JP3661380B2 - 平面型インダクタ - Google Patents

平面型インダクタ Download PDF

Info

Publication number
JP3661380B2
JP3661380B2 JP34254097A JP34254097A JP3661380B2 JP 3661380 B2 JP3661380 B2 JP 3661380B2 JP 34254097 A JP34254097 A JP 34254097A JP 34254097 A JP34254097 A JP 34254097A JP 3661380 B2 JP3661380 B2 JP 3661380B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
chip
planar
thickness
polyimide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP34254097A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH11176639A (ja
Inventor
一夫 松崎
善智 林
聡 菅原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Device Technology Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Device Technology Co Ltd filed Critical Fuji Electric Device Technology Co Ltd
Priority to JP34254097A priority Critical patent/JP3661380B2/ja
Publication of JPH11176639A publication Critical patent/JPH11176639A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3661380B2 publication Critical patent/JP3661380B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電気的エネルギーと磁気的エネルギーとの変換作用をもつ、インダクタ、トランス等の磁気誘導部品に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、インダクタ、トランスに代表される磁気誘導部品の小型化要求が高まってきている。その理由として、電子情報機器、携帯用各種電子機器の小型軽量化に伴い、電源の小型軽量化が不可欠となってきていることが挙げられる。高品質の電源を得るための電源回路方式や、その中で用いられる制御用IC、スイッチング素子、整流素子等の能動素子の技術的進歩が著しい中で、これら電源回路の中に用いられるコイル、トランス、コンデンサ等の受動素子が占める容積の問題が浮き彫りにされてきている。特にインダクタやトランス等の磁気誘導部品は、集積回路と比べると体積が非常に大きいために、電子機器の小形化を図る上で最大の隘路になっている。
【0003】
これら磁気誘導部品の小型化に対する今後の方向としては、チップ部品として限りなく小さくし、面実装により電源全体を小さくする方向と、シリコン基板上に薄膜で形成する方向の二つが考えられる。何れの場合においても、電磁変換効率の向上と、電磁干渉の防止が大きな課題である。
電磁変換効率の向上という点では、例えば特開平1−151211号公報に、セラミック基板の捲線を、積層して小型化を狙ったトランスの例が開示されている。一方例えば、特開平2−275606号公報に平面インダクタと称するコイル導体を平面上でスパイラル状に形成した薄膜インダクタや同様の薄膜トランスが開示されている。これらの従来技術からもわかるように、電子装置の全体構造を小形化し、かつ面実装等の組み立ての手間を極力省いて合理化できる点では、後者の方向が有利であると考えられる。
【0004】
コイル導体を平面上でスパイラル状に形成した平面インダクタンスと称する特開平2−275606号公報の技術は本質は個別素子であるが、チップへの搭載に適する。しかし、これはポリイミドフィルムの両面に銅のコイルを形成したものであり、しかも、銅コイルの断面積は、35μm×250μm、コイルのピッチ500μmというような、通常の集積回路の寸法を遙かに越えたものであって、数〜10mm角の小形チップに集積回路とモノリシック化する(一体に作り込む)には無理がある。
【0005】
近年、磁気誘導部品の小形化の要求に応えて、半導体技術の適用により、半導体基板上に磁気誘導部品を搭載した例も報告されている。発明者の同僚も特願平8−149626において、そのような平面型磁気誘導部品を考案した。
図9(a)ないし(c)は、その提案に記載された平面型インダクタのコイル導体の製造工程部分を工程順に示した部分断面図である。
【0006】
表面に酸化膜2が形成されたシリコンウェハ1上に磁性薄膜4を積層し、更に絶縁膜3で覆った上に、メッキの核となる例えば白金核5を薄く島状に蒸着する[図9(a)]。
中間絶縁膜6となる感光性ポリイミドを、コイル導体の高さであるtc の厚さに形成する フォトマスクを使用して露光、現像をおこない、幅d、間隔sの溝を形成する[同図(b)]。
【0007】
ポリイミドのキュア後、溝内にメッキによりコイル導体7となる銅を充填する[同図(c)]。
この後、コイル導体7および中間絶縁膜6の上に絶縁膜を介して磁性薄膜を堆積して、断面がtc ×d、間隔がsのコイルが形成される。
この方法は、マイクロマシーニング技術の中でもおこなわれている方法である。[LIGAプロセスとよばれるものなど、例えば Menz, W. et al, Proc. IEEE Micro Mechanical Systems Workshops, p.69,(1991) ]
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
コイルを前記の特開平2−275606号公報の例のように大きくしなければならない理由の一つに、Q(=ωL/R)値を高くできないすなわち、電磁変換効率の向上が困難である点が挙げられる。ここでωは角周波数、Lはインダクタンス、Rは抵抗である。
【0009】
すなわち、従来から磁気誘導部品を小形化するには、先ず電子装置の動作周波数を上げて、小さなインダクタンス値でも所定のQ値が得られるようにしているが、1MHz以上の周波数領域では、磁気回路やコイル内の高周波損失のために磁気誘導部品のインダクタンス値Lが飽和し、抵抗値Rが増加するので、動作周波数を上げると、Q値が飽和ないし逆に減少してくる。このため、動作周波数を上げてもQ値を所定レベルに維持するために磁気誘導部品の体積を小さくできなくなってくる。特開平2−275606号公報の平面インダクタンスにおいて、銅コイルを大きくした理由の一つは、Q値を高くするためであった。
【0010】
Q値を高くするためには、ωを高くすることは勿論であるが、Lの値をなるべく大きく、Rの値をなるべく小さくする必要がある。Lの値は、コイルのターン数、すなわちコイルのサイズにほぼ比例するため、小型化の方向とは逆になり制限がある。残されたQ値の向上策は、R値をなるべく小さくすることである。Rの値をなるべく小さくするという点からもターン数、すなわちコイルのサイズは、なるべく小さくおさえるべきである。
【0011】
Rは、直流抵抗と、交流抵抗成分とに分けられる。交流抵抗成分としては磁性膜に絡む渦電流成分やヒステリシス成分などのいわゆる鉄損、および交流磁界がコイル導体を横切ることによってコイル導体中を流れる電流を偏在させて生ずる磁気誘導型銅損がある。高周波化に伴い、このような交流抵抗成分の低減が不可欠である。
【0012】
一般に、コイルの直流抵抗を低くするためには、抵抗率の低い導体材料の選択と、コイル長を短くすること、コイル断面積を大きくすることが考えられる。抵抗率の低い導体材料の選択は限られており、抵抗率の点で銅を用いるのが一般的である。コイル長については、一定のLを得るためには、ある程度の長さが必要であり、制約がある。残りは、コイル断面積を大きくすることである。
【0013】
前述の磁気誘導型銅損を考慮すると、コイル幅はなるべく狭い方が良いため、結局のところコイル厚を厚くする以外に方策は無い。
前項の製造方法の場合、コイル厚はメッキマスク(例えば感光性ポリイミド)の厚さで決まる。コイル厚を厚くしようと思えば、感光性ポリイミドを厚く塗布し、指向性の良い光源(SOR光など)で露光しなければならない。
【0014】
しかし、そのような方法で際限無く厚いコイルが実現できるわけではない。例えばメッキ厚が厚くなると、メッキ膜中の応力が大きく、基板としたシリコンウェハが反るなどの問題が生じる。シリコン基板の反りは、実際のプロセス上では大きな問題であり、例えば、パターン形成やチップ化などの後工程に支障を来すことになる。このため実際には、直径4インチのシリコンウェハ上に厚さが30μm以上のコイル導体をもつ磁気誘導部品を作ることは極めて困難である。
【0015】
このような現状に立脚して、本発明は集積回路等の半導体装置のチップ上に直接作り込むに適した薄膜積層構造をもち、コイル膜厚を厚くしてコイル部の損失、とりわけ直流損失を低減し、かつ製造の容易な平面型インダクタおよび平面型トランスを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
上記課題解決のため本発明の平面型インダクタは、一方の基板上に形成された平面コイルと、その平面コイルと面対称となるように他方の基板上に形成された平面コイルとをコイル面同士が電気的に接続されるように重ね合わされた構造であるものとする。
【0017】
そのようにすれば、これまでの製造限界の二倍の厚さのコイル導体を、プロセス上の問題も無く容易に実現できる。
特に、それぞれの基板と平面コイルとの間に高透磁率の磁性薄膜を有するものとする。
そのようにすれば、磁束密度が高められ、磁束を有効に収束できる。
【0020】
そのようにすれば、これまでの製造限界の二倍の厚さのコイル導体をもつ平面型トランスを、プロセス上の問題も無く容易に実現できる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、実施例を参照しながら本発明の実施の形態を詳細に説明する。
[実施例1]
図1は、本発明の実施例(以下実施例1と記す。以下同様)の平面型インダクタのおよそ半分の部分断面図である。
【0022】
図1において、シリコンウェハ21上に酸化膜22とポリイミドからなる絶縁膜23を介して、CoHfTaPdの磁性薄膜24が積層されており、その磁性薄膜24を覆うポリイミドからなる絶縁膜23の上に、コイルが形成されている。図では、コイルの断面のコイル導体27および17と、その間のポリイミドの中間絶縁膜26および16の断面が示されている。コイル導体27および17は、インジウム半田18で接合されている。コイル導体17と中間絶縁膜16との上には、ポリイミドの絶縁膜13を介してCoHfTaPdの磁性薄膜14が積層され、更にその上をポリイミドの絶縁膜13が覆っている。29aは、コイル導体27と接続導体29bで接続されたリード接続のための電極である。図示されない左側部分は、中心線A−Aについてほぼ対称であるが、もう一つの電極が導体コイル27の中央部から取り出されている点が違っている。
【0023】
この実施例1の平面型インダクタは、コイル導体17と中間絶縁膜16から上の上部チップCh と、コイル導体27と中間絶縁膜26から下の下部チップClとが接合されたものである。
図2(a)ないし(f)および図3(a)ないし(d)は、実施例1のインダクタの上部チップCh の製造方法を説明するための製造工程順の部分断面図である。以下、その製造方法について工程順に説明する。
【0024】
Si基板(直径4インチ)11上に絶縁膜13aとしてポリイミドを3μm塗布し、キュアする[図1(a)]。
CoHfTaPdの磁性薄膜14をスパッタ法で3μm成膜する[同図(b)]。
ポジ型フォトレジスト20を塗布しパターンを形成する[同図(c)]。
【0025】
フォトレジスト20をマスクとして王水で磁性薄膜14のエッチングをおこなった後、アセトンに浸漬してフォトレジスト20を除去する[同図(d)]。
層間の絶縁膜13bとしてポリイミドを塗布し、キュアする[同図(e)]。ポリイミド膜厚は、10μmである。
絶縁膜13b上に無電解メッキの核となる白金(Pt)核15をスパッタ法で0.4nm形成する[同図(f)]。
【0026】
中間絶縁膜16となる感光性ポリイミドを塗布、露光し、メッキの型となるコイルパターンを形成し、キュアする[図3(a)]。ポリイミドの膜厚はキュア前で40μm、キュア後で25μmである。メッキ型の寸法は例えば、内寸80μm、間隔70μmである。
無電解銅メッキをおこない、メッキの型の底部に銅を0.2μm析出させ、電解メッキ用の通電層17aとする[同図(b)]。
【0027】
電解銅メッキをおこない、コイル導体17を形成する。コイル導体17の厚さは中間絶縁膜16と同じく25μmである[同図(c)]。
ニッケルN(Ni)とインジウム半田(In/Sn=50/50)をそれぞれ0.2μm、2μmの厚さに順次電解メッキする[同図(d)]。
このように加工されたメッキ厚さが25μm程度のシリコンウェハは、顕在化する程の反りを示さず、比較的フラットである。そのコイル導体側の部分平面図の例を図6(a)に示す。この例ではコイル形状は6ターンの正方形スパイラルであるが、更にターン数の多いものもある。以上のようにして作製されたものをダイシングしたチップを上部チップChと呼ぶことにする。
【0028】
この一連の加工に用いられたマスク系列とコイルの部分が鏡像関係にあるマスク系列を用いて同様にして下部チップClを得る。下部チップClの平面図は、図6(b)に示すように上部チップChと鏡像関係にある配置を示し、コイル部分の断面構造は基本的に上部チップChと同一である。ただし、コイルの中心部とコイルの最外周端部に設けられた電極からの引出し配線を設ける(この場合下部チップClから引き出す)必要がある関係上、製造工程が上部チップChの場合と若干異なる。
【0029】
以下この点について図4(a)ないし(e)および図5(a)ないし(d)で説明する。
上部チップChと異なり、基板として厚さ1μmの酸化膜22を形成したSiウェハ(直径4インチ)21を用いる。上部チップChと同様な方法で酸化膜22上に無電解メッキの核となる白金(Pt)核25を0.4nm形成する[図4(a)]。
【0030】
次に絶縁膜23aとして感光性ポリイミドを3μm塗布、露光し、パターニングをおこなう[同図(b)]。
絶縁膜23aの無い部分に、上部チップCh と同様にして銅の無電解メッキおよび電解メッキをおこない(膜厚3μm)、コイルの電極および引出し配線29a等を形成する[同図(c)]。
【0031】
次に絶縁膜23bとしてポリイミドを3μm塗布し、キュアする[同図(d)]。
引き続きCoHfTaPdの磁性薄膜24をスパッタ法で3μm成膜し、ポジ型フォトレジストを塗布しパターンを形成した後、フォトレジストをマスクとして王水でエッチングをおこない、磁性薄膜24のパターン形成をする。その後アセトンに浸漬してフォトレジストを除去する[同図(e)]。
【0032】
スパッタ法により酸化けい素膜(3μm)30を堆積し、パターニングしてポリイミドのエッチングマスクとする[図5(a)]。
次にこの酸化けい素膜30のマスクを用いて、下地の銅の引出し配線29aまで貫通したスルーホールを形成した後、ふっ酸で酸化けい素膜30を除去する[同図(b)]。
【0033】
そのスルーホールに電解メッキで銅を9μm埋め込み、接続導体29bとする[同図(c)]。それ以降は、上部チップChの製造工程の図2(f)以降と同様にし、チップ化して下部チップClとする[図5(d)]。
上部チップChと下部チップClとのコイル導体が重なるように、図6(a)、(b)のB側同士を位置合わせしてリフロー(120℃、10秒間)することにより図1の平面型インダクタが完成する。上部チップChの少なくとも一部の寸法を下部チップClより小さい寸法とし、下部チップClの電極が上部チップChの外側にはみ出すようにすると接続に便利である。
【0034】
以上のような方法で、従来の限界の二倍近い厚さ50μmのコイル導体をもつインダクタが実現できた。これにより、交流抵抗成分を増すことなく、直流抵抗が、約1/2に低減できた。
各チップCh、Clとしてはコイル導体の厚さが25μmであったので、ウェハの反りがその後の工程に支障を来すという問題もなく製造できた。しかも例えば数mm角のサイズにチップ化した後では、その反りが無視できる程小さくなる上、互いに逆に反った二つを接合しているので、平面型インダクタとしては全く問題ない。
【0035】
参考例1
図7は第一の参考例の平面型インダクタの断面図である。
実施例1の平面型インダクタは、コイル導体の直流成分の抵抗を低減することを主題としたが、本参考例は直流成分の抵抗低減に加えて、交流抵抗成分の一つである磁気誘導型銅損、すなわちコイル導体中の渦電流損の低減をも意図したものである。
【0036】
実施例1で製作した下部チップClの製造工程で電解銅メッキ(図5(c)したところでチップ化する( 下部チップCl2 )。同様にして図6(a)のパターンで、下部チップCl2 と同様の引出し電極をもつ構造の上部チップCh2 を製作し、それらの下部チップCl2 と上部チップCh2 とをポリイミド(厚さ3μm)膜50を介して接着する。接着後、上部チップCh2 と、下部チップCl2 の電極にリード付けをし、各リードを共通にして入出力端子とする。コイル部分は並列接続された構造となる。
【0037】
この参考例1の平面型インダクタでは、実施例1のものと比べて導体が二分割されたことになるので、渦電流損が低減される。コイル電流の分割は、一般にはインダクタンス値の低下を引き起こすが、本構造の場合、2枚の磁性薄膜にサンドイッチされた中での分割であり、磁気的に密に結合しているため、インダクタンス値の低下は無視できる。
【0038】
参考例2
図8は、第二の参考例の平面型トランスの断面図である。
この場合は、参考例1と同様にして上部チップCh3 と下部チップCl3 とをポリイミド(厚さ3μm)膜60を介して接着後、上部チップCh3 と、下部チップCl3 のリード端子をそれぞれ独立に引出し、それぞれ1次端子、2次端子とすることにより1:1のトランスとした。なお、1:nのトランスは、ターン数の異なるチップを組み合わせることで容易に製造できる。
【0039】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、互いに面対称となる平面コイルを重ね合わせることにより、従来製造方法の限界の二倍の厚さのコイル導体を、プロセス上の問題も無く容易に実現できる。その結果、抵抗が低減されて、Q値の高いすなわち高効率の磁気誘導部品が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施例1の平面インダクタの部分断面図
【図2】(a)ないし(f)は実施例1の平面インダクタの上側部分の製造工程順の部分断面図
【図3】(a)ないし(d)は図2(f)に続く実施例1の平面インダクタの上側部分の製造工程順の部分断面図
【図4】(a)ないし(e)は実施例1の平面インダクタの下側部分の製造工程順の部分断面図
【図5】(a)ないし(d)は図4(e)に続く実施例1の平面インダクタの下側部分の製造工程順の部分断面図
【図6】(a)は本発明実施例1の平面インダクタの上側部分の部分平面図、(b)は下側部分の部分平面図
【図7】 参考例1の平面トランスの部分断面図
【図8】 参考例2のインダクタの部分断面図
【図9】従来の磁気誘導部品のコイル部分の製造工程順の断面図
【符号の説明】
1、11、21 シリコンウェハ
2、22 酸化膜
3、13、13a、13b、23a、23b、23c 絶縁膜
4、14、24 磁性薄膜
5、15、25 白金核
6、16、26 中間絶縁膜
7、17、27 コイル導体
18 インジウム半田
19a 電極
19b 接続導体
20 フォトレジスト
30 酸化けい素膜
50、60 ポリイミド膜
Ch 、Ch2、Ch3 上部チップ
Cl 、Cl2、Cl3 下部チップ

Claims (2)

  1. 一方の基板上に形成された平面コイルと、その平面コイルと面対称となるように他方の基板上に形成された平面コイルとをコイル面同士が電気的に接続されるように重ね合わされた構造であることを特徴とする平面型インダクタ。
  2. それぞれの基板と平面コイルとの間に磁性薄膜を有することを特徴とする請求項1記載の平面型インダクタ。
JP34254097A 1997-12-12 1997-12-12 平面型インダクタ Expired - Lifetime JP3661380B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34254097A JP3661380B2 (ja) 1997-12-12 1997-12-12 平面型インダクタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP34254097A JP3661380B2 (ja) 1997-12-12 1997-12-12 平面型インダクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH11176639A JPH11176639A (ja) 1999-07-02
JP3661380B2 true JP3661380B2 (ja) 2005-06-15

Family

ID=18354548

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP34254097A Expired - Lifetime JP3661380B2 (ja) 1997-12-12 1997-12-12 平面型インダクタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3661380B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2810451A1 (fr) * 2000-06-20 2001-12-21 Koninkl Philips Electronics Nv Circuit integre incluant un element inductif de facteur de qualite eleve et presentant une grande compacite
JP2002050519A (ja) * 2000-08-04 2002-02-15 Sony Corp 高周波コイル装置及びその製造方法
DE10100282B4 (de) * 2001-01-04 2005-10-13 Infineon Technologies Ag Elektrischer Transformator
JP3745316B2 (ja) 2002-06-24 2006-02-15 Necエレクトロニクス株式会社 半導体集積回路及びその製造方法
JP4191506B2 (ja) 2003-02-21 2008-12-03 Tdk株式会社 高密度インダクタおよびその製造方法
US6927664B2 (en) 2003-05-16 2005-08-09 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Mutual induction circuit
KR100720499B1 (ko) 2005-12-30 2007-05-22 동부일렉트로닉스 주식회사 인덕터 형성 방법
KR100763224B1 (ko) 2006-02-08 2007-10-04 삼성전자주식회사 반도체 장치 및 그 제조 방법
JP2008210828A (ja) * 2007-02-23 2008-09-11 Casio Comput Co Ltd 半導体装置およびその製造方法
JP5076725B2 (ja) * 2007-08-13 2012-11-21 富士電機株式会社 絶縁トランスおよび電力変換装置
JP2013157806A (ja) * 2012-01-30 2013-08-15 Sumitomo Electric Ind Ltd 信号増幅回路

Also Published As

Publication number Publication date
JPH11176639A (ja) 1999-07-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6935343B2 (ja) インダクタ部品およびその製造方法
CN106449011B (zh) 电感器
US5519582A (en) Magnetic induction coil for semiconductor devices
US10840010B2 (en) Coil component
US8018311B2 (en) Microminiature power converter
US7489223B2 (en) Inductor and method of manufacturing the same
JP3123343B2 (ja) 安定化電源装置とその製造方法
JP2004274004A (ja) 超小型電力変換装置
JP4835414B2 (ja) 超小型電力変換装置
US20010024739A1 (en) Surface mounting type planar magnetic device and production method thereof
US20090243389A1 (en) Multiple output magnetic induction unit and a multiple output micro power converter having the same
JP2004343976A (ja) 多出力超小型電力変換装置
JP3661380B2 (ja) 平面型インダクタ
JPH05291063A (ja) 磁気誘導素子
JP3649214B2 (ja) 超小型電力変換装置およびその製造方法
JP2018532260A (ja) インダクタを有するガラスウェハを使用するアドバンスドノードシステムオンチップ(soc)によるインダクタの集積化およびウェハ間接合
JPH07221260A (ja) 集積回路装置とその製造方法
WO2020005435A1 (en) Integrated magnetic core inductors on glass core substrates
JP2000082621A (ja) 平面トランス
CN114424303A (zh) 集成变压器模块
JP2004186312A (ja) 超小型電力変換装置
CN103117267A (zh) 用于电隔离的信号传输的半导体装置以及用于制造此类装置的方法
JP2004111552A (ja) 平面磁気素子およびその製造方法と小型電源モジュール
JP2004296816A (ja) 磁気誘導素子およびそれを用いた超小型電力変換装置
CN111128946B (zh) 集成磁器件的封装基板及集成磁器件的方法

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20041025

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041109

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20041221

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050314

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080401

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090401

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100401

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100401

Year of fee payment: 5

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100401

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110401

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120401

Year of fee payment: 7

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120401

Year of fee payment: 7

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120401

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130401

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140401

Year of fee payment: 9

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term