JP3661609B2 - Scsiインタフェース制御装置およびそのセレクション監視方法 - Google Patents

Scsiインタフェース制御装置およびそのセレクション監視方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、SCSIインタフェース制御装置およびそのセレクション監視方法に関し、特にディジーチェイン構成で接続されるホストアダプタ側を改良したSCSIインタフェース制御装置およびそのセレクション監視方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、このSCSIインタフェース制御装置はSCSIインタフェースをコンピュータ用の周辺装置に設け、SCSIバスを介してホストコンピュータや周辺機器のSCSIインタフェースを接続してSCSIシステムを構成していた。
【0003】
このようなSCSIシステムにおいては、ホストアダプタのセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間を最低250ミリ秒で設定し、接続されている周辺機器の制御を行っていた。
【0004】
従来、周辺機器のインタフェースとしてはSCSI(SMALL COMPUTER SYSTEMINTERFACE)規格がANSIによって標準化されている。なお、以下の説明において、このSCSI規格に応じたインタフェースをSCSIインタフェースという。
【0005】
SCSI上の全ての動作はバス・フェーズという単位に細分化する事が出来る。 バス・フェーズとして、バスフリー・フェーズ、アービトレーション・フェーズ、セレクション・フェーズ、リセレクション・フェーズ、コマンド・フェーズ、データ・フェーズ、ステータス・フェーズ、及びメッセージ・フェーズの8種類が定義されている。
【0006】
この中の、セレクション・フェーズでは、セレクション・タイムアウト・ディレイ以上の時間を経過してもターゲットからのBSY信号の応答がない場合、タイムアウト処理を実施してバスを開放する。このセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間についてANSIでは250ミリ秒を推奨している。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
この種の従来の技術では、ホストアダプタ配下に複数の周辺装置がディジーチェイン接続している構成において、SCSI IDは割り振られているが、オフライン状態の周辺装置が存在する場合、ホストアダプタが定期的にオフラインの状態の周辺装置に対してセレクションを実施し、接続状況の確認を行うことになり、セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間である最低250ミリ秒間はSCSIバスを占有してしまい、オンライン状態の周辺装置の入出力処理が低下するという問題がある。
【0008】
本発明の目的は、オフライン状態の周辺装置に対する接続状況の確認を行うことによる、オンライン状態の周辺装置に対する入出力処理性能低下を防ぐホストアダプタのSCSIインタフェース制御装置およびそのセレクション監視方法を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明の第1の実施の形態は、ホストアダプタと周辺装置とが接続されるシステムにおいて、周辺装置との接続状態によってセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間を変更するセレクション・ディレイ監視時間選択回路を有し、セレクション・ディレイ監視時間選択回路は、セレクションを行うSCSI IDと、セレクションを行うSCSI IDに接続されているセレクション成功レジスタと、SCSIコマンドのセレクション・タイムアウト・ディレイ値を設定する、複数のセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタと、セレクション成功レジスタに接続され、複数のセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタを選択する選択スイッチと、選択スイッチにより選択されたセレクション・タイムアウト・ディレイ値を用いてSCSIコマンドを発行するSCSIコマンド発行回路とを有し、セレクション成功レジスタは、周辺装置に対してSCSIコマンドを発行した結果のセレクション成功の可否をSCSIコマンド発行回路から受信する手段と、SCSI IDに対応するセレクション成功フラグの設定・解除を行う手段とを有することを特徴とするSCSIインタフェース制御装置を提供する。
【0010】
本発明の第2の実施の形態は、セレクション成功済みの周辺装置に対するセレクション・タイムアウト・ディレイ時間とセレクション失敗の周辺装置に対するセレクション・タイムアウト・ディレイ時間の設定を可能とし、セレクション成功済みの周辺装置に対するSCSIコマンドのセレクション・タイムアウト・ディレイ時間は、ANSIのSCSI規格に則った250ミリ秒以上で設定し、セレクション失敗の周辺装置に対するセレクショ・タイムアウト・ディレイ時間は周辺装置がセレクション可能な時間まで短く設定する手段を有することを特徴とする請求項1記載のSCSIインタフェース制御装置を提供する。
【0011】
本発明の第3の実施の形態は、セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間によるSCSIバスの占有時間を短くし、セレクション成功済みの周辺装置に対する入出力処理の遅延を減らすことを特徴とする請求項2記載のSCSIインタフェース制御装置を提供する。
【0012】
本発明の第4の実施の形態は、ホストアダプタと周辺装置とが接続されるシステムのセレクション処理において、セレクション対象となるSCSI IDとの接続状態によってセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間を変更するセレクション・ディレイ監視時間選択回路を有し、セレクション・ディレイ監視時間選択回路は、セレクションを行うSCSI IDとセレクション成功レジスタとを接続し、SCSIコマンドのセレクション・タイムアウト・ディレイ値を複数のセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタに設定するステップと、セレクション成功レジスタと接続し複数のセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタを選択スイッチにより選択するステップと、選択スイッチにより選択されたセレクション・タイムアウト・ディレイ値を用いてSCSIコマンドをSCSIコマンド発行回路により発行するステップとを有し、セレクション成功レジスタは、周辺装置に対してSCSIコマンドを発行した結果のセレクション成功の可否をSCSIコマンド発行回路から受信するステップと、SCSI IDに対応するセレクション成功フラグの設定・解除を行うステップとを有することを特徴とするSCSIインタフェース制御装置のセレクション監視方法を提供する。
【0013】
本発明の第5の実施の形態は、セレクション成功済みの周辺装置に対するセレクション・タイムアウト・ディレイ時間とセレクション失敗の周辺装置に対するセレクション・タイムアウト・ディレイ時間の設定を可能とし、セレクション成功済みの周辺装置に対するSCSIコマンドのセレクション・タイムアウト・ディレイ時間は、ANSIのSCSI規格に則った250ミリ秒以上で設定し、セレクション失敗の周辺装置に対するセレクショ・タイムアウト・ディレイ時間は周辺装置がセレクション可能な時間まで短く設定することを特徴とする請求項4記載のSCSIインタフェース制御装置のセレクション監視方法を提供する。
【0014】
本発明の第6の実施の形態は、セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間によるSCSIバスの占有時間を短くし、セレクション成功済みの周辺装置に対する入出力処理の遅延を減らすことを特徴とする請求項5記載のSCSIインタフェース制御装置のセレクション監視方法を提供する。
【0015】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
図1は本発明の一実施例を示す。図1を参照すると、本発明の一実施例はホストアダプタ100と2台の周辺装置200〜201がSCSIバス400により接続されている構成が示されている。
【0017】
本発明の一実施例は、磁気テープ装置等を制御するホストアダプタ100と、磁気テープ装置等の複数の周辺装置200〜201と、ホストアダプタ100と周辺装置200〜201を接続するインタフェースであるSCSIバス400を含む。
【0018】
ホストアダプタ100は、ホストアダプタの制御部を構成するCPU(中央処理装置)101と、CPU101がホストアダプタを制御するためのマイクロコードを格納したROM(リード・オンリー・メモリー)103と、CPU101が各種類のデータ処理に使用するメモリ等を設けたRAM(ランダム・アクセス・メモリー)102と、CPU101からのデータをSCSIプロトコルに変換しSCSIバス400上へ転送し、周辺装置との通信をおこなうSCSIインタフェース104とを備えている。
【0019】
このSCSIインターフェース104にはセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間選択回路300が設けられている。
【0020】
ホストアダプタ100のCPU101で生成した制御命令は、SCSIインタフェース104に供給され、SCSIプロトコルに変換され、その出力はSCSIバス400を通してCPU101で選択した周辺装置に接続されているSCSIインタフェース210,211にて処理され、周辺機器200,201の制御を行う。
【0021】
周辺装置200〜201は、SCSIバス400に接続し、ホストアダプタ100との通信を行うSCSIインタフェース210〜211と、周辺機器220〜221とを備えている。
【0022】
このCPU101で生成した制御命令は、SCSIインタフェース104に供給され、SCSIプロトコルに変換され、その出力はSCSIバス400を通してCPU101で選択した周辺装置に接続されているSCSIインタフェース210,211にて処理され、周辺機器の制御を行う。
【0023】
そして、本発明に従ってSCSIインターフェース104にはセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間選択回路300が設けられている。
【0024】
このセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間選択回路300は、周辺装置に対するSCSIコマンド発行処理の一部であるセレクション処理において機能する。このセレクション処理において機能は、SCSIコマンド発行の対象装置である周辺装置とホストアダプタ100との接続状態によってセレクション・タイムアウト・ディレイ値を決定し、SCSIコマンド発行を行う。
【0025】
図2を参照すると、SCSIインタフェース104(図1)の内部にあるセレクション・ディレイ監視時間選択回路300はセレクションを行うSCSI ID310と、このSCSI ID310に接続されているセレクション成功レジスタ320と、SCSIコマンドのセレクション・タイムアウト・ディレイ値を設定する、複数のセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタ330と、セレクション成功レジスタ320に接続され、複数のセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタ330,331を選択する選択スイッチ340と、この選択スイッチ340により選択されたセレクション・タイムアウト・ディレイ値を用いてSCSIコマンドを発行するSCSIコマンド発行回路350とで構成されている。
【0026】
セレクションを行うSCSI ID310は、SCSIコマンドを発行する周辺装置に対応したSCSI ID値が入力される。
【0027】
セレクション成功レジスタ320は、SCSI ID毎にセレクション成功の可否を示すフラグ321を格納し、セレクションを行うSCSI ID310に対応したセレクション成功フラグ321を選択スイッチ340に出力する。また、SCSIコマンド発行回路350からのセレクション成功信号351を用いて、セレクション成功フラグ321の設定を行う。
【0028】
セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタ330には、セレクション成功済みの周辺装置に対するSCSIコマンドのセレクション・タイムアウト・ディレイ値を設定する。また、セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタ331には、セレクション失敗の周辺装置に対するSCSIコマンドのセレクション・タイムアウト・ディレイ値を設定する。
【0029】
選択スイッチ340は、セレクション成功レジスタ320からの出力信号322を元にセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタ330と、セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタ331から適当なレジスタ値を選択し、セレクション・タイムアウト・ディレイ値341を出力する。これは、セレクション成功レジスタ320からの出力信号322がセレクション成功済みならば、セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタ330を選択し、出力信号322がセレクション失敗ならば、セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタ331を選択する。
【0030】
SCSIコマンド発行回路350において、セレクション・タイムアウト・ディレイ値として、選択スイッチ340で選択されたセレクション・タイムアウト・ディレイ値341を入力し、SCSIコマンド発行処理を行う。また、周辺装置に対してSCSIコマンドを発行した結果のセレクション成功の可否をセレクション成功信号351を用いてセレクション成功レジスタ320へ発信する。
【0031】
つぎに、本実施の形態の動作について説明する。まず、従来におけるオフライン状態の周辺装置に対する状態監視の動作について図3のタイミング図を用いて説明する。
【0032】
図3おいて、セレクション・タイムアウト・ディレイ時間はSCSI規格の250ミリ秒以上である為、250ミリ秒で設定した動作と仮定して説明する。
【0033】
オフライン状態の周辺装置に対する、SCSIコマンド発行であるため、オンラインにならない限り周辺装置からの応答は無いため、SCSIバスのBSY信号はセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間の250ミリ秒の間、アサートし続ける。なお、この間はSCSIバスが占有されるため、他の周辺装置に対する入出力動作は出来なくなる。
【0034】
一方、本発明におけるオフライン状態に対する状態監視の動作について図4のタイミング図に従って実行される。
【0035】
オンライン状態で何の動作も行っていない周辺装置ではセレクションに対して最低1ミリ秒あれば応答してくる。そこで、本発明ではオフライン状態の周辺装置に対するセレクション・タイムアウト・ディレイ値を1ミリ秒で設定した動作と仮定して説明する。
【0036】
オフライン状態の周辺装置に対するSCSIコマンド発行は上述したようにセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間の1ミリ秒のSCSIバスが占有されるが、従来の250ミリ秒と比較すると、他の周辺装置に対する入出力動作の遅延は大幅に防いでいる。
【0037】
また、セレクション・タイムアウト・ディレイ値設定の制御動作について、図2のブロック図及び図5のフローチャートを参照して説明する。はじめに初期設定として、セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタ330にはセレクション成功済みのSCSI IDに対応に対するセレクション・タイムアウト・ディレイ値である250ミリ秒を設定し、セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタ331にはセレクション失敗のSCSI IDに対応に対するセレクション・タイムアウト・ディレイ値である1ミリ秒を設定する(図5のステップA0)。なお、次回のSCSIコマンド発行時からステップA0は行わない。
【0038】
セレクションを行うSCSI ID310がセレクション成功レジスタ320に入力され、セレクション成功レジスタ320内で入力されたSCSI IDに対応するセレクション成功フラグ321を出力信号322から選択スイッチ340へ出力される(図5のステップA1及びA2)。
【0039】
セレクション成功レジスタ320の出力信号322を受信した選択スイッチは、出力信号322の値が、セレクション成功(図5のステップA3)ならば、セレクション・タイムアウトディレイ監視時間レジスタ330の値を、セレクション・タイムアウト・ディレイ値341としてSCSIコマンド発行回路350に出力(図5のステップA4)し、セレクション成功レジスタから入力された値が、セレクション失敗(図5のステップA3)ならば、セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタ331の値をセレクション・タイムアウト・ディレイ値341としてSCSIコマンド発行回路350に出力する(図5のステップA5)。
【0040】
SCSIコマンド発行回路350では、セレクション・タイムアウト・ディレイ値としてセレクション・タイムアウト・ディレイ値341を用いて、SCSIコマンド発行処理を行い、SCSI IDに対応する周辺装置に対して発行する(図5のステップA6)。また、周辺装置に対してSCSIコマンドを発行した結果のセレクション成功の可否をセレクション成功信号351を用いてセレクション成功レジスタ320へ発信する。
【0041】
セレクション成功信号を受信したセレクション成功レジスタ320では、SCSI IDに対応するセレクション成功フラグの設定及び解除(図5のステップA7,A8及びA9)を行う。
【0042】
このように、状態監視の対象となる周辺装置とホストアダプタとの接続状態によってSCSIコマンド発行時にセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間を可変しているので、オンライン状態の周辺装置にはSCSI規格に従ったセレクション・タイムアウト・ディレイ時間を設定し、オフライン状態の周辺装置には、通常動作時に応答可能なセレクション・タイムアウト・ディレイ値を設定することが可能となる。
【0043】
従って、オフライン状態の周辺装置に対する状態監視時にSCSIバスを占有する時間を250ミリ秒より可能な限り短く設定することにより、オンライン状態の周辺装置に対する入出力時間の遅延を防ぐ効果が得られる。
【0044】
本発明の他の実施の形態として、その基本的構成は上記の通りであるが、図6に示すように、制御可能な装置の台数についてさらに工夫している。図6において、本発明の他の実施の形態は、SCSIインターフェース(図1)にセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間選択回路600が設けられている。
【0045】
このセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間選択回路600は、周辺装置(#1〜#N)に対するSCSIコマンド発行処理の一部であるセレクション処理が機能する。このセレクション処理の機能は、SCSIコマンド発行の対象装置である周辺装置とホストアダプタ100(図1)との接続状態によってセレクション・タイムアウト・ディレイ値を決定し、SCSIコマンド発行を行う。
【0046】
図6を参照すると、SCSIインタフェース104(図1)の内部にあるセレクション・ディレイ監視時間選択回路600はセレクションを行うSCSI ID610と、このSCSI ID610に接続されているセレクション成功レジスタ620と、出力信号622によりSCSIコマンドのセレクション・タイムアウト・ディレイ値を設定する、複数のセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタ630,631と、セレクション成功レジスタ620に接続され、複数のセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタ630,631を選択する選択スイッチ640とで構成されている。さらに、セレクション・ディレイ監視時間選択回路600はSCSIコマンド発行回路350に接続されている。
このSCSIコマンド発行回路650は選択スイッチ640により選択されたセレクション・タイムアウト・ディレイ値641を入力し、周辺装置に対してSCSIコマンドを発行した結果のセレクション成功の可否をセレクション成功信号651を用いてセレクション成功レジスタ620へ発信し、セレクション・タイムアウト・ディレイ値としてセレクション・タイムアウト・ディレイ値641を用いて、SCSIコマンドを発行するように構成されている。
このように本発明の他の実施の形態においては周辺装置の台数を2台からN台まで増やしている。また、セレクション成功レジスタ内のSCSI IDに対応するセレクション成功フラグ621の数をN個に増やしている。これにより、周辺装置との接続状態によってセレクション・タイムアウト・ディレイ値を変更出来る周辺装置の台数を増やすことが可能となる効果が得られる。
【0047】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、SCSIインタフェース制御装置に関し、ホストアダプタと複数の周辺装置がディジーチェイン構成で接続されている基本構成に基づき、周辺装置の状態監視による入出力の性能低下を抑止する実現したホストアダプタ側のSCSI インターフェース制御装置が提供される。
【0048】
さらに、本発明によれば、周辺装置の状態監視処理におけるSCSIコマンド発行時に周辺装置の接続状態によってセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間の選択を行う回路を設けたSCSIインタフェース制御装置のセレクション監視方式が提供される。
【0049】
このSCSIインタフェース制御装置のセレクション監視方式は、セレクション成功済みの周辺装置に対するセレクション・タイムアウト・ディレイ時間とセレクション失敗の周辺装置に対するセレクション・タイムアウト・ディレイ時間の設定を可能とし、セレクション成功済みの周辺装置に対するSCSIコマンドのセレクション・タイムアウト・ディレイ時間は、ANSIのSCSI規格に則った250ミリ秒以上で設定し、セレクション失敗の周辺装置に対するセレクショ・タイムアウト・ディレイ時間は周辺装置がセレクション可能な時間まで短く設定するという動作を実行することで、セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間によるSCSIバスの占有時間を短くし、セレクション成功済みの周辺装置に対する入出力処理の遅延を減らす効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態におけるSCSIシステムの構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の一実施の形態におけるセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間選択回路を示すブロック図である。
【図3】従来におけるオフライン状態の周辺装置に対する状態監視動作時SCSIバス内のBSY信号のタイミングを示す図である。
【図4】本発明におけるオフライン状態の周辺装置に対する状態監視動作時のSCSIバス内のBSY信号のタイミングを示す図である。
【図5】本発明におけるセレクション・タイムアウト・ディレイ値制御動作のフローチャートを示す図である。
【図6】本発明の他の実施の形態におけるセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間選択回路を示すブロック図である。
【符号の説明】
100 ホストアダプタ
101 CPU
102 RAM
103 ROM
104 SCSIインタフェース
200 周辺装置#0
201 周辺装置#1
202 周辺装置#2
20N 周辺装置#N
210 SCSIインタフェース#0
211 SCSIインタフェース#1
220 周辺機器#0
221 周辺機器#1
300,600 セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間選択回路
310,610 セレクションを行うSCSI ID
320,620 セレクション成功レジスタ
321,621 セレクション成功フラグ
322,622 セレクション成功レジスタ320の出力信号
330,630 セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタ
331,631 セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタ
340,640 選択スイッチ
341,641 セレクション・タイムアウト・ディレイ値341
350,650 SCSIコマンド発行回路
351,651 セレクション成功信号
400 SCSIバス

Claims (6)

  1. ホストアダプタと周辺装置とが接続されるシステムにおいて、前記周辺装置との接続状態によってセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間を変更するセレクション・ディレイ監視時間選択回路を有し、前記セレクション・ディレイ監視時間選択回路は、セレクションを行うSCSI IDと、セレクションを行うSCSI IDに接続されているセレクション成功レジスタと、SCSIコマンドのセレクション・タイムアウト・ディレイ値を設定する、複数のセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタと、前記セレクション成功レジスタに接続され、複数の前記セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタを選択する選択スイッチと、前記選択スイッチにより選択されたセレクション・タイムアウト・ディレイ値を用いてSCSIコマンドを発行するSCSIコマンド発行回路とを有し、前記セレクション成功レジスタは、前記周辺装置に対して前記SCSIコマンドを発行した結果のセレクション成功の可否を前記SCSIコマンド発行回路から受信する手段と、SCSI IDに対応するセレクション成功フラグの設定・解除を行う手段とを有することを特徴とするSCSIインタフェース制御装置。
  2. セレクション成功済みの前記周辺装置に対するセレクション・タイムアウト・ディレイ時間とセレクション失敗の前記周辺装置に対する前記セレクション・タイムアウト・ディレイ時間の設定を可能とし、セレクション成功済みの前記周辺装置に対する前記SCSIコマンドの前記セレクション・タイムアウト・ディレイ時間は、ANSIのSCSI規格に則った250ミリ秒以上で設定し、セレクション失敗の前記周辺装置に対する前記セレクショ・タイムアウト・ディレイ時間は前記周辺装置がセレクション可能な時間まで短く設定する手段を有することを特徴とする請求項1記載のSCSIインタフェース制御装置。
  3. セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間によるSCSIバスの占有時間を短くし、セレクション成功済みの前記周辺装置に対する入出力処理の遅延を減らすことを特徴とする請求項2記載のSCSIインタフェース制御装置。
  4. ホストアダプタと周辺装置とが接続されるシステムのセレクション処理において、セレクション対象となるSCSI IDとの接続状態によってセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間を変更するセレクション・ディレイ監視時間選択回路を有し、前記セレクション・ディレイ監視時間選択回路は、セレクションを行うSCSI IDとセレクション成功レジスタとを接続し、SCSIコマンドのセレクション・タイムアウト・ディレイ値を複数のセレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタに設定するステップと、前記セレクション成功レジスタと接続し複数の前記セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間レジスタを選択スイッチにより選択するステップと、前記選択スイッチにより選択されたセレクション・タイムアウト・ディレイ値を用いてSCSIコマンドをSCSIコマンド発行回路により発行するステップとを有し、前記セレクション成功レジスタは、前記周辺装置に対して前記SCSIコマンドを発行した結果のセレクション成功の可否を前記SCSIコマンド発行回路から受信するステップと、SCSI IDに対応するセレクション成功フラグの設定・解除を行うステップとを有することを特徴とするSCSIインタフェース制御装置のセレクション監視方法
  5. セレクション成功済みの前記周辺装置に対するセレクション・タイムアウト・ディレイ時間とセレクション失敗の前記周辺装置に対する前記セレクション・タイムアウト・ディレイ時間の設定を可能とし、セレクション成功済みの前記周辺装置に対するSCSIコマンドの前記セレクション・タイムアウト・ディレイ時間は、ANSIのSCSI規格に則った250ミリ秒以上で設定し、セレクション失敗の前記周辺装置に対する前記セレクショ・タイムアウト・ディレイ時間は前記周辺装置がセレクション可能な時間まで短く設定することを特徴とする請求項4記載のSCSIインタフェース制御装置のセレクション監視方法
  6. セレクション・タイムアウト・ディレイ監視時間によるSCSIバスの占有時間を短くし、セレクション成功済みの周辺装置に対する入出力処理の遅延を減らすことを特徴とする請求項5記載のSCSIインタフェース制御装置のセレクション監視方法
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