JP3660327B2 - 墓石 - Google Patents
墓石 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3660327B2 JP3660327B2 JP2002168058A JP2002168058A JP3660327B2 JP 3660327 B2 JP3660327 B2 JP 3660327B2 JP 2002168058 A JP2002168058 A JP 2002168058A JP 2002168058 A JP2002168058 A JP 2002168058A JP 3660327 B2 JP3660327 B2 JP 3660327B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- stone
- cover plate
- opening
- block
- tombstone
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Processing Of Stones Or Stones Resemblance Materials (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、墓石の改良、更に詳しくは、重量である石材を移動することなく墓石に納骨することができ、しかも、外観的にもスッキリと構成した墓石に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
墓前において、納骨室に遺骨を納める場合、通常、土台となる石材の側部に納骨室に通ずる取出口を開設し、其処から出し入れするのであるが、この取出口に配設した閉じ蓋が他人に開けられてしまうおそれがあった。また、その閉じ蓋が中に入ってしまったり、嵌め込んで抜けなくなったり、あるいは、紛失してしまうというおそれがあった。
【0003】
そこで、取出口の前方に水鉢や香炉、花立て石などの石材を設置することもできるが、閉じ蓋を開閉する度に石材を移動する必要があり、これらは非常に重量であるため、作業は重労働である。また、誤って落下した場合、危険性が高く、石材が欠損してしまうおそれもあった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、従来の墓石に上記のような問題があったことに鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、重量である石材を移動することなく墓石に納骨することができ、しかも、外観的にもスッキリと構成した墓石を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明者が上記課題を解決するために採用した手段を添付図面を参照して説明すれば次のとおりである。
【0006】
即ち、本発明は、墓石本体Aの土台石1の内空部の納骨室11に遺骨などを収納するための構造であって、
土台石1に隣接して無垢石材から成る石材ブロック2が設置されており、この石材ブロック2には前後に亙り貫通せる開口部21が開設され、この開口部21の内側壁面の上部両側には、前記土台石1との対向面側から穿掘したガイド溝22・22が前面近傍まで刻設され、かつ、このガイド溝22の下方には支持部23が形成されており、
石材ブロック2における土台石1との対向面側から前記ガイド溝22・22に挿入されるべき石蓋板3の奥端には、支軸31・ 31が配設され、この石蓋板3は前記開口部21上部に水平状態に差し込まれて前記支持部23に支持されつつ奥方向へスライドさせることにより開口部21を開放可能である一方、逆に石蓋板3は石材ブロック2の前方へ引き出して、自由端側を垂下させることによって、奥端の支軸 31 ・ 31 を支点として当該石蓋板3が石材ブロック2の開口部21を塞ぎ閉じて、前記納骨室11に遺骨などを収容可能に構成するという技術的手段を採用した。
【0007】
また、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、石材ブロック2の開口部21の下縁部および/または石蓋板3の自由端側縁部に切欠部を形成し、石蓋板3の自由端側を引き起こし易くするという技術的手段を採用した。
【0008】
更にまた、本発明は、上記課題を解決するために、必要に応じて上記手段に加え、石材ブロック2に、灯明・線香などが収容可能な引き出し部24を配設し、それらの吹き消え・濡れ消えを防止できるという技術的手段を採用した。
【0009】
【発明の実施の形態】
本発明の実施形態を具体的に図示した図面に基いて更に詳細に説明すると次のとおりである。
【0010】
本発明の実施形態を図1から図5に基いて説明する。図中、符号1で指示するものは墓石本体Aの土台石であり、この土台石1の内空部には遺骨などを収容する納骨室11を有する。
【0011】
また、符号2で指示するものは無垢石材から成る石材ブロックであり、この石材ブロック2には前後に亙り貫通せる開口部21が開設され、この開口部21の内側壁面の上部両側には、前記土台石1との対向面側から穿掘したガイド溝22・22が前面近傍まで刻設されており、このガイド溝22の下方には支持部23が形成されている。
【0012】
符号3で指示するものは石蓋板であり、この石蓋板3は石材ブロック2における土台石1との対向面側から前記ガイド溝22・22に挿入されるべき支軸31・ 31が奥端に配設され、前記石材ブロック2の開口部21を開閉ならしめる部材である。
【0013】
しかして、本実施形態は、図1に示すような、竿石や上台、下台などが積重して構成される墓石本体Aの土台石1の内空部の納骨室11に遺骨などを収納するための構造である。
【0014】
図2および図3に示すように、当該石蓋板3が前記開口部21上部に水平状態に差し込まれて前記支持部23に支持されつつ奥方向へスライドさせることにより開口部21内に収容して開口部21を開放可能である。本実施形態では、この支持部23として前記ガイド溝22の下方に沿う横長の支持突起を開口部内壁に一体に成形する。
【0015】
また、図4および図5に示すように、逆に石蓋板3を石材ブロック2の前方へ引き出し、自由端側を垂下させることによって、奥端の支軸 31 ・ 31 を支点として当該石蓋板3が石材ブロック2の開口部21を塞ぎ閉じることができる。
【0016】
上記のように構成した墓石によれば、開口部21から遺骨などを簡単に出し入れすることができるので、非常に使い勝手が良く、しかも、重量である石材を移動する必要がないことから、安全に作業することができる。
【0017】
また、本実施形態では、必要に応じて、石材ブロック2の開口部21の下縁部および/または石蓋板3の自由端側縁部に切欠部を形成することができ、其処に指を引っ掛けることができることから、石蓋板3の自由端側を引き起こし易くすることができる。
【0018】
更にまた、必要に応じて、図6に示すように、石材ブロック2に、灯明・線香などが収容可能な引き出し部24を配設することができ、それらの吹き消え・濡れ消えを防止することができて非常に便利である。この引き出し部24は、側方部に新たに開設しても良く、其処に引き出し棚を配設して灯明や線香などをスライド式に収容することができ、外側から見えるように網掛け窓になっている。
【0019】
本発明は概ね上記のように構成されるが、本発明は図示の実施形態に限定されるものでは決してなく、「特許請求の範囲」の記載内において種々の変更が可能であって、例えば、石材ブロック2の形状は図示のような形状に限らず、側部に花立て台が一体に形成されているものであっても良いし、また、開口部21内を香炉として使用することができる。
【0020】
また、石材ブロック2の支持部23は、ガイド溝22の下方に形成して、石蓋板3の重量を支持できる強度があれば、大きさや形状を変更することができ、何れのものも本発明の技術的範囲に属する。
【0021】
【発明の効果】
以上、実施形態をもって説明したとおり、本発明にあっては、土台石に隣接して石材ブロックを設置し、この石材ブロックには開口部を開設し、この開口部を開閉ならしめる石蓋板を配設したことによって、開口部から遺骨などを簡単に出し入れすることができるので、非常に使い勝手が良く、しかも、重量である石材を移動する必要がないことから、安全に作業することができる。また、石蓋板は開口部内に収容できるので、外観的にもスッキリとさせることができて見栄えも良いことから、実用上の利用価値は頗る高いものがあると云える。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の墓石を表わす全体正面図である。
【図2】 本発明の実施形態を表わす説明断面図である。
【図3】 本発明の実施形態を表わす説明斜視図である。
【図4】 本発明の実施形態を表わす説明断面図である。
【図5】 本発明の実施形態を表わす説明斜視図である。
【図6】 本発明の実施形態の変形例を表わす説明斜視図である。
【符号の説明】
1 土台石
11 納骨室
2 石材ブロック
21 開口部
22 ガイド溝
23 支持部
24 引き出し部
3 石蓋板
31 支軸
A 墓石本体
Claims (3)
- 墓石本体Aの土台石1の内空部の納骨室11に遺骨などを収納するための構造であって、
土台石1に隣接して無垢石材から成る石材ブロック2が設置されており、この石材ブロック2には前後に亙り貫通せる開口部21が開設され、この開口部21の内側壁面の上部両側には、前記土台石1との対向面側から穿掘したガイド溝22・22が前面近傍まで刻設され、かつ、このガイド溝22の下方には支持部23が形成されており、
石材ブロック2における土台石1との対向面側から前記ガイド溝22・22に挿入されるべき石蓋板3の奥端には、支軸31・ 31が配設され、この石蓋板3は前記開口部21上部に水平状態に差し込まれて前記支持部23に支持されつつ奥方向へスライドさせることにより開口部21を開放可能である一方、逆に石蓋板3は石材ブロック2の前方へ引き出して、自由端側を垂下させることによって、奥端の支軸 31 ・ 31 を支点として当該石蓋板3が石材ブロック2の開口部21を塞ぎ閉じて、前記納骨室11に遺骨などを収容可能に構成したことを特徴とする墓石。 - 石材ブロック2の開口部21の下縁部および/または石蓋板3の自由端側縁部に切欠部が形成されており、石蓋板3の自由端側を引き起こし易くしたことを特徴とする請求項1記載の墓石。
- 石材ブロック2に、灯明・線香などが収容可能な引き出し部24が配設されており、それらの吹き消え・濡れ消えを防止できることを特徴とする請求項1または2記載の墓石。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002168058A JP3660327B2 (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | 墓石 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002168058A JP3660327B2 (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | 墓石 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004011320A JP2004011320A (ja) | 2004-01-15 |
JP3660327B2 true JP3660327B2 (ja) | 2005-06-15 |
Family
ID=30435066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002168058A Expired - Fee Related JP3660327B2 (ja) | 2002-06-10 | 2002-06-10 | 墓石 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3660327B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7184732B2 (ja) * | 2019-11-05 | 2022-12-06 | 信輝 浦部 | 墓石前香炉 |
-
2002
- 2002-06-10 JP JP2002168058A patent/JP3660327B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2004011320A (ja) | 2004-01-15 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5732515A (en) | Cemetery monument | |
CH630456A5 (fr) | Installation comportant au moins une armoire frigorifique, pour chambres d'hotel. | |
JP3660327B2 (ja) | 墓石 | |
KR101258942B1 (ko) | 친환경 이중 장례용 관 | |
KR200399295Y1 (ko) | 인출이 용이한 서랍식 납골함 | |
JP5324624B2 (ja) | 墓石の外柵における燈明台装置 | |
KR200450041Y1 (ko) | 접이식 상패 보관함 | |
KR100903806B1 (ko) | 슬라이드 방식의 영정을 구비한 납골함 | |
JP3007783B2 (ja) | 仏 壇 | |
JP3166679U (ja) | 墓前用水鉢及び花立て・水鉢セット | |
KR20080093523A (ko) | 서랍식 납골함 | |
USD485537S1 (en) | Safety enclosure | |
KR200337575Y1 (ko) | 보조 테이블이 갖추어진 수납장 | |
JP3748842B2 (ja) | 墓石 | |
JP4064847B2 (ja) | 墓の灯火用石碑 | |
JP2707219B2 (ja) | 墓石付き仏壇 | |
KR200347823Y1 (ko) | 수납 통을 갖는 금속재 비석. | |
JP2005240539A (ja) | 香炉箱 | |
KR200214920Y1 (ko) | 납골안치단 | |
KR0117513Y1 (ko) | 어학실습장비용 책상 | |
JPH047818Y2 (ja) | ||
ES2203996T3 (es) | Mueble con elementos extraibles y soportes ajustables para contener zapatos, zapatillas y similares de forma ordenada. | |
JPS5822626Y2 (ja) | 納骨堂用佛壇 | |
JP3061934U (ja) | 仏 壇 | |
JP3124312U (ja) | 墓用収納具および墓 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040906 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040917 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041116 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20041117 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050222 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050316 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3660327 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090325 Year of fee payment: 4 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090325 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100325 Year of fee payment: 5 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110325 Year of fee payment: 6 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120325 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130325 Year of fee payment: 8 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140325 Year of fee payment: 9 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |