JP3654828B2 - 空気調和機および空気調和設備 - Google Patents

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【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、遠隔操作装置(リモコン)を備えた空気調和機および空気調和設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の空気調和機、空気調和設備は、その運転制御装置の操作装置として、その操作性の改善のために、一般には有線式リモコン、超音波式リモコン、赤外線を用いたワイヤレス式のリモコンを具備していた。そして、そのリモコンとしては取扱い上の容易性や信号の対応性の面から、一般には赤外線式リモコンが使用されている。
【0003】
従来の赤外線式リモコンを使用した空気調和機を図10の構成図に基づいて説明する。
赤外線発光部1を具備した赤外線リモコン2は、操作スイッチ2Aを操作することにより、発光部1より、予め設定したパルスコードにより変調された赤外線信号3を発光する。一方、空気調和機の室内機4は、この赤外線信号3を受光し、電気信号に変換する受光部5を具備しており、室内機4の運転制御装置(図示せず)は、この受光部5から赤外線信号3より変換された電気信号を入力して、所定の運転制御を行っている。一般には、発光部1にはLEDが、受光部5にはPINダイオードなどが用いられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、従来の赤外線式遠隔操作装置や、一方向通信の遠隔操作装置を具備した空気調和機、空気調和設備では、下記のような問題があった。
【0005】
(1)たとえば、赤外線の性質である直進性および指向性のために、特に、リビングなどの広い部屋では、特にリモコン2の設置場所、設置方向と室内機4の設置場所の位置関係によっては、操作できず、リモコン2の設置場所が制約されるといった問題があった。同様のリモコンを具備するAV機器と異なって、空気調和機のリモコン2の操作は、リモコン2を手元において、必要時に随時、機器に向かって操作するといった使用方法と異なり、一般には壁面に取り付けられて運転停止、温度設定、風量調整設定を行い、以後は室内機4の運転制御装置の制御に依存するのが普通である。そのために、リモコン2を操作する度に室内機4に向かって、操作されるといったことはない。その結果、リモコン2の設置場所としても、必ずしも使用者の望む場所、使用しやすい場所に設置されずに、赤外線の到達する場所を優先して、設置されていた。
【0006】
(2)また、有線式リモコンの場合には、空気調和機の設定条件、運転状況、温度、湿度など室内機4の運転制御装置が有している情報をリモコンに表示することは容易であったが、赤外線式リモコン2では、リモコン2が机上に置かれたりすると、リモコン2の受光部が、室内機4の発光部に必ず向いていて受信可能状態下にあることは期待できず、室内機4から送信した赤外線信号を受信できない状況が生じたため、前記情報を表示することは実用的に不可能であるという問題があった。
【0007】
(3)一般に、空気調和機においては、室内機4と室外機とリモコン2はそれぞれの制御装置により独立して制御されている。そのために、室内機4と室外機の運転制御装置間は常時通信を行って、互いに協調して運転制御すること必要であり、有線式の通信によって信号の送受信を行っている。しかしながら、リモコン2と室内機4の運転制御装置間は常に、リモコン2からの一方向通信が一般的であり、もし、リモコン2と室内機4の受光部の間の通信条件が悪い、即ちリモコン2からの赤外線が室内機の受光部に到達しない場合に、たとえば、リモコン2の温度設定通りの室温状態にて運転しているかは、不明であった。また、運転状況のモニター表示を、室内機4に具備する方法もあるが、必ずしもデザイン、視認性の面から有効ではない。また、室外機にて知り得る情報としては、戸外の天気、温度、湿度条件など種々であるが、それを表示する手段としても、リモコン2の操作、表示部に行うが適当であるが、従来の赤外線や一方向通信の遠隔操作装置では、前記理由から同様に実現に問題があった。
【0008】
(4)また、空気調和機においては、運転停止タイマーが具備されているが、従来のタイマー運転停止は、リモコン2側の時計機能によりセットされた室内機4側の限時タイマーにより実現している。しかしながら、この方式では、リモコン2側は電池によるバックアップにて動作しているが、室内機4において停電が発生すると、室内機4の限時タイマーがクリアされる。しかる後に、リモコン2と室内機4の間で通信が行われることがなく、室内機4内の時刻データとリモコン内の時刻データが異なり、タイマーが的確に動作しないといった問題があった。
【0009】
(5)また、従来の空気調和機のリモコン2では、たとえばサーモスタットにて停止状態の空気調和機に対して、そうとは知らずに使用者が運転停止操作を繰り返したり、サーモスタット設定の変更操作を繰り返すといった問題があった。
【0010】
(6)また、分離型空気調和機においては、室外機の運転制御装置は、室外の気温、湿度などを各種センサにより、収集しているが、従来のリモコンでは、使用者がボタンを押下した時だけデータの送受信が行われるため、室内機4あるいはリモコン2にそのデータが表示されないため、特に全館空調の集合住宅、ホテルなどにおいては、室内から、室外の気温などを知ることができず、外出時において、服装の選択や雨具などの準備が的確にできないといった問題があった。
【0011】
(7)また、従来の空気調和機においては、使用者の設定に対して、省エネルギー運転においては温度を自動的にシフトさせたり、立ち上がりの空気調和機の能力を稼ぐために、風量を自動的に補正しているが、それらの設定運転制御装置独自で制御されており、上述のように従来のリモコン2では、使用者がボタンを押下した時だけデータの送受信が行われるため、リモコン2の運転表示と空気調和機の運転モード、設定が異なり、使用者に不信感をもたれるという問題があった。
【0012】
(8)また、分離型空気調和機において、室内機4の運転制御装置と室外機の運転制御装置間の通信方式においては、有線式の信号伝送が一般的であるために、何らかの通信線とその設置工事が必要であるという問題があった。
【0013】
(9)また、いわゆるマルチタイプの空気調和機においては、室内機の運転制御装置毎に受光部5を具備しており、多数の部屋にわたって設置・運転される空気調和機の設定を変更したり、運転停止を行うためには、空気調和機を設置した部屋それぞれにて、個別に操作することが必要があり、非常に煩雑であった。
【0014】
(10)また、複数台の空気調和機を備え、運転制御を集中的に行う制御方式の空気調和設備では、通信のために電灯線搬送式、専用通信線を用いた方式などが一般的に使用されているが、いずれも専用の工事が必要であり、汎用的でなく、また移動やシステムの変更毎に対応することが容易でないという問題があった。また、システムの汎用性のために、空気調和機毎の具備する特有の運転制御機能が操作できないといった問題があった。
【0015】
本発明は、このような空気調和機および空気調和設備を取り巻く諸課題において、遠隔操作装置(リモコン)を用いた操作性と表示方法を改善し、より合理的な運転制御を表現することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明の空気調和機は、室内機と室外機から構成され、空気調和機の遠隔操作装置を具備した分離型の空気調和機であって、前記遠隔操作装置と室内機の運転制御装置それぞれに無線送受信手段を具備し、前記両者間の各々での無線送受信に、無線電波を用いることとしたものである。
【0017】
この本発明によれば、空気調和機の遠隔操作装置(リモコン)における操作性を改善することができる
【0018】
【発明の実施の形態】
本発明は、室内機と室外機から構成され、空気調和機の遠隔操作装置を具備した分離型の空気調和機であって、
前記遠隔操作装置と室内機の運転制御装置それぞれに、無線電波を用いて送受信を行う無線送受信手段を具備し、前記室内機の運転制御装置はデータを無くしたとき、データの送信を前記空気調和機の遠隔操作装置へ要求し、前記空気調和機の遠隔操作装置はこの要求に応じてデータを前記室内機の運転制御装置へ伝送することを特徴とするものであり、
室内機の運転制御装置と空気調和機の遠隔操作装置の通信が、双方向とも無線電波を用いて行われ、空気調和機と遠隔操作装置が有する情報をそれぞれ他方へ伝送可能となり、また室内機の運転制御装置が停電などによりデータを無くしたとき、室内機の運転制御装置より空気調和機の遠隔操作装置へデータの送信が要求され、空気調和機の遠隔操作装置よりこの要求に応じてデータが室内機の運転制御装置へ伝送され、室内機の運転制御装置のデータが回復される、という作用を有する。
【0019】
本発明は、室内機と室外機から構成され、空気調和機の遠隔操作装置を具備した分離型の空気調和機であって、
前記遠隔操作装置と室内機の運転制御装置それぞれに無線送受信手段を具備し、前記室内機が収集した運転状況、環境条件などの情報を前記室内機の運転制御装置より電波を用いる通信により前記遠隔操作装置に伝送し、遠隔操作装置に表示し、前記室内機の運転制御装置はデータを無くしたとき、データの送信を前記空気調和機の遠隔操作装置へ要求し、前記空気調和機の遠隔操作装置はこの要求に応じてデータを前記室内機の運転制御装置へ伝送することを特徴とするものであり、
室内機が収集した運転状況、環境条件などの情報が、電波を用いる通信により室内機から遠隔操作装置(リモコン)へ伝送され、リモコンに表示され、また室内機の運転制御装置が停電などによりデータを無くしたとき、室内機の運転制御装置より空気調和機の遠隔操作装置へデータの送信が要求され、空気調和機の遠隔操作装置よりこの要求に応じてデータが室内機の運転制御装置へ伝送され、室内機の運転制御装置のデータが回復される、という作用を有する。
【0020】
本発明は、室内機と室外機から構成され、空気調和機の遠隔操作装置を具備した分離型の空気調和機であって、
前記遠隔操作装置と室内機の運転制御装置それぞれに無線送受信手段を具備し、定期的に、前記空気調和機の遠隔操作装置より前記室内機の運転制御装置へ、少なくとも運転モードまたは時間のいずれかの信号を伝送し、前記室内機の運転制御装置はデータを無くしたとき、データの送信を前記空気調和機の遠隔操作装置へ要求し、前記空気調和機の遠隔操作装置はこの要求に応じてデータを前記室内機の運転制御装置へ伝送することを特徴とするものであり、
定期的に、空気調和機の遠隔操作装置より室内機の運転制御装置へ、少なくとも運転モードまたは時間のいずれかの信号が伝送され、両者の運転モード、時間が常に合致され、また室内機の運転制御装置が停電などによりデータを無くしたとき、室内機の運転制御装置より空気調和機の遠隔操作装置へデータの送信が要求され、空気調和機の遠隔操作装置よりこの要求に応じてデータが室内機の運転制御装置へ伝送され、室内機の運転制御装置のデータが回復される、という作用を有する。
【0021】
本発明は、室内機と室外機から構成され、空気調和機の遠隔操作装置を具備した分離型の空気調和機であって、
前記遠隔操作装置と室内機の運転制御装置それぞれに無線送受信手段を具備し、前記室内機の運転制御装置はデータを無くしたとき、データの送信を前記空気調和機の遠隔操作装置へ要求し、前記空気調和機の遠隔操作装置はこの要求に応じてデータを前記室内機の運転制御装置へ伝送することを特徴とするものであり、
室内機の運転制御装置が停電などによりデータを無くしたとき、室内機の運転制御装置より空気調和機の遠隔操作装置へデータの送信が要求され、空気調和機の遠隔操作装置よりこの要求に応じてデータが室内機の運転制御装置へ伝送され、室内機の運転制御装置のデータが回復される、という作用を有する。
【0022】
本発明は、空気調和機の遠隔操作装置と室内機の運転制御装置間の信号伝送を、少なくとも2波以上の周波数を用いて双方向通信により行うことを特徴とするものであり、
遠隔操作装置(リモコン)と室内機の運転制御装置間の信号伝送は、リモコンから室内機の運転制御装置に対する信号伝送周波数と、室内機の運転制御装置からリモコンに対する信号伝送周波数に異なる周波数が用いられ、同時双方向通信で行われる、という作用を有する。
【0023】
本発明は、室内機と室外機から構成され、空気調和機の遠隔操作装置を具備した分離型の空気調和機であって、
前記遠隔操作装置と室内機の運転制御装置それぞれに無線送受信手段を具備し、前記室外機の運転制御装置より有線にて、この室外機の運転制御装置が収集した運転状況、環境条件などの情報を前記室内機の運転制御装置に伝送し、この情報と前記室内機が収集した運転状況、環境条件などの情報とを前記室内機の運転制御装置より電波を用いる通信により前記遠隔操作装置に伝送し、遠隔操作装置に表示するとともに、前記室外機の運転制御装置が収集した運転状況、環境条件などの情報と前記室内機が収集した運転状況、環境条件などの情報により前記遠隔操作装置における設定条件を補正し、前記室内機の運転制御装置より電波を用いる通信により前記遠隔操作装置に伝送し、遠隔操作装置に表示することを特徴とするものであり、
室外機の運転制御装置が収集した運転状況、環境条件などの情報は有線にて室内機の運転制御装置に伝送され、この情報と室内機が収集した運転状況、環境条件などの情報とが室内機の運転制御装置から電波を用いる通信により遠隔操作装置(リモコン)に伝送され、リモコンに表示され、また室内機と室外機の運転状況および室内機と室外機が観測した環境状態などの情報によって、遠隔操作装置(リモコン)の設定条件が補正される、という作用を有する。
【0025】
本発明は、少なくとも2台以上の室内機と1台の室外機から構成され、空気調和機の遠隔操作装置を具備したマルチタイプの空気調和機であって、
前記遠隔操作装置と室内機の運転制御装置それぞれに無線送受信手段を具備し、前記室内機の運転制御装置の無線送受信手段にそれぞれ無線通信に使用する周波数を切り替える周波数スイッチを設け、前記遠隔操作装置の無線送受信手段に各室内機に対する送受信を切り替える周波数スイッチを設け、目的の室内機に対する送信を、前記遠隔操作装置の無線送受信手段の周波数スイッチを前記目的の室内機の無線送受信手段の周波数スイッチの設定に合わせて行い、前記室内機の運転制御装置はデータを無くしたとき、データの送信を前記空気調和機の遠隔操作装置へ要求し、前記空気調和機の遠隔操作装置はこの要求に応じてデータを前記室内機の運転制御装置へ伝送することを特徴とするものであり、
マルチタイプの空気調和機において、遠隔操作装置(リモコン)の無線送受信手段の周波数スイッチを目的の室内機の無線送受信手段の周波数スイッチの設定に合わせて、信号の送信が行われ、1台のリモコンにより個別に室内機の運転制御が行われ、また室内機の運転制御装置が停電などによりデータを無くしたとき、室内機の運転制御装置より空気調和機の遠隔操作装置へデータの送信が要求され、空気調和機の遠隔操作装置よりこの要求に応じてデータが室内機の運転制御装置へ伝送され、室内機の運転制御装置のデータが回復される、という作用を有する。
【0026】
本発明は、遠隔操作装置の無線送受信手段に全ての室内機への同時送受信に切り替える周波数スイッチを設け、全ての室内機に対する送信を、前記遠隔操作装置の無線送受信手段の周波数スイッチを前記全ての室内機への同時送受信に切り替える周波数スイッチの設定に合わせて行うことを特徴とするものであり、
マルチタイプの空気調和機において、遠隔操作装置(リモコン)の無線送受信手段の周波数スイッチを全ての室内機への同時送受信に切り替える周波数スイッチの設定に合わせて、全ての室内機への信号の送信が行われ、1台のリモコンにより同時に全ての室内機の運転制御が行われる、という作用を有する。
【0027】
本発明は、少なくとも2台以上の室内機と1台の室外機から構成され、空気調和機の遠隔操作装置を具備したマルチタイプの空気調和機であって、
前記遠隔操作装置と室内機の運転制御装置それぞれに無線送受信手段を具備し、前記室内機の運転制御装置の無線送受信手段にそれぞれ固有のアドレスコードを設定し、前記遠隔操作装置の無線送受信手段は、目的の室内機に対する送信を、データコードに前記目的の室内機の無線送受信手段のアドレスコードを付加して行い、前記室内機の運転制御装置はデータを無くしたとき、データの送信を前記空気調和機の遠隔操作装置へ要求し、前記空気調和機の遠隔操作装置はこの要求に応じてデータを前記室内機の運転制御装置へ伝送することを特徴とするものであり、
マルチタイプの空気調和機において、遠隔操作装置(リモコン)の無線送受信手段からの目的の室内機に対する送信が、データコードに目的の室内機の無線送受信手段のアドレスコードが付加して行われ、1台のリモコンにより個別に室内機へのデータ送信が行われ、また室内機の運転制御装置が停電などによりデータを無くしたとき、室内機の運転制御装置より空気調和機の遠隔操作装置へデータの送信が要求され、空気調和機の遠隔操作装置よりこの要求に応じてデータが室内機の運転制御装置へ伝送され、室内機の運転制御装置のデータが回復される、という作用を有する。
【0028】
本発明は、それぞれ室内機に独立した運転制御装置を有した、少なくとも1台以上の独立した空気調和機と、少なくとも1台以上の遠隔操作装置を具備した空気調和設備であって、
前記遠隔操作装置と空気調和機の運転制御装置それぞれに無線送受信手段を具備し、前記遠隔操作装置とそれぞれの空気調和機間の信号伝送を、1波以上の周波数電波を用いた双方向通信により行い、運転制御を行い、前記室内機の運転制御装置はデータを無くしたとき、データの送信を前記空気調和機の遠隔操作装置へ要求し、前記空気調和機の遠隔操作装置はこの要求に応じてデータを前記室内機の運転制御装置へ伝送することを特徴とするものであり、
少なくとも1台以上の独立した空気調和機と、少なくとも1台以上の遠隔操作装置(リモコン)との間の信号伝送が、少なくとも1波以上の周波数電波を用いた双方向通信により行われ、同時にまた個別に空気調和機の運転制御および運転状況のモニターが行われ、また室内機の運転制御装置が停電などによりデータを無くしたとき、室内機の運転制御装置より空気調和機の遠隔操作装置へデータの送信が要求され、空気調和機の遠隔操作装置よりこの要求に応じてデータが室内機の運転制御装置へ伝送され、室内機の運転制御装置のデータが回復される、という作用を有する。
以下、本発明の空気調和機および空気調和設備の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、従来例の図10と同一の構成には同一の符号を付して説明を省略する。
(実施の形態1)
本発明の空気調和機および空気調和設備の実施の形態1を図1〜図4の空気調和機の構成図、ブロック図に基づいて説明する。
【0029】
室内機4とリモコン2はそれぞれは送受信兼用のアンテナ6,7を具備している。
図2により、リモコン2の構成について説明する。
【0030】
リモコン2は、上記アンテナ7と、このアンテナ7に接続され、電気信号と電波との変換を行う無線送受信ユニット9と、この無線送受信ユニット9に接続されたマイクロコンピュータからなる制御装置10と、図1に示すようにリモコン2の表面に設けられ、制御装置10に接続された液晶表示板11と、リモコン2の表面に設けられ、制御装置10に接続された操作スイッチ12とから構成されている。
【0031】
また、図3により、室内機4の運転制御装置の構成について説明する。
室内機4の運転制御装置は、上記アンテナ6と、このアンテナ6に接続され、電気信号と電波との変換をおこなう無線送受信ユニット13と、この無線送受信ユニット13に接続されたマイクロコンピュータからなり、室内機4の機器を制御する制御装置14と、この制御装置14に接続された室内外通信回路15とから構成されている。
【0032】
なお、無線送受信ユニット9、13は、同一の送受信ユニットであり、その構成を図4に示す。なお周知の通信構成であるために特に説明はしない。また送受信ユニットの主要な性能は次の様である。
【0033】
出力周波数:240MHz
周波数変調方式:FM変調
周波数偏位:3kHz (入力3V)
出力電力:−11dbm (50ohm 負荷)
受信感度:−5dbm
上記構成により、リモコン2の操作スイッチ12を操作すると、制御装置10はこれを検出し、所定の運転コードに変更し電気信号に変換して、無線送受信ユニット9に送信する。すると、無線送受信ユニット9は電波信号8に変換して、アンテナ7から送信する。その電波を、室内機4のアンテナ6により受信すると、無線送受信ユニット13は電波信号8を電気信号に変換して制御装置14へ送信し、制御装置14は入力した電気信号のコード(運転コード)に応じて、所定の運転を行う。また、室内機4の吸い込み温度、すなわち、室温の情報を室内機4の吸い込み口に設けたサーミスタにて温度を測定し、それを所定の電波信号8に変換し、リモコン2に対して送信している。
【0034】
このように、実施の形態1によれば、リモコン(遠隔操作装置)2と室内機(空気調和機本体)4の運転制御装置間の信号伝送が少なくとも一方向通信において無線電波を用いて行われることによって、リモコン2の設置場所の制約を無くすことができる。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2について説明する。
【0035】
上記図1〜図4に示す本発明の実施の形態1においては、無線送受信ユニット9,13の無線電波の周波数は、同一の周波数を用いており、双方向通信を行うにあって、リモコン2と室内機4とで時間的に相互に切り替えて、通信し、混信を防止しているが、制御によっては同時に通信を必要とする。そこで、実施の形態2においては、無線送受信ユニット9,13の機能を変更して、リモコン2から室内機4への送信周波数と、室内機4からリモコン2への送信周波数を変えることにより、同時双方向通信を実現する。
【0036】
この実施の形態2によれば、緊急的に送信でき、また送信のタイミングにおいて、常に相手が送信していないことを確認する必要がないために、非常に高速のプロトコルを採用できる。たとえば、空気調和機の運転停止タイマー運転は、リモコン側の時計機能によりセットされた室内機側の限時タイマーにより実現されているが、この方式では、リモコン2側は電池によるバックアップにて動作しているが、室内機4において停電が発生すると、室内機4の限時タイマーがクリアされていた。そこで、実施の形態2においては、周期的にリモコン2側から、タイマーデータ、時刻データなどを送信することにより、両者の運転モード、時間を常に合致させることができる。
【0037】
このように、リモコン(遠隔操作装置)2と室内機4の運転制御装置間の信号伝送を、少なくとも2波以上の周波数を用いて同時に双方向通信を行うことにより、同時双方向通信ができるとともに、通信の速度の安定性と信頼性を向上させることができる。
(実施の形態3)
次に、本発明の実施の形態3について説明する。
【0038】
上記実施の形態1の図3において、空気調和機の運転状況、たとえば圧縮機の運転、停止状態などは、制御装置14により、制御されており、その運転状況を予め設定したコードにより、無線送受信ユニット13により、リモコン2に対して送信している。このとき、確実に送信、受信したことを確認するために、リモコン2から再送信(受信したことを返信)している。リモコン2は受信した運転状況を液晶表示板11に表示する。
【0039】
この実施の形態3によれば、リモコン2において、たとえば、圧縮機の運転周波数など室内機4の情報をリアルタイムにて把握することができる。
このように、少なくとも一方向通信において電波を用いて、室内機4における運転状況などをリモコン2に表示することにより、手元ですべての空気調和機の運転状況を的確に知らせるといった、利便を与えるだけでなく、空気調和機のモニター機能の充実を図ることができる。
(実施の形態4)
次に、本発明の実施の形態4について説明する。
【0040】
図5は実施の形態4における空気調和機の室外機の運転制御装置の構成図である。
同図において、室外機の運転制御装置のマイクロコンピュータからなる制御装置16は、室内外通信回路17および図3に示した室内機4の運転制御装置の室内外通信回路15を介して室内機4の制御装置14に有線で接続されており、また圧縮機18および送風機19などの運転を制御する。また、この制御装置16に室外温度センサ(サーミスタ)20と室外湿度センサ21が接続されており、制御装置16はこの温度センサ20と湿度センサ21により測定した温度、湿度および圧縮機18の運転状況(回転数)を室内外通信回路17および室内外通信回路15を介して室内機4の制御装置14へ伝送する。室内機4の制御装置14は入力した温度、湿度および圧縮機18の運転状況(回転数)を、無線送受信ユニット13およびアンテナ6を介してリモコン2へ送信し、リモコン2の制御装置10はこの情報をアンテナ7および無線送受信ユニット9を介して受信し、液晶表示板11に室外機の運転状況および温度、湿度を表示する。なお、確実に、室内機4からリモコン2に送信が、実施されたことを確認するために、リモコン2から再送信して、室内機4の制御装置14にて、送信データとの照合を行い、必要であれば、再送信している。
【0041】
このように実施の形態4によれば、室外機の運転制御装置が収集した運転状況、環境条件(戸外の温度、湿度)などの情報を室内機4の運転制御装置を介してリモコン2に伝送し、表示することにより、使用者は室内に居ながら、室外機の運転状況、戸外の環境状態(戸外の温度、湿度)を知り得るといった、利便を提供することができる。
(実施の形態5)
次に、本発明の実施の形態5を図6の特性図を用いて説明する。
【0042】
たとえば、おやすみ運転を設定された場合、一定時間(t1)後、設定温度を+1度上げ、さらに一定時間(t2)後に+1度上げるといった運転制御を行っている。この制御において、従来、室内機4およびリモコン2の液晶表示板11に’おやすみ’表示を行うとともに、図6に示すように、温度表示は初期の設定を表示していた。実施の形態5では、図3に示す室内機4の制御装置14において、おやすみ運転制御の温度シフトと時間管理を実施しており、この時間による、設定温度のシフトにしたがって、無線送受信ユニット13を介して、リモコン2に対して設定温度を送信し、リモコン2は液晶表示板11に、現時点の温度設定を表示する。このとき、再送信により、信号伝送の信頼性を向上しているのは、前記実施の形態と同様である。
【0043】
このように実施の形態5によれば、リモコン2において、シフトされた設定温度を知ることができ、さらに室内機4と室外機の運転状況および室内機4と室外機が観測した環境状態などの情報によりリモコン2の設定条件が補正されることによって、リモコン2における設定条件を補正した運転モードで運転を行った場合においても、使用者に的確な情報を提供することができる。
(実施の形態6)
次に、本発明の実施の形態6を図7に基づいて説明する。
【0044】
同図において、室内機41、室外機44は、図3に示した構成と同一の構成の運転制御装置をそれぞれ具備している。図7において、43は室内機41のアンテナ、42は室内機41の制御装置、45は室外機44のアンテナ、46は室外機44の制御装置、50は室外機44の温度センサを示しており、アンテナ45は室外機44の外箱が金属であるために、外に取り付けられている。またリモコン47も図2の構成と同じ構成である。48はリモコン47のアンテナを示している。また室内機41と室外機44とリモコン47にはそれぞれ所定のアドレスが設定されている。
【0045】
上記構成により、互いに通信を行い、協調しながら空気調和機の運転制御を行うとともに、室外機44に設けられた温度センサ50により、室外の温度を計測し、室外機44より直接リモコン47にこの温度データを送信して外気温度をリモコン47に表示する。また運転指令を、リモコン47の操作により、同時に室内機41の制御装置42と室外機44の制御装置46に対して送信する。また、室外機44からは、温度状態のほかに、圧縮機の実運転回転数のデータが送信される。また運転・停止タイマー設定時間の管理は、電池にて駆動されるリモコン47にて実施されており、停電時などで室内機側にてデータが無くなった場合には、室内機41からの要求に応じて、リモコン47から再送信するようにして室内機側のデータの回復を図っている。
【0046】
このように実施の形態6によれば、室内機41の運転制御装置と、室外機44の運転制御装置と、リモコン(遠隔操作装置)47との間の通信を1波以上の周波数電波を用いて行い、運転制御を行うことにより、室内機41の制御装置42と室外機44の制御装置46との間の通信制御電線を不要とすることができ、設置工事を容易にすることができ、さらに通信回路に異常のあった場合に、直接的にリモコン47において、故障、正常の判断表示を行うことができる。
(実施の形態7)
次に、本発明の実施の形態7を図8のいわゆるマルチタイプの空気調和機の構成図に基づいて説明する。
【0047】
室内機A22と室内機B23は、共に一台の室外機24に接続され、いわゆるマルチタイプの空気調和機を構成している。室内機A22および室内機B23は図3に示した、運転制御装置をそれぞれ具備し、さらにそれぞれ無線通信に使用する周波数を切り替える周波数スイッチ26および周波数スイッチ27を具備している。一方、リモコン25も図2の構成と同じ構成であり、室内機A22に対する送受信と、室内機B23に対する送受信と、室内機A22および室内機B23の双方に対する同時送受信とを切り替える周波数スイッチ28を具備している。
【0048】
上記構成により、たとえば室内機A22に対する送信を行う場合には、室内機A22に設定された周波数Aの設定に合わして、周波数スイッチ28を’A’に設定して操作すると、リモコン25は’A’の周波数にて変調した信号を送信し、一方、室内機B23に対する送信を行う場合には、室内機B23に設定された周波数Bの設定に合わして、周波数スイッチ28を’B’に設定して操作すると、リモコン25は’B’の周波数にて変調した信号を送信することにより、所定の運転制御を実現している。また、周波数スイッチを’A+B’とした場合には、時間差をおいて、双方の周波数にて送信することにより、同時制御を実現している。
【0049】
この実施の形態7によれば、1台のリモコン25によって、1箇所から、各室内機A22,B23を操作できるとともに、運転制御および運転状況のモニターを行うことができる。なお、本実施の形態において、周波数(キャリヤ)を変更することにより、複数台の室内機に対する操作を実現しているが、同一の周波数においても、それぞれの室内機に対してアドレスコードを設定しておいて、操作データコードに機器アドレスを付加しても、同様の機能を実現することができる。
【0050】
このように、マルチタイプの空気調和機において、双方向通信を行う電波を用いたリモコン(遠隔操作装置)25により、それぞれの室内機A22,B23の運転制御装置との信号伝送が行われることによって、1台のリモコン25により、1箇所から同時にまた個別に室内機A22,B23の運転制御および運転状況のモニターを行うことができる。
(実施の形態8)
次に、本発明の実施の形態8図9に基づいて説明する。
【0051】
同図において、室内機A29、室内機B30、室内機C31はそれぞれ、個別リモコンと室外機を具備した、独立した空気調和機である。また、これら室内機A29,B30,C31は、図3に示した、運転制御装置をそれぞれ具備している。図9において、51,52,53は室内機A29,B30,C31のアンテナ、34,35,36は室内機A29,B30,C31の無線送受信ユニットを示す。一方、集中リモコン37も図2の構成と同じ構成であり、それぞれの室内機29,30,31を個別に操作するための送信ボタン38と、同時に各室内機を操作する一括運転停止ボタン39を具備し、アンテナとして、印刷配線板上の銅箔により形成されたアンテナ40を具備している。各室内機A29,B30,C31およびリモコン37には、予め所定の機器アドレスが設定されている。
【0052】
上記構成により、各室内機A29,B30,C31を単独にて操作する場合には、所定の設定(温度、ファン速)後に、対応する室内機の送信ボタン38を操作することによって、操作に対応した制御コードは、前記実施の形態と同様に、無線変調されて、アンテナ40により、各室内機のアンテナ51,52,53に対して送信される。この際、送信データ中にその対象機器のアドレスをも送信しており、室内機においては、機器アドレスを解読し、自分に対する操作データであれば、その操作に応じた運転を行い、対応する室内機の所定の運転操作が実現される。なお、個別の運転停止は送信ボタン38と同様に室内機に対応した送信ボタンによって操作することにより、また全空気調和機の停止は一括運転停止スイッチ39を操作することによって実現される。また、一括運転停止スイッチ39の操作の場合には、全機器に対するアドレスが送信される。また、逆に各室内機A29,B30,C31から、集中リモコン37への送信の場合には、リモコンアドレスの送信によりデータの判別を行っている。なお、この場合に、データ送信用の電波の周波数は、単一周波数を使用しているために、混信を防止するために、CSMA(Carrier Sense Multiple Access)方式(キャリアを検出して他局が送信していないことを確認してこちらが送信する通信方式)を採用している。本実施の形態においては、受信アンテナを1/16波長ダイポールを使用して、受信到達距離として、実用上15m以上を確保している。このために、一般住居においては何ら問題なく、空気調和機の運転制御を実現している。なお、この受信アンテナをさらに高感度、大型化することにより、より実用範囲を広げることは容易である。
【0053】
このように本実施の形態によれば、少なくとも1台以上の独立した空気調和機の室内機A29,B30,C31と、1台のリモコン37との間を、少なくとも1波以上の周波数電波を用いた双方向通信により行うことによって、同時にまた個別に空気調和機の運転制御および運転状況のモニターが行うことができ、専用通信線などを設置すること無く、容易にホームオートメション(HA)システムを構築でき、きめ細かな運転制御を実現できる。
【0054】
なお、この実施の形態においては、単一の周波数を用いたが、複数の周波数を送信と受信とに選択的に使用しても同様の効果を得ることができる。
【0055】
【発明の効果】
以上述べたように本発明によれば、室内機の運転制御装置と空気調和機の遠隔操作装置の通信が、双方向とも無線電波を用いて行われることによって、遠隔操作装置の設置場所の制約が無くすことができる、という有利な効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1を示す空気調和機の構成図である。
【図2】本発明の実施の形態における空気調和機のリモコンの構成図である。
【図3】同空気調和機の室内機の運転制御装置の構成図である。
【図4】同空気調和機の無線送受信ユニットの回路構成図である。
【図5】本発明の実施の形態4を示す空気調和機の室外機の運転制御装置の構成図である。
【図6】本発明の実施の形態5を示す空気調和機の運転制御の一例を示すタイムチャート図である。
【図7】本発明の実施の形態6を示す空気調和機の構成図である。
【図8】本発明の実施の形態7を示す空気調和機の構成図である。
【図9】本発明の実施の形態における空気調和設備の構成図である。
【図10】従来の空気調和機の構成図である。
【符号の説明】
2,25,37,47 リモコン
4,22,23,29,30,31,41 空気調和機(室内機)
24,44 空気調和機(室外機)
9,13,34,35,36 無線送受信手段(無線送受信ユニット)
6,7,40,43,45,48,51,52,53 アンテナ

Claims (10)

  1. 室内機と室外機から構成され、空気調和機の遠隔操作装置を具備した分離型の空気調和機であって、
    前記遠隔操作装置と室内機の運転制御装置それぞれに、無線電波を用いて送受信を行う無線送受信手段を具備し、
    前記室内機の運転制御装置はデータを無くしたとき、データの送信を前記空気調和機の遠隔操作装置へ要求し、前記空気調和機の遠隔操作装置はこの要求に応じてデータを前記室内機の運転制御装置へ伝送すること
    を特徴とする空気調和機。
  2. 室内機と室外機から構成され、空気調和機の遠隔操作装置を具備した分離型の空気調和機であって、
    前記遠隔操作装置と室内機の運転制御装置それぞれに無線送受信手段を具備し、
    前記室内機が収集した運転状況、環境条件などの情報を前記室内機の運転制御装置より電波を用いる通信により前記遠隔操作装置に伝送し、遠隔操作装置に表示し、
    前記室内機の運転制御装置はデータを無くしたとき、データの送信を前記空気調和機の遠隔操作装置へ要求し、前記空気調和機の遠隔操作装置はこの要求に応じてデータを前記室内機の運転制御装置へ伝送すること
    を特徴とする空気調和機。
  3. 室内機と室外機から構成され、空気調和機の遠隔操作装置を具備した分離型の空気調和機であって、
    前記遠隔操作装置と室内機の運転制御装置それぞれに無線送受信手段を具備し、
    定期的に、前記空気調和機の遠隔操作装置より前記室内機の運転制御装置へ、少なくとも運転モードまたは時間のいずれかの信号を伝送し、
    前記室内機の運転制御装置はデータを無くしたとき、データの送信を前記空気調和機の遠隔操作装置へ要求し、前記空気調和機の遠隔操作装置はこの要求に応じてデータを前記室内機の運転制御装置へ伝送すること
    を特徴とする空気調和機。
  4. 室内機と室外機から構成され、空気調和機の遠隔操作装置を具備した分離型の空気調和機であって、
    前記遠隔操作装置と室内機の運転制御装置それぞれに無線送受信手段を具備し、
    前記室内機の運転制御装置はデータを無くしたとき、データの送信を前記空気調和機の遠隔操作装置へ要求し、前記空気調和機の遠隔操作装置はこの要求に応じてデータを前記室内機の運転制御装置へ伝送すること
    を特徴とする空気調和機。
  5. 空気調和機の遠隔操作装置と室内機の運転制御装置間の信号伝送を、少なくとも2波以上の周波数を用いて双方向通信により行うこと
    を特徴とする請求項2〜請求項4のいずれかに記載の空気調和機。
  6. 室内機と室外機から構成され、空気調和機の遠隔操作装置を具備した分離型の空気調和機であって、
    前記遠隔操作装置と室内機の運転制御装置それぞれに無線送受信手段を具備し、
    前記室外機の運転制御装置より有線にて、この室外機の運転制御装置が収集した運転状況、環境条件などの情報を前記室内機の運転制御装置に伝送し、
    この情報と前記室内機が収集した運転状況、環境条件などの情報とを前記室内機の運転制御装置より電波を用いる通信により前記遠隔操作装置に伝送し、遠隔操作装置に表示するとともに、前記室外機の運転制御装置が収集した運転状況、環境条件などの情報と前記室内機が収集した運転状況、環境条件などの情報により前記遠隔操作装置における設定条件を補正し、前記室内機の運転制御装置より電波を用いる通信により前記遠隔操作装置に伝送し、遠隔操作装置に表示すること
    を特徴とする空気調和機。
  7. 少なくとも2台以上の室内機と1台の室外機から構成され、空気調和 機の遠隔操作装置を具備したマルチタイプの空気調和機であって、
    前記遠隔操作装置と室内機の運転制御装置それぞれに無線送受信手段を具備し、
    前記室内機の運転制御装置の無線送受信手段にそれぞれ無線通信に使用する周波数を切り替える周波数スイッチを設け、
    前記遠隔操作装置の無線送受信手段に各室内機に対する送受信を切り替える周波数スイッチを設け、
    目的の室内機に対する送信を、前記遠隔操作装置の無線送受信手段の周波数スイッチを前記目的の室内機の無線送受信手段の周波数スイッチの設定に合わせて行い、
    前記室内機の運転制御装置はデータを無くしたとき、データの送信を前記空気調和機の遠隔操作装置へ要求し、前記空気調和機の遠隔操作装置はこの要求に応じてデータを前記室内機の運転制御装置へ伝送すること
    を特徴とする空気調和機。
  8. 遠隔操作装置の無線送受信手段に全ての室内機への同時送受信に切り替える周波数スイッチを設け、
    全ての室内機に対する送信を、前記遠隔操作装置の無線送受信手段の周波数スイッチを前記全ての室内機への同時送受信に切り替える周波数スイッチの設定に合わせて行うことを特徴とする請求項7に記載の空気調和機。
  9. 少なくとも2台以上の室内機と1台の室外機から構成され、空気調和機の遠隔操作装置を具備したマルチタイプの空気調和機であって、
    前記遠隔操作装置と室内機の運転制御装置それぞれに無線送受信手段を具備し、
    前記室内機の運転制御装置の無線送受信手段にそれぞれ固有のアドレスコードを設定し、
    前記遠隔操作装置の無線送受信手段は、目的の室内機に対する送信を、データコードに前記目的の室内機の無線送受信手段のアドレスコードを付加して行い、
    前記室内機の運転制御装置はデータを無くしたとき、データの送信を前記空気調和機の遠隔操作装置へ要求し、前記空気調和機の遠隔操作装置はこの要求に応じてデータを前記室内機の運転制御装置へ伝送すること
    を特徴とする空気調和機。
  10. それぞれ室内機に独立した運転制御装置を有した、少なくとも1台以上の独立した空気調和機と、少なくとも1台以上の遠隔操作装置を具備した空気調和設備であって、
    前記遠隔操作装置と空気調和機の運転制御装置それぞれに無線送受信手段を具備し、
    前記遠隔操作装置とそれぞれの空気調和機間の信号伝送を、1波以上の周波数電波を用いた双方向通信により行い、運転制御を行い、
    前記室内機の運転制御装置はデータを無くしたとき、データの送信を前記空気調和機の遠隔操作装置へ要求し、前記空気調和機の遠隔操作装置はこの要求に応じてデータを前記室内機の運転制御装置へ伝送すること
    を特徴とする空気調和設備。
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