JP3664162B2 - 遊星変速装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は遊星機構を利用した遊星変速装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
変速装置として、複数の遊星機構を軸方向に並べてこれら遊星機構における複数の部材の回転拘束を選択的に行なうことによって、異なる変速比の出力を得られるようにしたものがある。このような遊星変速装置は、入力軸と出力軸とを同心に配置することができるとともに得られる減速比に比してコンパクトにまとめることができるために、電動工具において多用されており、またこのような変速装置の使用により、その電動工具は、ねじ締めや孔明け作業に際して、初期作業を低トルク高速回転で行い、最終的な作業は高トルク低速回転で行うことができて高い作業効率を発揮するものとなる。
【0003】
たとえば、特開昭63−101545号公報には、同軸に設けられて一体に回転する2つのサンギアを設けるとともに、これらサンギアに夫々噛み合う2種の遊星ギアと、各遊星ギアに夫々噛合する2種のリングギアと、各遊星ギアを共に支持するキャリアとを設けるとともに、遊転自在となっている2種のリングギアの回転を選択的に阻止する部材を設けて、いずれのリングギアの回転を止めるかによって、キャリアから異なる変速比の出力を取り出せるようにしたものが示されており、また特開昭63−186054号公報には、リングギアにかかる負荷に応じて移動して回転を阻止するリングギアの切り換えを行う部材を設けることで、手動操作によらずに負荷の大小に応じて自動的に変速されるようにしたものが示されている。
【0004】
このために、少なくとも一つのリングギアを一方向にのみ回転自在とするワンウェイクラッチを介して支持してこのリングギアの回転阻止をワンウェイクラッチによって行うものが提案されている。この場合、ワンウェイクラッチで支持されたリングギアについては回転阻止部材を係合させなくともワンウェイクラッチによって回転阻止がなされるために、衝突が生じることがないものとなる。そして、他方のリングギアの回転阻止中の上記リングギアの空転は、ワンウェイクラッチにおける回転自在となっている方向となるために問題は生じない。
【0005】
【特許文献1】
特開昭63−101545号公報
【特許文献2】
特開昭63−186054号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記機構による変速では、回転を止めているリングギアとこのリングギアに噛み合う遊星ギアとによって出力が取り出されるものであり、回転を止めていない方のリングギアは出力を取り出している間、空転している状態にある。このために、動作中の変速は、空転中のリングギアの回転を強制的に止めることになり、この時、リングギアの回転阻止力の設定の関係から、リングギアに設けた係合部に回転阻止部材を係合させることによってリングギアの回転を止めているために、リングギアと回転阻止部材との間で衝突が生じるものであり、この衝突が騒音や振動をもたらすとともに、リングギア及び回転阻止部材の寿命を低下させてしまう。
【0007】
本発明はこのような点に鑑み為されたものであり、その目的とするところは動作中の変速時にも衝突が生じることがなくて騒音や振動が少ない遊星変速装置を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
しかして本発明は、サンギアとこれに噛み合う遊星ギア及びサンギアと同心で遊星ギアが噛み合っているリングギアからなる遊星機構を軸方向に複数個設けて、各遊星機構におけるリングギアのなかの一つの回転を阻止し、他を回転自在とすることで出力を取り出すとともに回転を阻止するリングギアの選択にて減速比の切り換えを行う遊星変速装置であって、少なくとも一つのリングギアを一方向にのみ回転自在とするワンウェイクラッチを介して支持するとともに、ワンウェイクラッチで支持されていない回転自在なリングギアの回転を阻止するロック部材を設けて、後者のリングギアが回転可能な状態においてワンウェイクラッチで支持された前者のリングギアをワンウェイクラッチによって回転阻止状態とし、上記ロック部材による後者のリングギアの回転阻止状態においてワンウェイクラッチで支持された前者のリングギアを回転可能としているものであって、ワンウェイクラッチは、外レース及び内レースと、両レースの間に形成された楔状空間に配されるローラやボール等からなる噛み込み部材と、この噛み込み部材を楔状空間における狭い方の空間側に押し込む付勢ばねとを備えたものであるとともに、空間が狭くなる方向が異なる2種の楔状空間を備えたものであり、楔状空間内を移動自在であり且つ楔状空間における広い方の空間側への移動時に噛み込み部材を楔状空間における広い方の空間側に強制的に留める位置規制部材を両種楔状空間の間に配置するとともに、この位置規制部材の両側に夫々噛み込み部材及び付勢ばねを配置して、ワンウェイクラッチの回転可能方向の切り換えが可能であり且つ該切り換えでモータの正逆両回転に対応するものとなっていることに特徴を有している。
【0009】
本発明によれば、ワンウェイクラッチで支持されたリングギアについては回転阻止部材を係合させなくともワンウェイクラッチによって回転阻止がなされるために、衝突が生じることがないものであり、しかもワンウェイクラッチをその回転可能方向の切り換えが可能でこの切り換えにより正逆両回転に対応するために、電動ドライバーのように正逆回転が機能上求められるものにおいても適用することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
以下本発明を図示の電動ドリルドライバー等の電動工具用とした一実施例に基づいて詳述すると、ギアケース1の一端開口側に配されるモータ6の出力軸60には、歯数の異なる二つのサンギア11,12が固着されており、軸方向に並ぶこれらサンギア11,12には夫々複数個、図示例では3個ずつの遊星ギア21,22が噛み合っている。互いに歯数が異なる両遊星ギア21,22は共にキャリア4によって支持されたもので、遊星ギア21はサンギア11の回りに等間隔で、遊星ギア22はサンギア12の回りに等間隔で支持されており、両遊星ギア21,22は個々に自転を行なうものの、同じ公転を行なうものとなっている。
【0011】
そして出力軸60と同心に配されているリングギア31に遊星ギア21がかみ合っており、同じく出力軸60と同心に配されているリングギア32が遊星ギア22とかみ合っている。軸方向に並ぶこれら2つのリングギア31,32のうち、リングギア31は図5及び図8に示すようにその外周面に複数個の係合突起35が周方向において等間隔に形成されたもので、ギアケース1に対して遊転自在とされている。またリングギア32もギアケース1に対して遊転自在とされたものであるとともに、このリングギア32は、ギアケース1を外レース330とするワンウェイクラッチ33の内レース331を兼ねたものとなっている。
【0012】
ここにおけるワンウェイクラッチ33は、上述のようにギアケース1を外レース330、リングギア32を内レース331とするとともに、両レース330,331間に形成された楔状空間にボール332を配したものとして形成されたフリーホイール型のもので、狭くなる方向が異なる2種の楔状空間を備えるともに、両種楔状空間の間に正逆切換リング76から突設させた駆動片77を位置させたもので、ギアケース1に対して正逆切換リング76を回転させて、駆動片77の両側に位置する一対のボール332,332のうちのいずれを駆動片77で押圧するかによって、内レース331であるリングギア32の回転可能方向を切り換えることができるものとなっている。
【0013】
すなわち、駆動片77が図9に示すように片側のボール332を楔状空間の広い方に押し込んでいる時、他方のボール332はばね333による付勢で楔状空間の狭い部分に位置しており、この状態では図中の矢印A方向のリングギア32(内レース331)の回転は可能であるが、図中の矢印B方向のリングギア32の回転は阻止される。駆動片77によって図中右側のボール332を図中右方に押す時には、逆に図中の矢印B方向のリングギア32(内レース331)の回転が可能となるとともに矢印A方向のリングギア32の回転は阻止される。
【0014】
ギアケース1内には、上記遊星機構及び正逆切換リング76とワンウェイクラッチ33の他に、係止リング70が配設されている。軸方向にスライド自在とされている係止リング70は、図6及び図8に示すように、一方向に移動した時にリングギア31外周面の上記係合突起35と係合する突起71を具備しているもので、この係合によってリングギア31の回転を阻止するとともに、そのスライドで係合突起35と突起71との係合が解除された時、リングギア31の回転を許す。この係止リング70の上記軸方向スライドは、図8及び図11に示すソレノイドのような切換駆動部材7と、ギアケース1外面に軸66に枢支されるとともに一端を切換駆動部材7に、他端を係止リング70外周面から突設させた連結軸72に連結させたレバー65によってなされる。
【0015】
上記両遊星ギア21,22を支持しているキャリア4は、サンギア41を一体に備えており、このサンギア41の回転はサンギア41とリングギア43とに噛み合う遊星ギア42を支持しているキャリア44に伝達され、更にキャリア44の回転はオートロック機構55を通じて出力軸5に伝達される。ここにおけるオートロック機構55は、モータの回転を止めた時に出力軸5をギアケース16に対して自動的にロックしてしまい、モータを回転させればこのロックを自動的に解除する機能をもつものであるが、この点については説明を省略する。また、上記リングギア43も遊転自在として、このリングギア43にクラッチばね47のばね圧力でボール48を係合させることで、負荷トルクが所定値以上になった時に出力軸5とサンギア41とを切り離してしまうトルクリミッターを構成しているのであるが、この点についても説明を省略する。
【0016】
今、図8(a)に示すように、係止リング70がリングギア31の回転を阻止しており、且つリングギア32が図中矢印で示す方向について回転可能にワンウェイクラッチ33が設定されている時、モータ6を回転させれば、その回転出力は、回転が阻止されているリングギア31と噛み合った遊星ギア21を通じてキャリア4に伝達される。この時、リングギア32は出力軸5と逆方向に空転するが、この空転は図中矢印で示す回転が許されている方向である。
【0017】
そして、モータ6の回転数検出手段等によって検出される負荷の増大に応じて切換駆動部材7が作動し、図8(b)に示すように係止リング70が移動して係合突起35と突起71との係合を解除すれば、リングギア31がフリーとなるとともに、負荷につながったキャリア4の停止がサンギア11,12に噛み合う遊星ギア21,22の自転でリングギア31,32を回転させようとするが、この時のリングギア32の回転方向は、上記空転時とは逆方向に、つまりワンウェイクラッチ33によって回転が阻止されている方向となるために、この時点からリングギア32と噛み合った遊星ギア22を通じてキャリア4、そして出力軸5に動力が伝達される。
【0018】
サンギア12の歯数がサンギア11の歯数より少なく且つ遊星ギア22の歯数が遊星ギア21の歯数より多くなっていることから、高速回転低トルク状態から低速回転高トルク状態に切り換えられたことになる。しかもこの変速は、ワンウェイクラッチ33を利用してリングギア32の回転を止めるために、リングギア31の係止突起35から係止リング70が離れるだけで、リングギア32の回転阻止のために衝突が生じる部材が存在しておらず、従って動作中の変速であるにもかかわらず、スムーズで且つ騒音の無い変速がなされるものである。なお、低速回転高トルク状態から高速回転低トルク状態への復帰は、上記切換駆動部材7の復帰によって行われるとともに、この変速は、モータ6の停止時、またはモータ6の起動時に行われる。
【0019】
正逆切換リング76を回転させることで、ワンウェイクラッチ33による回転規制方向を逆にするとともにモータ6の回転方向を逆にした時には、当初、係止リング70によって回転が止められているリングギア31に噛み合う遊星ギア21を通じてキャリア4に動力が伝達され、この時、リングギア32はワンウェイクラッチ33における回転可能方向に空転し、負荷の増大の検出で切換駆動部材7が作動してリングギア31がフリーとなれば、ワンウェイクラッチ33によって回転が阻止されているリングギア32とこれに噛み合う遊星ギア22を通じてキャリア4に動力が伝達される。ワンウェイクラッチ33は一つだけであるものの、その回転阻止方向を切り換えられるようにすることで、電動ドリルドライバーに求められる正転と逆転とにおいて、同じ動作を得られるようにしているわけである。モータ6を一方向にしか回転させないのであれば、ワンウェイクラッチ33は回転阻止方向を切り換えられるものとしなくともよい。
【0020】
なお、図示例における正逆切換リング76は、図10に示す回転方向切換ロッド8と、ギアケース1に軸91で軸支されて一端を回転方向切換ロッド8に、他端を正逆切換リング76に係合させた切換レバー90とによってなされる。ここにおける回転方向切換ロッド8は、図11に示すスイッチユニットSWとも連動しており、モータ6の回転方向の切り換えも同時になされる。スイッチユニットSWは、トリガースイッチハンドル9を引いた際のモータ6への通電制御や、トリガースイッチハンドル9を引く量に応じたモータ6の回転速度制御も行うものであるが、この点については説明を省略する。また、変速のための係止リング70のスライド駆動を切換駆動部材7によって行うものを示したが、これに限るものではなく、手動で行うものであってもよい。
【0021】
ところで、ワンウェイクラッチ33の外レース330をギアケース1で兼用する場合、ギアケース1は単なる器ではなく、高い強度が必要なものとなり、金属で構成せざるを得ない。一方、楔状空間を構成するための面をギアケース1内面に形成しなくてはならず、内面形状が複雑となるために、切削加工が困難となる。このために、ここではギアケース1を焼結金属による成形品として形成することでこの点に対処するとともにコストアップを避けている。また、ギアケース1は通常、できるだけ少ない部品数で構成するが、正逆切換リング76の動作空間を確保しつつ正逆切換リング76とリングギア32との間の摺動抵抗を無くして機構ロスの低減を図るために、リングギア32のスラスト受け面となる突部13もギアケース1に設けるとなると、ギアケース1の成形性が非常に悪くなるために、ここではギアケース1の一端は別部材である蓋部材10で閉じるものとし、上記突部13もギアケース1の一端に嵌合する蓋部材10に一体に形成している。なお、図示例において3個設けられている突部13は、ギアケース1に対する蓋部材10の位置決め並びに心出しの機能も有するものとなっている。
【0022】
ちなみに図2から図7までは、ギアケース1への各部品の組み込み順を示しており、切換レバー90及び蓋部材10を装着した後、図3に示すように、正逆切換リング76とキャリア4を納め、次いで図4に示すように、遊星ギア22及びリングギア32とワンウェイクラッチ構成部材、図5に示すように、遊星ギア21とリングギア31、さらに図6に示すように係止リング70を順に納めた後、図7に示すようにスラスト板19を装着して組み立てる。
【0023】
上記形状のギアケース1は、焼結金属による成形品としてではなく、金属製環状薄板の積層体として形成してもよい。所要形状に打ち抜いた金属薄板を重ねることで、必要となる形状のものとするわけである。この場合も製作が容易となるとともにコストダウンを図ることができる。また、ギアケース1全体を金属製とすると、重量の点で新たな問題が生じるが、強度が必要となる部分、つまりワンウェイクラッチ33の外レース330となる部分のみを金属製とし、他の部分は合成樹脂で構成して軽量化を図ることができ、この場合、金属製部分をインサート成形するとよい。
【0024】
【発明の効果】
以上のように本発明においては、ワンウェイクラッチで支持されたリングギアについては回転阻止部材を係合させなくともワンウェイクラッチによって回転阻止がなされるために、衝突が生じることがなく、従ってスムーズな変速動作がなされるものとなっているものであり、しかもワンウェイクラッチはその回転可能方向が切換可能で正逆回転に対応するために、電動ドライバーのように正逆回転が機能上求められるものにおいても適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例を示す縦断面図である。
【図2】同上のギアケースと蓋部材の背面図である。
【図3】同上のギアケースに正逆切換リングとキャリアとを組み込んだ状態の背面図である。
【図4】同上のギアケースにさらにワンウェイクラッチ構成部材とリングギア及び遊星ギアを組み込んだ状態の背面図である。
【図5】同上のギアケースに他のリングギア及び遊星ギアを組み込んだ状態の背面図である。
【図6】同上のギアケースにさらに係止リングを組み込んだ状態の背面図である。
【図7】同上のギアケースにさらにスラスト板を装着した状態の背面図である。
【図8】同上の動作を示すもので、(a)は変速前を示す斜視図、(b)は変速後を示す斜視図である。
【図9】同上のワンウェイクラッチの回転方向切り換え部分の説明図である。
【図10】本発明にかかる遊星変速装置を備えた電動工具における回転方向切換操作部を示す断面図である。
【図11】同上の電動工具の部分破断側面図である。
【符号の説明】
1 ギアケース
22 遊星ギア
32 リングギア
33 ワンウェイクラッチ

Claims (1)

  1. サンギアとこれに噛み合う遊星ギア及びサンギアと同心で遊星ギアが噛み合っているリングギアからなる遊星機構を軸方向に複数個設けて、各遊星機構におけるリングギアのなかの一つの回転を阻止し、他を回転自在とすることで出力を取り出すとともに回転を阻止するリングギアの選択にて減速比の切り換えを行う遊星変速装置であって、少なくとも一つのリングギアを一方向にのみ回転自在とするワンウェイクラッチを介して支持するとともに、ワンウェイクラッチで支持されていない回転自在なリングギアの回転を阻止するロック部材を設けて、後者のリングギアが回転可能な状態においてワンウェイクラッチで支持された前者のリングギアをワンウェイクラッチによって回転阻止状態とし、上記ロック部材による後者のリングギアの回転阻止状態においてワンウェイクラッチで支持された前者のリングギアを回転可能としているものであって、上記ワンウェイクラッチは、外レース及び内レースと、両レースの間に形成された楔状空間に配されるローラやボール等からなる噛み込み部材と、この噛み込み部材を楔状空間における狭い方の空間側に押し込む付勢ばねとを備えたものであるとともに、空間が狭くなる方向が異なる2種の楔状空間を備えたものであり、楔状空間内を移動自在であり且つ楔状空間における広い方の空間側への移動時に噛み込み部材を楔状空間における広い方の空間側に強制的に留める位置規制部材を両種楔状空間の間に配置するとともに、この位置規制部材の両側に夫々噛み込み部材及び付勢ばねを配置して、ワンウェイクラッチの回転可能方向の切り換えが可能であり且つ該切り換えでモータの正逆両回転に対応するものとなっていることを特徴とする遊星変速装置。
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