JP3661946B2 - コントローラエリアネットワーク通信装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、効率化を図ったコントローラエリアネットワーク通信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車分野などにおいては、機器のモジュール化・インテリジェント化・ハーネス削減の流れを受け、コントローラエリアネットワーク通信(CAN通信)を始めとするシリアル通信による機器の制御が急速に導入されつつある。
特に自動車分野においては、開発段階より通信線により接続されて制御される機器はほぼ固定され、少なくとも製品段階及び製品後に機器接続が改変されることは無い。
【0003】
したがって、自動車に搭載されるCAN通信を始めとするシリアル通信においては、各機器の識別、通信データ優先順位、および通信データ内容などを示すIDは、設計段階において任意に採番され決定される。
【0004】
図9はCAN2.0Bの仕様にしたがって、29ビットのIDフィールドのうちの16ビットを用いてステアリング目標角度等の機能IDを採番した例であり、この16ビット以外のIDフィールドはノードID(ノードを物理的に識別するID)に充ててある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、図9のように任意にIDを採番すると、初期の開発段階で採番された時点では十分なIDの空き番号があったとしても、開発が進むにつれて適当な空き番号が不足してくる。
【0006】
CAN−IDなど、多くのプロトコルのIDには「(データを通信する)優先順位」が意味付けされ、開発後期において優先順位の高いIDを採番したくとも既に空きのIDが無いという可能性が高い。
【0007】
あるいは、既にID[A1]からID[A3]までが連番で採番されているとき、ID[A3]より意味的に優先順位が高く、ID[A1]より意味的に優先順位が低いID[A2]を採番しようとしても、lD[A1]とID[A3]の間には空き番号が無く、希望する優先順位で採番することができない。
【0008】
また、物理装置毎にIDを採番すると、将来その機能を統合・分割された物理装置が開発された場合に新たなIDを採番しなければならず、希望の優先順位のIDが空いていなければ、採番が破綻するといった問題がある。
【0009】
図9の例では、シフトリモコンがH’3000、スロットルリモコンがH’4000として採番されている。ここで、シフトリモコンとスロットルリモコンが統合されたシフト&スロットルリモコンが新作された場合、シフトリモコンとスロットルリモコンより優先順位が上位であるH’2500を採番できる。さらに、ステアリングリモコン機能が統合されたシフト&スロットル&ステアリングリモコンが新作された場合、シフトリモコンとスロットルリモコンとにステアリングリモコンより優先順位が上位であるH’500を採番できる。
しかし、このように繰り返して何らかの機能が追加されていくと採番体系が破綻するのは自明である。
【0010】
また、上述のようにCAN−IDはCANの仕様で通信優先順位の意味を持つが、同時にアプリケーション的にはデータの識別子としての意味を持つ。そのため一旦採番すると、他システムとのデータ互換性を保つために優先順位を変えるのは困難である。例えば、シフトリモコン用のIDとしてH’3000を採番すると、他システムでもシフトリモコン用のIDとしてH’3000を採用するので、優先順位を変更するためには全てのシステムにおいてIDの仕様を変更しなければならないことになる。
【0011】
また、既に稼動しているネットワークにおいて、あるIDで通信している場合に調停負けが続き正常な通信が成立しない場合があり得る。これは設計によって回避可能であるが、特に船舶分野におけるエンジンメーカはエンジンのみを出荷し、完成船として出荷するわけではないのでシステム構成はエンジンメーカよりボートビルダ、或いは、ユーザ側に選択権があり、システム構成をエンジンメーカがコントロールし難いといった問題もある。
【0012】
図10は従来のコントローラエリアネットワーク通信装置におけるデータ送信のフローチャート図である。10[msec]間隔で送信されるあるデータがあった場合に、このデータはステップS101から始まる10[msec]の定期間隔で起動されるルーチンで送信される。
【0013】
まず、ステップS102にて、前回に送信したデータがCANチップの機能としての送信リトライ中であるかどうかを判断する。次にリトライ中でなければ、ステップS103にて今回のデータを送信する。もしリトライ中であれば、ステップS104にて何も実行せずルーチンを終了する。以降は10[msec]定期間隔同様のルーチンを繰り返す。ここで、リトライが続いていれば、このデータは永久に送信されないことになる。
【0014】
このように、特に船舶分野においてはシステム構成をエンジンメーカがコントロールし難いのでトラフィック(通信量)の総量を見積もり難く、システム構成によってはトラフィックがあふれ、通信が破綻する可能性があるといった問題もある。
【0015】
次に、図11は、従来のGateway転送動作のフローチャート図を示したものである。図11において、Gateway転送の動作は、ステップS111にてGatewayノードがCANlchBusのデータを受信した場合に開始する。
【0016】
受信したデータは、ステップS112にてCANチップ内のハードウェア機能によりフィルタリングしCANチップ内のバッファに格納される。多くのCANチップでは、ハードウェアで提供されるフィルタリング機能は最大3種類程度であるので全てのIDのフィルタリングをハードウェアで賄うことはできない。
【0017】
ステップS113にて、機能グループIDがH’3000もしくはH’4000ならば、ステップS114にてその受信データをCAN2chBusに送信する。一方、ステップS113にて、機能グループIDがH’3000もしくはH’4000でないならば、ステップS115にてその受信データは破棄される。
最後に、ステップS116にて一連のGateway転送処理は終了する。
【0018】
このようにCANチップのハードウェアのフィルタリング機能には制限があるので多くのIDを転送しようとするならばそのIDを全てチェックしなければならないが、非常にソフトウェアの負荷が大きくなるといった問題がある。
【0019】
この発明は以上のような問題を解決するためになされたものであり、IDの採番体系を破綻させることなく確実にIDを採番することができ、通信の保障を確保することができるコントローラエリアネットワーク通信装置を実現することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るコントローラエリアネットワーク通信装置は、コントローラエリアネットワークにおける通信路上に複数のノードを接続したコントローラエリアネットワーク通信装置において、各ノードは、機能情報をもつビットからなるCAN−IDフィールドを含むデータを送受信する送受信手段と、前記送受信手段により送信されるデータに含まれるCAN−IDフィールドのビットに対し所定の機能情報を設定するID設定手段と、前記ID設定手段により所定の機能情報が設定されたデータを前記送受信手段により受信したとき、前記データ中のCAN−IDフィールドに設定された所定の機能情報を解析するID解析手段とを備え、前記ID設定手段は、前記CAN−IDフィールドの一部のビットに前記所定の機能情報を所定の機能毎にグループ化して、データ送信優先順位をつけて各ノードの機能に対応した機能的な括りを示す大局的な機能グループIDを採番するとともに、前記グループ化された所定の機能情報の各々に対して通信内容を識別する通信項目番号IDを採番するものである。
【0021】
また、前記ID設定手段は、前記機能グループIDおよび前記通信項目番号とは別に前記CAN−IDフィールドの一部のビットに前記グループ化された所定の機能情報毎に送信される優先順位を示す基本優先度を設定し、前記各ノードは、前記ID設定手段により基本優先度を設定されたデータのうちいずれかのグループ化された所定の機能情報に対する基本優先度のビットを小さくして通信優先順位を上げるビット調整手段を備え、前記送受信手段は、前記ビット調整手段により通信優先順位が上げられた基本優先度を含むデータを優先的に送受信するものである。
【0022】
また、前記複数のノードは、少なくともGateway機能を有するGatewayノードを含み、前記ID設定手段は、前記CAN−IDフィールドの一部のビットに前記グループ化された所定の機能情報毎にGateway間におけるデータ転送の可否を示すGateway転送許可情報を設定し、前記送受信手段は、前記ID設定手段により前記Gateway間転送許可情報が設定されたデータを送受信し、前記ID解析手段は、前記送受信手段により受信したデータのうち前記Gateway間転送許可情報を解析して通信可能であるか否かを判定し、前記ID解析手段の判定の結果が通信可能であるときGateway間で通信を行うGateway間通信手段を備えたものである。
【0023】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係るコントローラエリアネットワーク通信装置のネットワーク構成図を示したものである。以下、図1の構成について説明する。
8は通信線A(CAN1ch)、9は通信線B(CAN2ch)、10は通信線C(RS−485シリアル)、11はキースイッチECU、12はシフト&スロットルアクチュエータECU、13はステアリングアクチュエータECU、14はステアリングECU、15はリモコンECU、16はこれら全ての要素で構成されたネットワークA(CAN通信装置)である。
【0024】
これらの通信線8〜10にはそれぞれ複数のノードが接続されおり、ネットワークA16は、シフト&スロットルアクチュエータECU12、ステアリングアクチュエータECU13、ステアリングECU14、リモコンECU15を有している。
【0025】
キースイッチECU11は通信線8及び通信線9へ接続され、通信線8及び通信線9へのデータ送受信手段を備えている。また、シフト&スロットルアクチュエータECU12は通信線8及び通信線10へ接続され、通信線8及び通信線10へのデータ送受信手段を備えている。さらに、ステアリングアクチュエータECU13は通信線9及び通信線10へ接続され、通信線9及び通信線10へのデータ送受信手段を備えている。
【0026】
ネットワークA16は、リモコンECU15と、シフト&スロットルアクチュエータECU12と、ステアリングアクチュエータECU13とによってループ状に結線されている。なお、リモコンECU11は管理ノードであり、リモコンECU15は通信線8の一ノード、ステアリングECU14は通信線9の一ノードである。
【0027】
図2は本発明の実施の形態1に係るCAN通信装置のノード内の構成図である。なお、図2ではキースイッチECU11におけるノードAとシフト&スロットルアクチュエータECU12におけるノードBの接続を例にとっている。
【0028】
図2において、各ノードA,Bは、機能情報をもつビットからなるCAN−IDフィールドを含むデータを送受信する送受信手段1aと、送受信手段1aにより送信されるデータに含まれるCAN−IDフィールドのビットに対し所定の機能情報を設定するID設定手段2aと、ID設定手段2aにより所定の機能情報が設定されたデータを送受信手段1aにより受信したとき、データ中のCAN−IDフィールドに設定された所定の機能情報を解析するID解析手段3aとを備える。
【0029】
また、ID設定手段2aは、CAN−IDフィールドの一部のビットに所定の機能情報を所定の機能毎にグループ化してデータ送信優先順位をつけて大局的な機能グループIDを採番するとともに、このグループ化された所定の機能情報の各々に対して通信内容を識別する通信項目番号IDを採番するものである。
【0030】
次に、図3は各ノードの送受信手段1a間で送受信されるCAN−IDのビット構成図である。識別フィールド(IDフィールド)6はCAN仕様に沿って29ビットあり、上位1から3ビットが基本優先度、上位4から5ビットが予約、上位6ビットから13ビットが機能的な括りを示す機能グループ番号、上位14ビットから21ビットが具体的な通信項目の括りを示す通信項目番号、残りの下位8ビットは予約である。
【0031】
図4は図3のCAN−IDのビット構成に基づきIDを作成した例である。図4上部のAリモコンの機能分離前のID表においては、リモコンはシフトリモコンとスロットルリモコン機能を兼ね備え、機能グループIDがH’12、通信項目番号IDがH’10からなるH’1210のID番号として設計されている。
【0032】
ここで、リモコンの機能が分割・統合された部品が新作され、新たにIDが採番された例をBリモコンの機能分離後に示す。
【0033】
Bリモコンの機能分離後では、シフト&スロットルリモコンは、機能グループIDがH’12、通信項目番号IDがH’10としてAリモコンの機能分離前と変更はない。さらに、シフトリモコンとしてH’1214、スロットルリモコンとしてH’1212などが採番されている。これらのIDはリモコン機能グループIDがH’12として括ってあるので、採番体系の中での大局的な優先順位に影響はない。
【0034】
以上のように、本実施の形態1に係るCAN通信装置によれば、図3のようなIDの一部を機能グループ番号と通信項目番号として採番したことにより、機能グループ毎に大局的な優先順位付けを行うので、希望優先順位の空きが無くなる可能性が低い。また、グループ化した機能毎に通信項目番号IDが採番されているので将来多機能部品が出現しても採番が破綻しない。
【0035】
実施の形態2.
図5は本発明の実施の形態2に係るCAN通信装置のノード内の構成を示したものであり、上記実施の形態1とはビット調整手段4を備えている点で異なる。なお、図5ではキースイッチECU11におけるノードAとシフト&スロットルアクチュエータECU12におけるノードBの接続を例にとっている。
【0036】
図5において、各ノードA,BにおけるID設定手段2bはCAN−IDフィールド6の一部のビットにグループ化された所定の機能情報毎に送信される優先順位を示す基本優先度を設定し、各ノードはID設定手段2bにより基本優先度を設定されたデータのうちいずれかのグループ化された所定の機能情報に対する基本優先度のビットを小さくして通信優先順位を上げるビット調整手段4を備え、送受信手段1bはビット調整手段4により通信優先順位が上げられた基本優先度を含むデータを送受信するものである。
【0037】
次に、図6は10[msec]間隔で送信される図3のリモコンデータを送信する場合に、基本優先度ビットを用いて、最悪値100[msec]間隔の送信を保証する送信動作を示したフローチャート図である。
【0038】
このデータはステップS61から始まる10[msec]定期間隔に起動されるルーチンで送信される。まず、ステップS62にて、前回に送信したデータがCANチップの機能としての送信リトライ中であるかどうかを判断する。次に、リトライ中でなければ、ステップS66にて今回データを送信する。
【0039】
一方、リトライ中であれば、ステップS63にて、送信リトライカウンタCRetryを1カウントアップする。次いで、ステップS64にて、送信リトライカウンタCRetryが9を越えた場合、すなわち100[msec]間送信リトライが続いた場合、今回送信しようとするデータの基本優先度BasePriorityを1にする。
【0040】
ここで、基本優先度BasePriorityを1にするのは、リモコンデータは、図4に示すように基本優先度BasePriorityが3として設計してあり、その優先度より高く、かつ他のIDより優先順位が必ず高いことが保証される値として採用したためである(基本優先度は数値が若いほど優先度が高いものとする。)。
【0041】
ステップS65にて基本優先度BasePriorityを1に変更されているので、ステップS66にてCANの仕様上送信が保証される。
【0042】
ステップS67にて基本優先度BasePriorityが変更されていた場合、ステップS68にて基本優先度BasePriorityを設計値の3に戻し、ステップS69にて10[msec]定期送信ルーチンを終了する。
【0043】
ステップS64にて、CRetryが9を越えていない場合、すなわち送信リトライが100[msec]未満の場合は、何も実行せずルーチンを終了する。
以降は10[msec]定期間隔同様のルーチンを繰り返す。
【0044】
以上のように、本実施の形態2に係るCAN通信装置によれば、ID設定手段2bがCAN−IDフィールド6の一部のビットにグループ化された所定の機能情報毎に送信される優先順位を示す基本優先度を設定し、各ノードはID設定手段2bにより基本優先度を設定されたデータのうちいずれかのグループ化された所定の機能情報に対する基本優先度のビットを小さくして通信優先順位を上げるビット調整手段4を備え、送受信手段1bはビット調整手段4により通信優先順位が上げられた基本優先度を含むデータを送受信することにより、例えば10[msec]毎に送信されるID[A3]のデータが、10回続けて調停負けした場合に基本優先度ビットを一時的に上げることにより、最悪値100[msec]毎の通信を保証することができる。即ち、基本優先度を上げたグループ化された所定の機能の通信の確実性を高く保障することができるので、基本優先度ビットにより調停負け続けを防止することができる。
【0045】
実施の形態3.
図7は本発明の実施の形態3に係るCAN通信装置のノード内の構成を示したものであり、上記実施の形態2とはGateway間通信手段3cを備えている点で異なる。なお、図7ではキースイッチECU11におけるノードAとシフト&スロットルアクチュエータECU12におけるノードBの接続を例にとっている。
【0046】
図7において、各ノードA,Bは、少なくともGateway機能を有するGatewayノードであり、ID設定手段2cはCAN−IDフィールド6の一部のビットにグループ化された所定の機能情報毎にGateway間におけるデータ転送の可否を示すGateway転送許可情報を設定し、送受信手段1cはID設定手段2cによりGateway間転送許可情報が設定されたデータを送受信し、ID解析手段5は送受信手段1cにより受信したデータのうちGateway間転送許可情報を解析して通信可能であるか否かを判定し、ID解析手段5の判定の結果が通信可能であるときGateway間で通信を行うGateway間通信手段3cを備えたものである。
【0047】
図8は機能グループIDを用いたGateway転送動作を示したフローチャート図である。
図8において、ステップS81にてGatewayノードがCANlchBusのデータを受信した場合に始まる。受信したデータは、ステップS82にてCANチップ内のハードウェア機能によりフィルタリングし、CANチップ内のバッファに格納される。多くのCANチップでは、ハードウェアで提供されるフィルタリング機能は最大3種類程度であるので全てのIDのフィルタリングをハードウェアで賄うことはできない。
【0048】
ステップS83にて機能グループIDがH’12ならば、ステップS84にてその受信データをCAN2chBusに送信する。
一方、ステップS83にて機能グループIDがH’12でないならば、ステップS85にてその受信データは破棄される。
ステップS84およびステップS85の処理が終了した後、ともにステップS86にて一連のGateway転送処理は終了する。
【0049】
以上のように、本実施の形態3に係るCAN通信装置によれば、例えば、図7に示したような2つのECUを結合したCAN通信装置において、機能グループ番号をGatewayでフィルタリングすることによって互いのネットワークを流れる通信量をコントロールすることができるとともに、Gatewayが転送許可・不許可を判断する時に処理負荷を低くすることができる。よって、それぞれのネットワークの通信量があふれることを防ぐことができる。
【0050】
【発明の効果】
この発明に係るCAN通信装置によれば、CAN−IDフィールドの一部のビットに所定の機能情報を所定の機能毎にグループ化してデータ送信優先順位をつけて各ノードの機能に対応した機能的な括りを示す大局的な機能グループIDを採番するとともに、グループ化された所定の機能情報の各々に対して通信内容を識別する通信項目番号IDを採番することにより、機能グループ毎に大局的なデータ送信優先順位付けを行うので、希望優先順位の空きが無くなる可能性が低い。また、グループ化した機能毎に通信項目番号IDが採番されているので将来多機能部品が出現しても採番が破綻しない。
【0051】
また、ID設定手段は機能グループIDおよび通信項目番号とは別にCAN−IDフィールドの一部のビットにグループ化された所定の機能情報毎に送信される優先順位を示す基本優先度を設定し、各ノードはID設定手段により基本優先度を設定されたデータのうちいずれかのグループ化された所定の機能情報に対する基本優先度のビットを小さくして通信優先順位を上げるビット調整手段を備え、送受信手段はビット調整手段により通信優先順位が上げられた基本優先度を含むデータを優先的に送受信することにより、基本優先度を上げたグループ化された所定の機能の通信の確実性を高く保障することができるので、基本優先度ビットにより調停負けを続ける可能性が低い。
【0052】
また、複数のノードは、少なくともGateway機能を有するGatewayノードを含み、ID設定手段はCAN−IDフィールドの一部のビットにグループ化された所定の機能情報毎にGateway間におけるデータ転送の可否を示すGateway転送許可情報を設定し、送受信手段はID設定手段によりGateway間転送許可情報が設定されたデータを送受信し、ID解析手段は送受信手段により受信したデータのうちGateway間転送許可情報を解析して通信可能であるか否かを判定し、ID解析手段の判定の結果が通信可能であるときGateway間で通信を行うGateway間通信手段を備えたことにより、Gateway間の通信を許可するかどうかを判断して互いのネットワークに流れる通信量をコントロールできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1に係るCAN通信装置のネットワーク構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1に係るCAN通信装置におけるノード内の構成図である。
【図3】 この発明の実施の形態1に係るCAN通信装置における各ノードの送受信手段1a間で送受信されるCAN−IDのビット構成図である。
【図4】 この発明の実施の形態1に係るCAN通信装置におけるCAN−IDのビット構成に基づくID作成例である。
【図5】 この発明の実施の形態2に係るCAN通信装置におけるノード内の構成図である。
【図6】 この発明の実施の形態2に係るCAN通信装置におけるデータ送信動作のフローチャート図である。
【図7】 この発明の実施の形態3に係るCAN通信装置のノード内の構成図である。
【図8】 この発明の実施の形態3に係るCAN通信装置における機能グループIDを用いたGateway転送動作を示したフローチャート図である。
【図9】 従来のコントローラエリアネットワーク通信装置におけるステアリング目標角度等の機能IDを採番例である。
【図10】 従来のコントローラエリアネットワーク通信装置におけるデータ送信動作のフローチャート図である。
【図11】 従来のコントローラエリアネットワーク通信装置におけるGateway転送動作を示したフローチャート図である。
【符号の説明】
1a〜1c 送受信手段、2a〜2c ID設定手段、3a〜3c Gateway間通信手段、4 ビット調整手段、5 ID解析手段、6 識別フィールド、8 通信線A、9 は通信線B、10 通信線C、11 キースイッチECU、12 シフト&スロットルアクチュエータECU、13 ステアリングアクチュエータECU、14 ステアリングECU、15 リモコンECU、16 ネットワークA。
Claims (3)
- コントローラエリアネットワークにおける通信路上に複数のノードを接続したコントローラエリアネットワーク通信装置において、
各ノードは、機能情報をもつビットからなるCAN−IDフィールドを含むデータを送受信する送受信手段と、
前記送受信手段により送信されるデータに含まれるCAN−IDフィールドのビットに対し所定の機能情報を設定するID設定手段と、
前記ID設定手段により所定の機能情報が設定されたデータを前記送受信手段により受信したとき、前記データ中のCAN−IDフィールドに設定された所定の機能情報を解析するID解析手段とを備え、
前記ID設定手段は、前記CAN−IDフィールドの一部のビットに前記所定の機能情報を所定の機能毎にグループ化してデータ送信優先順位をつけて各ノードの機能に対応した機能的な括りを示す大局的な機能グループIDを採番するとともに、前記グループ化された所定の機能情報の各々に対して通信内容を識別する通信項目番号IDを採番することを特徴とするCAN通信装置。 - 請求項1に記載のコントローラエリアネットワーク通信装置において、
前記ID設定手段は、前記機能グループIDおよび前記通信項目番号とは別に前記CAN−IDフィールドの一部のビットに前記グループ化された所定の機能情報毎に送信される優先順位を示す基本優先度を設定し、
前記各ノードは、前記ID設定手段により基本優先度を設定されたデータのうちいずれかのグループ化された所定の機能情報に対する基本優先度のビットを小さくして通信優先順位を上げるビット調整手段を備え、
前記送受信手段は、前記ビット調整手段により通信優先順位が上げられた基本優先度を含むデータを優先的に送受信することを特徴とするCAN通信装置。 - 請求項1または2に記載のコントローラエリアネットワーク通信装置において、
前記複数のノードは、少なくともGateway機能を有するGatewayノードを含み、
前記ID設定手段は、前記CAN−IDフィールドの一部のビットに前記グループ化された所定の機能情報毎にGateway間におけるデータ転送の可否を示すGateway転送許可情報を設定し、
前記送受信手段は、前記ID設定手段により前記Gateway間転送許可情報が設定されたデータを送受信し、
前記ID解析手段は、前記送受信手段により受信したデータのうち前記Gateway間転送許可情報を解析して通信可能であるか否かを判定し、
前記ID解析手段の判定の結果が通信可能であるときGateway間で通信を行うGateway間通信手段を備えたことを特徴とするCAN通信装置。
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