JP3665379B2 - 法面保護工法及び指標治具 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、法面保護工法及びその工法に使用する指標治具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えば不整地において、図8に示す斜状をなす地盤71の法面には、保護壁72が前記地盤71を覆うように設けられている。この保護壁72は法面保護工法を行うことによって形成され、この保護壁72により地盤71が崩れ落ちないようにしている。
【0003】
法面保護工法では、地盤71の法面に沿って延びる補強線材73a,73bを設ける。そして、補強線材73aを前記法面の傾斜方向へ延びるように配置するとともに、補強線材73bを前記法面の傾斜方向と直交する方向へ延びるように配置する。この状態で、地盤71の法面にセメントペーストを吹き付け、そのセメントペーストを固化させることによって保護壁72を形成する。
【0004】
上記のように形成された保護壁72には、図示しないボーリング機のビットによって保護壁72と直交する方向へ延びる穴74が切削形成される。更に、前記穴74は、地盤71の奥側に位置する岩盤71a内まで延びるようにビットによって切削形成される。そして、基端部に雄ネジが形成されたアンカー杭75を前記穴74に挿入し、アンカー杭75の先端部を穴74の岩盤71a側に位置させるとともに、基端部を穴74から突出させる。この状態で、穴74へモルタル76を注入してアンカー杭75の外側面と穴74の内側面との隙間を埋める。更に、モルタル76が固化した後、アンカー杭75の基端部に図示しないパッキンと座金77とを介してナット78を螺着し、そのナット78を締め付けることによって保護壁72を地盤71の法面に固定する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、上記法面保護工法では、補強線材73a,73bがセメントペーストによって埋められてしまうため、保護壁72が形成された時に補強線材73a,73bがどのあたりに位置するのか分からなくなる。そのため、ボーリング機のビットによって穴74を切削形成する時、そのビットが誤って補強線材73a,73bに接触して切断してしまうことがあった。そして、補強線材73a,73bが切断されると、保護壁72の強度が低下してしまうという問題があった。
【0006】
又、穴74は保護壁72をボーリング機のビットで切削することによって形成されるため、その切削時の振動によって保護壁72にひび割れが発生し、保護壁72の強度が低下するという問題があった。
【0007】
更に、保護壁72を地盤71に形成させるためのアンカー杭75には、パッキン及び座金77を介してナット78を螺着しなければならないため、その作業に手間がかかるという問題があった。
【0008】
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、第1の目的は、補強線材を切断することなく穴を形成できるようにすることにある。
第2の目的は、保護壁にひび割れが発生しないようにすることにある。
【0009】
第3の目的は、指標治具を保護壁から抜き出すことなく、穴を形成できるようにすることにある。
第4の目的は、補強線材が切断されるのを防止することにある。
【0010】
第5の目的は、穴を容易に形成できるようにすることにある。
第6の目的は、座金を設ける手間を省くことができるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1記載の発明では、法面に複数の補強線材を配設するとともに、その補強線材を避ける位置に、穴を形成する時の指標となる指標治具を配設し、その後に法面に保護剤を吹き付け、その保護剤から指標治具を露出させた状態で当該保護剤を固化させて保護壁を形成するようにした。特に、前記指標治具には貫通孔を形成した。
【0013】
請求項記載の発明では、保護剤が吹き付けられる法面に配置される指標治具であって、前記保護剤を吹付固化させることによって形成される保護壁から露出する露出部と、前記保護壁を貫通する貫通孔とを形成した
【0014】
請求項3記載の発明では、指標治具の法面と反対側の端部外周面に外側方へ向かって突出する座金部を形成した。
請求項4記載の発明では、法面に複数の補強線材を配設するとともに、その補強線材を避ける位置に、アンカー杭が挿入される穴を形成する時の指標となる指標治具を配置して法面に保護剤を吹き付け、その保護剤から指標治具を露出させた状態で当該保護剤を固化させて保護壁を形成するようにした。そしてその後に、指標治具に対応した位置から保護壁を貫通して法面を形成する地盤の内部まで延びる前記穴を形成するようにした。
請求項5記載の発明では、前記保護剤が固化して保護壁が形成された後、指標治具および地盤を切削することによって前記穴を形成するようにした。
請求項6記載の発明では、前記保護剤が固化して保護壁が形成された後、その保護壁から指標治具を抜き取り、この抜き取った位置から法面を形成する地盤を切削することによ
って前記穴を形成するようにした
請求項記載の発明では、保護剤が吹き付けられる法面に配置される指標治具であって、前記保護剤を吹付固化させることによって形成される保護壁から露出する露出部が設けられるとともに、当該指標治具の外側面が法面側へ向かうほど縮径するテーパ状となっている。
【0015】
【作用】
即ち、請求項1記載の発明では、ボーリング機のビット等を保護壁から露出する指標治具と対応するように位置合わせし、ビットを法面へ向かって移動させる。すると、前記ビットによって、指標治具に対応した位置から保護壁を貫通して法面を形成する地盤等の内部まで延びる穴が切削形成される。
【0017】
そして、ビットは指標治具の貫通孔内に位置合わせされ、そのビットによって貫通孔の内側から法面を形成する地盤等の内部まで延びるように穴が切削形成される。
【0018】
請求項記載の発明では、指標治具は法面に配設された補強線材を避ける位置に配設される。そして、法面に保護剤を吹付固化させて保護壁を形成した後、ボーリング機のビット等を指標治具の露出部に対応する位置から法面へ向かって移動させる。すると、前記ビットによって、指標治具の露出部から保護壁を貫通して法面を形成する地盤等の内部まで延びる穴が切削形成される。
【0019】
このとき、ビットは指標治具の貫通孔内に位置合わせされ、そのビットによって貫通孔の内側から法面を形成する地盤等の内部まで延びるように穴が切削形成される。
【0020】
請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明の作用に加え、ビットによって形成された穴には、基端部に雄ネジが形成されたアンカー杭の先端部側が挿入され、アンカー杭の基端部は指標治具における座金部側の開口部から突出される。又、アンカー杭の基端部にはナットが螺着される。そして、ナットを締め付けると、そのナットは指標治具の座金部に当接される。
請求項4記載の発明では、ボーリング機のビット等を保護壁から露出する指標治具と対応するように位置合わせし、ビットを法面へ向かって移動させる。すると、前記ビットによって、指標治具に対応した位置から保護壁を貫通して法面を形成する地盤等の内部まで延びる穴が切削形成される。
請求項5記載の発明では、保護剤が固化して保護壁が形成された後、指標治具および地盤が切削されることによって、指標治具に対応した位置から保護壁を貫通して法面を形成する地盤等の内部まで延びる穴が形成される。
一方、請求項6記載の発明では、保護剤が固化して保護壁が形成された後、指標治具が保護壁から抜き取られ、その抜き取られた位置から法面を形成する地盤の内部まで延びる穴が切削形成される。
他方、請求項7記載の発明では、指標治具は法面に配設された補強線材を避ける位置に配設される。そして、法面に保護剤を吹付固化させて保護壁を形成した後、ボーリング機のビット等を指標治具の露出部に対応する位置から法面へ向かって移動させる。すると、前記ビットによって、指標治具の露出部から保護壁を貫通して法面を形成する地盤等の内部まで延びる穴が切削形成される。
このとき、請求項7記載の発明のように、指標治具外周面を法面側へ向かうほど縮径するテーパ状とすることとすれば、指標治具を保護壁から抜きやすくすることができる。
【0021】
【実施例】
以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜図5に従って説明する。
図1に示すように、指標治具11は鉛直方向へ延びる貫通孔12aが形成された筒体12を備え、筒体12の外周面は上方へ向かうほど縮径するテーパ状に形成されている。又、筒体12の上端部外周面には、外側方に向かって突出する露出部としての座金部13が当該外周面に沿って延びるように設けられている。この座金部13の下面には、筒体12が貫通する環状のパッキン14が固着されている。
【0022】
次に、図4に示す斜状をなす地盤15の法面に保護壁16を形成する法面保護工法について説明する。
図3に示すように、地盤15の法面には、その傾斜方向に沿って平行に延びる一対の補強線材17aが設けられ、この両補強線材17aは地盤15の傾斜方向と直交する方向に所定間隔をおいて複数設けられる。又、地盤15の法面には、その傾斜方向と直交する方向に沿って平行に延びる一対の補強線材17bが設けられ、この両補強線材17bは地盤15の傾斜方向に所定間隔をおいて複数設けられる。そして、補強線材17a,17bは地盤15の法面において格子状となり、補強線材17aと補強線材17bとの交差部分は互いに結束される。
【0023】
図2に示すように、一対の補強線材17aと一対の補強線材17bとの交差部分には、四角枠状に形成された補強枠17cが設けられる。補強枠17cはその四隅が一対の補強線材17a及び一対の補強線材17bの間に位置するように配置され、補強枠17cと補強線材17a,17bとの交差部分は互いに結束される。そして、一対の補強線材17aと一対の補強線材17bとが交差する部分の間に、前記指標治具11の筒体12を貫通させ、筒体12の座金部13を補強線材17a,17bに対して地盤15と反対側に位置させる。
【0024】
この状態で、地盤15の法面に保護剤としてのセメントペーストを吹き付け、そのセメントペーストによって補強線材17a,17b及び指標治具11の筒体12が埋められるようにする。又、セメントペーストは、筒体12の貫通孔12a内に入り込まないように地盤15の法面に吹き付けられる。そして、地盤15の法面に吹き付けられたセメントペーストを固化させることにより、図4に示すように地盤15の法面に保護壁16が形成される。この保護壁16からは指標治具11の座金部13が露出され、指標治具11の貫通孔12aに対応する位置では地盤15の法面が露出される。
【0025】
次に、上記法面保護工法によって形成された保護壁16を、図5に示すアンカー杭18で地盤15の法面に固定する場合の作用について説明する。
図4に示すように、指標治具11の貫通孔12aに対応する位置にはボーリング機のビット19の先端部が位置合わせされ、そのビット19は地盤15の法面と直交する方向へ延びるように配置される。この状態で、ビット19をその軸線が中心となるように回転させながら地盤15へ向かって移動させる。すると、ビット19は貫通孔12aを貫通し、地盤15の法面から地盤15の奥側に位置する岩盤20内まで延びる穴21を切削形成する。
【0026】
その後、図5に示すように、穴21及び貫通孔12aにアンカー杭18を挿入し、アンカー杭18の先端部を穴21の岩盤20側に位置させるとともに、基端部を貫通孔12aから突出させる。更に、穴21内にモルタル22を注入し、穴21の内周面とアンカー杭18の外周面との隙間を埋める。そして、モルタル22が固化した後、アンカー杭18の基端部に螺着されたナット23を締め付けると、ナット23が指標治具11の座金13部に圧接されて保護壁16が地盤15の法面に固定される。
【0027】
以上詳述したように本実施例の法面保護工法では、地盤15の法面に配置された補強線材17a,17bの間に指標治具11を設け、その後に地盤15の法面にセメントペーストを吹き付けて保護壁16を形成するようにした。そのため、指標治具11に対応する位置に、ビット19の先端部を位置合わせした状態で当該ビット19を地盤15へ向かって移動させれば、そのビット19が補強線材17a,17bに接触するのを防止することができる。従って、ビット19によって、補強線材17a,17bが切断されることなく穴21を形成することができる。
【0028】
又、ビット19が穴21を切削形成する時、そのビット19は指標治具11の貫通孔12aを貫通するため、ビット19によって保護壁16を切削する必要がなくなる。従って、保護壁16に切削時の振動が加わることがなく、その振動によって保護壁16にひび割れが発生するのを防止することができる。更に、ビット19は、貫通孔12aを貫通した状態で穴21を切削形成するため、穴21を切削形成する時に指標治具11を保護壁16から抜き取る手間を省くことができる。
【0029】
又、本実施例の指標治具11は、地盤15の法面に配置された補強線材17a,17bの間に設けられる。そのため、指標治具11に対応する位置から地盤15へ向かってビット19を移動させれば、補強線材17a,17bがビット19によって切断されるのを防止することができる。
【0030】
更に、指標治具11は筒状に形成されているため、指標治具11の貫通孔12aをビット19が貫通した状態で穴21が切削形成される。従って、穴21を形成する時に指標治具11を保護壁16から抜く必要がないため、穴21を容易に切削形成することができる。
【0031】
又、指標治具11には座金部13及びパッキン14が設けられ、アンカー杭18に螺着されたナット23を締め付けると当該ナットが前記座金部13に圧接される。従って、従来と異なりナット23を締め付ける際に座金及びパッキンを設けなくてもよく、ナット23を締め付ける際の手間を省くことができる。
【0032】
更に、指標治具11の筒体12における外周面は、図1の上方へ向かうほど縮径するテーパ状に形成されているため、指標治具11を保護壁16から抜けにくくすることができる。
【0033】
尚、本発明は、例えば以下のように変更して具体化することもできる。
(1)本実施例では、貫通孔12aを有する筒状に形成された指標治具11を例示したが、指標治具11に貫通孔12aを設けなくてもよい。この場合、図6に示すように、ピット18を指標治具11に対応する位置に位置合わせし、そのビット19を地盤15へ向かってへ移動させると、そのビット19が指標治具11及び地盤15を切削して二点鎖線で示す穴21が形成される。このように指標治具11を構成しても、補強線材17a,17bを切断することなく穴21を形成することができる。
【0034】
(2)前記のように指標治具11及び地盤15を切削して穴21を形成する場合、指標治具11を発砲スチロール及びスポンジ等の軟質材によって形成してもよい。この場合、指標治具11をビット19によって容易に切削することができる。
【0035】
(3)前記のように貫通孔12aが形成されていない指標治具11の場合、ビット19で穴21を形成する時に指標治具11を保護壁16から抜き出してもよい。この場合、保護壁16において指標治具11を抜いた部分にビット19を挿入し、その位置からビット19を地盤15へ向かって移動させ、地盤15に穴21を切削形成する。上記のようにして穴21を切削形成する場合、ビット19が保護壁16を切削しないため、保護壁16に切削時の振動が加わることがなく、その振動によって保護壁16にひび割れが発生するのを防止することができる。
【0036】
(4)前記のように指標治具11を保護壁16から抜き取る場合、図7(a)に示すように指標治具11を円柱状に形成し、指標治具11の外周面を図7(a)の下方に向かうほど縮径するテーパ状に形成してもよい。この場合、指標治具11を保護壁16から抜き易くなる。又、図7(a)に示すように、指標治具11の上面に把持部30を突出形成し、その把時部30を持って指標治具11を保護壁16から抜くようにしてもよい。更に、図7(b)に示すように、指標治具11の上面に引張ワイヤ31を連結し、その引張ワイヤ31を持って指標治具11を保護壁16から抜くようにしてもよい。このように指標治具11を構成すれば、指標治具11を更に保護壁16から抜き易くすることができる。
【0037】
次に、以上の実施例から把握することができる技術的思想を、その効果とともに以下に記載する。
(1)外側面が法面側へ向かうほど縮小するテーパ状となっている指標治具。この場合、指標治具を保護壁から抜き易くすることができる。
【0038】
(2)保護壁から抜くための把持部が設けられている指標治具。この場合、指標治具を保護壁から更に抜き易くすることができる。
【0039】
(3)外側面が法面側へ向かうほど拡開するテーパ状となっている指標治具。この場合、指標治具を保護壁から抜けにくくすることができる。
【0040】
尚、本明細書において、保護剤とは液状をなし、乾燥させることにより固化するもののことであり、セメントと水とを混合して形成されるセンメトペーストのみならず、セメント,水及び砂を混合したセンメトペーストや、セメント,水,砂及び砂利を混合したセンメトペースト等その他の保護剤を含むと定義する。
【0041】
【発明の効果】
請求項1記載の発明では、指標治具は各補強線材を避ける位置に設けられているため、ビット等で穴を形成する時に当該ビットが補強線材に接触することがなく、その補強線材を切断せずに穴を形成することができる。
【0043】
特に、ビットが指標治具を貫通した状態で地盤等に穴を切削形成するため、指標治具を保護壁から抜くことなく穴を形成することができる。
【0044】
請求項記載の発明では、法面において各補強線材を避ける位置に指標治具を設ければ、ビット等で穴を形成する時に、当該ビットが補強線材に接触してその補強線材が切断されるのを防止することができる。
【0045】
特に、指標治具を保護壁から抜くことなく穴を形成することができるため、その穴を容易に形成することができる。
【0046】
請求項3記載の発明では、請求項2記載の発明の効果に加え、アンカー杭に螺着されたナットを締め付けると、そのナットが指標治具の座金部に当接されるため、座金を設ける手間を省くことができる。
請求項4、5記載の発明では、指標治具は各補強線材を避ける位置に設けられているため、ビット等で穴を形成する時に当該ビットが補強線材に接触することがなく、その補強線材を切断せずに穴を形成することができる。
請求項6記載の発明では、穴を形成する時にビットが保護壁を切削しないため、その保護壁にひび割れが発生するのを防止することができる。
請求項7記載の発明では、法面において各補強線材を避ける位置に指標治具を設ければ、ビット等で穴を形成する時に、当該ビットが補強線材に接触してその補強線材が切断されるのを防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例の指標治具を示す破断斜視図。
【図2】指標治具を補強線材の間に挿入した状態を示す平面図。
【図3】補強線材を示す斜視図。
【図4】保護壁を示す断面図。
【図5】保護壁をアンカー杭によって固定する時の状態を示す断面図。
【図6】別例の指標治具を示す断面図。
【図7】(a)及び(b)は別例の指標治具を示す斜視図。
【図8】従来の法面保護工法を示す断面図。
【符号の説明】
11…指標治具、12a…貫通孔、13…露出部としての座金部、15…地盤、17a,17b…補強線材、16…保護壁、21…穴

Claims (7)

  1. 法面に複数の補強線材(17a,17b)を配設するとともに、その補強線材(17a,17b)を避ける位置に、穴(21)を形成する時の指標となる指標治具(11)を配置し、その後、前記法面に保護剤を吹き付け、その保護剤から指標治具(11)を露出させた状態で当該保護剤を固化させて保護壁(16)を形成する法面保護工法であって、
    前記指標治具(11)には貫通孔(12a)が形成されている法面保護工法。
  2. 保護剤が吹き付けられる法面に配置される指標治具であって、
    前記保護剤を吹付固化させることによって形成される保護壁(16)から露出する露出部(13)と、前記保護壁(16)を貫通する貫通孔(12a)とが形成されている指標治具。
  3. 前記法面と反対側の端部外周面に外側方へ向かって突出する座金部(13)が形成されている請求項2記載の指標治具。
  4. 法面に複数の補強線材(17a,17b)を配設するとともに、その補強線材(17a,17b)を避ける位置に、アンカー杭が挿入される穴(21)を形成する時の指標となる指標治具(11)を配置した後に前記法面に保護剤を吹き付け、その保護剤から指標治具(11)を露出させた状態で当該保護剤を固化させて保護壁(16)を形成し、その後に、前記指標治具(11)に対応した位置から保護壁(16)を貫通して法面を形成する地盤(15)の内部まで延びる前記穴(21)を形成する法面保護工法。
  5. 前記保護剤が固化して保護壁(16)が形成された後、前記指標治具(11)および前記地盤(15)を切削することによって前記穴(21)を形成する請求項4記載の表面保護工法。
  6. 前記保護剤が固化して保護壁(16)が形成された後、その保護壁(16)から指標治具(11)を抜き取り、この抜き取った位置から法面を形成する地盤(15)を切削することによって前記穴を形成する請求項4記載の法面保護工法。
  7. 保護剤が吹き付けられる法面に配置される指標治具であって、前記保護剤を吹付固化させることによって形成される保護壁(16)から露出する露出部(13)が設けられるとともに、当該指標治具の外側面が法面側へ向かうほど縮径するテーパ状となっている指標治具。
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