JP3658721B2 - 自走式作業車 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、操作性、さらに作業性の向上を図った、圃場や果樹園等で使用される自走式作業車に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、圃場、果樹園等で薬剤、肥料等の散布作業、その他の各種作業に自走式作業車が使用されている。前記自走式作業車には、例えば、クローラ式走行装置を備えたものの場合、走行クラッチレバー、ブレーキレバー、サイドクラッチレバー、変速レバー、前後進切換レバー等多くの制御レバーが設けられている。
【0003】
したがって、作業者は、作業中に多くのレバーの操作をしなければならず、傾斜地や狭い場所での作業及び走行にきわめて気を使わなければならず、誤操作のおそれもあり、作業性に影響なしとは言えなかった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記事情に鑑みてなされたもので、一本のハンドルによって、走行クラッチとブレーキ、さらにサイドクラッチ操作による操向を可能とし、操作性、さらに作業性の向上を図った自走式作業車を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前記課題を解決するため、請求項1に記載の自走式作業車は、逆T字形のハンドル本体の水平部が機体に回動自在に支持され、前記水平部からその回動に連動する走行クラッチ及びブレーキの交互操作装置が設けられ、さらに前記ハンドル本体の垂直部の上端に前記水平部の回動方向と交差する方向に傾動可能な連結ハンドルが設けられ、該連結ハンドル部からその傾動に連動するサイドクラッチ制御装置が設けられてなる自走式作業車であって、前記サイドクラッチ制御装置は、前記連結ハンドルの傾動中心となるピンによってそれぞれ可動自在に支持された二つのサイドクラッチ操作レバーと、前記ピンを中心とする前記連結ハンドルの一方向及び他方向へのそれぞれの傾動操作時に前記二つのサイドクラッチ操作レバーのそれぞれに当接する二つの係止突起と、を備え、前記ピンを中心とする前記連結ハンドルの一方向への傾動操作により、前記一方の係止突起及び前記一方のサイドクラッチ操作レバーを介して一方のサイドクラッチが制御せしめられ、前記ピンを中心とする前記連結ハンドルの他方向への傾動操作により、前記他方の係止突起及び前記他方のサイドクラッチ操作レバーを介して他方のサイドクラッチが制御せしめられるものである。
【0006】
この構成によれば、一本のハンドル、具体的には、逆T字形のハンドル本体とその垂直部上端に一体に設けられた連結ハンドルにより、走行クラッチ、ブレーキ及びサイドクラッチを操作することができる。
【0007】
請求項2に記載の自走式作業車は、前記走行クラッチ部及び前記ブレーキ部にそれぞれ操作位置保持装置が設けられた構成としたものである。この構成によれば、ブレーキの解除と同時に走行クラッチの接続が行われるが、その場合において、ブレーキの解除状態及び走行クラッチの接続状態が保持され、逆に、走行クラッチの接続解除と同時にブレーキが掛けられるが、その場合において、走行クラッチの接続解除状態及びブレーキが掛けられた状態が自動的に保持される構成としたものである。
【0008】
請求項3に記載の自走式作業車は、前記連結ハンドルの傾動方向と前記機体の操向方向側のサイドクラッチ操作を一致させた構成としたものである。この構成によれば、機体操向方向側に前記連結ハンドルを倒すだけで、操向操作をすることができる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態を説明する。図1には、本発明の自走式作業車の一実施の形態として、クローラスプレーヤ1が示されている。該クローラスプレーヤ1は、薬剤、肥料等の散布作業に使用するもので、機体2の前端に折畳式のノズルマスト3を備え、前記機体2上には、薬液タンク4、エンジン5、燃料タンク6、図示しないが薬液ポンプ、各種伝動装置及び走行装置、その他の必要装置が搭載されている。
【0010】
さらに前記機体2の後端に、固定ハンドル7が設けられ、従来は、該固定ハンドル7部に、走行クラッチレバー、ブレーキレバー、左右二本のサイドクラッチレバー、その他の各種制御レバーが何本も設けられていた。図中、8は変速レバー、9は前後進切換レバーである。
【0011】
本発明では、前記従来の走行クラッチレバー、ブレーキレバー及び左右二本のサイドクラッチレバーが一本に集約される。
【0012】
図面実施の形態では、図2に示すごとく、まず、逆T字形のハンドル本体10の水平部10aがが前記機体2に回動自在に支持される。すなわち、前記機体2の左右両側に所定間隔をあけて起立させた支柱11,11間に、前記水平部10aの両端が挿通され、該水平部10aが前記機体1の前後方向に回動自在に支持されている。
【0013】
さらに、前記水平部10aから走行クラッチ12及びブレーキ13の交互操作装置14が設けられる。ここで交互操作装置14とは、前記ブレーキ13の解除と同時に前記走行用クラッチ12が接続され、逆に、前記走行クラッチ12の接続解除と同時に前記ブレーキ13が掛けられた状態にせしめることができる装置を言う。
【0014】
まず、前記走行クラッチ12について述べると、該走行クラッチ12は、図面実施の形態では、ベルトテンションクラッチであり、前記エンジン5のエンジンプーリ15と前記トランスミッション16のミッションプーリ17間に緩めにVベルト18を懸架し、該Vベルト18にテンションローラ19を押圧して緊張させることにより、前記エンジン5の駆動力が前記トランスミッション16に伝達される構成となっている。
【0015】
本発明では、前記テンションローラ19の前記Vベルト18への押圧が、前記ハンドル本体10の前記水平部10aの回動、図面実施の形態では、前記機体2の前進向への回動によって行われる構成にされている。
【0016】
すなわち、前記ハンドル本体10の前記水平部10aから前方へブラケット20が突出させられ、該ブラケット20と前記テンションローラ19が先端に取り付けられたテンションバー21の略中間部がクラッチリンク22により連結される。
【0017】
なお、前記クラッチリンク22の上下両端は、前記ブラケット20及び前記テンションバー21に、それぞれピン23,23により枢着連結され、前記テンションバー21の揺動先端に取着された前記テンションローラ19の取り付け部と反対端は、前記機体2側の適位置に同様にピン24により枢着連結されている。
【0018】
前記構成において、前記ハンドル本体10の前記水平部10aを、後に述べる連結ハンドル29を把持して前記機体2の前方に回動させると、前記ブラケット20、前記クラッチリンク22を介して前記テンションバー21の前記テンションローラ19側が下降させられ、該テンションローラ19が前記Vベルト18を押圧し、該Vベルト18が緊張させられて前記エンジン5から前記トランスミッション16に動力が伝達される。
【0019】
さらに、前記走行クラッチ12部に操作位置保持装置25が設けられる。この操作位置保持装置25は、前記走行クラッチ12を接続した場合には、その接続状態がそのまま保持され、また、前記走行クラッチ12の接続を解除した場合には、その解除状態がそのまま保持されるよう働く装置である。
【0020】
具体的には、前記テンションバー21の中間部適位置にクラッチ用引張スプリング26の一端26aを係着し、他端26bを前記テンションバー21の中立地点(デッドポイント)の後方、すなわち、該テンションバー21の前記テンションローラ19の取り付け部と反対端21aの後方において前記機体2に係着する。
【0021】
前記構成により、前記テンションバー21が前記テンションローラ19とともに前記Vベルト18側に傾けられた時には、前記引張スプリング26の働きで前記テンションロ−ラ19が前記Vベルト18に押圧させられて該Vベルト18が緊張され、前記エンジン5から前記トランスミッション16に動力が伝達される。そして人為的に前記テンションバー21及び前記テンションローラ19を当初の中立位置に復帰させない限り、オーバーデッドセンター機構によりその状態が保持される。
【0022】
つぎに、前記ハンドル本体10の前記水平部10aを前記機体2の後方向に人為的に回動させると、前記ブラケット20、前記クラッチリンク22を介して前記テンションバー21及び前記テンションローラ19が前記Vベルト18と反対側(上方)に移動させられ、前記テンションバー21の中立地点(デッドポイント)を越えると、前記クラッチ用引張スプリング26の働きで前記走行クラッチ12を切った状態が前記と同様にオーバーデッドセンター機構により保持されるものである。
【0023】
つぎに、前記走行クラッチ12とともに前記交互操作装置14を構成する前記ブレーキ13について述べると、該ブレーキ13の内部構造の詳細は図示しないが、例えば、内拡式ドラムブレーキを使用し、前記走行クラッチ12と同様に、前記ハンドル本体10の前記水平部10aの回動に連動して操作されるように構成され、しかも、前記走行クラッチ12と交互に操作されるように構成される。
【0024】
まず、前記ハンドル本体10の前記水平部10aからブレーキ操作用ブラケット27が前方へ突出させられ、該ブレーキ操作用ブラケット27と前記ブレーキ13のブレーキレバー13a間がブレーキリンク28で連結される。なお、該ブレーキリンク28の上下両端は、前記ブレーキ操作用ブラケット27及び前記ブレーキレバー13aにそれぞれピン32,32で枢着連結される。
【0025】
図面実施の形態では、前記走行クラッチ12の操作のためのブラケット20と、前記ブレーキ13を操作するための前記ブレーキ操作用ブラケット27とが、前記ハンドル本体10の前記水平部10aの同方向(前方)に向けて設けられている。
【0026】
したがって、前記ハンドル本体10の前記水平部10aが前記機体2の前方向に回動させられた時、すなわち、前記走行クラッチ12を接続した時には、逆に前記ブレーキ13の解除が行われるように構成にしなければならない。
【0027】
もっとも、前記走行クラッチ12の操作のための前記ブラケット20と反対(後)側に前記ブレーキ操作用ブラケット27を突設し、該ブレーキ操作用ブラケット27と前記走行クラッチ12の操作のための前記ブラケット20の上下回動方向が反対になるように構成して同様の作用を得るブレーキを採用してもよい。
【0028】
いずれにしても、図面実施の形態においては、前記ハンドル本体10の前記水平部10aを前記機体2の前方向に回動させて、前記走行クラッチ12を接続した時には前記ブレーキ13が解除され、前記走行クラッチ12の接続を解除した時には前記ブレーキ13が掛けられるという交互操作が行われるように構成とされる。
【0029】
さらに、前記ブレーキ13部に前記走行クラッチ12部と同様に操作位置保持装置31が設けられる。この操作位置保持装置31は、前記ブレーキ13を掛けた場合には、その状態がそのまま保持され、また、前記ブレーキ13を解除した場合には、その状態がそのまま保持されるように機能するものである。
【0030】
図面実施の形態では、前記走行クラッチ12(前記ブレーキ13)の中立位置における前記ハンドル本体10の前記水平部10aの垂直位置に起立ブラケット33を設け、該起立ブラケット33側にブレーキ用引張スプリング35の上端35aを係着し、前記ブレーキ用引張スプリング35の下端35bを前記支柱11に垂直に係着している。
【0031】
前記構成により、例えば、前記テンションバー21が前記テンションローラ19とともに前記Vベルト18側に傾けられた場合には、前記ブレーキ用引張スプリング35も働いて前記起立ブラケット33及び前記ブレーキ操作用ブラケット27も前記テンションバー21と同方向に傾けられ、前記ブレーキリンク28を介して前記ブレーキレバー13aが押し下げられてブレーキ13が解除され、その状態がオーバーデッドセンター機構により保持され、同時に前記走行クラッチ12が接続される。
【0032】
また、前記ハンドル本体10の前記水平部10aを前記機体2の後方向に人為的に回動させ、前記起立ブラケット33が中立地点(デッドポイント)を越えると前記ブレーキ用引張スプリング35の働きで前記起立ブラケット33が後方向に傾けられ、前記ブレーキ操作用ブラケット27、前記ブレーキリンク28を介して前記ブレーキレバー13が引き上げられて前記ブレーキ13が掛けられ、その状態が前記と同様にオーバーデッドセンター機構により保持され、同時に前記走行クラッチ12の接続が解除される。
【0033】
さらに、本実施の形態では、前記ハンドル本体10の前記垂直部10bの上端に、前記水平部10aの回動方向(図面実施の形態では前後方向)と交差する方向にのみ傾動可能な連結ハンドル29が設けられる。すなわち、図面実施の形態では、該連結ハンドル29は前記機体2の左右方向にのみ傾動するように構成されている。そして前記連結ハンドル29部からその傾動に連動する左右のクローラ36,36の作動を制御する周知の構成のサイドクラッチ(図示せず)の制御装置30が設けられる。
【0034】
前記図示しないサイドクラッチは、前記エンジン5と前記左右の各クローラ36の駆動輪36aとの間にそれぞれ介装され、例えば、前記トランスミッション16内に収容されている。そして、前記エンジン5から前記左右の各クローラ36の前記駆動輪36aへの走行駆動力の伝達を、それぞれ別個に断続せしめるものである。
【0035】
すなわち、例えば、直進状態から右側へ方向転換(操向)する場合には、右側のサイドクラッチを切る。その結果、前記右側のクローラ36の前記駆動輪36aがフリーもしくは制動の状態になり、前記左側のクローラ36の前記駆動輪36aのみが駆動させられ、前記機体2が右側へ方向転換させられる。
【0036】
なお、前記各サイドクラッチの断続は、前記トランスミッション16に内蔵された図示しない左右二つの操向クラッチレバーを制御することにより行われ、具体的には、前記それぞれの操向クラッチレバーの一端に連結されたボーデンケーブルのインナーワイヤを引張操作することにより行われる構成になっている。
【0037】
本発明では、前記ワイヤの引張操作を前記逆T字形のハンドル本体10の前記垂直部10bの上端に対して前記機体2の左右方向にのみ傾動可能に設けた前記連結ハンドル29により行うものである。さらに好ましくは、前記連結ハンドル29の傾動方向と機体進行方向へのサイドクラッチ操作を一致させる。
【0038】
その実施の一形態が図3及び図4に示されている。すなわち、前記逆T字形のハンドル本体10の前記垂直部10bの上端に、機体左右方向及び上方が開放された略U字形の支持部38が固着され、その内部に前記連結ハンドル29の下端に一体に設けた角型ブロック39及びその前後面に両側に左右対称に突出するように設けたサイドクラッチ操作レバー40a,40bがピン41によってそれぞれ可動自在に支持される。
【0039】
さらに、前記連結ハンドル29の下端に設けられた前記角型ブロック39の下面部の前後対角位置に、前記連結ハンドル29を左右に傾動させたとき、前記サイドクラッチ操作レバー40a,40bのそれぞれ下面に当接して該サイドクラッチ操作レバー40a,40bの一方の先端方向をそれぞれ押し上げる係止突起42a,42bが一体に設けられる。
【0040】
具体的には、図3において、前記連結ハンドル29を右方向に傾動させた場合には、該連結ハンドル29の下端に設けられた前記角型ブロック39の前記左側の係止突起42aが、前記左側のサイドクラッチ操作レバー40aの下面に当接して、該左側のサイドクラッチ操作レバー40aの先端方向を押し上げるとともに、前記右側のサイドクラッチ操作レバー40bの下面からは前記右側の係止突起42bが離れ、前記右側のサイドクラッチ操作レバー40bには影響を与えないように構成されている。
【0041】
逆に図面において、前記連結ハンドル29を左方向に傾動させた場合には、該連結ハンドル29の下端に設けられた前記角型ブロック39の前記右側の係止突起42bが前記右側のサイドクラッチ操作レバー40bの下面に当接して該右側のサイドクラッチ操作レバー40bの先端方向を押し上げ、前記左側のサイドクラッチ操作レバー40aの下面からは前記左側の係止突起42aが離れ、前記左側のサイドクラッチ操作レバー40aには影響を与えないように構成されている。
【0042】
図中、43a、43bは、前記左右のサイドクラッチ操作レバー40a,40bの下降をそれぞれ規制するストッパーである。
【0043】
つぎに、前記サイドクラッチ操作レバー40a,40bの先端に、前記サイドクラッチに内蔵された二つの操向クラッチレバーを引張操作するボーデンケーブル44a,44bのインナーワイヤ45a,45bの先端が連結され、そのアウターチューブ46a,46bの先端部が、前記逆T字形のハンドル本体10の前記垂直部10bに設けた支杆47a,47bに固定される。
【0044】
図中、48a、48bは、前記インナーワイヤ45a,45bの連結金具、49及び50はその係止用ボルト及びナット、51は前記アウターチューブ46a,46bのそれぞれ固定用ナットである。
【0045】
さらに、前記連結ハンドル29の傾動方向と前記機体2の進行方向のサイドクラッチ操作が一致させられる。すなわち、直進状態から右側へ方向転換する場合には、前記連結ハンドル29を右方向に傾動させればよく、直進状態から左側へ方向転換する場合には、前記連結ハンドル29を左方向に傾動すればよいように構成される。
【0046】
具体的には、前記連結ハンドル29を右方向に傾動させると、前記したごとく、前記左側のサイドクラッチ操作レバー40aの先端方向が押し上げられ、前記右側用ボーデンケーブル44aの前記インナーワイヤ45aが引張され、前記右側のサイドクラッチの操向クラッチレバーが引張操作されて、前記右側のクローラ36の駆動輪36aがフリーとなり、前記左側のクローラ36の駆動輪36aのみが駆動させられ、前記機体2が右側に方向転換させられるように構成される。
【0047】
また、前記連結ハンドル29を左方向に傾動させると、前記したごとく、前記右側のサイドクラッチ操作レバー40bの先端方向が押し上げられ、前記左側用ボーデンケーブル44bの前記インナーワイヤ45bが引張され、前記左側のサイドクラッチの操向クラッチレバーが引張操作されて、前記左側のクローラ36の駆動輪36aがフリーもしくは制動となり、前記右側のクローラ36の駆動輪36aのみが駆動させられ、前記機体2が右側に方向転換させられるように構成される。
【0048】
前記のごとく、図面実施の形態では、連結ハンドル29部を把持して、ハンドル本体10を中立位置から前方向に押すと、走行クラッチ12が接続されるとともにブレーキ13の解除が行われ、後方向に引くと、走行クラッチ12が接続解除されるとともにブレーキ13が掛けられる。
【0049】
また、連結ハンドル29を右方向に傾けると、機体2を右方向に方向転換させることができ、左方向に傾けると機体2を左方向に方向転換させることができる。
【0050】
【発明の効果】
本発明のよれば、一本のハンドルによって、走行クラッチとブレーキ操作、さらにサイドクラッチ操作による操向が可能であり、操作性、さらに作業性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る自走式作業車の一部省略斜視図である。
【図2】図1の要部拡大斜視図である。
【図3】ハンドル本体及び連結ハンドル部の拡大斜視図である。
【図4】連結ハンドル部の分解斜視図である。
【符号の説明】
2 機体
10 ハンドル本体
10a (ハンドル本体の)水平部
10b (ハンドル本体の)垂直部
12 走行クラッチ
13 ブレーキ
14 交互操作装置
25 (走行クラッチ部の)操作位置保持装置
29 連結ハンドル
30 サイドクラッチ制御装置
31 (ブレーキ部)の操作位置保持装置
40a,40b サイドクラッチ操作レバー
41 ピン
42a,42b 係止突起
Claims (3)
- 逆T字形のハンドル本体(10)の水平部(10a)が機体(2)に回動自在に支持され、前記水平部(10a)からその回動に連動する走行クラッチ(12)及びブレーキ(13)の交互操作装置(14)が設けられ、さらに前記ハンドル本体(10)の垂直部(10b)の上端に前記水平部(10a)の回動方向と交差する方向に傾動可能な連結ハンドル(29)が設けられ、該連結ハンドル(29)部からその傾動に連動するサイドクラッチ制御装置(30)が設けられてなる自走式作業車(1)であって、前記サイドクラッチ制御装置(30)は、前記連結ハンドル(29)の傾動中心となるピン(41)によってそれぞれ可動自在に支持された二つのサイドクラッチ操作レバー(40a,40b)と、前記ピン(41)を中心とする前記連結ハンドル(29)の一方向及び他方向へのそれぞれの傾動操作時に前記二つのサイドクラッチ操作レバー(40a,40b)のそれぞれに当接する二つの係止突起(42a,42b)と、を備え、前記ピン(41)を中心とする前記連結ハンドル(29)の一方向への傾動操作により、前記一方の係止突起(42a)及び前記一方のサイドクラッチ操作レバー(40a)を介して一方のサイドクラッチが制御せしめられ、前記ピン(41)を中心とする前記連結ハンドル(29)の他方向への傾動操作により、前記他方の係止突起(42b)及び前記他方のサイドクラッチ操作レバー(40b)を介して他方のサイドクラッチが制御せしめられる、自走式作業車。
- 前記走行クラッチ(12)部及び前記ブレーキ(13)部にそれぞれ操作位置保持装置(25),(31)が設けられてなることを特徴とする請求項1に記載の自走式作業車。
- 前記連結ハンドル(29)の傾動方向と前記機体(2)の操向方向側のサイドクラッチ操作を一致させたことを特徴とする請求項1又は2に記載の自走式作業車。
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