JP3660262B2 - ナット回転具 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
この発明は、吊りボルトあるいはその他のボルトに螺合するナットを回転させるための、ナット回転具に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、建物の天井にケーブルを配設するため、建物の天井に吊り下げられた吊りボルトに、前記ケーブルを支持するための器具が取り付けられた。この器具は、吊りボルトに螺合するナットを利用して、吊りボルトに取り付けられていたが、ナットを前記器具が取り付けられる所定の位置まで移動させる必要があった。ところが、従来においては、そのナットを手で回転させて移動させていたので、手間がかかり能率が悪かった。そこで、例えば、図14に示すような、ナット回転具20が使用されることがあった。このナット回転具20は、電動ドリル21の先端側に、回転体としての筒体22を取り付けたものであって、回転する筒体22をナット23の外周面23aに押圧することにより前記ナット23を回転させていた。そして、この回転に伴って吊りボルト24に沿って移動するナット23に追従させるように、前記筒体22、すなわち、ナット回転具20を、吊りボルト24に沿って移動させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、前記従来のナット回転具においては、回転する筒体がナットから外れないように、ナット回転具を注意して支えなければならなかった。また、回転する筒体に押圧されて吊りボルトに沿って移動するナットに追従させるように、前記筒体、すなわち、ナット回転具を移動させる作業は、非常に注意力を有した。
【0004】
この発明は、上記した従来の問題点を解決するためになされたものであり、その目的は、吊りボルトあるいはその他のボルトに螺合するナットを確実に回転させることができる、ナット回転具を提供することにある。
【0005】
また、この発明の他の目的は、吊りボルトあるいはその他のボルトに沿って移動するナットに、そのナットを回転させる回転体を容易に追従させて、前記ナットを確実に移動させることができる、ナット回転具を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るナット回転具は、前記目的を達成するために、次の構成からなる。すなわち、
請求項1に記載の発明に係るナット回転具は、吊りボルトあるいはその他のボルトに螺合するナットを回転させるためのナット回転具である。そして、このナット回転具は、回転駆動手段と、その回転駆動手段によって回転して、前記ナットを回転させるようにそのナットに当接可能な、回転体と、前記ボルトの、ねじが切られた軸の周面に当接して、前記回転体が前記ナットに当接するように案内する、案内部とを備える。ここで、前記案内部は、前記回転体の軸心と直交する方向に開口し、その開口から前記ボルトを前記案内部に入れるようにして前記案内部を前記ボルトの前記周面に当接させることで、前記回転体は、前記ナットに当接するように案内される。これによれば、案内部を、吊りボルトあるいはその他のボルトの前記周面に当接させることで、回転体は、前記ボルトに螺合するナットに当接するように案内される。そして、ナットに当接するとともに回転駆動手段によって回転する回転体の回転を受けて、前記ナットが回転する。そして、このナットの回転により、ナットは、このナットが螺合するボルトに沿って移動する。このとき、このナット回転具の案内部を、ボルトの前記周面に当接させながら、ナット回転具を、前記ナットが前記ボルトに沿って移動する方向に動かすことにより、前記ボルトに沿って移動するナットに、前記回転体を追従させることができる。
【0007】
また、請求項2に記載の発明に係るナット回転具のように、前記案内部は、凹部からなるのが望ましい。これにより、凹部がボルトの前記周面に当接することにより、ナット回転具のがたつきが抑えられるので、回転体がナットから外れにくくなる。そして、凹部を前記ボルトの前記周面に当接させた状態で、ナット回転具を、前記ナットが前記ボルトに沿って移動する方向に動かしても、凹部がボルトの前記周面に当接して、ナット回転具の、移動させる際のがたつきが抑えられる。
【0008】
また、請求項3に記載の発明に係るナット回転具のように、前記案内部は、前記回転体を挟む両側に配備されるのが望ましい。これにより、回転体を挟む両側で案内部が前記ボルトの前記周面に当接することにより、前記回転体を前記ナットに確実に当接させることができる。そして、ナット回転具を、前記ナットが前記ボルトに沿って移動する方向に動かす際に、前記回転体の両側で、案内部が前記ボルトの前記周面に当接するので、ナット回転具を、前記ナットが前記ボルトに沿って移動する方向に、容易に動かすことができる。
【0009】
また、請求項4に記載の発明に係るナット回転具のように、前記回転体は、前記ナットを回転させるように、そのナットの外周面に当接するのが望ましい。こうして、回転体が、ナットの外周面に当接することで、この回転体は、ナットの、ボルトに沿う移動を妨げることがない。
【0010】
また、請求項5に記載の発明に係るナット回転具のように、前記回転体は、軸部と、その軸部から外方に延出するとともに前記ナットの外周面に当接する、羽根部とからなり、前記羽根部は、弾性を有して湾曲可能となっているのが望ましい。こうして、羽根部は、弾性を有して湾曲可能となっているので、ナットの外周面に確実に当接し、そのナットを回転させる。
【0011】
また、請求項6に記載の発明に係るナット回転具のように、前記羽根部は、前記ナットの外周面に当接する先端側が、前記回転体の回転方向とは反対方向に傾斜するように延出しているのが望ましい。これにより、前記羽根部の先端側がナットの外周面に当接しても、その羽根部の先端側は、前記回転体の回転方向とは反対方向、つまり、ナットの外周面に当接して傾く方向に傾斜するように延出しているので、その羽根部の先端側とナットの外周面とが当接する際の抵抗が小さくなる。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係るナット回転具の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0013】
図1ないし図6は、本発明に係るナット回転具の第一の実施の形態を示す。図中符号1は、例えば、二重天井における上側の天井Tに吊り下げられた、ボルトとしての吊りボルトであって、その天井Tに配設するケーブルを支持するための器具(図示なし)を取り付けるためのものである。2は、吊りボルト1に螺合する六角ナット等のナットであって、3は、このナット2を回転させるためのナット回転具である。
【0014】
ナット回転具3は、図1および図3に示すように、本体4と、この本体4に着脱可能に取り付けられる蓋5と、回転駆動手段6と、この回転駆動手段6によって回転して、前記ナット2を回転させるようにそのナット2の外周面2aに当接可能な、回転体7と、前記吊りボルト1の周面1aに当接して、前記回転体7が前記ナット2の外周面2aに当接するように案内する、第一の案内部8および第二の案内部9とを備える。
【0015】
本体4は、例えば、正面視において、台形状の中空状体からなり、向かって左側が把持部Gとなっており、本体4の下部中央付近に明けられた指入れ部G1に、指を入れるようにして、その把持部Gを握ることにより、本体4を容易に持つことができるようになっている。この把持部Gの内部は、後述する回転駆動手段6の乾電池K、Kを収納する、乾電池収納空間10となっており、この乾電池収納空間10の上方には、前記乾電池K、Kを出し入れるための第一の開口10aが形成されている。また、本体4の向かって右側の内部は、前記回転体7を収納する回転体収納空間11となっている。この回転体収納空間11の上方には、回転体7を出し入れするための第二の開口11aが形成され、右側方には、前記第二の開口11aと連続する第三の開口11bが形成されており、この第三の開口11bの高さ方向の寸法Hは、回転体収納空間11の高さ方向の寸法と同じ寸法である。そして、本体4の上部正面には、後述するスイッチ操作部6bが取り付けられており、また、本体4の上部中央には、蓋5を着脱可能に取り付けるための雄ネジ12に螺合するナット12aが埋設されている。
【0016】
蓋5は、前記本体4の乾電池収納空間10および回転体収納空間11の開口10a、11aを塞ぐものであって、その下方から上方に向かって延びるように形成された差し込み孔5aを備えており、この差し込み孔5aには、後述する回転体取付棒13の先端部13aが差し込まれるようになっている。そして、この蓋5は、本体4のナット12aにねじ込まれる雄ネジ12を介して、その本体4に着脱可能に取り付けられている。
【0017】
回転駆動手段6は、モーター6aと、このモーター6aの回転方向、つまりは、回転体7の回転方向を正回転(右回り)操作または逆回転(左回り)操作、あるいは、回転停止操作を行うためのスイッチ操作部6bと、このモーター6aの電源としての、例えば、二個のアルカリ電池からなる乾電池K、Kとを備えている。モーター6aは、その軸6cが、前記本体4の回転体収納空間11に下方から突き出るようにして配備されており、その軸6cには、回転体7を取り付けるための回転体取付棒13が固定されている。この回転体取付棒13は、その先端部13aのみが径小の円柱状に形成され、他は径大の多角形状、例えば、六角形状に形成されている。そして、この回転体取付棒13は、その先端部13aが、前記蓋5の差し込み穴5aに差し込まれて、前記モーター6aおよび前記蓋体5によって回転可能に支持されている。また、乾電池K、Kは、前記本体4の乾電池収納空間10に直列接続されるようにして収納されており、これら電池K、Kは、前記蓋5を本体4から取り外すことにより取り換え交換することができるようになっている。なお、図示実施の形態においては、前記本体4の背面には、電源ケーブル(図示なし)を接続するためのケーブル接続部6dが配備されているので、そのケーブル接続部6dに電源ケーブルを接続することにより、モーター6aの電源を外部電源にすることができるようになっている。
【0018】
回転体7は、ゴム製で弾性を有しており、円筒状の軸部7aと、この軸部7aから、前記回転体7の正回転方向とは反対方向に傾斜するように外方に延出するとともに前記ナット2の外周面2aに当接する、板状の複数枚(図示実施の形態においては、9枚)の羽根部7b、7bとからなる(図5および図6参照)。これら羽根部7b、7bは、高さ方向の寸法H1が、第三の開口11bの高さ方向の寸法Hよりもやや短い寸法で形成されており、各々が弾性を有して湾曲可能になっている。また、これら羽根部7b、7bは、各羽根部7b、7bの先端側が前記ナット2の外周面2aに当接するようになっているので、これら羽根部7b、7bの先端側のみが前記回転体7の正回転方向とは反対方向に傾斜するように外方に延出していてもよい。また、軸部7aは、その軸方向に貫通する貫通孔7cが、回転体取付棒13を差し込むことができるように、上部を除く下方部分が、前記回転体取付棒13の形状に対応するような断面が多角形状、例えば、断面六角形状に形成されている(したがって、図示実施の形態においては、回転体7の軸部7aを回転体取付棒13に差し込んでも、回転体取付棒13の先端部13aを除く部分の断面が六角形状になっていることから、回転体7は、回転体取付棒13の回転を確実に受けて回転できるようになっている)。そして、この回転体7は、回転体取付棒13に取り付けられることで、前記本体4の回転体収納空間11に回転可能に収納されている。そして、この回転体収納空間11に収納された回転体7は、前記第三の開口11bを通して、外部に露出している(図2および図6参照)。なお、回転体7も、前記蓋5を本体4から取り外すことにより取り換え交換ができるようになっている。
【0019】
第一の案内部8は、本体4の第三の開口11bの真下で、右側方に向かって突設された第一板部8aを、右側から半楕円状に窪むようにして形成された凹部からなる。また、第二の案内部9は、蓋5の右側方に向かって突設された第二板部9aと、蓋5の右側部5bとを、右側から半楕円状に窪むようにして形成された、上下に延びる凹部(図示実施の形態においては、上下に延びる溝になっている)からなり、かつ、第一の案内部8の真上に位置する。すなわち、第一の案内部8と第二の案内部9は、上下に並ぶように配備されるとともに、回転体7を挟む両側に配備されることになる。また、第一および第二の案内部8、9は、平面視半楕円状の凹部からなるので、これら凹部からなる第一および第二の案内部8、9は、第一および第二の案内部8、9を前記吊りボルト1の周面1aに当接させると、前記回転体7の羽部部7b、7bの先端側を前記ナット2の外周面2aに当接するように案内するようになっており、これら第一および第二の案内部8、9の最も奥側で前記吊りボルト1の周面1aと当接させることで、吊りボルト1のほぼ径方向のほぼ半分を凹部に入れることができるようになっている(図5および図6参照)。
【0020】
次に、以上の構成からなる第一の実施の形態に示すナット回転具3の、使用方法について説明する。第一の案内部8および第二の案内部9を、ボルトとしての吊りボルト1の周面1aに当接させる。これにより、回転体7の羽根部7b、7bの先端側は、前記吊りボルト1に螺合するナット2の外周面2aに当接するように案内される。そして、回転駆動手段6のスイッチ操作部6bを正回転操作すると、ナット2の外周面2aに当接するとともにモーター6aによって、正回転(右回り)方向に回転させられる回転体7の羽根部7b、7bの回転を受けて、前記ナット2が、左回り方向に回転する。そして、このナット2の回転により、ナット2は、このナット2が螺合する吊りボルト1に沿って上方に移動する。このとき、このナット回転具3の第一の案内部8および第二の案内部9を、吊りボルト1の周面1aに当接させながら、ナット回転具3を、前記ナット2が前記吊りボルト1に沿って移動する方向、すなわち、上方に動かすことにより、前記ボルト1に沿って移動するナット2に、前記回転体7を追従させることができる。なお、ナット2を下方に移動させるには、回転駆動手段6のスイッチ操作部6bを逆回転操作するとよい。
【0021】
この第一の実施の形態に示すナット回転具3によれば、ナット回転具3の第一の案内部8および第二の案内部9を、回転体7を挟む両側で、ボルトとしての吊りボルト1の周面1aに当接させることにより、回転体7が前記吊りボルト1に螺合するナット2の外周面2aに確実に当接するように案内されるので、前記ナット2を確実に回転させることができる。また、回転体7の、羽根部7b、7bの先端側が、そのナット2の外周面2aに当接するので、この回転体7は、ナット2の、吊りボルト1に沿う移動を妨げることがない。しかも、羽根部7b、7bは、ナット2の外周面2aに当接する先端側を含む全体が、弾性を有して湾曲可能となっているので、ナット2の外周面2aに確実に当接し、そのナット2を確実に回転させることができる。また、前記羽根部7b、7bは、先端側を含む全体が、前記回転体7の回転方向(図示実施の形態においては、正回転(右回り)方向)とは反対方向に傾斜するように延出しているので、羽根部7b、7bの先端側がナット2の外周面2aに当接する際の抵抗を小さくして、回転体7の回転に必要な力を小さくすることができる。
【0022】
また、ナット回転具3の第一および第二の案内部8、9を、前記回転体7の両側で、前記吊りボルト1の周面1aに当接させた状態で、そのナット回転具3を、前記ナット2が前記吊りボルト1に沿って移動する方向に動かすことができる。これにより、前記吊りボルト1に沿って移動するナット2に、そのナット2を回転させる回転体7を追従させて、前記ナット2を確実、かつ、容易に移動させることができる。また、第一および第二の案内部8、9が平面視半楕円状の凹部からなるので、吊りボルト1の周面1aに当接することで、吊りボルト1を容易にその中央に案内することができるとともに、ナット回転具3のがたつきを抑えることができるので、回転体7をナット2から外れにくくすることができる。しかも、第一および第二の案内部8、9が凹部からなることにより、ナット回転具3の、移動させる際のがたつきを抑えることができるので、前記吊りボルト1に沿って移動するナット2に、回転体7を容易に追従させることができる。このように、案内部8、9は、ボルト1の周面1aに当接してこのナット回転具3のがたつき(ボルト1の延びる方向に対して直交する横方向のがたつき)を抑えるとともに、ボルト1の周面1aに当接した状態でこのナット回転具3をボルト1に沿って移動させた際のナット回転具3のがたつき(ボルト1の延びる方向に対して直交する横方向のがたつき)を抑えることができる凹部となっている。もっとも、回転体7の高さ寸法H1の範囲内であれば、ナット回転具3を、前記ナット2が前記吊りボルト1に沿って移動する方向に動かすことなく、ナット2を吊りボルト1に沿って移動させることができる。
【0023】
なお、本発明に係るナット回転具3は、上述した実施の形態に限定されるわけではなく、その他種々の変更が可能である。例えば、第一の案内部8および第二の案内部9は、平面視半楕円状に窪む凹部からなる必要がなく、例えば、半円形状、四角形状あるいは長方形状その他の形状に窪む凹部であってもよい。また、第一の案内部8および第二の案内部9は、凹部以外の案内部、例えば、可撓性を有する板部に明けられた穴部であってもよい。この場合、板部に、外部と穴部とを連通させるスリットを設けて、そのスリットから吊りボルト1を穴部に通して、この穴部を吊りボルト1の周面1aに当接させる。これにより、ナット回転具3が前記吊りボルト1から外れにくくなり、したがって、回転体7がナット2から外れにくくなる。
【0024】
また、第一の案内部8および第二の案内部9は、回転体7を挟む両側に配備されなくとも、図7に示すように、本体4に設けられた第一の案内部8だけであってもよい。このように案内部が一つだけの場合、第一の案内部8を上下に長くすることで、この第一の案内部8だけでも、ナット回転具3のがたつきを抑え、かつ、ナット回転具3の、前記ナット2が前記吊りボルト1に沿って移動する方向に移動させる際のがたつきを抑えることができる。また、図7に示すように、吊りボルト1の下端部にナット2が螺合するような場合には、ナット回転具3の上下を反対にして使用することにより、ナット2を上方に移動させることができる。なお、ナット回転具3は、第二の案内部9だけを配備したものであってもよい。また、ナット回転具3に、第一の案内部8および第二の案内部9に加えて他の案内部を配備してもよい。
【0025】
また、回転体7の羽根部7bは、ゴム製以外の、例えば、合成樹脂製で弾性を有しないものであってよい。また、その羽根部7bは、図示実施の形態においては、9枚であるが、必ずしも9枚である必要がない。また、羽根部7bは、前記回転体7の回転方向とは反対方向に傾斜するように外方に延出しているが、軸部7から外方に放射状に延出するものであってよい。また、羽根部7bは、図8に示すように、右上がりでねじ曲がるように、軸部7aから外方に延出するものであってよい。これにより、回転体7を右回り方向に回転させることにより、羽根部7aがナット2を上方に押し上げるように回転させるので、ナット2を吊りボルト1に沿って容易に移動させることができる。
【0026】
また、回転体7は、軸部7aと、羽根部7bとからなる回転体でなくとも、図9および図10に示すように、吊りボルト1に螺合するナット2を回転させるようにそのナット2の外周面2aに当接可能な帯状体からなる回転体であってもよく、また、図11、図12および図13に示すように、吊りボルト1に螺合するナット2の下面2b(または上面2c)を回転させるようにそのナット2の下面2b(または上面2c)に当接可能な紐状体(図11参照)あるいは円盤体(図12および図13参照)からなる回転体であってもよい。
【0027】
また、回転駆動手段6のスイッチ操作部6bは、モーター6a、すなわち、回転体7の回転方向を正回転(右回り)操作または回転停止操作を行うためのスイッチ操作部6bであってよい。
【0028】
また、ボルトは、吊りボルト1以外のボルト、例えば、アンカーボルトであってもよく、また、そのボルトに螺合するナット2は、六角ナット以外のナット、例えば、四角ナットその他のナットであってもよい。
【0029】
【発明の効果】
請求項1に記載されたナット回転具によれば、ナット回転具の案内部を吊りボルトあるいはその他のボルトの、ねじが切られた軸の周面に当接させることにより、回転体が前記ボルトに螺合するナットに当接するように案内されるので、前記ナットを確実に回転させることができる。そして、前記ボルトに沿って移動するナットに、そのナットを回転させる回転体を容易に追従させて、前記ナットを確実に移動させることができる。
【0030】
また、請求項2に記載されたナット回転具によれば、加えて、ナット回転具のがたつきを抑えることができるので、回転体を前記ナットから外れにくくすることができる。そして、ナット回転具の、前記ナットが前記ボルトに沿って移動する方向に移動させる際のがたつきを抑えることができるので、前記ボルトに沿って移動するナットに、回転体を容易に追従させることができる。
【0031】
また、請求項3に記載されたナット回転具によれば、加えて、前記回転体を前記ナットに確実に当接させることができるので、前記ナットを確実に回転させることができる。そして、ナット回転具を、前記ナットが前記ボルトに沿って移動する方向に、容易に動かすことができるので、回転体を、前記ボルトに沿って移動するナットに、さらに容易に追従させることができる。
【0032】
また、請求項4に記載されたナット回転具によれば、加えて、回転体が、ナットの、ボルトに沿う移動を妨げないので、前記ナットをボルトに沿って確実に移動させることができる。
【0033】
また、請求項5に記載されたナット回転具によれば、加えて、羽根部がナットの外周面に確実に当接するので、前記ナットを確実に回転させることができる。
【0034】
また、請求項6に記載されたナット回転具によれば、加えて、羽根部の先端側が外周面に当接する際の抵抗を小さくして、回転体の回転に必要な力を小さくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係る第一の実施の形態のナット回転具の案内部が、吊りボルトに当接した状態を示す正面図である。
【図2】 この発明に係るナット回転具の右側面図である。
【図3】 同じく、分解正面図である。
【図4】 ナット回転具が備える回転体の斜視図である。
【図5】 図1におけるA−A矢視図である。
【図6】 図5における、一部を断面した状態を示す、一部断面平面図である。
【図7】 この発明に係るナット回転具の第二の実施の形態の、図1相当図である。
【図8】 この発明に係る第三の実施の形態のナット回転具が備える回転体の正面図である。
【図9】 この発明に係る第四の実施の形態のナット回転具が備える回転体がナットを回転させる状態を示す要部斜視図である。
【図10】 この発明に係る第五の実施の形態のナット回転具が備える回転体の、図9相当図である。
【図11】 この発明に係る第六の実施の形態のナット回転具が備える回転体の、図9相当図である。
【図12】 この発明に係る第七の実施の形態のナット回転具が備える回転体の、図9相当図である。
【図13】 この発明に係る第八の実施の形態のナット回転具が備える回転体の、図9相当図である。
【図14】 従来のナット回転具を示す正面図である。
【符号の説明】
1 吊りボルト(ボルト)
1a 吊りボルトの周面(ボルトの周面)
2 ナット 2a ナットの外周面
3 ナット回転具 6 回転駆動手段
7 回転体 7a 軸部
7b 羽根部 8 第一の案内部(案内部)
9 第二の案内部(案内部)
Claims (6)
- 吊りボルトあるいはその他のボルトに螺合するナットを回転させるためのナット回転具であって、
回転駆動手段と、
その回転駆動手段によって回転して、前記ナットを回転させるようにそのナットに当接可能な、回転体と、
前記ボルトの、ねじが切られた軸の周面に当接して、前記回転体が前記ナットに当接するように案内する、案内部とを備え、
前記案内部は、前記回転体の軸心と直交する方向に開口し、その開口から前記ボルトを前記案内部に入れるようにして前記案内部を前記ボルトの前記周面に当接させることで、前記回転体は、前記ナットに当接するように案内されることを特徴とするナット回転具。 - 前記案内部は、凹部からなることを特徴とする請求項1に記載のナット回転具。
- 前記案内部は、前記回転体を挟む両側に配備されることを特徴とする請求項1または2に記載のナット回転具。
- 前記回転体は、前記ナットを回転させるように、そのナットの外周面に当接することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載のナット回転具。
- 前記回転体は、
軸部と、
その軸部から外方に延出するとともに前記ナットの外周面に当接する、羽根部とからなり、
前記羽根部は、弾性を有して湾曲可能となっていることを特徴とする請求項4に記載のナット回転具。 - 前記羽根部は、前記ナットの外周面に当接する先端側が、前記回転体の回転方向とは反対方向に傾斜するように延出していることを特徴とする請求項5に記載のナット回転具。
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| JP2545990Y2 (ja) * | 1991-03-28 | 1997-08-27 | 古河電気工業株式会社 | 締付部材の締め具 |
| JP2570904Y2 (ja) * | 1993-09-04 | 1998-05-13 | 本田技研工業株式会社 | ネジ部材取り外し装置 |
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2001
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