JP3656299B2 - 空気調和システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気調和システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、冷凍機あるいは温水ボイラー等の熱源機器によって作られた冷水あるいは温水を室内側に循環させるために、複数台の送水ポンプを設けて、室内側の要求する水量によって、送水ポンプの運転台数を決定する制御を行う場合、送水ポンプの運転台数を決定するための指標である水量や圧力の指標値は、空気調和設備の方式による特性や、送水ポンプの性能、配管の抵抗特性等に関して、専門的な知識を有する人間が設定を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の方式だと、制御装置に関する知識のみならず、空気調和システムや流体力学に関する知識が必要であり、経験を積んだ技術者でないと設定できないために、現場で設定、調整を行う人間に制約と負担を与えるという問題点があった。
本発明は、上述の問題点に鑑みて為されたもので、現場で設定、調整を行う人間に対する制約と負担が軽減される空気調和システムを提供するにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明では、熱源機器により作られた冷水又は温水を、空調する室内側に分配するために送水ポンプを複数台設置し、室内側の要求する水量により変化する送水圧力を送水ポンプの吐出側の配管に設けた圧力センサによって検出し、その検出圧力によって送水ポンプの運転台数を変更する空気調和システムにおいて、送水ポンプの最大運転台数、送水ポンプの設計流量、設計圧力及び末端必要圧力の既定値が設定されることによって、送水ポンプの運転台数を変更するための指標となる圧力値を自動的に計算し、且つ現在の運転台数毎に、該台数から増減させるべき指標となる圧力値を計算して送水ポンプの運転台数を制御する空気調和制御手段を備えたことを特徴とする。
【0005】
請求項2の発明では、熱源機器により作られた冷水又は温水を、空調する室内側に分配するために送水ポンプを複数台設置し、室内側の要求する水量を室内側からの戻り側の配管に設けた流量計により検出し、その検出流量によって送水ポンプの運転台数を変更する空気調和システムにおいて、送水ポンプの最大運転台数、送水ポンプの流量、圧力特性値及び末端必要圧力の既定値が設定されることによって、送水ポンプの運転台数を変更するための指標となる流量値を自動的に計算し、且つ現在の運転台数毎に、該台数から増減させるべき指標となる流量値を計算して送水ポンプの運転台数を制御する空気調和制御手段を備えたことを特徴とする。
【0006】
請求項3の発明では、熱源機器により作られた冷水又は温水を、空調する室内側に分配するために送水特性変更装置を具備した送水ポンプを1台乃至複数台設置し、室内側の要求する水量により変化する送水圧力を送水ポンプの吐出側の配管に設けた圧力センサによって検出し、その検出圧力と目標圧力から送水ポンプの送水特性を調節して圧力を−定に保つとともに、送水特性の調節範囲を越えて圧力の偏差が増大したときに、送水ポンプの運転台数を変更する空気調和システムにおいて、送水ポンプの最大運転台数、送水ポンプの流量、圧力特性値及び末端必要圧力の既定値が設定されることによって、送水ポンプの運転台数毎に送水特性を調節するための目標圧力値を自動的に計算し、送水ポンプの運転台数、送水ポンプの送水特性を制御する空気調和制御手段を備えたことを特徴とする。
【0007】
請求項4の発明では、熱源機器により作られた冷水又は温水を、空調する室内側に分配するために送水特性を変化させる送水特性変更装置を具備した送水ポンプを1台乃至複数台設置し、室内側の要求する水量を室内側からの戻り側の配管に設けた流量計により検出し、その流量によって送水ポンプの運転台数を変更し、且つ室内側の要求する水量により変化する送水圧力を送水ポンプの吐出側の配管に設けた圧力センサによって検出し、その検出圧力と目標圧力から送水ポンプの送水特性を調節して圧力を−定に保つ空気調和システムにおいて、送水ポンプの最大運転台数、送水ポンプの流量、圧力特性値及び末端必要圧力の既定値が設定されることによって、送水ポンプの運転台数毎に変更する流量と送水特性を調節するための目標圧力値を自動的に計算し、送水ポンプの運転台数、送水ポンプの送水特性を制御する空気調和制御手段を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項5の発明では、請求項4の発明において、室内側に設けた空気調和機から帰ってきた冷水又は温水を集める第1のヘッダーと、第1のヘッダーから出た冷水又は温水を1台乃至複数の熱源機器に分配する第2のヘッダーとを備えるとともに流量計を第1のヘッダーと第2のヘッダーとの間の配管に設け、熱源機器13で作られた冷水又は温水は第3のヘッダーを介して送水ポンプへ送られ、送水ポンプから出た冷水又は温水は第4のヘッダーを介して空気調和機へ送られることを特徴とする。
【0009】
而して各請求項の発明では、空気調和制御手段に、定められた数値を入力するだけで、制御のための各設定値がその空気調和システムに適応した値となるように計算されて自動的に設定され、適切な送水ポンプの制御が行える。
【0010】
【発明の実施の形態】
(実施形態1)
本実施形態は図1に示すように、室内側空調機器を循環して帰ってきた冷水或いは温水をヘッダー5を介して冷凍機あるいは温水ボイラー等の熱源機器群1に送り、この熱源機器群1によって冷却して作られた冷水あるいは加熱して作られた温水をまとめるヘッダー2に複数台の送水ポンプ3…を接続し、送水ポンプ3…により加圧された水をまとめるヘッダー4を介して室内側の各系統の配管を介して室内側空調機器へ送水するようになっている。空気調和制御装置DCは送水ポンプ3…の運転制御及び後述の計算を行う空気調和制御手段を構成するものである。二方弁7は送水ポンプ3をバイパスする場合に開成されるものである。
【0011】
次に送水ポンプ3の最大運転台数、送水ポンプ3の設計流量、設計圧力及び末端必要圧力から、送水ポンプ3の運転台数を変更するべき指標となる圧力の適正な数値を計算式によって求めることができることを説明する。
図1において、送水ポンプ3…の設計流量をV0、設計圧力をP0、送水ポンプ特性曲線上の任意の1点(設計流量、圧力とは別の1点)の流量をV1、圧力をP1とする。送水ポンプ3の流量と圧力の特性曲線を下記の2次式で近似するものとする。
【0012】
P=K1×V2 +K2 …(式1)
ここでPは圧力、Vは流量、K1は2次係数、K2は無次係数である。前述の送水ポンプ3…の設計圧力、流量、特性曲線上の圧力、流量が既知(既定値)であれば、K1、K2は以下の式によって求められる。
K1=(P0−P1)/(V02 −V12 ) …(式2)
K2=(P1×V02 −P0×V12 )/(V02 −V12 ) …(式3)
また室内側の負荷が最大である(要求水量が最大)時の配管系の圧力抵抗曲線を下記の式で表す。
【0013】
P=A×V2 …(式4)
ここでPは圧力(抵抗)、Vは流量Aは2次係数である。送水ポンプ3…の選定が正しいとすると、この曲線は送水ポンプ3…の最大運転台数をNとして、(P0、N×V0)の点を通るはずであるから、Aは次式により求められる。
A=P0/(N×V0)2 …(式5)
室内側の配管の末端で必要な圧力(以下末端必要圧力という)をpとし、室内側の流量に拘わらず常にこの圧力を末端で確保するするための、流量と圧力の関係は(式4)の圧力抵抗曲線を基にして下記の式で表せる。
【0014】
P=A×V2 +p …(式6)
送水ポンプ3…をn台運転しているときの送水ポンプ全体の性能曲線は(式1)より下記の式で表される。
P=K1×(V/n)2 +K2 …(式7)
本実施形態では、送水ポンプ3の運転台数の変更は送水ポンプ3の吐出側の配管に設置した圧力センサ6によって検知する送水圧力を基準として判断する。送水ポンプ3を(n−1)台運転しているとき1台起動して(n段目増段という)n台運転とすベき指標となる送水圧力Pnoは、(n−1)台運転しているときの送水ポンプ3…全体の性能曲線と末端必要圧力を確保するための曲線との交点より求められる。すなわち以下のとおりである。
【0015】
P=A×V2 +p …(式8)
P=K1×〔V/(n−1)〕2 +K2 …(式9)
∴Pno=(K2−X×p)/(1−X) …(式10)
但しX=K1/〔A×(n−1)2 〕
またn台運転時に1台停止して(n段目減段という)(n−1)台運転とすべき送水圧力Pnsは、n段目増段を行うときの流量Vnoにおけるn台運転時の送水圧力と同じにするべきであるから(式6)と(式7)と(式10)より下記の式で求められる。
【0016】
而して上記の計算及び送水ポンプ3…の運転制御を空気調和制御装置DCが行うことになる。
【0017】
本実施形態における以上の関係を最大運転台数N=4のときにグラフで表したものを図2に示す。
(実施形態2)
本実施形態2は、図3に示すように実施形態1に室内側を循環して帰ってきた冷水あるいは温水をまとめるヘッダー8を設け、全体の循環水量を検知するための流量計9を通じた後、熱源機器群1にヘッダー5により分配するようにした点で実施形態1と相違する。尚その他の構成は実施形態1と同じである。
【0018】
而して本実施形態では、増減投の判断を室内側からの帰り配管に設置した流量計9によって検知される室内側の要求水量によって送水ポンプ3の運転台数を変更する。
実施形態1と同様に、流量に拘わらず末端必要圧力を確保するとして、n段目増段流量は、末端必要圧力確保曲線と(n−1)運転時のポンプ全体の性能曲線との交点から求められる。実施形態1と全く同様にn投目増段圧力Pnoは以下の式で求められる。
【0019】
Pno=(K2−X×p)/(1−X) …(式13)
但し =K1/〔A×(n−1)2 〕
このPnoを(式8)に代入すればn段目増段流量Vnoが求められ、次式の通りとなる。
Vno=√〔(K2−p)/(A−A×X)〕 …(式14)
但しX=K1/〔A×(n−1)2 〕
またn段目減段流量はn段目増段流量から−定流量を差し引いて求める。(一般的にはポンプ設計流量の20%程度)
本実施形態における以上の関係を最大運転台数N=4のときにグラフで表したものを図4に示す。
【0020】
(実施形態3)
本実施形態は、図5に示すように送水ポンプ3に送水特性を変化させるインバータ等の送水特性変更装置10を具備した点で、実施形態1と相違する。その他の構成は実施形態1と同じである。
而して本実施形態では、送水ポンプ3に送水特性を変化させる送水特性変更装置10、例えばインバータを具備し、送水ポンプ3の吐出側の配管に設置した圧力センサ6によって検知される送水圧力を、送水ポンプ3の送水特性を調節することによって−定に保ち、送水特性を変化させるだけでは送水圧力を−定に保てない状態になったとき、すなわち送水圧力が目標値から−定量ずれたときに運転台数を変更する。
【0021】
例えば(n−1)台運転時の目標圧力Pn-1 は、末端必要圧力確保曲練と、ポンプを(n−1)台建碑運転しているときのポンプ全体の性能曲線との交点の圧力となる。実施形態1の場合と同様に(式8)と(式9)より目標圧力Pn-1 は下記の式により求められる。
Pn-1 =(K2−X×p)/(1−X) …(式15)
但し =K1/〔A×(n−1)2 〕
送水ポンプ3の増減段は、送水特性を変化させる装置を調節することによって送水圧力を上記の目標圧力に保てなくなったときに行う。すなわち送水圧力が目標圧力から−定量(概ね目標圧力の20%程度)以上高くなったときに減段、一定量(槻ね目標圧力の20%程度)以上低くなったときに増投を行う。
【0022】
本実施形態における以上の関係を最大運転台数N=4のときにグラフで表したものを図6に示す。
(実施形態4)
本実施形態は、図7に示すように送水ポンプ3に送水特性を変化させる送水特性変更装置10を具備した点で、実施形態2と相違する。その他の構成は実施形態2と同じである。
【0023】
次に本実施形態では、、増減段の判断を室内側からの帰り配管に設置した流量計9によって検知される室内側の要求水量によって送水ポンプ3の運転台数を変更すると共に、その流量に応じた目標圧力を計算し、送水圧力から送水特性を変化させる装置を調節する。
本実施形態は実施形態2と全く同様にしてn段目増段流量Vnoが求められ、次式の通りとなる。
【0024】
Vno=√〔(K2−p)/(A−A×X)〕 …(式16)
但しX=K1/〔A×(n−1)2 〕
n段目減段流量はn段目増段流量から一定流量を差し引いて求める。(一般的にはポンプ設計流量の20%程度)
送水ポンプ3に送水特性を変化させる装置を調節するための目標圧力は、流量にかかわらず末端必要圧力を確保するとして、末端必要圧力確保曲線とその時点の室内側の要求水量より以下の式で求められる。この値は要求水量が常に変化するため、制御中は常に計算を実行して求める。
【0025】
P=A×V2 +p …(式17)
本実施形態における以上の関係を最大運転台数N=4のときにグラフで表したものを図8に示す。
(実施形態5)
本実施形態5は実施形態4に対応する具体実施例を示し、4台の送水ポンプ31 …の吐出側にヘッダー4に設置した圧力センサ6、室内側に設けた空気調和機12からの帰り配管をまとめるヘッダー8と、3台の熱源機器11 …に分配するヘッダー5との間に設置した流量計9の信号を空気調和制御手段である空気調和制御装置DCに取り込み、空気調和制御装置DCは予め入力されたポンプ最大運転台数、送水ポンプ31 …の流量、圧力特性値、末端必要圧力から上述した計算により求めた運転台数を変更流量値によって、送水ポンプ31 …の適正運転台数を決定し、流量値から求められる目標送水圧力と、現状送水圧力からインバータからなる送水特性変更装置101 …を制御して送水ポンプ31 …の送水圧力を適正に保つ制御を行うのである。
【0026】
尚図中11…は二方弁、13…は戻ってきた冷水或いは温水を熱源機器11 …へ送るためのポンプ、14はヘッダーバイバス用弁を示す。
上記実施形態で送水特性変更装置10を具備する送水ポンプ3は複数台であるが、1台の場合でも良い。
【0027】
【発明の効果】
請求項1の発明は、熱源機器により作られた冷水又は温水を、空調する室内側に分配するために送水ポンプを複数台設置し、室内側の要求する水量により変化する送水圧力を送水ポンプの吐出側の配管に設けた圧力センサによって検出し、その検出圧力によって送水ポンプの運転台数を変更する空気調和システムにおいて、送水ポンプの最大運転台数、送水ポンプの設計流量、設計圧力及び末端必要圧力の既定値が設定されることによって、送水ポンプの運転台数を変更するための指標となる圧力値を自動的に計算し、且つ現在の運転台数毎に、該台数から増減させるべき指標となる圧力値を計算して送水ポンプの運転台数を制御する空気調和制御手段を備えたので、また請求項2の発明は、熱源機器により作られた冷水又は温水を、空調する室内側に分配するために送水ポンプを複数台設置し、室内側の要求する水量を室内側からの戻り側の配管に設けた流量計により検出し、その検出流量によって送水ポンプの運転台数を変更する空気調和システムにおいて、送水ポンプの最大運転台数、送水ポンプの流量、圧力特性値及び末端必要圧力の既定値が設定されることによって、送水ポンプの運転台数毎に送水特性を調節するための目標圧力値を自動的に計算し、送水ポンプの運転台数、送水ポンプの送水特性を制御する空気調和制御手段を備えたので、更に請求項3の発明は、熱源機器により作られた冷水又は温水を、空調する室内側に分配するために送水特性変更装置を具備した送水ポンプを1台乃至複数台設置し、室内側の要求する水量により変化する送水圧力を送水ポンプの吐出側の配管に設けた圧力センサによって検出し、その検出圧力と目標圧力から送水ポンプの送水特性を調節して圧力を−定に保つとともに、送水特性の調節範囲を越えて圧力の偏差が増大したときに、送水ポンプの運転台数を変更する空気調和システムにおいて、送水ポンプの最大運転台数、送水ポンプの流量、圧力特性値及び末端必要圧力の既定値が設定されることによって、送水ポンプの運転台数毎に送水特性を調節するための目標圧力値を自動的に計算し、送水ポンプの運転台数、送水ポンプの送水特性を制御する空気調和制御手段を備えたので、また更に請求項4の発明は、熱源機器により作られた冷水又は温水を、空調する室内側に分配するために送水特性を変化させる送水特性変更装置を具備した送水ポンプを1台乃至複数台設置し、室内側の要求する水量を室内側からの戻り側の配管に設けた流量計により検出し、その流量によって送水ポンプの運転台数を変更し、且つ室内側の要求する水量により変化する送水圧力を送水ポンプの吐出側の配管に設けた圧力センサによって検出し、その検出圧力と目標圧力から送水ポンプの送水特性を調節して圧力を−定に保つ空気調和システムにおいて、送水ポンプの最大運転台数、送水ポンプの流量、圧力特性値及び末端必要圧力の既定値が設定されることによって、送水ポンプの運転台数毎に変更する流量と送水特性を調節するための目標圧力値を自動的に計算し、送水ポンプの運転台数、送水ポンプの送水特性を制御する空気調和制御手段を備えたので、更にまた請求項5の発明は、請求項4の発明において、室内側に設けた空気調和機から帰ってきた冷水又は温水を集める第1のヘッダーと、第1のヘッダーから出た冷水又は温水を1台乃至複数の熱源機器13に分配する第2のヘッダーとを備えるとともに上記流量計を第1のヘッダーと第2のヘッダーとの間の配管に設け、熱源機器13で作られた冷水又は温水は第3のヘッダーを介して上記送水ポンプへ送られ、上記送水ポンプから出た冷水又は温水は第4のヘッダーを介して上記空気調和機へ送られるので、空気調和制御手段に、定められた数値を入力するだけで、制御のための各設定値がその空気調和システムに適応した値となるように計算されて自動的に設定され、適切な制御が行え、そのため現場で設定、調整を行う人間の負担が軽減されるとともに、間違った数値を設定してしまい、試運転調整時に各機器や配管に悪影響を及ぼしてしまう可能性も低くなり、また送水ポンプの台数や流量特性値が違っていても適用できる計算式で演算することが可能であるため、現場毎に計算のためのプログラムを変更する必要が無いという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の概略構成図である。
【図2】同上の諸要素の関係を説明するグラフ図である。
【図3】実施形態2の概略構成図である。
【図4】同上の諸要素の関係を説明するグラフ図である。
【図5】実施形態3の概略構成図である。
【図6】同上の諸要素の関係を説明するグラフ図である。
【図7】実施形態4の概略構成図である。
【図8】同上の諸要素の関係を説明するグラフ図である。
【図9】実施形態5の構成図である。
【符号の説明】
1 熱源機器群
2 ヘッダー
3 送水ポンプ
4 ヘッダー
5 ヘッダー
6 圧力センサ
7 二方弁
DC 空気調和制御装置
Claims (5)
- 熱源機器により作られた冷水又は温水を、空調する室内側に分配するために送水ポンプを複数台設置し、室内側の要求する水量により変化する送水圧力を送水ポンプの吐出側の配管に設けた圧力センサによって検出し、その検出圧力によって送水ポンプの運転台数を変更する空気調和システムにおいて、送水ポンプの最大運転台数、送水ポンプの設計流量、設計圧力及び末端必要圧力の既定値が設定されることによって、送水ポンプの運転台数を変更するための指標となる圧力値を自動的に計算し、且つ現在の運転台数毎に、該台数から増減させるべき指標となる圧力値を計算して送水ポンプの運転台数を制御する空気調和制御手段を備えたことを特徴とする空気調和システム。
- 熱源機器により作られた冷水又は温水を、空調する室内側に分配するために送水ポンプを複数台設置し、室内側の要求する水量を室内側からの戻り側の配管に設けた流量計により検出し、その検出流量によって送水ポンプの運転台数を変更する空気調和システムにおいて、送水ポンプの最大運転台数、送水ポンプの流量、圧力特性値及び末端必要圧力の既定値が設定されることによって、送水ポンプの運転台数を変更するための指標となる流量値を自動的に計算し、且つ現在の運転台数毎に、該台数から増減させるべき指標となる流量値を計算して送水ポンプの運転台数を制御する空気調和制御手段を備えたことを特徴とする空気調和システム。
- 熱源機器により作られた冷水又は温水を、空調する室内側に分配するために送水特性変更装置を具備した送水ポンプを1台乃至複数台設置し、室内側の要求する水量により変化する送水圧力を送水ポンプの吐出側の配管に設けた圧力センサによって検出し、その検出圧力と目標圧力から送水ポンプの送水特性を調節して圧力を−定に保つとともに、送水特性の調節範囲を越えて圧力の偏差が増大したときに、送水ポンプの運転台数を変更する空気調和システムにおいて、送水ポンプの最大運転台数、送水ポンプの流量、圧力特性値及び末端必要圧力の既定値が設定されることによって、送水ポンプの運転台数毎に送水特性を調節するための目標圧力値を自動的に計算し、送水ポンプの運転台数、送水ポンプの送水特性を制御する空気調和制御手段を備えたことを特徴とする空気調和システム。
- 熱源機器により作られた冷水又は温水を、空調する室内側に分配するために送水特性を変化させる送水特性変更装置を具備した送水ポンプを1台乃至複数台設置し、室内側の要求する水量を室内側からの戻り側の配管に設けた流量計により検出し、その流量によって送水ポンプの運転台数を変更し、且つ室内側の要求する水量により変化する送水圧力を送水ポンプの吐出側の配管に設けた圧力センサによって検出し、その検出圧力と目標圧力から送水ポンプの送水特性を調節して圧力を−定に保つ空気調和システムにおいて、送水ポンプの最大運転台数、送水ポンプの流量、圧力特性値及び末端必要圧力の既定値が設定されることによって、送水ポンプの運転台数毎に変更する流量と送水特性を調節するための目標圧力値を自動的に計算し、送水ポンプの運転台数、送水ポンプの送水特性を制御する空気調和制御手段を備えたことを特徴とする空気調和システム。
- 室内側に設けた空気調和機から帰ってきた冷水又は温水を集める第1のヘッダーと、第1のヘッダーから出た冷水又は温水を1台乃至複数の熱源機器に分配する第2のヘッダーとを備えるとともに流量計を第1のヘッダーと第2のヘッダーとの間の配管に設け、熱源機器で作られた冷水又は温水は第3のヘッダーを介して上記送水ポンプへ送られ、送水ポンプから出た冷水又は温水は第4のヘッダーを介して空気調和機へ送られることを特徴とする請求項4記載の空気調和システム。
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1995
- 1995-12-25 JP JP33636095A patent/JP3656299B2/ja not_active Expired - Fee Related
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