割するものであれば何分割であってもよい。
【0021】
また、把持部カバー30の先端部分は、図5に示されるようにラッパの先状の形状に形成してもよく、そのように形成すると、側面に隙間がない状態に広げることができる。この場合、広げる前は、図6に示されるように折り畳んで、鉗子チャンネルに通せるようにする。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、先側に開口する複数の切れ目を有する筒状体からなる把持部カバーを把持部材の後方から前方へ移動させることによって、把持部材に把持された異物等を把持部カバー内に囲み込むことができるので、狭窄部より先にある異物等でも、狭窄部内を通過させて破損せずに容易に回収することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の把持、回収状態の側面断面図である。
【図2】第1の実施例の側面断面図である。
【図3】第1の実施例の把持部カバーの側面断面図である。
【図4】第1の実施例の使用状態の略示図である。
【図5】第2の実施例の把持、回収状態の側面図である。
【図6】第2の実施例の側面図である。
【図7】従来例の使用状態の略示図である。
【符号の説明】
11 シャフト
12 操作ワイヤ
13 把持部材
20 操作部
21 操作部本体
30 把持部カバー
31 切れ目
33 操作筒

Claims (1)

  1. 内視鏡の鉗子チャンネルに挿通されるシャフトの先端に開閉自在に設けられた把持部材を上記シャフトの基端側に設けられた操作部からの遠隔操作によって開閉操作するようにした内視鏡用把持鉗子において、
    先側に開口する複数の切れ目を有する筒状体であって上記シャフトの先端部分を囲んで軸線方向に移動自在に配置された把持部カバーと、遠隔操作によって上記把持部カバーを上記把持部材の後方から前方へ移動させることができるように上記操作部に配置されたカバー操作手段とが設けられて、
    上記切れ目は上記把持部材の長さの略2倍の長さに形成され、上記操作部には、上記把持部材が上記把持部カバー内に収納された状態と上記把持部カバーの先端から突出した状態の二箇所の位置で上記カバー操作手段を弾力的に係止するクリック機構が設けられ、上記二箇所の位置の間の間隔が上記切れ目の長さと略等しく設定されていることを特徴とする内視鏡用把持鉗子。
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