JP3655624B2 - ガットを張るための装置 - Google Patents

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Description

技術分野
本発明は、バトミントンやテニスのラケットのガットを一定の張力で張り渡すための装置に関する。本発明は、更に詳しくは、小型で携帯性に優れたガットを張るための装置に関する。
背景技術
バトミントンやテニスのラケットは、フレームにガットが格子状に張られていてラケット面を形成している。このようなラケットのガットは、通常、一定の張力で略均一に張られている。このような、ラケット面を形成するガットは、激しいプレーや、また寿命によって、必然的に切れてしまうものである。また、たるんでしまったり張り具合が気に入らない場合にもガットの張替えが必要になる。このように、バトミントンやテニスのラケットには、頻度の差はあるが必ずガットの張替えが付随する。
そして、従来は、ガットの張替えは、プレーヤー自らが行うことは比較的困難であり、通常はスポーツ専門店のようなガットの張替えを専門的に行う業者に依頼しなければならなかった。このようにガットの張替えを個人的に行うことが困難なのは、ガットは一定の張力で張り上げられている必要があり、そのためには比較的高価で大きな器具を必要とするからである。
そこで本発明は、比較的に容易にガットの張替えを行うことができ、しかも、小型で携帯性にも優れたそのような装置を提供することを課題とする。
発明の開示
本発明者は上記の課題を解決すべく種々検討を重ねた結果、環状のフレームに沿って形成された複数個のガット孔を有するラケットに、ガットを張るための装置であって、ラケットの環状フレームの少なくとも一ヶ所をクランプするクランプ機構と、環状フレームのガット孔を通して予めゆるく張られたガットの一部を挟んでこれに引張り張力を付加するための引張りヘッドとを備え、前記クランプ機構をラケットを載置するフレームベースに取り付け、前記引張りヘッドを前記環状フレームの外周部において、この環状フレームの外縁に当接離間可能に配置し、ガットに引張り張力を付加したとき、前記引張りヘッドが、環状フレームの外縁に当接すると共に、付加された前記引張り張力によって前記環状フレームの少なくとも一部を保持するよう構成したことを特徴とする装置とすることによって解決されることを見いだした。
そのような装置において、クランプ機構を環状フレームの略中心のまわりに旋回可能に構成し、また引張り張力を付加するための引張りヘッドを、スライドレールに沿って環状フレームの半径方向にスライド可能に配置することで、引張りヘッドはフレームをクランプするためのスライド式の接圧クランプとして機能することになるため、フレームをクランプしながらガットを常に安定した状態で引張ることが出来るほか、フレームの大きさが異なる種々のラケットの張り替え作業にも、装置自体を改造せずに、そのまま対応できる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本発明の一実施例を示す側面図であり、図2は、図1の一部拡大図である。図3は、本発明の一実施例を示す斜視図である。図4及び図5は、張力保持器を示す図である。図6は、本発明の一実施例の装置の分解状態を示す図でケースなどに収容できるように集約した場合の一例図である。図7及び図8は、本発明の一実施例の装置の使用状態を示す図である。図9は、本発明の一実施例の装置の使用状態を示す斜視図である。
発明を実施するための最良の形態
以下、本発明を実施するにあたり好適なガットを張る装置の構成例を、図面を参照しながら順に示して説明する。
まず始めに、本実施例のガットを張る装置の構成について説明する。
図1は、本発明のガットを張る装置の一実施例を示す側面図である。図2はその一部拡大図、又図3はその斜視図である。
図1において、Cは本装置の基台部となる台座である。HはガットGを挟んでこれに矢印a方向の引張り張力を付与する為の引張りヘッドで、台座Cに設けられたスライドレールRに沿って矢印b方向にスライド可能に載置される。11、12はガットの環状フレームFの一方側をクランプする上下のクランプ部材で、台座Cに植設された軸72の周りに回転自在に支持されたアーム9の一端に保持されている。軸72は、フレームベースTの軸受部材3を回転可能に支持するためのもので、アーム側に取付けられた軸受部材3に嵌め込まれている。10は引張りヘッドHを用いて張り渡したガットの張力を保持する張力保持器を吸着固定させるための磁性体製の円盤で、その中心部分が軸受部材3上に固定されている。張力保持器については後述する。上記の軸受部材3、アーム9、円盤10および上下のクランプ部材11、12を、本実施例中においてフレームベースと呼ぶ。クランプ部材11、12は、フレームFとシャフトSの連結部分となるネック部Nをクランプする。引張りヘッドH回りの構成については、図2に基づいて説明する。
図2は、図1の一部拡大図であり、主として引張りヘッドH周りの構成を示すものである。
図2において、14は引張りヘッドHの本体である。13は引張りヘッドHをスライド可能に取付けるための摺動部材で、スライドレールRに挿通されている。摺動部材13はまた、本体14を回転可能に支持するための部材でもあり、その上部に穿設された孔17に本体14が嵌め込まれている。15はガットに張力を付加する為の引張り器で、本体14において、回転軸16のまわりに回転自在に支持され、20はガットを挟持するガット挟持板で、引張り器15の外周上に設けられる。21はガットを受けるための突起部分であり、ガット挟持板20の下側部分に設けられる。18は、引張り張力を付与するための手動旋回レバーであって、軸24を介して引張り器15に取付けられる。ガットを引張る際にはAからBに向かう方向の回転トルクが手動旋回レバーから引張り器15に付加される。ここで軸24は、表面の一部にネジ山が形成されるほか、その先端が回転軸16まで届くように構成されている。そのため、手動旋回レバー18を捻ることにより、軸24の先端が回転軸16に当接し、引張り器15を所望の回転角度で仮止め出来るようになっている。71はガット孔であり、ラケットの環状フレームFの外周に規則的に多数形成されている。ガットを挟む構成および張力の測定については、図3に基づいて説明する。
図3は、図1及び図2に示した装置の斜視図である。ラケットのフレームFは省略してある。
23は、ガットの締付け機構で、2枚の挟持板20の間に挿入されたガットを動かないように固定するためのもので、カムの働きで2枚のガット挟持板の間に設けられた隙間を狭める。
19は、引張り器15を初期位置に引き戻しておくためのリターンスプリングで、一端が本体14に、他端が引張り器15に係合されている。
22は、ガットに付加されている張力の値を示すための目盛である。
ここでガットに付加されている張力を測定する手段について説明する。図3において、▲1▼まず、ガットを2枚のガット挟持板20の隙間に挟み込み、これを締付け機構23により両側から締め付けて固定する。その際、フレームFとガット挟持板20の区間のガットのたるみを予め除去しておく。▲2▼その状態でガットを引張る。▲3▼このとき実際に引張ったガットの長さが、ガットに掛けられた張力に相当するので、これによりガットの張力測定を行う。本実施例では引張りヘッドHに予め、引張った長さを引張った張力(ポンド)に換算した張力の目盛22を刻んであるため、実際にガットを引張る際にはこの目盛の指示値を読んで張力を測定する。
また装置1を使用する際には、引張ったガットの張力を保持する張力保持器が併せ用いられるのでこれにつき説明する。図4及び図5は、張力保持器の構成の一例を示すものである。
図4(a)は張力保持器2の側面図、図4(b)は張力保持器2の正面図である。
図4(a)および(b)において、2が張力保持器であり、中間板80及びその両側に並べて配される2枚の挟み板81と、締付け機構83とからなっている。これら3枚の板は、上端部付近で接合されているほか、下端部には凹凸部86を有している。中間板80の底部には端部に磁石を取付けた脚85が備えられる。締付け機構の構成については、図5(a)及び(b)に基づいて説明する。
図5(a)は図4(b)の拡大図であってノブ84が図4(a)のX点にあるときのもの、図5(b)はノブ84が図4(a)のY点にあるときの張力保持器2の正面図である。図5(a)及び(b)においてノブ84は省略してある。
図5(a)および(b)において、締付け機構83は、貫通軸89と、これに取付けられた2個のカム87とからなる。カム87は短円筒形状をなしており、貫通軸89とは偏心した状態で係合している。カム87の外周面にはノブ84が備えられる。貫通軸89は中間板80及び2枚の挟み板81を貫通している。カム87の接触面88は貫通軸89に斜めになっていて、又接触面88は挟み板81に接している。尚中間板80は樹脂から、挟み板81はバネ鋼でできた金属板からなり、貫通軸89およびカム87は真鍮からなる。
図5(a)および(b)において、ノブ84を図4(a)のXからYに向かう方向に回すと、貫通軸89に偏心して取付けられたカム87も同時に回転し、カム87の回転運動は、挟み板81と中間板80との間の隙間82を狭める直線運動に変換される。隙間82に挟まれたガットGはこうして締付け固定される。
以上の構成からなる本実施例の装置1は組み立て式とされ、図6に示されるようコンパクトに収納可能とされる。
図6において、4はガットをガット孔に挿通する際に用いるガット通し具で、5はその先端に形成される環である。環5は直径略0.2mm程度のピアノ線で形成され、型くずれしない一方、任意に変形可能に形成されている。ガットをガット孔に挿通する際には、▲1▼ガット通し具4の環5を予めガット孔に通しておき、▲2▼この環5にフレームの外周部と内周部とを通過させたいガットを挿入し、そののち、▲3▼ガット通し具4をガット孔から引き抜くようにすれば、ガット孔を傷めないようにガットを架け渡していくことができる。
次に、上記構成からなるガットを張る装置の使用方法を説明する。
第一例
以下に示す一例は、ラケットの縦方向と横方向のガットを、別々に張り上げていく使用方法を示すものである。その際、2本のガットを使用し、最初に縦方向のガットを架け渡し、これを引張って縦方向のガット列を完成させたのち、横方向のガットも同様に張り渡して完成させる。以下、図7および図8に基づいて説明する。
図7は、この例によるガットを張る装置の使用状態を示す図であり、ラケットの縦方向のガットから順に張り渡していく様子を示している。この図では、スライドレールRは省略し、スライドレールRの通る中心線を1点鎖線で表し、円盤10及び上下のクランプ部材11、12を破線で表している。
まず、ガットを張り渡してゆく作業の前に、予め縦方向のガットをラケットのフレームに適当に架け渡しておく。
図7において、30は、予め緩く張られたラケット縦方向のガットである。ガットを架け渡す際、予めガットの一端に結び目70を作っておいてから、ガット孔に通すようにする。そののち、縦方向のガット30を第1列目31、第2列目32、第3列目33、第4列目34・・・・・と、順次ガット孔に通して架け渡していくようにする。
隣接するガット孔の間にはループ部Lが形成されるが、出来たループ部Lはたるませたままにしておく。
縦方向のガットを架け終えたのち、ラケットのネック部Nを、フレームベースTの上下のクランプ部材11、12で挟んで固定する。
その後図7に示すように、引張りヘッドHをフレームFの所定位置、即ち最初に引張りたいガット(第2列目32)の近傍に密着させ、ループ部Lのガットを2枚のガット挟持板20の隙間に通し、これを両側から締付けて固定する。その際、ガット挟持板20とフレームFの区間のたるみは可能な限り排除しておく。然る後、手動旋回レバー18を持ってガットを引っ張る。ガットに掛けている張力は、目盛22の指示値から読み取る。所望の張力、例えば20ポンドまで引っ張った後、引張り器15をその位置で停留するよう仮止めする。仮止めは、手動旋回レバー18を捻って、手動旋回レバーの軸24の先を回転軸16に突き当てることにより行う。これにより引張り器15はリターンスプリング19の収縮力に抗して仮止め状態となる。
仮止め後、引張った(第2列目の)ガット32とこれに隣接する第1列目のガット31の間に張力保持器2を挿入する。隣接する双方のガット(第1列目31と第2列目32)の間に張力保持器2を挿入した状態では、この保持器全体が磁力によって円盤10に吸着固定されるので、この部分のガットは前記引張り器15によって付与された張力が保持される。
張力保持器2で張力を仮止めすれば、その後はガット挟持板20からガットを取り除き、又引張り器15の仮止め状態も解除し、引き続いて同様の手順で隣接する縦方向のガットを順次張り渡してゆく。即ち、第4列目34と第5列目35との間のループ部Lのたるみを、第3列目と第4列目に架け渡してあるガットを手繰り寄せて大きくしておいた後、引張りヘッドHを縦方向第4列目のガット34のガット孔付近に移動させ、第2列目のガット32を引張ったときと同様の手順で第4列目54のガットも引張ってゆく。
尚張力保持器2を複数個使用し、引張ったガットを逐次クランプしてゆけば、スムーズに作業を進めることができる。
ラケットの縦方向のガット30を張り終えれば、今度はラケットの横方向のガット50を、適宜架け渡して行く。
図8は、縦方向を張り終えた後、横方向のガットを順に張り始めてゆく様子を示すものである。図8では縦方向のガット30は省略している。
図8において、50は横方向のガットであり、予め、フレームのネック部Nの側から順に、先に張り終えた縦方向のガット30を縫うように架け渡されたものである。横方向のガットも、縦方向と同じ要領で張ってゆくことができる。
図8に示すように、横方向のガットを張り始めて行く際には、まずラケットを旋回させて、フレーム外周部の所定位置(ガットの第2行目52付近)に引張りヘッドHを密着させる。そののち、引張り作業を行ってゆく。このようにしてガットを最後まで張り上げて行けば、作業は終了する。
第二例
上述した例は、縦又は横方向のガットを予め適当に架け渡しておく使用方法である。次に示す別の一例は、逐次、▲1▼ガットをラケットに架け渡す、▲2▼そのガットを引張る、▲3▼引張った張力を保持しつつ、次の列にガットを架け渡し、また上記▲1▼、▲2▼の作業を繰り返す、ことによってガットを張り渡してゆく方法である。図9は、この例による装置の使用状況を示すものである。
図9に示すように、この例においてガットは、フレーム縦方向真ん中から張り始められる。その際、予めガットの一端に結び目70を作っておいてから、ガット孔に通すようにする。ガットの引き始めは、ガットを1往復分架け渡した後の、その第2列目のガットから行う。即ち、最初に引張りたい第2列目のガットが通るガット孔近傍に引張りヘッドHを密着させてから、ガット挟持板でガットを固定し、然る後、第2列目のガットを引張る。その後の作業は第1例と略同じであり、引張り器15を仮止めし、第1列目と第2列目のガット間に張力保持器を挿入して引張った張力を保持する。そのまま、ガットを第3列目と第4列目に架け渡して、今度は第4列目のガットを引張り器15で引張って、第3列目と第4列目のガットを張り渡す。以下、同様の手順で、第6列目、第8列目・・・・・と、逐次ガットを引張って、作業を進めてゆく。フレーム端まで作業を終えれば、縦方向の残りも張り渡して、そののち、横方向の作業を行う。
以上、本実施例に係る装置1の構成及びその使用方法について説明したが、上記構成によれば、フレームFのネック部Nの辺りをしっかりとクランプするので、この1箇所だけでフレームを十分安定して固定出来る。従来例の様にフレームFの外周をクランプする必要がないため、フレームの大きさやシャフトの径が異なる種々のラケットを、装置に何ら改造を施すことなくそのまま固定出来る。
引張りヘッドHはスライド機構のほか、回動機構を備えているため、フレームFの回転角度如何に関わらず、引張りヘッドHはガットに張力を付加するときはフレームFの外周面と常に密接可能になっている。図7〜9に示す通り、引張りヘッドHをフレーム外周部に密接させた状態のままガットを引張ると、その反作用で引張りヘッドHはフレーム側へ引張られ両者は互いにより密着する。従ってガットを常に安定した状態で引張ることが出来る。このとき、引張りヘッドHは同時にフレームをクランプするためのスライド式の接圧クランプとして機能することにもなる。スライド式の接圧クランプであるので、フレームの大きさが異なる種々のラケットの張り替え作業にも、装置自体を改造せずに、そのまま対応できる。
尚本実施例では、上下のクランプ部材(11,12)でフレームFのネック部Nの辺りをクランプし、この1箇所だけでフレームFを固定しているが、クランプ機構の構成はこれに限定されず、例えば、フレームFの外周を2箇所以上保持する様にしてフレームFの固定を行う構成としても良い。このような構成にすれば、高張力でガットを引張った際のフレーム変形を防止することも可能となる。かかる構成としては、例えば、軸受部材3から放射状に、複数のアームを実質的に水平方向に延ばし、それらの端部に支柱を立設し、これによりフレーム外周を保持する様なものが挙げられる。上記支柱のフレーム外周に対応する部分には、種々のフレームを保持できる様、適宜調節可能な締付け手段が構成されていれば尚良い。
また、クランプ機構と引張りヘッドでフレームを保持するほか、さらに、ガットに引張り張力が付加される方向とは実質的に直交する面内において、フレームを周囲から締付け保持してフレームの変形を防止する、公知のフレーム変形防止手段を用いることによっても、高張力でガットを引張った際のフレームの変形を防止できる。
本実施例に係る装置を使用する際には張力保持器2を併せ用いるが、脚85は円板10に磁力で吸着されるので、張力保持器はガットを保持したまま、フレームベースT上に安定した状態で載置される。また張力保持器2の下部にはガットの格子間隔に合わせて凹凸部86が形成されているので、ガットを挟み込む際にこれと直交方向に張り渡されたガットが邪魔になることはない。
尚本発明は上記実施例の構成に限定されない。上記実施例では、フレームベースT、及びこれに固定したフレームF自体を回転させているが、反対に引張りヘッドHの方をフレームFの周りに回転可能なようにしても同様の効果を奏し得る。また、ガットに付加されている張力を測定する手段についても、上述した例に限定されず、ガットに掛けている張力が所望の張力に達すれば適宜信号をユーザーに送出する様に構成しても良く、例えば、ガットに掛けている張力が所望の張力に達すればラッチが外れて適宜信号をユーザーに送出する様にしたり、或いは所望の張力に達したときにランプを点ける様にしても良い。
産業上の利用可能性
このように、本発明のガットを張る装置を使用すれば、誰でも手軽にガットを略均質に張ることが可能となる。又各部品は組立式で図6に示すようにコンパクトに収納、携帯できるため、遠征先や試合会場等に気軽に持ち込むことが出来、プレーヤーに安心して練習に専念できる環境を提供することができる。また引張りヘッドはフレームをクランプするためのスライド式の接圧クランプとして機能することにもなるので、フレームをクランプしながらガットを常に安定した状態で引張ることが出来る。そのほか、大型のガット張り替え機械が利用できない環境下でもガットの張り替え作業を実施できるため、特に緊急を要する状況下では有用である。

Claims (5)

  1. 環状のフレームに沿って形成された複数個のガット孔を有するラケットに、ガットを張るための装置であって、
    ラケットの環状フレームの少なくとも一ヶ所をクランプするクランプ機構と、環状フレームのガット孔を通して予めゆるく張られたガットの一部を挟んでこれに引張り張力を付加するための引張りヘッドとを備え、前記クランプ機構をラケットを載置するフレームベースに取り付け、前記引張りヘッドを前記環状フレームの外周部において、この環状フレームの外縁に当接離間可能に配置し、ガットに引張り張力を付加したとき、前記引張りヘッドが、環状フレームの外縁に当接すると共に、付加された前記引張り張力によって前記環状フレームの少なくとも一部を保持するよう構成したことを特徴とする装置。
  2. 前記クランプ機構を前記環状フレームの略中心のまわりに旋回可能に構成したことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  3. 引張り張力を付加するための引張りヘッドを、スライドレールに沿って環状フレームの半径方向にスライド可能に配置したことを特徴とする請求項1に記載の装置。
  4. 前記引張りヘッドに張力を付与する為の手動旋回レバーと、ガットを挟持するガット挟持板とを設け、前記挟持板でガットを挟持すると同時に、このレバーの旋回トルクによってこの挟持板をガットを引張る方向に変位させることを特徴とする請求項1に記載の装置。
  5. 前記環状フレームの下側に配置され、前記フレームの開口面と略平行に配置された、前記フレームの開口面と略同じ大きさの前記フレームベースの円盤上に、前記引張りヘッドを用いて張り渡したガットの張力を保持する張力保持器を着脱自在に装備したことを特徴とする請求項1に記載の装置。
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