JP3656138B2 - 梁用化粧部材およびその施工方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、梁用化粧部材およびその施工方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、住宅その他の建築物において、通常、構造材の梁は、天井に遮られて見ることは出来ないものであった。
【0003】
しかし、近年では、天井面にアクセントを付けて、豪華に見せるために、化粧材として故意に見えるよう設置する場合がある。このような場合、無垢材、LVL、集成材等の構造材を用い、そのまま表面に塗装を行って使用するか、あるいは、表面に銘木の化粧単板をスライスしたものを貼着または印刷等を行ったプラスチック製又は木製のカバー状の化粧梁を被せる場合もある。
【0004】
さらに、従来の化粧梁には、次のような欠点があった。
(1) 傷が付き易い。
梁自体に塗装などを施してある場合は、施工時に傷が付き易く補修は困難である。股、梁は構造材なので建築の最も初期に施工され、降雨、埃、日光等に晒される上に、工事中は工具や資材が衝突して損傷を受ける恐れが大である。
【0005】
(2) 固定が不充分である。
化粧カバー型は、多数の釘や接着剤を使用しないと脱落・落下の恐れがある。
【0006】
(3) 釘が見えて見苦しい。
化粧カバー型は、嵌合材を使用したものでは釘が見えないタイプもあるが、長さ5〜6mもあり、重量があるので通常は釘や接着剤併用の場合が多い。
【0007】
(4) 嵩張って運搬が困難。
化粧カバー型のうち、箱状に予め組み立てたタイプでは中空の部分が大きく、空気を運んでいるようなものである。また、化粧材なので強度が低く、容易に破損してしまう。従って、輸送時には細心の注意が必要で、頑丈な梱包材を使用したり、専用の輸送容器が必要である。
【0008】
(5) 施工に時間がかかる。
コーナー材、平面材、下地材等多くの部材を施工現場で組み合わせる必要があるので、手順が複雑で、施工に時間がかかる。
【0009】
(6) 接着剤やコーキングがはみ出し易い。
化粧材部分の取り付けには接着剤やコーキング材を多用するが、幾つもの部材を組み合わせるタイプでは隙間が多く、余分な接着剤がこの隙間を通って化粧面を汚染する場合が多い。又、はみ出しを恐れる余り、接着剤の塗布量を少なくすると、接着力が不充分となる恐れがある。
【0010】
(7) 隙間が発生し易い。
化粧カバー型は、部材の僅かな反り等で隙間が発生しやすい。この防止の為に、接着剤が硬化するまで、隠し釘で仮固定たり、クランプ等で押さえる手間がかかる場合がある。
【0011】
(8) リフォームが困難。
化粧カバー型も一体型も専用の下地を使用した新築時専用なので、リフォームには対応していない。
【0012】
(9) 下地材毎に多くのベース材が必要。
専用のベース材で単一の下地に対応している場合が大半なので、例えば、鉄骨下地とLVL下地の両方に対応は出来ない。
【0013】
(10) 養生が必要。
梁本体が化粧材の場合、傷の防止のためにありあわせの材料で保護材(養生)が必要である。この取り付け及び撤去の手間が掛かる。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】
そこでこの発明は、従来の方法の欠点を除去するために発明されたものであり、簡単な構造で、強度にすぐれ、嵩張らず、施工も短時間で行える梁用化粧部材および施工方法を開発・提供するものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】
その手段としては、梁のベース材と化粧材を分離し、しかも、化粧材は一枚の板状のものを折り曲げて施工できる構造とするものである。
【0016】
【発明の実施の形態】
そこで、先ず、第一の発明の一実施例を図面に従って説明すると、梁(X)を囲む,ベース材(1)と化粧材(2)とを別個に設け、該ベース材(1)は、梁(X)の横幅(α)と同一寸法を有し、該ベース材の両端部より外方に突出した係止部(1a)をそれぞれ設け、化粧材(2)は、底面部(2a)と左・右側面部(2b)(2b′)を有する断面がコ字状からなり、これら左・右側面部(2b)(2b′)の上端部付近のそれぞれ内側に、前記係止部(1a)を嵌挿する凹部(3)を設けたことを特徴とする梁用化粧部材から構成される。
【0017】
次に、第二の発明の一実施例を図面により説明すると、梁(X)を囲む,ベース材(1)と化粧材(2)とを別個に設け、該ベース材の両端部より外方に突出した係止部(1a)をそれぞれ設け、化粧材(2)は、底面部(2a)と左・右側面部(2b)(2b′)を有する断面がコ字状からなり、これら左・右側面部(2b)(2b′)の上端部付近のそれぞれ内側に、前記係止部(1a)を嵌挿する凹部(3)を設けた梁用化粧部材であって、梁(X)の上面部に、ベース材(1)を固定し、該ベース材の梁(X)から突出した左右の係止部(1a)(1a)に化粧材(2)の凹部(3)を嵌挿して梁(X)を被覆することをを特徴とする梁用化粧部材の施工方法から構成されるものである。
【0018】
尚、ベース材(1)の係止部(1a)と、化粧材(2)の凹部(3)との接合箇所には、梁(X)の裏面に接着剤を塗布して化粧材(2)と固定してもよく、フィニッシュネール等の頭部が小さな次で補助的に固定してもよいものである。
【0019】
尚、化粧材(2)は、断面がコ字状であると述べているが、展開すると、平板状であり、中途に、折り曲げ用の溝(A)と、凹部(3)形成用の溝(B)を設け、表面には、化粧面に、木目状のシート(C)を貼着したものにすれば、搬送が、極めて便利となる。
【0020】
また、このベース材(1)と化粧材(2)を用いて、図3に示すように、梁(X)の下部に、ベース材(1)を固定し、該ベース材(1)のそれぞれ係止部(1a)(1a)に、化粧材(2)を折り曲げて、断面がコ字状に形成し、凹部(3)と係合させて、梁に見せかけた空間部を形成し、内部に、配線管を形成することも可能である。
【0021】
【発明の効果】
この発明によると、梁(X)を、ベース材(1)と化粧材(2)とで、化粧でき、しかも、化粧材(2)は展開すると平面の板状となり、運搬等において、場所を占めず、また、梁(X)の周囲に巻き付け、固定することにより、簡単・迅速に施工できる等極めて有効なる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す一部欠截斜視図である。
【図2】この発明の使用状態の一実施例を示す説明図である。
【図3】この発明の他の使用状態の一実施例を示す説明図である。
【符号の説明】
1 ベース材
1a 係止部
2 化粧材
2a 底面部
2b 左側面部
2b′右側面部
3 凹部
α 梁の横幅寸法
X 梁

Claims (3)

  1. 梁(X)を囲む,ベース材(1)と化粧材(2)とを別個に設け、該ベース材(1)は、梁(X)の横幅(α)と同一寸法を有し、該ベース材の両端部より外方に突出した係止部(1a)をそれぞれ設け、化粧材(2)は、底面部(2a)と左・右側面部(2b)(2b′)を有する断面がコ字状からなり、これら左・右側面部(2b)(2b′)の上端部付近のそれぞれ内側に、前記係止部(1a)を嵌挿する凹部(3)を設けたことを特徴とする梁用化粧部材。
  2. 梁(X)を囲む,ベース材(1)と化粧材(2)とを別個に設け、該ベース材の両端部より外方に突出した係止部(1a)をそれぞれ設け、化粧材(2)は、底面部(2a)と左・右側面部(2b)(2b′)を有する断面がコ字状からなり、これら左・右側面部(2b)(2b′)の上端部付近のそれぞれ内側に、前記係止部(1a)を嵌挿する凹部(3)を設けた梁用化粧部材であって、梁(X)の上面部に、ベース材(1)を固定し、該ベース材の梁(X)から突出した左右の係止部(1a)(1a)に化粧材(2)の凹部(3)を嵌挿して梁(X)を被覆することをを特徴とする梁用化粧部材の施工方法。
  3. 化粧材(2)が、平板状であり、中途に、折り曲げ用の溝(A)と、凹部(3)形成用の溝(B)を設け、表面には、化粧面に、木目状のシート(C)を貼着したことを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載の梁用化粧部材およびその施工方法。
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