JP3663160B2 - パチンコ機 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
この発明は、所定の条件が成立した場合に大当りが発生するパチンコ機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種のパチンコ機として、たとえば図14に示すパチンコ機が知られている。図14は従来のパチンコ機を正面から見た概略説明図である。
パチンコ機500に設けられた操作ハンドル501を操作して発射された遊技球が普通図柄作動ゲート502を通過すると、赤色または緑色に発光する3個のLEDから構成された普通図柄表示装置503が点滅を開始する。そして、所定時間経過後にそれら3個のLEDの点滅が停止し、そのときの3個のLEDの発光色の組合せ(普通図柄)が、所定の組合せの場合に当りとなり、普通電動役物504が両翼を開放する。
そして、遊技球が両翼を開放した普通電動役物504、あるいは、第1種始動口505に入賞すると、図柄表示装置506が画面上の横方向3個所において複数の図柄(たとえば、0〜9)を上下方向のスクロール表示を開始する。そして、所定時間経過後に3個所におけるスクロールが停止し、そのときの3つの停止図柄が大当り図柄(たとえば、図14に示すように777)の場合に大当りが発生し、扉式の開閉部材507が開作動し、大入賞口508が形成される。
そして、大入賞口508に遊技球が入賞すると、入賞球1個に付き、所定個数(たとえば、15個)の賞球が上受け皿510に払出される。また、大入賞口508に入賞した入賞球の数が所定数(たとえば、10個)に達するか、あるいは、大入賞口508が開口してから所定時間(たとえば、30秒)経過するか、いずれかの条件が満たされると、開閉部材507が閉作動し、大入賞口508が閉口する。さらに、大入賞口508に入賞した遊技球が大入賞口508の内部に設けられた特定領域509を通過すると、大入賞口508が連続して開口する権利が発生する。このように、大入賞口508が開口してから閉口するまでを1ラウンドとし、遊技球が特定領域509を通過通過することを条件として、複数のラウンド(たとえば、16ラウンド)の遊技を行うことができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記従来のパチンコ機500では、パチンコ機500に備えられた開閉部材507は、流下する遊技球を受止めて大入賞口508へ誘導するだけの役割をしており、開閉部材507により受止められた遊技球の殆どが大入賞口508に誘導されるという構成を長年にわたって採用しているため、遊技者が遊技に飽きてきているという問題がある。
このような問題は、第2種パチンコ機、第3種パチンコ機および一般機などにおいても発生している。つまり、どの機種においても、入賞部材として使用されているものは、前記の開閉部材507のように、流下する遊技球を受止めて入賞させることのみを目的としており、入賞部材により受止められた遊技球の殆どは、確実に入賞口へ誘導され、その誘導経路に変化がないため、遊技球が入賞部材に受止められた瞬間に、その遊技球に対する関心がなくなってしまう。
なお、上記従来のパチンコ機500では、図柄表示装置506が各ラウンド特有の大当り用の演出画像を表示することにより、大当り遊技を楽しめることができるような演出が行われるが、大入賞口508に遊技球が10個入賞するために要する時間は、8秒から10秒であり、大入賞口508の開口時間のリミットである約30秒よりもかなり短い。このため、各ラウンド特有の大当り用演出画像が途中で終了してしまうため、遊技者は、大当り演出用画像を総て見ることができないという問題もある。また、パチンコ機メーカーにとっては、費用を掛けて開発した大当り演出用画像が有効活用されないという問題がある。
【0004】
そこでこの発明は、従来のパチンコ機にはない斬新な構成の入賞部材を提供することにより、遊技に飽き難いパチンコ機を実現することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段・作用および効果】
この発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、所定の条件が成立した場合に開放作動して入賞口を開口するとともに、扉式に開閉可能に取付けられた板状の板扉を備えており、前記板扉の板状部には、開放作動したときに前記板状部の上面により受止められた遊技球が落下可能な貫通孔が貫通形成されているという技術的手段を用いる。
【0006】
つまり、板扉の板状部には、開放作動して入賞口を開口した際に板状部に受止められた遊技球が落下可能な貫通孔が貫通形成されているため、受止められた遊技球の一部を上記貫通孔から落下させることができる。
したがって、受止められた遊技球を入賞させるだけの役割をしている入賞部材を備えたパチンコ機にはない斬新な入賞部材の構成を提供できるため、遊技に飽き難いパチンコ機を実現できる。
また、板扉の板状部に貫通孔を貫通形成するという簡易な構造により、板扉の板状部により受止められた遊技球の一部を貫通孔から落下させることができる。
さらに、板扉が、遊技球を受止める上面を有する板状に形成されているため、貫通孔を比較的簡単に形成することができる。
【0007】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載のパチンコ機において、前記板扉は、前記入賞口への入賞数が所定数に達した場合に閉作動して前記入賞口を閉口するという技術的手段を用いる。
【0008】
つまり、板扉の板状部により受止められた遊技球の一部を上記貫通孔から落下させることができるため、板扉からの入賞数が上記所定数に達するまでに要する時間を遅らせることができるので、板扉が開放作動して入賞口を開口している時間を長くすることができる。
【0013】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載のパチンコ機において、閉作動している前記板扉の内部であって前記貫通孔に臨む位置に設けられており、遊技球が外部から前記貫通孔を介して内部に入賞するのを阻止する阻止手段を備えたという技術的手段を用いる。
【0014】
つまり、板扉が閉作動している際に遊技球が外部から貫通孔を介して内部に入賞するのを阻止することができるため、板扉が閉作動している場合の入賞を防止できる。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係るパチンコ機の実施形態について図を参照して説明する。なお、以下の各実施形態では、この発明に係るパチンコ機として、いわゆる第1種パチンコ機を例に挙げて説明する。
<第1実施形態>
[全体の主要構成]
まず、この実施形態に係るパチンコ機の主要構成について図1を参照して説明する。図1は、この実施形態に係るパチンコ機の外観の概略を示す斜視説明図である。
パチンコ機1には、前枠2がヒンジ8によって開閉可能に設けられており、その前枠2には、ガラス枠4が開閉可能に取付けられている。前枠2の右側には、ガラス枠4開閉用の鍵を差し込む鍵穴3が設けられている。ガラス枠4の内部には、遊技盤5が設けられており、前枠2の右下には、遊技球を遊技盤5へ発射する発射装置を操作するための発射ハンドル15が回動可能に取付けられている。
ガラス枠4の下部には、賞球や貸球が供給される賞球・貸球供給口6aが形成されており、その賞球・貸球供給口6aの供給側には、その賞球・貸球供給口6aから供給された賞球や貸球を貯留しておくための上受け皿6が形成されている。上受け皿6の下方には、上受け皿6の収容可能数を超えて流下した賞球や上受け皿球抜きレバー6bの操作により上受け皿6から排出された遊技球を排出する排出口7aが形成されている。排出口7aの排出側には、その排出口7aから排出された遊技球を収容しておくための下受け皿7が設けられている。また、下受け皿7の左側には、灰皿7bが設けられており、前枠2の正面上端には、枠ランプ9が設けられている。
【0016】
[遊技盤5の主要構成]
次に、遊技盤5の主要構成についてその正面図を示す図2を参照して説明する。
遊技盤5の略中央には、センターケース30が備えられている。センターケース30には、所定の図柄(たとえば、○や×など)を変動表示する普通図柄表示装置34と、この普通図柄表示装置34の始動可能な回数を4個のLEDにより表示する普通図柄記憶表示LED35と、複数の特別図柄や、その背景画像、大当り遊技中の演出画像などを液晶で表示する特別図柄制御装置32と、この特別図柄制御装置32の始動可能な回数を4個のLEDにより表示する特別図柄記憶表示LED33とが備えられている。また、特別図柄制御装置32は、その画面左から左表示領域、中表示領域および右表示領域からなる3個所の表示領域を設定しており、各表示領域において特別図柄の変動表示および確定表示などを行う。センターケース30の両側上方には、LEDにより装飾された装飾風車10がそれぞれ設けられている。右側の装飾風車10の右斜め下方には、普通図柄表示装置34を作動させるための普通図柄作動右ゲート25が設けられており、左側の装飾風車10の左斜め下方には、同じく普通図柄作動左ゲート26が設けられている。センターケース30の両側下方には、風車24がそれぞれ一対ずつ設けられており、右側の風車24の下方には、右袖入賞口12が設けられており、左側の風車24の下方には、左袖入賞口13が設けられている。
【0017】
センターケース30の下方には、特別図柄制御装置32を作動させる機能を有する第1種始動口27が設けられており、この第1種始動口27の下部には普通図柄表示装置34の停止図柄が当たり図柄となった場合に両翼を開放する普通電動役物47が設けられている。両翼を開放した普通電動役物47は、第1種始動口27と同様に特別図柄制御装置32を作動開始させる機能を備えている。普通電動役物47の下方には、特別図柄制御装置32の3個所の表示領域における確定図柄が大当り図柄となった場合に作動する変動入賞装置40が設けられている。
また、遊技盤5には、発射された遊技球を遊技領域へ案内するレール16が取付けられており、遊技盤5の上部には、上部左右の両コーナーをLEDなどにより装飾するコーナー飾り11が設けられており、遊技盤5の左右には、LEDなどにより装飾するサイド飾り20がそれぞれ設けられている。さらに、遊技盤5には、入賞しなかった遊技球をアウト球として回収するアウト口14が設けられている。そして、遊技盤5には、多くの釘(図示省略)が打ち込まれており、遊技盤5に発射された遊技球は、釘の間を乱舞しながら落下し、各入賞口や第1種始動口27に入賞したり、普通図柄作動ゲート25,26を通過したり、あるいはアウト口14から回収されたりする。
なお、左表示領域において変動表示される特別図柄の列を左図柄列、中表示領域において変動表示される特別図柄の列を中図柄列、右表示領域において変動表示される特別図柄の列を右図柄列と称する。また、左表示領域において確定表示される特別図柄を左確定図柄、中表示領域において確定表示される特別図柄を中確定図柄、右表示領域において確定表示される特別図柄を右確定図柄と称する。さらに、各図柄列は、特別図柄制御装置32の画面上を上下方向にスクロール表示される。
【0018】
次に、変動入賞装置40の構造について図3および図4を参照して説明する。図3は、変動入賞装置40の外観を示す斜視説明図である。図3(A)は、板扉41が閉じた状態を示す斜視説明図であり、図3(B)は、板扉41が開いた状態を示す斜視説明図である。図4(A)は、貫通孔から遊技球が流下する様子を示す斜視説明図であり、図4(B)は、図4(A)において貫通孔の部分を縦に切断した縦断面説明図である。
【0019】
変動入賞装置40には、ハウジング48が備えられており、そのハウジング48の四隅には、変動入賞装置40を遊技盤5に取付けるためのボルトを挿通するボルト挿通孔48aが貫通形成されている。ハウジング48の中央上部には、大当りの発生時に開放作動して大入賞口46を開口する板状の板扉41が扉式に開閉可能に取付けられている。板扉41は、横長の板状に形成された板状部41aと、この板状部41aの中央に貫通形成された貫通孔41bと、板状部41aの両端に相対向して形成された側壁41c,41cとを備える。板状部41aは、両側壁41cから貫通孔41bに向かって次第に肉厚が薄くなるように形成されており、開いた状態の板状部41aの上面は、両側壁41cから貫通孔41bに向かって下り勾配に形成されている。貫通孔41bは、遊技球の直径よりも大きく形成されており、板状部41aの上面により受止められた遊技球の一部が、貫通孔41bから下方に流下可能になっている。図3(B)に示すように、板扉41は、両側壁41cの下端を軸にして板状部41aを前方に倒す形態で開作動し、図3(A)に示すように、板状部41aがハウジング48の前面と面一になるように閉作動する。
また、図3(A)に示すように、ハウジング48の内部であって、閉じられた板扉41の貫通孔41bを正面から見た場合に、貫通孔41bの上下方向の直径に対応する個所には、飛込み防止片43が立設されている。この飛込み防止片43は、図3(A)に示すように、板扉41が開作動していない状態において、貫通孔41bを臨む位置に設けられており、遊技球が貫通孔41bから内部に入賞するのを阻止する。
【0020】
図4(B)に示すように、ハウジング48の内部およびその奥には、大入賞口46に入賞した入賞球が流下する流下経路41dが形成されており、その流下方向には、大入賞口46に入賞した入賞球を検出する大入賞口スイッチ41eが設けられている。また、大入賞口46の内部には、特定領域(図示省略)が形成されており、その特定領域を通過した入賞球の流下経路には、その入賞球を検出する特定領域スイッチ(図7において符号42aで示す)が設けられている。
さらに、遊技盤5の裏面であってハウジング48の対応する個所には、板扉41を開閉作動させる大入賞口ソレノイド(図7において符号41fで示す)が設けられている。
なお、板扉41の右側には、右下入賞口45が設けられており、板扉41の左側には、左下入賞口44が設けられている。
【0021】
[パチンコ機1の電気的構成]
次に、パチンコ機1の主な電気的構成についてそれをブロックで示す図7を参照して説明する。
パチンコ機1には、主基板100が設けられており、この主基板100には、マイクロプロセッサ110が搭載されている。マイクロプロセッサ110には、大当りか否かの判定、大入賞口46への入賞数のカウント、大当りの遊技におけるラウンドの制御などの遊技の主な制御を実行するメインCPU112と、このメインCPU112が各種制御などを実行するためのコンピュータプログラムなどが記録されたROM114と、遊技球が第1種始動口を通過したことの検出結果や入賞などの遊技中に発生する各種データ、ROM114から読出されたコンピュータプログラムなどを一時的に格納するRAM116とが搭載されている。主基板100には、次に記載するものが電気的に接続されている。遊技球が第1種始動口27に入賞したことを検出する第1種始動口スイッチ27a、特別図柄制御装置32、LEDやランプ類を制御するランプ制御装置300、電源基板80、賞球の払出しなどを制御する払出制御基板200、遊技中の効果音などを制御する音声制御装置79、入賞、リーチパターン、大当りの発生、大当り図柄などに関する遊技盤情報をパチンコホールの管理室などに設けられたコンピュータ(図示省略)へ送信するための遊技枠情報端子基板52、盤面中継基板51、遊技枠中継基板53である。
【0022】
払出制御基板200には、主基板100から送出される制御コマンドを入力して動作するマイクロプロセッサ210が搭載されており、マイクロプロセッサ210には、賞球の払出しなどを制御するサブCPU212と、このサブCPU212が賞球の払出しなどの制御を実行するための各種制御プログラムが記録されたROM214と、サブCPU212が各種制御プログラムを実行する際にROM214から読出された制御プログラムや遊技中に発生する入賞数や賞球数などの各種データを一時的に格納するRAM216とが搭載されている。
また、払出制御基板200には、電源基板80、CR接続基板56、発射モータ15eを駆動するための発射モータ駆動基板15c、遊技枠情報端子基板52および払出中継基板55が電気的に接続されている。発射モータ駆動基板15cには、発射モータ駆動基板15cから発射モータ15eへ駆動信号を出力させるための発射スイッチ15dが接続されている。
【0023】
遊技枠中継基板53には、満杯検出スイッチ72、賞球切れ検出スイッチ73およびセンサ中継基板54が電気的に接続されている。センサ中継基板54は、賞球ユニット62に備えられた賞球払出センサ62a,62bおよび払出中継基板55と電気的に接続されている。払出中継基板55には、貸球切れスイッチ61、賞球払出モータ62cおよび貸球ユニット63が電気的に接続されている。盤面中継基板51には、普通電動役物47を開閉駆動する普通電動役物ソレノイド47g、普通図柄表示装置34、普通図柄作動右ゲート25を通過した遊技球を検出する右ゲートスイッチ25a、普通図柄作動左ゲート26を通過した遊技球を検出する左ゲートスイッチ26a、大入賞口46に入賞した遊技球を検出する大入賞口スイッチ41e、右袖入賞口12に入賞した遊技球を検出する右袖入賞口スイッチ12a、左袖入賞口13に入賞した遊技球を検出する左袖入賞口スイッチ13a、右下入賞口45に入賞した遊技球を検出する右下入賞口スイッチ45a、左下入賞口44に入賞した遊技球を検出する左下入賞口スイッチ44aおよび大入賞口中継基板50である。
大入賞口中継基板50には、特定領域スイッチ42a、特定領域を変化させる部材を駆動する特定領域ソレノイド42bおよび板扉41を開閉駆動する大入賞口ソレノイド41fが電気的に接続されている。電源基板80は、CR接続基板56と電気的に接続されており、CR接続基板56には、プリペイドカードの残りの度数を表示する度数表示基板やプリペイドカードを読取る装置などを備える遊技機外装置部分71と電気的に接続されている。また、電源基板80は、AC24V(50Hz/60Hz)の主電源70から電源の供給を受け、各基板、装置および発射スイッチ15dなどへ必要電源を供給する。
【0024】
[遊技の主な流れ]
次に、遊技の主な流れについて図8ないし図13を参照して説明する。
図8は、メインCPU112が実行する普通図柄作動ゲート処理の流れを示すフローチャートであり、図9は、メインCPU112が実行する普通図柄変動処理の流れを示すフローチャートであり、図10は、メインCPU112が実行する普通電動役物処理の流れを示すフローチャートである。図11は、メインCPU112が実行する第1種始動口処理の流れを示すフローチャートであり、図12は、メインCPU112が実行する特別図柄制御の流れを示すフローチャートであり、図13は、メインCPU112が実行するラウンド制御の流れを示すフローチャートである。
【0025】
(普通図柄作動ゲート処理)
遊技球が普通図柄作動右ゲート25(図2)を通過して右ゲートスイッチ25a(図7)がONすると、あるいは、普通図柄作動左ゲート26(図1)を通過して左ゲートスイッチ26a(図7)がONすると、メインCPU112は、ゲートスイッチがONしたしたと判定し(図8のステップA10:Yes)、普通図柄表示装置34の始動可能な回数として記憶された数(以下、普通図柄始動記憶数と称する)U1が4未満であると判定すると(ステップA12:Yes)、普通図柄始動記憶数U1に「1」を加算し(ステップA14)、普通図柄の当りハズレを抽選するための数値をカウントするカウンタのカウント値を1つ取得し(ステップA16)、その取得したカウント値をRAM116に一時的に格納する(ステップA18)。
なお、この実施形態では、上記カウンタは、0〜15の計16をカウントし、カウントを開始する最初の数値は、所定の周期で更新される。また、上記の普通図柄作動ゲート処理は、ROM114(図7)に記録されたコンピュータプログラムに従って実行される。
【0026】
(普通図柄変動処理)
メインCPU112は、普通図柄表示装置34(図2)が普通図柄を変動中であるか否かを判定し(図9のステップA20)、変動中ではないと判定すると(ステップA20:No)、普通図柄始動記憶数U1が1以上であるか否かを判定する(ステップA22)。ここで、メインCPU112は、普通図柄始動記憶数U1が1以上であると判定すると(ステップA22:Yes)、普通図柄始動記憶数U1から「1」を減算し(ステップA24)、前述の普通図柄作動ゲート処理のステップA18においてRAM116に一時的に格納されているカウント値を読出し(ステップA26)、その読出したカウント値が、ROM114に記録されている当り値と同一値か否か、つまり当りか否かを判定する(ステップA28)。ここで、メインCPU112は、当りであると判定すると(ステップA28:Yes)、当りが発生したことを示す当りフラグをセットし(ステップA30)、普通図柄表示装置34に当り普通図柄を表示させるための当り普通図柄表示コマンドをROM114から読出す(ステップA32)。
【0027】
また、メインCPU112は、当りではないと判定した場合は(ステップA28:No)、普通図柄表示装置34にハズレ普通図柄を表示させるためのハズレ普通図柄表示コマンドをROM114から読出す(ステップA34)。続いてメインCPU112は、普通図柄表示装置34が普通図柄を変動表示している時間を示す変動固定時間T1の計測を開始し(ステップA36)、普通図柄の変動表示の開始を指示する普通図柄変動開始コマンドを普通図柄表示装置34へ送出する(ステップA38)。これにより、普通図柄表示装置34は、所定の図柄(たとえば、○や×など)の変動表示を開始する。
そしてメインCPU112は、変動固定時間T1の計測時間Tが変動固定時間T1以上になったと判定すると(ステップA40)、普通図柄の変動表示の停止を指示する変動停止コマンドを普通図柄表示装置34へ送出し(ステップA42)、ステップA32において読出した当たり普通図柄表示コマンド、または、ステップA34において読出したハズレ普通図柄表示コマンドを普通図柄表示装置34へ送出する(ステップA44)。
なお、この実施形態では、上記当り値は、0〜11である。また、上記の普通図柄変動処理は、ROM114(図7)に記録されたコンピュータプログラムに従って実行される。
【0028】
(普通電動役物処理)
メインCPU112は、普通電動役物ソレノイド47g(図7)へ駆動信号を送出しているか否かに基いて、普通電動役物47が開放中であるか否かを判定する(図10のステップA50)。ここでメインCPU112は、開放中であると判定すると(ステップA50:Yes)、前述の普通図柄変動処理のステップA30において当りフラグがセットされているか否かを判定し(ステップA52)、当りフラグがセットされていると判定すると(ステップA52:Yes)、普通電動役物47が開放作動している時間を示す開放固定時間T2の計測を開始し(ステップA54)、普通電動役物ソレノイド47gへ駆動信号を送出する(ステップA56)。これにより、普通電動役物47は、両翼を開作動し、遊技球を受入れ可能な状態になる。
そしてメインCPU112は、開放固定時間T2の計測時間Tが開放固定時間T2以上になったと判定すると(ステップA58:Yes)、普通電動役物ソレノイド47gへ駆動停止信号を送出する(ステップA60)。これにより、普通電動役物47は、両翼を閉作動し、遊技球の受入れが不可能となる。続いてメインCPU112は、当りフラグをリセットする(ステップA62)。
【0029】
(第1種始動口処理)
遊技球が第1種始動口27(図2)に入賞し、あるいは、遊技球が普通電動役物47に入賞して第1種始動口スイッチ27a(図7)がONすると、メインCPU112は、第1種始動口スイッチ27aがONしたと判定する(図11のステップB10:Yes)。続いてメインCPU112は、特別図柄制御装置32の始動可能な回数として記憶された数(以下、特別図柄始動記憶数と称する)U2が4未満であるか否かを判定し(ステップB12)、4未満であると判定すると(ステップB12:Yes)、特別図柄始動記憶数U2に「1」を加算し(ステップB14)、大当りか否かを抽選するための数値をカウントする大当りカウンタのカウント値を1つ取得し(ステップB16)、その取得したカウント値をRAM116に一時的に格納する(ステップB18)。
なお、この実施形態では、上記カウンタは、0〜255の計256をカウントし、カウントを開始する最初の数値は、所定の周期で更新される。また、上記の第1種始動口処理は、ROM114(図7)に記録されたコンピュータプログラムに従って実行される。
【0030】
(特別図柄制御)
メインCPU112は、特別図柄制御装置32を制御するための制御コマンドを特別図柄制御装置32へ出力しているか否か、つまり特別図柄が変動中であるか否かを判定し(図12のステップB20)、変動中でないと判定すると(ステップB20:No)、特別図柄始動記憶数U2が「1」以上であるか否かを判定する(ステップB22)。ここでメインCPU112は、特別図柄始動記憶数U2が「1」以上であると判定すると(ステップB22:Yes)、特別図柄始動記憶数U2から「1」を減算する(ステップB24)。続いてメインCPU112は、第1種始動口処理のステップB18においてRAM116に一時的に格納されているカウント値を読出す(ステップB26)。続いてメインCPU112は、その読出したカウント値が、ROM114に記録されている大当り値と同一値か否か、つまり大当りか否かを判定する(ステップB28)。ここで、メインCPU112は、大当りであると判定すると(ステップB28:Yes)、大当りが発生したことを示す大当りフラグをセットし(ステップB30)、特別図柄制御装置32に表示させる大当り図柄(特別図柄制御装置32に大当り図柄を表示させるための画像制御コマンド)を選択する(ステップB32)。
【0031】
また、メインCPU112は、大当りではないと判定した場合は(ステップB28:No)、ハズレ図柄(特別図柄制御装置32にハズレ図柄を表示させるための画像制御コマンド)を選択し(ステップB34)、その選択したハズレ図柄が大当り図柄と同じであるか否かを判定し(ステップB36)、大当り図柄と同じである場合は(ステップB36:Yes)、大当り図柄ではなくなるまでハズレ図柄を選択し直す。続いてメインCPU112は、特別図柄の変動固定時間(変動開始から全図柄が確定表示されるまでに要する時間)および変動パターン(通常停止や各種のリーチパターンなど)を選択し(ステップB38)、変動固定時間T3の計測を開始し(ステップB40)、特別図柄の変動開始を指示する特別図柄変動開始コマンドを特別図柄制御装置32へ送出する(ステップB42)。これにより、特別図柄制御装置32は、各表示領域において左図柄列、中図柄列および右図柄列をそれぞれ変動表示する。
そして、メインCPU112は、変動固定時間T3の計測時間Tが変動固定時間T3以上になったと判定すると(ステップB44:Yes)、特別図柄の変動の停止を指示する変動停止コマンドを特別図柄制御装置23へ送出する(ステップB46)。これにより、特別図柄制御装置32は、通常停止または各種のリーチパターンに従って特別図柄の変動表示を停止し、ハズレ図柄または大当り図柄を各表示領域において確定表示する。
【0032】
なお、大当り図柄の選択は、ROM114に記録されている大当り図柄テーブル(図示省略)を参照して行い、ハズレ図柄の選択は、同じくROM114に記録されているハズレ図柄テーブル(図示省略)を参照して行う。たとえば、大当り図柄テーブルは、複数の乱数(たとえば、0〜9)と、複数の大当り図柄(たとえば、0〜9)とを対応付けて構成されており、メインCPU112が無作為に選択した乱数に対応付けられているものを大当り図柄に決定する。また、ハズレ図柄テーブルも複数の乱数(たとえば、0〜9)と、複数のハズレ図柄(たとえば、0〜9)とを対応付けて構成されており、メインCPU112が無作為に選択した乱数に対応付けられているものをハズレ図柄に決定する。ハズレ図柄テーブルは、左図柄用、中図柄用および右図柄用として3つ記録されており、メインCPU112は、各図柄用のハズレ図柄をそれぞれ決定する。上記の特別図柄制御は、ROM114(図7)に記録されたコンピュータプログラムに従って実行される。
【0033】
(ラウンド制御)
メインCPU112は、上述した特別図柄制御のステップB30において大当りフラグがセットされているか否かを判定し(図13のステップC10)、セットされていると判定すると(ステップC10:Yes)、ラウンド数Rに「1」を加算し(ステップC12)、板扉41(図3)を開放するための開放コマンドを大入賞口ソレノイド41f(図5)へ出力する(ステップC14)。これにより、大入賞口ソレノイド41fがONして板扉41が開作動して大入賞口46が開口し(図3(B))、第1ラウンドが開始する。
このとき、図4に示したように、板扉41により受止められた遊技球の一部は、貫通孔41bから図中矢印方向に流下する。また、特別図柄制御装置32は、各ラウンド毎の大当り演出用画像を画面に表示する。
続いてメインCPU112は、板扉41が開放している最大時間である大入賞口開放時間T4(たとえば29.5秒)を計測し、その計測時間Tが、大入賞口開放時間T4以上になったと判定すると(ステップC16:Yes)、板扉41を閉作動させるための閉口コマンドを大入賞口ソレノイド41fへ出力する(ステップC20)。これにより、大入賞口ソレノイド41fがOFFして板扉41が閉作動して大入賞口46が閉口する。
【0034】
またメインCPU112は、大入賞口開放時間T4に達するまでは(ステップC16:No)、大入賞口スイッチ41e(図7)からのスイッチング信号を取り込んで大入賞口46への入賞数Nをカウントし、その入賞数Nが10になった場合は(ステップC18:Yes)、大入賞口開放時間T4に達する前でも板扉41を閉作動させて大入賞口46を閉口する(ステップC20)。
続いてメインCPU112は、ステップC12において演算したラウンド数Rが最大ラウンドの16ラウンド(16ラウンドは一例である)になっているか否かを判定し(ステップC22)、16ラウンドになっていない場合は(ステップC22:No)、特定領域スイッチ42a(図7)がONしたか否かを判定する(ステップC24)。つまり、大入賞口46に入賞した遊技球が、大入賞口46の内部に設けられた特定領域を通過したか否かを判定する。ここで、特定領域スイッチ42aがONしたと判定すると(ステップC24:Yes)、次の第2ラウンドを実行する(ステップC12〜C20)。
【0035】
そしてメインCPU112は、ステップC22において16ラウンドを実行したと判定した場合(ステップC22:Yes)、あるいは、ステップC24において特定領域スイッチ42aがONしていないと判定した場合(ステップC24:No)は、ラウンド数Rおよび入賞数Nを0リセットし(ステップC26)、大当りフラグをリセットし(ステップC28)、ラウンド制御の今回のルーチンを終了する。
なお、上記のラウンド制御は、ROM114に記録されたコンピュータプログラムにより実行される。
【0036】
[第1実施形態の効果]
(1)以上のように、第1実施形態のパチンコ機1を使用すれば、板扉41には貫通孔41bが形成されているため、板扉41の上面により受止められた遊技球の一部を貫通孔41bから流下させることができる。
したがって、受止められた遊技球を入賞させるだけの役割をしている入賞部材を備えたパチンコ機にはない斬新な入賞部材の構成を提供できるため、遊技に飽き難いパチンコ機を実現できる。
(2)しかも、大入賞口46のの入賞数Nが規定の10個に達するまでに要する時間を遅らせることができるため、大入賞口46が開口している時間を長くすることができる。これにより、遊技者は、特別図柄制御装置32により各ラウンド毎に表示される大当り演出用画像を長い時間見ることができる。また、大当り演出用画像を有効活用することができる。
(3)特に、貫通孔41bを板扉41に貫通形成するという簡易な構造により、板扉41により受止められた遊技球の一部を貫通孔41bから流下させることができる。
(4)また、板扉41が、遊技球を受止める上面を有する板状に形成されているため、貫通孔や切り欠き部などを比較的簡単に形成することができる。
(5)さらに、飛込み防止片43が、板扉41が開作動していない状態において貫通孔41bを臨む位置に設けられているため、遊技球が貫通孔41bから内部に入賞するのを阻止することができる。
【0037】
<第2実施形態>
次に、この発明の第2実施形態について図5および図6を参照して説明する。図5は、変動入賞装置40の外観を示す斜視説明図である。図5(A)は、板扉41が閉じた状態を示す斜視説明図であり、図5(B)は、板扉41が開いた状態を示す斜視説明図である。図6(A)は、普通電動役物47に遊技球が入賞した状態を示す斜視説明図であり、図6(B)は、図6(A)において普通電動役物47の部分を縦に切断した縦断面説明図である。
なお、変動入賞装置40の構造および機能以外は、第1実施形態と同じであるため、その同じ部分の説明を省略する。
【0038】
板扉41の下方であって、板扉41の貫通孔41bからの流下方向には、普通電動役物47がハウジング48に開閉可能に取付けられている。普通電動役物47は、板状の前面壁47aと、この前面壁47aの両側に相対向して形成された側壁47b,47bと、前面壁47aの内側下方において両側壁47b間に形成された底壁47cとを備えており、それら前面壁47a、両側壁47bおよび底壁47cにより囲まれた内部空間が、遊技球を受入れる受入れ部47dに形成されている。図5および図6に示すように、普通電動役物47は、両側壁47bの下端を軸にして前面壁47aを前方に倒す形態で開作動し、前面壁47aがハウジング48の前面と面一になるように閉作動する。
図6に示すように、受入れ部47dは、遊技球を1個収容可能な大きさに形成されており、遊技球P1が収容されている状態で次の遊技球P2が貫通孔41bから流下すると、その遊技球P2の底部は、遊技球P1の頭部によって支持され、遊技球P2の頭部は貫通孔41bに引っ掛かった状態になる。このとき、遊技球P2の頭部が貫通孔41bを塞いでいるため、板状部41aにより受止められた遊技球は、貫通孔41bから下方への流下を阻止される。
【0039】
図6(B)に示すように、ハウジング48の内部には、普通電動役物47に入賞した入賞球が流下する流下経路47eが形成されており、その流下方向には、普通電動役物47に入賞した入賞球を検出する第1種始動口スイッチ47fが設けられている。また、遊技盤5の裏面であってハウジング48の対応する個所には、普通電動役物47を開閉作動させる普通電動役物ソレノイド47gが設けられている。
そして、大当りが発生し、板扉41が開作動している間に普通図柄が当りになると、普通電動役物47が開作動し、前面壁47aを前方に倒し、受入れ部47dを露出させ、遊技球を受入れ部47dに受入れ可能な状態になる。そして、板扉41の板状部41aにより受止められた遊技球が貫通孔41bから下方に流下すると、普通電動役物47の受入れ部47dに受入れられ、普通電動役物47が閉作動すると、受入れ部47dに受入れられていた遊技球は、流下経路47eを流下し、第1種始動口スイッチ47fにより検出される。
【0040】
また、板扉41の開閉動作に合わせて普通電動役物47を開閉動作させることもできる。この場合、図6(B)に示すように、最初に貫通孔41bから流下した遊技球P1は普通電動役物47の受入れ部47dに受入れられ、2番目に貫通孔41bから流下した遊技球P2は、遊技球P1により受入れ部47dへの受入れを阻止される。このとき、遊技球P2の頭部が貫通孔41bを塞ぐため、貫通孔41bからの3番目以降の遊技球の流下が阻止される。
そして、板扉41の閉作動に合わせて普通電動役物47が閉作動すると、受入れ部47dが閉塞され、受入れ部47dによる遊技球の受入れが不可能となる。
【0041】
[第2実施形態の効果]
(1)以上のように、第2実施形態のパチンコ機1を使用すれば、大当りが発生し、変動入賞装置40の板扉41が開作動しているときに普通図柄が当たって普通電動役物47が開作動すると、板扉41により受止められた遊技球の一部が、貫通孔41bから流下し、その流下した遊技球が普通電動役物47に入賞する可能性が発生する。
つまり、変動入賞装置40の板扉41により受止められた遊技球の総てが大入賞口46に入賞するのではなく、一部の遊技球は、貫通孔41bから下方に流下し、普通電動役物47に入賞するため、変動入賞装置40と普通電動役物47との関連性を高めることができる。
したがって、遊技球が大入賞口46に入賞するか否かと、遊技球が普通電動役物47に入賞するか否かとを別個の問題として捉えて遊技するパチンコ機よりも、飽き難いパチンコ機を実現することができる。
【0042】
(2)また、変動入賞装置40と普通電動役物47との関連性が高いため、普通電動役物47に入賞する様子が無視されがちになることが少ない。さらに、普通電動役物47の開作動を抽選する普通図柄表示装置34の表示状態が無視されがちになることが少ない。
(3)さらに、変動入賞装置40の板扉41により受止められた遊技球の一部は、貫通孔41bから流下し、普通電動役物47の受入れ部47dに受入れられると、その受入れられた遊技球P1と、次に貫通孔41bから流下した遊技球P2のう頭部が貫通孔41bを塞ぐため、貫通孔41bからの遊技球の流下が阻止される。
したがって、貫通孔41bからの遊技球の過剰な流下を防止し、大入賞口46に入賞する遊技球の数を確保することができる。
【0043】
<他の実施形態>
(1)前記各実施形態では、板扉41の板状部41aの中央に貫通孔41bを1個形成した場合を説明したが、貫通孔41bを複数個形成することもできる。また、貫通孔41bに代えて、板状部41aの一部を切り欠いた切り欠き部を形成し、その切り欠き部から遊技球を流下させる構造でもよい。さらに、板扉41の形状は、板状に限定されるものではない。
(2)前記第2実施形態では、普通電動役物47を1個設けた場合を説明したが、複数個設けることもできる。この場合、普通図柄が当たった場合に総ての普通電動役物を同時に開閉作動させてもよいし、無作為の順序で開閉作動させてもよい。また、普通図柄の当たった順序に対応させて開閉作動させる普通電動役物の順序を決定することもできる。さらに、普通電動役物47は、チューリップ構造でもよいし、一度に複数の遊技球が入賞できる構造でもよく、形状、構造、大きさなどは、前記実施形態に記載のものに限定されるものではない。
(3)前記各実施形態では、この発明に係るパチンコ機として第1種パチンコ機を例に挙げて説明したが、この発明を第2種パチンコ機、第3種パチンコ機、一般機などにも適用できることは勿論である。
【0044】
[各請求項と実施形態との対応関係]
飛込み防止片43が請求項3に記載の阻止手段に対応する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態に係るパチンコ機の外観の概略を示す斜視説明図である。
【図2】図1に示すパチンコ機に設けられた遊技盤5の主要構成を示す正面図である。
【図3】図3は、第2実施形態のパチンコ機に備えられた変動入賞装置40の外観を示す斜視説明図である。図3(A)は、板扉41が閉じた状態を示す斜視説明図であり、図3(B)は、板扉41が開いた状態を示す斜視説明図である。
【図4】図4(A)は、貫通孔から遊技球が流下する様子を示す斜視説明図であり、図4(B)は、図4(A)において貫通孔の部分を縦に切断した縦断面説明図である。
【図5】図3は、変動入賞装置40の外観を示す斜視説明図である。図3(A)は、板扉41が閉じた状態を示す斜視説明図であり、図3(B)は、板扉41が開いた状態を示す斜視説明図である。
【図6】図4(A)は、普通電動役物47に遊技球が入賞した状態を示す斜視説明図であり、図4(B)は、図4(A)において普通電動役物47の部分を縦に切断した縦断面説明図である。
【図7】パチンコ機1の主な電気的構成をブロックで示す説明図である。
【図8】メインCPU112が実行する普通図柄作動ゲート処理の流れを示すフローチャートである。
【図9】メインCPU112が実行する普通図柄変動処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】メインCPU112が実行する普通電動役物処理の流れを示すフローチャートである。
【図11】メインCPU112が実行する第1種始動口処理の流れを示すフローチャートである。
【図12】メインCPU112が実行する特別図柄制御の流れを示すフローチャートである。
【図13】メインCPU112が実行するラウンド制御の流れを示すフローチャートである。
【図14】従来のパチンコ機を正面から見た概略説明図である。
【符号の説明】
1 パチンコ機
32 特別図柄制御装置
34 普通図柄表示装置
41 板扉
41b 貫通孔
47 普通電動役物
Claims (3)
- 所定の条件が成立した場合に開放作動して入賞口を開口するとともに、扉式に開閉可能に取付けられた板状の板扉を備えており、
前記板扉の板状部には、開放作動したときに前記板状部の上面により受止められた遊技球が落下可能な貫通孔が貫通形成されていることを特徴とするパチンコ機。 - 前記板扉は、
前記入賞口への入賞数が所定数に達した場合に閉作動して前記入賞口を閉口することを特徴とする請求項1に記載のパチンコ機。 - 閉作動している前記板扉の内部であって前記貫通孔に臨む位置に設けられており、遊技球が外部から前記貫通孔を介して内部に入賞するのを阻止する阻止手段を備えたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のパチンコ機。
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