JP3659021B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成材料によって回転体の周面に画像を形成し、その画像を被画像形成媒体に転写することにより、被画像形成媒体上に画像を形成する画像形成装置に関し、被画像形成媒体を画像形成部へ高速かつ正確に供給できる画像形成装置として好適なものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、上記画像形成装置として、たとえば、図4に示すものが知られている。この画像形成装置10は、イエロー、マゼンタ、シアンおよびブラックの4色のインクによってカラー画像を形成するものである。画像形成装置10には、図示しないモータによって回転する駆動ローラ11が設けられており、この駆動ローラ11の回転軸11aには、揺動アーム12が揺動自在に取付けられている。揺動アーム12の左端には、圧接ローラ13が回転自在に取付けられており、揺動アーム12の右端には、プレート18の下端が回動自在に軸止されており、プレート18の上端は軸部材19によって所定箇所に回動自在に軸止されている。また、圧接ローラ13から図面左側へ所定間隔を隔てて小径のテンションローラ14が回転自在に設けられている。さらに、テンションローラ14の左側斜め上方であって、駆動ローラ11と対向する箇所には、大径のテンションローラ15が回転自在に設けられている。
【0003】
駆動ローラ11、圧接ローラ13、テンションローラ14およびテンションローラ15の外周面には、中間転写ベルト16が掛け渡されており、この中間転写ベルト16には、テンションローラ14およびテンションローラ15によって一定の張力が付与されている。
中間転写ベルト16の上面に対向する箇所には、インクジェットヘッド17が設けられている。インクジェットヘッド17には、図示しないが、イエローインクを吐出するイエローヘッドと、マゼンタインクを吐出するマゼンタヘッドと、シアンインクを吐出するシアンヘッドと、ブラックインクを吐出するブラックヘッドとが、それぞれ中間転写ベルト16の上面に対向して並んで設けられている。また、各ヘッドは、中間転写ベルト16の幅方向に並んだノズルを有する、いわゆるラインヘッドであり、各ヘッドから吐出されるインクが中間転写ベルト16上で重ね合わせられ、中間転写ベルト16上にカラー画像が形成される。
【0004】
画像形成装置10の底部には、ベース20が設けられており、そのベース20から上方へ突出形成された突出部20aには、コイルスプリング21の一端が取付けられている。そのコイルスプリング21の他端には、揺動アーム22の下端が取付けられており、その揺動アーム22は、軸部材22aによって所定箇所に揺動自在に軸止されている。揺動アーム22の上端には、圧接ローラ23が回転自在に軸止されている。
つまり、コイルスプリング21の復元力によって揺動アーム22には、軸部材22aを中心にして反時計方向に回動しようとする回転力が作用し、その回転力によって圧接ローラ23が、中間転写ベルト16を介して圧接ローラ13に圧接されている。
【0005】
また、圧接ローラ13は、揺動アーム12が反時計方向に揺動することにより、中間転写ベルト16を圧接ローラ23へ圧接する。
ベース20上には、用紙Pを堆積して収容する給紙カセット24が設けられており、その給紙カセット24の給紙方向には、用紙分離カムローラ25が回転可能に設けられており、その用紙分離カムローラ25の上方には、クラッチソレノイド26が設けられている。クラッチソレノイド26は、電磁石26aと、可動鉄片26bとを有しており、可動鉄片26bの基端はコイルスプリング26cによって付勢されている。また、可動鉄片26bのL字型の先端26dは、用紙分離カムローラ25の突起部25aに当接可能になっている。
さらに、給紙カセット24の内部には、用紙Pを乗せるプレート(図示省略)が設けられており、このプレートは、バネによって上方へ付勢されている。
つまり、堆積された用紙Pの最上部の用紙Pが用紙分離カムローラ25の周面に、所定の圧力で接触するようになっている。
【0006】
また、用紙分離カムローラ25には、プーリ25cが同軸上に固定されており、そのプーリ25cと一定間隔を置いた図面左側には、プーリ27aを同軸上に固定した給紙ローラ27が回転自在に設けられている。プーリ25cおよびプーリ27aには、ベルト28が掛けられており、プーリ27aおよび駆動ローラ11には、ベルト29が掛けられている。
そして、駆動ローラ11が時計方向に周速Vで回転すると、ベルト29を介して給紙ローラ27が時計方向に周速Vで回転し、さらに、ベルト28を介してプーリ25cが時計方向に周速Vで回転する。
つまり、用紙分離カムローラ25が時計方向に周速Vで回転し、用紙Pが給紙ローラ27に向けて速度Vで搬送される。
また、給紙ローラ27に対向する箇所には、給紙ローラ27との間に用紙Pを挟持しながら送り出すための挟持ローラ30が回転自在に設けられており、その送り出し方向には、用紙Pの案内通路を形成するガイド部材31が設けられている。さらに、圧接ローラ23の左方には、ニップ点Nを通過して画像の転写された用紙Pを図示しないトレイ上へ案内するガイド部材32が設けられている。
【0007】
次に、上記構成の画像形成装置10の一連の動作について図4および図5を参照して説明する。
図5は、画像形成装置10の各駆動部分の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
まず、画像形成装置10に接続されたコンピュータなどから画像データが入力されると、駆動ローラ11の回転によって中間転写ベルト16が周速Vで回動する。続いて、インクジェットヘッド17が画像データに基づいて駆動され、各ヘッドから中間転写ベルト16の周面上にホットメルトインクが吐出され、画像形成が開始される(図5のt1)。そして、画像形成が終了し(t2)、所定時間経過後にクラッチソレノイド26へ駆動信号が出力され、クラッチソレノイド26の電磁石26aがONする(t4)。
【0008】
これにより、用紙分離カムローラ25が1回転し、最上部の用紙Pが分離され、給紙ローラ27に向けて搬送される。
そして、揺動アーム12が反時計方向に揺動し、圧接ローラ13が中間転写ベルト16を圧接ローラ23に圧接する(t6)。続いて、中間転写ベルト16上に形成された画像の先端および用紙Pの転写開始位置が同時にニップ点Nに到達し、中間転写ベルト16上の画像の用紙Pへの転写が開始される(t7)。そして、転写が終了し(t8)、所定時間経過すると(t9)、揺動アーム12が時計方向へ揺動し、中間転写ベルト16が圧接ローラ23に圧接した状態が解除される。また、画像の転写された用紙Pは、ガイド部材32に従って図示しないトレイ上へ排出される。そして、画像形成装置10は、画像データの入力を終了するまで上記動作を繰り返す。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、画像形成を高速で行う場合は、中間転写ベルト16の周速が高速になるため、それに合わせて用紙Pも高速で供給する必要がある。そのため、上記従来の画像形成装置10では、中間転写ベルト16の周速と、用紙Pを供給する速度とを同期させるために、図4に示したように、中間転写ベルト16を駆動する駆動ローラ11と給紙ローラ27のプーリ27aとをベルト29によって連結し、さらにプーリ27aと用紙分離カムローラ25のプーリ25aとをベルト28によって連結する構成を採用している。
つまり、中間転写ベルト16の周速と用紙分離カムローラ25の周速とを一致させる構成を採用している。
しかし、堆積された用紙の最上部の1枚を分離させる原理は、用紙Pの上面と用紙分離カムローラ25の周面との摩擦力を用いたものであるため、用紙分離カムローラ25の周速が高速になると、上記摩擦力が小さくなってしまい、用紙分離カムローラ25の周面と用紙Pとの間でスリップが発生し、用紙Pを分離できなかったり、分離タイミングが遅れたりする場合がある。
したがって、上記従来の画像形成装置10には、用紙Pの分離ミスが発生する場合があるため、高速画像形成の安定性に欠けるという問題がある。
【0010】
そこで、本発明は、用紙の分離ミスの発生を減少させることにより、高速画像形成の安定性を高めることができる画像形成装置を実現することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、用紙に画像を形成し、その画像の形成された用紙を所定の速度で所定の方向へ送り出す画像形成手段と、この画像形成手段に連動しており、その画像形成手段へ前記用紙を送り出す紙送り手段と、が備えられた画像形成装置において、
前記紙送り手段が前記用紙を前記画像形成手段へ送り出す速度を前記所定の速度よりも減速する減速手段と、この減速手段によって減速された速度に対応して前記紙送り手段の駆動間隔を短縮する駆動間隔短縮手段と、が備えられているという技術的手段を採用する。
【0012】
請求項2に記載の発明では、請求項1に記載の画像形成装置において、前記画像形成手段および前記紙送り手段は、ベルトおよびプーリの組合せによって連結されており、前記減速手段は、径の異なるプーリを組み合わせることにより、前記減速を行うように構成されているという技術的手段を採用する。
【0013】
請求項3に記載の発明では、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記紙送り手段は、前記用紙に接する周面を有する回転部材を備え、その回転部材の回転によって前記用紙を前記画像形成手段へ送り出すように構成されており、前記減速手段は、前記回転部材の周速を減速するように構成されており、前記駆動間隔短縮手段は、前記回転部材の回転開始間隔を短縮するように構成されているという技術的手段を採用する。
【0014】
【作用】
請求項1ないし請求項3に記載の発明では、減速手段は、紙送り手段が用紙を画像形成手段へ送り出す速度を、画像形成手段が画像の形成された用紙を送り出す所定の速度よりも減速し、駆動間隔短縮手段は、減速手段によって減速された速度に対応して紙送り手段の駆動間隔を短縮する。
つまり、高速で画像形成を行う場合に、用紙を画像形成手段へ送り出す速度を、画像形成手段が画像の形成された用紙を送り出す所定の速度に追従させると、用紙の送り出しミスが発生するおそれがあるが、上記減速手段によって、用紙の送り出し速度を上記所定の速度よりも減速することにより、上記送り出しミスの発生を減少させることができる。そして、その減速した分、用紙を送り出す間隔を短縮することにより、結果的に用紙を画像形成手段へ高速で供給することができる。
したがって、用紙の送り出しミスを減少させて、高速画像形成の安定性を高めることができる。
【0015】
特に、上記用紙の送り出し速度の減速は、請求項2に記載の発明によって好適に実現できる。
つまり、画像形成手段および紙送り手段をベルトおよびプーリの組合せによって連結し、径の異なるプーリを組み合わせることにより、減速を行うように構成することにより実現できる。この構成は、ベルトおよびプーリの組合せを用いるものであるため、たとえば、ギヤの組合せによって減速する構成よりも比較的簡易な構成によって上記減速を実現できる。
つまり、ギヤの組合せによる場合は、同じ方向の回転を伝達するためには、中間にアイドルギヤが必要となり、都合、最低3個のギヤが必要となるが、ベルトおよびプーリを用いれば、2個のプーリおよび1本のベルトで済むからである。また、ベルトおよびプーリの組合せは、ギヤの組合せよりもメカノイズを小さくすることができる。
【0016】
また、紙送り手段が、用紙に接する周面を有する回転部材を備え、その回転部材の回転によって用紙を画像形成手段へ送り出すように構成された画像形成装置の場合には、前述のように、その回転部材の周速を速くすると、その周面と用紙との間がスリップして用紙の送り出しミスが発生する場合があるが、請求項3に記載の発明では、上記回転部材の周速を減速することができるため、上記ミスの発生をなくすことができる。そして、駆動間隔短縮手段は、上記回転部材の回転開始間隔を短縮するように構成されているため、用紙の送り出し間隔を短縮し、画像形成手段による用紙の送り出し速度と同期させるすることができ、
つまり、回転部材の周面に用紙を接触させて用紙を送り出す画像形成装置において、請求項3に記載の発明を適用すれば、用紙の送り出しミスの発生を減少させて、高速画像形成の安定性を高めることができる。
【0017】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像形成装置の一実施形態について図を参照して説明する。
なお、以下の実施形態では、本発明の画像形成装置として、中間転写ベルト上にインクによる画像を形成し、その画像を用紙に転写する方式の画像形成装置を代表に説明する。
なお、図4に示した従来の画像形成装置と同じ構成については同一の符号を用い、従来と異なる部分を中心に説明する。
画像形成装置50に備えられた駆動ローラ11の図面右方には、中間プーリ51が回転自在に設けられており、この中間プーリ51には、中間プーリ51よりも径が小さく、中間プーリと一緒に同方向に回転する減速用プーリ52が同軸上に固定されている。また、中間プーリ51は、ベルト53によって駆動ローラ11と連結されており、減速用プーリ52は、ベルト54によって用紙分離カムローラ25のプーリ25bと連結されている。
つまり、駆動ローラ11の周速を減速用プーリ52を介してプーリ25bに伝達することにより、用紙分離カムローラ25の周速を中間転写ベルト16の周速よりも減速させる。
【0018】
次に、上記構成の画像形成装置50の一連の動作について図2および図3を参照して説明する。
図2(A)ないし図2(E)は、画像形成装置50の画像形成開始から転写終了までの動作を示す説明図であり、図3は、画像形成装置50の各駆動部分の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
なお、本実施形態では、中間転写ベルト16の周速をVとした場合、給紙ローラ27の周速はVに、用紙分離カムローラ25の周速はV/5にそれぞれ設定されている。
まず、画像形成装置50に接続されたコンピュータなどから画像データが入力されると、駆動ローラ11の回転によって中間転写ベルト16が回動する(図2(A))。続いて、インクジェットヘッド17が画像データに基づいて駆動され、各ヘッドから中間転写ベルト16の周面上にインクが吐出され、画像形成が開始される(図3のt1)。
【0019】
そして、画像形成が終了すると(図2(B)、図3のt2)、所定時間経過後にクラッチソレノイド26へ駆動信号が出力され、クラッチソレノイド26の電磁石26aがONする(t3)。これにより、用紙分離カムローラ25が1回転し、その周面によって最上部の用紙Pが分離され、給紙ローラ27に向けて搬送される(図2(C))。そして、用紙分離カムローラ25が1回転すると(t5)、用紙Pの先端が、給紙ローラ27と挟持ローラ30との接点P2に到達し、用紙Pは、給紙ローラ27および挟持ローラ30間に挟持されながら、ニップ点Nに向けて送り出される。
図3に示すように、クラッチソレノイド26がONするタイミングは、従来の画像形成装置10のタイミング(t4)よりもtα早くなっている。
つまり、用紙分離カムローラ25の周速がV/5であり、従来のVよりも遅く、そのままでは、用紙Pの供給が間に合わないため、用紙送りのタイミングを早くしている。
【0020】
そして、揺動アーム12が反時計方向に回動し、圧接ローラ13が中間転写ベルト16を圧接ローラ23に圧接する(t6)。続いて、中間転写ベルト16上に形成された画像の先端および用紙Pの転写開始位置がニップ点Nに到達し(図2(D))、中間転写ベルト16上の画像の用紙Pへの転写が開始される(t7)。そして、転写が終了し(t8)、所定時間経過すると揺動アーム12が時計方向へ揺動し、中間転写ベルト16が圧接ローラ23に圧接した状態が解除される(t9)。また、画像の転写された用紙Pは、ガイド部材32に従って図示しないトレイ上へ排出される。そして、画像形成装置10は、画像データの入力を終了するまで上記動作を繰り返す。
【0021】
ここで、用紙分離カムローラ25の回転開始タイミング、つまりクラッチソレノイド26をONするタイミング(t3)を従来の画像形成装置10の同タイミング(t4)よりもどのくらい早くすればよいか、つまりtαの長さについて計算する。
図2(C)に示すように、用紙分離カムローラ25の周面と用紙Pとが接触する接点P1から、給紙ローラ27と挟持ローラ30との接点P2までの距離をL2とすると、用紙Pが、その距離L2を移動するためにかかる時間は、L2/(V/5)となる。また、図2(D)に示すように、接点P2から、ニップ点Nまでの距離をL1とすると、用紙Pが、その距離L1を移動するためにかかる時間は、L1/Vとなる。
したがって、用紙Pが、接点P1からニップ点Nまで移動するためにかかる時間taは、(L1/V)+(L2/(V/5))となる。
一方、従来の画像形成装置10では、用紙分離カムローラ25および給紙ローラ27の周速は、共にVであるから、用紙Pが接点P1からニップ点Nまで移動するためにかかる時間tbは、(L1+L2)/Vとなる。
したがって、tα=ta−tb=((L1+5L2)/V)−((L1+L2)/V)=4L2/Vとなる。
つまり、本実施形態の画像形成装置50では、ニップ点Nにおいて中間転写ベルト16の画像先端と用紙Pの転写開始位置とを一致させるためには、従来の画像形成装置10よりもtα=(4L2/V)早いタイミングでクラッチソレノイド26をONする必要がある。
【0022】
以上のように、本実施形態の画像形成装置50を使用すれば、中間転写ベルト16の周速Vに対して、用紙分離カムローラ25の周速をV/5に減速することができるため、用紙分離カムローラ25のスリップの発生を減少させることができる。そして、用紙分離カムローラ25の回転開始タイミングを早くすることにより、用紙Pを給紙ローラ27へ早いタイミングで搬送できるため、ニップ点Nにおける画像の転写タイミングと紙送りタイミングとを同期させることができる。
したがって、本実施形態の画像形成装置50を使用すれば、用紙Pの送り出しミスの発生を減少させて、高速画像形成の安定性を高めることができる。
【0023】
なお、上記実施形態では、用紙分離カムローラ25の周速を中間転写ベルトの周速の1/5に設定した場合を説明したが、中間プーリ51または減速用プーリインクジェットヘッド52の径を変更することにより、1/5以外の周速に設定することもできる。この場合は、クラッチソレノイド26をONするタイミングは、上記実施形態で述べた計算方向によって求めることができる。
また、上記実施形態では、本発明の画像形成装置として、図1に示した画像形成装置を代表に説明したが、中間転写ドラムを用いた画像形成装置、インクジェットプリンタ、レーザプリンタ、サーマルプリンタなどの画像形成装置にも本発明を適用できることは勿論である。
ところで、駆動ローラ11ないし圧接ローラ23が、本発明の画像形成手段に対応し、用紙分離カムローラ25、給紙ローラ27、プーリ27a、ベルト29、挟持ローラ30およびガイド部材31が、紙送り手段に対応する。
また、中間プーリ51、減速用プーリ52、ベルト53およびベルト54が、本発明の減速手段に対応し、クラッチソレノイド26が駆動間隔短縮手段に対応する。さらに、用紙分離カムローラ25が、請求項3に記載の回転部材に対応する。
【0024】
【発明の効果】
以上のように、請求項1ないし請求項3に記載の発明によれば、紙送り手段が用紙を画像形成手段へ送り出す速度を、画像形成手段が画像の形成された用紙を送り出す所定の速度よりも減速する減速手段と、この減速手段によって減速された速度に対応して紙送り手段の駆動間隔を短縮する駆動間隔短縮手段とを備えるため、用紙の送り出し速度を上記所定の速度よりも減速することにより、用紙の送り出しミスの発生を減少させることができ、その減速した分、用紙を送り出す間隔を短縮するため、結果的に用紙を画像形成手段へ高速で供給することができる。
したがって、用紙の送り出しミスを減少させて、高速画像形成の安定性を高めることができる。
【0025】
特に、請求項2に記載の発明によれば、径の異なるプーリを組み合わせることにより、減速を行うように構成されているため、ギヤの組合せによるものよりも、比較的簡易な構成によって上記減速を実現できる。しかも、メカノイズを小さくすることができる。
【0026】
また、請求項3に記載の発明によれば、回転部材の周面に用紙を接触させて用紙を送り出す画像形成装置において、用紙の送り出しミスの発生を減少させて、高速画像形成の安定性を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明実施形態の画像形成装置の主要構成を模式的に示す説明図である。
【図2】図2(A)ないし図2(E)は、画像形成装置50の画像形成開始から転写終了までの動作を示す説明図である。
【図3】画像形成装置50の各駆動部分の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図4】従来の画像形成装置の主要構成を模式的に示す説明図である
【図5】図4に示す画像形成装置50の各駆動部分の動作タイミングを示すタイミングチャートである。
【符号の説明】
11 駆動ローラ
12 揺動アーム
15 テンションローラ
16 中間転写ベルト
17 インクジェットヘッド
25 用紙分離カムローラ
26 クラッチソレノイド(駆動間隔短縮手段)
27 給紙ローラ
29 ベルト
50 画像形成装置
51 中間プーリ(減速手段)
52 減速用プーリ(減速手段)
53 ベルト(減速手段)
54 ベルト(減速手段)
P 用紙

Claims (3)

  1. 用紙に画像を形成し、その画像の形成された用紙を所定の速度で所定の方向へ送り出す画像形成手段と、
    この画像形成手段に連動しており、その画像形成手段へ前記用紙を送り出す紙送り手段と、
    が備えられた画像形成装置において、
    前記紙送り手段が前記用紙を前記画像形成手段へ送り出す速度を前記所定の速度よりも減速する減速手段と、
    この減速手段によって減速された速度に対応して前記紙送り手段の駆動間隔を短縮する駆動間隔短縮手段と、
    が備えられていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記画像形成手段および前記紙送り手段は、
    ベルトおよびプーリの組合せによって連結されており、
    前記減速手段は、
    径の異なるプーリを組み合わせることにより、前記減速を行うように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記紙送り手段は、
    前記用紙に接する周面を有する回転部材を備え、その回転部材の回転によって前記用紙を前記画像形成手段へ送り出すように構成されており、
    前記減速手段は、前記回転部材の周速を減速するように構成されており、
    前記駆動間隔短縮手段は、前記回転部材の回転開始間隔を短縮するように構成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
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