JP3660720B2 - 内視鏡用接眼装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、イメージガイドにより伝達された対物レンズの像を観察する内視鏡用接眼装置に関し、特にドーナツ状(薄板環状)の受光素子を有する内視鏡用接眼装置に関する。
【0002】
【従来技術及びその問題点】
内視鏡に用いられるイメージガイドは、光学繊維であるファイバーを数万本束ねたファイバー束であって、イメージガイド端面上の物点は1本のファイバー円断面に相当し、接眼レンズはその物点を拡大するルーペのようなものである。1本のファイバー円断面は一種の発光面とみなせるので、その面からの射出光束は発散光束である。
【0003】
イメージガイドの構成要素である1本のファイバーは、N.A.(開口数)と呼ばれる指標を持っている。この指標によって、ファイバー1本あたりの射出光束角が決定される。前述のように、イメージガイドはファイバー束であるから、イメージガイド10からの射出光束11の広がりは、図10に模式的に示すように、1本のファイバーのN.A.でほぼ決まってしまう。一方、接眼光学系もN.A.を持っており、光学的な性能の維持とレンズ外径などの制限から、接眼光学系のN.A.は、ファイバーのそれよりも小さい値になるのが一般的である。つまり、ファイバーの射出光束の全てが、眼視用光として利用されるわけではない。このように、接眼光学系におけるイメージガイド10の射出光束11は、図10に実線で示す眼視用光12とその外側の破線で示す筒状の非眼視用光13とからなる。
【0004】
内視鏡の接眼光学装置では従来、この非眼視用光13を測光用に利用しているものがある。図7、図8、図9はその従来例及び変形例であって、イメージガイド10の端面像を観察する接眼装置は、複数(この例では4群5枚)の第1レンズL1〜第5レンズL5と、これらのレンズ群の後方に位置する薄肉環状の受光素子(SPD)15とを有する。この受光素子15は、絞14の前面に添着され、あるいは絞14を兼ねる。イメージガイド10からの射出光束11のうち、眼視用光12はレンズL1〜L5の中心部を通り、絞14を通って観察者の眼に至り、一方、非眼視用光13は、レンズL1〜L5の周辺部を通って受光素子15に入射する。
【0005】
この接眼光学系では、レンズL1〜L5に必要な有効径は、光学的には、射出光束11(非眼視用光13)の最大射出光束が通るように定めればよく、図8のように細径に形成することが可能である。しかし、鏡筒の機械構成上の必要性から、レンズL1〜L5の間に、図9のように間隔環16等を挿入すると、測光用の非眼視用光13が遮られてしまい、十分な光量が得られなくなる。間隔環16が光束を遮らないようにするには、図7のようにレンズL1〜L5を大径にしなければならず、接眼光学系の大径化につながるという問題があった。接眼光学系の大径化は、操作部の大型化や重量の増大につながり、使用する医師の負担増加となるため望ましくない。
【0006】
【発明の目的】
本発明は、内視鏡用接眼装置についての以上の問題意識に基づき、細径でありながら、受光素子への測光用光束を遮ることがない接眼装置を得ることを目的とする。
【0007】
【発明の概要】
本発明は、ファイババンドルからなるイメージガイド;このイメージガイドの端面に対向する合成樹脂製の第1レンズを含む複数のレンズ群;これらの複数のレンズ群の後部または中間位置に位置する環状の測光用受光素子;及び、第1レンズの周辺部に後方に向けてかつ光軸と平行に一体に成形された筒状導光部;を備え、この筒状導光部は、ファイババンドルの開口数で定まる最大射出角内の光束のうちの中心部の眼視用光を通過させることなく、周辺部の非眼視用光を測光用受光素子に導く導光路の少なくとも一部を構成し、筒状導光部は、その内周面が、後続の少なくとも一部のレンズの嵌合案内面を構成していることを特徴としている。
【0008】
測光用受光素子は、絞の表面に貼着し、あるいは絞を兼ねる構造とするのが一般的である。筒状導光部の一部は、合成樹脂材料からなるレンズと一体に成形することができる。
【0009】
筒状導光部は、光学的に接続された複数の光学部材から構成することができる。この複数の光学部材は、具体的には、合成樹脂製ピース、ファイババンドル、またはファイバプレートの1種以上から構成できる。
【0010】
【発明の実施の態様】
図1ないし図6は、それぞれ本発明の実施例を示す。これらの実施例のレンズ構成は、図7ないし図9と同様に、第1レンズL1ないし第レンズL5の4群5枚構成とし、第5レンズ(最終レンズ)L5の後方に、絞14に貼着された受光素子15を配置している。受光素子15は、絞14を兼ねる構造とすることもできる。これらの実施例の各構成要素はいずれも、光軸Oを中心とする回転対称形状をしている。
【0011】
図1ないし図4の実施例は、イメージガイド10に対向する第1レンズL1を合成樹脂材料から構成し、その周辺部に、光軸と平行に後方に向けて、筒状導光部21を一体に設けた点で共通している。この筒状導光部21は、イメージガイド10からの射出光束11のうちの眼視用光12は通過させることがなく、非眼視用光13だけを通過させる位置及び大きさに形成されている。
【0012】
図1の実施例では、この筒状導光部21が絞14(受光素子15)まで延長されており、単独で、イメージガイド10からの非眼視用光13を受光素子15に導く導光部材を構成している。また、筒状導光部21の内周面は、他の第2レンズL2ないし第5レンズL5を嵌め込む嵌合案内面を構成しており、かつ、この嵌合案内面の前端部には、第2レンズL2の光軸方向の位置を定める段部22が形成されている。各レンズの間隔、及び第5レンズL5と絞14(受光素子15)の間隔を定める間隔環23は、第2レンズL2ないし第5レンズL5とともにこの筒状導光部21の内周面に嵌められている。
【0013】
図2の実施例は、図1の実施例の筒状導光部21を2部材に分割した実施例である。すなわち、非眼視用光13を受光素子15に導く導光部材を、第1レンズL1と一体の短い筒状導光部21と、この筒状導光部21とは別部材からなる、合成樹脂製の筒状導光ピース24とから構成している。第2レンズL2と第3レンズL3の間の間隔環23は、この筒状導光部21と筒状導光ピース24の境界内面に、両者に渡って嵌合している。
【0014】
図3の実施例は、図1の実施例の筒状導光部21を3部材に分割するとともに、導光材料としてファイババンドルを用い、さらに、受光素子15の大きさを小さくした実施例である。すなわち、非眼視用光13を受光素子15に導く導光部材を、第1レンズL1と一体の短い筒状導光部21と、この筒状導光部21とは別部材からなる、筒状に成形したファイババンドル25と、テーパ筒状の第2ファイババンドル26とから構成している。第2ファイババンドル26は、通過光束を光軸O側に曲げる作用を有するように形成されており、このため、受光素子15は、先の例に比べて小径となっている。ファイババンドル25と第2ファイババンドル26とを一体に成形することもできる。
【0015】
図4の実施例は、図3の実施例のファイババンドル25と第2ファイババンドル26に代えて、合成樹脂製の筒状導光ピース27と、合成樹脂製のテーパ筒状導光ピース28を用いた実施例である。
【0016】
図5、図6の実施例は、第1レンズL1に一体に導光部材を設けることなく、非眼視用光13を受光素子15に導く導光路を形成した実施例である。つまり、第1レンズL1はガラス、樹脂のいずれによっても形成できる。図5の実施例は、第1レンズL1の後面周辺部に、断面形状が前側が幅広で後側を幅狭の筒状ファイバプレート29を接着し、この筒状ファイバプレート29の後部に、図3の実施例と同様のファイババンドル25と第2ファイババンドル26を光学的に接続して、一連の導光路を形成したものである。ファイババンドル25と第2ファイババンドル26一体に成形することもできる。
【0017】
図6の実施例は、図5の筒状ファイバプレート29に代えて、合成樹脂製の導光ピース30を用いたものである。
【0018】
以上の各実施例によると、イメージガイド10からの射出光束11のうちの中心部の眼視用光12(実線で示す)は、第1レンズL1から第5レンズL5、及び絞14を通過して、観察者の眼に至り、一方、周辺部の非眼視用光13(破線で示す)の殆どは、筒状導光部21、筒状導光ピース24、ファイババンドル25、第2ファイババンドル26、筒状導光ピース27、テーパ筒状導光ピース28、筒状ファイバプレート29、導光ピース30の各導光部材によって形成されている導光路を介して、受光素子15に至る。非眼視用光13の一部は、第1レンズL1ないし第5レンズL5を通過して受光素子15に入射する。
【0019】
重要な点は、眼視用光12は導光部材を通過しない点であり、非眼視用光13の一部が第1レンズL1ないし第5レンズL5を通過した後、受光素子15に入射することは、観察上及び測光上、全く問題がない。そして、このように、第1レンズL1ないし第5レンズL5の周囲に、眼視用光12を通過させることなく非眼視用光13を通過させて受光素子15に導く導光部材を設けることにより、内視鏡用接眼装置の小径化を図ることができ、ひいては、操作部の小型化や軽量化を通じ、使用する医師の負担を軽減することができる。
【0020】
【発明の効果】
本発明の内視鏡用接眼装置は、ファイババンドルから出射光のうちの眼視用光は通過させることなく非眼視光を通過させる導光部材を設けたので、レンズの小径化を通じて小径の接眼装置を得るができる。また、第1レンズを合成樹脂材料から形成してその周辺部に後方に向けて一体に筒状導光部を形成することにより、この筒状導光部の内周面を、後続の少なくとも一部のレンズの嵌合案内面として利用することができ、機械構成を単純化することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による内視鏡用接眼装置の第1の実施例を示す上半断面図である。
【図2】本発明による内視鏡用接眼装置の第2の実施例を示す上半断面図である。
【図3】本発明による内視鏡用接眼装置の第3の実施例を示す上半断面図である。
【図4】本発明による内視鏡用接眼装置の第4の実施例を示す上半断面図である。
【図5】本発明による内視鏡用接眼装置の第5の実施例を示す上半断面図である。
【図6】本発明による内視鏡用接眼装置の第6の実施例を示す上半断面図である。
【図7】従来の内視鏡用接眼装置の例を示す縦断面図である。
【図8】従来の内視鏡用接眼装置の例を示す縦断面図である。
【図9】従来の内視鏡用接眼装置の例を示す縦断面図である。
【図10】ファイババンドルからの射出光を眼視用光と非眼視用光に分けて示した模式図である。
【符号の説明】
10 ファイババンドル
11 出射光束
12 眼視用光
13 非眼視用光
14 絞
15 受光素子
L1〜L5 レンズ
21 筒状導光部(導光部材)
24 筒状導光ピース(導光部材)
25 ファイババンドル(導光部材)
26 第2ファイババンドル(導光部材)
27 筒状導光ピース(導光部材)
28 テーパ筒状導光ピース(導光部材)
29 筒状ファイバプレート(導光部材)
30 導光ピース(導光部材)

Claims (6)

  1. ファイババンドルからなるイメージガイド;
    このイメージガイドの端面に対向する合成樹脂製の第1レンズを含む複数のレンズ群;
    これらの複数のレンズ群の後部または中間位置に位置する環状の測光用受光素子;及び、
    上記第1レンズの周辺部に後方に向けてかつ光軸と平行に一体に成形された筒状導光部;を備え、この筒状導光部は、上記ファイババンドルの開口数で定まる最大射出角内の光束のうちの中心部の眼視用光を通過させることなく、周辺部の非眼視用光を上記測光用受光素子に導く導光路の少なくとも一部を構成し、
    上記筒状導光部は、その内周面が、後続の少なくとも一部のレンズの嵌合案内面を構成していることを特徴とする内視鏡用接眼装置。
  2. 請求項1において、測光用受光素子は、絞の表面に貼着されている内視鏡用接眼装置。
  3. 請求項1において、測光用受光素子が、絞を兼ねる薄肉環状をなしている内視鏡用接眼装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか1項において、上記筒状導光部の一部は、合成樹脂材料からなるレンズと一体に成形されている内視鏡用接眼装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項において、上記筒状導光部は、光学的に接続された複数の光学部材からなっている内視鏡用接眼装置。
  6. 請求項5において、上記筒状導光部を構成する複数の光学部材は、合成樹脂製ピース、ファイババンドル、またはファイバプレートの1種以上からなっている内視鏡用接眼装置。
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