JP3663147B2 - ローゼルチューインガムの製法及びその製品 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明に係るローゼルチューインガムの製法及びその製品は、収穫されたローゼルの萼に含有する赤い色素及び栄養の成分並びに爽やかな酸味を含有する抽出液をチューインガムの原料に添加するチューインガムの製法に関し提案され、ローゼルの萼から赤色及び栄養の成分を抽出した抽出液若しくはこれを濃縮してチューインガムの製造工程で原料に添加し製造されるチューインガムの製品を提供するものである。
【0002】
【従来の技術】
ローゼルの原産地は、アフリカ北西部である。ローゼルは非耐寒性、好日性であり、熱帯、亜熱帯で栽培されている。葉や萼が肥厚して多肉質となった萼を食用にする栽培種と繊維を利用する栽培種がある。食用種は、ハーブの一種で、一年草の分枝のある低木で、萼を大きく成長させた後に収穫され、萼が利用されている。若い萼は酸味があり、ゼリー、シロップ、清涼飲料(ジュース)、利尿、疲労回復に役立つティーとして利用され、発酵させてローゼル酒としたりラム酒として利用し、成熟した萼はジャム、タルトとして利用する。最近ではフランス料理やイタリア料理のソースとしても利用されている。種子は、約20パーセントのタンパク質と15パーセントの油を含むので、家畜の飼料や油脂の原料として用いる。
【0003】
ローゼルはアミノ酸として、イソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、シスチン、フェニルアラニン、チロシン、スレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジン、アルギニン、アラニン、アスパラギン酸、グルタミン酸、グリシン、プロリン、セリン等のアミノ酸類を含有し、水分、タンパク質、炭水化物、灰分、カルシウム、鉄分、カリウム、ベータカロチン、ビタミン類等の豊富な栄養成分を含有する。財団法人 日本冷凍食品検査協会より発表されているローゼル粉末の分析結果を表1と表2に示す。
【表1】
【表2】
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、ローゼルの赤い色素、クエン酸や酒石酸、爽やかな天然の素材を生かしてローゼルの栄養成分を含有し、ローゼルに含有される色素で赤色に着色したローゼルチューインガムを提供しようとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るローゼルチューインガムの製法及びその製品は、ローゼルの萼の粉若しくは萼をそのまま水分に約6時間浸漬し、更に酢を加えて、ローゼルの色及び栄養の成分を十分に抽出した液体をチューインガムの製造工程で原料に添加して、ローゼルの色素で赤く発色した酸味を有するローゼルチューインガムの最終製品を得るものである。
【0006】
請求項1に記載の発明は、ローゼルの萼の粉若しくは萼をそのまま水分に浸漬し、更に酢を加えて、ローゼルの色及び栄養の成分を十分に抽出した液体をチューインガムの製造工程で原料に添加して、ローゼルの色素で赤く発色した酸味を有するローゼルチューインガムの製法である。
【0007】
請求項2に記載の発明は、ローゼルの萼の粉若しくは萼をそのまま水分に浸漬し、更に酢を加えて、ローゼルの色及び栄養の成分を十分に抽出した液体をチューインガムの製造工程で原料に添加して、ローゼルの色素で赤く発色した酸味を有するローゼルの天然成分を含有するローゼルチューインガムの製品である。
【0008】
請求項3に記載の発明は、ローゼルの萼の粉若しくは萼をそのまま水分に約6時間浸漬した後、更に酢を加えて、ローゼルの色及び栄養の成分を十分に抽出した液体をチューインガムの製造工程で原料に添加して、ローゼルの色素で赤く発色した酸味を有するローゼルの天然成分を豊富に含有することを特徴とするローゼルチューインガムの製法である。
【0009】
請求項4に記載の発明は、ローゼルの萼の粉若しくは萼をそのまま水分に約6時間浸漬し、更に酢を加えて、ローゼルの萼に含有する色及び栄養の成分を十分に抽出した液体をチューインガムの製造工程で原料に添加して、ローゼルの色素で赤く発色した酸味を有し、ミネラル類、カルシウム、カリウム等ローゼルの栄養成分を豊富に含有するローゼルチューインガムの製品である。
【0010】
【発明の実施の形態】
本発明の技術的思想の創作は、実施例において次に記載されるように具体化されている。
【0011】
この製法は、ローゼルの萼の粉若しくは萼をそのまま水分に約6時間浸漬し、更に酢を加えて、ローゼルの色及び栄養の成分を十分に抽出して抽出した液体を作り、この液体若しくはこの液体を濃縮しているエキスをチューインガムの製造工程で原料に添加する。
【0012】
【実施例】
添付図面は、本発明の実施例についてローゼルチューインガムの製造工程の流れを示すブロック図である。図面に基づいて詳細に説明する。
【0013】
実施例の製法は、ローゼルの色素で赤く発色した酸味を有するローゼルチューインガムを得るための製造工程を示している。
【0014】
ローゼルの萼を大きく成長させた後に収穫された萼を粉砕した粉若しくは萼をそのまま水分に約6時間浸漬し、ローゼルの天然成分を抽出する工程2と、更に寿司酢を加えて、ローゼルの萼に含有する色及び栄養の成分を十分に抽出する工程3と、抽出した液体をチューインガムの製造工程で原料に添加する工程4の工程1,2,3,4を経て、ローゼルチューインガムの最終製品を得ることが出来る。抽出した液体を濃縮しているエキスをチューインガムの原料に添加してもよい。
【発明の効果】
本発明は、請求項1乃至請求項4の各項に記載の構成により、次に記載の効果を奏するものである。
【0015】
本発明の製法により、ローゼルの栄養成分のビタミン類及びミネラル類を豊富に含有するローゼルチューインガムは赤色に発色し、適度な酸味と爽やかなチューインガムの味を得ることが出来る。
【0016】
このチューインガムをよく噛むことにより、ローゼルから抽出したエキスより主にカルシウムやカリウム、ビタミン、アスパラギン酸やグルタミン酸等のミネラル不足を補い、この結果として疲れやすい人、コレステロールや中性脂肪が気になる人、利尿が十分でなくて疲労回復が遅い人、落ち着かないイライラしやすい人、アレルギー性アトピー肌等の人のための利用を目的とするローゼルチューインガムを提供する事が出来る。
【0017】
ローゼルチューインガムは赤色に発色するため、薄い青色に発色するチューインガムの冷たい爽やかさとは異なる暖かい爽やかな酸味を味わうことが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】ローゼルチューインガムの製造工程のフローを示すブロック図
【符号の説明】
1...ローゼルの萼を粉砕した粉末若しくは萼
2...萼の粉若しくは萼をそのまま水分に浸漬して抽出液を作る工程
3...酢を加えて萼に含有する赤色及び栄養の成分を十分に抽出する工程
4...チューインガムの原料に抽出液を添加する工程
5...最終製品
Claims (4)
- ローゼルの萼の粉若しくは萼をそのまま水分に浸漬し、更に酢を加えて、ローゼルの萼に含有する色及び栄養の成分を十分に抽出した液体をチューインガムの製造工程で原料に添加して、ローゼルの色素で赤く発色した酸味を有するローゼルチューインガムの製法。
- ローゼルの萼の粉若しくは萼をそのまま水分に浸漬し、更に酢を加えて、ローゼルの萼に含有する色及び栄養の成分を十分に抽出した液体をチューインガムの製造工程で原料に添加して、ローゼルの色素で赤く発色した酸味を有するローゼルの天然成分を含有するローゼルチューインガムの製品。
- ローゼルの萼の粉若しくは萼をそのまま水分に約6時間浸漬した後、更に酢を加えて、ローゼルの萼に含有する色及び栄養の成分を十分に抽出した液体をチューインガムの製造工程で原料に添加して、ローゼルの色素で赤く発色した酸味を有するローゼルの天然成分を豊富に含有することを特徴とするローゼルチューインガムの製法。
- ローゼルの萼の粉若しくは萼をそのままで水分に約6時間浸漬し、更に酢を加えて、ローゼルの萼に含有する色及び栄養の成分を十分に抽出した液体をチューインガムの製造工程で原料に添加して、ローゼルの色素で赤く発色した酸味を有し、ミネラル類、カルシウム、カリウム等のローゼルの栄養成分を豊富に含有するローゼルチューインガムの製品。
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