JP3665246B2 - ベッドにおける背ボトムの起伏装置 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、ベッドにおける背ボトムの起伏装置に関するもので、特に介護用ベッドに適したものである。
【0002】
【従来の技術】
従来背ボトムを起伏可能としたベッドは、背ボトムの下端をフレームに固定しておき、背ボトムは固定軸を中心として起伏するようにしたものであった。
ところで、背ボトムの下端位置を固定したままで背ボトムを立ち上がらせると、ベッド使用者の腹部を圧迫することとなり、好ましくない。
【0003】
また、背ボトムを前後方向に移動させつつ起伏するようにした装置としては、特開平10−155840号の発明が提案されている。
この発明は、背ボトムを立ち上がらせたときにヘッドボードから離れないようにすることを目的とするものであるが、背ボトムを前後方向に移動させるために、背ボトムを可動フレームに取り付け、リンク機構によって可動フレームをヘッドボード側へ移動させるようにするという構成としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
この発明は、簡易な構造によって、背ボトムを立ち上がらせるときに背ボトムがヘッドボード側へ移動させ、もって使用者の腹部の圧迫を減少させることを課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、ベッドの背ボトムを起伏するようにした装置において、前記背ボトムの下端をフレームに対して前後移動可能に取り付け、前記フレームに支持杆の一端を回動自在に取り付け、支持杆の他端を前記背ボトムに回動自在に取り付け、前記フレームにプランジャーを取り付け、前記プランジャーの作動杆と前記背ボトムとを作動アームで連結し、前記プランジャーを取り付け、前記プランジャーの作動杆の前進により背ボトムがその下端をヘッドボード方向へ移動しつつ立ち上がるようにし、背ボトムのフレームへの取り付けにおいて、背ボトムの下端にスライドボトムを回動自在に取り付け、前記スライドボトムにガイドを取り付け、ベッドのフレームに前後方向にガイド受けを設け、前記ガイドをガイド受けに前後移動可能に装着し、前記スライドボトムのヘッドボード方向への移動によって背ボトム下端と腰ボトムとの間隙が閉塞されるようにして背ボトムの起伏装置を構成するものである。
請求項2の発明は、前記案内としてローラを用いたものである。
【0006】
この発明において、背ボトムを前後移動可能にフレームに取り付ける際に、以下の実施形態に示すようにローラを用いることは必須ではない。プランジャーの作動によって背ボトムが無理なく移動できる程度に小さい摩擦で取り付けられていればよい。具体的には背ボトムの後端又はスライドボトムに横向きの突起を設け、この突起を案内受けに形成した摩擦抵抗の極めて小さい溝に装着する構成や、スライドボトムの下方に案内受けを設置し、スライドボトムと案内受けとの間にベアリングを装着する構成なども考えられる。
【0007】
【作用】
この発明において、背ボトムが水平状態にあるとき、プランジャーの作動杆を前進させると、作動アームが回動して背ボトムを押し上げる。ここで、フレームと背ボトムは支持杆で連結されているので、支持杆と作動アームと背ボトムで構成されるリンク機構によってバランスがとられ、また背ボトムの下端はローラに支持されているので、背ボトムはその下端位置をヘッドボード側へ移動しつつ立ち上がる。
したがって、簡易な構造で背ボトムの起伏及び前後方向の移動が得られ、上記課題は解決される。
【0008】
【発明の実施の形態】
図において、ベッド1のフレーム2の前端部にヘッドボード3が取り付けてある。
フレーム2にローラ受け4が取り付けてあり、ローラ受け4にスライドボトム5に取り付けられたローラ6が装着してあり、前記スライドボトム5は前後方向に移動できるようにしてある。
前記スライドボトム5の前端部(ヘッドボード側)に背ボトム7の後端部がピン8によって回動自在に取り付けてある。
図中符号9は腰ボトム、10は背ボトム受である。
【0009】
前記フレーム2には支持杆11の一端がピン12で回動自在に取り付けてあり、その他端は背ボトム7の裏側下部にピン13で回動自在に取り付けてある。
前記フレーム2の下方にはプランジャー14が、その作動杆15をベッドの前方に向けて傾動自在に取り付けてある。前記作動杆15の先端には屈曲した作動アーム16の基端がピン19によって回動自在に取り付けてあり、この作動アーム16はその屈曲部でピン17によってフレーム2に軸支され、その先端が前記背ボトム7にピン20によって回動自在に取り付けてある。
【0010】
以下、この実施形態の装置の作動を説明する。
図2は、背ボトム7が水平の状態を示し、このとき、プランジャー14の作動杆15は後退し、スライドボトム5及び背ボトム7もフットボード18側へ後退している。
図2の状態からプランジャー14の作動杆15を前進させると、作動アーム16の先端側はピン17を中心として上方へ回動する。このとき、支持杆11で連結されたフレーム側のピン12と背ボトム側のピン13との距離は固定されているので、背ボトム7は、背ボトム7,支持杆11、作動アーム16、フレーム2で構成されるリンクの機能により、背ボトム7の後端のピン8を中心に回動して前方を上向きにして傾斜すると共に前方へ引き寄せられ、ローラ6の転動によってスライドボトム5と共にヘッドボード側へ移動する。
図4はプランジャー14の作動杆15を最も前進させた状態で、背ボトム7は約75度の角度となっている。このとき、背ボトム7の下端及びスライドボトム5は最も前進した位置にあり背ボトム7の下端と腰ボトム9の前端との距離は最大となっている。
ここで、前記背ボトム7と腰ボトム9との間隙はスライドボトム5によって閉塞される。
【0011】
上記において、背ボトム7の下端の移動距離は、背ボトムの移動によって使用者の腹部の圧迫が回避される程度とし、10センチ程度が一般的である。
【0012】
【発明の効果】
この発明によれば、背ボトムの下端をフレームに前後移動可能に取り付けたので、背ボトムの起伏に伴い背ボトムの下端が前後移動する。したがって、背ボトムを立ち上がらせたときに使用者の腹部を圧迫することがない。
背ボトムをスライドボトムを介してフレームに取り付けると、背ボトムの取り付け状態が安定するほか、背ボトムを立ち上がらせたときに背ボトムの後端と腰ボトムとの間隔が大きくなっても、この間隔はスライドボトムで塞がれる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明実施形態の正面図。
【図2】 同じく背ボトムが水平な状態の拡大図
【図3】 同じく背ボトムを15度傾斜させた状態の拡大図
【図4】 同じく背ボトムを75度傾斜させた状態の拡大図
【符号の説明】
1 ベッド
2 フレーム
3 ヘッドボード
4 ローラ受け
5 スライドボトム
6 ローラ
7 背ボトム
8 ピン
9 腰ボトム
10 背ボトム受
11 支持杆
12 ピン
13 ピン
14 プランジャー
15 作動杆
16 作動アーム
17 ピン
18 フットボード
Claims (2)
- ベッドの背ボトムを起伏するようにした装置において、
前記背ボトムの下端をフレームに対して前後移動自在に取り付け、
前記フレームに支持杆の一端を回動自在に取り付け、支持杆の他端を前記背ボトムに回動自在に取り付け、
前記フレームにプランジャーを取り付け、
前記プランジャーの作動杆と前記背ボトムとを作動アームで連結し、
前記プランジャーの作動杆の前進により背ボトムがその下端位置をヘッドボード側へ移動しつつ立ち上がるようにし、
前記背ボトムの前記フレームへの取付は、背ボトムの下端にスライドボトムを回動自在に取り付け、
前記スライドボトムにガイドを取り付け、
ベッドのフレームに前後方向にガイド受けを設け、
前記ガイドをガイド受けに前後移動可能に装着し、
前記スライドボトムのヘッドボード方向への移動によって背ボトム下端と腰ボトムとの間隙が閉塞されるようにした、
ベッドにおける背ボトムの起伏装置 - ガイドはローラとした、請求項1記載のベッドにおける背ボトムの起伏装置
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JP2013545542A (ja) * | 2011-10-14 | 2013-12-26 | コリア インスティチュート オブ インダストリアル テクノロジー | 医療用電動折り畳みベッド |
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