JP3655946B2 - 衣類乾燥機 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、燃焼排気ガス中のCO(一酸化炭素)濃度を検出するCOセンサを備えた衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の衣類乾燥機として、ガスバーナの燃焼排気ガスを回転ドラム内に導入して、衣類を乾燥させるものが知られている。この衣類乾燥機では、燃焼排気ガスはドラムの背後に設置したファンにより、ドラムに設けたフィルタおよび排気ダクトを介して強制的に室外に導き出される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、ファンの故障やフィルタの目詰まりにより燃焼排気ガスの強制排出が良好に行われなかった場合や、バーナの故障がある場合には、燃焼状態が悪くなり、排気ガス中のCO濃度が高まる可能性があった。この時、万一排気ダクトが外れていると、CO濃度の高い燃焼排気ガスが室内に溜まる可能性があった。
【0004】
本発明は、上記事情を考慮し、排気ガス中のCO濃度を高い精度で検出し、安全性を高めることができる衣類乾燥機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明は、バーナからの燃焼排気ガスが通過する排気経路に衣類を配して乾燥させるようにした衣類乾燥機において、衣類の湿気が通る上記排気経路にCOセンサと湿度センサとを設け、さらに、上記湿度センサの湿度情報に基づいて上記COセンサからのCO濃度情報を補正する補正手段を備えたことを特徴とする。
【0006】
請求項2の発明は、衣類を収容して回転するドラムと、このドラムに燃焼排気ガスを供給するバーナと、ドラムに連なる排気ダクトと、バーナの燃焼排気ガスをドラムに導きドラム内の燃焼排気ガスと湿気を排気ダクトへ導くファンと、ドラム内の衣類の乾燥度を検出する乾燥度センサとを備えた衣類乾燥機において、上記排気ダクトに設けられたCOセンサと、このCOセンサからのCO濃度情報を上記乾燥度センサからの乾燥度情報に基づいて補正する補正手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】
【作用】
請求項1の発明では、燃焼排気ガス中のCO濃度をCOセンサにより検出する。その場合、COセンサの検出信号は排気ガス中の湿度の影響で変化する(例えば湿度が高いほど濃度を少なめに検出する)。しかし、本発明では、湿度センサによって得た湿度の情報に応じて、COセンサのCO濃度を補正するので、精度のよいCO濃度を検出することができる。
【0008】
請求項2の発明では、衣類乾燥機にCOセンサを設け、衣類乾燥中に排気ガス中のCO濃度を検出し監視するので、安全性を高めることができる。この衣類乾燥機では、特に乾燥初期に排気経路の湿度が高まり、COセンサのCO濃度情報が不正確になってしまうが、乾燥度センサからの衣類の乾燥度情報,すなわち排気ガスの湿度情報に応じてCO濃度を補正するので、精度のよいCO濃度を検出できる。また、乾燥度センサを湿度センサとして用いるので、別に湿度センサを設ける必要がない。
【0009】
【実施例】
以下、本発明の一実施例である衣類乾燥機(燃焼装置)を図面に基づいて説明する。この衣類乾燥機は、外装ケース1と、この外装ケース1に収容され回転自在に支持されたドラム2と、外装ケース1の前面開口を塞ぐ前蓋3とを備えている。ドラム2は、ベルト4を介してモータ5により回転される。
【0010】
このドラム2の下方にはバーナ10が設けられている。このバーナ10はガス管11に接続されたノズル12からガスの供給を受けるとともに、ファン13からの燃焼空気の供給を受けて、ガス燃焼を行う。ガス管11には、ガスの供給,停止を制御する主電磁弁14と、ガス供給量を制御する比例電磁弁15が設けられている。バーナ10からの高熱の燃焼排気ガスは、連通ダクト16を経てドラム2に導かれるようになっている。
【0011】
外装ケース1内において、ドラム2の背後には排気ダクト20(排気経路)が配置されている。この排気ダクト20は、ドラム2の背壁に形成された開口2aに連通している。この開口2aにはフィルタ21が装着されている。排気ダクト20にはファン22が収容されている。このファン22が、ドラム2と共通の上記モータ5により回転し、これにより、バーナ10の燃焼排気ガスをドラム2に導いてドラム2内の衣類を乾燥させ、この燃焼排気ガスとドラム2内で発生した湿気を排気ダクト20に導びき、さらにこの排気ダクト20に連なる外部の排気ダクト23(排気経路)を経て室外に放出している。したがって、ドラム2も燃焼排気ガスのための排気経路になっている。
【0012】
上記ドラム2の前側に配置された開口を有する壁6には、ドラム2内空間に臨む乾燥度センサ25が設けられている。この乾燥度センサ25は、基本構成として一対の電極を有し、ドラム2が回転している最中にこれら電極に接する衣類の電気抵抗を、衣類の乾燥度として検出するものである。この衣類の乾燥度はドラム2内の空間の湿度と相関関係を有しているから、乾燥度センサ25は湿度センサとしても認識される。
【0013】
図1に示すように、外装ケース1内には、マイクロコンピュータ40を含む制御ボードが収容されている。マイクロコンピュータ40はメモリに記憶されたプログラムを実行することにより、上記衣類乾燥のためのガス燃焼制御,ドラム2,ファン22回転のためのモータ5の制御を実行して、ドラム2内の衣類を乾燥させ、乾燥度センサ25で検出された衣類の乾燥度が所定のレベルに達した時に、この衣類乾燥のための制御を終了する。
【0014】
上記衣類乾燥機の構成,作用は従来のものと同様である。次に本発明の特徴部分について説明する。
上記排気ダクト20には小ボックス26が設けられており、この小ボックス26内にCOセンサ30が設置されている。小ボックス26内のCOセンサ30は、排気風の影響を受けずにCO濃度を検出できる。
【0015】
図2に示すように、上記COセンサ30は、ベース30a上に設置された検出部31、温度計測部32、比較部33を備えている。検出部31は、白金コイルと、その周囲を取り囲む球形状の多孔質セラミック31aとにより形成されている。この多孔質セラミック31aはアルミナとロジウムからなり、その表面にCOが接すると接触燃焼が生じる。比較部33は、白金コイルと、その周囲を取り囲む球形状の多孔質セラミック33aとにより形成されている。この多孔質セラミック33aはアルミナを原料としており、一酸化炭素が接しても接触燃焼は生じない。
【0016】
上記COセンサ30では、検出部31、比較部33のそれぞれに電圧を印加し、所定温度になるように加熱する。COが雰囲気中に存在すると、検出部31で接触燃焼が生じるため、検出部31の温度が上がり、白金コイルの電気抵抗が大きくなる。他方、比較部33では、接触燃焼が生じないので、温度は変化せず、白金コイルの抵抗は変わらない。上記マイクロコンピュータ40では、上記検出部31,比較部33の抵抗値の情報と、温度計測部32で計測した雰囲気温度とにより、雰囲気中のCO濃度を検出する。
【0017】
上記マイクロコンピュータ40では、上記COセンサ30からのCO濃度情報に対応した安全確保のための制御を実行する。
ところで、衣類乾燥機では特に衣類乾燥の初期の段階で排気ガスの湿度が高い。上記COセンサ30の検出部31では、雰囲気中の湿度が高くなると、接触燃焼の効率が低下するため、CO濃度が実際より低く検出される。そこで、マイクロコンピュータ40では、CO濃度を湿度に応じて補正している。
【0018】
詳述すると、マイクロコンピュータ40は、図3に示すように、補正手段41と判定手段42を実質的に備えている。上記補正手段41は、COセンサ30からのCO濃度情報を、乾燥度センサ25からの湿度情報に応じて補正する。すなわち、乾燥度センサ25で検出された衣類乾燥度が低いほど(排気ダクト20を通る排気ガスの湿度が高いほど)、COセンサ30からの濃度情報に乗ずべきゲインを大きくする。このようにして補正されたCO濃度情報に基づき、判定手段42は、安全か否かを判定する。判定の仕方には、各種の態様が考えられる。例えば、補正CO濃度が予め与えられている許容値に達したときに、非常状態であるとして、非常状態検出信号を出力する。あるいは、所定の周期でサンプリングされた補正CO濃度をサンプリングし、そのCO濃度の雰囲気中に人が晒されたと仮定したときの血中ヘモグロビンCO濃度を、積算しておき、その積算濃度が許容値に達したときに、非常状態検出信号を出力する。
【0019】
上記非常状態検出信号の出力により、主電磁弁14が閉じられてガス燃焼が停止するとともに,モータ5が停止し、また、図示しない警報器が作動する。
【0020】
上述したように、COセンサ30で常時、排気ガス中のCO濃度を監視しているので安全性を確保できる。また、COセンサ30で検出されるCO濃度情報を湿度情報に応じて補正するので、高精度でCO濃度を検出でき、保安動作の信頼性を高めることができる。
【0021】
また、本来衣類乾燥機に付属している乾燥度センサ25でCO濃度補正のための湿度検出センサを兼用しているので、センサの数を余分に増やさずに済み、低コストに構成できる。
【0022】
上記実施例では、湿度センサとして、衣類の電気伝導度を検出する乾燥度センサを用いたが、排気ダクト20内に通常の湿度センサを装着し、この湿度センサからの湿度情報に基づいて制御してもよい。
【0023】
【発明の効果】
以上説明したように、請求項1の発明によれば、COセンサで検出されたCO濃度を、湿度情報に応じて補正するので、正確にCO濃度を検出することができ、衣類乾燥機における保安機能の信頼性を向上させることができる。
【0024】
請求項2の発明によれば、衣類乾燥機において、CO濃度を監視して安全性を確保できるとともに、湿度に応じた補正により正確にCO濃度を検出するので、信頼性を高めることができる。しかも湿度センサとして衣類の乾燥度センサを兼用するので、コストを安くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である衣類乾燥機の概略構成を示す断面図である。
【図2】同実施例に用いられるCOセンサの拡大斜視図である。
【図3】同実施例における保安システムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
2 ドラム(排気経路)
10 バーナ
20,23 排気ダクト(排気経路)
25 乾燥度センサ(湿度センサ)
30 COセンサ
41 補正手段

Claims (5)

  1. バーナからの燃焼排気ガスが通過する排気経路に衣類を配して乾燥させるようにした衣類乾燥機において、
    衣類の湿気が通る上記排気経路にCOセンサと湿度センサとを設け、さらに、上記湿度センサの湿度情報に基づいて上記COセンサからのCO濃度情報を補正する補正手段を備えたことを特徴とする衣類乾燥機
  2. 衣類を収容して回転するドラムと、このドラムに燃焼排気ガスを供給するバーナと、ドラムに連なる排気ダクトと、バーナの燃焼排気ガスをドラムに導きドラム内の燃焼排気ガスと湿気を排気ダクトへ導くファンと、ドラム内の衣類の乾燥度を検出する乾燥度センサとを備えた衣類乾燥機において、
    上記排気ダクトに設けられたCOセンサと、このCOセンサからのCO濃度情報を上記乾燥度センサからの乾燥度情報に基づいて補正する補正手段とを備えたことを特徴とする衣類乾燥機。
  3. 上記乾燥度センサが上記ドラム内空間に臨み、衣類の電気抵抗を衣類の乾燥度として検出することを特徴とする請求項2に記載の衣類乾燥機。
  4. さらに、上記補正されたCO濃度情報に基づき安全か否かを判定し安全でないと判定した時には非常状態検出信号を出力して、上記バーナの燃焼を停止させる判定手段を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の衣類乾燥機。
  5. 上記判定手段では、補正されたCO濃度の雰囲気中に人が晒されたと仮定したときの血中ヘモグロビンCO濃度を積算し、その積算濃度が許容値に達したときに、上記非常状態検出信号を出力することを特徴とする請求項4に記載の衣類乾燥機。
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