JP3655689B2 - 内視鏡接眼レンズ系 - Google Patents

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Description

【0001】
【技術分野】
本発明は、内視鏡接眼光学系のレンズに関する。
【0002】
【従来技術及問題点】
医用内視鏡を用いる臨床検査においては、写真撮影用のアダプターレンズを取り付けて写真撮影を行い記録することが必須である。そのため、内視鏡の接眼光学系には露出光量測定用の受光素子が内蔵されたものがある。
受光素子による測光の方法としては、固定絞りで遮られた光の利用がある。この方法において、受光素子は固定絞りを兼ねており、固定絞りで遮光された光(測光用光)が測光に利用される。光量的に十分な測光用光を得るため、固定部材等による該光の遮断を少なくしたい。
【0003】
一般に、レンズ設計では、固定絞りで遮られずに眼に届いた光(眼視用光)に重点をおいて球面収差やコマ収差の補正を行うため、固定絞り径の外側に届く光(測光用光)に対してのこれらの収差の補正は十分に行われていない。このような収差が補正不足である測光用光は、接眼レンズの各面を通過して固定絞りに到達するはずであるが、該光が高角度で入射(あるいは射出)する面では大きな収差が発生し、その影響により測光用光は異常進路光となることがある。そのような光は、直接あるいは部材等で反射を起こして視野内に到達し、解像力を低下させるばかりか、受光素子を兼ねた固定絞りに全ての測光用光が届かず、その結果、光量不足や測光不良の原因にもなる。
【0004】
正、負、正の3群構成により、ある程度収差補正された内視鏡接眼光学系は既に報告されている。しかし、この従来例では、イメージガイド側の第1レンズの正の屈折力が強く、そのレンズによる球面収差の発生量は非常に大きい。この球面収差を補正するため、正レンズ直後の負レンズの屈折力が強くなり、同負レンズの光線入射面の曲率半径が小さくなっている。このようなレンズは感度(レンズ形状の公差内での寸法誤差による結像性能の劣化の度合)が高く、高倍率な接眼光学系としてはあまり望ましくない。
【0005】
【発明の目的】
本発明は、露光光量測定用の受光素子の受光量損失を防ぎ、また、異常進路光を減少させ、レンズ形状の公差内での寸法誤差による結像性能の劣化の度合が低い低感度な内視鏡接眼レンズ系を提供することを目的とする。
【0006】
【発明の概要】
本発明は、イメージガイドの光束射出端面の像を観察する内視鏡接眼レンズ系において、眼側から順に、単レンズまたは2枚のレンズからなる正のパワーの第1レンズ群と、眼側から順に負レンズと正レンズの2枚構成、またはさらに正レンズを加えた3枚構成の第2レンズ群と、イメージガイドの光束射出端面に対向する、該イメージガイド側に凹の正のメニスカス単レンズからなる第3レンズ群とからなり、第2レンズ群の最も眼側の面は、負の屈折力を有し、次の条件式(1)ないし(4)を満足することを特徴としている。
(1)0.4<f/f 1 <0.8
(2) - 0.4<f/f 2 <0.9
(3)0.2<f/f 3 <1.1
(4) - 1.1<f/r 21 - 0.6
但し、
i :第iレンズ群の合成焦点距離、
f:全系の合成焦点距離、
21 :第2レンズ群の最も眼側の面の曲率半径、
である。
【0008】
本発明の内視鏡接眼レンズ系は、さらに次の条件式(5)及び(6)を満足することが好ましい。
(5)0.8<f/r31<1.9
(6)1.6<N1p
但し、
31:第3レンズ群の正メニスカスレンズの眼側の面の曲率半径、
1p:第1レンズ群を構成する正レンズの硝材の屈折率の平均値、
である。
【0009】
第2レンズ群は1組の貼り合わせレンズを含むことが望ましい。この1組の貼り合わせレンズは、正レンズと負レンズとの貼り合わせレンズから構成し、次の条件式(7)及び(8)を満足することが望ましい。
(7)νpn >25.0
(8)Nn -Np >0.2
但し、
νp:上記正レンズのd線に対するアッベ数、
νn:上記負レンズのd線に対するアッベ数、
n :上記負レンズのd線に対する屈折率、
p :上記正レンズのd線に対する屈折率、
である。
【0010】
【発明の実施の形態】
図31は、本発明の内視鏡接眼レンズ系の実施例を示す。図の左側が眼側、右がイメージガイドIG側であり、眼側から順に、カバーガラスCG、絞(受光素子)S、第1レンズ群10、第2レンズ群20、第3レンズ群30及びカバーガラスCGからなっている。第1レンズ群10は全体として正のパワーを有する、単レンズまたは2枚のレンズからなるものであり、図示例では眼側に凸の単メニスカスレンズからなっている。第2レンズ群20は、眼側から順に負レンズと正レンズの2枚構成、またはさらに正レンズを加えた3枚構成であり、図示例では、眼側から順に、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズ、及び正レンズ23からなっている。第3レンズ群30は、イメージガイドIGの光束射出端面に対向する、該イメージガイド側に凹の正のメニスカス単レンズからなっている。そして、第2レンズ群の最も眼側の面には、負の屈折力が与えられている。
【0011】
本発明の内視鏡接眼レンズ系の第3レンズ群は、イメージガイド側に凹面(眼側に凸面)を向けた正のメニスカス単レンズからなっている。この形状にすることで、次のような効果が得られる。イメージガイド端面上からの発散光の該レンズへの入射角および該レンズからの射出角が小さくなるため、このレンズでの球面収差の発生を抑制できる。イメージガイドからは発散光束が射出している。従って、後続するレンズの径を大きくせず、レンズサイズの大型化を避けるためには、最もイメージガイドに近いレンズは正レンズである必要があり、この条件を満足する。
【0012】
また、第2レンズ群の最も眼側に負レンズを配置し、その第1面(眼側の面)に負の屈折力を持たせることにより、異常進路光の発生を防ぐことができる。図32の従来例では、強い負の屈折力を有する両凹レンズ1の直前(イメージガイド側)に、2枚の正レンズ2、3が配置されている。このような場合、正の屈折力を有するレンズの凸面の射出角と負の屈折面である凹面への入射角が高角度となる。そのような面での球面収差やコマ収差は大きく発生し、異常進路光が生じる。このような要因で発生する異常進路光をなくすためには、特に、軸外の光線の入射または射出角が低角度となるような面とパワーの配置が必要である。本発明は、負の屈折力を第2レンズ群の第1面に持たせることで、各面における光線の入射角あるいは射出角が低角度となるようなレンズのパワー配置が得られ、その結果、球面収差やコマ収差が大きく発生しないので、異常進路光の発生を防ぐことができる。よって、受光素子を兼ねた固定絞Sには、十分な測光用光が届き、正確な測光が可能となる。
【0013】
図33は、比較のため、本発明による内視鏡接眼レンズ系と、図32の従来例の同レンズ系をスケルトンで描いたものである。両レンズ系のFナンバーとバックフォーカスを同一とする。両レンズ系はともに、1枚構成の第1レンズ群10、3枚構成の第2レンズ群20、及び1枚構成の第3レンズ群30とからなり、合計で正レンズ4枚と負レンズ1枚とからなっている。違いは、本発明では、第2レンズ群20中の負レンズが最も眼側に位置しているのに対し、従来例では、同負レンズが第2群中の2枚の正レンズに挟まれている点である。
【0014】
この両レンズ系では、正レンズ4枚で発生した球面収差を負レンズ1枚でオーバーに戻して補正するが、従来例では、負レンズの前に正レンズが2枚存在するのに対し、本願発明では負レンズの前には正レンズ1枚だけが存在する。正レンズは光束を集束させる作用を持っているので、従来例における負レンズの軸上マージナル光線の入射高さhA は、本発明における負レンズの同入射高さhB よりも低くなる。両負レンズの屈折力を同一とすれば、軸上マージナル光線の入射高さが高い方が球面収差をオーバ側に大きく発生させることができるから、本発明と従来例の像面における球面収差の発生量が同じならば、本発明の負レンズの屈折力は従来例の負レンズの屈折力より小さくできる。つまり従来例では、屈折力の大きな負レンズと正レンズで球面収差をバランスさせるのに対し、本発明では屈折力の小さな負レンズと正レンズで球面収差をバランスさせることができる。レンズの感度は、屈折力が小さいほど低いから、本発明によれば、感度の低いレンズで内視鏡接眼レンズ系を構成できることとなる。
【0015】
また、イメージガイドに凹面を向けた正のメニスカスレンズを該イメージガイドの直後に配置すると、該イメージガイドからの発散光が該凹面に低角度で入射するため、その面で発生する球面収差を小さくできる。
【0016】
条件式(1)は、第1レンズ群の合成焦点距離に関する条件である。この第1レンズ群の正の屈折力により全系の非点収差をバランス良く補正することができる。また、ペッツバール和への正の寄与を小さくし、像面湾曲を抑える。
下限を越えて第1レンズ群の正の屈折力が弱くなると、第2レンズ群中の負レンズで発生する非点収差を打ち消してバランスの良い非点収差補正ができなくなる。上限を越えて正の屈折力が強くなると、ペッツバール和に対しての正の寄与が大きくなり、像面湾曲が大きくなる。
【0017】
条件式(2)は、第2レンズ群の合成焦点距離に関する条件である。この第2レンズ群が含む負レンズは、他の群の正レンズで発生した球面収差を補正する上で重要である。
下限を越えて第2レンズ群の負の屈折力が強くなると、球面収差の補正効果は上がるが、ファイバー側から見た後続レンズへ入射する光線の有効径が大きくなるので、レンズ外径が大きくなってしまう。第2レンズ群の屈折力が上限を越えて正の値をとると、第1、第3レンズ群の正の屈折力によって生じた球面収差を、第2レンズ群中に含まれる負レンズで十分に補正できなくなる。
【0018】
条件式(3)は、第3レンズ群の合成焦点距離に関する条件である。条件式(3)の下限を越えて第3レンズ群の正の屈折力が弱くなると、軸外光線の(ファイバー側から見た)後続レンズへの入射高さが高くなり、後続レンズの外径が大きくなってしまう。
上限を越えて第3レンズ群の正の屈折力が強くなると、ペッツバール和に対して正の屈折力の寄与が大きくなって像面湾曲が増す。また、球面収差もアンダーになる。
【0019】
条件式(4)は、第2レンズ群に配置された負レンズの眼側の面の曲率半径に関する条件である。第1、第3レンズ群の正の屈折力によりアンダーとなる球面収差を、この面が有する負の屈折力によりオーバー側に戻して、全体のバランスをとっている。
また、この第2レンズ群の第1面(眼側の面)に負の屈折力を持たせることにより、上述のように、異常進路光の発生を防ぐことができる。
【0020】
条件式(4)の下限を越えて曲率半径が小さくなると、負の屈折力が強まり、球面収差がオーバーになり過ぎて補正が過剰になる。上限を越えて曲率半径が大きくなると、逆に負の屈折力が弱まり、球面収差がアンダーになり過ぎて補正が不足する。
【0021】
条件式(5)は、第3レンズ群を構成するメニスカスレンズの曲率半径に関する条件である。この条件式を満たすことにより、この第3レンズ群の正の屈折力が抑えられてファイバー側から見た後続レンズの外径を小さくでき、加工し易いレンズ形状とすることができる。
下限を越えて、曲率半径が大きくなると、正の屈折力が弱くなり、後続レンズ(ファイバー側から見て)での軸外のマージナル光線の高さが高くなり、光線有効径が大きくなる。
上限を越えて曲率半径が小さくなると、メニスカスレンズのコバ面がレンズの肉厚中心から離れていき、加工と保持が困難なレンズ形状となる。
【0022】
条件式(6)は、第1レンズ群中の正レンズの硝材の屈折率に関する条件である。接眼光学系は全体の倍率が正の値をとるので、像面湾曲を小さくするために、ペッツバール和をできるだけ0に近づけたい。
下限を越えて正レンズの硝材の屈折率が小さくなると、そのレンズのペッツバール和が正の側に大きくなり、像面湾曲を十分に補正できなくなる。また、一定の屈折力を得るために同レンズの曲率半径が小さくなり、球面収差がアンダーになりすぎる。
【0023】
条件式(7)は、第2レンズ群中の正レンズと負レンズの接合レンズの硝材の分散値に関する条件である。色収差を補正するために、分散の小さな正レンズと分散の大きな負レンズを組み合わせた接合レンズが用いることが好ましい。色収差補正の効果を高めるために、両分散値の差を大きくする必要がある。
下限を越えて分散値の差が小さくなると、色収差を十分に補正することができない。
【0024】
条件式(8)は、第2レンズ群中の接合レンズの正レンズと負レンズの硝材の屈折率に関する条件である。両レンズの屈折率差を大きくすることによって、この面の負の屈折力が大きくなる。この面の負の屈折力は球面収差をオーバー側に補正する効果を持つと同時に、第1レンズ群の正の屈折力で生じた非点収差をこの面の負の屈折力で補正している。
下限を越えて屈折率の差が小さくなると、貼合わせ面の屈折力による球面収差及び非点収差の補正効果が小さくなる。
【0025】
次に具体的な数値実施例について本発明を説明する。以下の実施例1から15の全てのレンズ構成図では、図31と同様に、図の左方を眼側、右方をイメージガイド側として描いており、面番号は眼側の面からカウントしている。基本的なレンズ構成はいずれも、図31と同じであり、眼側から、カバーガラスCG、絞り(受光素子)S、第1レンズ群10、第2レンズ群20、第3レンズ群30、及びカバーガラスCGからなる。表1は、各実施例の各レンズ群の構成枚数の一覧表である。第3レンズ群30は、全ての実施例において、眼側に凸面を向けた正のメニスカス単レンズからなっている。
【表1】
実施例番号 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15
第1群の枚数 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 2 2 2 2 1
第2群の枚数 3 2 3 3 3 3 2 3 3 3 3 3 3 2 3
第3群の枚数 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1 1
【0026】
[実施例1]
図1及び図2は、本発明の内視鏡接眼レンズ系の実施例1のレンズ構成図及び諸収差図である。第1レンズ群10は、眼側に凸面を向けた正のメニスカス単レンズからなり、第2レンズ群20は眼側から順に、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズ、及び正レンズ23からなっている。
【0027】
このレンズ系の具体的数値データを表2に示す。諸収差図中、d線、g線、C線、それぞれの波長における、球面収差によって示される色収差及び倍率色収差、Sはサジタル、Mはメリディオナルの非点収差を示している。なお、光線追跡も眼側から行ない、収差等の超光学性能はイメージガイド射出端面上で評価している。
【0028】
表および図面中、FNO はFナンバー、f は内視鏡接眼レンズ系全系の焦点距離、W は包括角、fBはレンズ(カバーガラスCG)最終面から撮像面までのバックフォーカスを表す。Rは曲率半径、Dはレンズ厚またはレンズ間隔、Nd はd線の屈折率、νd はd線のアッベ数を示す。
【0029】
【表2】
Figure 0003655689
【0030】
[実施例2]
図3及び図4は、本発明の内視鏡接眼レンズ系の実施例2のレンズ構成図及び諸収差図であり、表3はその具体的数値データを示す。第1レンズ群10は、眼側に凸面を向けた正のメニスカス単レンズからなり、第2レンズ群20は眼側から順に負レンズ21と正レンズ22の接合レンズからなっている。
【0031】
【表3】
Figure 0003655689
【0032】
[実施例3]
図5及び図6は、本発明の内視鏡接眼レンズ系の実施例3のレンズ構成図及び諸収差図であり、表4はその具体的数値データを示す。第1レンズ群10は、眼側に凸面を向けた正のメニスカス単レンズからなり、第2レンズ群20は眼側から順に、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズ、及び正レンズ23からなっている。
【0033】
【表4】
Figure 0003655689
【0034】
[実施例4]
図7及び図8は、本発明の内視鏡接眼レンズ系の実施例4のレンズ構成図及び諸収差図であり、表5はその具体的数値データを示す。第1レンズ群10は、眼側に凸面を向けた正のメニスカス単レンズからなり、第2レンズ群20は眼側から順に、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズ、及び正レンズ23からなっている。
【0035】
【表5】
Figure 0003655689
【0036】
[実施例5]
図9及び図10は、本発明の内視鏡接眼レンズ系の実施例5のレンズ構成図及び諸収差図であり、表6はその具体的数値データを示す。第1レンズ群10は、眼側に凸面を向けた正のメニスカス単レンズからなり、第2レンズ群20は眼側から順に、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズ、及び正レンズ23からなっている。
【0037】
【表6】
Figure 0003655689
【0038】
[実施例6]
図11及び図12は、本発明の内視鏡接眼レンズ系の実施例6のレンズ構成図及び諸収差図であり、表7はその具体的数値データを示す。第1レンズ群10は、眼側に凸面を向けた正のメニスカス単レンズからなり、第2レンズ群20は眼側から順に、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズ、及び正レンズ23からなっている。
【0039】
【表7】
Figure 0003655689
【0040】
[実施例7]
図13及び図14は、本発明の内視鏡接眼レンズ系の実施例7のレンズ構成図及び諸収差図であり、表8はその具体的数値データを示す。第1レンズ群10は、眼側に凸面を向けた正のメニスカス単レンズからなり、第2レンズ群20は眼側から順に、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズからなっている。
【0041】
【表8】
Figure 0003655689
【0042】
[実施例8]
図15及び図16は、本発明の内視鏡接眼レンズ系の実施例8のレンズ構成図及び諸収差図であり、表9はその具体的数値データを示す。第1レンズ群10は、眼側に凸面を向けた正のメニスカス単レンズからなり、第2レンズ群20は眼側から順に、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズ、及び正レンズ23からなっている。
【0043】
【表9】
Figure 0003655689
【0044】
[実施例9]
図17及び図18は、本発明の内視鏡接眼レンズ系の実施例9のレンズ構成図及び諸収差図であり、表10はその具体的数値データを示す。第1レンズ群10は、眼側に凸面を向けた正のメニスカス単レンズからなり、第2レンズ群20は眼側から順に、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズ、及び正レンズ23からなっている。
【0045】
【表10】
Figure 0003655689
【0046】
[実施例10]
図19及び図20は、本発明の内視鏡接眼レンズ系の実施例10のレンズ構成図及び諸収差図であり、表11はその具体的数値データを示す。第1レンズ群10は、眼側に凸面を向けた正のメニスカス単レンズからなり、第2レンズ群20は眼側から順に、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズ、及び正レンズ23からなっている。
【0047】
【表11】
Figure 0003655689
【0048】
[実施例11]
図21及び図22は、本発明の内視鏡接眼レンズ系の実施例11のレンズ構成図及び諸収差図であり、表12はその具体的数値データを示す。第1レンズ群10は、眼側に凸面を向けた2枚のメニスカスレンズ11と12の接合レンズからなり、第2レンズ群20は眼側から順に、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズ、及び正レンズ23からなっている。
【0049】
【表12】
Figure 0003655689
【0050】
[実施例12]
図23及び図24は、本発明の内視鏡接眼レンズ系の実施例12のレンズ構成図及び諸収差図であり、表13はその具体的数値データを示す。第1レンズ群10は、眼側に凸面を向けた2枚のメニスカスレンズ11と12の非接合レンズからなり、第2レンズ群20は眼側から順に、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズ、及び正レンズ23からなっている。
【0051】
【表13】
Figure 0003655689
【0052】
[実施例13]
図25及び図26は、本発明の内視鏡接眼レンズ系の実施例13のレンズ構成図及び諸収差図であり、表14はその具体的数値データを示す。第1レンズ群10は、眼側に凸面を向けた2枚のメニスカスレンズ11と12の非接合レンズからなり、第2レンズ群20は眼側から順に、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズ、及び正レンズ23からなっている。
【0053】
【表14】
Figure 0003655689
【0054】
[実施例14]
図27及び図28は、本発明の内視鏡接眼レンズ系の実施例14のレンズ構成図及び諸収差図であり、表15はその具体的数値データを示す。第1レンズ群10は、眼側に凸面を向けた正レンズ11と負レンズ12の接合レンズからなり、第2レンズ群20は眼側から順に、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズ、及び正レンズ23からなっている。
【0055】
【表15】
Figure 0003655689
【0056】
[実施例15]
図29及び図30は、本発明の内視鏡接眼レンズ系の実施例15のレンズ構成図及び諸収差図であり、表16はその具体的数値データを示す。第1レンズ群10は、眼側に凸面を向けた正のメニスカス単レンズからなり、第2レンズ群20は眼側から順に、負レンズ21と正レンズ22の接合レンズ、及び正レンズ23からなっている。この実施例では、眼側のカバーガラスが存在しない。眼側のカバーガラスが存在しないと、眼をそれだけレンズに近付けることができる。
【0057】
【表16】
Figure 0003655689
【0058】
次に、実施例1及び15の各条件式に対する値を表17に示す。
【表17】
Figure 0003655689
Figure 0003655689
【0059】
表17から明かなように、実施例1ないし実施例15の数値は、条件式(1)ないし(8)を満足しており、各収差も比較的よく補正されている
【0060】
【発明の効果】
本発明によれば、露光光量測定用の受光素子の受光量損失を防ぎ、異常進路光を減少させ、レンズ形状の公差内での寸法誤差による結像性能の劣化の度合が低い低感度な内視鏡接眼レンズ系を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による内視鏡接眼レンズの第1の実施例のレンズ構成図である。
【図2】図1のレンズ系の諸収差図である。
【図3】本発明による内視鏡接眼レンズの第2の実施例のレンズ構成図である。
【図4】図3のレンズ系の諸収差図である。
【図5】本発明による内視鏡接眼レンズの第3の実施例のレンズ構成図である。
【図6】図5のレンズ系の諸収差図である。
【図7】本発明による内視鏡接眼レンズの第4の実施例のレンズ構成図である。
【図8】図7のレンズ系の諸収差図である。
【図9】本発明による内視鏡接眼レンズの第5の実施例のレンズ構成図である。
【図10】図9のレンズ系の諸収差図である。
【図11】本発明による内視鏡接眼レンズの第6の実施例のレンズ構成図である。
【図12】図11のレンズ系の諸収差図である。
【図13】本発明による内視鏡接眼レンズの第7の実施例のレンズ構成図である。
【図14】図13のレンズ系の諸収差図である。
【図15】本発明による内視鏡接眼レンズの第8の実施例のレンズ構成図である。
【図16】図15のレンズ系の諸収差図である。
【図17】本発明による内視鏡接眼レンズの第9の実施例のレンズ構成図である。
【図18】図17のレンズ系の諸収差図である。
【図19】本発明による内視鏡接眼レンズの第10の実施例のレンズ構成図である。
【図20】図19のレンズ系の諸収差図である。
【図21】本発明による内視鏡接眼レンズの第11の実施例のレンズ構成図である。
【図22】図21のレンズ系の諸収差図である。
【図23】本発明による内視鏡接眼レンズの第12の実施例のレンズ構成図である。
【図24】図23のレンズ系の諸収差図である。
【図25】本発明による内視鏡接眼レンズの第13の実施例のレンズ構成図である。
【図26】図25のレンズ系の諸収差図である。
【図27】本発明による内視鏡接眼レンズの第14の実施例のレンズ構成図である。
【図28】図27のレンズ系の諸収差図である。
【図29】本発明による内視鏡接眼レンズの第15の実施例のレンズ構成図である。
【図30】図29のレンズ系の諸収差図である。
【図31】本発明による内視鏡接眼レンズ系の実施例を示す図である。
【図32】従来の内視鏡接眼レンズ系の一例を示す図である。
【図33】本発明と従来例の内視鏡接眼レンズ系を比較して説明するスケルトン図である。
【符号の説明】
10:第1レンズ群
20:第2レンズ群
30:第3レンズ群
S:絞

Claims (4)

  1. イメージガイドの光束射出端面の像を観察する内視鏡接眼レンズ系において、
    眼側から順に、単レンズまたは2枚のレンズからなる正のパワーの第1レンズ群と、眼側から順に負レンズと正レンズの2枚構成、またはさらに正レンズを加えた3枚構成の第2レンズ群と、イメージガイドの光束射出端面に対向する、該イメージガイド側に凹の正のメニスカス単レンズからなる第3レンズ群とからなり、第2レンズ群の最も眼側の面は、負の屈折力を有し、
    次の条件式(1)ないし(4)を満足することを特徴とする内視鏡接眼レンズ系。
    (1)0.4<f/f 1 <0.8
    (2) - 0.4<f/f 2 <0.9
    (3)0.2<f/f 3 <1.1
    (4) - 1.1<f/r 21 - 0.6
    但し、
    i :第iレンズ群の合成焦点距離、
    f:全系の合成焦点距離、
    21 :第2レンズ群の最も眼側の面の曲率半径
  2. 請求項1記載の内視鏡接眼レンズ系において、次の条件式(5)及び(6)を満足する内視鏡接眼レンズ系。
    (5)0.8<f/r31<1.9
    (6)1.6<N1p
    但し、
    31:第3レンズ群の正メニスカスレンズの眼側の面の曲率半径、
    1p:第1レンズ群を構成する正レンズの硝材の屈折率の平均値。
  3. 請求項2記載の内視鏡接眼レンズ系において、第2レンズ群は1組の貼り合わせレンズを含む内視鏡接眼レンズ系。
  4. 請求項3記載の内視鏡接眼レンズ系において、1組の貼り合わせレンズは、正レンズと負レンズとの貼り合わせレンズであり、次の条件式(7)及び(8)を満足する内視鏡接眼レンズ系。
    (7)νpn >25.0
    (8)Nn -Np >0.2
    但し、
    νp:上記正レンズのd線に対するアッベ数、
    νn:上記負レンズのd線に対するアッベ数、
    n :上記負レンズのd線に対する屈折率、
    p :上記正レンズのd線に対する屈折率。
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