JP3659265B2 - 実像ファインダー - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は実像ファインダーに係り、特に実像ファインダー光学系内の結像面と反射面が近接する場合に、反射面上に付着したゴミがファインダー像として観測されるのを防止する実像ファインダーに関する。
【0002】
【従来の技術】
実像ファインダーは、内部に実像を作り、この実像を接眼レンズを通して観測できるように構成されたものである。対物レンズ等の結像レンズを通して結像される被写体像は倒立左右逆像であるため、実像ファインダーは、倒立左右逆像を正立左右正像にするための別の結像レンズや反射体(反射ミラー、反射プリズム等)等の光学部材を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、反射光路を有するような上記実像ファインダーではファインダー設計上結像面と反射面とが近接する場合があり、このような場合、反射面上に付着したほこり等のゴミがファインダー像として観測されてしまうという問題がある。このため、従来ではファインダーの組み立て工程において、ゴミの除去に過剰な注意をはらわなければならなかった。
【0004】
本発明はこのような事情に鑑みてなされたもので、ファインダー内のゴミがファインダー像として観測されるのを防止する実像ファインダーを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は前記目的を達成するために、対物レンズを通過した被写体光が結像される2つの結像面とファインダー光路を折り曲げるための2つの反射面とを備え、前記2つの反射面のうち、一方の反射面に対して前記2つの結像面のうちの一方の結像面が近接する位置にあり、他方の反射面に対して前記2つの結像面が近接しない位置にある実像ファインダーにおいて、前記一方の反射面を有する反射体として、該反射面に近接する前記一方の結像面を内包すると共に入射面と出射面が該結像面に近接しないように反射前光路と反射後光路に突出した形状を有する反射プリズムを用い、前記他方の反射面を有する反射体として、反射ミラーを用いると共に、前記反射プリズムに内包された前記一方の結像面と異なる他方の結像面に視野範囲を制限する視野枠を設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】
本発明によれば、実像ファインダーにおいて対物レンズを通過した被写体光が結像される結像面と前記被写体光を反射する反射面とが近接する位置にある場合に、この反射面を有する反射体として、反射面に近接する結像面を内包する大きさの反射プリズムを使用する。これによって、反射プリズム内の結像面を反射プリズムの入射面や反射面から離間することができ、反射プリズムの入射面や反射面にゴミが付着したとしても、そのゴミがファインダー像として観測されることはない。
【0007】
【実施例】
以下添付図面に従って本発明に係る実像ファインダーの好ましい実施例を詳説する。
図1は本発明に係る実像ファインダーが適用されるビデオカメラの一実施例を示す斜視図である。
【0008】
同図ビデオカメラには、撮影用ズームレンズ50、対物レンズ10と接眼レンズ22とを含む実像ファインダー60、ビデオカセットを装填するカセット装填部52の配置が示されている。
撮影ズームレンズ50はビデオカメラ本体70の正面左上に配置され、この撮影ズームレンズ50を通して、被写体のズーム撮影等が行われる。実像ファインダー60の対物レンズ10は、パララックスを回避する目的等から撮影ズームレンズ50に隣接した位置に配設されている。
【0009】
また、実像ファインダー60の接眼レンズ22は撮影操作の便宜上の問題等からビデオカメラ本体70の裏面左上に配置されている。従って、実像ファインダー60は同図に示すようにL字形状に構成されている。
図2は上記実像ファインダー60の一実施例を示した構成図である。
同図に示す実像ファインダー60は、主として被写体に対向する対物レンズ10、焦点距離の変更を行う前ズームレンズ12及び後ズームレンズ14、反射ミラー16、適宜な固定レンズ18、反射プリズム20、接眼レンズ22、視野枠24から構成されており、これらの光学部材はファインダ筒100の内部に配置されている。そして、この実像ファインダー60は光学路に2つの結像面を有し、接眼レンズ22から正立左右正像の被写体像が観測できるようになっている。また、ズーム撮影に合わせてファインダー像の拡大倍率も変化し、撮影範囲とファインダー視野範囲が一致するようになっている。
【0010】
前ズームレンズ12と後ズームレンズ14は、レンズ枠102、104に保持され、このレンズ枠12、14に一体形成された摺動筒102A、104Aがガイド棒106に光軸方向に移動可能に挿通されている。摺動筒102Aと104Aは引っ張りバネ108によって連結されて互いに近接する方向に付勢されている。また、摺動筒102Aと104Aに突設された係合突起102Bと104Bの間にはカム軸110に嵌合されたズームカム112が当接されている。このズームカム112は図示しないモータによってカム軸110を介して回転し、係合突起102Bと104B、即ち、前ズームレンズ12と後ズームレンズ14を所定の光学的関係を維持させながら光軸方向に移動させ、ファインダーの焦点距離を変更する。
【0011】
そして、対物レンズ10から入射した被写体光は、前ズームレンズ12と後ズームレンズ14を介して視野枠24の位置Aで結像され、視野枠24を通過する際に撮影範囲に適合した視野範囲に制限される。
視野枠24の位置Aで結像された被写体光は反射ミラー16によって反射され、固定レンズ18を介して再び結像され、更に反射プリズム20によって反射される。これにより、倒立左右逆像になっている被写体像が正立左右正像になる。また、再結像した結像面の中心は、反射プリズム20の内部の反射面30近傍の位置Bにある。
【0012】
固定レンズ18を介して結像された被写体光は反射プリズム20の反射面30で反射されることになるが、反射面30を反射ミラーで構成すると、反射ミラー上のゴミがファインダー像として観測されてしまうため、上記反射面30には反射プリズム20を使用している。
この反射プリズム20は、上記結像面を反射プリズム20の内部に含み、かつ反射プリズム20の入射面及び出射面が上記結像面に近接しないように反射前光路と反射後光路上に入射面が突出した形状となっている。
【0013】
これによって、反射プリズム20の入射面や出射面にゴミが付着したとしても、そのゴミの位置は反射プリズム20内の結像面から離間しているため、ファインダー像にゴミが観測されることはない。
そして、反射プリズム20で反射された被写体光は接眼レンズ22で拡大されて正立左右正像として撮影者に観測される。
【0014】
尚、上記実施例において、実像ファインダーの構成上、初めの結像面が反射面に近接してしまう場合にはこの反射面に上記実施例と同様に反射プリズムを使用し、続く結像面に視野枠を設置するようにしてもよい。
また、実像ファインダーの構成上、上記2つの結像面がともに反射面に近接するような場合には、上記実施例において最初の結像面に隣接した反射ミラー16も反射プリズムとし、この反射プリズムが上記結像面を含むようにし、かつ結像面に設けられる視野枠24を反射プリズム内に埋めこむようにしてもよい。
【0015】
【発明の効果】
以上説明したように本発明に係る実像ファインダーによれば、ファインダー内の結像面と反射面とが近接する場合には、反射面を有する反射体として反射プリズムを用いるとともに、この反射プリズム内に結像面が位置するような形状のものを使用するようにしたため、ゴミが反射プリズムに付着したとしてもファインダー像として観測されることはなく、ファインダーの組み立て工程で過剰なゴミの除去を行わなくても、ゴミの観測されない実像ファインダーを安価に作成することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明に係わる実像ファインダーが適用されるビデオカメラの一実施例を示した斜視図である。
【図2】図2は本発明に係る実像ファインダー光学系の構成を示した構成図である。
【符号の説明】
10…対物レンズ
12…前ズームレンズ
14…後ズームレンズ
16…反射ミラー
18…固定レンズ
20…反射プリズム
22…接眼レンズ
24…視野枠

Claims (1)

  1. 対物レンズを通過した被写体光が結像される2つの結像面とファインダー光路を折り曲げるための2つの反射面とを備え、前記2つの反射面のうち、一方の反射面に対して前記2つの結像面のうちの一方の結像面が近接する位置にあり、他方の反射面に対して前記2つの結像面が近接しない位置にある実像ファインダーにおいて、
    前記一方の反射面を有する反射体として、該反射面に近接する前記一方の結像面を内包すると共に入射面と出射面が該結像面に近接しないように反射前光路と反射後光路に突出した形状を有する反射プリズムを用い、前記他方の反射面を有する反射体として、反射ミラーを用いると共に、
    前記反射プリズムに内包された前記一方の結像面と異なる他方の結像面に視野範囲を制限する視野枠を設けたことを特徴とする実像ファインダー。
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