JP3662357B2 - 円板形状体の位置決め装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、シリコンウエハ等のように外周の一部に切り欠き部であるオリエンテーションフラット(以下、オリフラと略記する)又はノッチを有する円板形状体を所定位置に位置決めする円板形状体の位置決め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
円板形状体の一例である半導体ウエハを加工あるいは検査する装置では、ウエハを所定位置に精密に位置決めすることが要求される。単純には、円板形状体を位置決め点上に移動させるには、円板形状体の側面を機械的に位置決め点方向に押し出せばよいが、半導体ウエハのように微細加工がなされたものでは治具等の機械的な接触物から発生する微細な粉塵等も避ける必要があり、多くはウエハを載置した回転ステージの位置を移動制御することにより、ウエハを所定の位置決め点上に移動させる方法が採用されている。
【0003】
例えば、図5に示す従来構成に係る位置決め装置では、X−Yステージ31上に搭載された回転テーブル35上にウエハ30を載置し、ウエハ30を回転テーブル35で回転させたときの所定角度毎のウエハ30の周縁位置を一次元走査光電変換によるセンサ33で測定する。センサ33は移動距離が認識できる直線移動ステージ32上に搭載されているので、前記所定角度毎にウエハ30の周縁が検出されるまで直進移動した距離から、回転中心とウエハ30の中心位置との位置ずれ量を検出し、その位置ずれ量だけX−Yステージ31を移動させることにより、ウエハ30を所定位置に位置決めしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術によれば、X−Yステージを使用しているため、装置が複雑化しコスト高になる問題点があった。また、センサを移動させる直線移動ステージを採用しているため、この移動精度や組付け精度、更には一次元走査光電変換によるセンサの性能により、微小な位置ずれが検出できない場合があり、回転テーブル上にウエハを載置する際に故意に大きな位置ずれ状態にして載置する等の手間を要する問題点があった。
【0005】
本発明は、装置構造を小型化、簡易化しながらも精密な位置決め動作を自動化した円板形状体の位置決め装置を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、周縁の一部にオリエンテーションフラットまたはノッチが形成された円板形状体の中心位置を所定位置に位置決めする円板形状体の位置決め装置において、位置決め点上に回転中心がある状態を原位置として前記円板形状体を保持して所定角度毎に回動する回転ステージと、この回転ステージに連動して回動するカムと、このカムの前記回転ステージとの連動を任意に着脱させる連動着脱手段と、前記カムの回動により前記回転ステージを前記原位置から所定方向に進退移動させる直線移動手段と、前記回転ステージ上に載置された円板形状体の周縁位置を測定する測距センサと、前記回転ステージ上に円板形状体を搬送すると共に載置状態から任意のタイミングで前記回転ステージから離脱させる搬送手段と、前記回転ステージの所定角度毎に前記測距センサで測定された前記回転中心から円板形状体の周縁までの距離測定データと既知の円板形状体の半径とから前記回転中心と円板形状体の中心との偏心角度及び偏心距離を演算する演算手段と、この演算手段の演算データに基づいて各動作部の動作を制御する制御手段とを具備してなることを特徴とする。
【0009】
上記構成によれば、回転ステージの所定角度毎に測距センサにより測定された回転中心から円板形状体の周縁までの距離と既知の円板形状体の半径とから、演算手段により回転中心と円板形状体の中心との位置ずれが偏心角度と偏心距離として演算できる。回転ステージの回転中心は位置決め点上の原位置にあるので、演算された偏心角度だけ回転ステージを回転させ、角度のずれをなくした後、搬送手段により円板形状体を回転ステージ上から一時離脱させた状態で、回転ステージとカムとの連動を連動着脱手段によりオンにすると、カムの回動により直線移動手段が動作して回転ステージを原位置から移動させる。この移動距離は偏心距離に相当する距離である。再び円板形状体を回転ステージ上に戻すと、回転中心と円板形状体の中心とが一致しているので、回転ステージの回動によるカムの回動により回転ステージを原位置に戻すと、円板形状体の中心は位置決め点上に位置決めされる。
【0010】
上記構成におけるカムは、ハート形カムを採用することができる。ハート形カムの円運動から得られる直線移動手段の直線運動が等速往復運動となるため、回動角度と直線移動距離とが比例関係になり、制御が簡単で構造も簡単になる。
【0011】
また、上記回動動作着脱手段は、クラッチを採用することができる。クラッチにより位置決め動作の任意のタイミングでカムへの回動を着脱できる。
【0012】
また、上記測距センサは、透過形レーザー測長センサを採用することができる。透過形レーザー測長センサは一次元走査光電変換センサに比して、精密な測定ができるので、測定データから演算される位置ずれ量の検出が正確になり、精密な位置決めが可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、添付図面を参照して本発明の一実施形態について説明し、本発明の理解に供する。尚、以下に示す実施形態は本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
【0014】
図1は、本発明の一実施形態に係る円板形状体の位置決め装置の構成を示す構成図で、円板形状体として周縁の1箇所にノッチ15が形成されたウエハ(円板形状体)10を位置決め対象物とし、このウエハ10の中心位置を所定の位置決め点上に位置決めすると共に、前記ノッチ15を所定の角度位置に位置決めする構成がなされている。
【0015】
図1において、位置決め装置1は、回転ステージ2と、この回転ステージ2の回転中心に固定された回転軸11を任意角度に回動させるモータ3と、前記回転軸11に電磁クラッチ(連動着脱手段)5を介して取り付けられたハート形溝カム4と、このハート形溝カム4のハート形状に形成された溝に滑動自在に嵌め込まれたカムフォロア6と、このカムフォロア6を軸支すると共に前記モータ3を搭載した支持台(直線移動手段)12を所定方向に直線移動自在に支持する直線移動台(直線移動手段)7と、前記回転ステージ2上に載置されたウエハ10の周縁位置を測定する測距センサ8と、アーム13上にウエハ10を保持して搬送する搬送部9と、各動作部の動作を位置決め動作手順に従って制御する制御部16と、前記測距センサ8による測定値と予め記憶しておいたデータをもとに位置決め動作を行うための演算を行う演算部17とを具備して構成されている。
【0016】
尚、上記構成において、回転ステージ2及び搬送部9のアーム13には、図示は省略しているが、載置されたウエハ10の載置位置が移動しないように真空吸着等の保持手段が設けられている。また、測距センサ8は透過形レーザー測長センサ、モータ3はステッピングモータが用いられている。
【0017】
上記構成による位置決め動作を、図2に示すフローチャートの手順に基づいて以下に説明する。尚、同図に示されているS1、S2……は、動作手順を示すステップ番号であって、本文に添記した番号に一致する。
【0018】
位置決め対象とするウエハ10は、図示しないウエハキャリアによって所定位置に移送され、次いで搬送部9のアーム13上に保持されて搬送され、回転ステージ2上に載置される。搬送部9にはアーム13を昇降駆動させるシリンダ14が設けられているので、アーム13によりウエハ10を回転ステージ2上に載置した後、その位置でアーム13は下降して待機する(S1)。
【0019】
搬送部9によって回転ステージ2上にウエハ10が載置された状態を平面図として示すと、図3に示すようになる。この載置状態では、回転ステージ2の回転中心Oと、載置されたウエハ10の中心Pとの間には、位置ずれが生じている。
【0020】
また、ノッチ15の角度位置も位置ずれしている。回転ステージ2の回転中心Oは位置決め点上にあり、これを回転ステージ2の原位置として、図示するようにウエハ10が位置ずれした状態から、ウエハ10の中心Pを回転中心Oに一致させ、ノッチ15を所定角度位置に合わせるのが、本位置決めの目的である。
【0021】
図3に示すように、回転ステージ2の回転中心Oを通るX軸線上に測距センサ8が配設されているので、まず、搬送されてきた状態(この状態を回動角度0度とする)でのウエハ10の回転中心OからX線上の周縁までの距離Dを測距センサ8で測定する。測距センサ8は上記したように透過形レーザー測長センサを用いているので、センサを形成する発光体と受光体との間をウエハ10が遮る長さから周縁の位置を精密に測定することができる。この測距センサ8で測定されたデータは演算部17に入力され、予め記憶されている回転中心Oから測距センサ8までの距離データをもとに、測定された距離Dから回動角度0におけるX線上の周縁までの距離D1 が演算される。
【0022】
上記回転中心Oからウエハ10の周縁までの距離測定及び演算を、回転ステージ2が1周回転する360度を等分割した5分割72度毎に実行する。まず、回転ステージ2の回転動作により、ウエハ10を時計方向に72度回動させ、このときのX線上の周縁までの距離を測定演算し、回動角度72度での距離D2 を求める。同様にして、回動角度144度(回動角度0度からの回動角度、以下同じ)での距離D3 、回動角度216度での距離D4 、回動角度288度での距離D5 を求める。これによりウエハ10を1周360度回転させて72度毎5分割した角度位置での周縁までの距離D1 〜D5 が求められる(S2)。
【0023】
尚、上記ウエハ10の周縁までの距離Dを1周360度を5分割した72度毎に測定するのは、ウエハ10にノッチ15が形成されているためであり、このノッチ15の位置で周縁までの距離Dを測定したデータが1つでもあると、ウエハ10の正しい円の形状が求められないため、最低4つの周縁までの距離データを得るべく、少なくとも5分割72度毎に周縁までの距離Dを測定する。
【0024】
上記測定演算によって求められた距離D1 〜D5 と、既知のウエハ10の半径Rのデータとをもとにして、演算部17は回転中心Oとウエハ10の中心Pとの位置ずれ距離(偏心距離)r及び位置ずれ角度(偏心角度)θを余弦定理及び三角関数加法定理を用いた演算により求める(S3)。
【0025】
以下に示す式(1)から式(5)までが位置ずれ距離r及び位置ずれ角度θを求めるための前記余弦定理を用いた演算式である。
【0026】
【数1】
【0027】
上記したように、ウエハ10にはノッチ15が形成されており、1周360度を72度毎に5分割して測定した各距離D1 〜D5 のうち、前記ノッチ15がX線上にある角度状態で測定されたデータが含まれている可能性がある。ノッチ15位置で測定されたデータはウエハ10の正しい円周上の周縁までの距離とはならない。そこで、上記式(1)〜式(5)を用いた三角関数加法定理による演算で求められる位置ずれ距離rから、ノッチ15の位置で検出されたデータを除外する演算を実行する。この演算処理は、次のようになされる。
【0028】
〈1〉式(1)、(2)、(3)を用いて求められた位置ずれ距離rをr1 とする。
【0029】
〈2〉式(1)、(2)、(4)を用いて求められた位置ずれ距離rをr2 とする。
【0030】
〈3〉式(1)、(2)、(5)を用いて求められた位置ずれ距離rをr3 とする。
【0031】
〈4〉式(1)、(3)、(4)を用いて求められた位置ずれ距離rをr4 とする。
【0032】
〈5〉式(1)、(3)、(5)を用いて求められた位置ずれ距離rをr5 とする。
【0033】
〈6〉式(1)、(4)、(5)を用いて求められた位置ずれ距離rをr6 とする。
【0034】
〈7〉式(2)、(3)、(4)を用いて求められた位置ずれ距離rをr7 とする。
【0035】
〈8〉式(2)、(3)、(5)を用いて求められた位置ずれ距離rをr8 とする。
【0036】
〈9〉式(2)、(4)、(5)を用いて求められた位置ずれ距離rをr9 とする。
【0037】
〈10〉式(3)、(4)、(5)を用いて求められた位置ずれ距離rをr10とする。
【0038】
この演算処理〈1〉〜〈10〉で求められたr1 〜r10のうち、元のデータにノッチ15位置で測定したデータが含まれている場合、実数で同じ値となるのは4個以上である。仮に、測定された距離D1 がノッチ15位置であったとすると、式(1)を用いて演算されたr1 からr6 はすべて異なる値となる。しかし、距離D1 を含まないで演算されたr7 からr10は同じ値となるので、これが正しい位置ずれ距離rとなる。
【0039】
次に、位置ずれ角度θを求めるため、上記演算処理によって求められた位置ずれ距離rを式(1)、(2)、(3)に代入して、それぞれ位置ずれ角度θを演算する。この式(1)、(2)、(3)にも、ノッチ15位置で測定した距離D1 〜D3 が含まれている可能性があるが、少なくとも2個は同じ位置ずれ角度θが演算結果として出るので、これが正しい位置ずれ角度θとなる。
【0040】
上記演算により、回転中心Oとウエハ10の中心Pとの間の位置ずれ距離rと位置ずれ角度θとが演算部17によって求められた後、このデータは制御部16に入力され、入力データにもとづく制御動作がなされる。
【0041】
まず、モータ3により回転ステージ2を位置ずれ角度θの角度に回動させる。
【0042】
この動作により、ウエハ10の中心PがX線上に移動する(S4)。次に、搬送部9のシリンダ14を動作させて、ウエハ10の下で待機状態にあるアーム13を上昇させ、ウエハ10を回転ステージ2上から一時離脱させる(S5)。次いで、電磁クラッチ5を動作させ、ハート形溝カム4と回転軸11とを結合させ、モータ3を動作させると、ハート形溝カム4が回動する(S6)。
【0043】
図4はハート形溝カム4の形状を示す平面図である。図示するように、回転軸11を中心として偏心した状態の溝がハート形に形成されているので、ハート形溝カム4が回動すると、溝に滑動自在に嵌め込まれたカムフォロア6は、ハート形溝カム4の回動角度に対応してX軸方向の位置が変化する。図1に示したように、カムフォロア6は支持台12上に軸支されているので、カムフォロア6の移動により直線移動台7上を摺動自在に支持された支持台12が移動する。ハート形溝カム4の回動角度に対する直線移動ステージ7の直線移動量を予め制御部16に記憶させておけば、演算部17から入力された位置ずれ距離rの距離だけ支持台12を移動させることができる。そこで、モータ3によりハート形溝カム4を回動させ、支持台12を位置ずれ距離rだけ移動させると、この支持台12に支持されたモータ3の回転軸11上にある回転ステージ2もX軸方向に距離rだけ移動する(S7)。
【0044】
続いて、搬送部9のシリンダ14を動作させ、回転ステージ2の上方で待機しているウエハ10を回転ステージ2上に再び載置する。先の動作ステップ(S4)でウエハ10の中心PはX軸上に移動しており、前の動作ステップ(S7)で回転ステージ2は位置ずれ距離rだけX線上を移動しているので、載置されたウエハ10の中心Pと回転ステージ2の回転中心Oとが一致する(S8)。
【0045】
ウエハ10を位置決めしたい位置は、回転ステージ2が移動しない原位置なので、モータ3を動作させてハート形溝カム4を回動させ、カムフォロア6を元位置(ハート形状の凹部)に戻すことにより、直線移動台7上の支持台12も元の位置に戻るので、回転ステージ2をウエハ10を載置して原位置に戻すことができる。これによって、位置決め点上の回転ステージ2の回転中心Oにウエハ10の中心Pを一致させた状態に位置決めされる(S9)。この後、電磁クラッチ5の動作をオフにして、回転軸11とハート形溝カム4との結合を解除する(S10)。
【0046】
次に、ウエハ10のノッチ15を所定角度位置に位置決めするため、モータ3により回転ステージ2を回転させ、測距センサ8でノッチ15を検出する(S11)。ノッチ15が検出されたら、ノッチ15が所定の角度位置になるようにして回転ステージ2を停止させる(S12)。以上の動作手順によりウエハ10の所定位置への位置決めが終了する。
【0047】
上記構成においては、回転ステージ2を直線移動させる手段としてハート形溝カム4を採用しているが、これを外形がハート形のハートカムとして、その外周にカムフォロアを接触させる構造を用いることもできる。また、回転軸11とハート形溝カム4との結合の着脱に電磁クラッチ5を採用しているが、ワンウェイクラッチを用いて、モータ3を逆回転させたときにのみハート形溝カム4が回動できるように構成することもできる。
【0048】
また、上記位置決め動作では、ウエハ10を1周360度を5分割した72度毎に周縁までの距離Dを測定しているが、5分割以上の角度で連続的に測定・演算して、位置決め速度を高めることもできる。
【0050】
【発明の効果】
本発明に係る位置決め装置によれば、回転ステージの所定角度毎に測距センサにより測定された回転中心から円板形状体の周縁までの距離と既知の円板形状体の半径とから、回転中心と円板形状体の中心との位置ずれが偏心角度と偏心距離として演算できる。この演算データに基づいて、回転テーブルの偏心角度分の回動と、カムによる直線移動手段の偏心距離分の移動とが制御手段によりなされるので、円板形状体の中心は回転ステージの回転中心と一致する。
【0051】
この後、回転ステージを原位置にもどせば、この原位置は位置決め点上なので、円板形状体はの中心は位置決め点上に位置決めされる。このように、位置決め点上にある回転ステージをカムによる直線移動により任意のタイミングで移動できる構成なので、構造が簡単で自動制御により容易に精度のよい位置決めができる。
【0052】
上記構成におけるカムとしてハート形カムを採用することができ、ハート形カムの円運動から得られる直線移動手段の直線運動が等速往復運動となるため、回動角度と直線移動距離とが比例関係になり、制御が簡単で構造も簡単になる。
【0053】
また、クラッチにより任意のタイミングでカムへの駆動力の伝達を着脱できるので、装置の小型化、簡易化がなされる。
【0054】
また、測距センサとして透過形レーザー測長センサを採用すると、一次元走査光電変換センサに比して、精密な測定ができるので、測定データから演算される位置ずれ量の検出が正確になり、精密な位置決めが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る円板形状体の位置決め装置の構成を示す斜視図。
【図2】上記円板形状体の位置決め装置を用いた位置決め動作の手順を示すフローチャート。
【図3】実施形態に係る位置ずれ角度と位置ずれ距離とを求める方法を説明する平面図。
【図4】実施形態に係るハート形溝カムの構成を示す平面図。
【図5】従来技術に係る円板形状体の位置決め装置の構成を示す斜視図。
【符号の説明】
1 位置決め装置
2 回転ステージ
4 ハート形溝カム(カム)
5 電磁クラッチ(連動着脱手段)
7 直線移動台(直線移動手段)
8 測距センサ
9 搬送部(搬送手段)
10 ウエハ(円板形状体)
12 支持台(直線移動手段)
15 ノッチ
16 制御部(制御手段)
17 演算部(演算手段)
Claims (4)
- 周縁の一部にオリエンテーションフラットまたはノッチが形成された円板形状体の中心位置を所定位置に位置決めする円板形状体の位置決め装置において、
位置決め点上に回転中心がある状態を原位置として前記円板形状体を保持して所定角度毎に回動する回転ステージと、この回転ステージに連動して回動するカムと、このカムの前記回転ステージとの連動を任意に着脱させる連動着脱手段と、前記カムの回動により前記回転ステージを前記原位置から所定方向に進退移動させる直線移動手段と、前記回転ステージ上に載置された円板形状体の周縁位置を測定する測距センサと、前記回転ステージ上に円板形状体を搬送すると共に載置状態から任意のタイミングで前記回転ステージから離脱させる搬送手段と、前記回転ステージの所定角度毎に前記測距センサで測定された前記回転中心から円板形状体の周縁までの距離測定データと既知の円板形状体の半径とから前記回転中心と円板形状体の中心との偏心角度及び偏心距離を演算する演算手段と、この演算手段の演算データに基づいて各動作部の動作を制御する制御手段とを具備してなることを特徴とする円板形状体の位置決め装置。 - カムがハート形カムであることを特徴とする請求項1記載の円板形状体の位置決め装置。
- 連動着脱手段が、クラッチであることを特徴とする請求項1記載の円板形状体の位置決め装置。
- 測距センサが、透過形レーザー測長センサであることを特徴とする請求項1記載の円板形状体の位置決め装置。
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