JP3663107B2 - 回転ダンパ装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、相対回転する二つの部材の回転速度を、少なくとも一方向への相対回転時には低速に抑えることができる回転ダンパ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来のこの種の回転ダンパ装置としては、例えば特開平10―169688号公報に記載のものがある。この回転ダンパ装置は、収容孔が形成された装置本体と、収容孔に相対回転自在に挿入されたロータとを備えており、装置本体とロータとには隔壁部がそれぞれ形成されている。そして、これらの隔壁部によって収容孔の内周面とロータの外周面との間の環状の空間が収容孔の周方向に区画され、第1、第2の流体室が形成されている。
【0003】
装置本体に形成された隔壁部は、収容孔の内周面にその周方向に互いに離れて形成された一対の固定壁部と、この一対の固定壁部間の収容空間に収容孔の周方向へ移動可能に設けられた可動壁部とを有している。この可動壁部は、ロータが一方向へ相対回転する際には、第2の流体室内の流体によって一方の固定壁部に突き当てられる。この状態では、第1、第2の流体室間を連通する連通路が可動壁部によって遮断されるので、第2の流体室内の流体は、収容孔の内周面とロータの外周面との間に形成される微小な隙間等のオリフィスを介して第1の流体室に流れる。したがって、装置本体とロータとの間の相対回転が低速に抑えられる。一方、ロータが他方向へ回転する際には、可動壁部が第1の流体室内の流体によって他方の固定壁部に突き当てられる。この状態では、第1、第2の流体室が連通路を介して連通し、第1の流体室内の流体が抵抗なく第2の流体室に流れる。したがって、ロータは高速で相対回転することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の回転ダンパ装置においては、ダンパ力が作用するときの回転方向を代える場合には、装置全体を変更しなければならない。したがって、正逆二つの回転方向につきそれぞれダンパ効果を必要とする場合には、ケーシングおよびロータについて2種類ずつ用意しておかなければならず、部品の種類が増え、その結果製造費が嵩むという問題があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この発明は、上記の問題を解決するために、収容孔を有する装置本体と、上記収容孔に相対回転自在に挿入されたロータとを備え、上記装置本体と上記ロータとには、上記収容孔の内周面と上記ロータの外周面との間に形成される環状の空間を周方向に区画して複数の流体室を形成する隔壁部がそれぞれ設けられ、一の隔壁部が、上記収容孔の内周面と上記ロータの外周面とのいずれか一方にロータの周方向へ互いに離れて設けられた一対の固定壁部と、この一対の固定壁部間に形成される収容空間に上記ロータの周方向へ移動可能に設けられた可動壁部とを有し、上記収容空間と一方の固定壁部に隣接する流体室との間には、それらを連通させる第1の連通路および第1の流入路がそれぞれ設けられ、上記収容空間と他方の固定壁部に隣接する流体室との間には、それらを連通させる第2の連通路および第2の流入路がそれぞれ設けられ、上記第1、第2の連通路は常時開かれ、上記可動壁部が上記一方の固定壁部に突き当たっているときには、上記第1の流入路が閉じられる一方、第2の流入路が開かれ、上記可動壁部が他方の固定壁部に突き当たっているときには、上記第1の流入路が開かれる一方、上記第2の流入路が閉じられ、上記第1、第2連通路の少なくとも一方には、流体の流れに対して抵抗を発生する抵抗部が設けられていることを特徴としている。
【0006】
この場合、上記一対の固定壁部を上記装置本体に設けるのが望ましい。
上記第1の連通路が、一方の固定壁部を貫通し、この一方の固定壁部に面する流体室と収容空間とを連通させる第1の貫通孔を有し、上記第2の連通路が、他方の固定壁部を貫通し、この他方の固定壁部に面する流体室と上記収容空間とを連通させる第2の貫通孔を有していることが望ましい。
上記装置本体には、その外部から操作可能である第1、第2の調節部材が、上記第1、第2の貫通孔の上記流体室に面する開口部にそれぞれ接近離間することができるように移動可能に設けられ、この第1、第2の調節部材の少なくとも一方の先端部を上記第1、第2の貫通孔に接近させることにより、上記第1の調節部材の先端部と上記第1の貫通孔の開口部との間と、上記第2の調節部材の先端部と上記第2の貫通孔の開口部との間との少なくとも一方に上記抵抗部を形成するのが望ましい。
上記第1、第2の貫通孔が、互いの軸線を一致させて一列に形成されており、上記第1、第2の調節部材が上記第1、第2の貫通孔とそれぞれ軸線を一致させ、かつ第1、第2の貫通孔の軸線方向へ移動可能に設けられていることが望ましい。
上記第1、第2の調節部材が上記装置本体に螺合されていることが望ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図1〜図5を参照して説明する。
図1〜図3はこの発明の一実施の形態を示すものであり、図1はその正断面図、図2はその一部を省略して示す正面図、図3はその分解斜視図である。これらの図に示すように、この実施の形態の回転ダンパ装置1は、収容孔21が形成されたケーシング(装置本体)2と、収容孔21に相対回転自在に挿入されたロータ3とを備えている。
【0008】
収容孔21の一端部は底部(図示せず)によって閉じられており、他端部は開口している。図3に示すように、収容孔21の開口部には封止板41が挿入され、ケーシング2に固定された底板42によって抜け止めされている。封止板41の外周面と収容孔21の内周面との間、および封止板41の内周面とロータ3の外周面との間は、それぞれシール部材(図示せず)によって密封されている。これにより、収容孔21の内周面とロータ3の外周面との間には、外部に対して密封された環状の密閉空間が形成されている。
【0009】
密閉空間に臨む収容孔21の内周面には、二つの隔壁部22,23が形成されている。二つの隔壁部22,23は、周方向に180°離れて配置されている。二つの隔壁部22,23に代えて一つの隔壁部だけが形成されることもある。一方の隔壁部22は、ケーシング2と一体に形成されており、先端面がロータ3の外周面に摺動自在に接している。他方の隔壁部23については後述する。
【0010】
上記密閉空間に臨む上記ロータ3の外周面には、二つの隔壁部31,32が形成されている。この二つの隔壁部31,32は、周方向へ互いに180°離れ、かつ上記一対の隔壁部22,23間に位置するように配置されている。ケーシング2に隔壁部が一つだけ形成される場合には、二つの隔壁部31,32のうちの一方だけが形成される。
【0011】
上記4つの隔壁部22,23,31,32により、上記密閉空間が周方向に4分割されており、それぞれが流体室51,52,53,54になっている。各流体室51〜54には、粘性流体等の流体が充填されている。ロータ3の中心を間にして対角線上に配置された流体室51,53は、図2に示すように、ロータ3の一端面に形成された環状の凹部33および切欠き34,34を介して互いに連通しており、他の対角線上に配置された流体室52,54は、ロータ3の他端面に形成された、凹部33と同様の環状の凹部(図示せず)および二つの切欠き35(一方の切欠き35のみ図3に図示)を介して連通している。なお、凹部33および切欠き34は、底板41によって遮蔽されているので、流体室51,53が凹部33および切欠き34を介して流体室52,54と連通することはない。同様に、ロータ3の他端面に形成された凹部および切欠き35は、ケーシング2の底面によって遮蔽されているので、流体室52,54が凹部および切欠き35を介して流体室51,53と連通することはない。
【0012】
上記隔壁部23は、収容孔21の内周面に沿って形成された台部23aと、台部23aの両端部に形成された一対の固定壁部23b,23cと、この一対の固定壁部23b、23c間に形成された収容空間23dに収容孔21の周方向へ移動可能に配置された可動壁部23eとを有している。
【0013】
固定壁部23bには、第1の貫通孔61が形成されている。第1の貫通孔(第1の連通路)61の一端部は、固定壁部23bの流体室51に臨む端面に開口している。第1の貫通孔61の他端部は、固定壁部23bの収容空間23bに臨む端面に開口している。したがって、流体室51と収容空間23dとは、第1の貫通孔61を介して互いに連通している。同様に、固定壁部23cには、一端部が固定壁部23cの流体室54に臨む端面に開口し、他端部が固定壁部23cの収容空間23bに臨む端面に開口する第2の貫通孔(第2の連通路)62が形成されており、この第2の貫通孔62を介して流体室54と収容空間23bとが互いに連通している。第1および第2の貫通孔61,62は、互いの軸線を一致させて形成されており、台部23aの中央部において互いに連結されている。したがって、第1、第2の貫通孔61,62を孔明け加工する場合には、両者を1工程で孔明け加工することができる。
【0014】
上記固定壁部23bの内周側の先端面は、ロータ3の外周面から径方向外側に離れており、それらの間には隙間が形成されている。この隙間が第1の流通路71になっている。したがって、流体室51と収容空間23dとは、第1の流通路71を介して連通している。同様に、固定壁部23cとロータ3との間には、第2の流通路72が形成されており、この第2の流通路72を介して流体室54と収容空間23dとが互いに連通している。
【0015】
上記可動壁部23eは、収容孔21の周方向における幅が収容空間23dの同方向の幅より狭くなっており、その差の分だけ固定壁部23b,23c間を移動可能になっている。可動壁部23eは、ロータ3の外周面および台部23aの内周側の面に摺動自在に接触している。したがって、図1に示すように、可動壁部23eが固定壁部23cに突き当たった状態においては、第2の流通路72が可動壁部23eによって閉じられる。逆に、可動壁部23eが固定壁部23bに突き当たった状態では、第1の流通路71が可動壁部23eによって閉じられる。
【0016】
可動壁部23eの外周側部分には、これを収容孔21の周方向に横断する溝23fが形成されている。この溝23fは、第1、第2の貫通孔61,62と常時連通している。したがって、第1、第2の貫通孔61,62は、可動壁部23eによって閉じられることがない。よって、流体室51と収容空間23dとは第1の貫通孔61を介して常時連通し、流体室54と収容空間23dとは第2の貫通孔62を介して常時連通している。なお、この実施の形態では、第1、第2の貫通孔61,62の内周側の側部が台部23aから収容空間23dに開放され、しかも第1、第2の貫通孔61,62が互いに連通しているので、溝23fについては必ずしも形成する必要がない。
【0017】
上記第1の貫通孔61と対向するケーシング2の壁部には、これを貫通するねじ孔24が形成されている。このねじ孔24は、貫通孔61と軸線を一致させて配置されている。ねじ孔24には、調節部材81が螺合されている。この調節部材81の一端部は、ケーシング2から外部に突出しており、ケーシング2に回転自在に設けられた操作ハンドル82に、回転不能に、かつねじ孔24の軸線方向へ移動可能に連結されている。したがって、操作ハンドル82を回転操作すると、調節部材81が第1の貫通孔61に接近、離間移動する。調節部材81を第1の貫通孔61に適宜に接近させると、それらの間に幅の狭い環状の隙間が形成される。この隙間は、流体の流れに対して抵抗を発生させる抵抗部91になっており、抵抗部91において発生する抵抗の大きさは、調節部材81を回転操作してその位置を適宜に変えることにより、調節することができる。
【0018】
同様に、第2の貫通孔62と対向するケーシング2の壁部には、第2の貫通孔62と軸線を一致させたねじ孔25が形成されており、このねじ孔25には調節部材83が螺合されている。この調節部材83は、操作ハンドル84を回転操作することにより、第2の貫通孔62に対して接近、離間可能であり、接近させることによって上記抵抗部91と同様の抵抗部を形成することができる。ただし、この実施の形態では、ロータ3が図1の矢印X方向へ回転するときには高速回転を阻止し、矢印Y方向へ回転するときには高速回転を許容するようにしているので、第2の貫通孔62の開口部と調節部材83とは、それらの間を流体がほとんど抵抗を受けることなく通過することができるよう、十分に離されている。
なお、ねじ孔24,25の内径は第1、第2の貫通孔61,62と同一であるので、ねじ孔24,25の下孔および第1、第2の貫通孔61,62は1工程で孔明け加工することができる。
【0019】
上記構成の回転ダンパ装置1を用いる場合には、相対回転する二つの部材のうちの一方の部材を底板42に形成された突出部42a,42aを介してケーシングに回転不能に連結し、他方の部材をロータ3の連結孔に回転不能に嵌合する。例えば、ケーシングを便器本体に回転不能に連結し、ロータ3を便蓋に回転不能に連結する。
【0020】
ロータ3が図1の矢印X方向へ回転すると、可動壁部23eが流体室54の内の流体によって矢印X方向へ移動させられて固定壁部23bに突き当たる。この状態では、第1の流通路71が可動壁部23eによって閉じられる。したがって、流体室54内の流体(流体室52から流体室54に流入した流体も含む)は、第2の貫通孔62および第2の流入路72を介して第1の貫通孔61に流入し、そこから流体室51に流入する。このとき、第1の貫通孔61と調節部材81との間に抵抗部91が形成されているので、ロータ3の高速回転が阻止され、低速に抑えられる。
【0021】
ロータ3が図1の矢印Y方向へ回転する場合には、可動壁部23eが流体室51内の流体によって矢印Y方向へ移動させられて固定壁部23cに突き当たる。この状態では、第2の流通路72が可動壁部23eによって閉じられる。しかし、第1の流通路71が開かれる。したがって、流体室51内の流体(流体室53から流体室51に流入した流体も含む)が、第1の流通路71、収容空間23d、第1の貫通孔61および第2の貫通孔62を介して流体室54に流入する。このとき、調節部材83が第2の貫通孔62から十分に離れており、それらの間に抵抗部が形成されていない。したがって、ロータ3は、自由に高速回転することができる。
【0022】
また、調節部材81を第1の貫通孔61から十分に離して、抵抗部91を無くす一方、調節部材83を第2の貫通孔62に接近させてそれらの間に抵抗部を形成すれば、ロータ3の矢印X方向への高速回転を許容し、矢印Y方向への高速回転を阻止することができる。さらに、抵抗部91を形成するとともに、調節部材83と第2の貫通孔62との間にも抵抗部を形成することにより、ロータ3が矢印X,Y方向のいずれの方向へ回転する場合にもその高速回転を阻止することができる。
【0023】
このように、回転ダンパ装置1においては、第1、第2の連通路たる第1、第2の貫通孔61,62を形成するとともに、第1、第2の流通路71,72を形成しているので、この実施の形態のように、二つの調節部材81,83を設けることにより、正逆二つの回転方向のそれぞれについてダンパ効果を発揮させることができる。しかも、そのようにする場合であっても、ケーシング2およびロータ3は勿論のこと装置1全体も1種類だけ用意すれば足りる。また、調節部材81,83のいずれか一方だけを用いる場合であれば、ねじ孔24,25および調節部材81,83が設けられていないこと以外は上記装置1と同様に構成されたものを用意しておき、用途に応じてねじ孔24および調節部材81またはねじ孔25および調節部材83を設けてもよい。いずれにしても、ケーシング2およびロータ3については、1種類だけで事足りるので、製造費を安価に抑えることができる。
【0024】
図4はこの発明の他の実施の形態を示すものであり、この実施の形態の回転ダンパ装置1′においては、固定壁部23b,23cがロータ3の外周面に相対摺動自在に接触させられている。また、固定壁部23b、23cには、第1、第2の流通孔(第1、第2の流通路)73,74が形成されている。第1、第2の流通孔73,74に代えて、固定壁部23b,23cのロータ3との接触面に溝を形成してもよい。第1の流通孔73,74は、可動壁部23eが固定壁部23bに突き当たっているときには、前者が可動壁部23eによって閉じられる一方、後者が開かれ、可動壁部23eが固定壁部23cに突き当たっているときには、前者が開かれる一方、後者が閉じられるようになっている。したがって、この回転ダンパ装置1′も上記回転ダンパ装置1と同様の作用効果を有する。しかも、この回転ダンパ装置1′においては、固定壁部23b,23cがロータ3を隔壁部22と点対称な位置で支持するので、ロータ3を円滑に回転させることができる。
【0025】
図5はこの発明のさらに他の実施の形態を示すものであり、この実施の形態の回転ダンパ装置1″においては、固定壁部23b、23cがそれらの間に形成された連結壁部23gによって連結されており、連結壁部23gもロータ3の外周面に摺動自在に接触している。その他の構成は、上記回転ダンパ装置1′と同様である。この回転ダンパ装置1″によれば、固定壁部23b,23cのみならず、連結壁部23gがロータ3を支持するので、ロータ3を回転ダンパ装置1′よりさらに円滑に回転させることができる。
【0026】
なお、この発明は上記の実施の形態に限定されるものでなく、適宜変更可能である。
例えば、上記の実施の形態においては、隔壁部23を固定壁部23b,23cと可動壁部23eとに分けているが、隔壁部31または32を固定壁部と可動壁部に分けてもよい。
また、調節部材81,83の軸線を第1、第2の貫通孔24,25の軸線と一致させているが、必ずしも一致させる必要はない。
また、固定壁部23b,23cを台部23aを介して収容孔21の内周面に形成しているが、収容孔21の内周面に直接形成してもよい。
さらに、調節部材81,83を第1、第2の貫通孔61,62に接近させることによって抵抗部91を形成しているが、第1、第2の貫通孔61,62の一部に抵抗部としてのオリフィスを形成してもよい。
【0027】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の回転ダンパ装置によれば、ロータの一方向への回転時にダンパ効果を発揮する回転ダンパ装置と、ロータの他方向への回転時にダンパ効果を発揮する回転ダンパ装置とにつき、ケーシングおよびロータを1種類用意するだけで事足りようにすることができ、それによって回転ダンパ装置の製造費を低減することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態を示す正断面図である。
【図2】同実施の形態の一部を省略して示す正面図である。
【図3】同実施の形態の分解斜視図である。
【図4】この発明の他の実施の形態を示す図1と同様の断面図である。
【図5】この発明のさらに他の実施の形態を示す図1と同様の断面図である。
【符号の説明】
1 回転ダンパ装置
1′ 回転ダンパ装置
1″ 回転ダンパ装置
2 ケーシング(装置本体)
3 ロータ
21 収容孔
22 隔壁部
23 隔壁部
23b 固定壁部
23c 固定壁部
23d 収容空間
23e 可動壁部
31 隔壁部
32 隔壁部
51 流体室
52 流体室
53 流体室
54 流体室
61 第1の貫通孔(第1の連通路)
62 第2の貫通孔(第2の連通路)
71 第1の流通路
72 第2の流通路
73 第1の流通孔(第1の流通路)
74 第2の流通孔(第2の流通路)
81 調節部材
83 調節部材
91 抵抗部

Claims (6)

  1. 収容孔を有する装置本体と、上記収容孔に相対回転自在に挿入されたロータとを備え、
    上記装置本体と上記ロータとには、上記収容孔の内周面と上記ロータの外周面との間に形成される環状の空間を周方向に区画して複数の流体室を形成する隔壁部がそれぞれ設けられ、
    一の隔壁部が、上記収容孔の内周面と上記ロータの外周面とのいずれか一方にロータの周方向へ互いに離れて設けられた一対の固定壁部と、この一対の固定壁部間に形成される収容空間に上記ロータの周方向へ移動可能に設けられた可動壁部とを有し、
    上記収容空間と一方の固定壁部に隣接する流体室との間には、それらを連通させる第1の連通路および第1の流入路がそれぞれ設けられ、
    上記収容空間と他方の固定壁部に隣接する流体室との間には、それらを連通させる第2の連通路および第2の流入路がそれぞれ設けられ、
    上記可動壁部が上記一方の固定壁部に突き当たっているときには、上記第1の流入路が閉じられる一方、第2の流入路が開かれ、上記可動壁部が他方の固定壁部に突き当たっているときには、上記第1の流入路が開かれる一方、上記第2の流入路が閉じられ、
    上記第1、第2連通路の少なくとも一方には、流体の流れに対して抵抗を発生する抵抗部が設けられていることを特徴とする回転ダンパ装置
  2. 上記一対の固定壁部を上記装置本体に設けたことを特徴とする請求項1に記載の回転ダンパ装置。
  3. 上記第1の連通路が、一方の固定壁部を貫通し、この一方の固定壁部に面する流体室と収容空間とを連通させる第1の貫通孔を有し、上記第2の連通路が、他方の固定壁部を貫通し、この他方の固定壁部に面する流体室と上記収容空間とを連通させる第2の貫通孔を有していることを特徴とする請求項2に記載の回転ダンパ装置。
  4. 上記装置本体には、その外部から操作可能である第1、第2の調節部材が、上記第1、第2の貫通孔の上記流体室に面する開口部にそれぞれ接近離間することができるように移動可能に設けられ、この第1、第2の調節部材の少なくとも一方の先端部を上記第1、第2の貫通孔に接近させることにより、上記第1の調節部材の先端部と上記第1の貫通孔の開口部との間と、上記第2の調節部材の先端部と上記第2の貫通孔の開口部との間との少なくとも一方に上記抵抗部を形成したことを特徴とする請求項3に記載の回転ダンパ装置。
  5. 上記第1、第2の貫通孔が、互いの軸線を一致させて一列に形成されており、上記第1、第2の調節部材が上記第1、第2の貫通孔とそれぞれ軸線を一致させ、かつ第1、第2の貫通孔の軸線方向へ移動可能に設けられていることを特徴とする請求項4に記載の回転ダンパ装置。
  6. 上記第1、第2の調節部材が上記装置本体に螺合されていることを特徴とする請求項5に記載の回転ダンパ装置。
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